2022年 名古屋GP&勝島王冠の予想

名古屋グランプリは、前売りオッズで予想したのですが、思ったよりも配当が安くて驚きました💦

名古屋10R 名古屋グランプリ ダ2100m
 ◎ (9)ペイシャエス
 〇 (1)ケイアイパープル
 ▲ (12)クリンチャー
 △ (2)ラーゴム
 △ (10)タニノタビト

 ■有力馬の紹介

 ◎ (9)ペイシャエス

 ユニコーンSを優勝し、ジャパンダートダービーでも3~4角で包まれて、仕掛けが遅れる不利がありながらも2着と好走した3歳馬。前走のJBCクラシックは逃げて勝ち馬テーオーケインズに2馬身半差の2着に敗れたクラウンプライドが次走のチャンピオンズCで大勢逆転の2着を決めたように、前に厳しい流れ。3番手を追走した本馬もここで通用する公算が高いでしょう。

 コーナー6回の小回りコースで逃げ馬不在。砂を被りたくないケイアイパープルが1番枠に入ったことで逃げる可能性が高いここは前有利な展開になる公算が高いこと。そしてこのレースは2018年のチュウワウィザード(1着)、2019年のデルマルーヴル(1着)、2016年のケイティブレイブ(2着)にように、勢いある3歳馬が有利であることから本馬を中心視しました。

 ○ (1)ケイアイパープル

 揉まれ弱い馬でありながらテンのスピードが速くないという弱点はありますが、豊富なスタミナの持ち主で早め先頭から押し切れるのが強みの馬。今年2月の佐賀記念で初重賞制覇を果たすと、その次走の名古屋大賞典でも接戦の2着。そして4走前の平安Sでも3番枠から押して押して出鞭も入れて2列目の外を追走し、3~4角で前2頭に並びかけ、ラスト1Fで先頭に立ったところで、外からテーオーケインズに突き抜けられたものの、2着を死守しました。

 前々走の白山大賞典では、4番枠でしたが前2頭から離れた4番手を追走し、2週目の4角では前2頭の外に出して3番手を追走。2週目の向こ正面で先頭に立つと、そこから押し切る強い内容でした。しかし、1番人気に支持された前走・浦和記念では4番枠から出遅れて、そこから好位を狙いに行ったものの、キックバックを嫌がって後退し、中団中目からの競馬。ペースが速かったこともあり、捲ることも出来ずに終わりました。

 ただ前走はこの見解でも「目標は次走の名古屋グランプリでここ叩き台」と綴ったように、明確に追い切り不足で、状態が良くなかったのも確か。前々走の白山大賞典で好走した疲れが出たものの、ここに直行するにはレース間隔が開きすぎるために、レースを使ったのでしょう。今回は状態面の良化は見込めますが、前走で出遅れていることからも1番枠は好ましい材料ではありません。距離2100mもあればどこかで外には出せるでしょうが、テンから無理することなく先頭に立てる外枠のほうが理想だけに、対抗評価までとしました。

 ▲ (12)クリンチャー

 昨年の佐賀記念を逃げて9馬身差の圧勝しているように、逃げて持久力を生かしてこその馬(自己最高指数が佐賀記念時)。ただ本馬は佐賀記念時、逃げ馬不在を利して前半3F36秒9で逃げているように、テンが速いタイプではなく、近走はさらにテンに置かれる面を見せているだけに、外枠の今回は逃げられないでしょう。

 ただ逃げ馬不在の今回は、昨年の東京大賞典や3走前の名古屋大賞典の時のように、好位につけられる公算が高いだけに、3番手としました。道中でも動ける大外12番枠だけに、休養明けをひと叩きされての上積みがあれば上位争いに加われるでしょう。

 △ (2)ラーゴム

 昨秋のアンドロメダS勝ちなど、芝ではタフな馬場がベストで高速馬場になると苦戦していた馬。しかし、ダートを使われるようになって安定感が増しました。超高速ダートとなった3走前のプロキオンSこそ大外16番枠から、終始好位の直後からコーナーの外を回ったことや、3~4角で外から被され、直線序盤まで進路を確保することが出来ず、12着に大敗しました。

 近2走の白山大賞典、浦和記念ではともに2着と好走。ただ前走の浦和記念は前走3頭がペースを引き上げていく中で、離れた5番手を追走したもの。実質、差す競馬で展開に恵まれた面もあるだけに狙い下げました。

結論 馬連9-1,12,2,10 (20:14:14:2) 複勝9 (50)

大井11R 勝島王冠 ダ1800m
 ◎ (3)カジノフォンテン
 〇 (10)ゴールドホイヤー
 ▲ (14)カイル
 注 (1)ミヤギザオウ
 △ (12)キガキング
 △ (11)マムティキング
 △ (15)キタノオクトパス

 ◎ (3)カジノフォンテン

 昨年の川崎記念を逃げ切り、かしわ記念でも好位の外を追走し、3~4角で逃げ馬サルサディオーネに並びかけ、4角先頭から押し切る競馬で優勝した実績はここではNO.1。本馬はかしわ記念にスランプになりましたが、今年の川崎記念では5着、前々走の京成盃グランドマイラーズでは2着とここへ来て復調の兆し。前走のかしわ記念も内2頭分が軽く圧倒的に有利な馬場を、好位の外々を回って4着と悪い内容ではありませんでした。

 今回は7ヵ月の休養明けになりますが、ここは相手弱化の一戦。帰厩後はじっくり乗り込まれているので、仕上がりは悪くないはず。一昨年の勝島王冠の覇者でもあるだけに、ここでの復活を期待します。

 〇 (10)ゴールドホイヤー

 前々走のマイルGPでは、京成盃グランドマイラーズの覇者であり、11月のサンタアニタトロフィーを制したスマイルウィを2着に降して勝利した馬。前々走はそれまでの競馬ぶりから一転、大外12番枠から押して押して好位の外を追走し、3角で先頭に立ったスマイルウィに並びかけていく競馬。しぶとく粘るスマイルウィを残り100mで同馬を競り落としての勝利でした。

 休養明けの前走のサンタアニタTは、2番枠で前に行けずに後方から。(2)アランバローズ、(8)リンゾウチャネルなど、3角1~3番手でレースを進めた馬がそのまま残る流れでは仕方のないものがありました。ひと叩きされての変わり身に期待します。

 ▲ (14)カイル

 今年の東京ダービー馬。東京ダービーは9番枠からかなり押して位置を取りに行き、2番手を追走。羽田盃でオーバーペースで逃げて3着に粘った疲れが出たのか、ラスト1Fでパッタリ止まる先頭のシャルフジンをラスト1Fで交わして先頭に立つと、そこからしぶとく粘って2馬身半で勝利しました。東京ダービーは羽田盃から一転して前が有利の流れ。展開に恵まれた面はありますが、相手を考えれば十分に強い内容だったはず。

 始動戦の戸塚記念では、東京ダービーを大目標にした後の一戦だったこともあり、11着大敗を喫しましたが、前走のダービーGPでは巻き返して4着。前有利な流れを終始、好位の最内を立ち回ったことを考慮しても、4着と復調気配を見せていただけに、ここは期待しました。

 今回は本馬の主戦の本橋騎手ではなく、町田騎手が騎乗しますが、小久保厩舎は主戦の左海騎手が引退し、新たなる主戦を模索しているところがあるので、この乗り替わり自体は問題ないでしょう。また序盤で前の位置が取れなくても、道中でじわっと動いて行ける外枠も、本馬にとっては好都合です。

