おはようございます! 今週もも目指せ重賞W的中…のつもりですが、自信度はちょっと低いです💦
本日3番 福島11R 七夕賞 芝2000m
◎ (10)クラージュゲリエ
〇 (7)カウディーリョ
▲ (16)ヴァンケドミンゴ
△ (9)クレッシェンドラウ゛
△ (3)ワンダープチュック
△ (2)ロザムール
△ (14)ワーケア
△ (15)トラストケンシン
見解
まるでサイン馬券のように、「七夕賞は、七枠が有力」と言われていたのは、七夕賞が福島最終週に行われていた頃の話。当時は福島の馬場状態も悪く、最終日ともなると内側の芝がボロボロになり、外差しが決まってばかりでした。何も考えずに、外目の枠の差し馬のボックス馬券買っておけば、軽く万馬券が獲れたこともあったほど。
ところが、福島は2012年に芝を密度の濃いものに張り替えて以来、馬場高速化。さらに春の東京開催が2週延長されたことで、七夕賞は2回福島4日目に繰り上がり、七夕賞当日は、道悪にならない限り、内枠の逃げ、先行馬もがんばれるようになりました。しかし、2016年以降は再び時計が掛かり出しており、過去5年中4年は外差しが決まっています。昨年はクレッシェンドラブが各馬が馬場の良い外へと進路を取って行く中、内目から追い上げて、ゴールドシップの皐月賞的な勝利を収めたものの、外差し馬場ではありました。
もともと七夕賞が行われる福島芝2000mは、最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらに序盤から2度の坂を下るため、福島芝1800mよりも前半が速く、ハイペースが発生しやすいコース。つまり、逃げ馬は受難、先行馬は苦戦の舞台です。今年も近年よりも馬場の内がいいので、内目からでもチャンスはありますが、ロザムール、トーラスジェミニ等のハナ争いに、外からカウディーリョもそれらに加わって行くとなると、ハイペースが濃厚でしょう。マウントゴールドやショウナンバルディといった先行勢も手強いです。
そこで◎に推したいのは、 2歳時には京都2歳Sを勝利し、後のクラシック戦線で善戦した実力馬(10)クラージュゲリエです。同馬は古馬混合になってからも4走前のアンドロメダSでクビ差2着、日経新春杯でもく好位からしぶとく伸びて3着を死守。前々走から4Fの距離短縮で超高速馬場の前々走・中山記念は、テンに置かれてレースの流れに乗れずに9着大敗も、立て直された前走の鳴尾記念では、外枠から口向きの悪さを見せながらも楽に好位につけたように、スピード面での復調を見せました。
また、同馬は前走時、チークピーシーズが逆作用したような走りだっただけに、個人的にブリンカーでレースに集中させたほうがいいと見ており、今回のプリンカー効果にも期待しています。また、クラージュゲリエは高速馬場にも対応していますが、二の脚もエンジンの掛かりが速いタイプではないので、ある程度、時計を要したほうがいいでしょう。そういう意味で、今の福島の芝はわりとマッチしているように感じます。
○は、4走前に3勝クラスの関門橋Sを勝利し、前々走の函館記念では1番人気に支持されたように素質は高いと認められている(7)カウディーリョ。同馬はこれまでの4勝が新馬戦と休養明けであるように、休養明けで好走することが多いタイプ。今回は10ヵ月半の休養明けになりますが、この中間の追い切りが掛かり気味の入り方で動きが良く、休養中に成長している可能性を感じさせました。ここでの素質開化があっても不思議ありません。
▲は、これまでの4勝全てが福島1800m~2000mで挙げているように、福島が大得意な(16)ヴァンケドミンゴ。差し馬の同馬は昨年の福島記念で2着、七夕賞でも3着と好走しているように、特にペースが上がりやすい福島芝2000mが得意。近走は条件が揃わずに凡退していますが、今回は得意の舞台で巻き返しが期待されます。確かに新潟で行われた前走の福島民法杯では、13着大敗とあまりに負け過ぎていますが、今回は立て直されての一戦。ここで変われても不思議ありません。今回は大外枠と内もがんばれている中であまりに外枠に入り過ぎましたが、内目で進路確保がままらないよりはいいでしょう。
以下特注馬として、昨年の七夕賞では、内枠を利して前に行こうとはしたものの、最終的には中団の後方、内目から上手くコーナーで位置を押し上げて、外から勝負に出たブラヴァス、▲ヴァンケドミンゴらを撃破して優勝した(9)クレッシェンドラヴ。同馬も一昨年の福島記念優勝や、七夕賞で2着の実績がある福島芝2000m巧者ですが、昨年の七夕賞は嵌った面があるうえに、今年は昨年以上のメンバー構成。さらにトップハンデ58㎏を背負います。そのうえ休養明けでもあるために狙い下げました。
