2022年の秋華賞の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2022.10.16
2022年の秋華賞の予想

本日は阪神6℞、7R、9R、新潟7Rの予想もWeb上で公開します。別途、ご覧くださいm(__)m。

本日7番 阪神11R 秋華賞 芝2000m
 ◎ (1)ウインエクレール
 〇 (7)スタニングローズ
 ▲ (9)スターズオンアース
 注 (8)ナミュール
 △ (2)ライラック
 △ (13)エリカヴィータ
 △ (15)サウンドビバーチェ

 ■明確な逃げ馬不在も、前に行きたい馬が揃った一戦

 秋華賞は今年も昨年と同じく、阪神芝2000mで行われます。同コースは京都芝2000mと比べると1角までの距離が若干長い約350m。スタート直後が上り坂のため、比較的ペースは落ち着きやすいコース形態になります。しかし、上級条件になると京都の秋華賞同様に、2角過ぎまでハナ争いが行われる場合もあるので、決めつけは禁物。

 今回の逃げ馬候補はタガノフィナーレ、ブライトオンベイス、サウンドビバーチェの3頭。ただブライトオンベイスは距離不安があることから、今回は逃げない可能性も考えられます。またテンの速いウォーターナビレラは、前走クイーンSは2番手から失速していることもあり、前に行かず、思い切った待機策を取る可能性もあるでしょう。しかし、アートハウスやエグランタインなど、強豪先行馬が揃っているだけに、ペースが速くなる可能性が高いと見ています。

 そうなればオークスで差して上位のスターズオンアースやナミュールなどが展開に恵まれる可能性が高いもの。しかし、前記2頭はオークス以来となる休養明けの一戦。取りこぼしがあっても不思議ないだけに、個人的には別路線の差し馬を狙ってみたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (1)ウインエクレール

 本馬は新馬戦を勝利。デビュー2戦目のクイーンCでは、スタートでアオって中団馬群の中で少し掛かり気味になりながらも、強敵に混じって6着と素質の高さを感じさせました。

 3戦目のスイートピーSは雨の稍重でかなりのハイペースとなった中、2列目の内を追走。ここでも少し折り合いに苦労していましたが、逃げ馬を壁にして我慢させていました。結果、最後の直線ではしっかりと伸び、3着馬に5馬身差を付け、なかなかの好指数で勝利。良いスピードと豊富なスタミナを同時に感じさせる好内容でした。

 前走のSTV賞(3勝クラス)では古馬初対戦となりましたが、ここでも2列目の外を追走。1番人気に支持されたこともあり、少し掛かることを意識して馬の後ろで我慢させつつも、3番手と積極的な位置取り。前を行く2頭を3~4角から動いて早めに負かしにいったため、抜け出してから苦しくなりました。完全に差し馬たちの餌食となりそうな展開でしたが、それでも2着を死守したのは負けて強しの内容でした。

 まだキャリア4戦、一戦ごとの上昇度が著しい馬。ここまでのレースぶりからもスタミナを感じさせます。また、半兄は芝中距離で国際的に活躍をしたウインブライトとなれば、芝2000mは問題なさそうです。内枠からレースの流れに乗れば、一発が期待できそう。また前走のレースぶりから、今回はそこまで積極的な競馬はしないはずで、春の実績馬たちをまとめて負かすならば、この馬と見ました。

 〇 (7)スタニングローズ

 芝1400mの新馬戦でデビューし、そこでは2着。その後は芝1600mの新潟2歳S、サウジアラビアRC、デイリー杯2歳Sを使われ、そこで3~5着と善戦しているが、実はどれも噛み合っていませんでした。

 新潟2歳Sは序盤で窮屈になり、位置が下がり後方からの競馬。サウジアラビアRCも上がりが極端に速い展開を、3角からラスト1F手前まで3列目の内で包まれ、仕掛けが遅れてしまう形。そしてデイリー杯2歳Sは、逃げ馬不在を利してハナを主張したものの、外からプルパレイに出られ2列目の内に控えました。そして、ここでも極端な上がり勝負となったため、キレ負けする形となっています。

