2021年 ジャパンダートダービー

主役不在、今年も波乱なるか!?

3歳ダートチャンピオン決定戦のジャパンダートダービー。このレースは南関東馬にとっては羽田盃、東京ダービーから続く、3歳クラシックの最終関門。東京ダービーと同距離コースの大井2000mが舞台となることや中央の実績馬の中には8月のレパードSを目標としている馬も少なくないため、意外と南関東馬が活躍している。

実際に過去10年で南関東馬が優勝したのは、2017年のヒガシウィルウィンのみだが、2014年にはハッピースプリントが2着。遡れば、2010年にマグニフィカが優勝しており、2007年には中央の強豪を抑えて、南関東のフリオーソ、アンパサンドがワン、ツーを決めたこともあった。前記の馬たちの共通項は、マグニフィカ以外は、前走の東京ダービーで2着以内ということ。

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2021年7月11日(日)の予想

本日は12レース以降から出します。函館&小倉を予定。自信度の順番はあとで確定させます。

本日1番 小倉12R シンガポールターフクラブ賞 ダ1000m
 ◎ (5)ヘルメット
 〇 (6)ロードクラージュ
 ▲ (7)ブラッディムーン
 △ (1)メイショウソウビ
 △ (3)アスカノダイチ
 △ (4)オンリーワンスター
見解

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヘルメット、ビートマジック(ともに-12.7pt)、マカオンブラン(-12.0pt)、オンリーワンスター(-11.0pt)、ロードクラージュ(-8.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、ブリンカーを着用した前々走の1勝クラスでは、二の脚の速さで先頭に立ったものの、内の逃げ馬に行かせて2番手から、ラスト1Fで逃げ馬を捉えて快勝した(5)ヘルメットを推します。昇級の前走は前半33秒9で逃げるスピードを見せ、結果は差し、追い込み馬台頭の流れになったものの、ゴール前まで良く粘っていました、超高速ダート、1000m戦のここはスピードが生かせる舞台。巻き返しを期待します。

 〇は、長期休養明け2戦目でダート替わりの前走では、変わり身を見せ、今回と同じ舞台のダ1000m戦を逃げ切り勝ちした(6)ロードクラージュ。前走は前々走で芝のスピード競馬を使ったことで、比較的に楽に2番手につけられ、それが結果に繋がったことは確か。連闘で出走してくるからには調子がいいのでしょうが、前走で激走後となると危うさもあるので、対抗評価までとしました。

 ▲は、芝1200mで1勝クラスを制していますが、ダートでは安定した走りを見せており、崩れたのは長期休養明けだった5走前の1勝クラスのみの(7)ブラッディムーン。近走、先行力を喪失しているのは不安材料ですが、ダ1000mで1勝目を挙げているように、特に短い距離は走るので、ここは重い印を打ちました。

結論 馬連5-6,7,1,3,4 (15:15:10:5:5) 複勝5 (50)

本日2番 函館12R 函館道新スポーツ杯 芝1200m
 ◎ (7)ゴールドチャリス
 〇 (6)ゼンノアンジュ
 ▲ (9)グッドワード
 △ (5)コスモアンジュ
 △ (11)ミニオンペール
 △ (4)スカーレットスカイ
 △ (8)ベッラヴォルタ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にグッドワード(-11.0pt)、コスモアンジュ(-10.7pt)、フクノナルボンヌ(-10.3pt)、ベッラヴォルタ(-10.0pt)、ナイントゥファイブ、ラキ、ミニオンペール(ともに-9.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、4走前に芝1200mのオープンを勝利している実績馬(7)ゴールドチャリスを推します。4走前の中京2歳S以降は、距離も長く、行きっぷりが悪くなり、自分の競馬ができていませんでした。今回は立て直されて得意の距離に戻り、巻き返しが期待できます。

 〇は、初芝の前走、大倉山特別でも楽に好位につけるスピードを見せた(6)ゼンノアンジュ。前走は4角から直線半ばまで進路を失う(4角では、頭を持ち上げるほど)不利があり、10着に凡退しましたが、スピードはあるので芝1200mはこなせるでしょう。

 ▲は、前々走の紫川特別は、勝ち馬とタイム差なしの4着、前走の大日岳特別では、2着と好走した(9)グッドワード。自己最高指数を記録した後の連闘策となった前々走、帆柱山特別こそ、スタート後に躓く不利があって10着と崩れたものの、時計の掛かる馬場のハイペースでは安定して走れる馬。そういう意味では、今の函館の芝、逃げ馬が揃ったここは展開に恵まれる可能性が高いでしょう。しかし、今回は休養明けで自己最高指数タイを記録した後の一戦。反動が出る危険性もあるので、3番手評価までとしました。

 あとは△にこれまで逃げて2勝、5走前の手稲特別でも逃げて2着に好走しているように、逃げるとしぶとい(5)コスモアンジュ。前走のHBC賞は外枠で内の馬2頭が抵抗してきたために、外3番手に控える形となりましたが、今回は内枠で前走で逃げたミニオンペールが控えるコメントをしているので、ハナを狙えるでしょう。大外枠のノクターンノーツに競られる可能性が高いですが、ハナを狙える以上、チャンスはあります。

 他では、このクラスの芝1400m戦で2着の実績がある馬ですが、積極的に出して逃げた前走、HBC賞ではゴール前まで粘って、勝ち馬と0.4秒差(6着)と善戦した(11)ミニオンペール。前走はひとつ隣のインザムービーに競られて、オーバーペースの競馬となってしまいましたが、もう少しコントロールしてレースを運べれば、チャンスはありそうです。コスモアンジュに行かせて2列目の競馬なら、面白いでしょう。

結論 馬連7-6,9,5,11,4,8 (10:10:10:10:5:5) 複勝7 (50)

2021年 七夕賞・プロキオンSの予想

おはようございます! 今週もも目指せ重賞W的中…のつもりですが、自信度はちょっと低いです💦

本日3番 福島11R 七夕賞 芝2000m
 ◎ (10)クラージュゲリエ
 〇 (7)カウディーリョ
 ▲ (16)ヴァンケドミンゴ
 △ (9)クレッシェンドラウ゛
 △ (3)ワンダープチュック
 △ (2)ロザムール
 △ (14)ワーケア
 △ (15)トラストケンシン

見解
 
 まるでサイン馬券のように、「七夕賞は、七枠が有力」と言われていたのは、七夕賞が福島最終週に行われていた頃の話。当時は福島の馬場状態も悪く、最終日ともなると内側の芝がボロボロになり、外差しが決まってばかりでした。何も考えずに、外目の枠の差し馬のボックス馬券買っておけば、軽く万馬券が獲れたこともあったほど。

 ところが、福島は2012年に芝を密度の濃いものに張り替えて以来、馬場高速化。さらに春の東京開催が2週延長されたことで、七夕賞は2回福島4日目に繰り上がり、七夕賞当日は、道悪にならない限り、内枠の逃げ、先行馬もがんばれるようになりました。しかし、2016年以降は再び時計が掛かり出しており、過去5年中4年は外差しが決まっています。昨年はクレッシェンドラブが各馬が馬場の良い外へと進路を取って行く中、内目から追い上げて、ゴールドシップの皐月賞的な勝利を収めたものの、外差し馬場ではありました。

