■新・京都芝はほぼ従来どおりの超高速馬場
先週のマイラーズCで1分31秒5の好時計が出たように、新・京都芝コースは、ほぼ従来どおりの高速馬場だ。コース形状もかつてと変わっていないだけに、今回も以前のように中盤はゆったりと流れ、ラスト4F目にあたる3角の下り坂からペースアップしていくことが予想される。
このため前が有利であり、過去10年を見ても3角11番手以下で優勝したのは、3~4角で最内を立ち回った2018年のレインボーラインのみ。しかし、この年は週中の雨の影響で超高速馬場ではなく、ラスト4F目から加速する展開ではなかった。超高速馬場でラスト4F目から加速した場合は、3角17番手だった2012年のオルフェーヴルや、3角15番手だった2014年のゴールドシップが4角で大外を回るロスも生じ、それぞれ11、7着に敗れている。
今年は天皇賞(春)当日に雨が降る可能性もあるが、もともと馬場状態がいいので、雨が降っても多少なら高速馬場のはず。前記したレインボーライン以外の勝ち馬は3角7番手以内だったことから、基本的には3角で中団よりも前の位置でレースを進められる馬を中心に予想を組み立てたい。
しかし、タイトルホルダーが昨年の天皇賞(春)のように大逃げを打って、後半勝負に持ち込まない可能性もあるので、そこも視野に入れたい。その場合は大波乱となる可能性もある。
本日1番 京都11R 天皇賞(春) 芝3200m
◎ (2)ディープモンスター
○ (6)アスクビクターモア
▲ (13)ボルドグフーシュ
△ (1)ジャスティンパレス
△ (3)タイトルホルダー
△ (7)ディープボンド
△ (14)マテンロウレオ
△ (16)シルヴァーソニック
△ (5)アイアンバローズ
△ (10)サンレイポケット
△ (17)アフリカンゴールド
結論 馬連2-6,13,1,3,7,14,16,5,10,17 (10:10:10:10:3:2:2:1:1:1) 複勝2 (50)
■有力馬の紹介
◎ (2)ディープモンスター
一昨年の菊花賞は内で包まれて道中で動けず、3~4角のペースアップで置かれて5着に敗れたが、昨夏の札幌連続開催最終日のタフな馬場で行われた、芝2600mの丹頂Sで2着に善戦した馬。この善戦がスタミナが不足する休養明けだったことから、潜在的なスタミナの豊富さを感じた。隠れた長距離砲だ。
また前々走の関門橋Sではレッドベルオーブの暴走の大逃げで前半5F56秒6-後半5F61秒3の極端なハイペースとなった中、13番枠から五分のスタートを決め、一旦好位の外から控えて中団中目を追走。向正面で中目のスペースを押し上げて最内に入れ、3~4角で最短距離を立ち回り、ラスト1Fで抜け出して完勝。なかなか良い走りを見せた。当時の3馬身差の3着馬が、先週の福島牝馬Sで2着に好走したビッグリボンだ。
前走の金鯱賞は休養明け好走後の一戦だったこともあり5着に敗れたが、今回は適性が高そうな長距離。相手は強いが、この距離なら順調さを生かして上位食い込みを狙える。また本馬は馬場がタフになるか、(3)タイトルホルダー大逃げを打つかで、後半勝負に持ち込まないことが理想ではあるが、この距離なら高速馬場でもある程度は前の位置が取れるはず。それを踏まえて今回の本命馬とした。
○ (6)アスクビクターモア
昨年の菊花賞馬。同レースはセイウンハーデスの大逃げで芝3000mで前半5F58秒7-中盤62秒7-後半5F61秒のかなりのハイペース。レコード決着だったように中盤もほぼ緩んでいない。本馬はその流れを14番枠からまずまずのスタートを切り、押してセイウンハーデスから離れた2番手を追走。3角で同馬と4馬身くらいあった差を3~4角で楽な手応えで詰め、4角では並ぶ間もなく交わして堂々の先頭。そのまま押し切るかなり強い内容だった。
本馬は超絶高速馬場で緩みないペースで流れた昨年のダービーでは単独2番手から3着に善戦した走りからも、同世代の中でもスピード、スタミナの総合値はトップレベルと言える。極悪馬場で行われた前走の日経賞は、出遅れて最後方から挽回していく苦しい展開で本来の力を全く出せなかった。ゆえに疲れは残っていないはず。確かに前走は勝ち馬(3)タイトルホルダーから2.6秒差と負け過ぎではあったが、ここでの変わり身が期待できる。
