本日5番で福島12Rの予想を追加しました。本日はこのレースを持って終了です。
■内枠よりも外枠、3角6番手以内が有利
昨日土曜は不良馬場。中山芝2000m戦、山藤賞(3歳1勝クラス)では2分04秒2も時計を要したように、昨日は馬場が悪化し切っていたが、本日は重馬場スタート。さらにそこからの回復化で昨日よりも前が有利になると推測される。
しかし、皐月賞は2回中山から連続で開催される3回中山の最終日に行われ、Aコース→Bコース使用6日目で行われるために、良馬場だった先週の時点でも馬場の内側が悪化し、顕著に中目よりも外が伸びていた。不良馬場の昨日もその傾向が変わらなかったので、内枠よりも外枠有利と見て予想を組み立てたい。
また皐月賞の過去10年を振り返ると、追込2勝、差し1勝と差し、追込も悪くない。しかし、3着以内までで見ると、馬場に関係なく先行~好位馬が圧倒的に活躍している。3角6番手以内が1着4回、2着9回、3着6回もあることから、今回はその位置が取れる馬を中心視した。
本日1番 中山11R 皐月賞 芝2000m
◎ (9)ホウオウビスケッツ
〇 (16)タッチウッド
▲ (18)マイネルラウレア
注 (1)ソールオリエンス
△ (3)グリューネグリーン
△ (7)ファントムシーフ
△ (13)グラニット
△ (14)タスティエーラ
結論 馬連9-16,18,1,3,7,13,14 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝9 (50)
■有力馬の紹介
◎ (9)ホウオウビスケッツ
新馬戦、フリージア賞を連勝し、皐月賞TRの前走スプリングSでも2着と好走した馬。前走はタフな馬場で(13)グラニットが逃げて、前半4F47秒3-後半4F49秒5のかなりのハイペースを演出。本馬は10番枠から五分のスタートを切って、そこから促されてその流れに乗って、2列目の最内を追走。
向正面ではグラニットから2馬身半ほどでレースを進め、3~4角ではやや置かれていたが、4角出口で徐々に差を詰めて、再び2馬身半差で直線へ。そこからジワジワ加速するように伸び、ラスト1Fでグラニットを捉えたが、外から一気に(15)ベラジオオペラに差されて2着に敗れた。
しかし、前走はグラニットが4着だったことから、そこまで前が厳しい流れではなかったように感じるかもしれないが、とても逃げ馬が残れるペースではなかった。また先行馬も同じで、簡単に残れるペースではない。
今回は前走で好走したダメージも懸念されるが、中3週で4本追い切っていることから問題はなさそう。また前々走のフリージア賞では、前半5F61秒6-後半5F57秒7と、マキシの捲りに抵抗して6F目からペースを引き上げながら逃げ切った素質の高さから天井はもっと上にあると見て、今回の本命馬とした。さらに前走で折り合えた収穫も大きく、今回は展開に応じてもっと後半型の競馬も可能な点も好ましい。
○ (16)タッチウッド
キャリア2戦ながら、共同通信杯で賞金加算した勢いのある馬。新馬戦ではやや出遅れたが、そこから促されるとスイッチが入り、じわっとハナを取り切る形。そこから手綱を抑えてペースを落とし、3角から徐々にペースアップ。4角で仕掛けて徐々にスピードが乗ると、直線では完全に独走。2着に6馬身差をつけた。半兄ノースブリッジの新馬戦のようにしぶとさを生かすレースぶりだった。
また前走の共同通信杯でも出遅れて序盤は後方2番手だったが、そこから外に誘導して馬群の狭い間を捌いて先頭に立った。そこからは一気にペースを落とし、3~4角でもかなり手綱を引いて直線へ。ラスト1Fで甘くなり外から(7)ファントムシーフに差されたが、前半で消耗しながらも2着を死守した内容は好評価できる。ゲート難で今回も出遅れた場合の危うさはあるが、外枠ならば挽回しやすい。
▲ (18)マイネルラウレア
新馬戦は8番枠から五分のスタートを切ったが、控えて後方からラスト2F12秒0-11秒4の急加速で勝利した素質馬。3角でGOサインが出されてもあまり動けず、4角で置かれて最後方に下がって直線へ。ラスト1Fでも後方2番手と苦しい位置にいたが、残り100mくらいから前を一気に差し切った瞬発力には驚いた。
