2022年 天皇賞(秋)の予想

1番人気が勝てないGⅠが続いていますが、天皇賞(秋)はどうか❓ 個人的には古馬優勢と見ています。

本日1番 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m
 ◎ (8)シャフリヤール
 〇 (9)ジャックドール
 ▲ (2)カラテ
 △ (3)パンサラッサ
 △ (1)マリアエレーナ
 △ (14)ユーバーレーベン

 ■34年間、逃げ切り勝ちなし

 天皇賞(秋)は1987年のニッポーテイオー以来、34年間も逃げ切りが決まっていません。歴史上は1991年にプレクラスニーが逃げ切り勝ちを収めていますが、これは1着入線したメジロマックイーンの降着によるもの。

 1998年にサイレンススズカは5F57秒4の驚異的なタイムで通過したものの、大欅の向こう側に消え、2015年のエイシンヒカリはデビュー戦以来の折り合う競馬を選択。また2017年は逃げると思われていたキタサンブラックは出遅れ、デビュー以来初の後方から道中追い上げる形となりました。サイレンススズカで逃げた武豊騎手がその後、積極的に逃げなくなったのは、天皇賞(秋)が行われる東京芝2000mは、良馬場でも逃げ切るのが難しいと知っているからでしょう。

 なぜ難しいのかというと、Bコース替わりで馬場の内側が良くないのも影響していますが、東京芝2000mは1角奥のポケット地点からスタートするのが一番の理由。このポケットは東京芝2000m専用のため、芝状態がとても良く、各馬の出脚がつきやすい傾向。そのうえスタート直後にコーナーを迎えるので、外枠のテンの速い馬はすぐに内に切り込み、内枠の逃げたい馬はそれに抵抗して序盤から加速し、2角で先頭を奪うという意識で騎乗しなければなりません。

 序盤からスピードに乗せて行かせたうえに、さらに次の3角までの距離が長いとなると、逃げ馬は容易に息を入れられません。レースの前半3F目までが速くても、4F目で息を入れれば、最後の直線で余力を残せますが、4F目でしっかり息を入れないと、最後の失速に繋がることが多いもの。

 今年もパンサラッサの逃げが想定され、例年同様に緩みなく流れる可能性が高いと見ています。ただし、現在の東京芝は超高速馬場。あまり後ろ過ぎると届かないし、外枠の差し馬は最初のコーナーを直角に入って行くことになるため、不利なコースでもあります。好位の直後~差し馬有利の展開になると見て、予想を組み立てます。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (8)シャフリヤール

 昨年のダービー馬であり、秋のジャパンCでも3着と好走した素質馬。前記のジャパンCは三冠馬コントレイルが自己最高指数で優勝したレースですが、同馬とは0.5秒差。4番枠から1角で位置を取りに行く際、バランスを崩して内ラチに激突する不利がありました。さらに4角でコントレイルに外から蓋をされ、前のオーソリティとの間に挟まれそうになり、怯む場面がありながらもよく頑張ったと見ています。そういった不利などがなければ、コントレイルとの差をもっと詰められていた可能性が高いでしょう。

 本馬は前々走のドバイシーマクラシックで優勝しましたが、それまでの実績を考えれば順当な結果でしょう。同レースは時計の掛かる状況でしたが、緩みなくレースでは流れました。そんな中を2列目の最内から最後の直線で早めに動き、しぶとく抵抗するオーソリティをラスト100mで競り落として優勝。本馬はここで自己最高指数を記録しており、完璧なレース内容です。

 前走のプリンスオブウェールズSでは4着に敗れましたが、勝ち馬State of Restとは0.6秒差。このレースは超絶スローペースで流れた中で、2番手と良い位置を取れました。しかし、休養明け好走後、それも自己最高指数を記録した後の一戦。そんな状態で2角以降は上り坂(スウィンリーボトム)という英国でもトップクラスにタフなコースのアスコットで、よく粘りました。

 本馬は不良馬場の神戸新聞杯で3着に敗れたことから、世間では「高速馬場巧者」と言われているが、決してそうではありません。ただ超高速馬場で行われた昨年のダービーを優勝しているように、現在の東京の超高速馬場もこなせる馬。芝2000mも合うでしょう。今回はパンサラッサが逃げると緩みない流れが予想され、番狂わせも起こりにくいもの。また高速馬場ならスタミナが不足する休養明けの馬も走りやすく、中心視しました。

 〇 (9)ジャックドール

 昨年4月の阪神芝2000mの未勝利戦を破格の指数で勝利した馬。その次走プリンシパルSではさすがに疲れが残ってしまったようで結果を出せませんでした。その後は休養し、9月に戦列復帰するとその素質が覚醒。1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスの3戦全てで、1クラス以上、上の水準にあたる指数を記録しての楽勝しました。

 そして3走前の金鯱賞では3番枠から好発を切ってハナを主張。5F通過59秒3のなかなか速いペースで引っ張り、3~4角で再加速してラスト3F目に後半最速の11秒0を刻んでの逃げ切り勝ち。超高速馬場と言えるほど高速馬場ではありませんでしたが、自ら緩みないペースで逃げ、レコードタイムに持ち込んでの自己最高指数での優勝でした。

 前々走の大阪杯は自己最高指数を記録した後の一戦らしく、4番枠から好発を決められず、外から同型馬が競ってくる中でペースを引き上げハナを主張。前半5Fを58秒8で通過し、ややオーバーペースの逃げ。本来の能力を出し切れませんでした。

 また前走の札幌記念では、パンサラッサやユニコーンライオンなど、逃げ馬が多数出走しており、それらとの兼ね合いが心配されましたが、外のユニコーンライオン、内のパンサラッサを行かせて、2列目の外で折り合う競馬。3~4角で位置を押し上げ、4角2番手からしぶとく逃げ粘るパンサラッサをクビ差捕らえて優勝しました。

 今回もパンサラッサやバビットなどの逃げ馬が出走。1番枠のマリアエレーナや4番枠のポタジェも積極的に出していきたい馬ですが、前走時のようにスムーズに折り合う競馬ができれば問題ないでしょう。自分のリズムを崩さずに走れば、ここも上位争いに加われると見ました。

 ▲ (2)カラテ

 芝の中距離を使われて低迷していた時期が長かったものの、芝マイル戦を使われるようになってから本格化。2021年1月の3勝クラス若潮Sでオープン級の指数を記録すると、その次走で東京新聞杯も優勝して重賞ウイナーとなりました。

 その後も当然芝マイル戦を中心に使われ、オープンでも上位争いする実力馬となり、前走は久々に芝2000mの新潟記念を使われて優勝。トップハンデ57.5Kgを背負いながらも、距離延長を怖がらずに好位の中目で流れに乗り、堂々の優勝でした。芝のマイル戦を使われているうちに潜在能力が大きく上昇していたのかもしれません。もしそうであれば、本馬は芝中距離馬として第2次上昇期に入ったことになります。

 振り返れば今年のパンサラッサが優勝した中山記念でも、中団の外から長く良い脚を使って2着に来ています。今回はさらに相手が強化されますが、パンサラッサが引っ張る流れは本馬の長所であるロングスパートを引き出してくれるでしょう。

△ (3)パンサラッサ

 不良馬場で行われた京都芝2000mの2歳未勝利戦を高指数で圧勝し、スタミナの豊富さを感じさせた馬。当時はスピード不足の面があり、自分の得意な形に持ち込むことができず、結果、瞬発力不足でやや足りないレースが続いていました。しかし、昨秋の福島記念では超ハイペースで逃げて4馬身差の圧勝と化けました。

 その次走の有馬記念は福島記念の走りが強すぎて状態面にお釣りがなく、13着と大敗。しかし、年明け初戦の中山記念では福島記念と同様に超ハイペースの逃げ。他の先行勢を全て失速させる、強い内容の逃げ切り勝ちを収めました。続くドバイターフも中山記念から指数は下げましたが、緩みないペースで逃げて優勝しました。

 このように本馬は楽に逃げれば強い馬だが、前々走の宝塚記念のように立ち遅れて好発を決められなかったり、前走の札幌記念のように二の脚が遅く、楽にハナに行けない場合もあります。前走は3番枠でしたが、11番枠から楽にハナに立った同厩舎のユニコーンライオンに譲ってもらっての逃げでした。

 今回は同型馬バビットが12番枠に入ったことで、楽に逃げられる可能性が高いです。しかし、ゲートを決められなかった場合に一抹の不安を感じるのも確か。ただスタートを決めて無理なくハナを主張し、5F通過58秒台で行ければ上位争いに加われると見ています。本馬はアメリカン的な逃げを打つ馬で消耗戦は歓迎のタイプですが、57秒台より速いとスピード面で泣く可能性があるので、高速馬場の東京芝コースではタメて逃げる傾向のある吉田豊騎手に期待します。

 △ (1)マリアエレーナ

 デビューからずっと芝のマイル戦を中心に使われ、善戦はするもののなかなか勝ちきれない成績が続いていた馬。しかし、3歳6月に初めて芝2000mに使われると1勝クラスを勝利。そこからは芝2000mを中心に使われるようになり急上昇。あっという間に昨秋のオープン・新潟牝馬Sを勝利するまで成長しました。

 今年に入っても愛知杯2着、前々走のマーメイドS2着と好成績を残し、牝馬重賞を勝てるだけの力は見せていました。驚かされたのは牡馬に混じっての一戦となった前走の小倉記念。2番枠から好発を切り、そこからハナを主張するようにしてペースを引き上げ、好位の内と完璧な入り方。3列目の最内から3角まで最短距離を走り、4角でシフルマンに蓋をするようにして手応え良く先頭に立ち、そこから突き放して5馬身差の圧勝。破格の好指数を記録しました。

 前走は超絶高速馬場ではありましたが、特殊な馬場ではなく、まさに実力の勝利。前走時の指数は今回の相手でも全く見劣りしません。前走同様に走れば、ここも十分に優勝が期待できますが、問題は体調面。普通の競走馬なら前走であそこまで走ってしまうと、かなり疲れが残ってしまい、次走では凡退することの方が多いもの。本馬の潜在能力が想像以上に上がっていれば、ここもあっさりと言うこともありますが、さてどうか。不安もありますが、期待もあります。