▲ (13)ボルドグフーシュ
昨年の菊花賞、有馬記念ともに2着の実績馬。しかし、レース内容としては3~4角の外から一気に位置を押し上げ、4角で外を回るロスを作ってはいるが、出遅れて後方から前にいる強い馬を目標に動いて無欲に差しただけ。菊花賞はかなりのハイペースで差し有利の展開に恵まれ、また有馬記念は外差し有利のタフな馬場に恵まれた。着順ほど強かったわけではない。
しかし、川田騎手に乗り替わった前走の阪神大賞典は、1番枠からまずまずのスタートを切り、(1)ジャスティンパレスが前に入ってくるのを待って好位の内を追走と、勝ちを意識した競馬で2着と成長を感じさせた。前走は超絶スローペースで折り合いに苦労していたが、(3)タイトルホルダーがペースをしっかりと引き上げてくれれば折り合いもつくだろう。
本馬も上がりが速くなる京都芝よりは、上がりが掛かった昨秋の菊花賞のように阪神芝のほうが向くタイプ。タフな馬場のほうが向くタイプで、超高速馬場はベストではないが、序盤で位置取りが後方だったとしても、前走の競馬ぶりなら向正面で位置を押し上げ、3角7番手以内の位置を取れる可能性もある。超高速馬場と前走の阪神大賞典2着敗戦で人気が落ちた今回は、重い印を打ちたい。
△ (1)ジャスティンパレス
デビューから2連勝し、3戦目のホープフルSでは2着と好走したが、春2戦の皐月賞、ダービーは不完全燃焼で能力を出し切れなかった馬。しかし、秋に復帰すると神戸新聞杯を圧勝し、菊花賞でも○(6)アスクビクターモア、▲(13)ボルドグフーシュと半馬身差の3着に善戦し、地力強化を見せた。前々走の有馬記念では7着に敗れたが、外差し馬場を好位の最内を追走と、内から勝ちにいったことが主な敗因だ。
実際その次走の阪神大賞典では巻き返しVを決めている。同レースは3番枠からまずまずのスタートを切って、2列目の最内を追走。(17)アフリカンゴールドの直後で我慢しながらレースを進めた。このレースは高速馬場で前半5F64秒9-中盤63秒3と極端なスローペースだった。そのため3~4角で一気にペースが上がったところで最短距離を通り、4角出口でアフリカンゴールドの外に出して直線へ。しかし、ここで捌き切れずやや接触してブレーキをかける場面もあったが、立て直してラスト1Fで2列目からすっと抜け出して1馬身3/4差の完勝だった。
本馬は神戸新聞杯でも3~4角で狭い最内を通り優勝しており、内々からロスなく立ち回って早めに抜け出すのが勝ちパターン。それだけに今回の1番枠は恵まれたと言える。成績も高水準で安定しており、正直、あまりケチをつけるところがない。しかし、前走でそれなりに走っており、今回での上昇度を期待しにくいのも確か。あくまでも連下の1頭という評価になる。
△ (3)タイトルホルダー
一昨年の菊花賞馬であり、昨春は天皇賞(春)と宝塚記念を連勝した馬。昨年の天皇賞(春)は16番枠から好スタートを切って、押して内に切れ込みながらハナを主張し、淡々とした逃げ。レース前日の夜中からの雨で高速馬場とは言えない状況だったが、5F通過60秒5の芝2000mかのようなハイペースを展開し、1周目の4角では2番手クレッシェンドラヴに6馬身ほど差を広げていた。
スタンド前から息を入れ、1~2角でさらにペースダウン。2角ではクレッシェンドラヴとの差は1馬身に詰まったが、向正面から再びじわじわペースを引き上げ、4角で2番手のテーオーロイヤルが上がって来ると、そこで軽く仕掛けて同馬を振り切り、3~4角の外から仕掛けて上がって来た2着(7)ディープボンドに7馬身差を付けて圧勝した。
本馬が昨年の同レースで記録した指数は自己最高指数であり、ここでは断トツ。しかし、これは前哨戦の日経賞でボッケリーニにクビ差2着まで詰め寄られたように、前半5F63秒5-後半5F59秒0の超絶スローペースの逃げを展開し、余力を残せた結果だ。
一転して今年の日経賞は、極悪馬場で前半5F62秒8-後半5F62秒0の緩みないペースで逃げ8馬身差の圧勝。有馬記念で9着に敗れたことや、本馬にとって馬場が向いたことから前哨戦に徹することが出来ず、指数も昨年の天皇賞(春)と1pt差の高指数だった。