また前走の若駒Sでも前と内が有利な馬場を、5番枠から出遅れてここでも最後方からの競馬。そこから3角手前で前に取りつき、4角外から直線でさらに外に出されると、序盤ではバタ付きを見せていたが、ラスト1Fでグンと加速し、早め先頭に立っていた(2)ワンダイレクトをハナ差差し切って勝利した。
これまで小頭数の超絶スローペースの競馬ばかりで、素質の高さだけで連勝したという結果だが、緩みなく流れる皐月賞の舞台で、その素質が開花する可能性はある。何せ、本馬の半兄は時計の掛かる馬場巧者のマイネルウィルトスであり、エンジンの掛かりがかなり遅いあたりよく似ている。
注 (1)ソールオリエンス
これまで2戦2勝と底を見せていない馬。断然1番人気に支持された東京芝1800mの新馬戦では、5番枠からやや出遅れて内の馬と接触したが、そこから二の脚で挽回し、2角では好位の外を追走。本馬は内にいた2番人気馬レーベンスティールを終始内に閉じ込めるような動きを見せ、最後の直線入口で同馬は外に出せなくなり前が壁となった。
本馬は作戦勝ちかのように見えたが、レーベンスティールは中目馬群の狭い間を割って抜け出すガッツを見せ、そこから上位人気2頭のマッチレース。激しい2頭の叩き合いの中で、後続は大きく離されてしまった。最後はわずかに外の本馬が前に出てゴール。結果は上位2頭で3着馬に5馬身以上の差をつけた。
驚いたのはラスト2Fの数字、11秒0-11秒0。東京芝の中距離新馬戦でついに出てしまったかという数字だ。いくら前半5F通過が65秒0の超絶スローペースだったとしても、ラスト1Fで減速せずに11秒0秒は超優秀な数字であることは間違いない。
前走の京成杯では4番枠から五分のスタートを切って、そこからコントロールして中団やや後方で中目を追走。3~4角でもペースがさほど上がらない中で、前のシルヴァーデュークとのスペースを上手く詰めたが、4角出口で外を狙ったが、逆手前で一気に膨れて4列目で直線へ。レースが後半勝負となっているだけに、このロスは痛かったが、ラスト2F11秒7-11秒5と加速し、2着馬を2馬身半突き放して優勝した。
これまでの2戦から素質の高さが窺え、今回のメンバーでも素質NO.1と言えるが、前走時はスタートが改善されたにせよ、まだゲートや二の脚に不安を残し、前走時4角でセブンマジシャンに逸走気味の不利を与えたレースぶりにも未完成を感じさせる。そのうえで今回は不利な1番枠ということもあり、評価を下げた。
△ (3)グリューネグリーン
3走前の京都2歳Sを逃げ切り勝ちした馬。3走前は7番枠から五分のスタートを切った後、序盤で狭くなる場面があったが、何とか捌いてそこから楽にハナを主張。序盤で進路が少し狭くなったことで掛かり気味だったが、それをなだめながら追走。しかし、1~2角で外からビキニボーイが絡んできたことで、ペースを落としきれないまま3角へ。
3~4角ではビキニボーイの手応えが徐々に怪しくなるのに対して、本馬は楽な手応えで上がり、4角で2列目勢が上がってくるのを待って直線へ。序盤でしぶとく伸びて食らいつくシュタールヴィントを振り切り、ラスト1Fで抜け出したところを内から(8)トップナイフに強襲されたが、アタマ差振り切って優勝した。
同レースは4角でトップナイフが位置を押し上げようとしたところで、ビキニボーイが内から接触して外に弾かれ、中団まで下がる致命的な不利があった。しかし、トップナイフは前走の弥生賞で前有利の流れを2列目の最内と上手く立ち回ったわりに2着と物足りない競馬だったことや、今回は同型馬多数で速い流れが予想されるだことから狙い下げ、本馬を評価した。
前々走のホープフルSでは行った、行ったが決まる流れを出遅れ、前走の弥生賞も前有利の流れを、大外10番枠からやや出遅れて後方外々の競馬で8着に敗れたが、今回のメンバーで3番枠なら、ある程度、前の位置を取ってレースを進められるはず。上手く好位を立ち回っての一発を警戒したい。
△ (7)ファントムシーフ
6月阪神芝1600mの新馬戦は、時期的なものを考慮してもまずまず強いくらいの内容での勝利だった。しかし、昨秋の野路菊Sで復帰するとまさに一変。同レースは1番枠からまずまずのスタートを切って、2列目の最内でレースを進め、道中は少し離れた4番手を追走。3~4角の下り坂で外から仕掛けてスピードに乗せ、最後の直線ではラスト1Fで抜け出して快勝した。2着馬に2馬身、3着馬にはさらに6馬身差を付けての圧勝した。
