2022年 しらさぎ賞の予想

アルコレーヌに復活されたら勝たれてしまう可能性もありますが、3着以内ならということで、あの馬に◎です。

浦和11R しらさぎ賞 ダ1400m
 ◎ (5)ルイドフィーネ
 〇 (3)アルコレーヌ
 ▲ (12)ウワサノシブコ
 △ (7)ダノンレジーナ
 △ (9)アールロッソ
 △ (10)ブロンディーヴァ

見解
 ◎ (5)ルイドフィーネ

 一昨年の桜花賞、東京プリンセス賞でともに3着とクラシックで活躍し、昨年のこのレースでは2着。昨秋の休養明けの多摩川オープンでは逃げて5馬身差の圧勝でした。その次走のJBCレディスクラシックでは馬体重14kg減が示すように、馬体を一気に絞って勝負に出たものの8着大敗。その後、馬体回復を図り、楽をさせているためにひと息の成績となっていますが、もともとは力のある馬だけに立て直されての巻き返しに期待します。

 昨年のしらさぎ賞、JBCレディスクラシック、東京シンデレラマイルでは(7)ダノンレジーナに先着を許していますが、同馬は前走の報知報知グランプリカップで大敗。ここはルイドフィーネにとってチャンスでしょう。

 〇 (3)アルコレーヌ

 JRA所属時代にダ1800mの3勝クラスで3着の実績がある馬。ダ1400mの新馬戦を勝ち、しばらくはダートの短距離で活躍していた馬だけにこの距離も問題がないはず。南関東移籍後の前々走TCK女王盃は馬体も太く、前走のブリリアントカップTRでは15番枠からスタート後に躓く不利を挽回して、好位まで位置を取りに行くロスの大きい競馬をした影響もあって、本来の能力を出し切れていません。しかし、今回は休養明け3戦目。変われる可能性もあるでしょう。

 ▲ (12)ウワサノシブコ

 浦和1400mのユングフラウ賞勝ちや東京プリンセス賞でも4着に善戦するなど、昨年のクラシック戦線で活躍していた馬。同馬は昨秋のロジータ記念で2着の実績があり、長い距離の方がいいイメージがありますが、これは距離というよりもレベルの問題。このレースの覇者はその後のレースで2桁着順に敗れているように、現4歳牝馬は低レベル。それゆえに前々走の三里塚賞では、勝ったギガキング(後の報知グランプリカップの覇者)が強かったにせよ、2着馬にも差をつけられて3着に敗れています。今回は東京シンデレラマイル12着大敗から立て直されての一戦。休養中の成長があれば、ここでも通用の余地があります。

 △ (7)ダノンレジーナ

 南関東の重賞3勝、2020年のJBCレディスクラシック(大井1800m)・4着、2021年のエンプレス杯・4着、JBCレディスクラシック(金沢1500m)・6着、前々走のTCK女王盃でも2番手外から逃げ馬にプレッシャーをかけながら、自身も外からリネンファッションにかけられる苦しい態勢の競馬でしたが、昨秋のJBCレディスクラシックの覇者テオレーマと0.6秒差(6着)に善戦しました。ただ、前走の報知グランプリカップが速い流れを先行したにせよ、案外の内容。これで1番人気なら、狙い下げてこそ馬券妙味でしょう。

 △ (9)アールロッソ

 JRA所属時代にダ1200mの3勝クラスで3着の他、ダ1400mでも小差の実績があった馬。南関東移籍初戦の3走前・カムイユカラスプリントはさすがに距離が短いと見ていましたが、案の定の結果。しかし、その後、初鷹スプリントとティアラカップを連勝。中央の実績から前走くらいは走れて当然の馬ですが、前走は馬体重19kg減が示すように、馬体を絞っての好走。それゆえに今回での余力の面に不安を感じ、狙い下げました。