また本馬は3200mはベストではあるが、スタミナを生かしてこその逃げ馬で、上がりが速くなる京都芝よりも、上がりが掛かる阪神芝のほうが向く。思い切った大逃げで、上がり勝負に持ち込まなければチャンスがあるが、楽観視はできない。
△ (7)ディープボンド
一昨年と昨年の阪神大賞典の覇者で、天皇賞(春)でも2年連続2着のステイヤー。本馬は重馬場で前半5F62秒4-中盤5F63秒2-後半5F61秒7と緩みく流れた一昨年の阪神大賞典では、6番枠から好スタートを決め、好位の外から最後の直線で早め先頭の正攻法の競馬で5馬身で圧勝したように、コテコテのステイヤーである。
前走の阪神大賞典では高速馬場で前半5F64秒9-中盤63秒3-後半3F57秒9の前半、中盤がが極端に遅い流れになったために2番手外を追走しながらも5着に敗れた。しかし、△(3)タイトルホルダー大逃げを打って、速い流れに持ち込めば出番はあるだろう。ただ昨年の宝塚記念以降が休養を挟みながらの競馬で、やや勢いが落ちている感もあり、評価を下げた。
△ (14)マテンロウレオ
昨年の春のクラシックでも通用しなかったが、復帰戦のアンドロメダSでは◎ディープモンスターなどの強豪相手に勝利し、成長を見せた。同レースでは4番枠からまずまずのスタートを切って外から内に内に切れ込んだアイコンテーラーとショウナンバルディを行かせて、上手く2列目の最内に入れて追走。3~4角でじわっと前との差を詰め、4角で1頭分外に出されると、そこからショウナンバルディを交わし、アイコンテーラーの内から伸びて、ラスト1Fで抜け出し快勝した。
本馬はその後も中日新聞杯でクビ差の2着、中山金杯では0.1秒差の5着、京都記念では超高速馬場では滅法強いドウデュースと0.6秒差の2着、大阪杯では0.4秒差の4着と安定した成績を残している。それなりに強いのに勝ち切れないタイプというのは、大概決め手不足か、ベストではない距離を使われているかのどちらか。本馬はトップクラスが相手だと決め手で見劣る面があるので、この距離で前に行く競馬で一考したい。
△ (16)シルヴァーソニック
昨年のステイヤーズSの覇者。同レースは7番枠から五分のスタートを切って、そこからコントロールして好位の最内に収めていく形。前半5F通過が64秒4と超絶スローペースだったため、1周目の向正面で外から上がってきた(5)アイアンバローズを行かせ、3列目の最内を前にスペースを作って追走した。
2周目のスタンド前でもペースが上がらず、2周目の向正面の下り坂から一気にペースが上がった。そこで馬群が凝縮して中団に近い位置。しかし、3~4角でも我慢し、最後の直線序盤で狭い最内に潜り込むと、そこからすっと伸びて抜け出し、外から伸びるプリュムドールを3/4差振り切った。
本馬は前走レッドシーターフHでも1番枠から好スタートを決め、2列目の最内でレースを進めた。3~4角で最短距離を走り脚を温存し、4角出口で上手く捌いて一気に先頭に立ち、2馬身半差で完勝。ここへ来て地力をつけているのは明らかだが、今回は16番枠と外枠に入ってしまった。本馬は立ち回りの上手さを生かしてロスなく走るのが持ち味な馬だけに、この枠はマイナスだろう。ただし、近走からさらなる成長があれば、ここで通用しても不思議ない。
△ (5)アイアンバローズ
昨年の阪神大賞典の2着馬。同レースでは7番枠から好スタートを切って、キングオブドラゴンなどを行かせての3列目の外を追走。向正面の外からじわじわ上がって行く競馬で、4角2番手から直線序盤で先頭に立ち、そこから押し切りを図ったもの。外から△(7)ディープボンドに差されたものの、長距離適性の高さを証明した。
昨年の同レースはペースが遅く、ラスト5F目までに前の位置を取っていたことが好走要因ではあるが、長距離で先行策から押し切るのは楽なことではない。
