■ハンデ戦だが、実力どおりに決まることが多い
シリウスSが行われる阪神ダ2000mは、芝内回りの4角奥の芝ポケット地点からスタートして、最初のコーナー(1角)までの距離が約500m。芝スタートで勢いに乗せられるため、前半のペースは速くなるが、1~2角(4F目)地点が急カーブのため、ここで13秒台までペースが落ちる。逃げ、先行馬は前半3Fが速くても、4F目でしっかり息を入れることができる。
しかし、向正面から再びペースが上がり、トータルで見れば平均ペースで流れていることが大半。このため逃げ馬でも、追込馬でも万遍なく結果を残せている。つまり、このレースはハンデ戦で、多少、斤量差の影響は受けるが、実力通りに決まることが多いということ。
今回もサンマルレジェンドがハナを主張し、カフジオクタゴンがこれにプレッシャーを掛けて行く可能性が高い。ヘラルドバローズ、アイコンテーラー、ハギノアレグリアスと強い先行馬が多数出走してはいるが、それらは幅広いペースに対応できる馬なので、ペースがそこまで上がらないと見て予想を組み立てたい。
本日2番 阪神11R シリウスS ダ2000m
◎ (7)アイコンテーラー
○ (14)ハギノアレグリアス
▲ (9)カフジオクタゴン
注 (3)ヴァンヤール
△ (8)サンマルレジェンド
△ (4)ヘラルドバローズ
△ (5)フルヴォート
△ (6)ニューモニュメント
結論 馬連7-14,9,3,8,4.5.6 (15:10:10:5:4:3:3) 複勝7 (50)
■ハンデ戦だが、実力どおりに決まることが多い
シリウスSが行われる阪神ダ2000mは、芝内回りの4角奥の芝ポケット地点からスタートして、最初のコーナー(1角)までの距離が約500m。芝スタートで勢いに乗せられるため、前半のペースは速くなるが、1~2角(4F目)地点が急カーブのため、ここで13秒台までペースが落ちる。逃げ、先行馬は前半3Fが速くても、4F目でしっかり息を入れることができる。
しかし、向正面から再びペースが上がり、トータルで見れば平均ペースで流れていることが大半。このため逃げ馬でも、追込馬でも万遍なく結果を残せている。つまり、このレースはハンデ戦で、多少、斤量差の影響は受けるが、実力通りに決まることが多いということ。
今回もサンマルレジェンドがハナを主張し、カフジオクタゴンがこれにプレッシャーを掛けて行く可能性が高い。ヘラルドバローズ、アイコンテーラー、ハギノアレグリアスと強い先行馬が多数出走してはいるが、それらは幅広いペースに対応できる馬なので、ペースがそこまで上がらないと見て予想を組み立てたい。
■有力馬とそのコメント
◎ (7)アイコンテーラー
休養明けの前走のBSN賞を初ダートながら勝利した馬。前走は12番枠から好スタート&好ダッシュで、好位の外3番手を追走。向正面で2番手の(8)サンマルレジェンドにプレッシャーをかけ、3角手前からペースが上がって3~4角でも新潟としてペースが緩まなかった中、3~4角の外から仕掛けて、4角で前2頭に並びかけ、再加速して直線序盤で一気にリードを奪い、後続に2馬身半差。ラスト1Fでブルベアイリーデに半馬身ほど詰め寄られたが、寄せ付けずの完勝だった。
前走は圧巻の内容。今回は前走の内容が強すぎたために疲れが残って二走ボケを起こすか、ダートの慣れによる上昇度を見せるか分岐点になり得る一戦ではあるが、ダートの大物出現のストーリーに期待してみる。
○ (14)ハギノアレグリアス
昨秋の阪神ダ1800mのOP・太秦Sを勝利すると、その後、ダートグレードで4戦連続連対と安定した走りを見せた馬。4走前の東海Sでは4番枠からまずまずのスタートを切って、3列目の最内を追走。3角でひとつ外に出し、4角出口で外に誘導して直線へ。そこからしぶとく伸びて、2番手のハヤブサナンデクンに接近したが、ラスト1Fでは外のカラ馬に邪魔をされ、ブレーキで位置を下げながらも勝ち馬プロミストウォリア(次走アンタレスS勝ち)に2馬身差の2着に迫った。
本馬はタフな馬場で行われた前々走の平安Sも2着。ここでは11番枠からやや出遅れたが、そこから促されて中団の中目を追走。向正面で好位勢とのスペースをじわっと詰めて3角。3~4角では好位の中目でスペースを確保して、4角出口で上手くタイセイドレフォンの後ろから3列目の外に出して直線へ。序盤しぶとく伸びて3番手まで上がり、ラスト1Fでタイセイドレフォンは捉えたが、グロリアムンディとの差は詰められずに、2馬身半差の2着に完敗した。
前走は京都ダ1800mで前半4F49秒6-後半4F51秒6とかなりハイペース。2着であったが、馬場にも展開にも恵まれ、1~4角の立ち回りもスムーズでありながら、本調子ではなかったグロリアムンディに2馬身差を付けられた点にやや物足りなさは感じたのも確か。しかし、ここでは能力上位であるのは間違いない。前走の帝王賞では上位3頭に離され4着と崩れたが、立て直されての今回は巻き返しが濃厚だ。
