2020年 クラスターカップの予想

お盆に3日間連続で行われる交流重賞の第一弾は、盛岡のダ1200mで行われるクラスターカップ。このレースは、岩手という北の土地柄、北海道でリフレッシュ放牧に出されていた実績馬が函館競馬場で追い切られて出走してくることも多いレース。毎年、クラスターカップの前後に行われるサマーチャンピオンと同格の短距離戦ながら、実績馬が出走してくることが多く、注目度の高い一戦となっています。

この時期は、クラスターカップに前記したサマーチャンピオン、さらに翌週には中央でNST賞(新潟ダ1200m)が施行と、オープン馬が出走できるレースが多数。これにより中央馬の勢力が分散し、各レース出走馬の能力差が大きくなることが多いのがポイント。実際に過去10年で1番人気の勝率50%、連対率70%、複勝率90%という手堅さ。2番人気も勝率20%、連対率50%、複勝率70%と活躍しており、ほとんど荒れていません。

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2020年 エルムS・レパードS

●エルムステークス

かつてエルムSが2回札幌の2週目に行われていた頃は、実質G2レベルの豪華メンバーでした。10月10日(スポーツの日)前後に行われるG1・マイルCS南部杯の前哨戦として、アドマイヤドンやローマンレジェンドなどの新興勢力(4歳馬)や、エルポワールシチーのようなG1馬が出走してくることもあったからです。

しかし、エルムSの施行時期が2015年より1回札幌3週目に繰り上がってからは、マイルCS南部杯までレース間隔が開きすぎるため、秋のG1を見据えるトップクラスの参戦はほぼ皆無。G3のマーチS、アンタレスS、平安S、プロキオンSあたりの横並びの一戦となってしまいました。2015年以降、オープンのマリーンC組やリステッド競走の大沼S組の活躍が目立つのもそのせいでしょう。

また、G3で勝ったり、負けたりを繰り返している馬とオープンの上位馬の対戦図式となることで、大きな実力差が生まれないため、2015年以降は1番人気馬が1度も勝利していません。1番人気で連対したのも2017年のテイエムジンソクのみですから、基本的には波乱要素が満載のレースといえます。今年もG1馬や上がり馬、連勝馬も不在…まず、荒れるでしょう。

さらに札幌ダ1700mが舞台のエルムSは、ペースが乱れることがほとんどありません。なぜペースが乱れづらいのかというと、コースがほぼ平坦のうえに他場よりもコーナーの半径が大きく、カーブが緩やかだから。つまり、コーナーをトップスピードで侵入したとしても、それほど外に張られないために、無理にストレートでペースを上げる必要がないのです。

昨年こそ逃げなければ勝算がない、ハナ限定タイプのドリームキラリとリアンヴェリテが出走していたため、序盤から競り合いが激しくなり、例外的なオーバーペースが発生しました。前半4F46秒5-後半4F49秒4の超絶ハイペースになったことで、モズアトラクションの追い込みが決まったのです。

しかし、過去10年中8年も平均ペースで決着しているのは事実。残る1レースはマイペースで逃げるエイシンモアオバーを、道中でジェベルムーサが捲った2015年ですが、その年も平均よりもややペースが速いくらいの決着でした。

今年は何が何でも逃げたい馬はリアンヴェリテだけ。同馬に競り掛ければ、自滅することになつので、他馬は無理に競らないはず。例年どおりに平均ペースで決着する可能性が高いと見ています。それだけに今回も逃げ、先行馬をを中心に予想を組み立てたいです。

本来、平均ペースは脚質に関係なくチャンスがありますが、ダート馬は前半から行き切る馬が多く、ハイペースになることがほとんど。このため逃げ、先行馬のほうが厳しいレースをしているので、平均ペースならば逃げ、先行馬がこれまでよりも楽にレースを運べるでしょう。エルムSの過去10年で逃げ馬が2着・1回、3着5階と案外とがんばれているのはそのせいです。

●レパードS

『SPAIA AI競馬』にて、レパードSの傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。

先週のクイーンSは、フェアリーポルカに黄色信号を灯し、超絶穴馬のレッドアネモスを始め、有力視した馬が上位を独占。

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2020年 クイーンステークス

『SPAIA AI競馬』にて、クイーンSの傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。

クイーンSは様々な路線から各馬が集うレースですから、まずはどのレースがレベルが高く、どの馬が強いのかを把握することが重要!! ちなみに超人気薄馬が能力値3位でした ( ̄皿 ̄)ウシシ

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2020年 アイビスサマーダッシュ

『SPAIA AI競馬』にて、アイビスサマーダッシュの分析とPP指数を用いて、人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。先週の中京記念では1番人気のギルデッドミラー、5番人気のプリンスリターンの力不足を指摘しました。数字(指数)は足りないものに関しては、ウソをつきません。