 もともと七夕賞が行われる福島芝2000mは、最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらに序盤から2度の坂を下るため、福島芝1800mよりも前半が速く、ハイペースが発生しやすいコース。つまり、逃げ馬は受難、先行馬は苦戦の舞台です。今年も近年よりも馬場の内がいいので、内目からでもチャンスはありますが、ロザムール、トーラスジェミニ等のハナ争いに、外からカウディーリョもそれらに加わって行くとなると、ハイペースが濃厚でしょう。マウントゴールドやショウナンバルディといった先行勢も手強いです。

 そこで◎に推したいのは、 2歳時には京都2歳Sを勝利し、後のクラシック戦線で善戦した実力馬(10)クラージュゲリエです。同馬は古馬混合になってからも4走前のアンドロメダSでクビ差2着、日経新春杯でもく好位からしぶとく伸びて3着を死守。前々走から4Fの距離短縮で超高速馬場の前々走・中山記念は、テンに置かれてレースの流れに乗れずに9着大敗も、立て直された前走の鳴尾記念では、外枠から口向きの悪さを見せながらも楽に好位につけたように、スピード面での復調を見せました。

 また、同馬は前走時、チークピーシーズが逆作用したような走りだっただけに、個人的にブリンカーでレースに集中させたほうがいいと見ており、今回のプリンカー効果にも期待しています。また、クラージュゲリエは高速馬場にも対応していますが、二の脚もエンジンの掛かりが速いタイプではないので、ある程度、時計を要したほうがいいでしょう。そういう意味で、今の福島の芝はわりとマッチしているように感じます。

 ○は、4走前に3勝クラスの関門橋Sを勝利し、前々走の函館記念では1番人気に支持されたように素質は高いと認められている(7)カウディーリョ。同馬はこれまでの4勝が新馬戦と休養明けであるように、休養明けで好走することが多いタイプ。今回は10ヵ月半の休養明けになりますが、この中間の追い切りが掛かり気味の入り方で動きが良く、休養中に成長している可能性を感じさせました。ここでの素質開化があっても不思議ありません。

 ▲は、これまでの4勝全てが福島1800m~2000mで挙げているように、福島が大得意な(16)ヴァンケドミンゴ。差し馬の同馬は昨年の福島記念で2着、七夕賞でも3着と好走しているように、特にペースが上がりやすい福島芝2000mが得意。近走は条件が揃わずに凡退していますが、今回は得意の舞台で巻き返しが期待されます。確かに新潟で行われた前走の福島民法杯では、13着大敗とあまりに負け過ぎていますが、今回は立て直されての一戦。ここで変われても不思議ありません。今回は大外枠と内もがんばれている中であまりに外枠に入り過ぎましたが、内目で進路確保がままらないよりはいいでしょう。

 以下特注馬として、昨年の七夕賞では、内枠を利して前に行こうとはしたものの、最終的には中団の後方、内目から上手くコーナーで位置を押し上げて、外から勝負に出たブラヴァス、▲ヴァンケドミンゴらを撃破して優勝した(9)クレッシェンドラヴ。同馬も一昨年の福島記念優勝や、七夕賞で2着の実績がある福島芝2000m巧者ですが、昨年の七夕賞は嵌った面があるうえに、今年は昨年以上のメンバー構成。さらにトップハンデ58㎏を背負います。そのうえ休養明けでもあるために狙い下げました。

 あとは△に2018年の福島テレビオープンで勝ち馬サトノキングダムとの首の上げ下げで2着に好走したように、時計の掛かる馬場が得意の(3)ワンダープチュック。同馬は近走成績を見ても時計の掛かる馬場の5走前の長岡Sでは勝利し、高速馬場の毎日王冠、メイS、エプソムCでは善戦止まり。序盤で置かれてレースの流れに乗れすに敗れています。同馬にとっては現在の福島よりも、もっと時計を要したほうが理想的でしたが、それでも東京の高速馬場よりも良いでしょう。長期休養明け3戦目で、まずまず得意条件、ハンデも54㎏と恵まれたここは、前進が期待できるでしょう。

 他では、タフな馬場の前々走・中山牝馬Sでは、2番手のスイープセレリタスにプレッシャーをかけられ、オーバーペースで逃げながらも後のヴィクトリアマイルの2着馬ランブリングアレーとハナ差2着に好走した(2)ロザムール。同馬は3走前の中山金杯でも逃げて後の中山記念の覇者ヒシイグアスと0.5秒差(4着)に善戦しているように、ハナに行けると強い馬。ハイペースで行っても容易にバテない馬なので、トーラスジェミニの出方ひとつでハナに行けるここは警戒しました。ハイペースを好まないトーラスジェミニの鞍上、戸崎騎手は、ロザムールに行かせると見ています。

 さらにクラシック戦線で期待されながらも、日本ダービーでは8着に敗れて、その後は成長力を全く見せられていない(14)ワーケア。しかし、ここへ来ての骨膜除去手術報道。手術を受けるくらいだから、重度の骨膜炎だったことが推測され、それが近走の不振に繋がった可能性も十分あります。デビュー2戦目のアイビーSでは、同日の富士Sを制したノームコアと0.1秒差の上がり3Fタイム33秒3を記録し、高指数で優勝していることから、なかなかの素質馬であることは確か。ここで復活のVを決められても不思議ないでしょう。

 最後に格上挑戦の立場ですが、一昨年のアルゼンチン共和国杯で勝ち馬ムイトオブリガードと0.3秒差(5着)の実績がある(15)トラストケンシン。同馬は自分から動けない展開待ちの馬なので、3勝クラスよりもペースが速くなって斤量も軽くなるハンデ重賞のほうが善戦しやすいはず。前走の目黒記念は超絶スローペースの上がり勝負に泣きましたが、ハイペースで前が崩れれば、外から雪崩れ込んで3着があっても不思議ないので一考しました。

結論
 馬連10-7,16,9.3,2,14,15 (11:11:11:8:3:3:3) 複勝10 (50)

本日4番 小倉11R プロキオンS ダ1700m
 ◎ (11)ペプチドバンブー
 〇 (9)ウェスタールンド
 ▲ (3)メイショウカズサ
 △ (2)アヴァンティスト
 △ (6)トップウイナー
 △ (12)ダノンスプレンダー
 △ (15)スマートダンディー

見解

 本来プロキオンSはJRAで年間2レースしか行われない、短距離ダート重賞の1つ。夏場に行われる唯一のJRA短距離ダート重賞ですが、今年は小倉ダ1700mで行われます、それに伴い、出走馬の傾向は例年と異なり、前走使用距離も1400~2100mと、幅広いメンバーが集いました。

 日本は短距離よりも中距離路線の方に高額賞金が用意されているため、基本的に距離が長いレースを使われている馬の方が実力があることが多いですが、今回もまさにそれ。能力値1位が中距離路線のウェスタールンドとなります、

 同馬はダートに路線転向してから一気に本格化し、2018年のチャンピンズC2着の実績を持つ。重賞初制覇を果たしたのは、昨年4月のアンタレスSですが、チャンピンズC以降もトップクラスの馬たちを相手に安定した走りを見せ、好成績を収めています。他の出走メンバーは距離に不安があったり、好走するための展開に制約がついたりする馬が多いだけに、この安定感は光るものがあります。

 また、ウェスタールンドは近5走の指数を見ても、全て赤文字の指数。ここでは実力が抜けた存在。ただ、今回は長期休養明け。9歳馬でもありますが、同馬がこれまでのように、強烈な末脚を引き出せれば、ここでは好走必至。自分との戦いになるでしょう。逆にウェスタールンドが自分との戦いに敗れれば波乱、大波乱までありそうです。