 注 (1)ミヤギザオウ

 今年の羽田盃の覇者。羽田盃は大外15番枠から後方3番手を追走。ずっと最内を走らせ、4角で馬群が外に広がって行った中、ワンテンポ仕掛けを待って直線も内を突き、逃げるシャルフジンの内から差し切っての勝利。ペースが緩みなく流れた中で、後方からロスなく立ち回れたことが勝因でした。

 ただ羽田盃の前哨戦のクラシックTRで、行った、行ったが決まる流れに乗じて、逃げ切り勝ちしたクライオジェニック(東京ダービー2着→ジャパンダートダービー5着)に1馬身3/4まで差し迫った内容からもそれなりの素質はあるはず。始動戦の前走スタートバーズトCでは好位の外から、3角では先頭列に並びかけて行く勝ちに行く競馬で2着と、滑り出し上々だったこともあって、ここは警戒しました。

 △ (12)キガキング

 前々走の日本テレビ盃の4着馬。前々走はサルサディオーネが逃げて、前半4F48秒5-後半4F52秒0の超ハイペースとなった中、3列目の内でレースを進めて、外一気を決めた勝ち馬フィールドセンスと3馬身半差。3列目の外でレースを進めtたペイシャエスがその次走のJBCクラシックで3着に好走し、本日の名古屋GPも制していることからも、本馬は有力と言えるでしょう。

 ただ本馬は前々走で好走したことで疲れが出て、前走のJBCクラシックでは8着大敗。前走が見せ場がなかっただけに、どこまで復調しているかが鍵となるでしょう。

 △ (11)マムティキング

 前走のサンタアニタTは、(2)アランバローズ、(8)リンゾウチャネルなど、3角1~3番手でレースを進めた馬がそのまま残る流れを外から捲りに動いて4着に善戦。ここへ来ての地力強化が窺え、印を打ちました。

 △ (15)キタノオクトパス

 南関東に移籍してから、オープンで敗れた敗れた相手は、ランリョウオーや△ギガキングなど強豪ばかりの馬。前々走のひまわり賞こそエメリミットに5馬身ちぎられたものの、前々走は逃げたリッカルドにしつこく競り掛けて行ったのが敗因。3角でリッカルドは失速し、大差のシンガリ負けを喫しましたが、自身も3~4角で苦しくなって、エメリミットに交わされての2着でした。

 休養明けの前走・生田特別では巻き返してのV。前走からズムーズに前進すれば、相手強化のここで通用しても不思議ないでしょう。

結論 馬複3-10,14,1,12,11,15 (12:12:12:6:4:4) 複勝3 (50)

2022年 チャンピオンズC+メイン2R予想

前が壁になっても捌けるムーア騎手、最内に潜り込むのが上手いレーン騎手など、多くの外国人騎手が来日すると、騎手力に差が出るので正直、困ります。しかし、多少ロスを作ってもオーケーなダートはそこまで騎手力が問われないので、ここは大外れしないと思っています。

チャンピオンズCの予想他、中山、阪神のメイン予想もこちらで出します😊

本日2番 中京11R チャンピオンズC ダ1800m
 ◎ (5)ジュンライトボルト
 〇 (12)テーオーケインズ
 ▲ (7)オーヴェルニュ
 △ (1)グロリアムンディ
 △ (3)ハピ
 △ (4)スマッシングハーツ
 △ (9)ノットゥルノ
 △ (10)クラウンプライド

 ■JBCクラシックの勝ち馬は苦戦の舞台

 今年も昨年の当レースを6馬身差で圧勝し、今秋のJBCクラシックも優勝したテーオーケインズの断然1番人気が予想されます。しかし、前走で同レースを優勝した馬は、ほとんどが苦戦している。JBCクラシックは2001年に創設され今年で22回目となりますが、昨年まで16頭の勝ち馬が次走で当レース(JCダートを含む)に挑み、15頭が敗れている。

 唯一の連勝馬は2007年のヴァーミリアンのみ。同馬は3年連続でJBCクラシックを優勝した猛者ですが、その間の当レースは1勝2敗です。同じく3年連続で同レースを制したアドマイヤドンは、その3年間の次走JCダートでは全て敗れています。ハイレベルなGⅠを連勝するのは、簡単なことではないということです、

 特に休養明けのJBCクラシックで自己最高指数を記録した馬は苦戦必至。2021年のクリソベリルは同レースで自己最高タイの指数を記録、次走の当レースで断然の1番人気に支持されながらも4着に敗れました。しかし、テーオーケインズが昨年の当レースで記録した指数は「-39」。一方、前走JBCクラシックで記録した指数は平安Sを下回る「-36」。前走で能力を発揮したとは言い難く、ここが今回のポイントとなるでしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)ジュンライトボルト

 デビューからしばらく芝を使われていましたが、長期休養明けの3走前からダート路線に転向し、上昇一途。上がり馬の立場でありながら、ここでは能力値1位となります。勝ってきたレースが格下のため、「レベルが高くなかった」という声もありますが、決してそんなことはありません。

 前走のシリウスSは、9番枠から五分のスタートを切り押して追走して好位を狙ったものの、内の馬が積極的にいく展開で中団中目からとなりました、3角で外に出し、3~4角ですっと位置を押し上げ、4角で2列目の外。ラスト1F手前で先頭に立つと、そのまま押し切っての優勝でした。3~4角から勝ちに行ったことで、4角ではかなり外を回るロスがありましたが、終始最短距離を立ち回った(3)ハピを撃破していることも評価できます。

 前々走のBSN賞でも前半4F48秒2-後半4F50秒9とかなり流れが速くなった中、6番枠からまずまずのスタートを切り、押して先行争いに加わわりました。そこから一旦2番手の好位から中目に控えていく競馬。ここでも3~4角の外からすっと位置を押し上げ、4角3列目から直線序盤で先頭に立って勝利しています。

 本馬はそこまで前の位置を取れる馬ではありませんが、道中でそれを挽回できる機動力があります。その強みを存分に生かすには中枠より外がベストでしたが、今回は5番枠。それでも距離が1800mあれば、どこかで外に出せるでしょう。また逃げ馬がしっかりとレースを引っ張って緩みない流れになれば、自身で動く必要もありません。

 シリウスSの勝ち馬はこのレースで苦戦傾向だが、先週のジャパンCを制したヴェラアズールのように天井が高ければ通用するでしょう。ヴェラアズールはデビューからしばらくダートを使われたが、芝路線で花開いた馬。デビューから不適条件を使われていると、その後に最適条件を使われた時の伸び代が大きい傾向があるので、本馬を本命としました。

 ○ (12)テーオーケインズ

 昨年のチャンピオンズCは、戦慄の6馬身差で優勝。出遅れた前走から一転してスタートを決め、様子を窺いながらコントロールして好位の中目に収めて行く形。キックバックを受けて少し掛かり気味でしたが我慢させ、3~4角で2列目まで押し上げて直線へ。早め先頭に立ったインティを楽々と交わし、そこから一気に後続との差を広げて6馬身差。問答無用の勝ちっぷりで、当時の日本馬が相手なら二枚上を感じさせるものでした。