 △ (10)ブロンディーヴァ

 一昨年のSⅢ・アフター5スター賞で3着と好走した実績がある馬。当時は斤量51kg、速い流れにも恵まれましたが、サブノジュニアと0.5秒差、キャンドルグラスと0.3秒差は立派です。同馬は休養明けの前々走フェブラリー賞でも速い流れを逃げ馬の外でレースを進めて1着同着。前走のマーチ賞は休養明け好走の反動で12着に敗れたものの、3戦目の巻き返しを警戒しました。昨年のしらさぎ賞では、大外から掛かって先行したために12着大敗を喫しましたが、昨年のティアラカップで4着の実績があるので、この距離も問題ないでしょう。

結論 馬複5-3,12,7,9,10 (14:12:8:8:8) 複勝5 (50)

2022年 ブリリアントCの予想

確固たる軸馬不在のここは、人気薄馬の好走に期待します✨

大井11R ブリリアントC 芝1800m
 ◎ (10)ゴールドホイヤー
 〇 (14)レッドフレイ
 ▲ (1)セイカメテオポリス
 △ (11)ジョエル
 △ (16)ロードゴラッソ
 △ (3)フィアットルクス
 △ (5)タイサイ
 △ (7)ノンコノユメ

見解

 ◎ (10)ゴールドホイヤー

 一昨年の羽田盃、昨年の報知グランドCの覇者で1800mはベスト条件の馬。前走の京成盃グランドマイラーズは、好位にいた馬が残る流れを、離れた後方2番手からメンバー最速の上がり3Fタイムで追い込んでおり、復調を感じることが出来ました。今回はノートウォージーが逃げる可能性が高いですが、同馬は格下。何かが早めに上がって行く形で、そこまで遅いペースにならないと見ているので、同馬を本命としました。

 〇 (14)レッドフレイ

 前々走の駿麗賞では好位の外から3~4角で動いて4角で前2頭に並びかけ、ラスト1Fで抜け出して、2着に4馬身差、3着に6馬身差をつけて楽勝した馬。前走のフジノウェーブ記念では勝ち馬ルーチェドーロに3馬身半差をつけられましたが、前々走から2Fの距離短縮で序盤で置かれて追っつけながらの追走で勝ちに行く競馬をしたことを考えれば上々。近走充実しているだけに、距離ベストのここでさらなる前進に期待します。

 ▲ (1)セイカメテオポリス

 昨秋の戸塚記念、ダーボーGPは差し馬有利の展開に恵まれての1着、3着だったものの、その後に成長を見せ、前々走の金盃で2着、前走のjpnⅡのダイオライト記念でも2着と善戦。昨年12月に勝島王冠でも勝ち馬と小差の4着と善戦しているように、1800mでも実績はあるものの、近走は長距離で差す競馬をしているだけに、ここでスムーズにレースの流れに乗れるかが課題。今回は1番枠。2番枠の勝島王冠では中団の最内を上手く立ち回れてはいたものの、最後の直線での進路取りが、あまりスムーズとは言えなかっただけに狙い下ました。

 △ (11)ジョエル

 昨秋の戸塚記念、ダーボーGPは厳しい流れを好位でレースを進めて3着、2着。その後の南関東のオープンでも、正攻法の競馬で善戦しており、前走の隅田川オープンでも好位の中を追走し、3~4角で上手く内に入れ、最後の直線も内からしぶとく粘って勝ち馬と小差の2着。前走の勝ち馬はジャニュアリー賞を大差勝ちし、斤量もジョエルより2kg軽いマグナレガーロ。3着も揉まれない競馬をすると強いリンゾウチャネルだっただけに、2着敗戦も仕方ないでしょう。しまいが甘い面がありますが、スローペースなら上位争いに加われる可能性もあります。

 △ (16)ロードゴラッソ

 一昨年の名古屋グランプリで2着の実績があり、今年1月の報知オールスターCでも3着と善戦しているように長距離が得意の馬。前走の日吉オープンでは好位の外から3角で動いて、4角では一旦2番手に上がったものの、最後の直線で内から外に進路を切り替えたジョエルに交わされて3着。前走はスローペースで人気薄の逃げ馬が逃げ切る展開でしたが、最後の直線で前に突き放された内容はいただけません。しかし、同馬はここを目標に調整を強化。一昨年の名古屋大賞典を勝った時ほどのスピードはないにせよ、ペースが速くなればこの距離の重賞でも通用しそうです。

