2017年07月23日

本日の見所(中京記念など)

2017年 函館2歳S、中京記念
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●函館2歳S

中央競馬では世代最初の重賞となる函館2歳S。意外と知られていませんが、実はこの時期の2歳戦はキャリアが豊富な馬が優勢です。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまでは成長曲線を描く傾向があり、レースを経験する度にパフォーマンスを上昇させていくものだから。私は、指数をベースとした予想屋で何年(何十年?)も見て来ていますが、総体的にデビュー戦よりもデビュー2戦目、デビュー2戦目よりも3戦目と指数が高くなるのです。

例えばディープインパクトのクローンAとクローンBがいて、クローンAがデビュー2戦目、クローンBがデビュー3戦目だったとすると、将来的に互角の活躍をするこの2頭でも、この一戦においてクローンBが先着することになります。実際は、同じ能力を持つ馬がこの世に存在しないことが競馬をややこしくしているのですが、確率論で言えばより完成形に近づけるキャリアが豊富な馬が優勢。

だからこそ、このレースの前哨戦としてオープンのラベンダー賞が用意されていた頃は、前走ラベンダー賞組が大活躍していたのです。それでも函館2歳Sで1戦1勝馬が勝つことが少なくなかったのは、最初の時点での性能が違うからです。さて、今年はキャリアが豊富な馬か? それとも性能が違う1戦1勝馬か?

この答えを書いてしまうと、予想をここで公開するも同然になりますので、ポイントのみを綴ります。ポイントは、今年の新馬戦はどれもレベルが高くないことです。例年ならば、福島短距離組よりも函館短距離組のほうがレベルが高いのですが、今年は福島組のパッセの新馬戦の指数が一番高いという構図。さて、結論は、いかに?


●中京記念

中京新装オープンとともに、夏のマイル重賞として生まれ変わって今年で6年目の中京記念。2012年-2014年度は、時計の掛かる馬場で行われていましたが、一昨年より一気に馬場が高速化。普通に1分33秒台の決着タイムが出現するようになりました。

中京マイル戦は、1〜2コーナー間の引き込み線からのスタートして、向こう正面まで緩やかに坂を上るコース。さらに直線では下り坂があるために、後傾ラップが出現しがち。マイル戦はUターンコースということもあり、もともとレースが淀みなく流れがちですが、他場と比べると比較的逃げ、先行馬でも残れるコース。さらに言うならば、逃げ、先行馬がラスト1F地点の急坂で伸びあぐねたところで差せる、決め手ある馬がより優勢のレースです。

昨年のこのレースの覇者ガリバルディのように、今回でメンバー最速クラスの上がりで来られる馬が好ましいでしょう。そういう観点で見ていくと、前走のオープンでメンバー最速の上がり3Fをマークしている1番人気馬ブラックムーンや、2番人気馬グランシルクにぶち当たりますが、ヒモ馬ならばともかく、軸馬にはピンと来ません。

ブラックムーンは休養明けの前走・米子Sでレコード勝ちした後の一戦。その強さは認めても、今回でのダメージが怖いところです。また、グランシルクは前走のパラダイスのように、芝1400mならば速い上り3Fで上がってこられますが、芝1600mだとニュージーランドTやダービー卿のCTのようにワンパンチ足りないところがあります。

グランシルクは、芝1400mのほうが前残りの展開になりやすいのに、決め手のある脚が使える、芝1600mのほうが差し、追い込み馬向きの展開になりやすいのに、ラスト1Fで伸びを欠くとことがあり、それが連続2着、3着を生み出しているメカニズムです。本質はマイルでは距離が長いのでしょう。そこで今回は軽ハンデを加味すれば、グランシルクと同等か、それ以上の末脚が使える可能性が高い馬を本命にしてみました。人気薄ですが、これはけっこうイケるんじゃないでしょうか?
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2017年07月17日

マーキュリーCの予想

前走、確かに強かったミツバ
しかし、今回の課題は名のとおり3つ
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ほぼ毎年、海の日に開催される岩手競馬の夏の風物詩マーキュリーC。この時期は実績馬が秋の大一番に備えて休養することが多いため、上半期で結果を出すことが出来なかった馬が賞金加算を狙って出走してくるレースです。また、JRAのオープン馬が新規参戦してくるケースもけっこう目立っています。