 本馬は勝つ時の破壊力は高いですが、負ける時は脆く、よく出遅れます。昨年の帝王賞は3馬身差の圧勝を飾り、その次走で出遅れて4着と凡走。今年の平安Sで強豪相手に優勝しましたが、その次走の帝王賞でも出遅れて4着と凡走しました。出遅れ自体が致命的ではありませんが、そこから挽回して好位を取りに行くことが、末脚不発に繋がっています。

 ただし、前走のJBCクラシックは帝王賞、チャンピオンズC、平安Sと比べると走っていません。前走は逃げたクラウンプライドの前半3Fが盛岡ダ2000mで35秒4であるように、今夏のマーキュリーCほどではありませんが、明確にハイペースでした。その流れを13番枠の好位外から1角のロスを嫌って中団まで位置を下げ、向正面では好位の外まで位置を押し上げました。そのことで終いに甘さを見せましたが、相手が楽だったため押し切れています。

 前走JBCクラシック勝ちの馬は苦戦傾向で、本馬も昨年のこのレースほど走れない公算が高いですが、まだ余力は残っているので今年の帝王賞よりは走れるでしょう。また私がこの馬のパターンを理解しているように、鞍上もそれ以上に理解していると思うので、今回は出遅れても帝王賞のようにポジションを取りに行かないと見ています。

 ▲ (7)オーヴェルニュ

 昨春の中京ダ1900m戦の平安Sを高指数勝ちした実績馬。本馬はそれが自己最高指数となります。昨年の平安Sは3番枠から好発を決めてすっと先頭、そこから控えて好位の内を追走しました。3~4角で2番手まで上がり、ラスト1F手前で抜け出すと、そこから突き抜けての6馬身差の圧勝でした。
 
 前記の平安Sがレコードタイムでの優勝だったように、本馬は馬場が高速化するほど走る傾向があります。また昨年の東海Sで1着、今年は2着と好走しているように中京ダ1800m適性が高いことも、穴馬に推すポイントです。

 今年の東海S2着後はややスランプでしたが、休養明けの前々走シリウスSでは3着と復調の兆しを見せました。前々走は3番枠からまずまずのスタートを切って、コントロールしながら外のクリノフラッシュを先に行かせて2列目の内を追走。キックバックが苦手なため、前にスペースを作って追走していましたが、3~4角でそのスペースを一気に詰めました。
 
 4角でクリノフラッシュ直後の2列目から、直線序盤で狭い内を突いて早め先頭の競馬。外から一気にジュンライトボルトと、ハピにも差されたが、前が厳しい流れだったことを考えれば上々の内容でした。シリウスSは2番手から3~4角でクリノフラッシュに並びかけに行ったサンライズホープが12着に失速し、その次走のみやこSで巻き返しVを決めているように、明確にハイペースです。

 前走のJBCクラシックは得意の高速ダートでしたが6着。これは明確なハイペースを好位の外と先行したこともありますが、休養明けで好走した反動によるものでしょう、完全な力負けではないので、得意のこの舞台で巻き返しの期待が高まります。

 △ (1)グロリアムンディ

 ダートでは5戦4勝2着1回と底を見せていない馬。ダート路線に転向し、上昇一途で前々走のアンタレスSで2着と好走しました。そのレースは13番枠からまずまずのスタートを切り、楽に先行して2列目の外。前2頭がペースを引き上げて行く中、1~2角の3頭分外を回ったことで、向正面ではやや離れた3列目の外を追走していました。しかし、そこから3角手前で再びじわっと差を詰め、3~4角でも緩みなくレースが流れる中で4頭分外を回り、ひとつ内のケイアイパープルとともに先頭列で直線に。ラスト1Fで抜け出したが、最後は外からオメガパフュームに差されました。

 前走は緩みない流れを終始外々の競馬。前へ行った2頭が2桁着順に沈む流れを、好位の外々から2着に粘った内容は評価できる。また本馬は出遅れることもありますが、二の脚が速く、楽に好位が取れます。ただこれまでのダート5戦が全て時計の掛かるレース。それを外目の枠からの逃げか、好位の外目というような大味な競馬で上位争いをしてきています。

 一方、今回は一転して1番枠。3走前の名古屋城Sでは好位馬群の中目でレースを進めているものの、手応えが良く前との距離をコントロールされて乗られており、諸に砂を被るような競馬ではありませんでした。大味な競馬が目立つだけに、最内枠で揉まれた場合の不安はあります。

 ただ復帰戦で使えるレースがなく、芝を叩いてここまで出走を待ち、ムーア騎手を配してきたあたりに、陣営の勝負度合いの高さが窺えるのも確か。ダートでの強さは本物だけに、シリウスSのハピのような立ち回りで、さらに走りを上昇させる可能性も十分あるでしょう。

 △ (3)ハピ

 3歳馬ながら古馬相手の前々走シリウスSで2着。そのレースは8番枠からやや出遅れ、二の脚もひと息。それでも押して中団最内まで上がり、ジュンライトボルトの後ろを追走。3~4角で前の同馬が外に行ったことで内のスペースが広がり、そこを通って3列目で直線。4角で包まれたため直線序盤は前が壁になり追い出しがやや遅れましたが、進路を確保してからはラスト1Fで2馬身はあった勝ち馬との差を3/4差まで詰めてゴールしました。

 前々走はやや速い流れでラスト1Fが13秒3まで失速したことを考えれば、最短距離で脚をため、最後の直線で仕掛けがワンテンポ待たされた本馬はもっと伸びてきても良かったと見ている。つまり、上手く脚をためたことが最後の伸びに繋がったということ。

 前走のみやこSも8番枠からやや出遅れ。そこから押して前走よりも前を意識した競馬でしたが、結局、好位の後ろまでしか取れず前々走と似たような競馬になった。4角で中目に出して、ここでもワンテンポ追い出しを待たされました、そこから捌いて3列目まで上がり、直線序盤で内のスペースを拾って2列目まで上がりましたが、ラスト1Fで甘くなり外から差されての4着でした。

 本馬は勝ちに行く競馬をしないぶん善戦しますが、ワンパンチ足りない印象を受ける。こういった時の横山典騎手は秘策を打ち出してくることが多いもの。これが大舞台での活躍に繋がっている理由ですが、本馬は二の脚が明確に遅いので、前に行くことを諦めての最後方強襲でしょうか。ウェスタールンドが2着に好走した2018年のチャンピオンズCのように、内がガラリと開いた場合が怖く、その場合は自己最高指数を記録してくる可能性が高いと見ていますが、それでも3着、運が良くて2着くらいでしょう。

 △ (4)スマッシングハーツ

 今年2月の中京ダ1900m戦、アルデバランSを重賞通用級の指数で勝利した馬。そのアルデバランSでは、7番枠からゲート出たなりで中団中目を追走し、3~4角で動いて4角で3列目付近から、直線序盤でさらに外に出されると、グイグイ伸びてラスト1Fで先頭。そのまま押し切っての勝利でした。

 本馬は3走前の平安Sで4着に善戦しているように、1800m、1900mあたりがベストの馬。マイル戦だとテンに置かれて後方からの競馬になってしまうので、ペースが上がらないと上位争いに加わるのは難しい面があります。今回は休養明け3戦目で距離延長。一発あっても不思議ないでしょう。

