2023年 マリーンCの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2023.04.12
2023年 マリーンCの予想

マリーンCは古馬牝馬限定戦ではもっとも距離が短い1600m戦ということもあり、例年、小頭数だが、今年も笠松のB級以下の馬が4頭出走し、実質8頭立ての競馬となった。ここはしっかり3連単で仕留めたいところである。

船橋11R マリーンC ダ1600m
 ◎ (11)ペルアア
 ○ (8)チェイスザドリーム
 ▲ (7)レディバグ
 × (3)サルサレイア
結論 馬複11-8,7 (34:16)
3連単11→8→7(20) 11→7→8(16) 8→11→7(7) 11→8→3(2) 11→7→3(2) 8→11→3 (2) 8→7→3 (1)

◎ (11)ペルアア

 ダートでは6戦4勝2着2回と連対率100%の馬。前々走の2勝クラス・天竜川特別は、10番枠から好スタートを切ってハナを窺う勢いだったが、外からハナを主張する馬に行かせて逃げ馬の外2番手を追走。そのままの隊列で3~4角を回って4角で逃げ馬に並びかけて直線序盤で先頭。そこから追い出されるとじわじわ差を広げて4馬身差の完勝だった。

 続く前走の茨木S(2勝クラス)では、7番枠からまずまずのスタートを切って、ここでもじわっと行かせて逃げ馬の外2番手。3~4角で外からクインバジルが上がって来たので、それに抵抗するように動いて前に並びかけて4角。直線序盤で先頭に立って追い出されると、そこからじわじわ差を広げ、ラスト1Fで外から迫るセイクリッドゲイズ、カラフルキューブらに1馬身半差まで詰められたが、危なげない勝ちっぷりだった。

 正攻法の競馬で目下2連勝。前進気勢が強く、折り合いに不安がある馬だが、スプリント路線馬の快速馬(8)チェイスザドリームが逃げる流れなら、折り合いも付くはず。さらに中距離を中心に使われているので、タフな馬場の船橋ダ1600mでも不安はない。中心馬には最適で今回の本命。

○ (8)チェイスザドリーム

 前々走で3勝クラス・フェアウェルSでは2番手から抜け出して1馬身1/4差で勝利し、前走のオープン、大和Sでも4着と好走した上がり馬。前走は13番枠から好スタートを切ってハナを主張したが、内から逃げてこそのスティクスが抵抗して来るので、同馬を行かせてその外2番手を追走。

 4角外から後続が上がって来たところで動いて直線序盤で先頭。外から上がったジェネティクスと追い比べの形となり、ラスト1Fで甘くなったところを、外から2頭に差されて4着に敗れた。しかし、先着した3頭はそれまでにオープンで連対実績のある馬で、相手関係を考えれば上々の内容。

 今回が距離1200mなら本命候補だが、3走前の外房Sではゲートで暴れて外枠発走なり、その後、ゲート再審査したほどの気性難の持ち主。距離1600mとなると不安もある。ただゲート再審査後は折り合いに良化が見られ、前走では本馬としては折り合いもついていた。このことから陣営も距離1600mのここを試してみたくなったものと推測される。ここは楽にハナへ行ける組み合わせであり、馬場が軽くなって逃げ切り多発の今の船橋の馬場も好ましい。スローペースで行ければ面白そうだ。

▲ (7)レディバグ

 昨夏のスパーキングLCの2着馬。同レースでは8番枠から軽く躓いてやや出遅れたものの脚の速さで楽に前へ。外からショウナンナデシコらが内に切り込んで来たので、それを行かせて好位馬群からやや離れた6番手を追走。このレースはショウナンナデシコがサルサディオーネを突いて行ったことでペースが速くなったが、それを「待ってました」という待機策で、直線一気の競馬で早め先頭に立ったショウナンナデシコにクビ差の迫った。

 本馬は追走が忙しい1400mよりも1600mがベスト。この距離に変わるのは好材料だ。しかし、本馬は砂を被るのが苦手な弱点があり、これまでの好走時は前記のスパーキングLCを始め、3走前のペルセウスS(2着馬との着差0.2秒差)、前走のコーラルS(着差0.4秒差)など外枠から外々の砂を被らないレースをした時ばかり。

 ただし、鞍上の酒井学騎手は、砂を被るのが苦手な馬でも積極的に外には出さず、正攻法で乗るタイプ。実際に本馬の好走時の大半が代打騎乗の戸崎騎手、松山騎手、北村騎手。酒井学騎手となると、たまたま砂を被らないパターンを祈るしかない。

 また前走のコーラルSは、最後方待機策の12番人気馬ベルダーイメルが勝ち馬に3/4差まで迫ったように、タフな馬場でかなりのハイペースで前が苦しくなったもの。外から差した本馬はある程度、能力を引き出される形での6着だっただけに、今回で上昇度も期待しにくく、3番手評価までとした。

× (3)サルサレイア

 着狙いの乗り方が定番の馬。4走前のブリーダーズGCは、ノットイェットが大逃げを打って、外差しが決まる流れだったが、2番を追走して直線で失速した中央馬ハギノリュクスをゴール手前でクビ差交わして5着に浮上した。

 今回のメンバーでは明確に能力が足りないが、○(8)チェイスザドリームがペースを引き上げ、失速した場合には離された3着ならありそうだ。中央馬の(1)ナンヨーアイボリーは砂を被るのが苦手な馬だが、今回は最内枠を引いてしまったことから、3連単の3着付けには加えておきたい。

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