 そこで◎に推したいのは、3走前に休養明け&久々のダートながら、オープンの名鉄杯を勝利しているように、今期は好調の(11)ペプチドバンブーです。前走の天保山Sは、前が有利の展開となった中で、出脚が悪くて後方2番手から内々を追走。直線に入って徐々に外に出して、大外からメンバー最速の上がり3Fタイムで追い込んでおり、6着敗退でも好調であることを再認識させられました。

 ペプチドバンブーはもともと初ダートとなった1700mの未勝利戦を勝利したところから上昇軌道に入った馬。今回の距離は歓迎となるはず。今回はメイショウワザシ、メイショウウズマサ、大外枠でどこまで行けるかはともかく、逃げたいメイショウウズマサ、テンは速くないけどハナに行きたいサンライズホープと逃げ馬が集ったメンバー構成。他、先行馬も揃っているだけに、展開が向いての、まとめて差しきりというシーンも十分にありそうで、今回の本命としました。

 ○は、前記した(9)ウェスタールンド。同馬は3走前のアンテレスSで、メンバー最速の上がり3Fタイム2位の馬よりも1.0秒も速い35秒0を記録しているように、強烈な末脚一閃な馬。長期休養明けのマイナスはあるにせよ、ここも展開に恵まれる公算大で対抗評価です。

 ▲は、5走前の2勝クラス、九州スポーツ杯では4馬身差のⅤ、4走前の3勝クラス、栞Sでは7馬身差のⅤを決めているように、逃げた場合には異様に強い(3)メイショウカズサ。特に同馬が4走前で記録した指数は重賞でも通用するレベルのもの。前走のアンタレスSはかなり速いラップを刻んでおり、今回の逃げ争いでは優位に立てます。今回は逃げ馬多数ではあるが、主導権を奪ってマイペースならば、粘り込みは期待できます。

 あとは△に5走前の3勝クラスで、逃げ馬から離れた3番手で楽に追走し、直線序盤で2番手イメル(現オープン馬)に並びかけ、後続が仕掛けて来るのを待って自分も仕掛けて、突き抜けて完勝した(2)アヴァンティスト。5走前は内容、指数ともになかなか優秀。その次走のすばるSでは、後の黒船賞で8馬身差のVを決めたテイエムサウスダンに0.3秒差(2着)まで迫っており、その後も大きく崩れていません。

 しかし、アヴァンティストはここまでほとんどダート短距離を使われており、ダ1700mは今回が初めてとなる点が不安材料。ただ、スタミナが不足する休養明で距離延長、初めてのダ1600m戦となった前走アハルテケSで、メイショウウズマサと同タイムの5着と善戦はしています。前走は前に行く馬が多かったため、内枠から徐々に外に進路を切り替えて、内から3頭分外の好位を追走。ロスの大きい競馬でも善戦したことから、意外と距離延長がプラスになるような感があります。今回も内枠ですが無理に行かずに、4~5走前のように差す競馬なら、逃げ、先行馬揃いのここは展開に恵まれる可能性が高く、警戒しました。

 他では、昨年は3連勝でオープンの欅Sを勝利した(6)トップウイナー。昨秋のさきたま杯5着以降が完全スランプで大敗の連続ですが、今回は立て直されて2戦目。前走は実績のない芝で殿負けを喫したものの、大外枠から楽にハナへ行けたように、行きっぷりやスピード面に復活は見せられました。同馬はダ1800mで1勝クラスを制した馬でこの距離にも問題なく、前走で長い距離を使っているのも好材料。上手く折り合って行ければ、チャンスがありそうです。

 さらに3走前にオープンのボルックスSを制し、前走のアンタレスSでも4着と好走した(12)ダノンスプレンダー。前々走の東海Sは逃げたインティが12着に失速する激流を勝ちに行く競馬をしたため9着に失速しましたが、前走のアンタレスSはそれを教訓に、ケイアイパープル、メイショウカズサが競り合ってペースを引き上げている中、中団のやや後方でレースを運んで、1番人気馬テーオーケインズを目標に動いたことで、展開に恵まれて4着と好走。今回も展開に恵まれる可能性が高いですが、休養明け好走後になるので、反動パターンも視野に入れて狙い下げました。

 最後に超絶高速ダートの昨年のポラリスSを始め、オープン、リステッド競走で計3勝の(15)スマートダンディー。同馬は4走前のギャラクシーSでもクビ差の2着と好走しており、実力があるのは確か。ダ1400mで実績がある一方、ダ1600mではそこまで目だった実績はありませんが、ダ1600mに照準を合わせてきたことがないのも確か。それでも崩れていないのであれば、好走の余地があるということ。また、小倉が超々絶高速ダートのというのは、高速馬場巧者の同馬にとっては願ってもない条件のはず。一考の余地があるでしょう。

結論
 馬連11-9,3,2,6,12,15 (20:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)

2021年7月10日(土)の予想

おはようございます! あとは12レース以降から予想を出しますm(__)m。

本日4番 福島12R 3歳上1勝クラス 芝1200m
 ◎ (4)フレンドパル
 〇 (6)ナタラディ-ウ゛ァ
 ▲ (13)メルテット゛ハニー
 △ (1)アヴァノス
 △ (14)アップリバー
 △ (2)アウリガテソーロ
 △ (11)エルメーム

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にメルテッドハニー(-7.0pt)、グロリユーノワール(-5.7pt)、フレンドパル(-4.3pt)、ナタラディーヴァ(-3.3pt)、ギンコイエレジー、アップリバー(ともに-1.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、新馬戦では後の桜花賞3着馬ファインルージュを相手に逃げ切ったスピード馬(4)フレンドパルを推します。同馬は休養後の2走は着順こそ微妙ですが、前々走はラスト200m付近まで見せ場十分の走り。前走も馬場の悪い内を通って奮闘していました。今回は休養明け3戦目。流れに乗って能力全開、好走を期待します。

結論 馬連4-6,13,114,2,11 (10:10:10:10:5:5) 複勝4 (50) 

本日1番 小倉12R 3歳上1勝クラス ダ1000m
 ◎ (9)ジョーミニスター
 〇 (8)コズミックランナー
 ▲ (2)フリード
 △ (1)アメリカンベイビー
 △ (14)ピュアブリス
 △ (3)アクイール
 △ (6)ポケットロケット
 △ (11)ニホンピロジャック
 △ (12)スナークショウエン

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にフリード(-12.0pt)、アメリカンベイビー(-5.3pt)、ポケットロケット(-5.0pt)、スナークショウエン(-3.0pt)、ジョーミニスター(-0.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、4走前のダ1400mの新馬戦を好位の外からメンバー最速の上がり3Fを記録と、なかなか強い勝ち方をした(9)ジョーミニスターを推します。同馬の自己最高指数は3走前のダ1200m戦であり、前走でもスタートから行きっぷりの良さを見せていたように、潜在的なスピードを秘めており、ダ1000mでも悪くないはず。今回のメンバーならば素質上位でもあるだけに、中心視しました。

 ○は、このクラス3着以内の好走時が、全て1~2番手でレースを進めたものであるように、マイペースで揉まれない競馬ができれば上位争いに加われる(8)コズミックランナー。前走は内枠で快速馬メイショウカササギらとのハナ争いに敗れたために揉まれて13着大敗を喫しました。しかし、この馬自身もこのクラスで3着以内の3~5走前と比べると、ダッシュ力の鈍さを見せているのは明らか。今回も同型馬が出走しているだけに、楽にハナに行けない可能性もあると見て、対抗評価までとしました。