本馬は一昨年のステイヤーズSでも逃げて2着に善戦しているように、長距離がベストの馬。しかし、昨年のステイヤーズSは例年と比べるとレベルが低かったが4着に敗れている。さらに前走の阪神大賞典でも7着に大敗している。ただし、この2戦は外目の枠であり、昨年の阪神大賞典よりも後方の外々から動いて行く形になったのも敗因のひとつ。それを考慮してもやや負け過ぎの感はあるが、前目内目の競馬ができればそう崩れない馬だけに、5番枠の今回は一考したい。
△ (10)サンレイポケット
一昨年のジャパンC4着馬。同レースは前半5F62秒2-後半5F58秒6と超絶スローペース(ラスト6F目から一気にペースアップ)だったが、12番枠から五分のスタートを切って、好位の内目を追走。最後の直線で徐々に外に出し、中団からしぶとい脚で最後まで伸び、3着シャフリヤールとは3/4差に好走した。
本馬は息の長い脚を使えることが持ち味の馬で、直線の長いコースに好成績が集中している。また高速馬場では一昨年の天皇賞(秋)4着時のように、内々を通る競馬でないと上位争いに加われておらず、適度に時計の掛かる馬場がベスト。トップクラスが相手だと決め手不足なので長距離も悪くないだろう。
初めての長距離戦となった前走の阪神大賞典では最短距離を立ち回りながらも6着に敗れたが、勝ち馬△(1)ジャスティンパレスとは0.6秒差。この距離に慣れての前進を見込めば通用の余地がある。
△ (17)アフリカンゴールド
昨年の中日新聞杯ではショウナンバルディとの行った、行ったの2着、その次々走の京都記念では、逃げ切り勝ちを決めたように、マイペースで前に行けるとじぶとさを見せる馬。昨年の京都記念は11番枠から五分のスタートを切って、じわっと先行してしっかりハナを主張。そこからはペースを落として、向正面でも我慢の競馬。このため外からレッドジェネシスが捲って来たが、本馬はそれに抵抗して3角手前からペースを引き上げ、しぶとく伸び、ラスト1Fの坂でも踏ん張って1馬身1/4差で完勝した。
本馬は前走の阪神大賞典でも、初めての長距離戦でありながら逃げ、2着接戦の4着に善戦。長距離適性もあることを証明した。(3)タイトルホルダーの出方にもよるが、前に行ってマイペースの競馬ができれば、上位争いに加われても不思議ない。
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本日2番 シャティン8R クイーンエリザベス2世C 芝2000m
◎ (7)ジェラルディーナ
〇 (2)ドバイオナー
▲ (1)ロマンチックウォリアー
△ (6)プログノーシス
△ (4)トゥールビヨンダイヤモンド
△ (5)マネーキャッチャー
結論 馬連7-2,1,6,4,5 (15:15:10:5:5) 複勝7 (50)
昨年の香港Cで2着ダノンザキッドに7馬身差の圧勝を収めた断然1番人気のロマンチックウォリアーだが、香港Cを大目標にした後の芝1600m戦の前々走・スチュワーズCはともかく、得意条件の前走・香港ゴールドCでも2着に敗退。立て直された今回で調子を取り戻せているかどうかが、予想の重要ポイントだ。
◎ (7)ジェラルディーナ
極悪馬場の昨秋のエリザベス女王杯で悲願のGⅠ制覇を達成した馬。昨秋のエリザベス女王杯は、14日間のAコース使用最終日で朝から雨が降り続き、一気に外差し馬場へと変貌。11番枠より外の枠の馬が掲示板を独占する形となった。本馬は大外18番枠からやや出遅れ、そこから無理をさせず、コントロールして中団の外目を追走。最後の直線でしぶとく伸び、早め先頭に立ったウインマリリンを差し切って1馬身3/4差で勝利した。本馬はエリザベス女王杯は馬場と展開に恵まれての優勝だったが、前走の有馬記念でも3着と崩れなかったのは地力強化の証だろう。
また本馬はエリザベス女王杯のように、時計の掛かる馬場のハイペースがベストの馬。前走の大阪杯は高速馬場でペースが上がらずに前が有利の流れ。前々走で距離2500mの有馬記念を使われていたこともあり、1番枠からまずまずのスタートを切りながらも、テンに置かれて位置が下がり、中団の内を追走。3~4角で外目に誘導したが、そこでもやや置かれて直線序盤では後方付近から捌きながら中団に盛り返す形。ラスト1Fで前が失速したところを差してそれなりには上がって来たが、6着までだった。