とにかく様々な路線からの参戦が目立つレースですが、意外と前走・帝王賞上位馬の取りこぼしが見られます。2010年にこのレースを制したカネヒキリのように、帝王賞で連対した馬ならば当然、高い信頼度がありますが、そのような実績馬がこのレースに出走してくることは、滅多にありません。

2014年にこのレースで単勝オッズ1.0倍台の大本命に支持されたソリタリーキングや昨年のユーロビートのように、帝王賞の3〜4着馬がこのレースで上位人気に支持されて、4着という中途半端な着順で終わることがしばしば。2012年に帝王賞の4着馬シビルウォーがこのレースで1番人気に支持されて勝利したこともありますが、帝王賞の上位馬は人気ほど信頼できないことは覚えておいたほうがいいでしょう。




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2017年07月15日

明日の見所(函館記念)

2017年 函館記念
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「函館芝は、タフな馬が活躍する」と言われています。なぜかと言うと函館と札幌は寒冷地対策として、欧州と同じ洋芝が使われているからです。洋芝は緑が鮮やかですが、他場で使われている野芝より耐久性が低いのが弱点。つまり、開催が進むほど馬場の傷みが進行し、時計を要すようになります。

今年は、前代未聞のウルトラ高速馬場でスタートした函館開催ですが、2回函館2週目となり、さすがに当初の函館芝コースと比べると時計を要すようになって来ました。しかも、函館芝2000mは、スタンド前のポケット地点からのスタートで最初の1コーナーまでの距離が約475mと長いコース。その上でマイネルミラノ、ヤマカツライデン、ステイインシアトルと逃げ馬が揃ったとなると、普通なら激流は免れないでしょう。

しかし、マイネルミラノは、よほど楽に逃げられない限り、逃げるのは厳禁のマイネルルールによりおそらく2番手。ステイインシアトルは、楽にハナに行けないと判断した場合は、折り合うことを選択する武豊騎手ですから、意外とヤマカツライデン、マイネルミラノ、ステイインシアトルでスムーズに隊列が決まるかもしれません。

ただ、レースがスローペースよりの流れになれば、決め手勝負に持ち込みたくないマイネルミラノが3コーナーから動いてペースを引き上げて行くはず。昨年のこのレースのように、早い地点から11秒台が要求されるタフな流れになるでしょう。そうなれば本命馬はいい脚が長く使えるタイプがいいはず。また、例年の傾向どおりにある程度ペースが速くなった場合も視野に入れると、中団かその後方列で立ち回れる馬が理想的です。

フルゲートのハンデ戦で一見、混戦ムードの函館記念ですが、展開からアプローチをかければ意外と買い目が絞れますね。本命候補馬が意外と人気がないので、とても楽しみです♪
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2017年07月12日

セレクトセール@本当に裁判?

前代未聞の事件??
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今年もセレクトセールへ行ってきました。
そして興味深い事件を目の当たりにしました。

なんと!
上場番号45番のラストグルーヴの2016が
セリの途中なのにバックヤードでポージングしていたの。
しかし、カメラマンは集まって来ない!


えええ??? どういうこと?


不思議に思って、セリ会場に戻ろうとすると
ダノンのオーナーさんがセリの関係者に向かって
「裁判にするぞ!」と激怒。

どうやらダノンさんがセリ落としたと思ったのに
スポッターのミスによる再入札という形でセリが続いていて、
結果、鬼塚義臣さんが落札する形になった模様。

セリは規約上、スポッターのハンマーが落ちたら、
いかなる事情があっても「確定」ってことになているけど、
一連の状況から勘違いしても不思議じゃないのでは?

