2022年 TCK女王盃の予想

j度々、地方馬がアドバルーンを打ち上げるTCK女王盃ですが、ここまでメンバーが集うと…(゜_゜>)。

大井11R TCK女王盃 ダ1800m
 ◎ (6)レーヌブランシュ
 〇 (5)ショウナンナデシコ
 ▲ (12)テオレーマ
 注 (4)ケラススヴィア
 △ (3)ダイアナブライト
 △ (7)ブランクチェック
 △ (11)リネンファッション

見解
 ◎には、前々走のレディスプレリュードでは、逃げ馬不在で最内枠から逃げる形となったクリスティの2番手外から、終始同馬にプレッシャーをかけ、4角手前先頭から押し切って優勝した(6)レーヌブランシュを推します。同馬は昨年のTCK女王盃でもマルシュロレーヌと半馬身差の2着に好走しているように、大井ダ1800mのこの舞台が得意。

 ただ、昨年のTCK女王盃も逃げ馬不在のスローペースで、先行馬のレーヌブランシュにとっては絶好の展開だったことは確か。今回で逃げ馬ケラススヴィアがペースを引き上げた場合に一抹の不安を感じますが、スローペースなら上位争いが濃厚でしょう。

 ○は、前々走のカノープスS、前走のベテルギウスSと牡馬相手のオープン、リステッド競走で1着、2着と連対した(5)ショウナンナデシコ。同馬の勢いはメンバー中でNO.1。特に前々走は2列目の内で包まれて最後の直線序盤では進路がない状態から、ラスト1F手前で先頭列の狭い間を割ってすっと伸び、グレートタイムに1馬身半差をつけての危なげない内容での勝利でした。

 本来、牡馬相手の中央のオープンで連対実績のある馬というのは、牝馬の交流重賞路線ではかなり有力ですが、今回は昨年のJBCレディスクラシックの上位馬や中央の3勝クラスを圧勝した馬がここ出走と相手が手強く、対抗評価までとしました。

 ▲は、昨年のJBCレディスクラシックの覇者(12)テオレーマ。ただJBCレディスクラシックは、馬場の内側がダートが深い状況下の中、中団内目を追走し、4角で外に出して優勝。サルサディオーネが逃げてペースを引き上げたこともあり、展開トンピシャでした。前々走のレディスプレリュードでは、展開が向かなかったにせよ、◎レーヌブランシュに2馬身半も差をつけられての2着だったことを考えると、過大評価は禁物でしょう。

 以下特注馬として、2012年のハルサンサン(1着)、2017年のリンダリンダ(2着)、2019年のマルカンセンサー(2着)と、このレースで穴を開けることが多い、南関東の4歳馬(4)ケラススヴィア。同馬は昨年の牝馬クラシック2冠馬で、関東オークスでも2着。今秋は不振でしたが、前走の東京シンデレラマイルでは逃げて3着と復調気配を見せました。ただ、昨年の3歳ダート路線馬はレベルがそこまで高くなかったことを考えると、もうワンランクの成長が欲しいところです。

 あとは△に前走のクイーン賞ではサルサディオーネが逃げ切り態勢のところを、大外から一気に差し切って優勝した(3)ダイアナブライト。前走は2番手のリネンファッションが8着に敗れたように、前が厳しい流れでしたが、同馬は中団内から3~4角で位置を押し上げ、直線最序盤2番手から食らいついて行くような競馬での優勝。そこまで展開に恵まれた勝利でもなかったので、買い目に加えました。ただ、クイーン賞で初重賞制覇を達成した馬は、過去10年でこのレースでの3着以内がゼロです。

 他では1年の長期休養から、ひと叩きされて一変し、前走の市川S(3勝クラス)では、2着馬に5馬身差をつけて勝利した(7)ブランクチェック。前走は速い流れを中団内々をロスなく立ち回ったとはいえ、4角で進路確保のために早めに動いて、外に持ち出しての完勝。折り合いも直線での捌きもスムーズでした。休養明けの前々走で走れなかったことが前走に繋がった感はありますが、休養中のさらなる成長が窺える内容で、ここも警戒しました。

 最後に3走前のブリーダーズゴールドCでは、マイペースで逃げてマルシロレーヌと半馬身差の2着に粘った(11)リネンファッション。前走のJBCレディスクラシックでは、半馬身ほど出遅れた上に、内から寄られて挟まれる不利がありましたが、それを馬場の悪い内から挽回し、サルサディオーネにプレッシャーをかけて行く競馬で3着。スタート後のロスと4角先頭の早めの競馬を考えると、負けて強しの競馬でした。