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本日3番 阪神9R ヤマボウシ賞 ダ1400m
◎ (2)ナスティウェザー
〇 (4)ラムジェット
▲ (1)サトノフェニックス
注 (6)エスカル
△ (3)パッシングシャワー
△ (7)レオエンプレス
△ (8)ホーリーブライト
△ (9)アスクアイルビゼア
結論 馬連2-4,1,6,3,7,8,9 (16:16:7:5:2:2:2) 複勝2 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にナスティウェザー、エスカル(ともに-11.0pt)、サトノフェニックス(-8.0pt)、ラムジェット(-2.0pt)、ホーリーブライト(-0.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (2)ナスティウェザー (新馬戦の評価AA)
函館ダ1000mの新馬戦の覇者。同レースでは3番枠から好スタート&好ダッシュでハナを取り切ると、マイペースの逃げ。持ったままで4角を回って直線に出されると、そこから上位3頭による強烈な加速比べ。本馬はラスト1Fを過ぎた辺りで、フットワークの回転がさらに上がる。結果は2着馬に4馬身差、4着馬以下には大差をつけての快勝だった。
ラスト2Fは11秒6-10秒9。ラスト1Fは驚きの数字だ。確かにダート1000mだったので減量騎手で斤量53Kgが大きかったところはあるが、高い素質がなかればマークできない数字でもある。前走の函館2歳Sは芝の不良馬場を先行し、結果的にはオーバーペースで13着と大敗した。ダートに戻り、巻き返しを期待する。
〇 (4)ラムジェット (新馬戦の評価A)
中京ダ1400mの新馬戦の覇者。同レースでは6番枠から出遅れ、ダートの部分に入ってからも行きっぷりが悪く、道中は離れた最後方を追走。3~4角でようやく一頭交わしたが、4角でも前とは大きな差があった。通常なら明らかに「大敗で終了」と言ったレースぶりだったが、最後の直線で大外に出されると徐々に前と差を詰めた。それでもラスト1Fではまだ届く気配はなかったが、残り50mあたりからグイグイ伸びて差し切った。
ラスト2Fは12秒5-12秒9。冷静に判断すると前が潰れたところを最後まで同じような脚で伸びていたら届いたと言う内容だった。見た目は強烈なインパクトを残す差しきり勝ちだったが、指数もあまり優秀とは言えない。ただ上がり3Fタイムの35秒8は、この週の中京ダートでは古馬を含めて最速だった。こういったレースぶりの馬は過剰評価してはいけないが、光るものは見せていたので対抗評価とした。
▲ (1)サトノフェニックス (新馬戦の評価A)
阪神ダ1200mの新馬戦の覇者。同レースでは6番枠からのスタート後に内にヨレ、そこからかなり押して好位の内を追走。スピードに乗ってからは抑えて追走するほど余裕があった。3~4角ではそのまま内を立ち回り、4角出口で中目に出されると、しっかりと長くいい脚を使った。ラスト1F標識過ぎで先頭に立つとそこからは独走。2着に4馬身、3着に7馬身差をつけて圧勝した。
ラスト2Fは12秒4-12秒5とほぼ減速せずにゴール。ダート新馬戦としてはかなり高い評価ができる。指数もこの時期の2歳ダート新馬戦としては優秀だ。昨年の6月ダート新馬戦を勝利したオマツリオトコは、芝でもやれると確信できるほどに瞬発力を感じさせた。本馬は優秀であることは間違いないが、それよりは少々劣る印象だが、1勝クラスならアッサリ突破する可能性を秘める。
注 (6)エスカル (前走の未勝利戦の評価B)
新馬戦は好指数で逃げ切り勝ちしたピンクヴェノムの3着。次走の未勝利戦では逃げの手に出て、クラークテソーロになかなか良い指数で差し切られての2着だった。ここまで強敵とぶつかってきたが、デビュー3戦目の前走は 指数比較では他の出走馬と比較して断トツの存在。順当に1番人気に支持された。
レースは8番枠から好スタートを切って、そこから気合を入れハナ奪取に成功すると、手応え十分に逃げた。直線でもスピードはほぼ衰えず、7馬身差を付けて圧勝。1クラス上の指数を記録しての勝利であり、今回はとにかく強かった。しかし、逃げて圧勝は消耗度が大きく、次走での疲れが懸念されるもの。しかし、折り合う競馬にも対応できれば、将来、面白い馬になりそうだ。
△ (3)パッシングシャワー (芝の新馬戦の評価A)