確かに一度モニターが落札の画面に切り替わったし、
馬は落札後のようにカメラマンが来るのを
待っているという状況でした。

ダノンさんが激怒するのも当然だし、
出品者の山本英俊さんだって嫌なはず。

小さなセリでこういうミスがあった場合、
また無効にしてやり直しするけれども、
今回は1億2500万円で鬼塚さんの落札確定。

大切なお金、
それもミリオンものお金が絡んでいるのに
さすがにそれはないんじゃないの(?)と思いました。

まあ、最終的には和解の形になると思うけど、
個人的に誰の名義で出走するかが気になります。

ミリオンホースなのに、あまり人が集まらない
ラストグルーヴの2016

Lastgroove2016.jpg
posted by 山崎エリカ at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 競馬を語る

ジャパンダートダービーの予想

ユニコーンSの勝ち馬サンライズノヴァ
ノンコノユメになれるか、それとも……
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3歳馬のダートチャンピオンを決めるジャパンダートダービー。南関東の馬にとっては羽田盃、東京ダービーから続く、クラシックの最終戦となります。また、このレースは東京ダービーと同舞台で行われることや、JRA勢よりも地方勢のほうがレース経験が豊富なため、南関東馬の活躍がなかなか目立っています。


過去10年で南関東馬が勝利したのは、2007年フリオーソ、2010年マグニフィカ。2着入線馬は、2007年アンパサンド、2014年ハッピースプリント。この4頭の共通項は、マグニフィカを除いては前走の東京ダービーで2着以内ということ。


しかし、マグニフィカが勝利した2010年は、JRA勢が手薄の上に、東京ダービーの1,2着馬が不出走という背景がありました。東京ダービーの勝ち馬マカニビスティーは、主催元のルールにひっかっかり出走叶わず。2着馬ガナールは枠順決定後に疾病で競走除外になったのです。マグニフィカは東京ダービーの3着馬。逃げるとしぶとい馬ではありましたが、東京ダービーの上位2頭が開けた穴を埋める形で勝利した感もあります。


他に東京ダービーの3着馬は、2008年のこのレースでコラボスフィーダが7番人気で3着入線したこともありましたが、その年もレベルが低い年。南関東馬を狙うに当たっての一応の基準は、「前走の東京ダービー2着以内」と考えたほうがいいでしょう。


逆にJRA勢は、どのような馬が有力かというと……。






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2017年07月09日

本日の見所(七夕賞など)

2017年 プロキオンS、七夕賞
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●プロキオンS

地方で行われるダ1400mのグレードレースは、黒船賞、かきつばた記念、さきたま杯、サマーチャンピオン、オーバルスプリント、兵庫GTと数があります。しかし、中央で行われるダ1400mのグレードレースは、2月の根岸SとこのプロキオンSのみ。しかも、短距離戦は、12月に中山ダ1200mで行われるカペラSと併せても、計3レースしかありません。よって、このレースは必然的に好メンバーが集います。

また、このレースは芝スタートで最初の3コーナーまでの距離が長いコースらしく、ペースが上がりやすいのがポイント。昨年のように逃げ、先行馬揃いだと、前半3F33秒台から34秒前半台になり、後半完全な減速戦になることもあります。今年も、外からナンチンノン、レヴァンテライオン、そして「前につけたい」とコメントしているウォータールルド。内から抵抗して行くベストマッチョ、アキトクレッセント、芝スタートだとそこまでテンが速くありませんが、包まれるのを嫌って出して行く可能性が高いトウケイタイガー。チャーリーブレイヴも、控えることを視野に入れつつ、あわよくば先行策を狙っていることでしょう。

ここまで逃げ、先行馬が揃うと、前半3F33秒台に突入するかはともかく、34秒台前半までペースが上がる可能性が高いでしょう。それくらいのペースだと、当然、差し、追い込み馬が有利ですが、逃げ、先行馬でも強ければ残れます。

また、展開上有利でも、根岸Sの勝ち馬カフジテイクはドバイ帰りの休養明けの一戦。レースが終わってから、帝王賞のアウォーディーのように「意外なほと伸びませんでした〜」なんてコメントしている可能性も考えられなくはありません。ただし、アウォーディーほど消耗度の高いレースはしていなかったので、私は買い目に加えます。

さらにキングズガードは休養明けの前走・天保山特別で展開に恵まれて2着と好走した後となると、ドボンする可能性も十分あり、結論として、外枠の馬に行かせることで中団で立ち回ることになる可能性の高い馬を本命馬としました。ここへ来て地力を強化しているので、今回のメンバーが相手が相手でも足りるんじゃないでしょうか。


●七夕賞

「七夕賞は、七枠が有力」なんて言われたのは、七夕賞が夏の福島最終週に行われていた頃の話。当時は福島の馬場状態も悪く、最終日ともなると内側の芝がボロボロになって、外差しが決まってばかりでした。何も考えずに、外目の枠の差し馬のボックス馬券買っておけば、かる〜く万馬券が獲れたこともありました。