 前走は休養明け好走後だったために、前々走同様にサルサディオーネにプレッシャーを駆けていく競馬で8着大敗を喫しましたが、それゆえに今回での巻き返しが期待されます。ただ、同馬は砂を被るのが苦手な馬。前の位置を取るしか策がなく、ここでもオーバーペースに巻き込まれてしまう危険性もあるので狙い下げました。

結論 馬連5-6 (16) 枠連5-8,4,3,6 (36:14:14:20)


2022年 ニューイヤーCの予想

逃げてこそのノブレスノアの最内枠が吉と出るか、凶と出るか…今回はノブレスノアがハナに行き切れなければ、当たる可能性が高いでしょう。

浦和11R ニューイヤーC 1500m
 ◎ (5)ミゲル
 〇 (1)ノブレスノア
 ▲ (8)カイル
 △ (3)リヴィフェイス
 △ (12)ダイナソー
 △ (6)フレールフィーユ
 △ (11)ナインバイパー

見解
 ◎には、ハイセイコー記念では逃げ馬の外2番手から2着と好走した実力馬(5)ミゲルを推します。前走のジェムストーン賞は、格下的な相手に逃げてマークされる競馬。4角で一旦外から並ばれて差されそうになったものの、それを差し返すかのような競馬で力のあるところは見せました。前走で短い距離を逃げているので、ここはレースの流れに乗りやすいでしょう。同馬は1200mよりも1600mでこその馬。1500mのここは巻き返しに期待します。

 ○は、ハイセイコー記念を逃げ切り勝ちした実力馬(1)ノブレスノア。前走の全日本2歳優駿は、2歳ダート路線では圧倒的な存在のドライスタウトに外から食らいついて行く競馬。勝ちに行く競馬をしたために3角過ぎではもう手応えを失っており、11着大敗を喫しました。GⅠの舞台で無理をさせたあとの一戦だけに、今回は余力面でやや疑問。また、同馬は逃げて揉まれない競馬をしてこその馬。前走1200mで逃げるスピードを見せたミゲルが内に切ってハナを主張した場合には、苦しい競馬になる危険性もあるので、対抗評価としました。

 ▲は、ハイセイコー記念では差す競馬で3着の(8)カイル。前走の浦和ジュニアチャンピは斤量57Kgだった影響もあるにせよ、本調子ではなかったようで、行きっぷりがひと息。浦和1500mのコース利を活かして、最内枠から押して押して、最終的には2列目の内まで上がるレースぶり。前半でけっこう脚を使っているので、さすがに苦しいかと思った残り100mから、何とか前の2頭を交わしての2着を死守。底力を見せました。今回のカイルは17日に左海誠騎手が左鎖骨骨折する前から、見越騎手の鞍上が確定しており、調子がやや落ちている可能性もあります。しかし、カイルらしく末脚型の競馬をすればもっと走れると見て、3番手評価としました。

 あとは△に船橋1000mの新馬戦と船橋1600mのアブクマポーロMを圧勝し、前走の平和賞では1番人気に支持された(3)リヴィフェイス。前走は外枠から前に行く馬が多く、好位の後ろの3列目最内を追走。結果的に速い流れになったことで、展開に恵まれる形での4着でした。しかし、デビュー3戦目の内容としては上々。休養中に成長していれば、相手強化のここでも通用するでしょう。

 他では、3走前のブリーダーズゴールドジュニアでは差して3着、前々走のサッポロクラシックCでは、2番手からブリーダーズゴールドジュニアの2着馬モーニングショーを負かしてに行って残り100mで一旦先頭も、リコーヴィクターに差されて2着の(12)ダイナソー。前走のJBC2歳優駿は、アイスジャイアントの外差しが決まったように、前がかなり厳しい流れ。その流れを外3番手からでは6着に大敗しても仕方ありません。今回は浦和1500mで不利な外枠で、差す形になるでしょうが、前が崩れるような展開になればワンチャンスあるでしょう。

 さらに前走の浦和ジュニアチャンピは、1~2角で3頭分、3~4コ角で2~3頭分、好位の外々から向正面では2番手まで上がって、3馬身差の圧勝を収めた(8)フレールフィーユ。前走はこれまでにない成長力を見せる走りで、▲カイルを撃破。その後、乗り込んで状態が上がているとのことですが、その通りなら上位争いでしょう。ただ、前走が消耗度の高いレースになったことで、スムーズに上昇するかが微妙なところがあるので狙い下げました。