今回も芝2000mになるが、前走で芝2000mを使ったことで追走が楽になるはず。また春は芝の発育が良く、12月の香港Cよりも時計が出るが、それでも大阪杯よりも時計が掛かるだけに、この舞台のほうが向くはず。
今回はマネーキャッチャーの逃げでペースが上がりそうもないが、本馬は昨秋のオールカマーで好位からの競馬で優勝しているように、前に行くことも可能。前走の大阪杯3着の(3)ダノンザキッドは、前走を大目標にした後の一戦。また(6)プログノーシスは金鯱賞を優勝後に疲れが出て、大阪杯をスキップした後の一戦となるだけに、日本馬で再先着するのは本馬と見ている。
また、昨年の香港Cでダノンザキッドを撃破した、香港最強の(1)ロマンチックウォリアーは今回が休養明けの一戦となるために、本馬を本命馬とした。本日は外差し馬場なので、大外7番枠も好ましい。
〇 (2)ドバイオナー
一昨年の香港Cの4着馬。同レースでは8番枠から五分のスタートを切りながらも、英国馬らしくテンに置かれて中団の後方からの競馬になったが、最後の直線で馬群の中目を捌いて伸び、日本の1着馬ラヴズオンリーユー、2着ヒシイグアスと0.2秒差に善戦した馬。このレースは超絶スローペースで後半勝負だったが、上がりの速い決着に対応できた辺りに、香港のスピード競馬にも対応できると見ている。
近2走は豪州に遠征し、目下2連勝。前走のクイーンエリザベスSでは豪州最強のモウンガを2着に降して優勝しており、一昨年の香港Cからの地力強化は明らか。相手強化のここでも期待する。
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本日3番 新潟11R 谷川岳S 芝1600m
◎ (11)アライバル
〇 (6)ピースオブエイト
▲ (7)ノルカソルカ
△ (2)グレイイングリーン
△ (3)ココロノトウダイ
△ (8)ヴィジュネル
△ (13)ワーケア
△ (1)アオイクレアトール
結論 馬連11-6,7,2,3,8,13,1 (12:10:10:10:3:3:2) 複勝11 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアドマイヤビルゴ(-19.3pt)、ピースオブエイト(-18.3pt)、アナゴサン、フラーズダルム(ともに-17.3pt)、ノルカソルカ(-16.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (11)アライバル
東京芝1600mの新馬戦では出遅れから徐々に位置を上げ、好位の中目からラスト2F11秒3-11秒4の好内容で勝利し、次走の新潟2歳Sでも2着した馬。一昨年の新潟2歳Sは勝ち馬のセリフォスをはじめ、粒ぞろいのメンバー構成で、2歳8月の時点としてはなかなか好指数決着だった。今回は長期休養明けではあるが、セリフォスとの対比やデビュー4戦目でスプリングSハナ差2着と好走した実績から、今回のメンバーならば通用すると見る。
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本日4番 東京11R スイートピーS 芝1600m
◎ (4)ミカッテヨンデイイ
○ (5)アリスヴェリテ
▲ (1)タガノシャーンス
注 (7)アグラシアド
△ (12)セリオーソ
△ (8)メランポジューム
△ (9)リックスター
△ (10)エリダヌス
結論 馬連4-5,1,12,8,9,10 (14:10:10:5:5:2:2:2) 複勝4 (50)
◎ (4)ミカッテヨンデイイ
デビュー3戦目に未勝利馬ながOP・フェニックス賞を勝利した実績馬。同レースは新馬戦を好指数勝ちしたタガノタントを除けば、実質未勝利クラスのようなメンバー構成ではあったが、大外9番枠から内に入れきれずに3~4角で2列目の外と2頭分のロスを作りながら、直線でしっかりと伸びて勝利した。デビュー1~2戦目はエンジンの掛かりの遅さが目についたが、そこが改善されていた。