ところが! 前回のコラムでもお伝えしたように、福島は2012年に芝を密度の濃いものに張り替えて以来、馬場高速化が顕著。さらに春の東京開催が2週延長されたことで、七夕賞は2回福島4日目に繰り上がりました。つまり、七夕賞当日は、大雨が降らない限り、高速馬場で行われることが多く、レースは末脚勝負。内目の枠から逃げ、先行馬ががんばることがよくあります。

しかし、七夕賞が行われる福島芝2000mの舞台はちょっと例外。最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く(それでも中京ダ1400mのプロキオンSの舞台よりも短い)、さらにテンから2度の坂を下るために、福島芝1800mよりも前半が速くなる傾向があります。最初の下り坂でどうしてもダッシュがついてしまうので、逃げ、先行馬は予定以上にペースを上げてしまいます。その結果、ハイペースが生まれて、差し、追い込み馬が台頭するというのが例年のストーリー。昨年も綺麗に差し、追い込み馬の決着でした。

ただ、最初の直線が長いコースは、テンの遅い馬でもハナを主張することが出来るので、極端な話、鈍足な逃げ馬でもハナを主張することができます。先頭に立つまで時間が掛かるメジロパーマーのような馬でも逃げることが出来るし、また、スタミナがあれば逃げ切ることも可能なのがこの舞台です。その利点を味方につけて逃げ切ったのが、2008年のミヤビランベリであり、2014年のメイショウナルトです。2007年のミキノバンジョーなんかも道悪や直線の長いコースでは逃げ馬になれる馬で、このレースでは3着に好戦しています。

こういうコースなので、マルターズアポジーが仮にハンデ57.5sが堪えて、二の足がつかなかったとしても逃げられるし、前記した馬たちよりもスタートダッシュが速いマルターズアポジーならば、2番手以下を突き放して逃げることも不可能ではないはず。逆に自分はいつでも動けるからと、昨秋の福島記念のように向こう上面で後続を引きつけて引きつけて3コーナーから加速していくことも出来るでしょう。また、今年2月の小倉大賞典のときのように、淀みないペースで逃げ切ることも出来る馬なので、この馬本来の能力を出し切れれば、上位争いが濃厚でしょう。

しかし、真の逃げ馬は、展開云々よりも余力と前走でスタミナが補充できるレースが出来ているかどうかが大切。そうでなかったら、五分のスタートから二の足の速さで楽にキタサンブラックを突き放し、道中も楽に平均ペースに落とせた前走大阪杯で大失速などしません。こと展開に比重を置くのであれば、前走のレース運びは完璧だったはずです。このレースを荒らすも、荒らさないもマルターズアポジー次第であり、前走の敗因をどう考えるかが今回の勝敗の分かれ目となるでしょう。
posted by 山崎エリカ at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2017年07月06日

スパークキングレディCの予想

絶対女王ミラクルレジェンドやサンビスタが凡走したレース
ホワイトフーガに死角はあるのか?
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川崎競馬場のナイター競走の名称「スパーキングナイター」より由来して名付けられたスパーキングレディーカップ。関東オークスやユニコーンSで上位の結果を出した3歳馬牝馬が、初めて古馬牝馬と激突するレースです。果たして今年は、3歳馬か? 古馬か??

過去10年の傾向から言うと、3歳馬は1勝、2着2回、3着2回に対して、古馬は9勝、2着8回、3着8回。ダントツで古馬が優勢のようです。3歳馬で勝利したのは、2009年のラヴェリータのみ。2着入線したのは、2006年のグレイスティアラと2013年のサマリーズ。3着入線したのは、2011年のアイアムアクトレス、2016年のタイニーダンサーです。

前記した3歳馬の共通項は……




posted by 山崎エリカ at 12:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 南関東&交流重賞の予想

2017年07月02日

本日の見所(CBC賞など)

2017年 ラジオNIKKEI賞、CBC賞
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●ラジオNIKKEI賞

福島芝コースは、東日本大震災の影響を受けて芝を大きく張り替えた2012年以降、馬場高速化が顕著。特に、芝が育つこの時期の開幕週は超高速馬場で、夏の開幕週で行なわれるラジオNIKKEI賞は、大雨でも降らない限り、超高速馬場で行われるのは確実。

