キーンランドCのサヴォワールエメの取消分は、◎-○のワイド5%に変更願いますm(__)m。
本日2番 札幌11R キーンランドC 芝1200m
◎ (16)トウシンマカオ
〇 (12)マイネルジェロディ
▲ (8)ヴェントヴォーチェ
△ (6)シゲルピンクルビー
△ (9)ジュビリーヘッド
△ (3)サヴォワールエメ
△ (13)メイショウミモザ
■外差し有利が濃厚
札幌はコーナーの半径が大きいため、コーナーの内をロスなく立ち回れる馬が有利。しかし、札幌芝1200mは最初のコーナーまで約412mと距離があるため、そこまで外枠の不利はありません。その上、洋芝の札幌は開催が進むにつれ、芝が傷んで時計がかかり、外枠が有利になってきます。
実際に昨日土曜に2レース行われた札幌芝1200m戦は、外差しが決まっていました。短距離は枠なりになりがちなので外枠有利でしょう。その上、逃げ馬のマウンテンムスメ、オパールシャルム、レイハリアなどの逃げ馬を始め、1番枠から2列目を主張してくるヴァトレニなど逃げ、先行馬が集った一戦。激流が予想されます。
短距離戦は枠なりの競馬になることが多いことからも、内枠よりも外枠有利、先行馬よりも差し馬有利の想定で予想を組み立てたいです。
■有力馬の紹介
◎ (16)トウシンマカオ
新馬戦を勝利し、次走京王杯2歳Sでいきなり2着した素質馬。その後は東京芝1400m戦で前半3F36秒2-後半3F33秒3の超絶スローペースとなったクロッカスSを好位の外から掛かりながらも勝利し、その次走のファルコンSでは1番人気に支持されたほど。そのファルコンSは他馬よりも斤量が重く、いつもほどダッシュが付かなかったが、好位の内目は確保。しかし、最後の直線で詰まり、ラスト1F地点まで進路がなく、5着に敗れました。
前走のNHKマイルCは逃げると目されていたジャングロが出遅れたことで、本馬が内のキングエルメス、外のオタルエバーと競り合いながらもハナを主張。半兄がベステンダンクということもあり、持久力を生かしたかったのか、5F通過57秒4の緩みないペースで逃げて8着に終わりました。しかし、自ら差し、追込馬が上位入線する流れを作りながらも、勝ち馬と0.8秒差と大崩れしなかったことは評価できます。
今回は大外16番枠。外差し有利な状況からもこの枠は有利でしょう。前走で緩みないペースで逃げているので、芝1200mの流れにもすんなり乗れる公算大。また前走で厳しいペースを経験したことで持久力が強化され、今回はそう簡単にはバテないはず。
実際、NHKマイルCで本馬と競り合い15着に大敗したオタルエバーは、次走の2勝クラス・函館日刊スポーツ杯で緩みない流れの2番手を追走し完勝しています。想定以上に人気になってしまいましたが、3歳馬で斤量の優位性もあるだけに、函館スプリントSのナムラクレア、CBC賞のテイエムスパーダ同様に、古馬撃破を狙います。
〇 (12)マイネルジェロディ
昨年12月の3勝クラス・南総Sでは、オープン級の指数を記録して勝利した馬。オープン昇級後はカーバンクルS、北九州短距離S、そして前々走の青函Sで3着とあと一歩の成績となっていますが、北九州記念では好発を切っていったん好位の中目を取ったものの、外から来られて位置が下がり、3~4角で進路を失って3角4番手から4角7番手まで位置が下がる不利を克服しての3着と見せ場がありました。
また前走のUHB賞では1番人気に支持されたこともあって、5番枠から好位の最内と勝ちに行く競馬。タフな馬場で前半3F33秒8-後半3F35秒4のかなりのハイペースをいつもよりも早めに動いたことで、苦しくなってしましました、また、最後の直線で外のサヴォワールエメに内に押し込まれ、馬場の良い中目に出せなかったのも敗因のひとつです。
今回は多頭数で12番枠と外寄りの枠。自然な形で出せば差す競馬になるでしょう。それならば能力全開、一気の差し切りも期待できます。
▲ (8)ヴェントヴォーチェ
かなりの高速馬場で行われた3走前の春雷Sでは、好位の外を追走して、前半3F33秒7。さらにラスト2F11秒3-11秒1と加速する流れを勝利し、後半3Fを33秒1でまとめています。後半でこの鋭さを引き出せたとなると、前走のアイビスサマーダッシュでは通用すると見ていたのですが、最近の福永騎手らしいというか…肝心なラスト2Fで進路を確保できずにアウトとなりました。
