2023年 戸塚記念の予想

今年から鎌倉記念TRの若武者賞が重賞に格上げされましたが、同レースは少頭数8頭立てで、さらに1頭取り消して7頭立てとなりました。低配当で決着する可能性が高いので、今週は9月13日(木)の戸塚記念一本にさせて頂きますm(__)m。

川崎11R 戸塚記念 ダ2100m
 ◎ (4)ドラケン
 ○ (3)ヒーローコール
 ▲ (8)マンダリンヒーロー
 注 (6)ナンセイホワイト
 △ (11)ローアヴァンフレア
 △ (1)マイキーマジック
 △ (10)コルドゥアン
馬複 4-3,8,6,11,1,10 (16:16:10:4:2:2) 複勝4 (50)

■三度目のヒーロー対決

 サンタアニタT大敗から中1週で黒潮盃を優勝したヒーローコールは前走で勝負懸かりだった可能性が高い。また、休養明けの黒潮盃で2着だったマンダリンヒーローは、今回で二走ボケを起こす可能性が否定できない。2強の実績、能力からあっさり2頭で決まる可能性もあるが、馬券的には2強が崩れる可能性に期待したい。

■有力馬とそのコメント

◎ (4)ドラケン

 4走前の羽田盃では2着馬(3)ヒーローコールと0.9秒差(6着)、前々走のジャパンダートダービーで2着キリンジと1.9秒差(7着)だった馬。前々走は10番枠からスタート後に内のオマツリオトコに軽く接触して、さらに外のキリンジにも接触。挟まれて中団やや後方からの追走となった。けっしてスムーズな競馬ではなかったが、ここではミックファイア以外の地方馬には先着しており、悪い内容でなかった。

 前走の黒潮盃では、ヒーローコールに1.2秒差(4着)離されてしまったが、このレースでは7番枠から好スタートを切って、2列目の(8)マンダリンヒーロー、(3)ヒーローコールを見ながら3列目の外、ヒーローコールの後ろを追走。3角手前でヒーローコールが動いてペースが上がったところでやや置かれて、位置が下がったが、直線でさらに外に出されると、しっかり伸びて来た。

 前走時は内が有利の馬場&ペースの中、勝ちに行く競馬で外々から進出するロスを考えれば上々の内容。このように本馬はレースを順調に使われ、上位馬にそこまで大きく離されていない。また前走時はかなり高速馬場で、やや追走に苦労していただけに、時計の掛かる川崎と1.5Fの距離延長はプラスだろう。よって今回の本命馬とした。

○ (3)ヒーローコール

 羽田盃、東京ダービーではミックファイアに完敗の2着だったが、同世代対決となった前走の黒潮盃は堂々の優勝。12番枠から五分のスタートを切り、そこからかなり押して好位の外を追走。向正面で2番手に上がり、3角手前から動いて、4角でウインドフレイバーに並びかけ直線へ。ラスト1Fでウインドフレイバーを交わして先頭。外から(8)マンダリンヒーローが迫ってきたが、残り100mで差を詰めさせず、1馬身3/4差で完勝した。

 森泰斗騎手が羽田盃後に「距離が延びるのは絶対にプラス」とコメントしていたように、マイルのサンタアニタTは忙しく、8番枠からスタート時に内にヨレて接触し、そこから押して行ったところで、外からシュアゲイトが急に内に切れ込んだ影響(斜行に近い状態)で、進路が狭くなって立ち上がり、後方3番手からの競馬になる不利もあったが、前走はその鬱憤を晴らすような勝利だった。

 しかし、前記したように、前走で勝負をかけに行った疲れが気になるところである。今回は本来の能力を出し切れれば、勝ち負けになる相手だが、ここは対抗馬とした。

▲ (8)マンダリンヒーロー

 デビューから4連勝目でハイセイコー記念を優勝し、その次走の雲取賞では○(3)ヒーローコールに土を付けられた馬。その次走では、ケンタッキーダービーの前哨戦であるサンタアニタダービーに出走してハナ差の2着。このレースは逃げ馬が3~4角で失速して5着、それに競り掛けた馬が最下位8着に敗れているように、いかにも米国らしい緩みない流れ。中団馬群の中目でレースを進めていた本馬は展開には恵まれたが、このレースの4着馬National Treasureが次走のプリークネスSを優勝していることから、それなりのレベルにあったはず。

 しかし、2度目のヒーロー対決となった前走の黒潮盃では、再びヒーローコールに敗れての2着。前走は2番枠から好スタートを切ったが、外のウインドフレイバーを行かせて、2列目の内を追走し、向正面で早めに動いたヒーローコールを追い駆けたが、ついて行けずに位置が下がり、もたつきを見せて3~4角へ。4角出口で外に出して追ったが、残り100mからヒーローコールとの差を詰められなかった。

 前走内容は雲取賞と似ており、ヒーローコールに完敗の内容。万全の状態のヒーローコールに対して逆転を見出すのだとすれば、同馬よりも前の位置で進めることが条件になると見ている。しかし、今回はヒーローコールが万全の状態ではない可能性もあり、休養明けを一度使われたことでさらなる前進があればここで逆転の可能性もあるだろう。ただし、本馬も二走ボケの可能性もあるだけに、評価を下げた。

注 (6)ナンセイホワイト

 3連勝目でダービーTRを制し、前走の東京ダービーでも2着○(3)ヒーローコールと0.3秒差(3着)と好走した馬。ただし、東京ダービーは好位馬群の中目でレースを進め、3角手前でヒーローコールが強気に仕掛け、ミックファイアがそれに抵抗してペースを引き上げたところで動かず、ワンテンポ待って仕掛けたことで展開に恵まれた面がある。それでありながら最後の直線でヒーローコールとの差を全く詰められなかった辺りにやや不安を感じるが、その後の休養中に成長していれば、アッサリ通用しても不思議ない。

△ (11)ローアヴァンフレア

 これまで4戦4勝。前走の芙蓉賞は、大外7番枠から好スタートを切って2番手外を追走。2週目の向正面で外からヴァレンティヌスが上がってきたので、それに抵抗して早め先頭。最後の直線でも粘り通して、外から迫るコルドゥアンをハナ差で凌いで勝利した。

 前走はスタミナが不足する休養明けで2.5Fの距離延長。そこを考えれば収穫のある勝利だった。ただし、今回は重賞で大幅に相手が強化される。キャリアが浅い馬なのでまだまだ伸びしろはありそうだが、過大評価も禁物だ。

△ (1)マイキーマジック

 前々走の芙蓉Sは△(11)ローアヴァンフレア、(10)コルドゥアンに完敗の5着。3番枠から五分のスタートを切ってかなり押して序盤は好位の直後を追走していたが、そこから徐々に下がって後方2頭目を追走。しかし、末脚を活かしてこその本馬としては、スタミナが不足する休養明け&2Fの距離延長でありながら、位置を取りに行き過ぎたのも敗因のひとつ。

 本馬はダ1400mの新馬戦を前崩れの展開に恵まれ、追い込んで勝利したばかりに長らくマイル路線を使われているが、マイルでは追走に忙しい競馬が続いているので、本質的には2000m前後の距離のほうが向くはず。ダ2100mで1番枠を利してロスの少ない立ち回りができれば、一発あっても不思議ない。

△ (10)コルドゥアン

 前々走の芙蓉Sの2着馬。前々走は6番枠から五分のスタートを切って中団の外を追走。2週目の3~4角の外から動いて、最後の直線ではメンバー最速の上がり3Fタイムで△(11)ローアヴァンフレア、ヴァレンティヌスらに迫り、ローアヴァンフレアとはハナ差だった。前々走は前半5F68秒8-後半5F66秒0のかなりのスローペースで前有利の流れを考えると、悪くない内容。

 前走の黒潮盃も内と前が有利の馬場&展開を、9番枠から出たなりで最後方を追走。3~4角では最内から押し上げてはいたが、序盤の位置取りが絶望的過ぎたのも確か。今回も逃げ馬不在でペースが上がらない可能性が高いが、前走から1Fの距離延長と時計の掛かる川崎ならもっと走れるはず。

2023年 セントウルS・京成杯AH+中山10R以降の予想

本日は下記の計5レースの予想で終了となりますm(__)m。

■過去10年で差し、追込馬の優勝はゼロ、しかし2着は…

近3年は中京芝1200mで行われたが、今年は本来の阪神に戻り、4月2日以来のAコース使用開幕週の超高速馬場で行われる。超絶高速馬場時のこのレースは、1200m戦とはいえ、後半でもそれほどペースが落ちない傾向で、今年も1分07秒台半ばの決着が予想される。

実際に阪神で行われた過去10年で、かなりのハイペースになったのは、重馬場で行われた2014年のみ。ややハイペースが2回、平均ペースが7回で良馬場時はややハイペース~平均ペースの範囲内で収まっている。