 ▲は、初ダートの前走では、斤量51㎏だったこともあり、外枠からダッシュ良く飛び出し、逃げるメイショウカササギを外から被せながらレースを進め、同馬を競り落として2着と好走した(2)フリード。初ダートでいきなり結果を出せるのは、ダートでの素質が高ければこそ。ダートに慣れて前進する可能性も十分にあるでしょう。しかし、前走はこれまでから一変する形での激走だっただけに、疲れが出る可能性も視野に入れて、3番手評価までとしました。

 あとは△にデビューからダ1600m前後の距離を使われていましたが、前々走から2Fの距離短縮となった、ダ1000mの前走で一転、勝ち馬と0.5秒差(4着)に善戦した(1)アメリカンベイビー。この距離に慣れてのさらなる前進を警戒します。

 他ではダ1200mの新馬戦をハイペースで逃げ切り勝ちしているように、スピードがある(14)ピュアブリス。前走はダートだったこともあるにせよ、新馬戦後の2戦が不振だったのは確か。しかし、今回は立て直されての一戦で、変わり身を警戒しました。キャリアの浅い3歳馬だけに、休養中に成長している可能性も十分にあるでしょう。これまでよりも斤量が軽い52㎏も魅力です。

結論 馬連9-8,2,1,14,3,6,11,12 (13:13:7:7:3:3:2:2) 複勝9 (50)

本日2番 小倉7R 3歳未勝利 芝1200ⅿ
 ◎ (14)スキピオ
 〇 (6)テオリス
 ▲ (4)ウォ-ターイグアス
 △ (3)メイショウオルセー
 △ (11)メイショウイジゲン
 △ (16)ゼンノミチザネ
 △ (2)セラヴィー
 △ (7)トラヴェラーズ
 △ (12)ラルナプレナ
見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にウォーターイグアス(-2.3pt)、スキピオ(-1.0pt)、ゼンノミチザネ(-0.3pt)、メイショウイジゲン(0.0pt)、メイショウオルセー(1.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ○は、4走前の新馬戦、休養明けの前々走と逃げて4着、6着と善戦している(4)ウォーターイグアス。前走は初ダートで1400m戦。ハイペースで行けるだけ行き切っているので、芝1200mの今回で流れに乗せやすくなるでしょう。前走はここを意識しての叩き台の一戦だったと見て、対抗評価にしました。小倉芝は雨が降っても前が有利の超々絶高速馬場ということで、過剰人気ではありますが、有力でしょう。

 ▲は、近3走とも馬券圏内に好走しているように、安定感と勢いがある(4)ウォーターイグアス。前々走は差し競馬で2着、前走は2番手からの競馬で2着と自在性があり、幅広い展開に対応できるのが魅力です。しかし、超絶高速馬場の前走でもしまいが甘くなったように、あまり超々絶高速馬場を意識して積極的に行きすぎると、また、甘さを見せる危険性もあり、3番手評価までとしました。

 △に初出走の前走では、スタート&二の脚ひと息でしたが、終始内々に徹する競馬で、直線の内からメンバー最速の上がり3Fタイムで5着に食い込んだ(3)メイショウオルセー。今回はデビュー2戦目。スタート&二の脚が改善されれば、もっと走れると見て警戒しました。

 あとは、デビュー2戦目の4走前では、後方待機策でメンバー最速の上がり3Fタイムを駆使して2着に食い込んだ(11)メイショウイジゲン。同馬はその後の2戦がひと息でしたが、立て直された前走では中団でレースを進めてメンバー3位の上がり3Fタイムを記録。復調気配を見せただけに、ここも警戒が必要でしょう。

 他では、前有利の流れを出遅れて後方からの競馬となった新馬戦こそ11着と大敗したものの、その後は末脚を生かす競馬で安定した成績を収めている(16)ゼンノミチザネ。同馬は前走もスタートでアオって出負けしましたが、向正面で上手く最内に入れてリカバー。駐立ちが悪く、スタートが大きな課題となりますが、どこからでも動ける強さと堅実な末脚は魅力です。前に行ける脚がないので人気がありませんが、馬券圏内突入の可能性はありそうです。

 さらに、デビューから芝1600m~芝1800mを使われて見せ場をは作れても勝ち切れないレースが続いていますが、相手弱化の芝1200mで一考したい(2)セラヴィー。2~3走前はひと息でしたが、前走でダートの厳しい流れを経験させ、持久力強化を図った効果を警戒します。

 その他では、新馬戦で後のフィリーズレビューの覇者シゲルピンクダイヤに0.6秒差(7着)とまずまずの走りを見せた(7)トラヴェラーズ。近2走はダート戦で大敗していますが、ダートを使われている間の成長力、休養中の成長力を警戒しました。

 最後に3走前の新馬戦では早め先頭から押し切って4着と善戦した(12)ラルナプレナ。同馬はその次走がダート、休養明けの前走はタイムオーバーで度外視できるものがあり、得たい知れずなので一応、押さえます。

結論 馬連14-6,4,3,11,16,2,7,12 (10:10:10:10:5:5) 複勝16 (50)

本日3番 函館3R 3歳未勝利 芝1200ⅿ
 ◎ (16)シーロンシャン
 〇 (5)アルムファーツリー
 ▲ (2)パラマウント
 △ (4)セリシア
 △ (13)ハートフルワールド
 △ (7)ディキシー
 △ (12)アイリッシュベル

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にハートフルワールド(-2.0pt)、セリシア(-1.7pt)、アルムファーツリー(-1.3pt)、ウインカンターレ、シーロンシャン(ともに-0.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前々走で2着と好走し、前走では1番人気に支持されましたが、最内枠だったこともあり、終始包まれてしまい、ラスト1F地点では、完全に進路を失って下がるロスもありました。不完全燃焼の競馬で終わっているだけに、大外枠の今回はスムーズに流れに乗っての巻き返しを期待します。

 ○は、初芝の前走では3角では前の馬に乗っかっかり、大きく躓いてバランスを崩しましたが、そこから立てのして5着と善戦。芝に慣れての善戦を見込めば、ここでも通用する計算です。唯一の不安は、前走時が馬体を絞っての連闘策だっただけに、この中間の追い切りで楽をさせていることです。

 ▲は、3走前の阪神芝1200m戦で大接戦の3着の実績があり、近走不振も再び立て直された効果に期待の(2)パラマウント。前走時は馬体重12kg減と体を減らしすぎましたが、今回はプラス体重。馬体回復傾向なので、ある程度は変わり身を見せてくれると見て、3番手評価としました。

 あとは△に芝のレースでは9戦して2着4回、3着3回と崩れが少ない(4)セリシア。初めての芝1200mの前走では二の脚で置かれ気味になりながら、好位の内目を追走。手応えはあったものの、ラスト1F手前まで進路がなく、直線で馬を横向かせて、前の馬に乗り上げ防止を図る場面もありました。スムーズな競馬さえできれば、この距離でも問題ないでしょう。

 他では、小倉芝1200mの新馬戦では、4番手のインでレースを運び、3角で狭くなって一旦は後退したものの、そこから挽回して勝ち馬と0.3秒差(3着)に好走した(13)ハートフルワールド。その後はダートの短距離戦を使われて結果を出せていませんが、立て直されれの今回は変わり身を警戒します。

結論 馬連16-5,2,4,13,7,12 (10:10:10:10:5:5) 複勝16 (50)

2021年 スパーキングレディC

小頭数でも波乱か!?