 △ (14)ユーバーレーベン

 昨年のオークス馬。オークスでは9番枠から五分のスタートを切って、中団馬群の中目を追走。3角手前でペースダウンしたところで外に出し、そこから位置を押し上げて優勝。早仕掛けではありましたが、このレースの1着馬、3~5着馬は外差し馬だったように、オークス当日は外差し馬場。上手く外を通せたこと、また本馬の良い脚を長く使える特性を生かした、最高の乗り方をしたことが好走要因でした。

 しかし、前々走のドバイシーマクラシックでも3着に好走。前々走は3番枠から五分のスタートを切ったものの、そこから包まれて窮屈になり、位置を下げる形で1角へ。道中も後方外に出して向正面で外からじわっと位置を押し上げ、4角出口で中団外。直線序盤で追われるとジリジリと伸び、ラスト1Fで外からYibirに差されたものの、それ以外の馬とは差を詰めての3着争いの5着でした。前々走は緩みない流れになったことが本馬の長所であるロングスパートを引き出した面はありますが、それにしても◎シャフリヤールと0.2秒差は立派なもの。

 今回は不利な外枠ですが、本馬自身は外枠の方がいいはず。また△パンサラッサが引っ張る流れは、本馬の長所であるロングスパートを引き出してくれるはず。ただ同タイプの▲カラテと比較をすると、同馬のように前の位置が取れないので、超高速馬場ならばもう少し距離が欲しいところ。超絶高速馬場の芝2000mだと展開に恵まれても3着、運が良くて2着くらいと見ていますが、人気よりは走れる馬なので、買い目に加えました。

 1番人気馬 (7)イクイノックス

 新馬戦を圧勝し、その次走の東京スポーツ杯2歳Sも楽勝した素質馬。東京スポーツ杯2歳Sでラスト2Fを11秒9-11秒4での優勝には驚かされました。超スローペースになることが多い新馬戦ならば、最後まで加速することもあります。しかし、緩みなく流れる重賞のペースで最後まで加速できるとなると、よほどの能力の持ち主でないと難しい至難の業。本馬はこの時点でGⅠ級の潜在能力を持っていることを感じさせました。

 その後は休養明けの皐月賞でいきなり2着、続く日本ダービーでも2着。非凡な能力の持ち主であることは疑う余地はありません。確かに日本ダービーはデシエルトが折り合いを欠いて大逃げを打ったことで、差し有利の流れを18番枠から出遅れ、後方の中目で進めたことが功を奏した面はありました。ただ昨年のシャフリヤール同様、キャリア4戦目で通用したことがその成績以上に褒められます。

 ただ今回は休養明け。また前走の日本ダービーで後方からレースを進めた後の一戦で、距離短縮となると、序盤で置かれて追走に苦労する可能性が考えられます。かなり不利な材料を抱えての始動戦と言えそうです。高い潜在能力にものを言わせて、ここを突破する可能性もありますが、順当ならここを叩いて1着賞金4億円まで増額した次走のジャパンCで能力全開と見るべきでしょう。ジャパンCで狙いたいので、ここは狙い下げます。

結論 馬連8-9,2,3,1,14 (20:10:10:5:5) 複勝8 (50)



2022年 スワンS&アルテミスSの予想

アルテミスSは昨年、『2歳馬ジャッジ』で高評価した7番人気馬サークルオブライフ◎でしっかり当てた相性のいいレース。今年も『2歳馬ジャッジ』で高評価したあの馬に◎です😊

本日2番 阪神11R スワンS 芝1400m
 ◎ (17)スカイグルーヴ
 〇 (1)ホウオウアマゾン
 ▲ (6)マテンロウオリオン
 注 (12)サブライムアンセム
 △ (2)ヴァトレニ
 △ (3)ララクリスティーヌ
 △ (5)キングオブコージ
 △ (8)トゥラヴェスーラ

 ■阪神芝1400mは好位~差し馬有利の舞台

 昨年同様に阪神芝1400mが舞台となるスワンS。京都芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態のため、2020年に11番人気でカツジが逃げ切り勝ちを決めたように、過去10年で逃げ馬の成績が1着3回、2着2回、3着1回という、「逃げ馬逃げ切りコース」です。

 一方、阪神芝1400mはスタートして平坦~下り坂となるためテンが速くなる傾向があり、阪神Cの過去10年を見ても、逃げ馬の逃げ切りが2度しか決まっていません。(逃げ馬の2着、3着はゼロ) 京都芝1400m時ほど逃げは決まらず、好位からでも十分残れるものの、差し馬有利の舞台と考えるほうが自然でしょう。

 今回はベステンダンクは芝1600m戦なら逃げられても芝1400m戦だと逃げられないので、ヴァトレニの逃げが濃厚の組み合わせ。ヴァトレニの逃げとなるとそこまでペースが速くなりそうもありませんが、2列目狙いのダイアトニックやホウオウアマゾンが出走しているだけに、さすがに平均ペースくらいまで上がると見ています。今回はその想定で予想を組み立てたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (17)スカイグルーヴ

 2019年秋の東京芝2000mの新馬戦を逃げて5馬身差で圧勝し、高指数を記録した馬。ラスト2Fは11秒2-11秒1。自らレースを作って最後まで減速せず、5馬身差の圧勝という驚きの走りでクラシックでの活躍は当確レベルの素質馬でした。

 ところが次走の京成杯はタフな馬場で激戦。大外12番枠から逃げ馬の外を追走し、4角先頭から2着に粘った内容はとても強かったものの、ダメージが強く残り、その後スランプ状態となりました。(勝ち馬クリスタルブラックも、その後2戦連続2桁着順に大敗)

 本馬は本来の素質から考えれば信じられないような成績が長らく続きましたが、昨秋の白秋Sでは1番枠を生かして2列目の内を追走し、なかなか良い指数で勝利。ここで復活の兆しを見せると、その次走の京都牝馬Sでも好位の内で流れに乗って2着と好走し、その反動が懸念された次走の京王杯スプリングCでも2着に善戦しました。

 京王杯スプリングCでは内と外の馬が速く、序盤でジリっと位置が下がったものの、中団中目から3~4角で外に出して2着に善戦しているように、差す競馬でも問題ありません。今回も内にテンの速い馬がいる中での17番枠となると差す競馬になりそうですが、それでも大きな問題はないでしょう。

 前走の関屋記念は前半4F48秒4-後半4F44秒9の超絶スローペースで行った行ったが決まる流れだったために、好位の中目から前との差を詰め切れずの4着でしたが、ある程度レースが流れれば巻き返せると見て、中心視しました。

 〇 (1)ホウオウアマゾン

 前々走のマイラーズCでは7番枠から好発を切って、押して押しての先行争いになりましたが、内からベステンダンクがかなり抵抗したため、最終的には同馬の外2番手を追走。やや時計が掛かる馬場で、前半4F46秒1-後半4F47秒2と速い流れになり、ソウルラッシュの追い込みが決まったことを考えると、よく粘っていました。

 前走の安田記念は、休養明けで自己最高指数を記録した後の一戦で逃げ戦法。外からレシステンシアがトップスタートを切ったにもかかわらず逃げなかったことで、本馬が手綱をしごいて無理目に逃げたために12着に失速。良くも悪くも逃げの坂井騎手の怖さを思い知らされた一戦でした。今回も1番枠ながら楽に前に行けないと見ていますが、無理には出さずに好位の内を立ち回れれば巻き返せるでしょう。

 ▲ (6)マテンロウオリオン

 デビュー2戦目の万両賞では、メンバー中で断トツの上がり3F33秒4で勝利した現3歳馬。万両賞当日は外差し馬場。出遅れて最後方で脚を温存し、直線で外に出しての勝利だったため、この時点ではまだフロック感がありました。しかし、シンザン記念ではまずまずのスタートで手応えも良く、コントロールし切れなかったため、掛かり気味に2列目の内に入れていく形。そこから終始ブレーキ気味に前の馬とのスペースを保ち、最後の直線で最内に切って押し切る、堂々の内容で勝利。高い能力の持ち主であることを強烈にアピールしました。

 休養明けの3走前・ニュージーランドTは2着。1番枠から五分のスタートを切って、前半は好位の内目を追走しましたが、道中で徐々に控えて中団で脚を温存する形。3角で外に出し、4角では外々を回るロスはあったものの、逃げたジャングロがペースを引き上げてくれたことで、本馬に展開が味方しました。出来れば差して優勝したいところではありましたが、ゴール手前でジャングロに半馬身まで迫ったところからなかなか差が詰まらず、アタマ差の惜敗。

 前々走のNHKマイルCは、1番枠から出遅れたこともあり、後方内々から末脚を伸ばすことを選択。後方2番手で脚を温存し、3~4角で中目を通して、4角出口で外へ誘導。前の馬がラスト1Fで失速したところで、先に動いて先頭に立ったダノンスコーピオンを差し切れずに、ここでも2着に敗れました。3走前よりも展開が向いたNHKマイルCでも終いの甘さを見せてしまったのは頂けません。

 芝1600m戦でラスト2F11秒5-12秒3の流れで、甘さを見せた本馬は1600mでもやや距離が長く、まして大幅距離延長の日本ダービーでの大敗は当然のこと。しかし、今回は芝1400m。3走前と前々走で見せた終いの甘さから、この距離がベストを見て、3番手評価としました。

結論 馬連17-1,6,12,2,3,5,8 (14:14:10:3:3:3:3) 複勝17 (50)

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本日1番 東京11R アルテミスS 芝1600m
 ◎ (10)ラヴェル
 〇 (3)リバティアイランド
 ▲ (6)アリスヴェリテ
 △ (1)ニシノコウフク
 △ (4)ディナトセレーネ
 △ (7)ミシシッピテソーロ
 △ (8)マスキュリン
 △ (9)マラキナイア

 ■阪神ジュベナイルFに繋がることが多い一戦

 阪神ジュベナイルFの前哨戦として創設されて今年で10年目。過去の連対馬からアユサン(2012年)、レッツゴードンキ(2014年)、メジャーエンブレム(2015年)、リスグラシュー(2016年)、ラッキーライラック(2017年)、ソダシ(2021年)、2022年(サークルオブライフ)と、後のGIホースを多く輩出しており、本番に繋がるという意味でも、注目度の高いレースとなっています。

 このレースは本番を意識して、末脚を生かすレースをする馬が多いことがポイント。2018年のライデンシャフトのような、何が何でもハナへ行ってこその馬が出走していない限り、まず、平均ペースよりも遅い流れになります。このため将来のある馬が活躍する一方、2017年の13番人気馬サヤカチャンのような、前からの一発も決まっています。2019年も5番人気馬ビッククインバイオが逃げて3着でした。