 一方、タフな馬場で1Fの距離延長でもあった3走前のフラワーCでは、1番枠からやや出遅れたものの、二の脚で無理なく2列目の内を追走。最後までしぶとい粘りを見せました。芝1600mではテンに置かれ気味だったため再三にわたり不利を受けていましたが、芝1800mでは楽に追走。こういった一連の成績から、本馬は距離が伸びてこその馬と見て、オークスでは穴馬として猛プッシュした。結果、10番人気で2着とその期待に応えてくれました。

 オークスは前半5F60秒6-後半5F58秒5のスローペース。本馬は2番枠から好発を決めて、3列目の内を追走。4角出口で馬場の良い外に出して直線と、展開や馬場が噛み合っての好走ではありました。しかし、噛み合ったのは距離を延ばしたことで好発が切れたこと、追走に忙しくならず、コントロールが利いたことが大きいでしょう。

 結果的にデビュー当初は不適距離を使われ能力を出し切れていないので、馬が傷んでおらず、成長力はかなりありそうなタイプです。前走の紫苑Sでも勝ちにいく競馬でしっかりと結果を残しました。しかし、今年の紫苑Sは決着指数が例年と比べかなり低く、レース内容も前残りの流れに上手く乗ったもの。前走の1着自体に価値はありませんが、逆に言うと前哨戦としては疲れが残りにくいレースだったので、今回に向けては悪くありません。順調の強みを生かして(9)スターズオンアースを逆転できるか。

 ▲ (9)スターズオンアース

 デビュー3戦目の赤松賞では1番人気に支持されながら(8)ナミュールに敗れ、次走フェアリーSも1番人気で(2)ライラックに敗れました。当時は最後の直線で終始鞍上が左に重心をかけて追っており(馬が内にモタれたため)、最後に反動で外に刺さったところでゴールしています。

 続くクイーンCでも好位の中目を追走と勝ちに行く強い内容ではありましたが、ペースが上がらない中、3~4角で包まれ進路がないまま直線へ。ラスト2Fで馬群の狭い間を割り、ラスト1Fで抜け出したが、外から一気に(16)プレサージュリフトに捕らえられ、クビ差の2着惜敗でした。

 しかし、桜花賞ではやや出遅れたことが吉と出たようで、中団馬群の中目で脚をためて差す競馬で見事に結果を出しました。そしてオークス当日も外差し馬場で行われた中で、18番枠からポジションを下げ、中団の外目で脚をためました。3~4角の外から、最後の直線でさらに馬場の良い外に徐々に出しながらの優勝でした。

 本馬はもともと先行して甘さを見せていた馬。桜花賞、オークスでは差し競馬で結果を出しているように、脚をためてこそ全能力を発揮出来るタイプのようです。また桜花賞の上位馬が距離の壁に当たった中で、本馬は長くいい脚が使えていたことから、マイルよりもこの距離の方がいいはず。

 今回は牝馬三冠を目指す一戦。本来ならば圧倒的な1番人気に支持されるべき主役の立場です。しかし今回は、剥離骨折による休養明けということもあり、そこまで過剰には支持されない可能性が高いです。このことは鞍上の心理にとってはプラスに働くでしょう。上位人気に支持されると勝たなければいけない意識が高まり、勝ちに行く競馬をすることもあり好ましくありません。伏兵的な乗り方が牝馬三冠のかかるこの一番で出来るかどうかが、カギになりそうです。

 注 (8)ナミュール

 5F通過65秒6の超スローペースとなった新馬戦では、流れに乗って2番手からラスト2F10秒8-10秒7と、驚きのタイムで勝利。『2歳馬ジャッジ』でもとても高い評価をした馬です。その期待に応えて赤松賞では後の二冠馬スターズオンアースを撃破し、チューリップ賞では1番人気に応えて堂々の勝利を飾りました。

 個人的に期待したオークスでは内から伸びて3着。よく頑張ったと思うと同時に、瞬発力に秀でた馬だけに、一気の距離延長がマイナスに働き、そのぶん伸びきれずの3着だったと感じました。また、外差し有利の馬場状態の中で、最後の直線で馬場の内を通ったことも良くありませんでした。