 △ (9)ノットゥルノ

 今夏のジャパンダートダービーでは、兵庫チャンピオンシップで敗れたブリッツファングを3着に破り優勝した馬。同レースは大外14番枠からスタートで滑って出遅れたものの、大外枠の利を生かしてじわっと好位の外を追走。3角外から動き、最後の直線では早め先頭に立ったブリッツファングのすぐ外からラスト1Fで先頭に立ち、ペイシャエスの追撃を3/4馬身振り切って優勝しました。

 本馬は3走前に出遅れたように、ゲートや二の脚がひと息ながら、揉まれ弱い面があります。それゆえベストは外枠ですが前走は3番枠。そこからサルサディオーネの外を狙ったことでオーバーペースに巻き込まれて7着に失速しました。しかし、上手く好位の外に出していければチャンスがあるでしょう。

 △ (10)クラウンプライド

 新馬戦、もちの木賞と連勝した馬。もちの木賞は3着馬には11馬身差をつけており、11月の2歳1勝クラスとしては高指数での勝利でした。当時の3馬身差の2着馬は、現在、準オープンのウェルカムニュースです。その次走のヒヤシンスSでは6着に敗れましたが、極端に内と前が有利な馬場を出遅れ、挟まれて後方外から追い上げる形となったもの。度外視できます。

 実際にヒアシンスSで後方外からの競馬となって敗れたブリッツファング、タイセイドレフォン、ウェルカムニュースは、その後のレースで活躍。このことから古馬相手の前々走の日本テレビ盃でも通用すると見て、重い印を打ったのですが2着と好走してくれました。

 それも前々走はサルサディオーネが逃げて、前半4F48秒5-後半4F52秒0の超ハイペースとなった中、3番手からしぶとく粘って好内容での2着でした。2番手のノットゥルノが7着に失速していることからも、いかに前が厳しい展開だったかがわかります。当日の船橋は外差し馬場でした。

 もちの木賞で見せた素質の高さ、3歳馬ながら前々走で見せた実力から何れこの路線の主役になっていくとは見ていましたが、前走はJBCクラシックで2着。それも厳しいペースで逃げての2着でした。

 前走はかなり強い内容でしたが、このレースではJBCクラシックの勝ち馬ばかりではなく、上位馬も苦戦の舞台。やはりと言うべきか、この中間の追い切りも良くなかったので(早くもムチが入ってラスト1Fをかなり落としてしまっている)、狙い下げました。本来なら無印のところを買い目に加えているのは、将来性のある馬だからです。

結論 馬連5-12,7,1,3,4,9,10 (20:5:5:5:5:5:5) 複勝5 (50)

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本日5番 中山11R ラピスラズリS 芝1200m
 ◎ (2)ハリーバローズ
 〇 (9)モントライゼ
 ▲ (11)シャインガーネット
 △ (13)スノーテーラー
 △ (3)オパールシャルム
 △ (4)ディヴィナシオン
 △ (6)フレッチア
 △ (7)ロードベイリーフ

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスノーテーラー(-18.0pt)、ハリーバローズ、ジャスパージャック(ともに-17.3pt)、シャインガーネット(-17.0pt)、モントライゼ(-16.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (2)ハリーバローズ

 3走前から芝に路線転向し、超高速馬場の前々走・佐世保Sでは2番枠からやや出遅れたものの、最内から挽回して3角2列目の内まで挽回していく競馬。3角出口で逃げ馬の外して並びかけ、4角出口で先頭。早め先頭に立ったぶん、後続の目標にされ、外から上がってきたディヴィナシオンにアタマ差敗れたものの、3着馬には2馬身半差を付けており、好内容&好指数の2着でした。

 前走の別府特別も超高速馬場を2列目の2頭分外から、最後の直線しぶとく伸び続けての勝利。現在の中山芝は近2走の小倉ほど高速馬場ではないものの、オパールシャルム、スティクス、アビッグチアなど、前に行きたい馬が揃ったここは、近2走の小倉戦と同じくらいのタイムが出るはず。その中で内枠で脚をタメられるのもいいし、芝のキャリアが浅い馬なので、まだまだ上昇力があると見て、中心視しました。

 〇 (9)モントライゼ

 デビュー2戦目の未勝利戦を破格の重賞レベルの指数で圧勝し、次走の小倉2歳Sでは重馬場で前半3F33秒9の超ハイペースで逃げるフリードを追いかけて2番手、最後の直線序盤で堂々先頭に立つと最後までしっかりと伸びて2着を死守した馬。結果は展開が向いたメイケイエールに差し切られましたが、立派な内容でした。

 そのわりに3歳になってからの活躍はひと息でしたが、前々走の北九州記念では5着に好走。前々走は9番枠からやや出遅れ、そこから促されて中団馬群の中目。道中も徐々に挽回して中団の内目。3~4角では脚色が良いボンボヤージの後ろという最高の位置を取って直線を迎えたものの、最内1頭分のスペースをタイセイビジョンに先に入られてしまい、ラスト1Fで進路がなく、ブレーキをかけての5着でした。前々走がゴール目前のブレーキなのでかなり痛手でした。

 前走のセントウルSは8番枠からまずまずのスタートを切って、中団中目でメイケイエールを徹底マークの競馬。最後の直線ではジリジリでメイケイエールに差を広げられましたが、1分06秒1も出るコンクリート馬場だったので、キレ負けしても仕方ありません。今回は前走ほど高速馬場ではないし、逃げ、先行馬が揃ったここは展開に恵まれる公算大。相手弱化のここは何とかして欲しいところです。

 ▲ (11)シャインガーネット

 一昨年のファルコンSを優勝して以来、勝利どころか馬券圏外にも敗れていましたが、5走前のオーロCで2着と久々に連対を果たすと、4走前のシルクロードSでは2着と復調を見せました。4走前は16番枠からやや出遅れたものの、そこから中団外まで位置を挽回しての2着。前半3F33秒6-後半34秒5のやや速い流れになったことで展開に恵まれた面はありますが、前半で無理な脚を使ったこと、コーナーの外々回るロスの大きい競馬になったことを考えれば上々でした。

 3ヵ月半の休養明けからの復帰戦となった前々走の朱鷺Sは見せ場のない13着でしたが、今回はそこから立て直されての一戦。シルクロードS時よりもハイペースが予想される今回は、展開を味方につけての再浮上に期待します。

結論 馬連2-9,11,13,3,4,6,7 (14:10:10:4:4:4:4) 複勝2 (50)

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本日4番 阪神11R ギャラクシーS 芝1200m
 ◎ (10)デンコウリジエール
 〇 (11)スマートダンディー
 ▲ (7)エイシンギアアップ
 △ (3)サンライズラポール
 △ (4)バトルクライ
 △ (8)ケイアイドリー
 △ (6)コパノマーキュリー

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にエイシンギアアップ(-25.0pt)、ケイアイドリー(-24.3pt)、デンコウリジエール(-24.7pt)、スマートダンディー(-24.0pt)、バトルクライ(-22.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (10)デンコウリジエール

 昨秋の阪神ダ1400m、オータムリーフSを自己最高指数で勝利した馬。当時は前半3F34.3-後半3F36秒6でラスト1F13秒0まで減速するかなりのハイペース。この流れを14番枠からまずまずのスタートを切って中団で脚をため、最後の直線序盤でアヴァンティストが先頭に立ったところを(11)スマートダンディーが抜け出して先頭。その外から伸びて勝利しました。