このため逃げ馬3勝、先行馬3勝、中団馬4勝で差し、追込馬の優勝はゼロ。しかし、2着は2015年にウリウリが追込を決めており、その他、差し馬が2回食い込んでいる。1着を狙うのであれば3角7番手以内が目安だが、2着なら後方からでも届いているのでそれを踏まえて予想を組み立てたい。

本日2番 阪神11R セントウルS 芝1200m
 ◎ (7)エイシンスポッター
 ○ (10)ピクシーナイト
 ▲ (6)ビッグシーザー
 注 (8)アグリ
 △ (5)ジャングロ
 △ (13)ディヴィナシオン
 △ (2)ヴァトレニ
 △ (14)スマートクラージュ
結論 馬連7-10,6,8,5,13,2,14 (13:13:10:5:5:2:2) 複勝7 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (7)エイシンスポッター

 一戦ごとに着実に地力を付けて、前々走の鞍馬Sでオープン勝ちを決めた馬。前々走は14番枠からやや出遅れて、そこから促されたが追走に苦労して後方に下がって追走。道中では中目のスペースを詰め、3~4角では後方馬群の内目を通して直線へ。序盤で馬群を割って3列目まで上がり、ラスト1Fでそのまま外に出されると、最後は脚色の違いを見せて、早めに抜け出したスノーテーラーを楽に捉えて1馬身差で完勝した。

 前々走はタフな馬場ではあったが、そこまでペースが上がらず、先行馬でも粘れる展開ではあった。それでもタフな馬場で自己最高指数を記録した後の一戦となると、強く反動が出るもの。しかし、前走のCBC賞では、前と内が残る展開でハンデ57.5Kgを背負って6着に善戦。外からメンバー最速の上がりで伸びており、意外とがんばった。

 ここでは能力値上位男の存在。5走前の知多特別でマッドクールに1馬身半差まで迫るなど、もともと高速馬場でもやれる馬だけに、ここは期待してみたい。休養明け1~2戦目の馬が多いのに対して、順調にレースを使えていることも強調点だ。

○ (10)ピクシーナイト

 3歳夏のCBC賞で2着すると、そこから勢いに乗り、セントウルSで2着、スプリンターズSで優勝と3歳馬の上昇力で一気にGⅠホースとなった馬。本馬が優勝した2021年のスプリンターズSは、4番枠から五分のスタートを切って、二の脚で楽に好位から3番手の最内まで上がって行く形。3~4角でじわっと仕掛けて前の馬とのスペースを詰め、直線序盤で捌いてひとつ外に出されると、ラスト1Fで突き抜けて2馬身差で完勝した。

 しかし、その次走の香港スプリントでは、落馬事故に巻き込まれて転倒、骨折してから流れが反転してしまったようで、長期休養から復帰した今春の2戦も13着、8着と苦戦している。このように着順は良いところがないのだが、前走の京王杯SCは好位で流れに乗るレースが出来ており、スピード面の衰えは見せていない。むしろ、復調気配を感じさせる内容だった。

 今回は長期休養から3戦目。息持ちは良くなって来るはずだ。GⅠ馬の底力を持ってすれば、ここで復活の可能性は十分あると見る。

▲ (6)ビッグシーザー

 デビュー3戦目の未勝利戦をレコード勝ちして強さを見せるとそこから4連勝。一気に現3歳世代のトップスプリンターと評価されるようになった。特に前々走のマーガレットSは、4番枠から五分スタートだったが、そこから促されて二の脚で好位の内目から2列目まで上がって追走。3~4角では2列目の最内だったが、進路がないので、やや仕掛けを待って3列目に下げて、直線序盤で外へ誘導。そこからすっと伸びて先頭に立ち、ラスト1Fで突き抜けて2馬身差の完勝と、とても見どころのある内容だった。

 前走の葵Sでは1番人気を裏切って3着に敗れたが、休養明けでやや太目、他馬よりも斤量が重かったことも微妙に伸びを欠く原因となった。前走で能力を出し切れていないので疲れは残っていないはず。よって、今回は良い状態で出走してくることになるだろう。この時期は3歳馬がグングン力をつけてくる。また馬場が高速化するほど斤量の影響が大きくなるので3歳馬は有利となりやすい。実際に阪神で行われた過去10年ではm3歳馬が3勝2着2回3着1回と活躍している。
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本日1番 中山11R 京成杯オータムハンデ 芝1600m
 ◎ (7)グラニット
 〇 (6)シャイニーロック
 ▲ (8)アスクコンナモンダ
 △ (2)ソウルラッシュ
 △ (5)インダストリア
 △ (9)ラインベック
 △ (11)トーセンローリエ
結論 馬連7-6,8,2,5,9,11 (10:10:10:10:5:5) 複勝5 (50)

■内枠が断然有利

 京成杯AHは内枠の馬が有利。これは中山芝1600mが緩やかなカーブが続く円状コースで最初の2角で内に入れないと、終始外々を追走することになってしまうことが多いからだ。今年は2004年以来の少頭数だが、参考までに紹介すると、過去10年で馬番13番より外の優勝はない。

 2着は2018年ワントゥワン、2020年スマイルカナの2頭だが、同馬は逃げて最短距離を立ち回ったもの。ワントゥワンは最後方列から3~4角を大外から押し上げてはいるが、捲り馬の出現で展開に恵まれた面があった。

 この内枠有利の傾向は馬場が高速化するほど顕著になる。1分30秒7のコースレコードだった2012年は、馬番3番のレオアクティブが1着、1番スマイルジャックが2着、2番コスモセンサーが4着、5番ファイアーフロートが5着と、ほぼ内枠で決着した。

 2019年に1分30秒3にレコードが更新されたが、その年は馬番10番のトロワゼトワルが2角で先頭を取りきり逃げ切り勝ち。しかし、10番人気で3着に好走したのは内ぴったりの競馬をした馬番2番ジャンダルム。4着は3番カルヴァリオ、5着は1番プロディガルサン。ちなみに6着は5番ストーミーシーだった。

 今年のダービー卿CTのように3~4角でもペースが上がらず、タイムの遅い決着になれば、3~4角で好位~中団の外々を回ってもそれほど影響はない。しかし、稍重で行われた昨日の紫苑Sでレコードタイムが出たとなると、良馬場ならば超高速馬場のはず。今回は1分31秒半ばくらいの決着が予想されるだけに、内枠と前に行くことで内枠の競馬ができる馬たちを主体に予想を組み立てたい。

■有力馬とそのコメント

◎ (7)グラニット

 昨秋のサウジアラビアRCで、7番人気で大逃げをうち、2着に入って波乱の立役者となった馬。同レースは1番枠からまずまずのスタートを切って、押してハナを主張。道中も淡々とペースを刻んで後続を引き離し、10馬身ほど差を広げて直線へ。さすがにラスト2Fで甘くなり、最後はドルチェモアに交わされたが、3着以下は2馬身半差以上の差を付け完封した。

 さらにタフな馬場で行われた3走前のスプリングSでも、1番枠からトップスタートを決め、後続を引き離しての逃げ。当時は重馬場ながら優秀なタイムが出ていたように、とても逃げ馬が残れるペースではなかったが、0.4秒差の4着に粘った。同馬からやや離れた2番手を追走していたシルトホルンが9着に敗れていることからも、スタミナ型の逃げ馬と言える。

 前走のラジオNIKKEI賞は2番枠から好スタートを切ったが、いつもよりも行きっぷりが悪く、かなり押して出鞭も入れハナを主張。外のシルトホルンの方が出脚が良く、同馬がしつこく抵抗したため、ハナを取り切るのに時間がかかった。先頭に立ってからはペースを落としたが、4角で外からまた同馬に並ばれ、直線序盤ではエルトンバローズにも並ばれて交わされたが、0.6秒差で6着は死守した。

 前走は休養明けの影響があったようで、ハナを取り切るのに苦労したこともあり、後続馬とのリードを奪い切れなかった。しかし今回、同型馬は(6)シャイニーロックのみ。また同馬がハンデ57kgに対し、グラニットはハンデ51kgということから、同馬がハナを切る可能性が高い。

 本馬の勝ちパターンは大逃げであり、4角でどこまで後続とのリードを奪えているかが勝敗のカギとなる。それだけに時計の掛かる馬場のほうがより有力だったが、開幕週の超高速馬場なら、ある程度、促して行っても簡単には止まらないと見て、本命馬とした。

○ (6)シャイニーロック

 前々走のマイラーズCの2着馬。前々走では13番枠からまずまずのスタートを切って、そこから押してハナを主張して主導権を取り切る。道中もそこまでペースは緩めず、3角の下りで加速して4角で最速ラップを刻んで1馬身3/4差のリードで直線へ。序盤はしぶとく踏ん張っていたが、ラスト1Fで苦しくなって外差し各馬に襲い掛かられたが、それでも3着馬(2)ソウルラッシュとはアタマ差だった。