川崎競馬場のナイター競走の名称「スパーキングナイター」より由来して名付けられたスパーキングレディーカップ。今年は昨年同様に3歳馬が不在だが、関東オークスやユニコーンSで上位の3歳牝馬が初めて古馬牝馬と激突することもある。

実はこのレース、2017年に前年のJBCレディスクラシックの優勝馬ホワイトフーガが単勝オッズ1.4倍の断然1番人気に支持されながらも4着に敗れたように、実績馬よりも新興勢力が優勢の傾向。JBCレディスクラシックが新設された2011年度以降、JBCレディスクラシック優勝馬のこのレースでの成績は【1・0・2・1】と、案外と活躍していない。

唯一の優勝馬は、2016年のホワイトフーガ。その他、2012年のミラクルレジェンド、2015年のサンビスタが単勝オッズ1.0倍台の断然1番人気に支持されながら、ともに3着に敗れている。

また、前年のJBCレディスクラシックの2着馬に関しては、これまでに3頭が参戦して、このレースでの連対はゼロ。2018年のラビットランこそ3着とまずまず頑張れているが、2013年のクラーベセクレタは13着に、2014年のアクティビューティは5着に敗れている。つまり、前年のJBCレディスクラシックの上位馬を過信し過ぎるのは、危険であるということになる。

それらが人気を裏切る一番の理由としては、ここを本気で勝ちにこないからだろう。かしわ記念や帝王賞など、前走で牡馬相手のGⅠを目標にした後だったり、休養明けでぶつけてきたりで、人気を裏切っている傾向がある。

では、どのような新興勢力を狙えばいいのかというと…

続きはこちら!
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=13066

予想はこちら!
https://nar.umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2021070821040411

2021年 7月4日(日)の予想

本日午前中の予想は、下記の2レースで終了。後半は別ページの重賞と函館10レース、小倉12レースで終了ですm(__)m。

おまけ2 小倉12R 3歳上2勝クラス ダ1000m
 ◎ (5)カーテンコール
 〇 (8)オースミムテキ
 ▲ (6)メイショウヒバリ
 △ (1)レディオマジック
 △ (2)メートルムナール
 △ (7)ビートマジック

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にオースミムテキ(-15.3pt)、レディオマジック(-13.0pt)、カーテンコール(11,7pt)、ビートマジック(-9.3pt)、ジャスパーゴールド(-4.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、3走前に小倉ダ1000m戦を勝利している(5)カーテンコールを推します。同馬は未勝利V時もダ1000mを3馬身半差で圧勝しているように、この距離が得意。前走は久々の芝でしたが、好位につけるスピードを見せていました。また、前走で芝のスピード競馬を経験させたことで、今回でスピードに乗せやすくなったはず。得意のダ1000mでさらなる前進に期待します。

 ○は、休養明けの3走前の2勝クラスでは、3着馬に5馬身差をつけ、昨日の芝1200m、戸畑特別をレコードタイムで逃げ切り勝ちしたプリモダルクに0.4秒差まで迫るなど、ここへ来ての地力強化が目立つ(8)オースミムテキ。同馬はダ1000mは初めてになりますが、ダ1200mで楽に2番手につけられるスピードがあるので、この距離にも対応できるでしょう。

 ▲は、逃げて2勝、1勝クラスの札幌ダ1000m戦では、逃げて3馬身差の完勝を収めた実績がある(6)メイショウヒバリ。同馬はダ1000mでは逃げ切れる一方、ダ1400mでは逃げて4角ではもう手応えがなかったように、スピードはあるけれど、それを持続させる持久力がない馬。それだけに距離短縮は明確にプラスです。

 以下特注馬として、4走前の札幌1000m戦では逃げて上手くペースをコントロールし、現3勝クラスのマティアスに2馬身半差をつけて完勝した(1)レディオマジック。同馬は折り合える馬で、キックバックを食らっても怯まない強さを持ち合わせている馬。前がやり合うの見ながらレースを運べる魅力があります。

 あとは△に、芝のレースでスピード競馬を経験したことや、ブリンカー着用で先行力がアップし、前々走では加賀白山賞を外から早めに先頭に立って、2馬身半差の完勝を収めた(2)メートルムナール。スタミナが不足する長期休養明けので昇級の前走は、オーバーペースで逃げて大失速したものの、前走で厳しい流れを経験したことで、スタミナ面の復活が見込めるでしょう。減量騎手器用で、斤量54㎏なら、前へ行っての粘り込みがありそうです。

 他では、3走前は好位でも掛かるくらいの行きっぷりの良さを見せ、追われてからもしぶとく粘り、大波乱の立役者となった(7)ビートマジック。同馬は行きたがるのを無理に折り合わせているところがあるので、距離短縮のここでゲート出たなりの競馬なら、再び波乱の立役者になってくれるかもしれません。

結論 5-8,6,1,2,7 (20:10:10:5:5) 複勝5 (50)

本日3番 函館10R 檜山特別 ダ1700m
 ◎ (5)オンリーワンボーイ
 〇 (9)コスモセイリュウ
 ▲ (7)アコルドエール
 △ (2)ブラックジェイド
 △ (4)フクノワイルド
 △ (6)ナムラゴロフキン
見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロッシュローブ(-14.7pt)、コスモセイリュウ(-14.0pt)、ヴィーダ(-11.3pt)、ブラックジェイド(-7.3pt)、ナムラゴロフキン(-6.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、4走前にこのクラスで2着し、その後2走は3着も2勝クラスならば勝利してもおかしくない指数を記録した実力馬(5)オンリーワンボーイを推します。前走の大雪山特別は、前半4F48秒6-後半4F50秒1のハイペース。最内枠からのスタートで強い勝ち馬フルデプスリーダーに早めに競ってこられて、それに抵抗していく積極策が裏目。内目で器用に立ち回れる馬だから、変に逃げずに2列目を狙えば、大敗せずに済んだと思わせる内容でした。しかし、厳しい流れを経験したことは、次走の持久力強化に繋がるはず。折り合っての今回での巻き返しに期待します。

 〇は、休養明けの前々走、矢作川特別では、好位の直後の内をロスなく立ち回れたとはいえ、勝ち馬と0.1秒差(3着)に好走した(9)コスモセイリュウ。前々走は2着、4着、9着、11着、14着馬が勝ち上がっているように、メンバー質の高い、好指数決着の一戦だっただけに、同馬がこのクラスを勝ち上がるのも時間の問題でしょう。前走の福島中央テレビ杯は、休養明け好走の反動で7着に敗れましたが、3戦目の今回は巻き返しに期待します。

結論 馬連5-9,7,2,4,6 (20:15:5:5:5) 複勝5 (50)

おまけ1 福島2R 3歳未勝利 芝1200m
 ◎ (3)リュウノクララ
 〇 (1)ホノノルーカ
 ▲ (2)リネンデザイン
 △ (15)ホウオウジュレップ
 △ (9)デストゥリエーレ
 △ (11)クラックステソーロ
 △ (12)アタカヒール