 キャリアの浅い馬2歳馬は、まだ脚質が定まっていない場合もあり、急な脚質チェンジもありますが、それでも騎手自ら無理に行かせてバテさせるようなレースは基本的にはさせません。将来性を紡ぐことになりかねないからです。だからなおさら、前残りが発生したり、2015年の13番人気馬デンコウアンジュのように、大外枠から思い切った末脚を生かす競馬で激変したりするのでしょう。それらも踏まえて予想を組み立てたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (10)ラヴェル

 前走の新馬戦は10番枠からかなり出遅れ、後方からの競馬となり、道中は外を回り、3角過ぎからスパート開始。4角大外から前に取りつくと、直線でも外から長く良い脚を使って勝利しました。ラスト2Fは11秒7-11秒3。そこまでスピード感があったわけではありませんが、最後まで加速しながら勝利したことはとても高い評価ができます。

 本馬の半姉はナミュール。同馬は昨年の新馬戦でラスト2F10秒8-10秒7という驚異的な数字を記録し、その後チューリップ賞を勝利しました。ラヴェルは姉ほどド派手な勝ち方だったわけではありませんが、スタートでロスがありながら長く良い脚を使って勝利した内容は姉にそう劣りません。

 前走はスタートでロスがあり、全能力を発揮したものではないはず。ここでも十分に通用する素質馬だけに、ここは中心視しました。リバティアイランドが圧倒1番人気のここは買いです。

 ○ (3)リバティアイランド

 前走の新馬戦では2番枠から出遅れたものの、二の脚で最内を取り、道中は中団やや後ろを追走。4角で中目に出し、直線で外に出されるとスパート開始。ラスト1Fで先頭に並びかけ、そこから突き放し、2着に3馬身差をつけて勝利しました。

 ラスト2Fは10秒2-10秒9。上がり3Fタイムは31秒4。最後の1Fで減速し、ラスト2Fからラスト1Fまでのラップが速いのは新潟芝の並レベルの新馬戦でよくある数字の並びです。この手の新馬戦で上がり3Fタイムが速いと、過剰評価されるのは10年以上前からよくあること。通常なら過剰評価になります。

 しかし、本馬はスタートで出遅れそこからポジションをリカバリーする不利がありました。また上がり3Fタイムの31秒4は、同週の新潟芝では最速タイム。翌日の新潟1000mアイビスサマーダッシュの出走馬で上がり3Fタイム最速だったロードベイリーフの32秒0よりも0.6秒も速かったです。

 つまり、この上がり3Fの数字は価値があるということ。ラスト1Fで大幅に減速しているマイナス点はあれど、それを相殺して余りある数字と言えるでしょう。本馬が新潟2歳S出走なら本命を打つ予定でしたが、今回は新馬戦で高素質を感じさせたラヴェルが出走しているので、対抗評価までとしました。

 ▲ (6)アリスヴェリテ

 新馬戦では6番枠から出遅れたものの、気合をつけて好位馬群の後方中目でレースを進めた馬。終始促されながらの追走で、4角は大外を回らされましたが、直線の追い比べで最後までしっかり伸びて勝利しました。ラスト2Fは11秒8-11秒6と悪くありません。4角で外を回ったロスを考えれば、なかなか良い内容の勝利でした。

 前走の野路菊Sでは、4番枠から五分のスタートを切って、ここでも促されていたものの、今度は逃げの手。前半5F61秒4-後半5F58秒8という超スローペースでありながら、最後にファントムシーフに差され、2馬身差をつけられたことで、今回は人気がありません。しかし、ファントムシーフは『2歳馬ジャッジ』にも掲載したように、クラシックの主役候補で、3着馬に6馬身差ならば上々。逃げにこだわったタイプでもないので、今回の芝1600mでも問題はないでしょう。

結論 馬連10-3,6,1,4,7,8,9 (20:10:4:4:4:4:4) 複勝10 (50)

2022年 平和賞の予想

平和賞は馬の能力と人気にズレが生じているので、そういう意味では面白いかもしれません😊

船橋11R 平和賞 ダ1600m
 ◎ (11)グロリオサ
 〇 (3)サベージ
 ▲ (7)プルタオルネ
 △ (2)ハーモニーロワ
 △ (6)スーパーファルコン
 △ (5)サムタイムアゴー
 △ (9)サンベルベッド

 ■有力馬の紹介

 ◎ (11)グロリオサ

 デビュー2戦目の2歳未勝利戦で5馬身差、3戦目のアタックチャレンジ2歳未勝利戦では9馬身差で圧勝した素質馬。その次走となった前走のH2・サッポロクラシックCは3着に敗れましたが、1着のベルピット、2着のオーマイグッネスは、H1・ブリーダーズゴールドジュニアCの1着馬、2着馬であり、その後のH1・サンライズCでワン、ツーを決めた馬。相手が悪かったとしか言いようがありません。

 前記の2頭は門別の現2歳中距離路線では飛び抜けて強く、道営の服部騎手も「JBC2歳優駿はこの2頭でJRA馬を倒したい」とおっしゃっていたほど。今回は左後肢跛行明けになりますが、この中間は順調に追い切られており、大きな影響はないはず。相手弱化のここは上位争いに期待します、

 ○ (2)サベージ

 デビュー2戦目の前々走ではゲートを出ず、競走中止かと思うほどの大出遅れを挽回して、後のSⅢゴールドジュニアの優勝馬リベイクフルシティにクビ差2着まで迫った馬。本馬は完成度が低いものの、素質は高い馬。前走も出遅れましたが、前々走ほど後方に置かれることなく、1~2角では2列目の外3番手まで挽回し、ラスト1Fで先頭に立っての勝利でした。

 まだレースに集中していない面があり粗削りですが、レースぶりに進化が見られたことと、今回は砂を被りたくない逃げ馬が揃っており、多少の出遅れなら吉と出る可能性もあると見て、対抗評価としました。

 ▲ (7)プルタオルネ

 デビュー3戦目のターフチャレンジで3着だった馬。前記レースでは3Fの一気距離延長を意識して、ゲート出たなりで中団やや後ろからの競馬。向正面でじわじわ下げて最後方で3角へ。そこから前との差をじわっと詰めて、4角大外から良い脚で伸びて来たものの、ラスト1Fでジリジリになって前との差が詰め切れずの3着でした。ターフチャレンジの内容から距離が1F短くなるのはいいでしょう。

 今回は右前肢挫跖による休養明けの一戦となりますが、ターフチャレンジで後のH1・サンライズCの4着馬タイガーチャージと0.3秒差だったことから、◎グロリオサほど強くないにせよ、対南関東馬で見た場合には、互角以上にはやれるはず。この距離なら前進があると見て、3番手評価としました。

 △ (2)ハーモニーロワ

 船橋ダ1000mの新馬戦と船橋ダ1500mの条件戦を逃げて2戦2勝。前走では外からキャッスルバジオウがトップスタートから出鞭を入れて内に切れ込んで来るところを1番枠から好発を切って、スピードの違いでハナに立って6馬身差の楽勝でした。

 ただ、今回は同型馬の(4)ルナテンソウマオや(6)スーパーファルコンが出走しているので、ハナに行けずに被されて本来の能力を発揮できない可能性もあるし、逆に2番枠だと積極的に出してオーバーペースの競馬を強いられる可能性もあるので、過信は禁物でしょう。

 △ (6)スーパーファルコン

 船橋ダ1000mの新馬戦と船橋ダ1200mの条件戦を逃げて2戦2勝。前走はやや出遅れたものの、手綱をしごいて二の脚の速さで先手を主張し、3~4角で後続馬を引き付けて脚をため、直線でゴーサインが出されると、後続をどんどん引き離しての3馬身差の完勝。ただし、ラスト2F12秒6-13秒6で、ラスト1Fで大きく失速していました。

 今回はさらに相手強化で距離も延長されるだけに、もっと息を入れて追走したいところ。今回は他の逃げ馬2頭よりも外枠であり、折り合う競馬に対応できるようであれば対応できそうですが、そういう競馬に対応できなかった場合には崩れる可能性もあるので狙い下げました。

 △ (5)サムタイムアゴー

 浦和でデビューし3連勝した馬。小久保厩舎は例年ここを目標にする厩舎で、2017年のシェーンリート(3番人気・3着)、2018年のトーセンガーネット(1番人気・2着)、2019年のチョウライリン(10番人気・3着)、2020年ジョーロノ(2番人気・3着)、2021年のライアン(6番人気・1着)と近5年とも馬券に絡んでいます。

 ジョーロノ、チョウライリンはS3・鎌倉記念で敗退や惨敗からの巻き返し。本馬もここを目標に逆算して調整。前々走のとき特別は距離も長く、前走の鎌倉記念は相手が強かった面もあり、休養前の実績からもっと走れていい馬ではあるので、ここは警戒しました。

 △ (9)サンベルベッド

 前走の新馬戦は、3番枠から好発を切って、先頭列3頭の一番外を追走。最後の直線序盤で先頭に立つと、そこからどんどん後続を引き離し、3馬身差で完勝。最後は流していましたが、ラスト2F13秒2-13秒1と加速しての勝利でした。本馬は素質がなかなか高く、前走時が余裕のある勝ち方だったことから、今回での前進が見込めるはず。前走から3Fの距離延長はともかく、距離が長くなる条件はいいはず。

 相手強化&一気の距離延長となると未知な部分もありますが、7番人気ながらあっさり上位争いに加われても不思議ではない要素を兼ね備えているので、買い目に加えました。

結論 馬複11-3,7,2,6,5,9 (18:8:8:8:4:4) 複勝11 (50)

2022年 菊花賞の予想

 ■意外と緩みない流れになる可能性も…

 日本ダービー時に2番枠で包まれ、精神的な脆さを見せたというセイウンハーデスが逃げ宣言。今回は初めてのブリンカー着用、それも深めのブリンカー着用で挑んできているだけに、本気でハナを狙うでしょう。

 一方、ビーアストニッシドも前走の神戸新聞杯時に中団馬群の中に入れたら行きたがって暴走したことから、ハナを狙ってくる可能性が高いはず。さらに前に行って持久力を生かしてこそのポッドボレットやフェーングロッテンも前に行くし、前には馬を置きたいものの先行したいアスクビクターモアも積極的に行くでしょう。さらにマクリ馬のディナースタも出走しているだけに、案外と緩みない流れになる可能性が高いと見ました。