 また本馬は5走前のリゲルSで(9)ラインベックを撃破している点も好ましい。このレースは前半4F48秒0-後半45F6とかなりのスローペースでの逃げ切り勝ちだが、ここでも4角で最速で鋭くラップを刻んで粘り切っている。本馬はスローペースでもやれるので、◎(7)グラニットが飛ばして、離れた2番手からの追走でも問題なく、その場合は行った、行ったの公算が高まる。

▲ (8)アスクコンナモンダ

 重馬場の4走前の1勝クラスでは1番人気のモズゴールドバレルが逃げて2着に粘る前有利の流れを、中団の外から4角大外を回って直線一気に突き抜け、3馬身差で圧勝。このレースで1クラス上の指数で勝利すると、2勝クラス、3勝クラスと順当に勝ち上がってきた。

 3勝クラスの前走・白川卿Sでは、1番枠から出遅れ、行き脚も付かず最後方からの追走。向正面では最内から中団までじわっと挽回して、3~4角でも最短距離から好位で直線へ。直線では進路を確保するのにやや手間取っていたが、ラスト1Fで進路を最内に切り替え、狭い内を割って伸び、ゴール手前で抜け出して接戦を制した。

 本馬は後手を踏むところがあるので、開幕週で前走時のように1枠だと包まれる危険性もあったが、8番枠ならある程度、自由に動けるはず。本馬も脚質的に時計の掛かる馬場が理想ではあったが、前走のように早めに動いてもメンバー最速クラスで上がって来れるトップスピードがあるので3番手評価とした。

△ (2)ソウルラッシュ

 一昨年の暮れにマイル路線に転向し、4連勝で昨年のマイラーズCを優勝した馬。同レースは13番枠から出遅れ、そこから促して流れに乗ろうとしたが、外から被されてやや窮屈になって位置が下がり、後方中目を追走。4角出口で外に誘導されると、直線序盤は内に刺さる場面がありながらも、立て直されてさらに外に出されると、一気に4番手まで上がり、そこからバテた馬を交わして半馬身差で勝利した。

 本馬は昨年の安田記念では最後の直線で詰まり、位置が下がる不利があって13着に敗退。しかしその後は富士S、マイルCS、マイラーズCでは全て0.3秒差以内と、安定した走りを見せている。前走の安田記念は出遅れ、さらに両サイドに挟まれ後方に下がってしまう不利と、3~4角で後方馬群の中目で包まれて位置が下がる不利があって9着に敗退した。

 昨年の安田記念は不利がなければもっと上の着順を狙える手応えはあった。しかし、今年は最後の直線以降の進路取りはスムーズでありながらも、伸びを欠いたあたりに物足りなさはあった。しかし、それは休養明けのマイラーズCで好走した反動だろう。今回はそこから立て直されての一戦。今回は枠にも恵まれ、巻き返して来る可能性が高いが、ハンデ59kgはやはり不安で評価を下げた。

△ (5)インダストリア

 前々走のダービー卿CTで初重賞制覇を達成した馬。前々走は8番枠から五分のスタートを切り、そこから無理をさせず、じわっと流れに乗って中団外目を追走。3~4角でも前がペースを引き上げなかったため、ここで好位の外まで進出し、4角で仕掛け3列目付近で直線へ。そこからジリジリ伸びてラスト1Fでは2列目。ラスト1Fですっと抜け出し3/4差で完勝した。

 ダービー卿CT当日は、3~4角と直線の内側が悪化しており、同日に行われた芝4レース全てで差し、追い込み馬がワン、ツーを決めていた。それが自己最高指数の記録に繋がった面はある。それでも本馬を終始マークしていたジャスティンカフェを最後まで寄せ付けなかったことは評価できる。

 しかし、前走のエプソムCはジャスティンカフェが優勝し、本馬は7着敗退。前走は前々走で激走した疲れもあったと見ているが、3番枠と内枠だったこともあり、意識的に出して好位の内と、勝ちにいったことも敗因だろう。前走はゴリゴリ前の位置を取りにいったわけではないが、末脚を生かしてこその本馬としては、1Fの距離延長でもありながら位置を取りにいき過ぎた。

 今回は実績のあるマイル戦。後方で脚を温存し、3~4角で内目を通るか、前が崩れて後方からズドンという展開なら十分チャンスはあるだろう。脚質上、展開の制約を受けるタイプで過信は禁物だが、今回は内から捌くのが上手い鞍上ルメール騎手。3~4角で上手く内目を走れそうな気がしている。

△ (9)ラインベック

 オープンクラス昇格後は中距離路線を使われ、そこでは結果を出せなかった。しかし、新馬戦、中京2歳Sを連勝したマイル路線に転向すると上昇。5走前のリゲルSでは、2番手あたりから逃げる(6)シャイニーロックの最内を突こうとしたところ、同馬の内締め(斜行に近い形)で進路を失い、惜しい2着に敗れた。

 しかし、その次走の東風Sではその鬱憤を晴らすかのように自己最高指数を記録して勝利。同レースは4番枠から好スタートを切ってハナに立ったが、外から出鞭を入れてハナを主張するノルカソルカを行かせて、やや離れた2番手を追走。3~4角で前のスペースを詰め、最短距離から最後の直線。最後までしぶとく伸びてノルカソルカを捉え、ゾンニッヒ(次走ダービー卿CT・3着)の追撃を振り切って半馬身差で完勝した。

 本馬は休養明けで東風Sを好走したその次走では、重馬場を先行したこともあり9着に崩れた。ただその後は米子Sで2着、関屋記念で3着と安定した走りを見せている。今回も3~4角でロスがなければ安定して走れると見ているが、起爆力がないので勝ち負けとなると微妙なところではある。

△ (11)トーセンローリエ

 デビュー3戦目で未勝利戦を勝利すると、そこから3連勝でアネモネSを勝利した馬。同レースでは5番枠からまずまずのスタートを切り、そこから促されて逃げ馬スピードオブライトの外を追走。しっかりと折り合って同馬から半馬身後ろの2番手を維持して3角を通過。4角外から後続各馬が上がってきたタイミングでじわっと仕掛け、逃げ馬に並びかけて直線へ。同馬がしぶとく抵抗していたが、ラスト1Fの坂で抜け出し、外から強襲するコンクシェル(先月の2勝クラス・不知火特別を勝利)を半馬身ほど振り切った。

 休養明けの前走クイーンSは、内枠断然有利のクイーンSで大外14番枠。出遅れて最後方から最内に入れ、そこから位置を挽回して、向正面では中団。3~4角で好位の直後まで上がったが、そこで包まれて直線序盤は前が壁。ラスト1Fで進路を確保しても伸び切れなかったが、距離も長いうえに、前半で脚を使ったことが応えたのだろう。休養明けを叩かれて、得意距離に変わり、ハンデ52Kgでもあるここは警戒しておきたい。
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本日3番 中山10R セプレンバーS 芝1200m
 ◎ (2)フロムダスク
 ○ (1)サンティーテソーロ
 ▲ (10)ハーモニーマゼラン
 注 (6)ブッシュガーデン
 △ (4)ミスボニータ
 △ (9)ビーオンザマーチ
 △ (11)イルクオーレ
結論 馬連2-1,10,6,4,9,11 (15:10:10:5:5:5) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にハーモニーマゼラン(-16.0pt)、サンティーテソーロ、ファロロジー(ともに-13.7pt)、クムシラコ、シュアーヴアリア(ともに-13.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)フロムダスク

 デビュー3戦目、昨秋の京王杯2歳Sで2着と好走した実績馬。同レースでは7番枠から好スタートを切って、そこから押してハナを主張。しかし、外からスピードオブライトが競って来たので、それに抵抗してペースを引き上げて3角へ。3~4角でやや息を入れたが、4角で再びスピードオブライトが絡んで来たので、そこでじわっと加速し、半馬身差のリードで直線へ。同馬との競り合いはハナ差で凌いだが、外からオオバンブルマイに差されて1馬身差の2着だった。

 本馬は3走前のクロッカスSでも2着に粘っているように、前目で流れに乗れると能力を発揮するタイプ。前々走はサウジアラビアのダートで大敗。前走のNHKマイルCは、1番枠からまずまずのスタートを切ってハナを主張。当日は馬場の内側が悪化していたが、外から競ってくる馬がいて外に出せず、悪化した内側を通ったことや、先行争いを制してオーバーペースだったことが祟って17着に大敗した。今回は超高速の中山芝。距離が短くなるのも好ましく、スピードを生かして巻き返しを期待する。
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本日5番 3歳上1勝クラス ダ1400m
 ◎ (8)ナゲットモンスター
 〇 (3)ナイトアクアリウム
 ▲ (10)モカラエース
 注 (9)グッドウッドガイ
 △ (1)ライリーミノル
 △ (2)コマンダンテ
 △ (4)テイエムファルコン
 △ (5)フェアリープト
 △ (12)ワンダーアマルフィ
結論 馬連8-3,10,9,1,2,4,5,12 (20:13:7:2:2:2:2:2) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にナイトアクアリウム(-15.7pt)、グッドウッドガイ(-7.3pt)、ルパルテール(-5.0pt)、モカラエース(-3.7pt)、ライリーミノル、コマンダンテ、ワンダーアマルフィ(0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)ナゲットモンスター

