2020年 シリウスステークス – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.10.03
2020年 シリウスステークス

この時期は地方交流の日本テレビ盃や白山大賞典が行われるため、メンバーは分散します。トップクラスは日本テレビ盃に、その次点で長距離指向が強い上がり馬は白山大賞典に、2000m弱がベストの上がり馬ははシリウスSにという具合です。今年は阪神ダ2000mではなく、中京ダ1900mなので、マイラーでもチャンスがありそうです。

阪神ダ2000mは芝スタートで、序盤のペースが速くなる傾向がありますが、今年のこのレースの舞台、中京ダ1900mはダートスタート。さらにダ1800mの100m後方の急坂手前からスタートし、序盤で坂を上り、2コーナー過ぎから再び上り、後半で坂を下るコースなので、前半、中盤とペースが上がりづらいのがポイント。

また1~2コーナーが狭く、ここで外を回るとロスが大きくなるため、外枠よりも内枠のほうが好ましいですが、最初の1コーナーまでの距離が1800mよりも100m長く、最初の1コーナーまでの距離が約391mあるので、1800mほど枠の並びの影響はないでしょう。つまり、逃げ、先行馬が有利で、それらが内枠だろより有力ということ。本日は良馬場発表で標準的なダートですが、ダートが軽くなって高速化すれば、よりその傾向が顕著です。

今回は芝中距離の逃げ馬キメラヴェリテやランスオブプラーナが出走していますが、両馬ともに二の脚が遅い馬。ダートスタートだと無理させないと逃げられない可能性大。キメラヴェリテは逃げてこその馬で、今回はブリンカーを着用していますが、外枠だと無理に行かせてもハナを取り切れるかが微妙です。メイショウワザシが逃げるか、それとも同馬が2Fの距離延長を意識して控えて、ダイシンインディーが逃げる可能性が高いでしょう。

またジャパンダートダービーで逃げたダイメイコリーは、本来は先行馬なので無理せずに控えて、カフェファラオも2列目狙いの競馬が濃厚。横山典騎手のアルドーレは道中である程度は動けますが、ジュライCでマクリが不発に終わったように、相手強化のここでマクリ切るのは厳しいでしょう。逃げ馬多数、先行馬が手強くもありながら、案外と平均ペースの範囲内で収まると見ています。先行馬がやや有利のその想定で組み立てたいです。

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