次走はホープフルSに出走して4着、ここでは野路菊S時に記録した指数では走れなかった。1番枠から五分のスタートを切って、好位の最内から最短距離を立ち回った。ただ4角で前のシーウィザードとのスペースを詰め切っていたため外に出せず、仕掛けを待たされ直線序盤では前が壁でブレーキ。そこから外に出して、再度スピードに乗せて行く形になった。
前走の共同通信杯は8番枠からまずまずのスタートを決め、そこから押して二の脚で2列目から先頭列に上がって行く競馬。最終的には△(16)タッチウッドがハナを主張したので、それを行かせて2番手で3角。3~4角外からコントロールしながら仕掛けを待って直線へ。序盤で追い出されてもなかなかタッチウッドとの差を詰められなかったが、ラスト1Fでようやく抜け出して1馬身1/4差で優勝した。
前走は前半4F47秒7-後半4F46秒5のややスローペースではあるが、馬場は道悪が残る良の芝で前半3F35秒3と、世間で言われているほど前が楽なレースではなかった。ここでもそれなりの強さは見せられたが、野路菊S時に記録した指数では走れていない。しかし、休養明けの前々走から前進は見せており、今回さらに前進を見せると推測されることからノーマークには出来ない。
△ (13)グラニット
昨秋のサウジアラビアRCでは、7番人気で大逃げを展開して2着と好走し、波乱の立役者となった馬。同レースは1番枠からまずまずのスタートを切って、押してハナを主張。道中も淡々とペースを刻んで後続を引き離し、10馬身以上のリードで直線へ。直線序盤ではまだ余裕を感じさせたが、さすがにラスト2Fで甘くなり、そこで後続に5馬身くらいまで詰め寄られた。それでもドルチェモア以外には交わされず、3着馬に2馬身半差を付けての2着だった。
そしてタフな馬場で行われた前走スプリングSでも、1番枠からトップスタートを切って、後続を引き離しての逃げ。前走は重馬場でありながら優秀なタイムが出ているように、とても逃げ馬が残れるペースではなかったが4着に粘った。
とにかく自分の型のレースに持ち込むとしぶとい。今回も同型馬が道悪を意識して控えたり、○(16)タッチウッドがこれまでのように出遅れて、本馬を行かせ切ってしまった場合は怖いものがある。今回の馬場がタフであるほど、前走で厳しい流れを経験した効果が生きてくるだけに、今回の馬場回復は本馬にとっては好ましい材料ではないが、上手く逃げた場合も視野に入れて連下に加えた。
△ (14)タスティエーラ
新馬戦から着実に上昇し、前走で弥生賞を優勝した馬。前走は6番枠からまずまずのスタートを切り、そこから促したが最終的には好位の中目を追走。1角で外に出していつでも動けるようにレースを進めていたが、向正面では動かず。3~4角で外から△(3)グリューネグリーンや(2)ワンダイレクトが上がって来たので、4角で仕掛けて2列目で直線へ。序盤で楽に先頭に立って1馬身ほどリードを奪い、食らいつく(8)トップナイフ、ワンダイレクトらを寄せ付けず1馬身差で完勝した。
前走は勝ちにいく競馬で後続を捻じ伏せる好内容だったが、本馬は前走で皐月賞出走権を手にしなければ、ここには出られない立場で、自己最高指数を記録した後の一戦。今回での余力面で不安がある一方、キャリア3戦と浅いことから、まだ伸びしろが見込める。コーナーが連続する中山芝2000mの外々から仕掛けて優勝した辺りから、中山巧者ぶりも感じるだけに、軽視は禁物だ。
推定3番人気馬 (15)ベラジオオペラ
上昇一途で新馬戦、セントポーリア賞、そして前走のスプリングSを3連勝した馬。前走は4番枠からバランスを崩してはいたが、まずまずのスタートを切って、そこから軽く促して中団中目を追走。△(13)グラニットが緩みないペースで逃げる流れを、コントロールして離れた中団で脚を温存。3~4角でも同馬が飛ばしていたが、それを追いかけて中団外から進出。4角でかなり外を回って4列目で直線へ。