 デビュー3戦目、ダート2戦目となった前々走の未勝利戦で3着と好走した馬。前々走ではまずまずのスタートを切って好位の外で流れに乗っての3着。未勝利クラスとしてはなかなか良い指数、今回のメンバーならば通用可のレベルの指数で走った。前走は1番人気に支持されたが、やや出遅れて終始外を回る競馬となってしまって、能力を出し切れなかった。キャリアの浅さからまだ上昇が見込まれる。ここは流れに乗って反撃を期待する。
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本日4番 中山12R 3歳上2勝クラス ダ1200m
 ◎ (15)パイプライン
 〇 (10)オメガシンフォニー
 ▲ (2)タリエシン
 △ (1)フレーズメーカー
 △ (3)エクサープト
 △ (4)ビップアクア
 △ (5)キュートヘスティア
 △ (7)フレーゲル
 △ (9)レヴール
 △ (11)ドンレパレス
 △ (12)セブンダートオー
 △ (16)ダイチヴィヴァン
結論 馬連15-10,2,1,3,4,5,7,9,11,12,16 (13:10:3:3:3:3:3:3:3:3:3) 複勝15 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にオメガシンフォニー(-17.3pt)、キュートヘスティア(-13.0pt)、アイスマン(-11.0pt)、エクサープト(-10.3pt)、タリエシン、フレーゲル、コパノエルパソ、パイプライン(ともに-10.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (15)パイプライン

 2勝クラスのダ1200mでは、2着2回3着3回と何度も上位入線している実績馬。4走前のベストウオッシュCでも10番枠から好スタートを切って中団の中目を追走。3角手前で外に出して、3~4角の外からじわっと進出。そのままの勢いで上位2頭に迫っての勝ち馬と半馬身差の3着だった。

 前々走は不良で超絶高速ダートの一戦で、14番枠から外を回りすぎて伸びきれず、前走の袖ヶ浦特別は5馬身差で独走した強い勝ち馬について行き過ぎ、失速した。今回は人気も落ちて気楽に乗れそう。立て直した効果に期待する。

2023年 紫苑S+中山10R以降の予想

本日は下記の4レースの提供で終了ですm(__)m。

■近年はスローペース化も…

 紫苑Sは秋の中山開幕初日に行われる、秋華賞トライアル。このレースがオープンだった頃は、上がり馬vs春のクラシックで通用しなかった馬の対戦図式だったが、2013年より重賞に格上げとなった途端、オークスの上位馬も出走してくるようになった。つまり、ローズSと勢力が二分化。さらに今年からGⅡに格上げされたことで、この傾向はより強まるだろう。

 さらにオープン特別時代と大きく異なるのは、スローペース化したこと。これはトライアル(特に決め手が武器の牝馬限定戦)では、本番を見据えた実績馬が、本仕掛けを遅らせることで、しばしば起こる現象で、逃げ馬不在の昨年は行った、行ったが決まっている。

 今年は逃げ馬の出走はアマイとフィールザオーラの2頭。マアイは前走の函館戦のように、時計の掛かる馬場で持久力を活かして逃げるタイプ。重馬場の今年はそれなりに上がりそうだ。紫苑SやローズSは平均ペースくらいで流れても差しが届いているので、ここは差し馬を中心に予想を組み立てたい。

本日4番 中山11R 紫苑S 芝2000m
 ◎ (17)ダルエスサラーム
 〇 (3)ヒップホップソウル
 ▲ (16)アップトゥミー
 △ (2)モリアーナ
 △ (15)エミュー
 △ (10)ソレイユウ゛ィータ
 △ (14)グランベルナデット
 △ (1)ミタマ
 △ (7)ミシシッピテソーロ
 △ (12)アマイ
 △ (13)シランケド
結論 馬連17-3,16,2,15,10,14,1,7,12,13 (10:10:7:7:4:4:2:2:2:2) 複勝17 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (17)ダルエスサラーム

 デビュー4戦目に紅梅Sを勝利した実績馬。同レースでは4番枠から五分のスタートを切ると、そこから押してじわっと前との差を詰め2列目の中目を追走。道中はある程度促して置かれずについて行き、3角手前で上手く外に出して押しながら3角へ。3~4角でも先頭列の外のカワキタマックスを追いかけ、4角出口で馬場の良い外に誘導すると、しぶとく伸びてラスト1F標辺りで先頭。外からバースクライが食らいついて来たが、決定的に差を詰めさせることなく、半馬身差で勝利した。

 それ以降は脚を溜める競馬で、瞬発力不足で負けるレースが続いている。前走の豊明特別は休養明けで一気に距離が短くなった一戦。出遅れてレースの流れに乗れず、能力を出せなかった。しかし、前走で芝1400mを叩かれたことで、芝2000mの今回はレースの流れに乗れそうだ。4走前の実績から潜在能力は互角以上と評価できる。また4走前のように時計の掛かる馬場も好ましく、ここでの一変に期待する。
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本日2番 中山10R 汐留特別 芝1200m
 ◎ (7)ハギノモーリス
 〇 (1)トラベログ
 ▲ (8)プレジャークルーズ
 △ (9)タリア
 △ (3)ミキノバストラム
 △ (6)トーセンサンダー
 △ (10)タッカーシルバー
結論 馬連7-1.8,9,3,6,10 (15:10:10:5:5:5) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にトラベログ(-12.3pt)、ショウナンマッハ(-11.3pt)、トーセンサンダー(-11.0pt)、プレジャークルーズ、タッカーシルバー(ともに-9.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)ハギノモーリス

 5走前の未勝利戦を逃げて1クラス上の指数で圧勝すると、4走前の立待岬特別(1勝クラス)でも、後続にしっかりと差を付けて逃げ切り勝ちした馬。4走前は7番枠から好スタート&好ダッシュでハナに立ち、函館芝1200mで前半3F35秒1のスローペースに持ち込んでの勝利だったが、ラスト2F11秒1-11秒1と最後まで減速することなく、メンバー最速の上がり3Fタイムを記録しての完勝だった。

 その後は人気を裏切るレースが続いているが、前々走の札幌スポニチ賞は11番枠から出遅れ、押して2番手外から挽回して行く競馬で苦しくなって13着と失速。前走の小郡特別は時計の掛かる小倉芝で先行争いが激化し、オーバーペースで逃げたもの。外差し決着となった中で、最後の直線でいったん後続を突き放した内容は悪くなかった。

 本馬はマイペースの逃げがベストであるが、逃げ馬の外を追走した3走前の潮騒特別で勝ち馬と0.1秒差(6着)に善戦しているように、揉まれずに行ければ2~3番手でも問題がない。今回は膝骨折による長期休養からの復帰戦になるが、この中間の追い切り内容が良く、ここでの復活を期待する。
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本日1番 阪神11R エニフS ダ1400m
 ◎ (6)ジレトール
 〇 (1)シゲルホサヤク
 ▲ (8)オーヴァーネクサス
 △ (5)スマートフォルス
 △ (2)ベルダーイメル
結論 馬連6-1,8,5,2 (15:15:15:5) 複勝6 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にベルダーイメル(-24.0pt)、オーヴァーネクサス(-23.3pt)、ジレトール(-21.7pt)、スマートフォルス(-19.7pt)、シゲルホサヤク(-16.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (6)ジレトール

 3歳時の昇竜S、端午Sではともに、強豪リメイクの2着した実績を持つ馬。古馬になってからは4走前の3勝クラス・銀蹄S(ダ1400m)を快勝し、前々走の欅Sでも2着と好走。前々走は7番枠から五分のスタートだったが、二の脚ですっとハナを主張。外からメイショウテンスイやケイアイターコイズが絡んだことで、東京ダ1400mで前半3F34秒8のかなりのハイペースで逃げたことで、最後にバトルクライに差されたが、3着馬レッドヴェイロンに3馬身半差を付けての2着だった。

