2025年 葵S+アハルテケS – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2025.05.30
2025年 葵S+アハルテケS

■中よりも外から差せる馬が有利

 2018年より重賞に昇格し、今年で8回目となるが第1回目は3番枠のゴールドクイーン(8番人気)と1番枠のラブカンプー(6番人気)の行った、行ったが決まり、大波乱の幕開けとなったように、前と内から押し切りやすい傾向となっている。

 実際にオープン時代から、京都で行われた過去10年の葵Sを見ても逃げ馬が4勝、2着2回、先行馬が3勝、2着3回と前を行く馬が活躍している。ただし、今年は競馬開催中の連日の雨の影響で時計が掛かり、馬場の内側も傷んで中よりも外から差せる馬が活躍している。

 ここは(6)ベイビーキッスに外から折り合い難のいレイピアや、(10)サウスバンクが絡んでいく展開が予想され、京都芝1200mとしてはそれなりにペースが上がる可能性が高い。よってここは例年の傾向から一転して“差せる馬”を本命馬とした。

京都11R 葵S 芝1200m
 ◎ (3)ニタモノドウシ
 ○ (11)カンシン
 ▲ (9)ダンツエラン
 注 (2)ウイントワイライト
 △ (10)サウスバンク
 △ (1)カワキタマナレア
 △ (5)ワース
 △ (6)ベイビーキッス
 △ (7)モジャーリオ
 △ (8)アブキールベイ
結論 馬連3-11,9,2,10,1,5,6,7,8 (10:10:10:5:3:3:3:3:3) 複勝3 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (3)ニタモノドウシ

 デビューから2連勝、クローバー賞では当時の世代最高指数で勝利した実力馬。そのクローバー賞は7番枠から五分のスタート。すぐに2角があり、内の先行馬の出方をうかがいながら好位の外を確保する。道中はコントロールしながらミリオンローズをマークし、5番手で3角に入った。

 3~4角では先団馬群との差を詰め、4角で4頭分外から2列目に並びかけて直線へ。直線序盤で先に追われたミリオンローズの前に出て先頭に立つと、ラスト1Fで抜け出して2馬身差で完勝した。

 昨年の札幌芝の良馬場時は異例の高速馬場が続いており、10日目の前走でも高速馬場。2歳日本レコードを記録しているが、前後半3F36秒0-34秒9のスローペースで前有利の展開だった。

 2走前の朝日杯FSは前有利の展開を出遅れ、後方馬群の中目で折り合いに専念する競馬。最後の直線であまり伸びない内を突いたこともあり9着に敗れた。

 休養明けの前走、ファルコンSも内と前有利の馬場&展開で出遅れ、かなり掛かって中団やや後方から3~4角で4頭分外を回るロスを作って15着に凡退したが、今回は叩かれての変わり身が見込める一戦。

 気性難でありながら、前に行けるスピードもない本馬にとって時計の掛かる芝1200mはベストの条件。意外と人気だが本命に推す。
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東京11R アハルテケS ダ1600m
 ◎ (2)ウェイワードアクト
 ○ (12)アサヒ
 ▲ (15)タガノエスコート
 注 (3)レディントン
 △ (16)カズプレスト
 △ (1)エルゲルージ
 △ (13)サルヴァトーレ
 △ (9)ハチメンロッピ
 △ (10)ナチュラルハイ
結論 馬連2-12,15,3,16,1,13,9,10 (10:10:10:6:5:5:2:2) 複勝2 (50)

■有力馬と評価コメント

◎ (2)ウェイワードアクト

 デビュー2戦目の青竜S(3歳OP・東京ダ1600m)でいきなり3着した素質馬。その後着実に上昇し、近4走はすべて連対と充実している。

 4走前の錦秋S(3勝クラス・東京ダ1600m)でも3番枠から出遅れ、内の馬が外にヨレたのも重なって中団やや後方、最内からの追走となったが、最後の直線序盤でインのとても狭いところを捌いて2列目に上がり、ラスト1Fで最内からすっと抜け出して勝利している。

 ここでは大外をスムーズに質待っ割ったジョディーズマロンに対してクビ差まで詰められたが、内を捌いて上がった辺りに性能の高さを感じさせた。

 本来はダ1600mならば好位が取れる馬。逃げ、先行馬が手薄のここは、好位の最内が取れるだろう。今回は休養明けだが展開に恵まれる可能性が高く、本命馬とした。

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