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にリュウノクララ(2.3pt)、ホウオウジュレップ(4.7pt)、マントゥノン(5.7pt)、デストゥリエーレ(6.0pt)、チャーチャンテン(7.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、芝の新馬戦3着、3走前も3着した実績は今回のメンバーでは上位の(3)リュウノクララを推します。前走はスタミナが不足する休養明けで初ダート。厳しい流れを先行しての10着失速は仕方ありません。得意の芝で巻き返しを期待します。また、福島はややタフな馬場だけに、前走でダートの厳しい流れを経験して持久力強化を図ったことは、強みとなるでしょう。

結論 馬連3-1,2,15,9,11,12 (15:10:10:5:5:5) 複勝3 (50)

本日4番 小倉2R 3歳未勝利 芝1200m
 ◎ (11)テーオーブレイブ
 〇 (4)ゲノム
 ▲ (13)エイシンイシュタル
 注 (8)ジュノー
 △ (2)ブラックライフ
 △ (7)ナリタローゼ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にテーオーブレイブ(-3.0pt)、ゲノム(-1.3pt)、ジュノー、ショウナンガニアン(ともに-0.7pt)、リエンカウンター(-0.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、昨夏にデビューしてからのこれまでの芝の3戦は、後の重賞やオープンの上位の強豪を相手に善戦したものである(11)テーオーブレイブを推します。同馬はここでは能力値1位。1分07秒5の2歳レコード決着となった、昨夏のフリード戦でも好位の直後から4角で勢いをつけて、外に膨らむロスがありながらも3着と好走しています。前走は休養明けでダート。芝、それも得意の超絶高速馬場に戻るここは、能力発揮を期待します。

結論 馬連11-4,13,8,2,7 (20:15:10:3:2) 複勝11 (50)

2021年 CBC賞&ラジオNIKKEI賞の予想

おはようございます。本日もプラス収支を目指して、はりきって行きましょう‼ 

本日1番 小倉11R CBC賞 芝1200m
 ◎ (11)ピクシーナイト
 ○ (3)ファストフォース
 ▲ (6)ビオグラフィー
 注 (1)タイセイビジョン
 △ (4)クリノアリエル
 △ (8)メイショウチタン
 △ (10)アウィルアウェイ

見解
 福島芝コースは時計を要し、金曜日のテレビユー福島賞(3勝クラス・芝1200m)で1分08秒3も時計を要したのに対し、小倉芝コースで行われた戸畑特別(2勝クラス・芝1200m)では、1999年の北九州短距離Sでアグネスワールドが記録した1分6秒5(良)を上回る、1分06秒4のレコードタイムで決着しました。

 確かに小倉芝1200mは、コース最高部の2コーナー奥のポケット地点からスタートして、ゴールに向かって坂を下って行くコース。芝1200mなら息を入れたいポイントの3~4コーナーがスパイラルカーブで下りとなっているため、前半ペースが上がりやすく、結果、時計が出やすいコース形態ですが、同日の3歳未勝利(芝1800m)でも1分43秒8(良)のレコードタイムが記録されていることから、これまでにないレベルの超絶高速馬場というのが窺い知れます。

 当然、CBC賞でも、1分06秒台の決着が予想されますが、ハンデ49㎏の逃げ馬プリカジュールがハナを主張し、外からピクシーナイトが競りかけて行く形で、前半3F32秒台までペースアップする公算大。展開上は差し馬有利でも、ここまで時計が速いと脚質よりも、いかにロスなく立ち回れるかが重要になってくるでしょう。戸畑特別も内々を行った、行ったの決着だったように、差し馬にはコーナーロスのリスクがあります。

 CBC賞の出走メンバーで、もっとも指数が高い指数を記録しているのは、昨秋のスプリンターズSで、外差し馬場を大外枠を利して3着まで追い上げ、指数「-20」を記録したアウィルアウェイですが、同馬はその後が不振。今回で立て直されているかどうかも課題となります。

 また、アウィルアウェイは昨夏の北九州記念でモズスーパーフレアが逃げる前半3F32秒4-後半3F35秒4の超絶ハイペースで3着の実績がありますが、今回は北九州記念時よりも1秒強も時計が速いだけに、コーナーロスや前走の高松宮記念時のように、出遅れた場合のリスクも生じます。

 緩みない流れ、いわゆるハイペースでは、トップスピードを持続させるアウィルアウェイのような能力も必要ですが、超高速馬場となると前半からある程度ポジションを取っていける、スピード能力の重要性も増します。前に行ける実力馬を本命にするのが最良でしょう。

 そこで◎には、デビュー3戦目にシンザン記念を逃げ切り勝ちしたスピード馬(11)ピクシーナイトを推します。前々走のアーリントンCは、スタミナが不足する休養明けで、馬場が悪く、しまいが甘くなって4着敗退。前走のNHKマイルCは、馬場の悪い内を通って実質オーバーペースとなって12着に失速しました。ここは本来のスピードが生かせる舞台。巻き返しを期待します。

 ○は、昨年の北九州記念と同日に行われた、3走前の小倉芝1200mの西部スポニチ賞で、速い流れを2番手から逃げ馬との競り合いを、指数「-17」で制した(3)ファストフォース。同馬が3走前に記録した指数は、重賞のここでも上位のレベル。前走の桂川Sは時計の掛かる京都で勝ちに行ったために失速しましたが、今回は立て直されて、得意の条件。ハンデも52㎏と軽く、巻き返し十分でしょう。

 ▲は、2~3走前に2勝クラスと準オープンを連勝し、前走の京王杯スプリングCでも勝ち馬と0.3秒差(5着)と勢いがある(6)ビオグラフィー。前走は大逃げで粘った走りは評価できますが、問題はさらに上昇できるだけの潜在能力があるかどうか。それでも前に行ける強みはあるので、3番手評価としました。

 以下特注馬として、デビュー当初は、芝のスプリント戦を使われ、京王杯2歳Sでは、後半型の競馬とはいえ、2歳レコードタイムで優勝した実績がある(1)タイセイビジョン。休養明けの前走、京王杯スプリングCは12着に大敗したものの、1分09秒8の好時計決着の外枠で終始外々の競馬でロスが影響した面もありました。それで着差が0.7秒差ならひと叩きした効果と内枠で変わり身が見込めるでしょう。高速馬場でレースが流れた場合の川田騎手は、内のいい位置にいることが多いので、ここも侮れません。

 あとは△に今年の2月の小倉芝1200mの大濠特別(2勝クラス)で中団外々からロスを作りながらも1分07秒0のメンバー中、NO.1の好時計で制した(4)クリノアリエル。大濠特別当日は、そこまで高速馬場ではありませんでしたが、レースが前半3F32秒8-後半3F34秒2のかなりのハイペースとなったことで時計が出ました。前々走の淀屋橋Sでも、激流で前崩れの流れだったとはいえ、▲ビオグラフィーに0.1秒差(3着)まで迫っています。前走の朱鷺Sのように出遅れることもあるのがネックですが、1分06秒台の速い流れは、向いているはず。

 さらに芝1400m以下のオープンや重賞では崩れずに走れている(8)メイショウチタン。3走前から2Fの距離短縮で激流となった鞍馬Sでも楽にレースの流れに乗れていたことから、この距離にも問題ありません。前走の安土城Sは超絶高速馬場のレコード決着の速い流れを勝ちに行く競馬で3着と好走しているように、高速馬場自体は問題ありませんが、芝1200mよりも芝1400mがベストであるのも確かで、ここは狙い下げました。芝1200mだとそこまで前の位置が取れないので、コーナーロスが生じる危険性があります。