また、前走の函館スプリントCは前半3F32秒8とかなり速い流れになったために、前に行けずに中団外から。3~4角で外々を回るロスも影響して7着に敗れました。しかし、スプリンターとしては前に行ける脚がなく、末脚型であることは、逃げ、先行馬が集ったここでは好転する公算が高いでしょう。
△ (6)シゲルピンクルビー
前々走の鞍馬Sで昨年のフィリーズレビュー以来の勝利を挙げました。前々走は13番枠からまずまずのスタートを切り、促されて2列目の外を追走。ラスト1Fで逃げたアスタールビーに並びかけると、そこからしぶとく抜け出し1馬身1/4差の完勝。前半3F33秒6-後半3F33秒5と、超高速馬場だったことを考慮すればややスローペースではありましたが、力をつけていることを感じさせる好内容の走りでした。
前走の函館スプリントSは好位の中目から伸びるかと思わせるシーンもありましたが、レースが前半3F32秒8-後半3F34秒4の消耗戦になったこともあり、失速して10着。休養明けの鞍馬Sでがんばり過ぎたことで、多少疲れが残っていたと推測されます。
今回は立て直されての一戦で巻き返しが期待されますが、今回の条件設定で6番枠は不利。しかし、本馬は後半型の競馬をした3走前の京都牝馬Sで4着に善戦していることから、本質は先行馬ではない面を持ち合わせており、鞍上がそこを理解して位置を下げ、上手く外に出していければチャンスがあるでしょう。
△ (9)ジュビリーヘッド
昨年暮れの3勝クラス・ファイナルSで2着すると、そこから全て3着以内と崩れることなく、安定した走りを見せている馬。前々走の函館スプリントS2着、前走の青函Sでも2着だったように充実しています。今回も近走同様に走れば、ここでは有力と言える存在です。
ただ今回は6月に強行軍で2戦使われた後の一戦。疲れを取りながらここに向かってきたという感じで調教内容も軽め。ここがピークと言った感じがしません。それでも能力の高さと自在性の高さから軽視はできません。
△ (3)サヴォワールエメ
ゲートを決めて先行できるようになり、昨秋に3勝クラスのテレQ杯とリステッドのオパールSを連勝した馬。オパールSは2番枠を利して逃げ馬の直後から最短距離の競馬。最後の直線で外に出されると、ひと追いごとに前に迫り、3着の逃げ馬をゴール前でしっかり捕らえて完勝と優等生の競馬ぶりでした。
その後は厳しい展開を強いられたりしたこともあり、2桁着順の連続でしたが、今夏に戦列復帰すると復調の兆し。前走のUHB賞ではタフな馬場で前半3F33秒8-後半3F35秒4のかなりのハイペースになったものの、2列目でレースを進めて3着に粘りました。
UHB賞でラスト1Fで前が急失速したところを外から差したロードマックスは、今回も展開上は恵まれると見ていますが、激走してしまうと疲れが出るので、3番枠でも人気のないこちらを買い目に加えたいです。
△ (13)メイショウミモザ
初めてのブリンカー着用となった5走前の3勝クラス・巌流島Sでは、3馬身差の圧勝でオープン級の指数を記録して勝利した馬。3走前の阪神牝馬Sでは9番人気での優勝でしたが、3列目の好位から3~4角で最短距離を通ったのもあるにせよ、5走前の指数からは順当勝ちだったと言えます。
前走のクイーンSは、スタミナが不足する休養明けで芝1800mと距離延長。本馬はもともと芝の中距離や、正攻法の競馬では伸びきれず、芝の短距離で上昇気流に乗った馬。スタミナ面にはやや不安があります。3走前は馬場が良く、スタミナが問われない流れだったことでマイルをこなせた要素も大きく、本質的には短距離のほうがいいはず。外差し馬場を外から差した5走前のようなレースが出来れば、ここも上位争いに加われるでしょう。
結論 馬連16-12,8,6,9,13 (10:10:10:10:5:5) 複勝16 (50) ワイド12-16 (5)
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本日1番 新潟11R 新潟2歳S 芝1600m
◎ (8)シーウィザード
〇 (3)グラニット
▲ (10)アイスグリーン
△ (1)チカポコ
△ (2)ロードディフィート
△ (4)スタンレー
△ (6)タマモブラックタイ
■もしかして史上最弱…!?