 今秋の復帰2戦は距離が短かったこともあり、やや不振でしたが、前々走のオータムリーフSでは斤量59Kgを背負って3着。前走の霜月Sは2番枠から出して行ったら、掛かって先行したわりに5着と大崩れしませんでした。今回は得意舞台で、前が飛ばしてくれそうな条件でもあるので期待します。

 ○ (11)スマートダンディー

 8歳馬ながらブリンカー着用でレースに集中できるようになり、今年3月の千葉Sと4月のコーラルSを連勝した馬。3走前の北海道スプリントCも前半3F34秒3-後半3F36秒3のハイペースを中団外からリュウノユキナを差し切り、ダンシングプリンスに際どく迫っての2着と好走しました。

 休養明けの前々走・東京盃では本命に推したものの、1番枠で懸念していた嫌なパターン。出遅れてそこから追い上げたものの、ラスト100mまで十分な進路を確保できずに終わりました。また前走のJBCスプリントはペースが遅く前残りの流れとなったために、テンの遅い本馬はダンシングプリンスに1.3秒も離されての9着に終わりました。

 ペースが上がってくれればダ1200mも悪くないのですが、ベストは追走が楽なダ1400m。今回は斤量59Kgを背負うため、今回も中団からの競馬になると見ていますが、前が飛ばしてくれれば問題ないでしょう。

 ▲ (7)エイシンギアアップ

 今春の2勝クラス、3勝クラス・BSイレブン賞を連勝。BSイレブン賞は5番枠からトップスタートを切って控えて行く競馬。最終的には好位の内に入れて、3~4角では中目まで上がり、直線序盤でごちゃついたところで追い出しを待ち、しっかり進路を確保するとそこからグイグイ伸びての勝利でした。当時の指数はオープンでも通用するもの。

 休養明けの前走ペルセウスSは、勝ち馬レモンポップ(次走の武蔵野S・2着)だったこともあり、同馬には離されてしまいましたが、2着馬とは0.4秒差。ひと叩きされての上積みがあれば通用するでしょう。良化気配が窺えるだけに、3番手評価としました。

結論 馬連10-11,7,3,4,8,6 (12:12:8:8:8:2) 複勝10 (50)

2022年 ステイヤーズS・チャレンジCの予想

本日は重賞2本立て。両レースとも穴狙い予想になっていますm(__)m。自信はあまりありません。

中山11R ステイヤーズS 芝3200m
 ◎ (11)カウディーリョ
 〇 (1)ディアスティマ
 ▲ (2)ユーキャンスマイル
 △ (13)アイアンバローズ
 △ (4)メロディ-レーン
 △ (7)シルヴァーソニック
 △ (9)ディバインフォース
 △ (3)マンオブスピリット

 ■穴馬は芝3000m級が未経験の前に行ける馬

 ステイヤーズSは、芝3600mの日本最長距離戦。天皇賞(春)などのGⅠではやや能力が足りない長距離馬にとって、最終目標となるのがGⅡのこのレースです。重要なのは芝3000m級の距離実績。過去10年の優勝馬10頭中8頭が、芝3000m以上で3着以内の実績がありました。

 該当馬は2012年のトウカイトリック、2013年、2014年のデスペラード、2016年、2017年のアルバート、2018年のリッジマン、2020年のオセアグレイト。その他、2着馬6頭、3着馬3頭が前記項目に該当しています。

 しかし、芝3000m級の実績がないにも関わらず、通用しているのはどのようなタイプかというと前へ行けるタイプです。昨年のこのレースでもアイアンバローズが逃げて2着、一昨年のポンテザールも2列目の外から3着に好走しています。これは中山開幕日で高速馬場でありながら前へ行ける馬が少なく、レースが超絶スローペースになっているからです。

 今回は昨年2月の阪神芝3200m戦・松籟S(3勝クラス)を逃げ切り勝ちした1番枠のディアスティマの逃げが濃厚の組み合わせ。同馬はこの距離に自信を持っているので、本来であればある程度はペースを引き上げたいところですが、長期故障明けの前走・京都大賞典ではかなりのスローペースの2番手外でも失速してしまっているので、そこまでペースを引き上げる意識になるかどうか? そんなこんなで今年も前からの一発を狙いたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (11)カウディーリョ

 昨夏の札幌日経賞では8番枠からまずまずのスタートを切って先行争いに加わったものの、最終的には前3頭を行かせて4番手を追走。2週目の3~4角で前との差を詰めて、4角では先頭の(1)ディアスティマに並びかけて直線。同馬との差はなかなか詰められなかったものの、それでも最後まで食らいついて1馬身差の2着。3着馬に3馬身差をつけたことを考えれば強い内容でした。またその次走の丹頂Sでも2番手から4角先頭に立つ競馬で、ボスジラを2着に降して勝利しています。

 本馬は昨年のこのレースで1番人気に支持されたように、ここでも実力上位なのは明らか。昨年のこのレース以降は、夏の激戦の疲れが祟って本来の調子を取り戻せず、前走のダイヤモンドSでは14着に大敗しました。しかし、前走はレース後に剥離骨折が判明しているだけに、度外視できるもの。今回はそこからの始動戦になりますが、危険な人気馬に推した昨年のステイヤーズS時よりは走れる状態にあるはずなので、ここは期待しました。

結論 馬連11-1,2,13,4,7,9,3 (16:10:10:4:4:4;2) 複勝11 (50)

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阪神11R チャレンジC 芝2000m 
 ◎ (5)ビーアストニッシド
 〇 (10)ソーヴァリアント
 ▲ (12)ヒンドゥタイムズ
 △ (2)ルビーカサブランカ
 △ (1)レッドベルオーブ

 ■阪神芝2000mはスローペースになりやすい

 この時期の阪神ではかつて鳴尾記念(別定戦)が行われていましたが、10年前にハンデ戦芝1800mのチャレンジCに変更。さらに5年前から別定の芝2000mへ変更。目まぐるしく施行条件が変わるこのレースは、何にチャレンジしているかわかりませんが、阪神芝1800mから阪神芝2000mに変ったことで、前からでも押し切りやすくなりました。

 阪神芝1800mは最初の3角までの距離が約665mとストレートが長く、隊列形成が長引くため、何が何でもハナへ行きたい馬は、3膜(4F目あたり)まで息を入れられません。目下5連勝で挑んだあの逃げ馬エイシンヒカリに土が付いたのも、阪神芝1800m時のチャレンジCです。

 しかし、阪神芝2000mは、スタート直後に坂を上って約365mで最初の1角を迎えます。芝1800mよりも最初のコーナーまでの距離が約半分。つまり、早い時点で隊列が形成され、ペースが落ちつきやすいということ。

 実際に過去5年ともスローペースで、2017年はサトノクロニカル、2018年はエアウインザーが先行策から押し切り、2019年はトリオンフが逃げて2着に粘っています。一昨年はレイパパレが4角先頭から押しきりV。昨年はマイネルフラップを行かせてその外2番手から同馬を煽り、最後の直線序盤で先頭に立ったソーヴァリアントの圧勝でした。

 今年も何が何でも逃げたい馬は不在。明確な逃げ馬は不在ですが、今年の阪神芝は昨年と違って高速状態が維持できている上にテンが速くない馬が多いので、今回もペースが上がらず、前からの押し切りが決まる可能性が高いと見ました。 