あとは△に2018年の福島テレビオープンで勝ち馬サトノキングダムとの首の上げ下げで2着に好走したように、時計の掛かる馬場が得意の(3)ワンダープチュック。同馬は近走成績を見ても時計の掛かる馬場の5走前の長岡Sでは勝利し、高速馬場の毎日王冠、メイS、エプソムCでは善戦止まり。序盤で置かれてレースの流れに乗れすに敗れています。同馬にとっては現在の福島よりも、もっと時計を要したほうが理想的でしたが、それでも東京の高速馬場よりも良いでしょう。長期休養明け3戦目で、まずまず得意条件、ハンデも54㎏と恵まれたここは、前進が期待できるでしょう。
他では、タフな馬場の前々走・中山牝馬Sでは、2番手のスイープセレリタスにプレッシャーをかけられ、オーバーペースで逃げながらも後のヴィクトリアマイルの2着馬ランブリングアレーとハナ差2着に好走した(2)ロザムール。同馬は3走前の中山金杯でも逃げて後の中山記念の覇者ヒシイグアスと0.5秒差(4着)に善戦しているように、ハナに行けると強い馬。ハイペースで行っても容易にバテない馬なので、トーラスジェミニの出方ひとつでハナに行けるここは警戒しました。ハイペースを好まないトーラスジェミニの鞍上、戸崎騎手は、ロザムールに行かせると見ています。
さらにクラシック戦線で期待されながらも、日本ダービーでは8着に敗れて、その後は成長力を全く見せられていない(14)ワーケア。しかし、ここへ来ての骨膜除去手術報道。手術を受けるくらいだから、重度の骨膜炎だったことが推測され、それが近走の不振に繋がった可能性も十分あります。デビュー2戦目のアイビーSでは、同日の富士Sを制したノームコアと0.1秒差の上がり3Fタイム33秒3を記録し、高指数で優勝していることから、なかなかの素質馬であることは確か。ここで復活のVを決められても不思議ないでしょう。
最後に格上挑戦の立場ですが、一昨年のアルゼンチン共和国杯で勝ち馬ムイトオブリガードと0.3秒差(5着)の実績がある(15)トラストケンシン。同馬は自分から動けない展開待ちの馬なので、3勝クラスよりもペースが速くなって斤量も軽くなるハンデ重賞のほうが善戦しやすいはず。前走の目黒記念は超絶スローペースの上がり勝負に泣きましたが、ハイペースで前が崩れれば、外から雪崩れ込んで3着があっても不思議ないので一考しました。
結論 馬連10-7,16,9.3,2,14,15 (11:11:11:8:3:3:3) 複勝10 (50)
本日4番 小倉11R プロキオンS ダ1700m
◎ (11)ペプチドバンブー
〇 (9)ウェスタールンド
▲ (3)メイショウカズサ
△ (2)アヴァンティスト
△ (6)トップウイナー
△ (12)ダノンスプレンダー
△ (15)スマートダンディー
見解
本来プロキオンSはJRAで年間2レースしか行われない、短距離ダート重賞の1つ。夏場に行われる唯一のJRA短距離ダート重賞ですが、今年は小倉ダ1700mで行われます、それに伴い、出走馬の傾向は例年と異なり、前走使用距離も1400~2100mと、幅広いメンバーが集いました。
日本は短距離よりも中距離路線の方に高額賞金が用意されているため、基本的に距離が長いレースを使われている馬の方が実力があることが多いですが、今回もまさにそれ。能力値1位が中距離路線のウェスタールンドとなります、
同馬はダートに路線転向してから一気に本格化し、2018年のチャンピンズC2着の実績を持つ。重賞初制覇を果たしたのは、昨年4月のアンタレスSですが、チャンピンズC以降もトップクラスの馬たちを相手に安定した走りを見せ、好成績を収めています。他の出走メンバーは距離に不安があったり、好走するための展開に制約がついたりする馬が多いだけに、この安定感は光るものがあります。
また、ウェスタールンドは近5走の指数を見ても、全て赤文字の指数。ここでは実力が抜けた存在。ただ、今回は長期休養明け。9歳馬でもありますが、同馬がこれまでのように、強烈な末脚を引き出せれば、ここでは好走必至。自分との戦いになるでしょう。逆にウェスタールンドが自分との戦いに敗れれば波乱、大波乱までありそうです。
そこで◎に推したいのは、3走前に休養明け&久々のダートながら、オープンの名鉄杯を勝利しているように、今期は好調の(11)ペプチドバンブーです。前走の天保山Sは、前が有利の展開となった中で、出脚が悪くて後方2番手から内々を追走。直線に入って徐々に外に出して、大外からメンバー最速の上がり3Fタイムで追い込んでおり、6着敗退でも好調であることを再認識させられました。