 △ (3)フィアットルクス

 昨年は3連勝と勢いに乗って、このレースも逃げ切り勝ちした馬。同馬はその次走の大井記念も逃げ馬の外2番手を追走し、ミューチャリーの2着に粘ったように(3着は次走の浦和記念で2着のタービランス)、揉まれずに行ければしぶとさを見せる馬。一方、前々走の埼玉栄冠賞のように、外から被されて揉まれると8着と凡走する傾向があります。今回は3番枠。外から来られて被される可能性もあり得る枠順なので、狙い下げました。

 △ (5)タイサイ

 前走の金盃は好位の外から早めに動いて、最後の直線で一旦先頭に立ったものの、脚が止まって7着失速。前走は距離も長く、ペースも速かっただけに、仕方のない結果でしょう。また、同馬も揉まれ弱い馬で、前記の3勝クラスを勝利した時も、逃げ馬の外を追走しての勝利でした。同馬はオープンに昇級してからは前に行けなくなってしまったことなどが祟って2桁着順に大敗し、地方入りを果たしたわけですが、今回でどこまで揉まれない競馬ができるかが課題。上手く逃げ馬の外に出していければ、重賞でも通用する力はありそうです。

 △ (7)ノンコノユメ

 4歳時に去勢手術をして競走族として生き抜く方針を決めた馬。それが功を奏して9歳馬となった今でも、そこまで大きな衰えを見せていません。昨夏の帝王賞でも、JBCクラシック優勝時のミューチャリーと同等の指数で2着。帝王賞時はカジノフォンテンとダノンファラオが競り合ってペースを引き上げたことで、中団の内で脚をタメた同馬は展開に恵まれましたが、展開の後押しがあればjpnⅠでも通用する実力があるということです。

 同馬は休養明けの前々走・日本テレビ盃でも勝ち馬サルサディオーネと小差の5着。前走の東京大賞典は、位置を取りに行って好位内ので1角を回ったものの、向正面で馬群が凝縮して包まれる形。結局下がって、位置取りが悪くなっての10着大敗でした。今回はそこから立て直されての始動戦。同馬がここでは実績NO.1ですが、目標はこの先の帝王賞だけに、ここは狙い下げました。



結論 馬複10-14,1,11,16,3,5,7 (16:14:6:6:4:2:2) 複勝10 (50)

2022年 東京スプリントの予想

リュウノユキナが断然1番人気の様相。ここはヒモ穴狙いでいきましょう✨

大井11R 東京スプリント ダ1200m
 ◎ (2)リュウノユキナ
 〇 (5)シャマル
 ▲ (6)ルーチェドーロ
 △ (4)ピンシャン
 △ (12)ハートプレイス
 △ (13)ワールドリング

見解
 ◎ (2)リュウノユキナ

 昨年はクラスターC圧勝や東京スプリント勝ちを始め、ダ1200mのダートグレードで5戦2勝、2着2回の実績馬。休養明けの前走・大和Sでは斤量58kgと重かったため、行きっぷりがやや悪く、ピンチを感じましたが、最後の直線で馬群を捌いて上がり、勝ち馬ジャスティンにアサタ差まで迫っての2着。底力を見せました。前走では本来の能力を出し切っていないので、ここは能力全開に期待。

 また今回は2番枠と内枠ですが、同馬はキックバックを食らっても怯まないタイプで、隙あらば内を通してくる馬。最内枠の前々走カペラSや、ジャニアリーCや大和Sでも最短距離の競馬で1~2着しているので問題はないでしょう。

 ○ (5)シャマル

 デビューから一貫してダ1200mを使われ、ここまで7戦4勝2着1回。前走のなにわSでは12番枠からトップスタートを切り、控えて外の3番手から。レースの流れに乗って、ラスト1F手前で抜け出して2着馬に5馬身差の楽勝でした。同馬が前走時に記録した指数は、今回のメンバーでも全く見劣りしないレベル。勢いでさらなる上昇に期待します。