 本馬はダ1400mで揉まれることなく、すんなりとしたレースができると強い馬。前走のプロキオンSは阪神ダ1400mで前半3F33秒9の超絶ハイペースの内枠で揉まれて13着と大敗したが、ここは少頭数で何が何でも逃げたい馬もおらず、揉まれない競馬ができそうな組み合わせ。巻き返しに期待したい。
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本日3番 中山12R 3歳上1勝クラス ダ1200m
 ◎ (14)デュアルキャリアー
 〇 (6)スマイルアップ
 ▲ (1)ゴキゲンサン
 △ (5)キングダラス
 △ (12)サイモンギフト
 △ (13)アポロリヤム
 △ (2)ルチア
 △ (4)ゲキザル
 △ (7)ラッキーガブリエル
 △ (11)トルーマンテソーロ
結論 馬連14-6,1,5,12,13,2,4,7,11 (10:8:8:8:8:2:2:2:2) 複勝14 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にデュアルキャリアー(-7.7pt)、スマイルアップ(-7.0pt)、ゲキザル、キングダラス(ともに-5.7pt)、アポロリヤム(-4.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (14)デュアルキャリアー

 門別では7戦7勝、圧勝を続けて中央入りした馬。4走前にこのクラスで逃げて2着をはじめ、JRA1勝クラスでは何度も上位入線している実力馬だ。本馬はスタートはそこまで速くないが、行き脚が付くと速い馬。しかし、前走は内から斤量50Kgのサルフトピッチがしつこく抵抗したことで競り合いが続き、完全なオーバーペースとなって6着に失速した。

 サルフトピッチは10着に対し、本馬は6着。勝ち馬との着差0.3秒差ならば、負けて強しと言える。今回はその厳しい流れを経験が持久力強化に繋がると見て、ここでの能力発揮に期待する。

2023年 夏期休暇のお知らせ

遅い夏休みのため、2023年9月6日の東京記念も7日のアフター5スター賞も予想提供はございません。どこかで休みを取りたいと考えていたのですが、今週は予想が難解だったこともあり、ここでお休みを取らせて頂くことにしました。

地方競馬コースの方には、1週繰り越しさせて頂きますm(__)m。

また、今週の中央競馬の予想は行いますm(__)m。

2023年 新潟記念・小倉2歳S+新潟9R以降の予想

本日は計7レースで終了です✨

■例年よりも内側が悪化していないが、外差し有利

 新潟芝は野芝100%のコース。野芝は軽いが衝撃吸収性に弱く、開催後半になるにつれて内側から悪化していく。このため夏の2連続開催12日目で実施されるこのレースは、最後の直線では各馬が内開けて走り、中~外が伸びる。マイネルファンロンが優勝した一昨年のように、外ラチ沿い強襲が正解という年もある。

 昨日の新潟芝2000m戦、赤倉特別で中目を通した馬が上位を独占したように、今年は開催が進んでもそこまで馬場の内側が悪化していない。しかし、このレースは初角までの距離が948mと異様に長いコースだけに、序盤から先頭に立ってしまうと、苦しくなってしまうことがとても多い(過去10年で序盤から逃げて3着以内は、2013年の 2着馬エクスペディションのみ)。

 また今年は逃げ馬不在でハラジが逃げる可能性が高く、超絶スローペースが予想されるが、マイネルウィルトスが大外枠なので同馬が捲って一気にペースアップ。これにより前が苦しくなって、結局、外差し決着になる可能性が高いと見ている。

本日2番 新潟11R 新潟記念 芝2000m
 ◎ (1)サリエラ
 ○ (5)イクスプロージョン
 ▲ (14)マイネルウィルトス
 △ (3)ノッキングポイント
 △ (11)バラジ
 △ (4)サトノルークス
 △ (8)インプレス
結論 馬連1-5,14,3,11,4,8 (10:10:10:10:5:5) 複勝1 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (1)サリエラ

 デビューから5戦して1着3回、2着1回、3着1回と複勝率100%の馬。上昇一途で前走の目黒記念でも3着と好走した。前走は日本ダービー当日で超絶高速馬場の16番枠からやや出遅れ。コントロールして中団馬群の外目を追走していたが、ペースが上がった3~4角でも中団の外々を回るロスの大きい競馬。

 また直線序盤でも進路確保にやや苦労していたが、捌いて外に誘導。ラスト2Fでもまだ後方だったが、外のゼッフィーロに併せて追われるとジリジリと伸び始め、ラスト1Fで前がバテたところで3/4差ほど同馬の前に出て、前2から一列後ろでゴールした。

 本馬はそこまで切れる脚がないが、トップスピードを持続できるタイプ。目黒記念のような後半勝負の長距離戦も合っているが、末脚の持続力が求められる新潟芝2000mも合っているはず。今回は叩き台の気配が強いが、相手弱化と外差し有利の馬場を考慮し、本命馬とした。

○ (5)イクスプロージョン

 昨年3月に復帰してからブリンカーを着用すると勢いに乗り、3勝クラスの高山Sとオープンの関越Sを連勝した馬。関越Sでは8番枠から五分のスタートだったが、そこから軽く促して中団やや前の馬群の中を追走。向正面で外に出し、3~4角では3列目。最後の直線でスムーズに外に出されると、楽に位置を上げ、ラスト1F手前で先頭。そこから甘くなって、内からグラティアスに盛り返され、外からもキングストンボーイに迫られ、ギリギリの勝利ではあったが、地力強化を証明する内容だった。

 その次走となった昨年の新潟記念は外差し馬場の1番枠。五分のスタートを切って、そこからかなり押して先行し、好位の内を追走。向正面で中目に出して、3~4角で外に出して行く形。直線ではさらに外に出しながら前に迫ったが、伸びを欠いて12着に失速した。

 昨年の新潟記念はタフな馬場で前半からポジションを取りに行ったことが仇となったが、今年はまだ高速馬場。昨夏の関越Sや前々走の新潟大賞典3着時のように外から末脚を活かす競馬なら、変われてもいいはず。また昨年はオープン初勝利で自己最高指数を記録した後の一戦だったが、今年は前走の函館記念で3~4角の後方中目で進路を作れず、4角で最後方まで下がって14着と大敗と、能力を出し切れていない臨戦過程も好ましい。ここでの一撃を期待する。

▲ (14)マイネルウィルトス

 極悪馬場の新潟芝2000mで行われた2021年の福島民報杯で大差勝ちした馬。同レースでは序盤は好位直後の最内を追走していたが、そこから徐々に位置を上げ、4角では2列目。直線序盤で中目に誘導すると、他馬が次々と失速していく中で最後までしぶとく粘り通し、2着馬に1.8秒差もの差を付けた。

 しかし、本馬はただの道悪巧者ではなく、超絶高速馬場の昨年の目黒記念でも中団から早めに動いて2着に善戦している。重馬場の前々走・函館記念でも2着しているように、ベストは道悪。もっと時計が掛かる馬場ならより期待が高まるが、末脚の持続力を活かせるこの舞台は合うはず。逃げ馬不在の状況下で自由に動ける大外16番枠も好ましく、3番手評価とした。
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本日3番 小倉11R 小倉2歳S 芝1200m
 ◎ (10)アスクワンタイム
 ○ (6)パッシングシャワー
 ▲ (9)ミルテンベルク
 注 (7)ビッグドリーム
 △ (5)キャンシーエンゼル
 △ (1)テイエムチュラサン
結論 馬連10-6,9,7,5,1 (20:10:10:7:3) 複勝10 (50)

 ■外枠の差し馬が優勢

 小倉2歳Sが行われる小倉芝1200mは、コース最高部の2角ポケットからスタートして、すぐに下り坂となるため、ダッシュが付きやすく、非常にテンが速くなりやすい。また3~4角もスパイラルカーブで下りとなっているため、スピードが落ちにくく、ハイペースになりやすいのが特徴だ。

 また小倉芝は開催が進んだわりに内側がそこまで悪くないが、土曜の小倉芝1200m戦、テレQ杯で外差し馬が1~3着を独占したように、中~外目が伸びる馬場状態。逃げ、先行馬よりも外枠の差し馬が優勢と見て予想を組み立てたい。

■有力馬とそのコメント

◎ (10)アスクワンタイム (未勝利戦の評価A)

 新馬戦は発走後に外に膨らむロスがありながら、外から良い脚で伸びて上がり3F最速タイで2着。勝ったクリノハレルヤがかなり強い勝ち方だったが、本馬も光るものを見せていた。

 前走はデビュー2戦目で、6番枠から五分のスタートを切った。二の脚でやや置かれて中団の外を追走していたが、そこから位置を押し上げ3角では4番手。コーナーで内から押し上げて3番手に上がり、直線では前を目標にスパート。残り300m付近で先頭に立つと、後続を引き離し、5馬身差で圧勝した。

 ラスト2Fは11秒2-12秒6ではあるが、これでデビューから2戦連続上がり3Fタイム最速と底を見せていない。今回は外差し有利の馬場で大外10番枠を引き、脚を溜める競馬でどれだけ弾けるか楽しみだ。この時期の2歳戦はキャリアを積んでいる優位性もあるだけに、本命馬とした。

〇 (6)パッシングシャワー (新馬戦の評価A)