ペプチドバンブーはもともと初ダートとなった1700mの未勝利戦を勝利したところから上昇軌道に入った馬。今回の距離は歓迎となるはず。今回はメイショウワザシ、メイショウウズマサ、大外枠でどこまで行けるかはともかく、逃げたいメイショウウズマサ、テンは速くないけどハナに行きたいサンライズホープと逃げ馬が集ったメンバー構成。他、先行馬も揃っているだけに、展開が向いての、まとめて差しきりというシーンも十分にありそうで、今回の本命としました。
○は、前記した(9)ウェスタールンド。同馬は3走前のアンテレスSで、メンバー最速の上がり3Fタイム2位の馬よりも1.0秒も速い35秒0を記録しているように、強烈な末脚一閃な馬。長期休養明けのマイナスはあるにせよ、ここも展開に恵まれる公算大で対抗評価です。
▲は、5走前の2勝クラス、九州スポーツ杯では4馬身差のⅤ、4走前の3勝クラス、栞Sでは7馬身差のⅤを決めているように、逃げた場合には異様に強い(3)メイショウカズサ。特に同馬が4走前で記録した指数は重賞でも通用するレベルのもの。前走のアンタレスSはかなり速いラップを刻んでおり、今回の逃げ争いでは優位に立てます。今回は逃げ馬多数ではあるが、主導権を奪ってマイペースならば、粘り込みは期待できます。
あとは△に5走前の3勝クラスで、逃げ馬から離れた3番手で楽に追走し、直線序盤で2番手イメル(現オープン馬)に並びかけ、後続が仕掛けて来るのを待って自分も仕掛けて、突き抜けて完勝した(2)アヴァンティスト。5走前は内容、指数ともになかなか優秀。その次走のすばるSでは、後の黒船賞で8馬身差のVを決めたテイエムサウスダンに0.3秒差(2着)まで迫っており、その後も大きく崩れていません。
しかし、アヴァンティストはここまでほとんどダート短距離を使われており、ダ1700mは今回が初めてとなる点が不安材料。ただ、スタミナが不足する休養明で距離延長、初めてのダ1600m戦となった前走アハルテケSで、メイショウウズマサと同タイムの5着と善戦はしています。前走は前に行く馬が多かったため、内枠から徐々に外に進路を切り替えて、内から3頭分外の好位を追走。ロスの大きい競馬でも善戦したことから、意外と距離延長がプラスになるような感があります。今回も内枠ですが無理に行かずに、4~5走前のように差す競馬なら、逃げ、先行馬揃いのここは展開に恵まれる可能性が高く、警戒しました。
他では、昨年は3連勝でオープンの欅Sを勝利した(6)トップウイナー。昨秋のさきたま杯5着以降が完全スランプで大敗の連続ですが、今回は立て直されて2戦目。前走は実績のない芝で殿負けを喫したものの、大外枠から楽にハナへ行けたように、行きっぷりやスピード面に復活は見せられました。同馬はダ1800mで1勝クラスを制した馬でこの距離にも問題なく、前走で長い距離を使っているのも好材料。上手く折り合って行ければ、チャンスがありそうです。
さらに3走前にオープンのボルックスSを制し、前走のアンタレスSでも4着と好走した(12)ダノンスプレンダー。前々走の東海Sは逃げたインティが12着に失速する激流を勝ちに行く競馬をしたため9着に失速しましたが、前走のアンタレスSはそれを教訓に、ケイアイパープル、メイショウカズサが競り合ってペースを引き上げている中、中団のやや後方でレースを運んで、1番人気馬テーオーケインズを目標に動いたことで、展開に恵まれて4着と好走。今回も展開に恵まれる可能性が高いですが、休養明け好走後になるので、反動パターンも視野に入れて狙い下げました。
最後に超絶高速ダートの昨年のポラリスSを始め、オープン、リステッド競走で計3勝の(15)スマートダンディー。同馬は4走前のギャラクシーSでもクビ差の2着と好走しており、実力があるのは確か。ダ1400mで実績がある一方、ダ1600mではそこまで目だった実績はありませんが、ダ1600mに照準を合わせてきたことがないのも確か。それでも崩れていないのであれば、好走の余地があるということ。また、小倉が超々絶高速ダートのというのは、高速馬場巧者の同馬にとっては願ってもない条件のはず。一考の余地があるでしょう。
結論 馬連11-9,3,2,6,12,15 (20:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)