馬場が高速化すれば、騎手は最後まで脚を残しておきたい意識になり、当然、下級条件ほどレースがスローペース化します。前半スローでリードを奪えれば、馬がそれほど消耗しないために、後半で再加速ができるといった具合。福島開幕週の全体的な傾向としては、逃げ、先行タイプの活躍が目立ちます。

しかし、さすがにラジオNIKKEI賞は3歳のG3戦ということもあって、極端なスローペースにはなりません。ただし、高速馬場ならば平均ペースで流れても前々で立ち回った馬が十分に残れます。実際にこのレースも2012年度以降は、例外パターンが起きた2013年度を除き、先行馬が必ず1頭は連対しています。

2013年の例外パターンは、前半がスローペースすぎて各馬が3コーナーからポジションを押し上げていったために、馬場の内側ががっぽりと開いたもの。そのインを突いて追い込み馬のケイアイショウサンが勝利しました。本来、追い込み馬は多頭数の外を回ることになるので、追い上げて失速のパターンになりやすいですが、急コーナーの福島で加速しながらコーナーを回ると、3コーナーの内ががっぽりと開いてしまうことも少ないですが、他コースよりも多くあります。

しかし、逃げ馬が普通にレースメイクして、平均ペースで流れてくれさえすれば、先行タイプを残らせてくれるはず。少なくとも本命馬は、真ん中よりも前でレースを進める馬から選択したいものです。

また、今回は、サロノクロニカルやクリアザトラックが上位人気に支持されていますが、ゴール前横一線を想定して作られたハンデ戦だとすれば、この2頭はお買い得ではないでしょう。ハンデが重い上に、自己ベストのPP指数をマークした後では、大きな上積みが見込めないからです。

逆に言うと、ハンデキャッパーは過去の成績を分析して、有力馬にハンデを重くしている前提ならば、過去の成績では現れないもので予想を組み立てたほうがいいでしょう。過去の成績には現れないものとは、「今回での上積み」ということになります。ハンデ戦では、通常のレースよりもこの上積みというものが、より生かされてくるので、そこに着眼点を持ってくると、意外と簡単に結論は出ます。

真ん中よりも前で立ち回れて、今回で大きな上積みが見込める馬…。行きつくところは、ただ1頭。あの馬しかいないんじゃない? とても面白そうです。


●CBC賞

中京芝コースは、昨春の高松宮記念で1分06秒7のレコードタイムが出て、主催者はマスコミやファンから散々叩かれました。そこで夏の開催前に芝の張り替え作業やエアレーション作業が行われ、エアレーション作業では、バーチドレンの半径を大きくする工夫をしたとのことでしたが、それでもCBC賞では1分07秒2の好時計が出ました。

本日、土曜日の知多特別(1000万下・芝1400m)でも、雨の影響があったはずなのに1分20秒6の好時計。おそらくリニューアル時は緩かった路盤がしっかりと固まって、いくらエアレーションで通気性を良くしても大きく影響しないレベルなのでしょう。日曜日の天候は雲りで馬場回復を想定すると、今年のCBC賞でも1分07秒台前半での決着が濃厚なものとなるでしょう。

中京芝1200mといえば、向こう上面の半ばからスタートして緩やかに100mほど坂を上って、その後最後の直線序盤まで坂を下っていくコース。基本的にペースが上がりやすく、特にリニューアル後はタフな馬場で、短距離戦のわりには逃げ、先行馬が苦戦していました。しかし、超のつくほど馬場が高速化したとなると、今後は緩和されていくはず。

昨年のこのレースで2番手を追走したラヴァーズポイントが2着、逃げたベルカントが3着に粘ったように、逃げ、先行馬もそこまで大きく割り引く必要はありません。しかし、無難にいくならば、「差し馬狙い」でしょう。なるべくロスのないレース運びができる内目の枠ならば理想的です。

さらに超高速馬場であれば、昨年のこのレースで2着に粘ったラヴァーズポイントや今年の函館スプリントSを制したジューヌエコールのように、斤量の軽い馬を狙うのがポイントです。現時点でやや能力が足りないと思われる馬でも、攻め続ければどこかで大穴にぶち当たることもあるでしょう。