 夏の小倉開幕週の芝1200m新馬戦の勝ち馬。同レースは1番枠からはっきりと出遅れて最後方からの出だし。ポジション取りでは苦しい形となったが、道中で進路を探しながら徐々に位置を上げ、3角では好位の内に入った。さらに、4角入口では2列目、出口で馬の間を割って2番手で進路を作ると、フットワークの回転が上がった。最後は逃げ馬を目標に抜け出し、2着馬に1馬身1/4差、さらに3着馬に3馬身半差を付けて勝利した。

 競馬センスの高さを感じさせるレースぶり。走破タイム1分9秒1もこの日の小倉芝としてはなかなか優秀。ラスト2Fは11秒3-11秒7と減速したが、上がり3Fタイム34秒3はこの日の小倉芝では古馬を含めて最速だった。

 この日の小倉芝は後半に向けて馬場が急速に悪化したのであまり高い評価はできないが、ある程度は評価して良いはず。また、出遅れて新馬戦を勝利した馬は、次走で大きく上昇することが多く、今回10頭立ての6番枠、差し馬場の小倉芝1200mも加点材料で対抗馬とした。

▲ (9)ミルテンベルク (新馬戦の評価A)

 6月の阪神芝1200m新馬戦の勝ち馬。同レースは2番枠から抜群のスタートを切ったが、コントロールして2番手を追走。馬場がタフだったからか、芝1200mの新馬戦なのに早々にバテる馬が多数で、最後の直線入り口では隊列がバラけた。本馬はラスト1F手前で楽に先頭。追われてから強烈に伸びるというわけではなかったが、2着馬ドナヴィーナスに3馬身差をつけて楽勝。3着馬には10馬身差をつけての好指数勝ちだった。

 馬場状態が悪く、ラスト2Fは11秒5-12秒0とさすがに減速したが、自身の上がり3Fタイム35秒1はこの日の馬場としては優秀。同日8Rの古馬1勝クラスで、今春のオークス2着に相当する指数で勝利した3歳牝馬マスクトディーヴァが、上がり3Fタイム34秒6を記録。これにはかなり差を付けられたが、同日の古馬を含めて3位タイの上がり3Fタイムを記録したことは評価できる。ここも有力な一頭だ。

注 (7)ビッグドリーム (新馬戦の評価A)

 夏の福島開幕週の芝1200m新馬戦の勝ち馬。同レースは大外10番枠からトップスタートを決めハナに立つ勢いだったが、内からパキラがハナを主張したので、スッと控えて2番手を追走し、折り合うセンスの良さを見せた。3~4角で早々と先頭に並びかけると、直線では馬場の良い外に出す余裕があった。あとは完全な独り舞台。後続に6馬身差を付けて圧勝した。

ただラスト2Fは11秒4-11秒9。良い指数の圧勝劇だったが、着差が付いたのは多少相手に恵まれた面があった。実際、この新馬の2着以下からまだ1頭も未勝利戦を勝ち上がった馬がいない。本馬の全兄は現3歳芝短距離路線で大活躍中のビッグシーザー。同馬は大型馬だが、本馬もかなりの大型馬でフットワークの軽さが目立つ。

ビッグシーザーは新馬戦で敗れて初勝利はデビュー3戦目の未勝利戦だった。しかし、そこで1クラス上の好指数を記録し快進撃が始まった。そこが今後の成長曲線にどのような影響を与えるか。本馬も将来的に大きな活躍が期待できるが、ここは割り引きたい。

△ (5)キャンシーエンゼル (新馬戦の評価A)

 7月の中京芝1200m新馬戦の勝ち馬。同レースは4番枠から好スタートを切って一旦は先頭に立ったが、外からニシノミニョンヌが押してハナを主張したので、控えて速い流れの2番手を追走。最後の直線では同馬が飛ばしていたが、ラスト1Fでそれを交わすと、そのまま押し切り2着に2馬身半差をつけて勝利した。

走破タイムは同日1Rの2歳未利戦よりもかなり速いが、これは馬場回復が影響したのだろう。ラスト2Fは11秒5-12秒0とラスト1Fでそこまで余裕がなく、今回で上昇し切れない可能性が高い。しかし、それでも新馬戦としては良い指数だっただけに警戒はしておきたい。

△ (1)テイエムチュラサン (ひまわり賞の評価B)

 前走のひまわり賞は8番枠から五分のスタートだったが、そこからダッシュ良く先頭に立ってハナを主張。しばらくエイヨーカルムに競られて緩みないペースで逃げたため、本馬も最後の直線では苦しくなって外に寄れる場面があった。それでもしぶとく粘り通して、2着馬に3馬身半差で完勝した。

 ラスト2Fは11秒6-12秒5。さすがにラスト1Fで失速したが、かなりタフな馬場で2歳戦としてはかなりのハイペースで逃げたことを考えれば仕方ない。新馬戦でも序盤からウエルカムキリシマと競り合い、緩みないペースで逃げたことで、最後の直線では苦しくなり蛇行したが、もうちょっと脚をタメて追走できれば問題ないだろう。

 今回はテンの速いド(4)ナヴィーナスを見ながらレースができる組み合わせ。メンバー中で唯一の2勝馬であり、キャリアも2戦と他馬よりも豊富な点が魅力。ここを勝てば1998年コウエイロマン以来の九州産馬による小倉2歳S勝ちとなる。調子がいいからの連闘策であれば、ここでも通用していい。
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本日5番 新潟9R 飯塚温泉特別 芝1400m
 ◎ (7)ベンガン
 〇 (3)コーパスクリスティ
 ▲ (9)ラスール
 △ (4)メイショウカイト
 △ (2)ヴィクトゥーラ
 △ (5)シティレインボー
 △ (6)ゲンパチアイアン
 △ (8)ワンダーカタリナ
結論 馬連7-3,9,4,2,5,6,8 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にメイショウカイト(-13.7pt)、ベンガン(-12.0pt)、ゲンパチアイアン、ラスール、クラリティスケール(ともに-11.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)ベンガン

 しばらく芝1200mを使われていた馬だが、前走は芝1400mの新発田城特別を使われて4着。前走は1番枠から五分のスタートを切って、2列目の最内を追走。やや内に刺さり気味で最後の直線で馬の間を割れなかったが、最後までしぶとく粘って4着に善戦した。本馬は緩みない流れとなった4走前の福島中央テレビ杯で、15番枠から好位の外を追走し、3~4角でかなりロスの大きい競馬になりながらも0.4秒差(7着)に善戦していることからも、芝1400mがベストと推測される。

 また前々走の郡山特別で外から差して5着に善戦しているように、もともとは末脚を活かしてこその馬。また昨年12月の中京芝1200mの1勝クラスでは、スローペースの2列目の内から馬の間を割って抜け出して接戦を制したように、スローペースなら自らある程度動いて行く競馬でも悪くない。今回は(6)ゲンパチアイアンの逃げで新潟芝1400m戦としてはそこまでペースが上がらない可能性が高いが、先行策でも悪くないだろう。

 ここでは能力値上位。休養明けの実績馬や指数の裏付けがない3歳馬が人気に押し出されている今回のメンバーなら、チャンスは十分。現時点で単勝10番人気、複勝6番人気と実力とのギャップが大きい馬だけに、ここは積極的に狙いたい。
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本日4番 札幌10R 釧路湿原特別 芝2000m
 ◎ (3)フェアエールング
 〇 (11)クレバーテースト
 ▲ (4)ダイム
 注 (9)ディープレイヤー
 △ (5)エレフセリア
 △ (6)オオキニ
結論 馬連3-11,4,9,5,6 (15:15:10:5:5) 複勝3 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にフェアエールング(-15.0pt)、カンティプール、ダイム、ルージュアルル(ともに-11.3pt)、オオキニ、ワレハウミノコ(ともに-10.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

 ◎ (3)フェアエールング

 福島芝1800mの新馬戦を押し出されるようにして逃げて、なかなか良い勝ち方をした馬。その後はスランプとなったが、休養明けとなった前々走の1勝クラスでは、(11)クレバーテーストにクビ差敗れたが、3着馬に3馬身差を付けて好指数の2着。前走の利尻特別はグラヴィテが逃げる極端なハイペースを、離れた4番手で無理をせず、3~4角で前が失速しかけたところを外から楽に押し上げ、しっかり抜け出して最速のラスト1Fで勝利した。

 同レースでは2着馬ウインスノーライト(次走、富良野特別をV)に2馬身半差を付けており、2勝クラス勝ちレベルの指数を記録。今回のメンバーでは能力値1位。レースぶりに安定感もだるだけに、本命馬とした。
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本日3番 札幌11R 丹頂S 芝2600m
 ◎ (9)ジェットモーション
 ○ (2)ジャンカズマ
 ▲ (7)ボスジラ
 △ (11)メロディーレーン
 △ (1)イヤサカ
 △ (5)サンアップルトン
 △ (8)キングオブドラゴン
 △ (12)サンセットクラウド
結論 馬連9-2,7,11,1,5,8,12 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイヤサカ、ジェットモーション(ともに-15.3pt)、ダンディズム(-15.0pt)、ビジン(-14.7pt)、サトノエルドール(-13.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (9)ジェットモーション