 そうは言っても現在の阪神芝は高速馬場なので、ズブズブの追い込み馬では通用しません。キレる脚が使える差し馬と前に行ってしぶとさを生かせる馬を主体に予想を組み立てたいです。

本日3番 阪神11R 菊花賞 芝3000m
 ◎ (11)ドゥラドーレス
 〇 (18)セレシオン
 ▲ (14)アスクビクターモア
 注 (1)ガイアフォース
 △ (3)プラダリア
 △ (12)ヴェローナシチー
 △ (13)ディナースタ
 △ (15)ポッドボレット
 △ (16)フェーングロッテン

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)ピースワンパラディ

 東京マイルのキャピタルS勝ちを始め、前走の関屋記念まではマイル戦で7戦7連対と連対率100%だった馬。前走は屈腱炎による1年7ヵ月の休養明けだったために5着に敗れたが、好位の外を追走して勝ち馬と0.4秒差と見せ場を作れていました。叩かれての上昇に期待します。

 〇 (12)ラウダシオン

 超絶高速馬場で行われた昨年の京王杯SCの覇者。昨年は10番枠でひとつ内枠で同馬主のビオグラフィーが思い切て逃げたことで、上手く2番手の内目を取って、最後に同馬を捕らえて優勝。それ以降は物足りないレースが続いていますが、前々走のアルクォーツスプリント何度も窮屈になる不利があっての9着ですし、前走の京王杯SCもビオグラフィーの外2番手でレースの流れに乗って勝ち馬と0.4秒差(5着)と悪い内容ではありません。

 休養明けの前走のサマーチャンピオンは、序盤先頭から行き切って大敗しましたが、ダートの厳しい流れを経験したことで体も絞れて調整しやすくなったはず。変われるとすればここでしょう。

 ▲ (15)ピースオブエイト

 昨年7月の新馬戦では6番枠から出遅れたものの、二の脚で挽回して好位に付け、ラスト2F11秒6-11秒2とゴールに向けて強烈に加速しながら勝利した素質馬。このレースの上位3頭はみな強く、その時点の関西圏の新馬戦ではNO.1と評価しました。

 本馬は昨夏の新馬戦を勝利したあと休養に入り、復帰したのは今年3月のアルメリア賞。新馬戦で見せた素質の高さをどの程度見せてくれるか期待していましたが、いきなり重賞通用レベルの好指数を記録し勝利しました。

 さらに驚かされたのは毎日杯。休養明けでいきなり重賞通用レベルの指数で走れば、並の馬なら疲れが残り2走ボケという結果になりやすいもの。ところが本馬はあっさり毎日杯も優勝しました。ただでさえ毎日杯当日はタフな馬場状態で、前に行っては厳しい馬場でした。

 前走の日本ダービーは、デシエルトが掛かって行ってしまって淡々と逃げたことで、前に厳しい流れ。本馬は2000mすら未経験の身で、5番枠から好発を切ってハナ争いに加わる形から、控えての先行策。控えたことで折り合いも欠いてしまい、18着に大敗してしまいました。

 そこから立て直された前走の小倉記念は、距離が長いという意識もあったのか、好位の中目で折り合い重視。ややハミを噛み気味でしたが、我慢は効いていました。最後はジリジリ伸びての5着だったことから、今回で距離が短くなるのはいいし、前走ではまずまずの折り合いで進化を見せられていたことから、ここは変わる可能性があります。

 △ (3)プラダリア

 デビュー3戦目に重馬場の阪神芝2400m戦で中団の外から追走して、2着に7馬身差をつけて勝利し、その次走の青葉賞では初重賞制覇を達成と、長距離適性の高さを見せていた馬。

 青葉賞はレースがややハイペースで流れたなか、3番枠からまずまずのスタートから促されて、一旦2列目の最内を確保。そこから1~2角で下げて好位の最内。道中も前2頭が飛ばしていくなか、離れた5番手の最内を追走し、3~4角で前との差を詰め、4角出口で外に出されて直線へ。そこからすっと伸びて4番手、ラスト2Fで一気に2番手まで上がり、ラスト1Fで早め先頭に立ったロードレゼルを競り落として半馬身差で勝利しました。

 前走の日本ダービーでも5着に善戦。トライアルの青葉賞好走後でやや出遅れ、そこから押して好位の中目まで挽回と、そこまでスムーズなレースではなかったわりに、よく頑張りました。前走の神戸新聞杯では最後の直線で甘さを見せて8着完敗でしたが、これは内有利な馬場&展開で14番枠と枠も悪かったですし、休養明けのぶんもあるでしょう。ひと叩きされての上昇を警戒します。

 △ (12)ヴェローナシチー

 昨夏の小倉、ピースオブエイトが勝利したハイレベル新馬戦の3着馬。そこから着実に力をつけ、京成杯3着、若葉S2着、京都新聞杯2着と好成績を残しています。前々走の京都新聞杯は緩みない流れをやや出遅れ、後方2番手辺りを追走。3~4角では1F11秒台の速い流れの中で、外々から位置を押し上げ、4角では先頭からしぶとく踏ん張りました。ラスト1Fでは食らいつく(7)アスクワイルドモアに半馬身差で交わされましたが、(4)ボルドグフーシュには1馬身1/4差をつけて先着しました。

 前々走の白百合Sでは前々走で能力を出し切ってしまったために、多少疲れが残ってしまったようで、1番人気に応えられませんでした。しかし、勝ちに行く競馬で2着ならば悪くないし、勝利した(16)フェーングロッテンの後の活躍ぶりを見れば、評価を落とす材料にはならないはず。

 前走の神戸新聞杯は最後ジリジリ伸びての5着でしたが、5番枠からやや出遅れ、窮屈になって位置が下がり、後方2列目から4角で外を回るロスもありましたし、休養明けのぶんもあったでしょう。本馬もひと叩きされての上昇が見込めます。

 △ (13)ディナースタ

 3走前のプリンシパルSでは捲りが不発して12着に大敗したものの、その後の休養中に地力をつけ、芝2600mの1勝クラスの積丹特別と2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯を連勝した馬。前走の札幌日刊スポーツ杯は稍重で時計を要した中、ペイルライダー飛ばしてかなりのハイペース。本馬は13番枠から五分のスタートを切って序盤は後方に下げて脚を温存。ペースが緩んだ1~2角の外から動いて向正面で仕掛けて3角で先頭に立つと、最後までしぶとく粘って勝利しました。

 本馬はゲートや位置取りの悪さを、距離を伸ばして捲ることでカバーしてきた馬。それだけに距離が長くなるのも好材料でしょう。ただ捲り馬はペースが緩んだところでしか捲れないし、捲るにはそれを察知する技術が必要。鞍上の横山和騎手は本馬で2連勝しているように、そういった技術は持ち合わせていると見ていますが、今回はレースが案外と淡々と流れて、捲り切れない可能性もあるだけに、重い印は打ちませんでした。

 
 △ (15)ポッドボレット

 今年2月のゆきやなぎ賞では逃げてレヴァンジルにクビ差敗れたものの、その次走のすみれSではレヴァンジルに行かせてその外2番手から同馬をマークで乗って、今度はレヴァンジルにクビ差で勝利した馬。

 その後の京都新聞杯、ジューンSは折り合う競馬を試みたものの、行きたがって気の悪さを見せ、それぞれ12着、10着大敗。けっこう折り合いを欠いていたので、この辺りは実力負けではないでしょう。

 しかし、休養明けの前走・関ケ原Sでは外差し有利の馬場&展開を2番手からしぶとく粘って勝ち馬と0.4秒差(6着)に善戦。今回はひと叩きされて、前進が見込める状況下。すみれSを使う馬というのは、早期からステイヤーと見込まれた馬が多く、2017年の菊花賞で10番人気で2着と好走したクリンチャーもすみれSの優勝馬でした。今回は逃げの坂井騎手に乗り替わり、思い切って行かせた場合に一発がありそうなので、買い目に加えました。

 △ (16)フェーングロッテン

 昨年11月の未勝利戦を好指数勝ちした馬。その時点でなかなかの能力を感じさせていましたが、好指数勝ちした疲れが残ってしまったようで、その後はスランプ状態になりました。しかし、立て直されて上昇気流に乗ると白百合S、ラジオNIKKEI賞を連勝し、古馬と初対決となった前走の新潟記念でも堂々の3着。

 前走は8番枠からまずまずのスタートでしたが、そこから促されて流れに乗り、先行策から最終的に2列目の外。道中のペースが落ち着いて、3~4角でもペースが上がらない中で、やや外を回しながらじわっと仕掛けられましたが、ここではややキレ負け。しかし、ラスト2Fで抵抗して差された馬を差し返し、最後までしぶとく粘った辺りに、本馬のスタミナの豊富さを感じさせました。

 前走は最後の直線で馬場の良い外に出したカラテやさらに馬場の良い大外からユーキャンスマイルに交わされての3着でしたが、外差し馬場を先行馬再先着という好内容。前走の新潟記念での頑張りがダメージとならず、さらなる上昇を見せるようならば、チャンスはあります。

結論 馬連11-18,14,1,3,12,13,15,16 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝11 (50)

2022年 富士Sの予想

 ■富士Sの傾向

 富士Sは昨年よりGⅡに格上げされた、マイルCSの前哨戦。短距離指向の強い馬は翌週のスワンS(今年は阪神芝1400m)へ回る一方、このレースはマイル路線の既成勢力に加えて、中距離路線馬が参戦してくることが多いのが特徴。

 高速馬場で快速馬マルターズアポジーがレースを引っ張って、1分31秒7の好時計で決着した2018年のような速いタイムの決着になると、マイル路線組が活躍。しかし、一転して不良馬場で行われて、1分34秒8で決着した2018年は、前走で芝2000mの札幌記念を使われていたエアスピネルが優勝しているように、タイムが掛かると中距離馬が優位になります。

 これはタイムが速いと中距離路線馬は二の脚で置かれ気味となりますが、タイムが掛かると中距離路線馬も置かれずに追走できるのが理由です。今年は逃げ馬候補が多く、前走中山芝1600mの大外枠で前に行けずに崩れたノルカソルカと前走ポートアイランドSを逃げ切り勝ちしたアルサトワが競り合うようにして逃げる可能性大。ピースオブエイトも逃げがベストの馬ですが、今回15番枠と外枠ですし、折り合う競馬も悪くないので、逃げ争いには加わっていかない可能性が高いと見ています。