 最後にメンバー中、唯一の重賞ウイナーでここでは一番強い(11)アウィルアウェイ。前記したように、同馬はトップスピードの持続力がすごい馬ですが、好位が取れないとなるとコーナーロスが大きく、立て直しに成功していたといても、善戦止まりで終わる危険性もあります。

結論 馬連11-3,6,1,4,8,10 (13:12:10:5:5:5) 複勝11 (50)

本日2番 福島11R ラジオNIKKEI賞 芝1800m
 ◎ (10)ワールドリバイバル
 〇 (11)タイソウ
 ▲ (2)ヴァイスメテオール
 △ (3)アサマノイタズラ
 △ (5)ボーデン
 △ (6)リッケンバッカー
 △ (7)シュヴァリエローズ
 △ (14)ノースブリッジ
 △ (15)グランオフィシエ

見解
 今年のラジオNIKKEI賞は、昨秋以来の開催となる福島(1回2日目)で行われます。こうなると超高速馬場をイメージしがちですが、昨日の土曜日のテレビユー福島賞で1分8秒3で決着したように、標準レベルまで時計を要しています。本日はそこからさらにひと雨降り、ややタフな馬場状態。持久力も必要なレースとなるでしょう。

 こうなると、逃げ、先行の評価を見直さなければなりません。しかし、福島は最後の直線が約292mと短く、直線一気が決まらないために、昨年のこのレースで1番人気に支持されたパラスアテナのように、差し、追い込み馬が早めに動いて自滅し、結果、前と内が残るパターンも少なくありません。そこも踏まえて予想を組み立てたいもの。

 そこで◎に推したいのは、3走前のあすなろ賞で鞍上が抑えても抑えきれない手応えで、あっという前に1角で先頭に立ち、番狂わせの逃げ切りVを決めた(10)ワールドリバイバルを推します。3走前は10番人気だったこともあり、他馬にプレッシャーをかけられることなく、マイペースで逃げ切ることができました。

 ところが前走のスプリングSでは、馬場がタフなうえに向正面でアールバロンに競りかけられて一気にペースアップ。前が苦しい展開、さらに外差し天国の中、馬場の悪い最内(内目よりマシでも悪い)を通って、展開を利した勝ち馬ヴィクティファルスと0.7秒差(6着)に粘る好内容でした。

 しかし、この善戦によるダメージが祟って、前走の皐月賞は凡走しました。スプリングS組は、優勝馬ヴィクティファルスや2着のアサマノイタズラ等、上位入線馬はその後着順を落とした例が目立っっています。3着馬ボーデンもその後にフレグモーネを発症し、ダービートライアルを使えずに、ここに出走してくることとなりました。スプリングSはあまりに馬場がタフで、好走、善戦馬はダメージが強く出てしまったのです。

 そのような状況の中で、序盤のタイトルホルダーとのハナ争いで脚を使い、向正面でレッドベルオーブらが早めに上がって競りかけてきたことで早々と失速。12着大敗を喫しました。しかし、厳しい競馬をすることは持久力強化という点では強みとなるので、今回はワールドリバイバルの巻き返しの粘り込みに期待します。

 ○は、新潟芝2000mの新馬戦を最後まで加速するラップで勝利した素質馬(11)タイソウ。同馬は前々走のプリンシパルSで3着と、やっとその素質が開化してきました。前走のメルボルンTは、スタートでハナに立った同型のタマモネックタイがハナを譲ったことで楽に逃げられたというのが世間の評価ですが、力の要る馬場で1000m通過後の向正面からペースが上がっており、実質、前に厳しい流れ。しかし、指数上、前走で能力を出し切ったわけでもなく、余力はありそう。順調かつ、指数上位、脚質も魅力。

 ただ、タフな馬場で行われた、デビュー2戦目の京成杯で6着と崩れているように、大飛びで時計の掛かる馬場が好ましくないのも確か。福島がもうちょっと馬場が良ければ本命も視野に入れた馬ですが、馬場がタフになると危うい要素もあるので、対抗評価までとしました。

 ▲は、東京芝1800mの新馬戦を好位から最後まで減速することなく勝利した素質馬(11)ヴァイスメテオール。前々走では不良馬場の1勝クラスを好指数勝ち。前走のプリンシパルSでは、1番人気に支持されましたが、不良馬場で好走した後の一戦だったこともあり、前有利の流れを出負けし、本来の能力を出し切れませんでした。問題は近2走とも出遅れて、後方からレースを進めている点。内枠の今回でも出遅れた場合には、スムーズに流れに乗れない危険性もあるので3番手評価としました。

 △に前々走のスプリングSでは、好位の中目から最終的に中団馬群の中目で包まれ、3角で外に出して、4角でそのまま追い出されて2列目まで上がり、直線ではジリジリと伸び続けて2着を死守した(3)アサマノイタズラ。前々走では外から来たヴィクティファルスにアタマ差かわされたものの、長くいい脚を使ての好内容。時計が掛かれば掛かるほど、良さが出るタイプでしょう。

 前々走の好走が応えて、前走の皐月賞では見せ場のない16着に敗れているものの、今回は立て直されての一戦。この中間の追い切りの動きが良く、立て直しに成功している感はありますが、福島はこの馬が得意とするまでは時計が掛かっていないので、あくまでも相手候補の一頭という評価となりました。

 あとは、デビュー2戦目の前々走の未勝利戦では、緩みない流れを少し離れた好位から、直線で楽々と突き抜けて、破格の好指数勝ちを決めた(5)ボーデン。前々走は超高速馬場でしたが、タフな馬場の前走、スプリングSでも3着と奮闘。しかし、その頑張りが祟って、フレグモーネを発症し、休養明けでここに出走してくることになりました。休養している間にどれだけ疲れが抜けたかがカギとなりますが、休養明けで持久力勝負となると、スタミナ切れする危険性もあるので、過大評価は禁物でしょう。

 他では、3走前の未勝利戦を好指数勝ちして勢いに乗った(6)リッケンバッカー。アーリントンC2着、NHKマイルC4着の実績はここでは上ですが、問題は前走のマイルCで出遅れて、かなり後方からレースを進めたこと。同馬は前走後、鞍上の横山武騎手が「ペースが速くてついて行けなかった」とコメントしているように、追走力のない馬。そういう意味では、追走が楽になる1Fの距離延長は歓迎でしょう。しかし、福島の最後の短い直線を意識して、早めに動いた場合の末脚不発の不安はあります。また、G1でかなり頑張った後で、余力があるかもカギとなるでしょう。

 さらにデビュー3戦目、それなりに時計を要した萩Sでは、逃げたピンクカメハメハから離れた2番手でレースを運んで勝利し、前々走の若葉Sでもテンに無理せず、折り合ってレースを運び、2着と好走した(17)シュヴァリエローズ。同馬が好走した萩S、若葉Sともにかなりのスローペース。今回は平均ペースくらまで、ペースが上がる可能性が高いだけに、その場合の危うさはありますが、これまでのレースぶりから追走に苦労するタイプではないので買い目に加えました。前走の皐月賞は、休養明け好走後の一戦で、前目内目が有利の中、終始外々からの競馬となったもの。負けるべくしての11着でしたので、ここで巻き返しがあっても不思議ないでしょう。