今年の新潟2歳Sは、ダリア賞の上位馬不在、新馬戦で超A級の強烈な勝ち方をした馬も不在。終わってみればそれなりのレベルになる場合もありますが、現状では例年よりもレベルが低いと言わざるを得ないのも確か。
またグラニットやシーウィザードが前走で逃げていますが、何が何でも逃げたい馬も逃げたい馬が不在のメンバー構成だけに、明確なスローペースが濃厚。そういった展開も踏まえて、予想を組み立てます。
■有力馬の紹介
◎ (8)シーウィザード (新馬戦の評価AA)
前走の函館芝1800mの新馬戦では、大外8番枠から内の馬の出方を窺いながら、1角で外目を回って逃げる形となりました。マイペースの逃げながら、最後の直線ではフラフラして苦しい競馬でしたが、ラスト2Fは11秒3-11秒4とほぼ減速せずにゴールイン。この日の函館はかなりタフな馬場状態だっただけに、ラスト2Fの数字はかなり高く評価できます。
北海道の芝1800mの新馬戦でラスト2F11秒3-11秒4と減速せずの競馬ができた馬は大物になる可能性が高いもの。直線でのフラつき具合から余裕がそこまであったようには思えませんが、新馬戦の内容が他馬とは違い過ぎるだけに、ここはあくまでヒモ探しの一戦と見ました。
○ (3)グラニット (未勝利戦の評価A)
東京芝1600m新馬戦では大外16番枠から3番手と勝ちにいき、ラスト1Fでいったん抜け出す強い内容の3着だった馬。前走は1番枠からトップスタートを切ってハナに立つ競馬。結局最後まで脚色は衰えず、3馬身差の逃げ切り勝ち。新馬戦の厳しい経験が生きたよう。
デビュー2戦目で逃げ切った馬はデビュー3戦目に折り合う競馬でさらにグンと伸びる馬と、やはり逃げる競馬の方が良くて、あまり上昇しない馬に分かれる。さて、グラニットはどちらか。本馬が折り合えない馬だった場合には崩れる可能性が高くなり、その場合は相手に何でもありな状況になります。
▲ (10)アイスグリーン
阪神芝1600mの新馬戦では中団からレースを進めて5着と、特に目立つ内容ではありませんでしたが、1Fの距離延長となった前走は大外9番枠から、スタート後に内の馬に寄られるのをすっと交わして、好位の外からの競馬。4角手前では行きっぷりよく先頭に並びかけ、直線ではそのまま押し切って勝利しました。前走は新馬戦からはレース内容が随分と良化したこと、また今回のメンバーだと3番手くらいの追走が予想されることから、3番手評価としました。
△ (1)チカホコ
福島芝1200mの新馬戦では、15番枠から五分にゲートを出て、好位直後の内を追走。最後の直線では追い比べになりましたが、最後の最後にクビ差前にでて勝利。レースの着差が小さく、そこまで強い内容には思えませんでしたが、走破タイム1分10秒4はこの日の福島の馬場を考えると悪くありません。上位入線馬たちがそれなりに優秀だった新馬戦と言え、ラスト2Fは11秒5-11秒8とまずまず。2Fの距離延長さえこなせれば、通用するでしょう。
△ (2)ロードディフィート
前走の東京芝1400mの未勝利戦は、この世代最初の2歳未勝利戦。東京開幕週のクラックオブドーンが勝利した新馬戦のほぼ再戦メンバーとなりました。このレースで1番人気に支持されたのが、同新馬戦でスタート後に内の馬に寄られて後手を踏み、そこから好位3番手まで位置を挽回し2着だった本馬です。前走は2番手から危なげない競馬で、人気に応えて勝利。今回はそれ以来の休養明けの一戦になりますが、この時期に休ませると成長を見せることが多いので、警戒が必要でしょう。
△ (4)スタンレー
笠松の新馬戦、2歳1組特別を連勝。ともに早め先頭の競馬で、新馬戦は800mで7馬身差、1400mは前走はもどれくらい差が付いているかわからないレベルの大差勝ち。今回は初芝で初芝で重賞を勝つのは芝馬だったとしても難しいことですが、今年のメンバーが重賞とは言い難く、本馬自身が芝もこなせる体の使い方だけに、ここも一考しました。
△ (6)タマモブラックタイ
前走の小倉芝1200mの新馬戦では、2番枠から五分のスタートを来て、いったん好位を追走したものの、内の馬がハナを主張して行くので、それについて行くように出し2番手外。3~4角で逃げ馬を競り落として先頭に立つと、そのまま押し切っての勝利でした。前走のラスト2F11秒2-12秒2と大きく減速。減速したことでネイキッドにクビ差まで迫られており、新馬戦の内容は高い評価はできません。ただ早め先頭の競馬でいい脚を長く使っていることから、距離延長が吉と出る可能性が高く、買い目に加えました。
結論 馬連8-3,10,1,2,4,6 (20:10:5:5:5:5) 複勝8 (50)