 超高速馬場の東京で前が競り合うとなれば、1分32秒台前後の決着タイムになる可能性が高いので、今年はマイル路線馬が優位と見ました。

本日1番 東京11R 富士S 芝1600m
 ◎ (5)ピースワンパラディ
 〇 (12)ラウダシオン
 ▲ (15)ピースオブエイト
 △ (13)ソウルラッシュ
 △ (14)ダノンスコーピオン
 △ (8)アオイクレアトール
 △ (11)リレーションシップ
 △ (16)スマートリアン

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)ピースワンパラディ

 東京マイルのキャピタルS勝ちを始め、前走の関屋記念まではマイル戦で7戦7連対と連対率100%だった馬。前走は屈腱炎による1年7ヵ月の休養明けだったために5着に敗れたが、好位の外を追走して勝ち馬と0.4秒差と見せ場を作れていました。叩かれての上昇に期待します。

 〇 (12)ラウダシオン

 超絶高速馬場で行われた昨年の京王杯SCの覇者。昨年は10番枠でひとつ内枠で同馬主のビオグラフィーが思い切て逃げたことで、上手く2番手の内目を取って、最後に同馬を捕らえて優勝。それ以降は物足りないレースが続いていますが、前々走のアルクォーツスプリント何度も窮屈になる不利があっての9着ですし、前走の京王杯SCもビオグラフィーの外2番手でレースの流れに乗って勝ち馬と0.4秒差(5着)と悪い内容ではありません。

 休養明けの前走のサマーチャンピオンは、序盤先頭から行き切って大敗しましたが、ダートの厳しい流れを経験したことで体も絞れて調整しやすくなったはず。変われるとすればここでしょう。

 ▲ (15)ピースオブエイト

 昨年7月の新馬戦では6番枠から出遅れたものの、二の脚で挽回して好位に付け、ラスト2F11秒6-11秒2とゴールに向けて強烈に加速しながら勝利した素質馬。このレースの上位3頭はみな強く、その時点の関西圏の新馬戦ではNO.1と評価しました。

 本馬は昨夏の新馬戦を勝利したあと休養に入り、復帰したのは今年3月のアルメリア賞。新馬戦で見せた素質の高さをどの程度見せてくれるか期待していましたが、いきなり重賞通用レベルの好指数を記録し勝利しました。

 さらに驚かされたのは毎日杯。休養明けでいきなり重賞通用レベルの指数で走れば、並の馬なら疲れが残り2走ボケという結果になりやすいもの。ところが本馬はあっさり毎日杯も優勝しました。ただでさえ毎日杯当日はタフな馬場状態で、前に行っては厳しい馬場でした。

 前走の日本ダービーは、デシエルトが掛かって行ってしまって淡々と逃げたことで、前に厳しい流れ。本馬は2000mすら未経験の身で、5番枠から好発を切ってハナ争いに加わる形から、控えての先行策。控えたことで折り合いも欠いてしまい、18着に大敗してしまいました。

 そこから立て直された前走の小倉記念は、距離が長いという意識もあったのか、好位の中目で折り合い重視。ややハミを噛み気味でしたが、我慢は効いていました。最後はジリジリ伸びての5着だったことから、今回で距離が短くなるのはいいし、前走ではまずまずの折り合いで進化を見せられていたことから、ここは変わる可能性があります。

結論 馬連5-12,15,13,14,8,11,16 (11:11:11:11:2:2:2) 複勝5 (50)

2022年 エーデルワイス賞の予想

門別勢6連覇なるか❓ 中央のトモジャミは強いですが…、今年のエーデルワイス賞も荒れそう✨

門別12R エーデルワイス賞 ダ1200m
 ◎ (12)ライトニングブルー
 〇 (6)スティールグレイス
 ▲ (9)アサクサロック
 △ (3)キューティロメラ
 △ (11)エコロアイ
 △ (15)メイドイットマム
 △ (5)マルカラピッド
 △ (14)トモジャミ

 ■エーデルワイス賞は差し馬有利の傾向

 エーデルワイス賞は逃げて勝ち上がって来た馬が多く出走し、ペースがかなり速くなる傾向があるためにタフなダートの門別を未経験の逃げ馬は苦戦しているのがポイント。2013年のフクノドリームや2014年のウィッシュハピネスのように、中央のレースで逃げて1.0秒差以上も圧勝しているような圧倒的スピードがあればここでも優勝していますが、今回はエコロアイの逃げが濃厚の組み合わせ。本馬はスピードがあるけれども、スタミナがそれほどないというタイプなので、今年もペースが上がって差し馬が台頭するストーリーにかけてみたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (12)ライトニングブルー

 前半3F34秒1-後半3F38秒9のかなりのハイペースで前に厳しい流れとなった、栄冠賞で接戦の2着と好走した馬。栄冠賞は本馬が14番枠からロケットスタートを切り、序盤で内からハナを主張するポリゴンウェイヴと競り合ったために、ペースが速くなったもの。逃げて3着に敗れたポリゴンウェイヴは、先月のゴールドジュニアで断然の1番人気に支持され、ここでも厳しい流れの2番手を追走し、2着に粘りました。

 ライトニングブルーは前走のリリーCでは、栄冠賞で6着に降した(6)スティールグレイスに敗れていますが、当時は1番枠からやや出遅れ、無理にポジションを取りに行く苦しい競馬をしたもの。また外差し馬場を内を通したことも応えた面があるので、ここでの巻き返しを期待します。

 〇 (6)スティールグレイス

 フローラルCとリリーCを制して2冠を達成した馬。自在性ある脚質で距離も幅広くこなせ、安定感があります。ただ前走のリリーCは外差し馬場に恵まれたのは確か。今回はその分を割引ました。

 ▲ (9)アサクサロック

 デビュー2戦目の未勝利戦では逃げて6馬身差の圧勝を収めた馬。前走のフルールCでは10番枠から五分のスタートを切って、中団から位置を押し上げて差す競馬で勝利。砂を被る競馬で結果を出したことは収穫でした。本馬はその後休養させて、成長を促されており、ここで大きな前進があっても不思議ありません。

 △ (3)キューティロメラ

 前走のウィナーズチャレンジは、サザンレイクにプレッシャーをかけられ、本馬はオーバーペースで逃げ。前半3F35秒0-後半3F39秒6のかなりのハイペースで逃げて2着は負けて強しでした。今回はエコロアイが行ってくれるでしょうから、展開が楽になるはず。砂を被る競馬でも問題なければチャンスがあるでしょう。

 △ (11)エコロアイ

 新馬戦では12番枠からダッシュ良く逃げて完勝した馬。ただ、新馬戦ではペースが速かったにせよ、ラスト2F12秒5-13秒8とラスト1Fで大きく減速しており、昇級してからの課題を残す内容でした。前走で芝のレースを使ってテンの速力強化を図っていますから、今回も逃げるでしょう。新馬戦から大きな前進があればここも通用しますが、タフなダートを逃げ切るのは容易ではないので狙い下げました。

 △ (15)メイドイットマム

 デビュー2戦目、後のクローバー賞の覇者ジョリダムが3着に敗れたのウィナーズチャレンジでクビ差2着と好走した馬。当時の勝ち馬スペシャルエックスはその次走でイノセントカップを勝利し、先週の鎌倉記念でも厳しいペースで逃げて2着。このことから本馬はここでも実力上位の存在と言えるでしょう。

 前走のサファイア特別は6番枠からやや出遅れ、外から被されて位置を下げ、後手後手に回る競馬。脚を余すような競馬で本来の力を出し切れていないだけに、ここでの変わり身を警戒しました。

 △ (5)マルカラピッド

 デビュー2戦目、初ダートの前走で変わり身を見せて勝利した馬。前走は台風の影響で強風の中、ミヤジミニーとの競り合いを制しての勝利。3着馬を8馬身3/4離しており、指数もまずまず優秀でした。前走からダートに慣れての上積みがあれば通用するでしょう。

 △ (4)トモジャミ

 デビュー3戦目の前走でよくやく未勝利戦を勝利した馬。前走は14番枠から内の馬の出方を窺いながら3番手を追走。最後の直線では2番手のリリージェーンとともに抜け出して、マッチレースへ。ラスト1Fでリリージェーンを競り落とすと、そこから3馬身差を広げての勝利でした。前走内容は強かったのですが、今回での上積みとなると疑問があるので狙い下げました。今回を本番として捕らえるなら、前哨戦らしいレースが出来ていなかったということです。

結論 馬複12-6,9,3,11,15,5,14 (12:12:6:6:6:4:4) 複勝12 (50)

2022年 埼玉栄冠賞の予想

本日は埼玉栄冠賞ですが、明日はエーデルワイス賞があります。個人的には中央馬が不当に人気になるエーデルワイス賞の方が、面白いかなぁと思っています😊

浦和11R 埼玉栄冠賞 2000m
 ◎ (1)エルデュクラージュ
 〇 (11)ランリョウオー
 ▲ (3)ライトウォーリア
 △ (2)マンガン
 △ (6)トランセンデンス
 △ (7)フレールフィーユ
 △ (9)パストーソ
 △ (10)ジョエル

 ■有力馬のコメント

 ◎ (1)エルデュクラージュ

 一昨年の東京ダ2100mのブリリアントS、スレイプニルSでマスターフェンサーを2着に下して2連勝し、昨年はダイオライト記念で2着と好走した馬。特にダイオライト記念は逃げたアナザートゥルースに並びかけて行く競馬で、最後の直線序盤で先頭に立っての2着と強い内容でした。

 本馬はその後不振になりましたが、4走前の川崎記念は、やや出遅れを挽回し、3番手の最内から2週目の向正面で外に出されると、3~4角で前に並びかけ、4角先頭の競馬で2着と復活。川崎記念後はいったん調整を緩めて持ち前の先行力が落ちてしまいましたが、近走は少しずつ回復を感じさせるレースぶりとなっています。再び立て直されたこの辺りで本来の力を出せそうな感。それならば十分にやれる馬です。