 最後に前々走の川崎若駒オープンを4馬身差で圧勝した(11)ナインバイパー。前々走は相手に恵まれた面がありますが、前に行って揉まれない競馬をすることで良さが出たのは確か。前走の全日本2歳優駿は相手が強く、負けて当然としても、揉まれてズルズル後退していく競馬でした。外枠の今回は揉まれない競馬で一考します。

結論 馬連5-1,8,3,12,6,11 (16:12:8:8:4:2) 複勝5 (50)

2022年 船橋記念の予想

本日は山崎得意のスプリント戦。当たる可能性が高いと思っています✨✨

船橋11R 船橋記念 ダ1000m
 ◎ (2)コパノフィーリング
 〇 (4)アザワク
 ▲ (8)カプリフレイバー
 注 (10)アドバイザー
 △ (11)クルセイズスピリツ
 △ (5)シャインカメリア
 △ (12)コウギョウブライト

見解
 ◎には、4走前にこの舞台のSI・習志野きらっとスプリントを逃げて3馬身差で圧勝した快速馬(2)コパノフィーリングを推します。4走前の2着馬は、昨年の船橋記念の覇者であり、東京スプリントでも3着と好走しているキャンドルグラス。近走はやや距離が長く、能力全開とまではいっていませんが、得意の舞台のここは期待が高まります。

 ○は、前走の笠松グランプリでは、大外12番枠から逃げて◎コパノフィーリングにマークされながらも、3着に粘った(4)アザワク。今回は6勝を挙げた得意舞台の1000m。斤量も53.5Kgと恵まれており、巻き返しが期待できるでしょう。

 ▲は、昨年のこのレースの3着馬(8)カプリフレイバー。同馬はその後の2戦、川崎スパーキングスプリントと柿生スプリントを圧勝。今回は休養明け好走後の一戦となりますが、能力と勢いを警戒します。

 以下特注馬として、昨年のこのレースでは、正攻法の競馬で2着と好走した(10)アドバイザー。前々走の習志野きらっとスプリントと前走のカムイユカラスプリント(船橋記念TR)では出負けして4着、3着。斤量を背負わされるようになってから、出脚が悪くなっているのは懸念材料ですが、それでも善戦できているし、近2走よりも斤量が軽いのは好材料でしょう。

 あとは△に、休養明けで挑んだ昨年の習志野きらっとスプリントでは5着に敗れたものの、5走前の流星賞では逃げて習志野きらっとスプリントの3着馬フランシスコダイゴを2着に下して勝利した(11)クルセイズスピリツ。その後の4戦は展開が厳しく、3走前の東京盃は相手も強く10着に敗れていますが、1000mで行き切って展開に恵まれれば通用するでしょう。

 他では1000mで3戦2勝、前走のカムイユカラスプリントでは、前がペースを引き上げたことで展開に恵まれたとはいえ、4着の(5)シャインカメリア。今回は最軽量の斤量51.5Kg。このパターンはしばしばこのレースで穴を開けるので警戒しました。

 最後に前走のカムイユカラスプリントでは、内からオーバーペースで逃げるキモンルビーを追い駆けながら2着と激走した(12)コウギョウブライト。ただ、前走は前々走のA2クラスで、逃げ馬の外2番手から、最後の直線序盤で先頭から押しきりを狙う競馬が前走に繋がった面があり、狙い下げました。

結論 2-4,8,10,11,5,12 (14:14:12:6:2:2) 複勝2 (50)

2022年 報知オールスターCの予想

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします(^▽^)/

川崎11R 報知オールスターC ダ2100m
 ◎ (9)ブラヴール
 〇 (4)ノーヴァレンダ
 ▲ (14)ロードゴラッソ
 注 (11)ハイランドピーク
 △ (5)ラッキードリーム
 △ (7)トランセンデンス
 △ (8)エルデュクラージュ
 △ (12)タイサイ
見解
 今年の初◎には、3歳時は京浜盃1着、羽田盃2着の実績馬(9)ブラヴールを推します。同馬は古馬になってからは伸び悩んでいましたが、休養明けの前々走・A2クラスを快勝。ラスト2Fを13秒2-13秒1と加速しながら突き抜けた走りは復活を感じさせました。前走の日刊ゲンダイ賞は、序盤でタイサイが逃げたものの、ブラックバゴが最初のスタンド前で最後方から一気にハナを奪って先頭。2週目の向正面で一気にペースを上げて、レース最速がラスト4F目という仕掛けの早いレースになったことで前に厳しい流れ。差し馬有利の決着となりました。