そこからしぶとく伸びて3番手まで上がり、ラスト1Fで粘るグラニット、◎(9)ホウオウビスケッツを外から捻じ伏せて1馬身1/4差で完勝。ただし、前走はタフな馬場で前半4F47秒3-後半4F49秒5のかなりのハイペース。4角でロスを作ったにせよ、展開に恵まれたことで能力が引き出される形となっただけに、今回で反動が出る危険性がある。
ただ今回は15番枠と外枠。道悪の今回でグラニットが前走時のようにペースを引き上げた場合は、ここでも展開に恵まれる可能性もあるが、ここでは軽視した。
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本日3番 阪神11R アンタレスS ダ1800m
◎ (11)キングズソード
〇 (12)プロミストウォリア
▲ (1)カフジオクタゴン
△ (7)ケイアイパープル
△ (8)フルデプスリーダー
△ (10)ゴールドハイアー
△ (13)ロードブレス
△ (15)パワーブローキング
結論 馬連11-12,1,7,8,10,13,15 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝11 (50)
■何が何でも逃げたい馬2頭の出走でハイペースが濃厚
今回で逃げたいのは、メイショウカズサ、ダイメイコリーダ、プロミストウォリア、オセアダイナスティの4頭だが、何が何でも逃げたいのはメイショウカズサとオセアダイナスティの2頭。メイショウカズサとオセアダイナスティの強引なハナ主張でペースが平均よりも速くなる可能性が高い。
また昨日は重馬場発表だったが極端に高速ではなく、そこから回復しての今回はやや高速ダートが予想される。決着タイムが極端に速いと道中で外々を回した馬は届かず、内と前を立ち回った馬が有利になるが、今回はそこまで速くならないことが予想されるだけに、多少なら外を回ってもチャンスがあると見る。まとめると内が有利であるものの、外差し馬にもチャンスがあるということだ。
■有力馬の紹介
◎ (11)キングズソード
休養を挟んで目下2連勝の上がり馬。前々走の赤穂特別は稍重の阪神ダ1800m戦。7番枠からやや出遅れたが後方の最内から中団までするする上がって行く競馬。3~4角の中目から前との差を詰めて、4角では単独4番手で直線へ。ラスト1Fで先頭に立つと、そこから一気に後続に10馬身差をつけてゴールした。
前走の伊丹Sも好位から最短距離を立ち回って、最後の直線も上手く進路を取り、最後にしっかり差してゴール。ここにきて完全に本格化している。立ち回りの上手さで勝負したい馬でもあり、内枠を引いて欲しかったのは確かだが、今の勢いならば重賞でも十分に期待できる。
〇 (12)プロミストウォリア
骨折による長期休養明けから復帰してから、怒涛の4連勝で、前走の東海Sで初重賞制覇を達成した馬。10番枠から五分のスタートを切って、そこからじわっとハナを主張し、前半4F50秒2-後半4F48秒6のかなりのスローペースで逃げ切った。
前走時はラスト1Fで外から伸びて来たハギノアレグリアス(次走、名古屋大賞典勝ち)がカラ馬となった(9)ヴァンヤールに邪魔をされ、ブレーキをかける不利があったが、それを踏まえても高いパフォーマンスだった。本馬が前走で記録した指数はここではNO.1である。
今回は前走で激走した疲れが懸念されること。そして何が何でも逃げたい(2)メイショウカズサや(14)オセアダイナスティがいて、それらがペースを引き上げてハイペースが予想されることから対抗評価までとした。
▲ (1)カフジオクタゴン
昨夏のレパードSの覇者。同レースでは大外15番枠から五分のスタートを切って、中団の外から1角で中目に入れて追走。道中は3列目の中目を追走し、3角では最内、4角では2列目の中目から出口で外に出されると、そこからしぶとくタイセイドレフォンに並びかけ、ラスト1Fでセリ落とし、外から伸びて来たハピもクビ差振り切って優勝した。
前記のレパードSは前2頭が競り合って前半4F47秒9-後半4F51秒4のかなりのハイペースに恵まれての優勝だったが、ここもハイペースが濃厚の組み合わせ。また当時記録した指数は古馬相手のダートグレードでも通用レベルのものだったことから、ここでも通用するはず。
