2020年 兵庫ジュニアグランプリ

全日本2歳優駿の前哨戦となる兵庫ジュニアグランプリ。2歳最初のGⅢ・エーデルワイス賞は、過去10年で地方馬が6勝2着8回と優勢。次のGⅢ・北海道2歳優駿は地方馬は1着4回、2着4回と中央馬とほぼ五分五分(2011年~2019年終了現在)。しかし、3度目の兵庫ジュニアグランプリとなると、過去10年で地方馬が1勝2着3回と中央馬との逆転現象が起こる。

なぜ、このタイミングで逆転現象が起こるのかというと、JRAでは秋になるとダートの1勝クラスが行われるようになり、中央勢もある程度のキャリアを積むことが出来るからだ。キャリアを何戦も積んで大きな上積みが見込めない地方馬と、キャリアの浅い時点で2勝した中央馬の対戦図式になれば、後者に軍配が上がることがほとんど。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースに慣れて、大きな上昇を見せるものだからだ。

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2020年 京阪杯・ジャパンC

京阪杯は2014年から秋の京都開催を締めくくる、最終12Rで行われてきましたが、今年は阪神芝1200mで開催されます。京都芝1200mは、内回りの3コーナーの坂を上がって行くコースで前半ペースが上がりにくく、逃げ、先行馬の活躍が目立ちました。しかし、阪神芝1200mとなるとしばらく平坦から、内回りの3コーナーの坂をゆっくりと下って行くコースなので、逃げ、先行馬が不利とは言いませんが、楽でもないでしょう。

まして阪神芝コースは、一貫して徐々に時計を要しており、高速馬場とは言えない状況下。外差しも決まり出しています。しかも今回は、標準馬場の今夏の北九州記念で大外枠から、二の脚が速さですんなりとハナに立ったモズスーパーフレア―を追い駆け、前半3F32.7の快速ぶりを見せたジョーカナチャンが出走。さらには今夏のCBC賞を優勝しているように、1~2番手の競馬で強さを見せるラブカンプーも、同馬に競り掛けて行くでしょう。

他にも外のカレンモエやトゥラヴェスーラ、内からロードアクア辺りが前にプレッシャーを賭けていくことが予想され、さすがにハイペース、それもかなりのハイペースになりそうな気がしています。差し馬を中心に馬券を組み立てたほうがいいでしょう。
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また、このレースはよくスプリンターズS組、特に好走馬が不発することが多いのがポイント。過去10年では、2010年のスプリンターズS・2着降着のダッシャーゴーゴー⇒1番人気・10着、2013年のスプリンターズS・3着のマヤノリュウジンー⇒3番人気・9着、2014年スプリンターズS・3着のレッドオーヴァル⇒1番人気・9着、2018年のスプリンターズS・6着のワンスインザムーン⇒3番人気・16着、2019年のスプリンターズS・2着のモズスーパー1番人気・8着。スプリンターズS組で唯一、優勝したのは2016年の逃げ馬ネロで、同馬はスプリンターズSで逃げられずの6着から、ここでの逃げ切りでした。

スプリンターズS組は、相手が格下だから「あわよくば本賞金を加算」とばかりに出走してくるのでしょうが、スプリンターズSを大目標にした馬には余力がないのでしょう。今年はスプリンターズSの好走馬は出走していませんが、この傾向はしばらく使えるので、覚えておいても損はないでしょう。

●空前絶後のジャパンC

今回の『SPAIA』さんのコラムでは、テーマをひとつに絞りました。ずばり「アーモンドアイ、デアリングタクト、コントレイルの3強で一番強いのは?」+穴馬。3強の強調材料と弱点も綴っております。

読み応えある内容になっていますので、ぜひご一読下さいm(__)m。

https://spaia-keiba.com/news/detail/11875

2020年 京都2歳ステークス

重賞に格上げされてから、今年で7回目。オープン時代の優勝馬にはナリタブライアン、ヴィクトワールピサ、エピファネイアなどの超大物が名を連ねますが、重賞になってからはクラシックにあまり繋がっていません。開催時期が出世レースと言われている東京スポーツ杯2歳Sの翌週になってしまったからでしょう。