 〇 (11)ランリョウオー

 全日本2歳優駿2着、羽田盃3着の実績馬。本馬は羽田盃後に骨折し、7ヵ月半の長期休養を余儀なくされました。しかし、今年に入ってからは安定感が増しながら上昇し、前々走の大井記念で1着。前々走は内枠から行く馬を行かせて好位外の4番手を追走。向正面で3番手に上がって、4角外から勢いを付けて直線序盤で先頭に立つと、そこから差を広げ、ラスト1Fで猛追するノンコノユメを3/4馬身差退けての勝利でした。

 前走の東京記念は、12番枠からじわっと出して好位外の3番手を追走。2周目の向正面でペースが上がってもそれに付き合わずに3~4角で脚をため、直線でも他馬の追い出しを待っての仕掛け。スタミナが不足する休養明けで距離延長ではありましたが、前が楽な展開でありながら、最後に甘さを見せてしまったことから、距離2400mよりも2000mの方がいいと言えるでしょう。今回は順当に前進してくると見ていますが、配当面を考慮の上で対抗評価にしました。

 ▲ (3)ライトウォーリア

 7走前のJRAオープン・太秦Sでは、12番枠から五分のスタートでしたが、2番手の外まで出して、正攻法の競馬でメイショウハリオ、サンライズソアとの接戦を勝利した馬。本馬はその後が不振となりましたが、もともと揉まれ弱い馬で、揉まれない競馬ができれば、しぶとい走りを見せられる馬。

 移籍初戦の前走はマイル戦に出走。距離が短い上に内枠という条件でしたが、出遅れて後ろからの競馬となって終了しました。しかし、前走で短い距離を使ったことで、2000mのここは追走が楽になるはず。今回は前に行く馬が意外と手薄で、スタートさえ決められれば逃げ馬パストーソの外に出して行くことも可能なメンバー構成。ここは一発あると見ました。

 △ (2)マンガン

 昨年の金盃では3番枠からまずまずのスタートを切って中団内々を上手く立ち回り、2週目の3~4角で外に出されると、一気に伸びて2着トーセンブルに9馬身も差をつけて完勝した馬。それ以来の7ヶ月の休養となった昨秋の東京記念では、明確な調教不足で1番人気を裏切り7着敗退。

 それ以降は調子を落としていましたが、3走前の東京記念TRでは好位の外でレースの流れに乗り、最後の直線で早め先頭に立ったウラノメトリアを目標に動いて、最後に同馬捕らえて勝利。前々走の東京記念でも出遅れて後方から、3~4角の外から位置を押し上げ、直線ではしぶとく伸びて5着と悪い内容ではありませんでした。

 強豪相手の前走の日本テレビ盃も中団やや後方から、向正面のペースアップでも離されずに追走し、最後の直線で外に出されると、前との差をじわじわ詰めて、ノットゥルノを交わして6着。結果は3着サルサディオーネと0.7秒差、5着ギガキングと0.6秒差でした。このように近走レース内容が良化しており、距離も1800mよりも2000mの方がいいので、警戒しました。

 △ (6)トランセンデンス

 昨年の羽田杯の勝ち馬で、秋の戸塚記念ではセイカメテオポリスの内差しが決まる流れを、逃げ馬の後ろの3番手から最後の直線しぶとく粘って2着と好走した馬。昨年のクラシック路線が低調で本馬はその後の成長も見せられていませんが、それでも6走前の勝島王冠では小差の5着に好走しました。

 6走前は1番枠からトップスタートを切って、外の行く馬を行かせて、4角までは好位の最内を追走。最後の直線で外に出しての5着でした。3走前のブリリアントS時にスタート直後に内から寄られて後方からの競馬になって以来、追走に苦労しているところがありますが、距離2000mならマイル戦の近2走よりも追走が楽でしょう。

 △ (7)フレールフィーユ

 前々走の東京ダービーでは前有利な流れを、好位の外を追走して4着と好走した馬。休養明けの前走・ダービーグランプリは、2番枠から出遅れて中団やや後方からになりましたが、そこから中団まで挽回していく競馬。直線で外に出されましたが、伸びあぐねての9着でした。今回でスタートを決めて、前有利の流れに乗れれば、巻き返しがあっても不思議ありません。

 △ (9)パストーソ

 6走前のA2・エイプリル賞を逃げ切り、その次走のスポーツ報知賞でも接戦の2着に善戦した馬。本馬は前々走のサマーナイト賞でも接戦の2着に好走しているように調子落ちはないはず。前走の東京記念は2番手外を追走したものの、最後の直線では手応えがなく、一気に失速。前々走で接戦を演じたブラヴールにも0.8秒離されてしまいました。これは距離によるものが大きいでしょう。今回は前走から2Fの距離短縮。マイペースで逃げられれば、上位粘り込みがあっても不思議ありません。

 △ (10)ジョエル

 3歳時はクラウンCを勝って、戸塚記念3着、ダービーグランプリでも2着と好走した馬。古馬になってからもオープンで2着2回、3着2回の実績があり、距離2000m前後ならここでも通用しない馬ではありません。前々走のブリリアントC11番枠から滑って出遅れており、すぐに内をに入れて中団やや後方から最短距離の競馬をしたものの9着大敗。調子落ちを感じさせる内容でした。前走の中原オープンも順当な敗戦でしょう。今回はそこから立て直されての一戦。ここで変われる可能性もあるので、警戒しました。

結論 馬複1-11,3,2,6,7,9,10 (20:10:4:4:4:4:4)複勝1 (50)


2022年10月16日(日)の予想

本日の阪神6R、7R、9Rと新潟7Rの予想です。見解は後ほど追加しますm(__)m あとは9レース以降からの予想提供になります。

本日4番 阪神6R 3歳上1勝クラス ダ1400m
 ◎ (13)レイワホマレ
 〇 (1)モナルヒ
 ▲ (3)メイショウトール
 △ (6)ディスケガウデーレ
 △ (7)シャランガーナ

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にレイワホマレ(-12.3pt)、モナルヒ(-8.0pt)、サクセスローレル(-7.3pt)、メイショウトール(-7.0pt)、サトノテンペスト(-2.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (13)レイワホマレ

 3走前は現3勝クラスのイグザルトに完敗だったものの、4着馬に4馬身差を付けて2着と好走した馬。当時、ハナ差の3着だったシェイグリーンは次走で1勝クラスを勝ち上がっているように、UAEダービーで6着と善戦した実績も含め、ここまでの実績はここでは断然の存在です。

 休養明け&古馬と初対戦となった前走でも前半3F34秒8-後半3F37秒6のかなりのハイペースを15番枠から位置を取りに行って、3~4角で好位の外を回るロスを作りながらもクビ差の2着に善戦。悪い内容ではありませんでした。相手弱化となるここは、決めたいところです。

 ○ (1)モナルヒ

 デビュー2戦目の寒梅賞では、出遅れて単独最後方から3~4角の最内から追い上げ、ラスト1Fで外に出されると、一気に伸びて2着と浮上した馬。寒梅賞は前半3F33秒6-後半3F37秒8の超絶ハイペースとなり、ラスト1Fで前が大バテしたところを差したものですが、極端な末脚型の馬だけに、展開に恵まれれば常にチャンスがあります。

 今回は揉まれ弱く逃げてこその(2)タガノミアが出走しており、ハイペース必至。本馬が3着に浮上した前走くらいのハイペースにはなると見ており、ここは対抗評価としました。

 ▲ (3)メイショウトール

 長期間休養させたことで、変わり身を見せた3歳馬。前走は相変わらずの出遅れでしたが、そこから内ラチ沿いを立ち回り、最後の直線で外に出しながら馬群の間を割って伸びて来ました。前走は極端ではないにせよ、ハイペースになったことが好走要因ですが、今回もハイペース必至のメンバー構成だけに、本馬の末脚が生かされるでしょう。

 出遅れ癖があるという意味でもダ1200mよりダ1400mのほうが、追走で忙しくならずに済むので良さそうです。

 △ (6)ディスケガウデーレ

 3走前のJRA交流・妙見山特別で逃げて3馬身差の完勝を収めた馬。その後は芝を使われて2桁着順に敗れていますが、芝を使ったことはテンの速力強化に繋がるはず。そこから立て直されて、実績のあるダートに替わるここは警戒しました。

 △ (7)シャランガーナ

 前走の能登見附島賞(中央の未勝利戦の扱い)では、序盤の競り合いを制して、3角先頭から押し切って2馬身半差で勝利した馬。前走時はかなり手応えがあったので、3歳馬の成長力を警戒しました。

結論 馬連13-1,3,6,7 (25:15:5:5) 複勝13 (50)
___________________________________

本日3番 新潟7R 3歳上1勝クラス 芝1000m
 ◎ (9)ポメランチェ
 〇 (13)ホーキーポーキー
 ▲ (16)メリヴェイユ
 注 (17)ユナイテッドハーツ
 △ (3)ラナキラ
 △ (4)エシェロン
 △ (5)リーゼントフラム
 △ (12)フタミジョウワ
 △ (15)セピアノーツ

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にラナキラ、リーゼントフラム(ともに-7.3pt)、バイシクルキック(-6.0pt)、ボレロ(-5.7pt)、ミーハディビーナ(-5.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (9)ポメランチェ

 昨年の札幌開幕2週目の新馬戦(芝1200m)を1分7秒9の2歳レコードタイム&好指数で圧勝した快速馬。本馬はその後は疲れが残り、成長力を欠いている成績ですが、前々走の小倉1勝クラスは休ませた効果でスピードが復活して2着と好走しました。

 前走は休養明け好走の反動に加えて、馬場の悪化した内を逃げたために15着大敗を喫しましたが、今回は巻き返しが期待される一戦。行き切ってしまう気性の持ち主だけに、過信は禁物ですが、新潟直線1000mで斤量49Kgは圧倒的に有利なだけに、中心視しました。

結論 馬連9-13,16,17,3,4,5,12,15 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝9 (50)
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本日2番 阪神7R 3歳上1勝クラス 芝2400m
 ◎ (9)リアド
 〇 (7)テーオーソラネル
 ▲ (5)ダノンソフィア
 △ (1)サツキハピネス
 △ (2)アールチャレンジ
 △ (6)コントゥラット
 △ (10)フランコイメル

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にリアド(-9.7pt)、テーオーソラネル(-9.3pt)、サツキハピネス、コントゥラット(ともに-7.3pt)、セルケト(-7.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (9)リアド