前走のマーチSは高速ダートで内と前が有利な流れを好位の外から3~4角で外を回る大外を回るロスを作ったために5着に敗れたが、休養明けの前々走・佐賀記念で小差の3着なら巻き返せるはず。ロスなく立ち回れる内枠も好ましい。
△ (7)ケイアイパープル
キックバックが苦手でありながらテンのスピードが速くないという弱点があるが、豊富なスタミナの持ち主で早め先頭から押し切れることが強みの馬。名古屋、佐賀、金沢は最内の砂厚が深く、場合によってはそこに進路が取れるので、その路線を主体に使われているが、中央場所では昨春の平安Sで2着の実績がある。
前記の平安Sでは3番枠からかなり押して出鞭も入れて2列目の外を追走。3~4角で前2頭に並びかけ、ラスト1Fで先頭に立ったところで、外からテーオーケインズに突き抜けられたものの。相手が悪かっただけで好内容、好指数の2着だった。
休養明けの前走・名古屋大賞典では、2番枠からかなり押して2列目最内を追走。道中は前2頭の間を走らせて、砂を被らない工夫を施していたが、最後の直線で最内から伸びて一旦先頭の競馬。最後はハギノアレグリアスに差し返されてアタマ差の2着に敗れたが、砂厚の深い内から、東海Sの2着馬ハギノアレグリアスを追い詰めたことは評価できる。今回は好位の外を狙えるメンバー&枠の並びだけに、警戒が必要だ。
△ (8)フルデプスリーダー
昨夏のマリーンCとエルムSを連勝した馬。3走前のエルムSでは9番枠から出遅れたが、そこから押し上げて中団の中目まで挽回して追走。キックバックをバリバリ受けながらもしっかり食らいついて3角では好位の中目。3~4角でもジリジリ押し上げて2列目で直線へ。直線でも序盤はジリジリだったが、ラスト1Fでしぶとく伸びて粘るウェルドーンを捉えてクビ差で初重賞制覇を達成した。出遅れを挽回して勝ちに行く競馬で優勝した内容は、評価が出来る。
その次走の日本テレビ盃ではゲート内で暴れて故障して回避。前走の武蔵野Sでは出遅れ、最後の直線もサッパリ伸びずに15着に大敗したが、今回はそこから立て直されての一戦。追い切りの動きも良く、巻き返しが期待できる。
△ (10)ゴールドハイアー
昨秋に復帰してからは上昇一途の上がり馬。前走の仁川Sでは、9番枠から五分のスタートを切って、中団中目を追走。道中も中団の中目で脚を温存し、直線では外のメイショウユズルハとともに追い上げ、しぶとく伸びて小差の5着に好走した。前走は前半5F60秒9-後半5F63秒3のかなりのハイペースに恵まれたものだが、ここもハイペースが濃厚の組み合わせ。前走からさらなる前進があれば通用するだろう。
△ (13)ロードブレス
今回と同距離コースの前々走のみやこSの2着馬。前々走では6番枠から五分のスタートを切って、そこから促されて中団馬群の中目を追走。向正面で捲りが発生したことで位置取りが相対的にやや下がって後方馬群の外目を追走することになったが、3~4角でも後方外目で前のメイショウハリオをマークしながら追走した。
3~4角ではメイショウハリオに置かれたが、4角で外に誘導して直線に出されると、序盤で一気に中団列まで上がり、ラスト1Fでぐんと伸びて最後はメイショウハリオとの叩き合いに持ち込み、最後はクビの上げ下げでわずかハナ差敗れた。
前々走はエクスパートランの捲りで前が崩れて展開に恵まれる結果となったが、後の帝王賞馬を相手に2着と好走し、2020年の日本テレビ盃と並ぶ、自身の最高指数を記録した点は評価が出来る。その次走の東京大賞典は休養明けで好走した疲れで5着に敗れたが、本来の能力を発揮できればここでも通用するはず。しかし、1年3ヵ月にも及ぶ休養明け好走後の今回は、そこまで強気になれない。
△ (15)パワーブローキング
2勝クラスと3勝クラスを連勝の上がり馬。前走の3勝クラス・韓国馬事会杯は3番枠から五分のスタートを切って、そこから促されて中団の最内を追走。3角で外に誘導し、前に進路を作って直線へ。直線ではしぶとい脚を長く使って差し切った。今回は大外15番枠を引いてしまったが、本馬は超絶高速馬場の前走を勝利しているように高速馬場巧者。前走からさらなる上昇度があれば通用しても不思議ない立ち位置ではあるので、警戒しておきたい。
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本日4番 中山10R 春雷S 芝1200m