 
 ▲ (1)ルーチェドーロ

 5走前にJRAの1400m戦、端午Sを勝利している実績馬。ただ5走前は前半4F33秒5-後半38秒3の超絶ハイペース。7番枠からやや出負けして、二の脚も他馬にやや見劣り、序盤から後方からになったことで、激流に乗らずに展開に恵まれ面が大きいもの。また前々走の船橋記念では、1番枠から出遅れて後方2番手から追走も忙しく、直線入り口ではほぼ最後方と絶望的な位置だったように、高いレベルでは1400mがベストで1200mは短いはず。

 それを証明するかのように、1400mで平均ペースの前走・フジノウェーブ記念では、1番枠から楽に2番手を取って、終始スムーズなレースぶりでの勝利でした。1200m戦だと中団からのレースになる可能性が高いですが、ペースが上がって差し馬向きの流れになれば、上位争いには加われるでしょう。

 注 (4)ピンシャン

 未勝利勝ちこそダ1200mでしたが、その後はダ1400mで実績を重ねた馬。同馬は徹底先行で活路を開いた本格派スプリンターだけに、距離短縮でハナに行けなかった場合の不安はあります。しかし、前走・すばるSの前半3F34秒0は、ヒロシゲゴールドの前走・千葉S時に次ぐ速さ。そのヒロシゲゴールドは2列目狙いの馬であり、また、ピンジャンは今回4番枠と枠の利もあるので、ハナに行ける可能性が高いでしょう。ただ、今回は休養明けで相手強化の一戦。楽にリードを奪って行けるメンバー構成でもないので狙い下げました。

 △ (12)ハートプレイス

 前々走の準重賞ウインタースプリントは前4頭が並走状態でペースが上がっていく中で、2列目の最内を追走し、直線で1頭分外に出しての勝利。前走のフジノウェ―ブ記念は距離が長くて本来の能力を出し切れなかったものの、このタイプは2011年のコアレスピューマや2011年のスターボードのように、本当によく3着にくるので印を打ちました。同馬も内で揉まれても怯まないのが持ち味だけに、できればもっと内枠が欲しかったものの、昨秋復帰してから1200mで4戦3勝と地力をつけているのが強みがあるので、善戦はしてくれると見ています。

 △ (13)ワールドリング

 昨夏のアフター5スター賞ではあのサブノジュニアを倒して勝利し、続く東京盃でも再度サブノジュニアに先着と、地方勢では再先着の5着と好走したなかなかの実力馬。同馬は昨年、東京ダービー8着から優駿スプリントで一変したように、1200mがベストの馬。前走のフジノウェーブ記念はスタミナが不足する休養明けで距離延長、さらに逃げ馬の外から並びかけて勝ちに行く競馬をしたのが敗因のひとつですが、勝ち馬と3.1秒差の11着とはさすがに負け過ぎです。今回はベスト条件で、前走からの前進は見込めますが、一変までとなるとやや微妙なので、ここは狙い下げました。

結論 馬複2-5,6,4,12,13(24:16:14:10:6) ワイド2-12(10) 3連複2-5,6,4,12,13(各2)


 

2022年 マリーンCの予想

1番人気がショウナンナデシコ…ちょい混戦な感があります。

船橋11R マリーンC ダ1600m
 ◎ (2)レーヌブランシュ
 〇 (4)レディバグ
 ▲ (1)0サルサディオーネ
 △ (13)ショウナンナデシコ
 △ (6)メモリーコウ
 △ (1)クールキャット

見解
 今回のメンバーで実績最上位なのは、昨夏のスパーキングレディCでJBCレディスクラシックの1着馬テオレーマ、3着馬リネンファッションを撃破し、秋の日本テレビ盃を撃破した(10)サルサディオーネでしょう。ただ前走のエンプレス杯で、マイペースで逃げながらもショウナンナデシコに差されたあたりに、やや調子の面での不安を感じます。そのうえで今回は斤量58Kgと重いので、▲評価としました。確かにサルサディオーネはベストが1800m。前走は距離が長かった面もありますが、中心視するのもリスクが高いです。