 セレクトセールで4億7000万円の超高額取引きされたことで注目を集めた馬。断然の1番人気に支持された新馬戦では、7番枠から前のグループからやや離れた4番手を追走。直線で追い出されるとしっかり伸びて3馬身差で快勝しました。同馬は新馬戦としては優秀な指数を記録したものの、ラスト2Fは10秒7-11秒9と失速。そこがとても不安でした。

 しかし、友道厩舎らしく大事に成長を促すために休養させたことが功を奏して、その次走の若駒Sでは逃げ馬リューベックが楽に逃げ切る展開に乗じて2着に善戦。その次走の毎日杯でも好位の中目からの中団に控えていく競馬で5着に善戦しました。指数的にも1勝クラスならば、楽に突破する実力はあります。復帰後の2戦はこのクラスで連続2着でしたが、3戦目の今回はチャンス到来でしょう。

結論 馬連9-7,5,1,2,6,10 (20:10:5:5:5:5) 複勝9 (50)

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阪神9R もみじS 芝1400m
 ◎ (5)ウンブライル
 〇 (7)タガノタント
 ▲ (4)アスクドリームモア

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にウンブライル、タガノタント(ともに-5.0pt)、ロードスパイラル(-1.7pt)、アスクドリームモア(0.3pt)、スカイラピス(9.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (5)ウンブライル

 新馬戦では15番枠から出遅れたものの、加速が付くと一気に逃げ馬の外2番手まで上がり、そこからしっかり折り合うセンスの良さを見せたました。4角では早々に先頭に立ち、そこから後続を引き離しに行く強気な競馬。結果最後までしっかり伸びて3馬身半差で勝利しました。

 走破タイムは同日1レースの2歳未勝利戦よりも速く、前半3Fはこのレースの方がペースは緩んでいたことから、かなり高い評価ができる一戦だったと言えます。ラスト2Fは11秒2-11秒7と減速している点はマイナスですが、出遅れから4角先頭のスタミナのロスが大きい競馬だったことを考えれば、仕方ないと言えます。

 直線では一頭で先頭に立って目標がない苦しい競馬ながら、最後までほぼ真っ直ぐ走れていた点も高く評価できます。本馬はステルヴィオの全妹にあたる良血馬。兄のレベルに近づけるか。(7)タガノタントが引っ張ってくれる展開も好ましく、今回の本命馬としました。

 ○ (7)タガノタント

 新馬戦は6番枠からトップスタートを切ったトールキンが逃げる展開。1番枠からスタート直後で置かれたタガノタントは押して加速を付け、2番手でレースを進めました。3角手前で外に出し、3角過ぎからトールキンに並びかけて行く形。直線では本馬とトールキンで一気に後続を突き放してのマッチレース。最後まで2頭の叩き合いは続きましたが、追うものの強みで本馬がわずかに先着しました。

 ラスト2Fは11秒4-11秒5とほぼ減速せず。走破タイムも悪くなく、上位2頭はなかなか優秀な指数を記録しました。ラスト1Fの減速度合いの少なさから考えて、まだ奥があると見ていましたが、前走のフェニックス賞では、2着に敗れました。格上挑戦のミカッテヨンデイイが意外と強かったのもありますが、当日は良馬場でも雨が残っており、レースが緩みなく流れたのもあります。今回は楽にハナを狙えるメンバー構成。本馬のさらなる前進に期待します。

 ▲ (4)アスクドリームモア

 今回3頭出走している、新馬戦の勝ち馬の1頭。新馬戦は12番枠から好発を切って好位の外で流れに乗れていたものの、ラスト2F11秒8-12秒2と減速しており、指数も平凡。目一杯の走りだっただけに、函館2歳Sでは反動が出ると見て無印にしましたが、案の定の5着でした。ただ前走は大外13番枠からオーバーペースを追い駆け過ぎたために、最後に苦しくなったというのもあります。

 今回は前走で厳しい流れを経験したことや大事に成長を促すために休養させた点も好ましく、前で流れに乗っての巻き返しに期待しました。これまでよりもしぶとい競馬を見せてくれるでしょう。

結論 馬連5-7,4 (30:20) 複勝5 (50)

2022年の秋華賞に予想

本日は阪神6℞、7R、9R、新潟7Rの予想もWeb上で公開します。別途、ご覧くださいm(__)m。

本日7番 阪神11R 秋華賞 芝2000m
 ◎ (1)ウインエクレール
 〇 (7)スタニングローズ
 ▲ (9)スターズオンアース
 注 (8)ナミュール
 △ (2)ライラック
 △ (13)エリカヴィータ
 △ (15)サウンドビバーチェ

 ■明確な逃げ馬不在も、前に行きたい馬が揃った一戦

 秋華賞は今年も昨年と同じく、阪神芝2000mで行われます。同コースは京都芝2000mと比べると1角までの距離が若干長い約350m。スタート直後が上り坂のため、比較的ペースは落ち着きやすいコース形態になります。しかし、上級条件になると京都の秋華賞同様に、2角過ぎまでハナ争いが行われる場合もあるので、決めつけは禁物。

 今回の逃げ馬候補はタガノフィナーレ、ブライトオンベイス、サウンドビバーチェの3頭。ただブライトオンベイスは距離不安があることから、今回は逃げない可能性も考えられます。またテンの速いウォーターナビレラは、前走クイーンSは2番手から失速していることもあり、前に行かず、思い切った待機策を取る可能性もあるでしょう。しかし、アートハウスやエグランタインなど、強豪先行馬が揃っているだけに、ペースが速くなる可能性が高いと見ています。

 そうなればオークスで差して上位のスターズオンアースやナミュールなどが展開に恵まれる可能性が高いもの。しかし、前記2頭はオークス以来となる休養明けの一戦。取りこぼしがあっても不思議ないだけに、個人的には別路線の差し馬を狙ってみたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (1)ウインエクレール

 本馬は新馬戦を勝利。デビュー2戦目のクイーンCでは、スタートでアオって中団馬群の中で少し掛かり気味になりながらも、強敵に混じって6着と素質の高さを感じさせました。

 3戦目のスイートピーSは雨の稍重でかなりのハイペースとなった中、2列目の内を追走。ここでも少し折り合いに苦労していましたが、逃げ馬を壁にして我慢させていました。結果、最後の直線ではしっかりと伸び、3着馬に5馬身差を付け、なかなかの好指数で勝利。良いスピードと豊富なスタミナを同時に感じさせる好内容でした。

 前走のSTV賞(3勝クラス)では古馬初対戦となりましたが、ここでも2列目の外を追走。1番人気に支持されたこともあり、少し掛かることを意識して馬の後ろで我慢させつつも、3番手と積極的な位置取り。前を行く2頭を3~4角から動いて早めに負かしにいったため、抜け出してから苦しくなりました。完全に差し馬たちの餌食となりそうな展開でしたが、それでも2着を死守したのは負けて強しの内容でした。

 まだキャリア4戦、一戦ごとの上昇度が著しい馬。ここまでのレースぶりからもスタミナを感じさせます。また、半兄は芝中距離で国際的に活躍をしたウインブライトとなれば、芝2000mは問題なさそうです。内枠からレースの流れに乗れば、一発が期待できそう。また前走のレースぶりから、今回はそこまで積極的な競馬はしないはずで、春の実績馬たちをまとめて負かすならば、この馬と見ました。

 〇 (7)スタニングローズ

 芝1400mの新馬戦でデビューし、そこでは2着。その後は芝1600mの新潟2歳S、サウジアラビアRC、デイリー杯2歳Sを使われ、そこで3~5着と善戦しているが、実はどれも噛み合っていませんでした。

 新潟2歳Sは序盤で窮屈になり、位置が下がり後方からの競馬。サウジアラビアRCも上がりが極端に速い展開を、3角からラスト1F手前まで3列目の内で包まれ、仕掛けが遅れてしまう形。そしてデイリー杯2歳Sは、逃げ馬不在を利してハナを主張したものの、外からプルパレイに出られ2列目の内に控えました。そして、ここでも極端な上がり勝負となったため、キレ負けする形となっています。

 一方、タフな馬場で1Fの距離延長でもあった3走前のフラワーCでは、1番枠からやや出遅れたものの、二の脚で無理なく2列目の内を追走。最後までしぶとい粘りを見せました。芝1600mではテンに置かれ気味だったため再三にわたり不利を受けていましたが、芝1800mでは楽に追走。こういった一連の成績から、本馬は距離が伸びてこその馬と見て、オークスでは穴馬として猛プッシュした。結果、10番人気で2着とその期待に応えてくれました。

 オークスは前半5F60秒6-後半5F58秒5のスローペース。本馬は2番枠から好発を決めて、3列目の内を追走。4角出口で馬場の良い外に出して直線と、展開や馬場が噛み合っての好走ではありました。しかし、噛み合ったのは距離を延ばしたことで好発が切れたこと、追走に忙しくならず、コントロールが利いたことが大きいでしょう。

 結果的にデビュー当初は不適距離を使われ能力を出し切れていないので、馬が傷んでおらず、成長力はかなりありそうなタイプです。前走の紫苑Sでも勝ちにいく競馬でしっかりと結果を残しました。しかし、今年の紫苑Sは決着指数が例年と比べかなり低く、レース内容も前残りの流れに上手く乗ったもの。前走の1着自体に価値はありませんが、逆に言うと前哨戦としては疲れが残りにくいレースだったので、今回に向けては悪くありません。順調の強みを生かして(9)スターズオンアースを逆転できるか。

 ▲ (9)スターズオンアース

 デビュー3戦目の赤松賞では1番人気に支持されながら(8)ナミュールに敗れ、次走フェアリーSも1番人気で(2)ライラックに敗れました。当時は最後の直線で終始鞍上が左に重心をかけて追っており(馬が内にモタれたため)、最後に反動で外に刺さったところでゴールしています。

 続くクイーンCでも好位の中目を追走と勝ちに行く強い内容ではありましたが、ペースが上がらない中、3~4角で包まれ進路がないまま直線へ。ラスト2Fで馬群の狭い間を割り、ラスト1Fで抜け出したが、外から一気に(16)プレサージュリフトに捕らえられ、クビ差の2着惜敗でした。

 しかし、桜花賞ではやや出遅れたことが吉と出たようで、中団馬群の中目で脚をためて差す競馬で見事に結果を出しました。そしてオークス当日も外差し馬場で行われた中で、18番枠からポジションを下げ、中団の外目で脚をためました。3~4角の外から、最後の直線でさらに馬場の良い外に徐々に出しながらの優勝でした。