 また、中山芝2000mの新馬戦、葉牡丹賞を連勝した(14)ノースブリッジも警戒が必要。特に前々走の葉牡丹賞では、逃げて向正面の下り坂から動いて押し切るかなり強い内容でした。前々走は逃げ馬が楽勝できるようなペースではない中、4馬身差の圧勝を収めた辺りから、けっこうなスタミナがあると受け取ることができます。前走の青葉賞は5ヵ月の休養明けで2Fの距離延長。1角までタガノガイに競られて、無理目にハナを奪いに行ったこともあり13着大敗を喫しましたが、今回は3Fの距離短縮。テンの速い逃げ馬ワールドリバイバルに行かせて、2列目で無理なく折り合えれば、ここで巻き返しがあっても不思議ないでしょう。

 最後に超絶高速馬場となった前々走の未勝利戦では、圧倒的なトップスピードを見せ、2着馬に7馬身差をつけての好指数勝ちした(15)グランオフィシエ。同馬は前走でも1勝クラスを制しているように、勢いがあります。また、前走で逃げ切りを収めていますが、もともとは折り合える馬だけに、レースの流れに乗れそうです。ただ、前走もかなり頑張っているので、この馬も余力面での課題はあり、あくまでも連下の一頭という評価となりました。

結論 馬連10-11,2,3,5,6,7,14,15 (0:10:5:5:5:5:5:5) 複勝10 (50)

2021年 CBC賞・ラジオNIKKEI賞

CBC賞

福島芝コースは時計を要し、金曜日のテレビユー福島賞(3勝クラス・芝1200m)で1分08秒3も時計を要したのに対し、小倉芝コースで行われた戸畑特別(2勝クラス・芝1200m)では、1999年の北九州短距離Sでアグネスワールドが記録した1分6秒5(良)を上回る、1分06秒4のレコードタイムで決着しました。

確かに小倉芝1200mは、コース最高部の2コーナー奥のポケット地点からスタートして、ゴールに向かって坂を下って行くコース。芝1200mなら息を入れたいポイントの3~4コーナーがスパイラルカーブで下りとなっているため、前半ペースが上がりやすく、結果、時計が出やすいコース形態ですが、同日の3歳未勝利(芝1800m)でも1分43秒8(良)のレコードタイムが記録されていることから、これまでにないレベルの超絶高速馬場というのが窺い知れます。

当然、CBC賞でも、1分06秒台の決着が予想されますが、ハンデ49㎏の逃げ馬プリカジュールがハナを主張し、外からピクシーナイトが競りかけて行く形で、前半3F32秒台までペースアップする公算大。展開上は差し馬有利でも、ここまで時計が速いと脚質よりも、いかにロスなく立ち回れるかが重要になってくるでしょう。戸畑特別も内々を行った、行ったの決着だったように、差し馬にはコーナーロスのリスクがあります。

CBC賞の出走メンバーで、もっとも指数が高い指数を記録しているのは、昨秋のスプリンターズSで、外差し馬場を大外枠を利して3着まで追い上げ、指数「-20」を記録したアウィルアウェイですが、同馬はその後が不振。今回で立て直されているかどうかも課題となります。

また、アウィルアウェイは昨夏の北九州記念でモズスーパーフレアが逃げる前半3F32秒4-後半3F35秒4の超絶ハイペースで3着の実績がありますが、今回は北九州記念時よりも1秒強も時計が速いだけに、コーナーロスや前走の高松宮記念時のように、出遅れた場合のリスクも生じます。

緩みない流れ、いわゆるハイペースでは、トップスピードを持続させるアウィルアウェイのような能力も必要ですが、超高速馬場となると前半からある程度ポジションを取っていける、スピード能力の重要性も増します。前に行ける実力馬を本命にするのが最良でしょう。

ラジオNIKKEI賞

福島島コースは、土曜日のテレビユー福島賞で1分8秒3で決着。さらに雨が降るとなると、ややタフな馬場で持久力勝負となるでしょう。

詳しくは、『SPAIA AI競馬』のコラムをご一読ください。出走馬の力関係と有力馬、穴馬を紹介していますm(__)m。

https://spaia-keiba.com/news/detail/13904

2021年7月3日(土)の予想

本日は午後の予想提供なし。函館4レースで終了し、明日に備えますm(__)m。

本日2番 函館4R 3歳未勝利 ダ1000m
 ◎ (10)エコロテッチャン
 〇 (9)アルマロベイラ
 ▲ (7)メイショウマグワシ
 △ (12)ドナテッラ
 △ (1)スエヒロヴァン

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にドナテッラ(-2.0pt)、アルマロベイラ(5.0pt)、スペシャリティ(7.7pt)、マテンロウアスカ、メイショウマグワシ(ともに17.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、芝の新馬戦で逃げて2着、4走前の未勝利戦も逃げて2着しているスピード馬(10)エコロテッチャンを推します。4走前は不良馬場で好走、ダートで通用の資質を感じることができました。今回はかなり低調なメンバー構成。スピード任せに押し切れると見ました。

 ○は、休養明け&初ダートの前走では、押して押してボレアとネオトリニティーのハナ争いに加わって行ったために8着に失速したものの、ここが目標とするならば、良い叩き台になった(9)マテンロウアスカ。前走で厳しい流れを経験したことで、持久力強化が見込め、また、今回でレースの流れに乗せやすくなるでしょう。楽に2番手にはつけられるメンバー構成だけに、対抗評価としました。

 ▲は、新馬戦以来のダート戦となりますが、プラス28㎏の大幅馬体増で変わり身期待の(7)メイショウマグワシ。これまでガリガリ過ぎた馬だけの、この体重増加は明確にプラス。減量騎手器用で51㎏も好ましく、ここでの激走の条件が整いました。

結論 馬連10-9,7,12,1 (20:13:13:4) 複勝10 (50)

本日1番 福島2R 3歳未勝利 ダ1700m
 ◎ (11)ラブカプチーノ
 〇 (7)ユキヤコンコン
 ▲ (13)アポロスマイル
 △ (6)モモエチャン
 △ (9)ロジディ-プ
 △ (14)アデウス
 △ (3)ピュアマジョリック

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にラブカプチーノ(-1.7pt)、アポロスマイル(-1.0pt)、ビリーヴインミー(1.7pt)、ユキヤコンコン(2.0pt)、アデウス(6.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、4走前にこのクラスで2着し、前々走も2着とここでは力量上位の存在の(11)ラブカプチーノを推します。前走は1番人気を背負って、逃げの競馬と勝ちに行ったために最後が苦しくなりましたが、内容は悪くありません。巻き返しを期待します。

結論
馬連11-7,13,6,9,14,3 (20:15:5:4:4:2) 複勝11 (50)

本日3番 函館1R 2歳未勝利 芝1200m
 ◎ (1)プラソン
 〇 (5)カルネアサーダ
 ▲ (4)ナムラリコリス
 △ (3)コスモツカサ
 △ (9)ニシノタマユラ
 △ (10)フォーネリー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にナムラリコリス(-2.0pt)、カルネアサーダ(-1.0pt)、ハッピーバレー(5.0pt)、プラソン、コスモツカサ(ともに6.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、新馬戦ではスタート直後に内から寄られる不利があり、そこからエキサイトして折り合いを欠きながら、外々を回る競馬になった(1)プラソンを推します。しかし、前走の道中のスピードには見どころがあり、6着を死守したのはたいしたもの。折り合って2戦目で前進を期待します。

結論 馬連1-5,4,3,9,10 (20:20:5:4:1) 複勝1 (50)