 そこで◎には、昨秋のレディスプレリュードでテオレーマを撃破して優勝した(2)レーヌブランシュを推します。昨秋のレディスプレリュードは最内枠から逃げたクリスティの2番手外から、終始同馬にプレッシャーをかけながら追走し、3~4角先頭から押し切っての1着。強い内容でした。その次走のJBCレディスクラシックでは休養明け好走の反動で4着。

 また、休養明けの前々走・TCK女王盃は出脚が悪く、外から被されて位置取りを悪くし、好位中目の後ろからの追走。4角から直線序盤にかけて包まれて進路を失う不利があって4着。前々走はスローペースの上がりの速い決着だっただけに、もう少し前の位置を取って直線でも早めに動けていれば、また違う結果になっていたでしょう。

 前走のエンプレス杯は大きく出遅れて、外からじわと最終的には好位の外まで位置を上げて、勝ちに行くロスの大きい競馬になったものの、最後の直線では見せ場十分の3着。同馬は先行馬としてはテンがそこまで速くないため、内枠だと包まれるリスクもありますが、1800mだと▲サルサディオーネが距離に自信を持ってペースを引き上げてくれるはず。それならばスムーズな競馬ができると見て、連対圏内突入を期待しました。

 ○は、デビュー2戦目の兵庫ジュニアGPで2着、3歳時の端午S・2着、昇竜S・2着など、3歳春にオープン級での活躍していた(4)レディバグ。前走のポラリスSはスタート前からイレ込み、駐立不良や発汗が酷く、スタート後は好位にいたものの、ダートに入ったあたりで態勢を崩して手綱を引かされ、中団やや後方に下がるスムーズさを欠く競馬。それでも最後は大外から伸びて5着と善戦しました。

 同馬は交流重賞初挑戦で昨年のこのレースを制したテオレーマ同様に、中央の3勝クラス勝ちの実績。しかし、テオレーマはダ1700m戦だったのに対して、こちらはダ1400m戦。また、ダ1700mの前々走の門司Sでは8着に敗れていることからも距離が微妙に長い面がある上に、今回は人気なので対抗評価までとしました。

 以下特注馬として、4走前のカノープスS、3走前のベテルギウスSと牡馬相手のオープン、リステッド競走で1着、2着と好走した実力馬(13)ショウナンナデシコ。交流重賞路線に名乗りを挙げてからもTCK女王杯2着、エンプレス杯2着と安定した走りが見せられています。ただ、近4走ともペースが平均よりも遅い流れの好位で流れに乗ったもの。また、前走で自己最高指数をタイを記録した後の一戦で、サルサディオーネのハイペースに巻き込まれる危険性を考えると、過大評価は禁物と見て、狙い下げました。

 あとは△に一昨年のブリーダーズゴールドC2着後、牡馬相手に果敢に挑戦し、昨年の東海S、マーチSともに3着と好走した(6)メモリーコウ。同馬が最高指数を記録したのは、一昨年の東海S時。インティが1角を回るあたりで先頭に立って激流に持ち込んだことで、中団中目で立ち回った同馬は展開に恵まれました。確かに近走はピークを過ぎた感がありますが、前々走のTCK女王盃では小差の5着に善戦していることから、サルサディオーネが消耗戦に持ち込んでくれれば一発があるでしょう。

 他では、今回が初ダートの(1)クールキャット。芝ではスピード不足のレースが続いていること、そして同馬の走法からダートをこなせても不思議ではないので、押さえました。ダート適性がある程度あっても初ダートで結果を出すことは容易ではありませんが、それほど人気もないので買い目に加えます。

結論 馬複2‐4,1,10,13,6,1 (16:12:12:6:4) 複勝2 (50)