◎ (10)マッドクール
〇 (12)コムストックロード
▲ (1)キミワクイーン
△ (5)ルピナスリード
△ (9)プルパレイ
△ (13)ミニオンペール
△ (15)カリボール
△ (16)レッドベルオーブ
結論 馬連10-12,1,5,9,13,15,16 (10:10:8:8:8:3:3) 複勝10 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にマッドクール(-22.0pt)、ジュビリーヘッド(-19.0pt)、ホープフルサイン、トキメキ(ともに-17.7pt)、ミニオンペール(-17.3pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (10)マッドクール
近2走の指数は重賞級のものをマークしている上がり馬で実力馬。前走のシルクロードSは8番枠からまずまずのスタートだったが、そこから押して逃げて0.1秒差の3着。本馬は好位でもO.K.の馬で、前走はもう少しペースを落としてスローペースに持ち込むことも出来たはずだが、攻めすぎた結果の敗戦で高松宮出走権を逃した。
本馬はハンデ戦のここを目標にしているわけではなく、今回はトップハンデ57.5Kgで不安材料はあるのだが、本日の中目より外が伸びる馬場を考えると枠には恵まれた。地力に期待する。
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本日2番 福島11R 福島民法杯 芝2000m
◎ (9)ロングラン
〇 (3)エリオトローピオ
▲ (8)バジオウ
注 (7)カレンルシェルブル
△ (2)テーオーシリウス
△ (14)フォワードアゲン
△ (1)プレシャスブルー
△ (12)ショウナンバルディ
△ (13)ジェットモーション
結論 馬連9-3,8,7,2,14,1,12,13 (13:13:9:5:4:2:2:2) 複勝9 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロングラン(-18.3pt)、バジオウ(-18.0pt)、テーオーシリウス、カレンルシェルブル(-17.7pt)、 フォワードアゲン(-15.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (9)ロングラン
4走前に2勝クラス・三木特別を2歳新馬戦以来の芝ながら勝利すると、その後は芝に路線転向して上昇。近2走はオープンや重賞でも差のない競馬ができているように、力をつけている。また本馬は近3走とも出遅れ、テンに置かれて追走に苦労していることから、距離延長もプラスに出るはず。芝のキャリアは5戦とまだ浅く、慣れによる上昇も見込め、ここは期待した。
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本日5番 福島12R 4歳上1勝クラス ダ1150m
◎ (12)サンダビューク
〇 (11)ドラゴンゴクウ
▲ (1)ダレモトメラレナイ
△ (7)ドリアード
△ (13)グランデ
△ (15)フロスティクォーツ
△ (6)キリシマタウン
△ (8)サンマルセレッソ
結論 馬連12-11,1,7,15,6,8 (15:15:6:5:5:2:2) 複勝12 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にシルバーキングダム(-8.7pt)、ドラゴンゴクウ(-8.3pt)、サンダビューク(-7.3pt)、ダレモトメラレナイ(-6.3pt)、フロスティクォーツ(-5.7pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (12)サンダビューク
6走前に初ダートながら2番手から勝ちに行く競馬で3着と善戦した馬。その後はスピードは見せるが、折り合いに問題があり、大敗の連続。しかし、前々走は出遅れて後方の最内で脚をタメ、4角出口で外と、後方からレースを進めたことで展開に恵まれ、3着と好走した。本馬は前走でも上手く折り合いがついていただけに、今回のメンバーならばチャンスがあると見る。