休養明けとなった前々走のクイーンCでは、11番枠から五分のスタートを切ったが、その後に挟まれて後手を踏み、後方2列目の内を追走。直線で中目に誘導したが、勢いがついたところで前が壁になる不利。それでも最後まで脚を伸ばして強敵揃いの中で8着と能力を見せた。
前走のフラワーCは極悪馬場で前に出していく競馬。スタミナ切れを起こして15着に大敗してしまったが、前走のような経験は今回のスタミナ強化に繋がってくる。前走から距離が短くなるのも好ましく、ここでの復活を期待する。
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本日5番 新潟12R 4歳上1勝クラス 芝1200m
◎ (14)シュガーフロート
〇 (12)タウゼントシェーン
▲ (2)アドマイヤラヴィ
注 (4)クインズプリーズ
△ (5)ウインドラブリーナ
△ (9)アラクレ
△ (11)コスモアディラート
△ (15)ヴィントミューレ
結論 馬連14-12,2,4,5,9,11,15 (12:12:10:4:4:4:4) 複勝14 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にコスモアディラート、シュガーフロート(ともに-9.3pt)、タウゼントシェーン(-8.7pt)、トリップトゥムーン(-6.3pt)、アドマイヤラヴィ(-6.0pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (14)シュガーフロート
地方に転出していたために前走は久々の芝のレースだったが、いきなり2着と好走した馬。前走は2番枠からスタートはまずまずだったが、押して二の脚で先行、行く馬を行かせて2番手を追走。3~4角で逃げ馬に並びかけ、直線序盤で先頭に立つと、そこからしぶとく伸びて2着。残り100mくらいのところで内からショウナンハクラクに差されたが、3着以下には3馬身半差を付けて、1クラス上でも通用する好指数を記録した。
前走の勝ち馬ショウナンハクラクは次走の昇級戦も勝利している。本馬は今回のメンバーでは明らかに指数上位だけに、ここも期待した。
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本日6番 東京12R 4歳上2勝クラス ダ1400m
◎ (11)マウントベル
〇 (2)アラゴナイト
▲ (6)リンクスルーファス
△ (13)ハイアムズビーチ
△ (14)カイカノキセキ
△ (1)バーリンギャプ
△ (5)ラキ
△ (7)ベジェサ
結論 馬連11-2,6,13,14,1,5,7 (10:10:10:10:5:3:2) 複勝11 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にハイアムズビーチ(-16.0pt)、マウントベル(-14.7pt)、ミレヴィーナス(-14.3pt)、アラゴナイト(-12.3pt)、ルピナステソーロ(-11.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (11)マウントベル
前々走の3歳1勝クラスでは、古馬2勝クラス勝ちレベルの好指数で勝利した実力馬。前々走は3番枠から好スタートを切って、二の脚で先頭に立ったが、内のプリーチトヤーンがハナを主張してきたので、控えて2番手を追走。最後の直線半ばで抜け出して先頭に立つと、そこからどんどん後続との差を広げ、2着(15)アーレンダールに2馬身半差を付けた。
前走はスタミナが不足する長期休養明けの一戦でタフな東京ダートを先行する競馬。2月の東京ダートは先行勢に厳しい馬場状態だったが、序盤で先行争いに加わる形。そこから一旦控えてやや離れた3番手を追走したが、3~4角で再び前との差を詰めて4角出口で前2頭の外に出されると、ラスト2F地点で2番手まで上がる競馬。結果は9着だったが、見せ場は作ることが出来た。前走の厳しい競馬を叩かれて、今回は息持ちが違ってくるはず。ここでの変わり身を期待する。
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