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)ビーアストニッシド

 昨春のスプリングSで1番枠から躓いたものの、すぐに立て直し、そこから促されてハナに立ち、逃げ切った馬。本馬は当時に記録した指数が自己最高指数で、極端な高速芝ではない状況下の1800m戦で、前からの押し切りを狙うのがベストです。

 近走は距離が長く、折り合う競馬をしているために本来の能力を出し切れませんが、今回はハナ主張も可能なメンバー構成。内に前走の毎日王冠で逃げた(1)レッドベルオーブが出走していますが、今回は福永騎手への手替わりになるので折り合う可能性もあり、仮に逃げたとしても、ビーアストニッシドが同馬の進路をカットするようにして逃げる可能性が高いと見ています。

 本馬は前走の菊花賞でブリンカー利き過ぎのセイウンハーデスのオーバーペースに巻き込まれて失速と厳しい流れを経験しているので、今回でのスタミナ強化も見込めます。今回はスプリングS時と比べると、相手が手強いですが、本馬も不適条件を使われている間に成長していると見て、中心視しました。



結論 馬連5-10,12,2,1 (20:10:10:10) 複勝5 (50)

2022年 クイーン賞の予想

JBCレディスクラシックの上位再戦ムードの一戦。JBCレディスクラシックは1~6着馬までが0.4秒差と小差。このことから展開や臨戦過程ひとつでいくらでも着順が入れ替わるでしょう。

船橋11R クイーン賞 ダ1800m
 ◎ (14)テリオスベル
 ○ (7)ショウナンナデシコ
 ▲ (1)グランブリッジ
 注 (8)レディオスター
 △ (2)リネンファッション
 △ (6)ホウオウピースフル

 ■有力馬の紹介

 ◎ (14)テリオスベル

 今夏のマーキュリーCで牡馬相手に2着と好走した馬。マーキュリーCは逃げ馬や砂を被りたくない馬が揃った一戦で2番枠。本馬はテンがそれほど速くないうえに砂を被りたくないという馬なので、中団やや後ろまで位置を下げ、外に出して1角へ。2角から徐々に位置を押し上げ、3角先頭の早めの競馬でクビ差2着に粘りました。

 その次ブリーダーズゴールドCも2番枠でしたが、このレースは逃げ馬が大逃げを打ったことで、馬群が縦長になり、離れた好位の内を追走した本馬は砂を被ぶらず、(1)グランブリッジに敗れたものの3着と上々の走りができました。

 その後のレディースプレリュード、JBCレディスクラシックの2戦もスタートが悪く、外から早めに動いていく競馬で小差の2着、6着に敗れたものの、大外14番枠、相手弱化のここはポジションが取りやすいはず。巻き返しを期待します。

 〇 (7)ショウナンナデシコ

 下級条件でラスト1F15秒0以上も時計を要すほどタフな馬場になった船橋のマリーンC、かしわ記念で逃げ、2番手で高指数を記録して優勝しているように、タフな馬場で持久力を生かしてこその馬。

 今秋のレディースプレリュード、JBCレディスクラシックの2戦で3着に敗れているように、時計が速くなると指数を下げる傾向がありますが、レディースプレリュードは外から◎テリオスベルに被されて、ダートが深い内を通したことも敗因のひとつ。

 またJBCレディスクラシックは2番枠から好位の内を追走したために、4角で包まれて直線序盤は進路がなく、タイミングを待って狭い内を突く不利がありました。このことから高速馬場はまるっとダメとは言えません。今開催の船橋も今週の砂の入れ替えて時計を要しており、それ自体は本馬にとって好材料ですが、トップハンデ57.5Kgを背負うとなると不安もあるので対抗評価としました。

 ▲ (1)グランブリッジ

 デビューから上昇一途で、1勝クラス、関東オークス、ブリーダーズゴールドCを3連勝した馬。休養明けで▲ショウナンナデシコと初めての手合わせとなった前走のJBCレディスクラシックでは同馬に先着。前走は9番枠から躓いて出遅れたものの、好位の外まで挽回し、終始好位の外を追走。3~4角ではやや置かれて位置を下げましたが、直線ではしぶとく伸びて勝ち馬ヴァレーデラルナにクビ差まで迫りました。

 本馬はスタミナ豊富で長く良い脚が使える馬。本質的には中距離よりも長距離向きでしょう。今回は前走と同距離の1800mでもちろん守備範囲の距離ではありますが、今回の不安は休養明け好走後の一戦で疲れが懸念されること。勢いある3歳馬でハンデも54Kgならば、あっさり突破する可能性もありますが、人気馬がもっとも取りこぼすのがこのタイミングなので、ここは狙い下げました。

 注 (8)レディオスター

 今春の東京プリンセス賞の3着馬。東京プリンセス賞は大井1800mの良馬場で前半4F49秒6-後半4F51秒3とかなりのハイペースでしたが、この流れを2番手からスピーディキックと0.2秒差。追い込み馬コスモポポラリタがクビ差の2着に迫ったように、レースが消耗戦になったために、次走の東京ダービーでは疲れが強く残り、10着大敗を喫しました。

 しかし、立て直された前々走のサルビアCでは、前2頭が競り合って後続を引き離して行く展開を離れた3番手を追走し、3角手前で逃げるレディオガガに並びかけ、4角で先頭。内のレディオガガもしぶとく抵抗し、レディオガガが前に出る場面もありましたが、最後はクビ差差し切って勝利しました。

 前々走は重馬場の川崎2000mで前半5F65秒3-後半3F68秒3のかなりのハイペースだったことを考えれば、スタミナが不足する休養明け&軽めの調整でありながら良く粘っていました。前走のロジータ記念はその反動で6着大敗。よほど疲れが出たのか、中間楽をさせた影響で馬体重も10Kg増でした。また1番枠で前の位置が取れず、自分の型の競馬ができていないので、ハンデ51Kgに恵まれたここで巻き返しがあっても不思議ありません。

 △ (2)リネンファッション

 昨夏のブリダーズゴールドCでは、マイペースで逃げてマルシロレーヌに半馬身差の2着に迫り、その次走のJBCレディスクラシックでは、出遅れを挽回し、サルサディオーネにプレッシャーをかけて行く競馬で3着に善戦した実力馬。その後不振となり、最近は前に行くこともできずに大敗の連続でしたが、前走の生田特別では逃げて勝ち馬と0.3秒差の4着と復調の兆し。本来の調子を取り戻せれば、ここも上位争いに加われるでしょう。

 △ (6)ホウオウピースフル

 時計の掛かる洋芝で行われた3走前の巴賞を勝利した馬。3走前は中団中目を追走し、3~4角で位置を押し上げながら外に出されると、4角2列目から最後の直線ではしぶとく伸び続けて勝利。本馬は時計の掛かる馬場やタイムの遅い決着を得意とする馬。高速馬場でタイムの速い決着だとテンに置かれて前に行けないものの、本質的には前に行ってしぶとさを生かしたいタイプだけに、ダートさえこなせれば、2015年のディアマイダーリンのような好走があっても不思議ないでしょう。

結論 馬複14-7,1,8,2,6(26:14:6:2:2) 複勝14 (50)

2022年 ジャパンC&京阪杯予想

本日は重賞2本立て✨ ジャパンCは例年よりも高速馬場の東京に、外国馬がどこまで対応できるかになるでしょう。

本日2番 東京12R ジャパンC 芝2400m
 ◎ (15)シャフリヤール
 〇 (1)シムカミル
 ▲ (14)ダノンベルーガ
 注 (2)オネスト
 △ (3)ヴェルトライゼンデ
 △ (8)デアリングタクト
 △ (11)カラテ
 △ (18)ボッケリーニ