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2020年 マーキュリーカップの予想

海の日の前後に恒例となった、岩手競馬の夏の風物詩マーキュリーカップ。このレースは、実績馬が秋の大一番に備えて休養することが多いため、上半期で結果を出せなかった馬が、賞金加算を狙って出走してくることが多いです。また、JRAのオープン馬が新規参戦してくるケースもけっこうあります。

とにかく様々な路線からの参戦が目立つレースですが、意外と前走・帝王賞上位馬の取りこぼしが見られます。2010年にこのレースを制したカネヒキリのように、帝王賞の連対馬ならば、当然、高い信頼度がありますが、そのような実績馬がこのレースに出走してくることは、滅多にありません。

2014年にこのレースで単勝オッズ1.0倍台の大本命に支持されたソリタリーキングのように、帝王賞の3~4着馬がこのレースで上位人気に支持されて、4着という中途半端な着順で終わることがしばしば。2012年に帝王賞の4着馬シビルウォーがこのレースで1番人気に支持されて勝利したこともありますが、帝王賞の上位馬は人気ほど信頼できないことは覚えておいたほうがいいでしょう。

では、最有力はどのようなタイプかというと…

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2020年 中京記念・函館記念

●函館記念

「函館芝は、タフな馬が活躍する」と、言われています。理由は、函館と札幌では寒冷地対策として欧州と同じ洋芝が使われているからです。洋芝は緑が鮮やかですが、他場で使われている野芝より耐久性が低いのが弱点。つまり、開催が進むほど馬場の傷みが進行し、時計を要するようになります。函館は蝦夷梅雨の時期の開催ですからなおさらでしょう。時計を要する=馬場が「重い」ですから、非力な馬では通用せず、タフさも必要になるのです。

当然、2連続開催後半、今年は最終日に行われる函館記念も、前半と比べれば時計を要します。近年は馬場の維持や向上技術が進み、かつてほどではないにぜよ、さすがに2回函館の最終日ともなれば、高速馬場ではありません。今年も天候には恵まれましたが、1分59秒台の決着にはなるでしょう。まして今年はトーラスジェミニ他、逃げ馬やテンの速い馬が多数出走しており、消耗戦が濃厚のメンバー構成。それだけにタフな馬場での実績や先行馬よりも前半で楽できる差し馬(後半型の馬)を主体で予想を組み立てたいです。

また、函館記念は2005~2007年に前哨戦の巴賞を経由したエリモハリアーが3連覇し、その後もしばらく巴賞が活躍したことから、「函館記念は巴賞組を狙え!」という格言がブームになった時期がありました。しかし、その後はすっかり影を潜め、昨年は久々に巴賞組がこのレースでワン、ツーを決めました。この巴賞組がここに繋がる、繋がらないはメンバー質の高さによるものもありますが、巴賞が高速馬場で行われたか、時計の掛かる馬場で行われたかにもよります。

巴賞が超高速馬場で行われ、函館記念が重馬場で行われた2017年度などは、巴賞組全滅、巴賞の勝ち馬サトノアレスはこのレースで断然の1番人気を背負ってドボンしました。一方、昨年の巴賞は雨の影響で時計を要し、逃げた3番人気のサトノフェイバーが最下位に敗れる流れを先行したマイスタイル、マイナルファンロンの2頭の巻き返し。つまり、巴賞が時計が掛かると、ここに繋がることが多いのです。今年はエプソムCの3着馬トラストジェミニが制しているように、メンバー質は高かったものの標準馬場で行われました。そこを考えると人気ほど高い評価はできないでしょう。

●中京記念

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2020年 函館2歳ステークス

中央競馬では2歳世代最初の重賞となる函館2歳S。このレースは早期デビューの将来のオープン馬と生涯一勝馬が競うレース。このため能力上位馬で決着することが大半です。

しかし、穴が開くこともあります。どのようなタイプが穴を開けるのかというと、2011年のアイムユアーズ(5番人気)、2013年のプラチナティアラ(9番人気)、2014年のタケデンタイガー(11番人気)、ビアンフェ(4番人気)のような前走・未勝利組。つまり、キャリアが一戦でも豊富な馬です。プラチナティアラは前走の未勝利戦で5馬身差の圧勝の実績がありましたが、新馬戦で6着に敗れていたことで嫌われたようです。

これはデビュー2戦目の馬よりも、デビュー3戦目の馬のほうが成長力を見せることが多いから。かつてこのレースの前哨戦として、オープンのラベンダー賞が用意されていた頃、ラベンダー賞組が大活躍していたのもキャリアが豊富な馬の優位性を示すものです。また、ラベンダー賞が行われていた頃は、門別勢がよく穴を開けていました。ダートばかり使われてきた馬が芝を経験することで、活躍しやすかったのです。

しかし、ラベンダーSが廃止されてからは、門別勢はこのレースが初芝となるために苦戦。一度も馬券に絡んでいません。2015年のタイニーダンサー(12番人気)や昨年のエムティアン(9番人気)が4着入線したあたりから、門別勢がアドバルーンを打ち上げる日はいつ来るでしょうが、このせいか門別組の参戦は今年はたったの1頭です。