2022年 クラウンCの予想

本日の予想はまずまずの感触。今月末には牡馬クラシック戦線も始まるので楽しみです✨✨

川崎11R クラウンC 芝1600m
 ◎ (11)リヴィフェイス
 〇 (2)ノブレスノア
 ▲ (4)ライアン
 △ (3)フィリオデルソル
 △ (1)タツノエクスプレス

見解
 ◎ (11)リヴィフェイス

 デビューから2連勝、ニューイヤーC・2着の実績馬。前走の椿賞は2番枠からトップスタートを切って、そこから押してハナへ。大外から内に切った(1)タツノエクスプレスに終始プレッシャーをかけられ、上手く息を入れられず、最後にフレールフィーユに差されましたが、ラスト1Fで後続を大きく引き離し、3着馬と4馬身3/4差は負けて強しでした。今回は前々走のニューイヤーC同様に、逃げ馬ノブレスノアを見ながら動けるメンバー構成。巻き返しに期待しました。

 ○ (2)ノブレスノア

 同型馬不在のハイセイコー記念を、マイペースで逃げ切り勝ちした実力馬。3走前の全日本2歳優駿は、2歳ダート路線では圧倒的な存在のドライスタウトに外から食らいついて行く競馬。勝ちに行く競馬をしたために3角過ぎではもう手応えを失っており、11着大敗を喫しました。

 前々走のニューイヤーCはJpnIの舞台で無理をさせたあとの一戦らしく、状態ひと息。案の定、やや出遅れて外の◎リヴィフェイスにハナを奪われたために、序盤から押して何とか先頭に立ったものの、終始リヴィフェイスにマークされ、 ラスト2F13秒2-13秒9の苦しい展開となり、4着に敗れました。

 しかし、厳しい流れを経験した馬は、次走で粘り増す傾向があり、前走・京浜盃では本命馬としましたが、前走は1角でシャルフジが内斜行。1番枠から好発を決めてその2番手を追走していた同馬は進路をカットされ、逸走気味に逃避。大きな不利で能力を出し切っていないので、今回の連闘策はプラスに転じる公算が高いと見ました。

 ▲ (4)ライアン

 目下3連勝目で昨秋の平和賞を勝利した実績馬。平和賞の5着馬(10)ミゲル、4着馬は(11)リヴィフェイスがその後のニューイヤーCでワン、ツーを決めていることを考えると、平和賞はハイレベルのようにも思えますが、これはミゲルはラスト1F過ぎたところでミゲルがバランスを崩す致命的な不利があったもの。その不利を与えたのが左鞭で外に膨れたライアンです。

 また、リヴィフェイスは好発を切ったものの、外から前に行きたい馬が多く、それらが内に切って来たたために、後方2番手からの致命的な位置になってしまったもの。キャリアの浅さが出た面が大きく、この2頭のその後の活躍から「平和賞はハイレベルだった」という評価にはなりません。平和賞はやや低レベルではありましたが、前走の雲取賞でライアンが6着に敗れたのは、マイル戦でも余力がなくなってヨレる馬なので、距離が長かった面もあるはず。実績のあるマイル戦なら、今回の相手でも通用して不思議ありません。

 △ (3)フィリオデルソル

 道営時はダ1200mで2戦2着。6ヵ月の休養明けで大幅距離延長となった前走のサルビア賞で正攻法の競馬で2着と好走している辺りから、ポテンシャルが高いと見て警戒しました。前走のクラシックトライアルは休養明け好走の反動で8着大敗を喫しましたが、ここは巻き返しが期待できます。

 △ (1)タツノエクスプレス

 昨秋の鎌倉記念TR・若武者賞では逃げてノブレスノアの2着と好走しているように、前に行ってこその面がありましたが、近走は折り合いがつよくようになり、連続3着と好走。前走の椿賞では◎リヴィフェイスにプレッシャーをかけに行きすぎた面がありますが、もう少し折り合う競馬ができれば面白い存在でしょう。

結論 11-2,4,3,1 (20:20:6:4) 複勝11 (50)