 ■意外と内差しが決まる

 秋の東京開催最終日に行われるジャパンCは、「そろそろ外差しが決まるのではないか?」と思われながらも、意外と内~中目の差しが決まることが多いです。実際に過去5年で1枠の馬が3勝2着2回と好走しています。2週前からCコースに替わることで、内がそこまで悪くないというのもありますが、近年のジャパンCはスローペースの後半勝負。3~4角で外を回ってロスを作ると不利なことも影響しているようです。

 今年も逃げ馬の出走がユニコーンライオン1頭のみ(仏国のシムカミルの本質は折り合いたいタイプ)で、スローペースが濃厚の組み合わせ。今週末は晴れ予報でもあるだけに、外よりも内有利の想定で予想を組み立てたいもの。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (15)シャフリヤール
 
 昨年のダービー馬であり、秋のジャパンCでも3着と好走した素質馬。昨秋のジャパンCは4番枠から好発を切ると、外の馬を行かせて2列目の最内を追走。1角で進路が狭くなりバランスを崩して内ラチに激突、そこで3列目に下がり、向正面は3列目の中目を追走。3角手前でキセキが先頭に立って、一気に差を広げにかかりましたが、ここでは動かず、4角で動き2列目のオーソリティの直後に付けました。

 ここで外からコントレイルに蓋をされ、直線ではオーソリティとの間に挟まれ怯む場面もありましたが、コントレイル、オーソリティに次ぐ3着に善戦しました。昨秋のジャパンCはコントレイルが自己最高指数で優勝しましたが、そこで同馬と0.5秒差なら上々。スムーズな競馬が出来ていれば、もっと差を詰められていたでしょう。

 本馬は今春のドバイシーマクラシックを優勝。ゲート8番から好発を切ってそこからコントロールしながら、序盤はオーソリティとのハナ争いになりましたが、最終的に2列目の最内に収まりました。最後の直線でひとつ外に出されると、ラスト200mでしぶとく抵抗するオーソリティを競り落とし、ラスト100mで抜け出して完勝。自己最高指数を記録する強い内容でした。

 このレースはそれまで逃げる競馬を経験していなかったオーソリティが逃げて2着に善戦したように、ややスローペースではありました。しかし、時計の掛かる芝だったことを考えれば、前から押し切るのはけっして楽ではなかったはず。

 本馬はドバイシーマクラシックで2列目からの競馬で結果を出したことで、以前よりも勝ちにいく競馬をすることが多くなりました。前々走のプリンスオブウェールズSも2番手からの競馬、前走の天皇賞(秋)も8番枠からひとつ外のジャックドールが内に切れ込んできたため、3列目からの競馬となりましたが、2列目を狙おうとしていました。

 これにより最初の2角ではジャックドール直後の外を回ることになり、3~4角でも中団の外々からの競馬。4角ではジャックドールを見ながら離れた4列目となりました。最後の直線では伸びあぐねて5着に敗れましたが、序盤で先行争いに加わらずに中団の内目を上手く立ち回れていれば、また違う結果になったと見ています。

 もちろん、前走は休養明けの影響もあったはず。今回は内~中差し傾向の強いジャパンCで15番枠。この枠だとまた好位の外々からの競馬となる可能性もありますが、ひと叩きされて前進が見込めることや、前走時よりも相手が楽になったことを考えると有力でしょう。

 〇 (1)シムカミル

 前々走のパリ大賞典は前半3F63秒41-後半4F59秒02(日本の計測方法だと、前半が約1.0秒速い)の超スローペース。ゲート1番からまずまずのスタートを切って、コントロールしながら楽に主導権を握ると、道中も変わらず先頭。3角の下りでじわっとペースを引き上げ、フォルスストレートでは後続の仕掛けを待って直線。ラスト300mくらいで外から一気に(2)オネストに交わされましたが、ラスト200mで盛り返して0.1秒差の2着。

 前走のニエル賞は、ゲート3番からまずまずのスタートを切ったものの、ひとつ外枠の馬がトップスタートを切ってハナを主張していくので、それを行かせて2列目の内に収めました。ここはペースがパリ大賞典ほど遅くはありませんが、しっかり折り合って3角。
前が少し離して2列目の外の馬が動いたことで3列目になりましたが、そこでは我慢してフォルスストレートでじわっと前の馬との差を詰めていく形。直線序盤で早々と先頭に立つと最後までしぶとく伸び、外から迫るラッソーを3/4差で振り切って優勝しました。

 本馬は欧州馬としてテンのスピードがあるので、今回のメンバーならば2列目、悪くても3列目の内を狙えるはず。また本馬は直線で抜け出すとソラを使う面があり、スピードの違いで逃げ馬をやっているだけで気性は差し馬。それだけに今回ユニコーンラインを見ながら、内枠の利を生かしたレースが出来るのも好材料でしょう。

 ▲ (14)ダノンベルーガ

 デビュー2戦目で共同通信杯を優勝し、続く皐月賞、日本ダービーでも4着に善戦した素質馬。皐月賞では1番枠からまずまずのスタートを切って好位のやや後ろ、道中も前の馬との距離を保って追走。3角で前の馬との距離を詰め、4角で3列目から狭い最内を突き2列目まで押し上げて直線に入りました。

 直線序盤ではひとつ外に出し先頭のアスクビクターモアに内から並びかけ、同馬を競り落としたものの外から差されて4着。皐月賞当日は馬場の内が悪化していたことから(逃げたアスクビクターモアが5着を死守しているように、致命的ではなかった)、不利な競馬を強いられたと見られ、日本ダービーではまさかの1番人気に支持されましたが、ここでも4着に敗れました。

 日本ダービーはデシエルトが逃げて緩みない流れだったことを考えると、中団馬群の中目という位置は悪くありませんでした。しかし、本馬マークで乗ったドウデュースや出遅れて後方3番手からの競馬となったイクイノックスに差される形。展開は上位2頭に向きましたが、それらに2馬身離され、2列目でレースを進めたアスクビクターモアを交わせなかった点は、やや疑問の残る内容でした。

 しかし、やはり素質馬。休養明けとなった前走の天皇賞(秋)では成長を見せ3着に好走。ラスト1Fで逃げたパンサラッサとは勝ったイクイノックスは10馬身、本馬は8~9馬身差はありましたが、そこから一気に差を詰めてパンサラッサとクビ差の3着。こういう派手なレースをすると、差した2頭が強いと思われがちですが、前から大きく離れた中団中目で脚をタメたことでイクイノックスに次ぐ、上がり3Fタイムを引き出せたことが大きいのも事実。

 今回は逃げ馬がユニコーンライオンのみのメンバー構成。そうなるとペースが上がりにくいでしょう。勝つことを意識した場合はある程度は動いて位置を取りに行く必要があり、その場合は前走のような決め手を使えない危うさはあります。しかし、今回は◎シャフリヤールのひとつ内枠に入ったことで、同馬をマークして乗れる優位性があり、そういう競馬ならある程度は脚がタメられるはず。末脚を生かせれば崩れにくい馬なので、3番手評価としました。