今年の函館2歳Sは、PP指数の能力値の高い順に挙げると、モンファボリ(-8.0pt)、フォドラ(-6.0pt)、ラヴケリー(-4.0pt)、ディープエコロジー、フォルセティ(ともに-2.0pt)。これらにキャリアの豊富な馬、初芝の馬がどこまで食い込めるかというレースです。

ただし、昨年のこのレースでは、3着に5馬身差もつけて(能力値-6.0ptを記録)、1番人気に支持されたレッドヴェイパーが5着に敗れたように、新馬戦が消耗度の高い内容だと、今回で上昇力を見せられない場合もあります。前走・新馬戦組を狙うのであれば、マイペースの競馬で勝利した馬を積極的に狙いたいです。

2020年 スパーキングレディーC

川崎競馬場のナイター競走の名称「スパーキングナイター」より由来して名付けられたスパーキングレディーカップ。今年は3歳馬が不在ですが、関東オークスやユニコーンSで上位の3歳牝馬が初めて古馬牝馬と激突することもあります。

実はこのレース、2017年に前年のJBCレディスクラシックの優勝馬ホワイトフーガが単勝オッズ1.4倍の断然1番人気に支持されながらも4着に敗れたように、実績馬よりも新興勢力が優勢の傾向。JBCレディスクラシックが新設された2011年度以降、JBCレディスクラシック優勝馬のこのレースでの成績は【1・0・2・1】と、案外と活躍していません。

唯一の1着馬は、2016年のホワイトフーガ。その他は、一昨年のホワイトフーガをはじめ、2012年のミラクルレジェンド、2015年のサンビスタドが単勝オッズ1.0倍台の断然1番人気に支持されながら、ともに3着に敗れています。

また、前年のJBCレディスクラシックの2着馬に関しては、これまでに3頭が参戦して、このレースでの連対はゼロ。2018年のラビットランこそ3着とまずまずがんばれているものの、2013年のクラーベセクレタは13着に、2014年のアクティビューティは5着に敗れています。つまり、前年のJBCレディスクラシックの上位馬を過信し過ぎるのは、危険であるということ。

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2020年 プロキオンS・七夕賞

●七夕賞

まるでサイン馬券のように、「七夕賞は、七枠が有力」と言われていたのは、七夕賞が福島最終週に行われていた頃の話。当時は福島の馬場状態も悪く、最終日ともなると内側の芝がボロボロになり、外差しが決まってばかりでした。何も考えずに、外目の枠の差し馬のボックス馬券買っておけば、軽く万馬券が獲れたこともあったほど。

ところが、福島は2012年に芝を密度の濃いものに張り替えて以来、馬場高速化。さらに春の東京開催が2週延長されたことで、七夕賞は2回福島4日目に繰り上がり、七夕賞当日は、道悪にならない限り、内枠の逃げ、先行馬もがんばれるようになりました。しかし、2016年以降は再び時計が掛かり出しており、過去4年中3年は外差しが決まっています。

もともと七夕賞が行われる福島芝2000mは、最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらに序盤から2度の坂を下るため、福島芝1800mよりも前半が速く、ハイペースが発生しやすいコース。つまり、逃げ馬は受難、先行馬は苦戦の舞台です。

今年も近年のように時計は要していますが、特に昨日は騎手が上手くペースコントロールしていたため、内目でレースを運んだ逃げ、先行馬が残れていました。そのうえ今回は出走各馬の近4走ので、逃げたことがある馬が不在。不良馬場の4走前・ジュライCを逃げ切り勝ちし、積極策をアピールしているジナンボーが逃げるか(?)というメンバー構成です。

先行馬は多数出走していますが、どの馬も逃げるのはちょっと…という馬ばかりなので、案外とペースが落ちつくでしょう。ただ、昨日は楽に前を残らせすぎてしまっているだけに、昨日よりも積極的に乗ってくる可能性も十分あり、平均ペースくらいまでは上りそうです。脚質にこだわるよりも、時計の掛かる馬場を得意とする馬を積極的に狙いたいです。

●プロキオンS

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2020年 ジャパンダートダービー予想

3歳ダートチャンピオン決定戦のジャパンダートダービー。このレースは南関東馬にとっては羽田盃、東京ダービーから続く、3歳クラシックの最終関門。東京ダービーと同距離コースの大井2000mが舞台となることや中央の実績馬の中には8月のレパードステークスを目標としている馬も少なくないため、意外と南関東馬が通用しています。

実際に過去10年で南関東馬が優勝したのは、2010年のマグニフィカ、2017年のヒガシウィルウィン。2着馬したのは2014年のハッピースプリント。中央馬が圧倒的な中距離のダートグレード路線を考えると、けっこうがんばれています。2007年には中央の強豪を抑えて、南関東のフリオーソ、アンパサンドがワン、ツーを決めたこともありました。

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