特に、斤量はダッシュ力や加速力に強く影響を及ぼし、二の脚の速さや切れ味に磨きが掛かります。スピード適性が強く問われる短距離戦では、大きなアドバンテージになるで、今回での上積み+ハンデの軽い馬を狙えば、的中に近づけるでしょう。
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2017年06月28日

帝王賞の予想

1番人気のアウォーディー
ドバイワールドCの疲れはないか?
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いよいよ明日に迫った、上半期の総決算・帝王賞。帝王賞はドバイ帰りの馬でも調整する期間が十分あるために、中央のトップクラスが参戦してきます。まさに「グランプリ決定戦」と呼ぶにふさわしいレース。そのため2011年以降は地方馬の連対ゼロと、中央勢の独壇場の傾向。3着馬を見ても地方馬の活躍は、2015年のハッピースプリントのみです。

もともと良血馬や高額馬は中央でデビューすることが多く、さらに2歳時に馬産地・門別で結果を出した馬というのは、中央に移籍してくることが多いもの。当然、初期の段階から中央馬と地方馬に格差が生じています。しかし、地方では中距離の番組が少ないために、2歳時よりも3歳時と年齢を重ねるごとに中央と地方の格差が広がっていくのも確かです。

ちょっと前に遡れば、アジュディミツオ―、ボンネビルレコード、フリオーソと南関東勢が帝王賞を制したこともありました。しかし、これらはジャパンダートダービーで上位入線したことで、徹底して中距離路線を使われていた馬たち。地方馬はジャパンダートダービーで上位の結果を出さなければ、番組が豊富な短距離やマイル戦を主体に使われていくことになるので、同レースで不振の現状では、地方馬が結果を出すのはなかなか難しいでしょう。

さて、中央馬の独占状態が続く帝王賞……



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2017年06月14日

関東オークスの予想

地方馬は、どこまで通用するか?
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3歳牝馬限定の唯一のダートグレードとなる関東オークス。関東オークスは、昨年、船橋のミスミランダーが7番人気で2着入線して波乱となったように、地方馬の活躍がとても目立つレースです。記憶に新しいところでは、2012年に川崎のアスカリーブルが中央の強豪を抑えて勝利したこともありました。

地方馬のこのレースでの成績は、過去10年で1着1回、2着4回、3着6回。中央馬の活躍ばかりが目につくダートグレードで、この成績は驚くほど優秀です。これは地方競馬が牝馬競走の振興と牝馬の入厩促進を目的として、2010年よりグランダムジャパン(対象レースの競走成績に応じてポイントを付与し、上位3頭の地方馬はボーナスがもらえる)を開催するなど、牝馬の番組が充実していることが一番の理由でしょう。

現在のグランダムジャパンの3歳シーズン対象レースは、若草賞(名古屋)、桜花賞(浦和)、ル・プランタン賞(佐賀)、東海クイーンカップ(名古屋)、留守杯日高賞(水戸)、東京プリンセス賞(大井)、のじぎく賞(園田)。各地区の重賞レースが該当します。実際に過去10年で連対した地方馬5頭中3頭は、前記したレースのうちのどれかで3着以内の馬でした。2012年の勝ち馬アスカリーブルは東京プリンセス賞の勝ち馬、2009年の2着馬ツクシヒメは東京プリンセス賞の2着馬、2014年の2着馬トーコーニーケは若草賞、東海クイーンカップ、のじぎく賞の連勝馬です。

また、2010年の2着馬ハーミアこそ、距離が伸びて良さが出たタイプで、中央のダ1700mの500万下で2着の実績があったものの、昨年の2着馬ミスミランダーも、2歳シーズンのグランダムジャパンで上位争いをしていた馬。2歳シーズンの対象レース、ラブミーチャン記念を勝ち、プリンセスカップや東京2歳優駿牝馬で3着するなど、早い時点から活躍していた馬です。東京2歳優駿牝馬3着以降は休養していましたが、地元の条件戦をひと叩きして、このレースで巻き返しました。

つまり、中央の中距離500万下で連対実績があるか、現在のグランダムジャパンの対象レースの上位馬ならば、十分にチャンスがあることになります。その中でも一番活躍が目立つのは……。




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