また今年は阪神芝2000mに舞台を移して行われますが、同コースはスタンド前の直線からスタートして1コーナーまでの距離は約325m。スタートしてすぐに上り坂があるため、前半3Fは36秒台とペースが速くなりにくい傾向があります。しかし、阪神芝2000mは向こう上面のストレートも長いですから、逃げ馬が積極的にペースを引き上げれば速くなります。

今年は内からビップランバン、外からタガノカイと逃げ馬が2頭出走していることから、2歳戦としてはペースが速くなる可能性大。得にタガノカイは末脚比べに持ち込みたくないはずなので、平均ペースくらいまでペースが上がると見ています。おそらく先週の東京スポーツ杯2歳Sのようなスローペースの決め手比べにはならないでしょうから、その前提で予想を組み立てたいです。

2020年 浦和記念

暮れの大一番、東京大賞典へ向けての前哨戦となる浦和記念。この時期は、中央ではチャンピオンズカップが行われ、トップクラスはそちらに出走するため、GⅡとしては中央勢が手薄。このため南関東のトップクラスが、ここを狙って出走してくることが多い。

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2020年 東京スポーツ杯2歳S

東京スポーツ杯2歳Sは、昨年の覇者コントレイルが無敗の三冠を達成したように、2歳戦屈指の出世レースとして名高いレース。他にもこのレースの覇者ワグネリアン、サトノクラウン、イスラボニータ、ディープブリランテ、サダムパテックなどが、その後のGⅠレースも制しています。

まず、東京芝1800mのポイントは、スローペースになることが多いこと。同コースは1コーナーと2コーナーの間からスタートして、すぐに緩やかに2コーナーのカーブを曲がり、直線を向いてすぐに坂を上って行くコース。このため前半ペースが上がりにくくなっています。ただし、、2~3コーナーまでの距離が約750mもあるので、逃げ馬が複数いた場合には、オーバーペースが発生することもあります。

2017年の東京スポーツ杯2歳Sは、序盤で前走芝1400m組のケアロスが、逃げてこそのコスモイグナーツに競り掛けたために、同馬が大逃げを打ち、激流となりました。しかし、東京スポーツ杯2歳Sで前走芝1400m組が出走してくるのは稀。マイル以下に距離適性のある馬は、前週までの京王杯2歳Sやデイリー杯2歳Sに出走することが多く、ここに出走してくるのは前走芝1600m~芝2000m組が大半だからです。つまり、東京スポーツ杯2歳Sは、スローペースの上がり勝負になることが多いということ。

今年は前走でマイル以下の距離を使われている馬は不在。前走芝1800mの新馬戦を逃げ切ったタイトルホルダーが逃げるか、出遅れなかった場合にモリノカナチャンが前を狙って来るかのメンバー構成だけに、スローペースが濃厚でしょう。東京の今の馬場状態(やや高速馬場)だと、決着タイムが1分47秒台くらいになる可能性が高いだけに、34秒台前半で上がって来られる馬を積極的に狙いたいです。

なお、このレースは出世レースらしく、キャリアの豊富な馬よりもキャリアが1~2戦の素質馬が勝ち負けしていることが多いので、そこも注意して予想を組み立てるといいでしょう。

2020年 マイルチャンピオンシップ

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いて、マイルCSの人気馬や有力馬、穴馬等を綴っています。

来週の三冠馬対決に注目が集まりますが、マイルCSも出走馬17頭中GⅠ馬が8頭、GⅠ・GⅡの未連対馬がわずか2頭という、かなり豪華なメンバー構成となりました。これは香港遠征を見据えていた馬たちが、国際情勢で白紙となり、ここに出走して来ることになったため。まさにコロナ禍のプレゼントです。

超高速馬場でこのメンバーならば1分31秒台前半の決着も見えてくるのではないでしょうか? (゚▽゚)ワクワク

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【無料公開】マイルCS『おうち競馬塾』

ダニエルズさんと共演

競馬動画『netkeibaTV』にて、エリカ先生がダニエルズさんに予想講義を行っています。テーマはマイルCSを対象に「前哨戦の目的とは何か?」です。競馬予想のベテランの方はたぶん知っていることだから見なくくていいので(笑)、初心者~中級者の方でまだ見ていない方は、ぜひ! (^_-)-☆