 若い頃は芝の中長距離を中心に使われ、2021年の三方ヶ原S(3勝クラス)では、その後の重賞2勝のエヒトを撃破して勝利するなど、上位常連だった馬。オープン入り後は1800m、2000mとそれまでよりもやや短い距離のレースを使われ、テンに置かれてポジションが悪くなり、大負けはしないものの届かないレースが続いていた。

 しかし、前走で久々に長距離戦を使われると、大外13番枠から五分のスタートを切って中団の外を追走。2週目の向正面でアケルナルスターが後方から一気に2列目まで上がって行くのを追い駆け、3列目で3角へ。3~4角でさらに位置を押し上げて、3番手で直線へ。直線で追われると2着アケルナルスターとの差を詰めたが、ゴール目前で外から(14)ダンディズム差されて、同馬とアタマ差の4着に敗れた。

 しかし、早めに動いて押し切りにかかった前走の札幌日経オープンの内容から、芝の長距離適性の高さを感じる。今回のメンバーでは能力値上位。レースを順調に使われている強みで、あとひと押しを期待する。
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おまけ 札幌12R 3歳上2勝クラス ダ1700m
 ◎ (14)ミラキュラスライト
 〇 (10)ダブルジョーク
 ▲ (5)メイクザビート
 △ (11)サンライズグルーヴ
 △ (2)カラレーション
 △ (3)テンウォークライ
 △ (6)シュガーコルト
 △ (12)スマートセプター
結論 馬連14-10,5,11,2,3,6,12 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝14 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサンライズグルーヴ(-17.7pt)、 スマートセプター(-15.0pt)、スマートムーラン(-14.3pt)、ウィンターダフネ(-13.3pt)、スカンジナビア(-13.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
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おまけ 新潟12R 雷光特別 芝1000m
 ◎ (14)イルルージュ
 〇 (16)フロスティクォーツ
 ▲ (15)ユナイテッドハーツ
 △ (5)セイウンスイート
 △ (6)ユイノダンディズム
 △ (7)ミネヒメ
 △ (10)サンタアナテソーロ
 △ (3)テセウス
 △ (4)アポロルタ
結論 馬連14-16,15,5,6,7,10,3,4 (20:6:5:5:5:5:2:2) 複勝14 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にユイノダンディズム(-9.7pt)、イルルージュ(-8.7pt)、ミネヒメ(-8.3pt)、フラッシュアーク(-7.3pt)、オリアメンディ(-3.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (14)イルルージュ

 前々走となる今年5月の新潟芝1000mの未勝利戦を、好指数で圧勝した馬。前走の閃光特別はそれ以来の休養明けの一戦だったが、17番枠から好スタートを切ってラチ沿いの逃げ。最後にやや甘くなったが2着を死守し、着実に成長していることを感じさせた。今回も14番枠と外枠に恵まれチャンス大だ。

2023年 札幌2歳S+メインRの予想

本日は下記の3レースの提供となりますm(__)m。

■外差し有利だが、能力があればある程度前からでも通用

 札幌は9月1日(金)16時30分の段階では、芝・ダートともに良馬場だったが、そこから下り坂で雨が降り、今朝の時点では稍重。日中は晴れるようだが、先週日曜日は6Rからの大雨で一気に時計が掛かり、先週のキーンランドCでは内から3頭くらい開けて走っていたことを考えると、先週から回復してもかなり時計が掛かるだろう。ここも外差し有利になる可能性が高いと見ている。ただし、能力があればある程度前からでも押し切れる可能性は十分ある。

本日1番 札幌11R 札幌2歳S 芝1800m
 ◎ (8)パワーホール
 ○ (9)ガイアメンテ
 ▲ (2)カイコウ
 注 (7)ギャンブルルーム
 △ (3)マーゴットソラーレ
 △ (4)セットアップ
 △ (10)ロジルーラー
 △ (1)グランルーチェ
結論 馬連8-9,2,7,3,4,10,1 (15:10:10:5:5:3:2) 複勝8 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (8)パワーホール (新馬戦の評価AAA)

 本馬の馬名由来は「入場曲名」。それに相応しく、プロレス記念日の7月30日の札幌芝1800mの新馬戦でデビューした。この新馬戦で1番人気に支持されていたのはソニックラインで、今年のヴィクトリアマイル、安田記念を連勝した名牝ソングラインの半弟。2番人気はキャプテンシーで、こちらは2017年ヴィクトリアマイルを優勝したアドマイヤリードの仔だ。ノーザンファーム生産の精鋭2頭が上位人気、他にもなかなかの粒揃いだった。

 そのような状況で、10番枠から好スタートを切って逃げたのが本馬だ。行きたがる場面もあったが上手くなだめてペースを落とし、折り合うことに成功。そのまま淡々としたペースを刻み、3角過ぎからは後続馬のプレッシャーも激しくなった。4角では外からキャプテンシー、カリンテラスが並びかけてきたが、手応え十分。4角を回ってゴーサインが出されるともうひと伸び。直線序盤でカリンテラスが置かれて、2番手に上がったキャプテンシーを突き放し、4馬身差で圧勝した。

 ラスト2Fは11秒2-11秒1。いくら今年の札幌が例年の2週目よりもやや時計が速い馬場とは言っても、例年の東京や京都のような超高速馬場というわけではない。芝の中距離新馬戦で最後まで加速しながらラスト1F11秒1は素晴らしい。当時は6番人気。血統的には高い評価をされていないのだろうが、実力は本物だ。クラシック候補と見て、本命馬とした。

〇 (9)ガイアメンテ (新馬戦の評価AA)

 本馬は7頭立ての札幌芝1800mの新馬戦で、単勝オッズ1.4倍の断然の支持を受けた。4番枠から五分のスタートだったが、そのあとの数完歩の走りが美しく、この時点でおそらく勝つのはこの馬だろうと感じさせるほどだった。

 1~2角では中団の外でレースを進めたが、今回のメンバーでは潜在スピードが上だったようで、向正面でかなり行きたがっていた。2番手の外まで進出したが、そこで何とか折り合い、そのままの隊列で直線へ。好位の外から2角でハナを主張して逃げた2番人気コルレオニスもなかなか強く、並の新馬戦なら勝利できる指数を記録したが、本馬はまだ推進力が上に上がる幼さを残す走りで、最後に抜け出して勝利した。

 ラスト2Fは12秒0-12秒3。最後は減速しており、実際はそこまで余裕があったわけではないだろう。しかし、低速ギアのない大物感ある走りで、完成してからの飛躍が大きく期待できるだけに、対抗馬とした。

▲ (2)カイコウ

 初めての芝のレースとなった、前走のクローバー賞で2着と好走した馬。同レースでは7番枠からまずまずのスタートを切って好位の外を追走。3~4角で外から早めに上がったコスモディナーと内から併せて直線へ。そこからしぶとく食らいついて、同馬と1馬身半差の2着を死守した。

 このコスモディナーは7月福島芝の新馬戦をかなりの好指数勝ち。次走のコスモス賞で2着も、連闘策を見据えた軽めの調整で3~4角の外から動いてエコロヴァルツ(同馬はこのレースで、2歳芝部門の最高指数を記録)を負かしに行く競馬で悪い内容ではなかった。

 前走はコスモディナー同様に最後の直線では馬場の良い中目を通せており、この時期の2歳戦はキャリアが豊富な馬のほうが有利であるのも確か。門別で4戦していたことが有利に出た形ではあるが、初芝でスピード負けせず、即対抗できた辺りに魅力を感じる。キャリアを積んでいる強みで、2003年のこのレースを10番人気で優勝したモエレエスポワールのような一発を期待する。

注 (7)ギャンブルルーム (新馬戦の評価AAA)

 宝塚記念当日の芝1800mの新馬戦の覇者。6番枠から好スタートを切ったが、二の脚で置かれて好位を取れなかったため、後方まで位置をスッと下げて内を狙う競馬を選択。最後列ではあったが前から離されずに追走した。最後の直線では各馬が外に出してぽっかり開いた内を突くと、一気に抜け出して先頭。2着に5馬身差をつけて圧勝した。かなりの好指数だった。

 ラスト2Fは11秒0-11秒6と減速。さすがにあれだけ突き放したとなれば、余裕残しでの勝利とはならなかった。しかし、上がり3Fタイムの33秒7はこの日の阪神で行われた芝レースでは、古馬を含めて断トツの1位。これはかなり高く評価できる数字で、この新馬戦の敗退馬3頭が次走で未勝利戦を勝ち上がっている。