小倉芝1200mの新馬戦の覇者。同レースでは1番枠からはっきりと出遅れて最後方からの追走。ポジション取りでは苦しい形となったが、道中で進路を探しながら徐々に位置を上げ、3角では好位の内に入った。さらに、4角入口では2列目、出口で馬の間を割って2番手で進路を作ると、フットワークの回転が上がった。最後は逃げ馬を目標に抜け出し、2着馬に1馬身1/4差、さらに3着馬に3馬身半差を付けて勝利した。
競馬センスの高さを感じさせるレースぶり。走破タイムの1分9秒1もこの日の小倉芝としてはなかなか優秀。ラスト2Fは11秒3-11秒7と減速したが、上がり3Fタイム34秒3はこの日の小倉芝では古馬を含めて最速だった。
この日の小倉芝は後半に向けて馬場が急速に悪化したのであまり高い評価はできないが、ある程度なら評価しても良いはず。外差し馬場の前走・小倉2歳Sは6番枠からまずまずのスタートを切って先行策。さらに4角で馬場の良い外に出し切れなかったこともあって6着に敗れたが、ダート変わり一考してみたい。
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本日5番 中山9R 芙蓉S 芝2000m
◎ (1)アクアヴァーナル
○ (3)ドゥレイクパセージ
▲ (6)マテンロウゴールド
△ (4)フユソウビ
△ (5)シリウスコルト
△ (7)キャントウェイト
△ (8)マイネルブリックス
△ (9)ティンク
結論 馬連1-3,6,4,5,7,8,9 (20:10:4:4:4:4:4) 複勝1 (50)
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本日1番 阪神10R 西宮S 芝2000m
◎ (12)ジュリアバローズ
○ (4)セントカメリア
▲ (15)エアサージュ
注 (9)チャンスザローゼス
△ (1)リカンカブール
△ (11)サンライズロナウド
△ (3)アサケレディ
△ (16)スズカノロッソ
結論 馬連12-4,15,9,1,11,3,16 (10:10:10:7:7:3:3) 複勝12 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサンライズロナウド(-16.7pt)、リカンカブール、アサケレディ(ともに-15.3pt)、エアサージュ(エアサージュ(-15.0pt)、ジュリアバローズ(-14.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (12)ジュリアバローズ
遅れたデビュー。初出走となった未勝利戦でラスト2F11秒5-11秒3秒で勝利し、1クラス上で通用する指数を記録した素質馬。その後は休み休みだが、前々走の四国新聞杯では、今回と同じ舞台の阪神芝2000mの2勝クラスを好位の外から2馬身差で快勝した。
前走の佐渡Sは休養明け、内の馬が残る展開を外を通りながら最後の直線では前を負かしに行き、いったん2番手に上がる仕掛けの速い競馬で息切れしてしまったが、内容は良かった。今回は本来の脚を溜める競馬で前進が期待できる。
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本日4番 中山11R 秋風S 芝1600m
◎ (15)クルゼイロドスル
○ (1)ドゥラモンド
▲ (4)アドマイヤハレー
△ (2)ニシノスーベニア
△ (3)ルージュエクレール
△ (7)モチベーション
△ (12)ルージュラテール
△ (11)エターナルヴィテス
結論 馬連15-1,4.2,3,7,12,11 (12:12:8:8:4:4:2) 複勝15 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にデコラシオン(-16.3pt)、シュヴェルトライテ(-15.3pt)、ニシノスーベニア(-15.0pt)、ソウテン、ダークエクリプス、ルージュラテール(ともに-14.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (15)クルゼイロドスル
デビュー2戦目の未勝利戦を1クラス上で通用域の指数で勝利すると、デビュー4戦目のジュニアCでは重賞級の指数で圧勝した馬。ジュニアCは大外13番枠からまずまずのスタートを切って、ややハイペースで逃げ、4角~直線序盤でスッと後続を引き離して、4馬身差の完勝だった。このように本馬は能力を出し切ると強い。
前走の白川卿Sは休養明け、スタートで寄られポジションが悪くなった。それでも大きく崩れておらず、始動戦としては上々だった。今回は叩かれて上昇、前々走のジュニアCの再現を狙う。