 今回はオークス以来となる休養明けの一戦。ピークの状態ではないでしょう。ただ瞬発力とスピードに秀でたタイプだけに、距離が少しでも短くなるのはプラスに働きそう。脚をためて後半にかける競馬が出来れば、直線一気を決められるだけの潜在能力はあります。

 △ (2)ライラック

 デビュー3戦目のフェアリーSでは、強烈な末脚で▲スターズオンアースを撃破した馬。桜花賞がそれ以来の一戦だったこともあり、春のクラシックでは二桁着順に終わりましたが、前走の紫苑Sでは3着と好走し、成長をアピールしました。

 前走では8番枠から五分のスタートを切って、そこからは無理をさせずに下げて中団外目を追走。3~4角で徐々に外に出しながら、4角でさらに外に進路を取ると、そこからの反応は地味で前との差は詰まらなかったものの、ラスト1Fでバテた馬たちを交わして一気に浮上。スタニングローズに0.1秒差、2着(15)サウンドビバーチェにクビ差まで迫りました。

 本馬は注ナミュールのように瞬発力に秀でたタイプではなく、しぶとく伸びるタイプの差し馬。高速馬場のトップスピード比べだと分が悪いのですが、阪神芝は「超」の付くレベルの高速馬場ではなく、ハイペースになればそれなりに上がりタイムが掛かりそうなので、一考しました。前走からの前進と展開の後押しがあれば、ここも上位争いに加われそうです。

 △ (13)エリカヴィータ

 新馬戦ではラスト2Fが11秒5-11秒4の流れを差し切り、高い素質を感じさせた馬。その次走のフェアリーSでは新馬戦の内容が評価されて2番人気に支持されました。しかし、9番枠からやや出遅れ、そこから鞍上が押してリカバーしようとしたものの、結局後方馬群の後ろまで。3~4角の外から動き、4角で外から上がっていったタイミングでひとつ内のスプリットザシーが躓き、その不利をかなり受けて10着に凡退。鞍上も最後は追っていませんでした。

 それゆえに「エネルギーが溜まっている」ということで、その次走のフローラSでは狙ったのですが、結果は見事に巻き返して1着。フローラSは2番枠からまずまずのスタートを切り、外のマイシンフォニーが競り掛けてくる中で、2列目の内を死守。前2頭が競り合って後続をどんどん引き離して行く中で、3列目の内と前を見ながら丁度いい位置でレースを運び、最短距離を立ち回れてはいますが、本馬も長くいい脚を使っており、マイルよりも中距離でさらに良さが出た印象を受けました。

 前走のオークスは、休養明けのフローラSで好走した後の一戦だったこともあり、最後の直線では伸びて来られませんでした。もちろん、馬場の悪い内を通したことも9着敗退の理由でしょう。今回はそれ以来の一戦となりますが、もともとの素質や距離適性の高さから通用の余地があるので、警戒しました。ぶっつけGⅠは楽な条件ではありませんが、現時点で9番人気なら一考の価値があります。

 △ (15)サウンドビバーチェ

 今春はチューリップ賞4着で桜花賞出走権を取れず、オークスではラブパイローにドロップキックを食らって、顔面外傷の悲劇に見舞われた馬。こういった馬の運気の反転は恐ろしいもので、前走の紫苑Sではまさかの逃げで最後までしぶとく粘り、○スタニングローズを最後まで苦しめました。確かに春も前に行ってのしぶとさは見せていたのですが、個人的には謎めいた成長でした。

 春は行きたがって折り合いに苦労していた面がありましたが、前走では背水の陣を敷くかのように、思い切って行かせたことが吉と出た面もありました。前走時が馬体重14Kg増だったように、馬が成長し、体力がついてきたところに、逃げたことが吉と出た面もあるでしょう。

 陣営はまだ脚をタメることに拘っているようですが、それは布石を打っている可能性もあるので、ここは警戒します。本馬は逃げがベストというよりは、折り合いを欠かない位置でスムーズなレースができれば、さらなる前進がありそうです。

結論 馬連1-7,9,8,2,13,15 (5:15:10:6:2:2) 複勝1 (50)

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