 しかし、ブラヴールは末脚が武器の馬で距離延長には不安要素があった中、3~4角の外から位置を押し上げて、距離延長に対応したことにここへ来ての好調さと成長を感じさせられました。今回もノーヴァレンダの逃げで、先行馬も多数。淡々とした流れが予想されるだけに、同馬の末脚に期待しました。

 ○は、2018年の全日本2歳優駿を優勝し、2019年の白山大賞典3着、昨年の佐賀記念3着の実績馬(4)ノーヴァレンダ。前走の報知オールスターカップTRはマイペースで逃げて7馬身差の独走。しかし、屈腱炎による長期休養後が不振で、前走で勝たないとここに出走して来られない立場だったのも確か。前走が目標だった感が強いだけに、上積み微妙も能力、実績は上で対抗評価としました。

 ▲は、昨年の名古屋大賞典の覇者で、2500mの名古屋グランプリで2着しているように長距離が得意の(14)ロードゴラッソ。近走は距離が短く、追走に苦労しているのが敗因。スタミナが不足する休養明けで長距離をこなすのは簡単ではありませんが、今回の距離ならば変わり身があっても不思議ありません。

 以下特注馬として、浦和移籍後は1400m路線を使われ、さきたま杯5着、オパールS5着と差し馬有利の流れとなったことでそれなりの結果は残せていますが、2018年のエルムSを優勝し、翌年のエルムSでも2着の実績があるように、本来は中距離馬の(11)ハイランドピーク。同馬は前走の生田オープンでは、好位で流れに乗り、3~4角の内から位置を押し上げ、○ノーヴァレンダをクビ差下しての勝利。前走は1400mのビオラ賞に出走。勝島王冠ではなく、相手が弱いところを使っているので、勝島王冠の好走馬よりも余力があるでしょう。

 あとは△に2歳時にJBC2歳優駿を優勝し、去年は門別のクラシック3冠を制した(6)ラッキードリーム。南関東の強豪が相手の前走ダービーグランプリでは、キャッスルトップがオーバーペースで逃げたことで、縦長馬群の中団でレースを進めた同馬は展開に恵まれた面がありますが、休養明けで4着なら悪くありません。川崎移籍初戦で山林堂騎手を配しているあたりに試金石を感じさせますが、明け4歳馬で再度の休養中に地力をつけている可能性もあるので警戒しました。

 他では羽田杯の勝ち馬で、3走前の戸塚記念では、セイカメテオポリスの内差しが決まる流れを、逃げ馬の後ろの3番手から最後の直線しぶとく粘って2着と好走した(7)トランセンデンス。前々走の埼玉新聞栄冠賞は逃げたことで、エメリミットやリッカルドにプレッシャーをかけられて苦しい競馬となりましたが、前走の勝島王冠では巻き返して5着。トップスタートから行きたい馬に行かせて2列目から正攻法の競馬で0.2秒差。今年の南関東勢は3歳世代はレベル「?」でしたが、同馬は地道に成長しているよう。もうワンランク成長を見せられれば、ここでも通用するでしょう。

 さらに一昨年の東京ダ2100mのブリリアントS、スレイプニルSを連勝し、昨年はダイオライト記念で2着と好走した(4)エルデュクラージュ。特にダイオライト記念は逃げたアナザートゥルースに並びかけて行く競馬で、最後の直線序盤で先頭に立っての2着と強い内容でした。近2走が短い距離を考慮してもあまりに不振ですが、南関東移籍2戦目で変われる馬も多いので、得意距離のここは警戒しました。

 最後に大井に移籍して目下2連勝の(12)タイサイ。同馬は逃げ馬に並びかけて行く競馬で中央の3勝クラスを優勝しているように、前に行ってこその馬。前走の日刊ゲンダイ賞でも逃げ馬に並びかけて行く競馬で、◎をブラヴールを撃破と強い内容でしたが、今回は逃げ馬候補が強い○ノーヴァレンダだけに、そういう競馬ができるかどうかという点と、前哨戦好走後の一戦になるので、余力面にやや疑問を感じて狙い下げました。

 番外 セイカメテオポリス
 ダートグレード上位の馬たちを差し置いての現時点(当日12時台)で2番人気。3走前の戸塚記念、前々走のダービーグランプリはキャッスルトップのオーバーペースの逃げで展開に恵まれての1着、3着。前走の勝島王冠もリコーワルサーの捲りで差し馬有利の展開。それも中団やや前の3列目の最内を立ち回ったもの。今回は再度の内枠ではありますが、相手強化のここでは評価できません。

 

結論 馬複9-4,14,11,5,7,8,12 (16:10:8:4:4:4:4) 複勝9 (50)