この番組はなっ、なんと…今回は特別にYouTubeにて無料視聴できます。

こじんまりと収録すると聞いていたのに、スタジオに入ったら本格的なカメラマンがいて、エリカ先生は最初そわそわしてます(*ノωノ)。

2020年 福島記念・エリザベス女王杯

●福島記念

この時期は芝の中距離のハンデG3が少ないこともあり、福島記念は例年のように出走登録馬が多く、厳選されたメンバーが集います。福島は東京や京都(今年は阪神)と比べると時計を要すこともあり、夏の北海道や福島(特に七夕賞)で活躍した馬が力の要る馬場を求めて、中央のオープンや重賞ではなく、ここに出走してくるというのも福島記念がレベルアップしている理由でしょう。

近年の優勝馬を見てもミトラ、ヤマカツエース、ウインブライト、スティッフェリオと、後のG2の優勝馬やG1でも通用している馬が多数。今後を占う意味でも、注目の一戦でしょう。昨年のこのレースで初重賞制覇を果たしたクレッシェンドラヴも、今年のサマー2000シリーズやオールカマーで活躍を見せました。

また、福島記念は夏の七夕賞と同じ福島芝2000mが舞台。このコースは最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらにテンから2度の坂を下るために、福島芝1800mよりも前半が速くなる傾向があります。最初の下り坂で競り合うと、必要以上にペースが上がることになるので、その結果、ハイペースとなり、差し、追い込み馬が台頭することもあります。

マルターズアポジーが逃げ切った4年前のように、他馬とのスピードの違いを見せるつけるかのように、1コーナーまでに楽々とハナを奪い切ってしまえばスローペースになる場合もありますが、それは稀。大半はテンはそこまで速くないけど逃げ、先行して、決め手不足を補いたい馬が多いので、福島記念はかなりの確率で平均ペースよりも速い流れになります。この時期は外差し馬場の傾向があるのでなおさらです。

今年はは近5走のオープンや重賞で連続で逃げている、それも玉砕的に逃げているトーラスジェミニの逃げが確定的。同馬が逃げるとなると遅くても平均ペースでハイペースになることが大半だけに、展開上は、中団以降の馬が有利となるでしょう。そういう前提で予想を組み立てたいです。

●エリザベス女王杯

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いてエリザベス女王杯の傾向と人気馬、有力馬、穴馬を掲載しています。今年は前哨戦の府中牝馬Sで、1~3番人気の実績馬が総崩れしたことや3歳馬が不振なこと、さらに阪神芝2200mで開催されることで難解な一戦となりました。結果はいかに?

https://spaia-keiba.com/news/detail/11792

2020年 武蔵野S・デイリー杯2歳S

●武蔵野ステークス

武蔵野Sは先週のみやこS同様に、チャンピオンズCの前哨戦。さっくり言うと、中距離路線のトップクラスはG1・JBCクラシックへ、中距離路線の上がり馬はG3・みやこSへ、そしてG3・武蔵野Sは短距離~マイル路線の上がり馬が多く出走してきます。

しかし、チャンピオンディスタンスが主流の日本は、短距離<マイル<中距離の順で全体のレースレベルが高く、このためこのレースでは、前走でマイル以上の距離を使われている馬が活躍しています。

また、武蔵野Sが行われる東京ダ1600mの舞台は、2コーナー奥の芝からスタートし、最初の3コーナーまで約640mとストレートが長いのが特徴。これによりテンの遅い馬でも3コーナーまでにハナを主張することが可能。つまり、逃げたい馬、積極的なレースをしたい馬が複数出走していれば、隊列形成が激しくなり、超絶ハイペースになることもあります。

実際に過去には前半4F46.0-後半4F49.2のオーバーペースで流れて、4コーナー最後方のワイドバッハの追い込みが決まったこともありました。逆にスローペースになったことが一度もないので、出走馬の半数よりも後方からレースを運べる馬を本命視したいです。

●デイリー杯2歳ステークス

2歳G2としては数が少ない伝統のデイリー杯2歳S。このレースは2014年より施行時期が10月から11月に繰り下げられ、朝日杯FSの前哨戦になったことやサウジアラビアRCの創設、京都2歳Sの重賞格上げなど、2歳重賞が増えたことにより、かつてほど強豪が集わなくなりました。

しかし、一昨年のこのレースの優勝馬アドマイヤーマーズが朝日杯FSを制したように、案外と本番に繋がっています。本番で勝ち負けはともかく、2013年のこのレースの2着馬ボンネルヴィーソが朝日杯FSで12番人気で3着と好走するなど、このレースの上位馬が本番で穴を開けていることがけっこうあるので、そういう意味でも要注目のレースです。