 舞台はだいぶ違うが、昨年のリバティアイランドの新馬戦と似たようなレースぶりの新馬戦だったと言える。ただし、このタイプはリバティアイランド同様にデビュー2戦目で取りこぼすことも多い。レースセンスが良く、潜在能力がかなり高いことは確か。今後のクラシック戦線の主役候補になりうる馬ではあるが、ここはやや評価を下げた。

△ (3)マーゴットソラーレ (新馬戦の評価AA)

 函館芝1800mの新馬戦の覇者。同レースでは3番枠から好スタートを切って、そこから先行争い。最終的には本馬が枠の利でハナを取り切って主導権を握った。3角手前で外からスパーリシャールが仕掛けて上がり、4角で本馬も仕掛けて抵抗しながら3/4差で直線へ。直線では同馬との叩き合いになったが、ラスト1Fでしぶとく振り切って3/4差の勝利した。

 ラスト2Fは12秒2-12秒1。自らレースを作って最後までしっかりと伸びた優秀な内容だった。最後まで加速できたことから、まだ余裕があったのだろう。上を目指すなら最後にあとひと伸びほしかったところではあるが、今後が楽しみな馬ではある。ただし、今回もある程度、ポジションを取って行く(2番手くらい?)可能性が高く評価を下げた。

△ (4)セットアップ (未勝利の評価AA)

 レガレイラが勝利した新馬戦の2着馬。前走はセットアップが1番人気、スパークリシャール〈△(3)マーゴットソラーレが勝利した新馬戦で2着〉が2番人気。好指数決着となった函館新馬戦で、小差の2着だった両馬が上位人気に支持された。指数比較なら明らかに一騎打ちムードだが、デビュー2戦目は順当に良化する馬ばかりではないだけに、注目していた。

 レースは11番枠から好スタートを切り、ダッシュよく逃げる競馬となった。そこから離れた単独2番手を追走するスパークリシャール。3~4角でもセットアップは軽快に逃げ、離れた2番手を追走するスパークリシャールだが、その後ろの馬たちが苦しくなってバテ始める。4角では前の2頭と後ろは大きく離れた。

 最後の直線ではスパークリシャールが差を詰めたが、セットアップの1馬身半差の逃げ切り勝ち。3着馬には9馬身半つけてのゴールだった。

 セットアップが記録した指数は1クラス上のもの。走破タイムの1分48秒5はこの日の札幌としてはかなり優秀。昨年の札幌未勝利戦で、デビュー3戦目のトップナイフが逃げて高指数で圧勝したが、今回はそれと同等の指数だった。

 このタイプは成績にムラが出ることが多い。トップナイフもその後、毎度のように人気薄となったが、セットアップも似たようなタイプとなるだろう。能力は確か、スタミナも相当あるが、トップナイフが次走の野路菊賞で取りこぼしたように、本馬も取りこぼす可能性が高いと言える。それは逃げ馬の宿命とも言える。

△ (10)ロジルーラー (新馬戦の評価A)

 新馬戦は10番枠から軽くアオって後手を踏み、中団の外を回るロスの大きい競馬で、最後の直線は伸び切れずの5着だった。前走は11番枠から五分のスタートを切って好位の外を追走。しかし、2角のペースダウンで本馬の内から上がってきたエコロライジンに接触して外に張り、ややスムーズさを欠いた。

 終始外を回りながら勝ちを意識した競馬で脚を使わされ、4角では再びエコロライジンに張られて大外。かなり距離ロスのある競馬となったが、最後までしっかり伸びて勝利した。

 ラスト2Fは12秒3-12秒7。指数もまずまずのレベル。数字面はそこまで高く評価できないが、かなり長く良い脚を使っており、スタミナを感じさせる。今回はハナ差の辛勝だったが、距離が延びれば花を開きそうだ。そういう馬だけに札幌のかなりタフな馬場や外差し有利な馬場の外枠は合うだろう。

△ (1)グランルーチェ (ダートの新馬戦評価B)

 先々週の札幌ダ1700mの新馬戦の覇者。同レースでは7番枠から五分のスタートを切って、好位の外目を追走。向正面でじわっと2列目まで上がり、3~4角で内のサンダーユニバーズとともに動いて、4角で先頭に並びかけて直線へ。序盤では前を行く3頭で競り合っていたが、ラスト1Fで本馬が抜け出して6馬身差で完勝した。

 ラスト2Fは12秒4-12秒8とラスト1Fで減速。指数はなかなか高かったが、今年はダート路線がハイレベルなので、対ダート馬となるとそこまで高く評価できない。しかし、連闘策で出走してくるからには状態はいいのだろう。芝をこなされば、ここで前進する可能性もあるので押さえた。
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本日2番 小倉11R テレQ杯 芝1200m
 ◎ (7)ショウナンハクラク
 ○ (6)アネゴハダ
 ▲ (10)メイショウソラフネ
 注 (13)タツリュウオー
 △ (2)ブレスレスリー
 △ (3)メイショウツツジ
 △ (11)バンデルオーラ
 △ (12)トーホウディアス
結論 馬連7-6,10,13,2,3,11,12 (14:14:10:3:3:3:3) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にメイショウソラフネ(-16.7pt)、ブレスレスリー、アネゴハダ(ともに-15.0pt)、セリシア、トーホウディアス(ともに-14.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)ショウナンハクラク

 3走前の1勝クラスを3着馬に3馬身3/4差を付けて1クラス上の指数で勝利すると、続く2勝クラス・福島中央テレビ杯も勝利した馬。前々走の福島中央テレビ杯は8番枠から五分のスタートを切って出脚も良かったが、控えて中団馬群の中目を追走。3~4角で包まれたが直線序盤ではスムーズに進路が開く。そこから弾けるようにして伸び、最後に抜け出して勝利した。

 前走のバーデンバーデンCは、スタミナが不足する休養明けでかなりタフな馬場。1番人気に支持されていたこともあり、中団中目から向正面では好位と早めに動いて、最後の直線でやや馬場が悪い中目を通したために最後に苦しくなったが、レース内容は悪くない。前走でタフな馬場&厳しいペースを経験したことで持久力が強化され、今回は最後にもうひと伸びを期待する。

○ (6)アネゴハダ

 昨夏は2勝クラスの由比ヶ浜特別を勝利し、格上挑戦した小倉芝1200mのCBC賞では3着と好走した馬。同レースは2回小倉開幕週のコンクリート馬場で、前半3F31秒8-後半3F34秒0の超絶ハイペース。2番枠からまずまずのスタートを切ると、ハンデ49kgを利して先行争いに加わって行ったものの、最終的にテイエムスパーダの後ろを追走。3~4角でも同馬の後ろから動いて、4角でやや離されたものの、直線序盤では単独の2番手。ラスト1Fで甘くなって内からタイセイビジョンにも交わされたが、上々の内容だった。

 その次走の北九州記念でもハンデ49kgで4着に善戦したあと、稍重の前々走・船橋Sでは崩れたが、高速馬場ではゲートや二の脚の速さを見せ、0.2秒差以内の競馬が出来ている。理想はコンクリオート馬場の小倉だが、今の小倉もそこまで馬場が悪くないので対抗馬とした。


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本日3番 新潟11R 古町S ダ1800m
 ◎ (5)ホウオウルーレット
 ○ (1)オンザライン
 ▲ (9)フームスムート
 注 (11)ワセダハーツ
 △ (4)ラブリーエンジェル
 △ (14)フルオール
 △ (2)ゲンパチハマジ
 △ (3)プレフェリータ
 △ (7)スズカマクフィ
 △ (8)トップスティール
 △ (12)ラブリークイーン
結論 馬連5ー1,9,11,4,14,2,3,7,8,12 (10:10:10:5:5:2:2:2:2:2) 複勝5 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にホウオウバリスタ(-22.7pt)、バハルダール(-21.3pt)、オンザライン(-21.0pt)、フームスムート(-19.7pt)、ラブリーエンジェル(-18.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (5)ホウオウルーレット

 中山ダ1800mの新馬戦では逃げて古馬2勝クラスレベルを超える指数で独走し、デビュー4戦目の青竜Sでは強敵が揃った中で2着と善戦した馬。そして昨夏のいわき特別(2勝クラス)では2番枠から五分のスタートを切って、中団馬群の内目から3角で外に出し、外々からロスを作りながらしぶとく食らい付いて、最後の直線では突き抜けて5馬身差で圧勝した。本馬が当時に記録した指数は、ここではNO.1である。

 本馬は今年に入ってからも3走前の靖国馬事会杯(3勝クラス)で2着しているように、それなりに走れているが、新馬戦で激走した疲れが慢性疲労状態となっており、一進一退を繰り返している面がある。前々走の下総Sは走前に走った疲れ、前走の立夏Sは距離が短くなり、流れに乗れずに2桁着順に敗れているが、立て直された今回は変わり身に期待してみたい。