 本馬はもともと先行して甘さを見せていた馬。桜花賞、オークスでは差し競馬で結果を出しているように、脚をためてこそ全能力を発揮出来るタイプのようです。また桜花賞の上位馬が距離の壁に当たった中で、本馬は長くいい脚が使えていたことから、マイルよりもこの距離の方がいいはず。

 今回は牝馬三冠を目指す一戦。本来ならば圧倒的な1番人気に支持されるべき主役の立場です。しかし今回は、剥離骨折による休養明けということもあり、そこまで過剰には支持されない可能性が高いです。このことは鞍上の心理にとってはプラスに働くでしょう。上位人気に支持されると勝たなければいけない意識が高まり、勝ちに行く競馬をすることもあり好ましくありません。伏兵的な乗り方が牝馬三冠のかかるこの一番で出来るかどうかが、カギになりそうです。

 注 (8)ナミュール

 5F通過65秒6の超スローペースとなった新馬戦では、流れに乗って2番手からラスト2F10秒8-10秒7と、驚きのタイムで勝利。『2歳馬ジャッジ』でもとても高い評価をした馬です。その期待に応えて赤松賞では後の二冠馬スターズオンアースを撃破し、チューリップ賞では1番人気に応えて堂々の勝利を飾りました。

 個人的に期待したオークスでは内から伸びて3着。よく頑張ったと思うと同時に、瞬発力に秀でた馬だけに、一気の距離延長がマイナスに働き、そのぶん伸びきれずの3着だったと感じました。また、外差し有利の馬場状態の中で、最後の直線で馬場の内を通ったことも良くありませんでした。

 今回はオークス以来となる休養明けの一戦。ピークの状態ではないでしょう。ただ瞬発力とスピードに秀でたタイプだけに、距離が少しでも短くなるのはプラスに働きそう。脚をためて後半にかける競馬が出来れば、直線一気を決められるだけの潜在能力はあります。

 △ (2)ライラック

 デビュー3戦目のフェアリーSでは、強烈な末脚で▲スターズオンアースを撃破した馬。桜花賞がそれ以来の一戦だったこともあり、春のクラシックでは二桁着順に終わりましたが、前走の紫苑Sでは3着と好走し、成長をアピールしました。

 前走では8番枠から五分のスタートを切って、そこからは無理をさせずに下げて中団外目を追走。3~4角で徐々に外に出しながら、4角でさらに外に進路を取ると、そこからの反応は地味で前との差は詰まらなかったものの、ラスト1Fでバテた馬たちを交わして一気に浮上。スタニングローズに0.1秒差、2着(15)サウンドビバーチェにクビ差まで迫りました。

 本馬は注ナミュールのように瞬発力に秀でたタイプではなく、しぶとく伸びるタイプの差し馬。高速馬場のトップスピード比べだと分が悪いのですが、阪神芝は「超」の付くレベルの高速馬場ではなく、ハイペースになればそれなりに上がりタイムが掛かりそうなので、一考しました。前走からの前進と展開の後押しがあれば、ここも上位争いに加われそうです。

 △ (13)エリカヴィータ

 新馬戦ではラスト2Fが11秒5-11秒4の流れを差し切り、高い素質を感じさせた馬。その次走のフェアリーSでは新馬戦の内容が評価されて2番人気に支持されました。しかし、9番枠からやや出遅れ、そこから鞍上が押してリカバーしようとしたものの、結局後方馬群の後ろまで。3~4角の外から動き、4角で外から上がっていったタイミングでひとつ内のスプリットザシーが躓き、その不利をかなり受けて10着に凡退。鞍上も最後は追っていませんでした。

 それゆえに「エネルギーが溜まっている」ということで、その次走のフローラSでは狙ったのですが、結果は見事に巻き返して1着。フローラSは2番枠からまずまずのスタートを切り、外のマイシンフォニーが競り掛けてくる中で、2列目の内を死守。前2頭が競り合って後続をどんどん引き離して行く中で、3列目の内と前を見ながら丁度いい位置でレースを運び、最短距離を立ち回れてはいますが、本馬も長くいい脚を使っており、マイルよりも中距離でさらに良さが出た印象を受けました。

 前走のオークスは、休養明けのフローラSで好走した後の一戦だったこともあり、最後の直線では伸びて来られませんでした。もちろん、馬場の悪い内を通したことも9着敗退の理由でしょう。今回はそれ以来の一戦となりますが、もともとの素質や距離適性の高さから通用の余地があるので、警戒しました。ぶっつけGⅠは楽な条件ではありませんが、現時点で9番人気なら一考の価値があります。

 △ (15)サウンドビバーチェ

 今春はチューリップ賞4着で桜花賞出走権を取れず、オークスではラブパイローにドロップキックを食らって、顔面外傷の悲劇に見舞われた馬。こういった馬の運気の反転は恐ろしいもので、前走の紫苑Sではまさかの逃げで最後までしぶとく粘り、○スタニングローズを最後まで苦しめました。確かに春も前に行ってのしぶとさは見せていたのですが、個人的には謎めいた成長でした。

 春は行きたがって折り合いに苦労していた面がありましたが、前走では背水の陣を敷くかのように、思い切って行かせたことが吉と出た面もありました。前走時が馬体重14Kg増だったように、馬が成長し、体力がついてきたところに、逃げたことが吉と出た面もあるでしょう。

 陣営はまだ脚をタメることに拘っているようですが、それは布石を打っている可能性もあるので、ここは警戒します。本馬は逃げがベストというよりは、折り合いを欠かない位置でスムーズなレースができれば、さらなる前進がありそうです。

結論 馬連1-7,9,8,2,13,15 (5:15:10:6:2:2) 複勝1 (50)

2022年 府中牝馬Sの予想

 ■府中牝馬Sの傾向

 府中牝馬Sは、エリザベス女王杯の前哨戦。かつてはあまり本番に繋がらないレースでしたが、2011年にG2に昇格してから、出走メンバーがレベルアップ。以降のエリザベス女王杯では、府中牝馬S組が5勝、2着5回と活躍しています。

 しかし、府中牝馬Sで連対し、本番でも連対した馬は、2016年のクイーンズリング、2017年のクロコスミア、2018年のリスグラシューの3頭のみ。つまり、このレースで4着以下だった馬が7頭も本番で通用しているのです。これは府中牝馬Sがいかに叩き台かを示しています。

 それだけに本番が大目標の馬を、前哨戦のここで本命にするのは好ましくありません。しかし、前哨戦だからと言って、けっして能力で見劣る馬が連対しているわけでもなく、2011年の以降の全ての連対馬は、GⅡ以上勝ちの実績があるか、同年7月以降のレースを順調に使わているかの条件を満たしていました。今回はそれも踏まえて予想を組み立てたいです。

本日1番 東京11R 府中牝馬S 芝1800m
 ◎ (9)アブレイズ
 〇 (2)ソダシ
 ▲ (1)アンドヴァラナウト
 △ (3)ローザノワール
 △ (4)ホウオウピースフル
 △ (8)ライティア
 △ (11)リアアメリア
 △ (14)シャドウディーヴァ

 ■有力馬の紹介

 ◎ (9)アブレイズ

 6走前にリステッド競走のメイSを勝利した馬。6走前は6番枠から好発を切って一旦先行争いに加わったものの、そこから位置を下げて好位に控える形。道中も好位の中目で少し掛かり気味でしたが上手くコントロールして、向正面でフランツが捲って来ても我慢の競馬。4角で動いて出口で外に出し、ラスト1Fで粘り込みを図るフランツの外からしっかりクビ差捕らえて勝利しました。

 本馬は6走前のように前半のペースが速くないと、レースの流れに乗れる馬。4走前の中山牝馬Sもやや出遅れたものの14番枠だったためにすぐに挽回し、好位の中目から最終的に中団外に下げ、3~4角で外から、直線で馬場の良い外を通して2着と好走しています。4走前はラスト5F目から一気にペースアップしたレースで、前半はスローペースでした。

 前走のヴィクトリアマイルは、中目の枠からやや出遅れ、窮屈になって下がって後方からの位置になってしまいましたが、前が残る展開だったことを考えるとこれは致命的でした。本馬はそこまでゲートが悪い馬でもなく、少し出遅れた程度でしたが、枠の並びが悪かったと言える一戦でした。

 今回はテンがそこまで速くないロザノワールがハナを主張するかというメンバー構成で、ソダシもヴィクトリアマイル時のように、同馬を目標に乗りたいので、前半からそこまでペースが上がらないはず。五分のスタートさえ切れれば、好位でレースの流れに乗れると見て、本馬の巻き返しに期待しました。

 ○ (2)ソダシ

 前走のヴィクトリアマイルで、3度目のGⅠ制覇を達成した馬。前走は前半4F46秒3-後半3F45秒9の平均ペースを5番枠から楽に先行して前のレシステンシアをマークしながらの競馬。最後の直線で3列目から内を突いてしっかりとレシステンシアを差し切っての優勝でした。桜花賞優勝時も超絶高速馬場の平均ペースを先行策から押し切って優勝していることから、本馬は前走のような条件を得意としていると言えます。

 今回は芝1800m戦。この距離では札幌記念を優勝しているように守備範囲ですが、今回は始動戦だけに、全幅の信頼を置くのは危険と見て、対抗評価までとしました。

 ▲ (1)アンドヴァラナウト

 前々走の阪神牝馬Sの2着馬。前々走時は桜花賞前日で、内有利のトラックバイアスが生じていた状況下で、2番枠から好位の内目を上手く立ち回れてはいましたが、久々のマイル戦でありながら、トップスタートを切って外の馬に行かせて2番手、3番手とスムーズに流れに乗って、いい位置を取れたあたりに、マイル適性の高さを感じさせました。

 前走のヴィクトリアマイルでは、前が残る展開の中で、中団のやや後ろからの位置になってしまいましたが、それでも最後の直線で全く伸びなかったのは、休養明け好走の反動によるものでしょう。今回はそこから立て直されての一戦。ベストはマイル戦としても、芝2000mでもローズS勝ちの実績があるだけに、巻き返しが濃厚でしょう。

結論 馬連9-2,1,3,4,8,11,14 (20:10:7:7:2:2:2) 複勝9 (50)