また、デイリー杯2歳Sは過去10年で3コーナー先頭馬が2勝、2着2回、3着1回と活躍しているように、前半のペースが上がらず、逃げ、先行馬が有利の展開になることが多いのがポイント。差し、追い込み馬は昨年のレッドベルジュールのように、メンバー最速クラスで上がって来られる馬ではいと通用していません。

ただし、今年は京都芝1600mよりも差しが決まりやすい阪神芝1600mに舞台。まだ体力がついていない2歳馬同士の決着なので、極端なハイペースになることはないにせよ、今年は前走で京都芝1200mを逃げ切り勝ちしたスーパーウーパーが逃げるとなると、距離延長を意識してある程度スピードをセーブしたとしても、平均ペースよりも速い決着になると見ています。それだけに今回はある程度ペースが遅くても速くても対応できる末脚型の馬を本命視したいです。

2020年 みやこS・アルゼンチン共和国杯

●みやこステークス

チャンピオンズCの前哨戦、みやこSは今年は阪神ダ1800mで開催されます。しかし、これによる大きな影響はありません。阪神ダ1800mも京都ダ1800mも最初の1コーナーまでの距離が短く、最初のコーナーリングでリードを奪えるテンの速い内枠の馬が有利だからです。

逆に不利なのは、テンの速くない逃げ馬。昨年の京都ダ1800mのこのレースでは、フェブラリーSの逃げ切り勝ちが評価されてインティが1 番人気に支持されましたが、同馬は8枠16番。外枠から無理にハナを奪いに行ったものの、内枠の同型馬に抵抗されたためにペースが上がってハナも奪えず、最初のコーナーロースが大きい競馬となり、ブービー15着に敗れました。

これは阪神ダ1800mで行われたアンタレスSも似たようなもので、今年の同レースでは、今回出走のベストタッチダウンがよりによって出遅れて、8枠16番のメイショウワザシにハナを奪われてしまい、14着大敗を喫しています。このように気性に問題があって何が何でも逃げたい馬がハナを主張できなかった場合には、無様に負けます。

しかし、一度、隊列が形成されると、大きな動きはなく、先行馬でも十分に残れます。さて、今年は1枠1番のワイルドファラオは逃げるか、5枠5番のベストタッチダウンが逃げるか? そこがポイントとなるでしょう。

●アルゼンチン共和国杯

東京芝2500mで施行されるレースは、1年間で目黒記念とアルゼンチン共和国杯の2レースのみ。しかし、この2レースはペースが真逆になることが多く、目黒記念とアルゼンチン共和国杯の適性はあまりリンクしません。

目黒記念は大一番の日本ダービーの後の一戦ということで、騎手のヒートアップが窺い知れるほど、緩みない流れることが大半。距離が日本ダービーと100mしか変わらず、スタート地点も芝2400mよりも100m後方になるだけなので、騎手が芝2400mに近い感覚で乗ってしまうのも、緩みない流れを生み出す理由でしょう。

 みない流れ=逃げ、先行馬には不利ということ。実際に今年の目黒記念では1~4番手でレースを運んだ4頭が14着、16着、17着、18着に敗れて、3~4コーナーで13番手でレースを運んだキングオブコージが優勝しました。一方、アルゼンチン共和国杯はペースが遅くなることが多く、昨年最内3番手のムイトオブリガードがレースの流れに乗って優勝しました。

また、今回出走の差し馬アイスバブルは昨年のアルゼンチン共和国杯では11着に大敗しましたが、過去2年の目黒記念では2着の実績があります。今年も逃げ馬不在。先行馬がレースメイクすることになるので、スローペースが濃厚でしょう。それもかなりのスロペースになるかもしれません。

ただ、現在の東京芝コースは、馬場の内が荒れて、外差しが決まっています。昨日の京王杯2歳Sでも前半3F34.7-後半3F34.7と平均ペースでしたが、8枠17番のロードマックスが大外10.11番手から2番手を追走した強豪モントライゼにクビ差まで迫りました。そこを考えると今年は内枠よりも外枠のほうが有利でしょう。そこを考えると外枠からある程度、前を意識して動ける馬を本命馬、穴馬にするのが好ましいでしょう。