 注 (2)オネスト

 国外遠征となった前々走の愛チャンピオンSでは2着と好走し、国際級の能力の持ち主であることを証明した3歳馬。前々走は重馬場で前半5F70秒47-後半5F61秒26とペースが上がらない中、4番枠から出遅れて最後方からの競馬。そこから一列上げて後方2列目の内目を追走。道中は前にスペースを作って追走していましたが、3~4角で3列目辺りまで上がって直線へ。

 序盤で先頭列に並びかけ、早めに抜け出したところで外から上がってきたルクセンブルグとのマッチレースになりました。最後にルクセンブルグに半馬身ほど前に出られての2着でしたが、仏ダービー馬ヴァデニに1馬身1/4差つけたことは十分に褒められる内容でした。

 前走の凱旋門賞では愛チャンピオンSで2着好走の疲れもあったようで10着と大敗。今回はそこからの臨戦となります。ジャパンCで好走する海外馬の共通項は、前走で力を出し切らず、余力を残して来日しているかどうか。これが最大のポイントで、凱旋門賞勝ち馬は何度も馬群に沈んできました。

 一方で好走しているのはファルブラヴ、ポリシーメイカーなどの凱旋門賞大敗組。日本馬でも前走凱旋門賞大敗のジャスタウェイ、ヴィクトワールピサが次走で巻き返し、好走しています。このようにもともと能力が高く、前走の凱旋門賞で力を出し切れなかった馬は巻き返しが期待できます。

 本馬の能力は申し分なく、ここに向けてのステップも好材料。ただ近走出遅れが続いているようにゲートが甘い点が不安。仏国や愛国でも出遅れテンに置かれるとなると、日本の高速馬場で今回のメンバーだと、スローペースでも後方からの競馬になってしまう可能性が高いです。それでも対欧州馬なら抜群の決め手を見せているだけに、日本の馬場に対応できれば一発ありそうです。

 △ (3)ヴェルトライゼンテ

 3歳時はコントレイルのライバルとして活躍し、古馬初対戦となった前々走のAJCCでは、2着と好走した馬。3走前は不良馬場でラスト1Fが13秒3と大きく減速したように、消耗度の高いレース。中団馬群の中目でレースを進めた本馬は展開に恵まれた面はありますが、アリストテレスに半馬身差まで迫った内容は上々でした。

 AJCCが消耗度の高いレースになってしまったために、優勝馬アリストテレスや3着馬のラストドラフトはその後が不振。本場自身もその後に屈腱炎を発症してしまいました。しかし、前々走の鳴尾記念では屈腱炎を克服しての優勝しました。

 前々走は3走前から一転して超高速馬場でかなりのスローペースになりましたが、好位直後の最内を立ち回り、4角出口で外に出されると、直線序盤で馬群を捌いて一気に先頭に立っての完勝でした。前々走は前半でいつもより前の位置でレースを進めたために最後に甘さを見せましたが、後のエリザベス女王杯の覇者ジェラルリーナの追撃を半馬身しのいだことを考えれば上々です。前走のオールカマーはどの反動で7着に敗れましたが、ここで巻き返しがあっても不思議ないでしょう。

 △ (8)デアリングタクト

 一昨年に牝馬三冠を史上初の無敗で達成し、伝説のジャパンCではアーモンドアイ、コントレイルに続いて3着と好走した馬。ジャパンCはキセキの大逃げで前半5F57秒9-後半5F61秒8の超絶ハイペース。本馬は中団馬群の中目を追走し、アーモンドアイを意識して動いたことで展開に恵まれ、自己最高指数を記録しました。

 ジャパンCでは最後の直線で内にモタれていたことから、能力を相当に出し切っており、その後は疲れが出て休養。復帰してからも本来の走りを見せられていませんでした。さらに昨年の宝塚記念出走前に繋靭帯炎を発症し、1年1ヵ月にも及ぶ長期休養を余儀なくされました。

 復帰緒戦のヴィクトリアマイルでは6着に敗れましたが、ひと叩きされた前々走の宝塚記念では3着と復活。ただし、このレースはパンサラッサがタイトルホルダーのハナを叩いて前半5F57秒6-後半5F60秒0のかなりのハイペースで逃げたことで、中団の外で1番人気のエフフォーリアをマークして乗っていた本馬は展開に恵まれました。

 休養明けの前々走オールカマーでは6着に敗れましたが、同レースは内を立ち回った1~3番枠の馬が上位を独占し、逃げたバビットが4着に好走しているように、内と前が圧倒的に有利な馬場&展開。後方外々からの競馬になったのが主な敗因でしょう。

 一方、前走のエリザベス女王杯は、2着同着のウインマリリンこそ好位の外目を追走したものの、馬番11番より外枠の馬が掲示板を独占したように、外差し有利の馬場&展開でした。本馬は序盤は好位直後の中目を追走したものの、4角ではスタニングローズと接触して位置を下げ、そこから立て直しての6着と、ここでも不利なレースをしているだけに、今回での巻き返しがあっても不思議なさそうです。

 △ (11)カラテ

 折り合い難で芝の中距離路線で低迷していた時期が長かったものの、芝マイル戦を使われるようになると折り合いもつくようになり本格化した馬。昨年1月の3勝クラス若潮Sでオープン級の指数を記録し、その次走で東京新聞杯も優勝して重賞ウイナーとなりました。

 今年に入ってから再び距離を延ばし、中山記念を使われるとそこではパンサラッサの2着。前々走の新潟記念はトップハンデ57.5Kgながら好位直後辺りの中目で流れに乗り、ラスト300m付近ですっと抜け出して先頭に立つと、そのまま押し切って優勝しました。本馬は中距離でも折り合いがつくようになったことが、上昇に繋がったと言えます。

 前走の天皇賞(秋)も2番枠からコントロールしながら好位を狙ったものの、外の馬が内に切れ込んできたことや、前のマリアエレーナが不利を受けて下がったことで、中団の最内を追走する形になりました。最後の直線ではジリジリ伸びて6着と悪い内容ではなく、本馬は一連の成績からもマイルよりも中距離のほうがいいでしょう。

 今年の1月からレースを順調に使われ続けているだけに、ここで大きな上昇は期待しにくいですが、前走でキレ負けしていた辺りから、これくらいの距離での先行策というのはベスト条件でしょう。

 △ (18)ボッケリーニ

 3走前の日経賞では、タイトルボルダーにクビ差2着まで迫った馬。3走前はタイトルボルダーがゆったりと逃げたために、前半5F63秒6-後半5F59秒0の超絶スローペース。6番枠から楽に2列目の最内に収め、タイトルホルダーを目標に動いたことが噛み合っての好走でした。

 前走の目黒記念も2番枠から好発を切って、外からハナを主張するバジオウに行かせて3列目の最内を追走。3~4角で前との差をつめて4角では2列目の最内。ここでも前半3F62秒5-後半58秒3の超絶スローペースになったことで、3走前同様に本馬が得意とするパターンでの優勝でした。

 また休養明けの前走・京都大賞典も前半5F60秒7-後半58秒2とそこまでペースが上がらず、2番枠から好発を切って3列目の最内を追走し、最後の直線で外に出してラスト1Fで先頭。そのまま押し切りを図ろうとしたところを、外からヴェラアズールに一気に差されたものの、まずまず噛み合った展開でした。

 今回は大外18番枠に入りましたが、2列目、3列目の外は狙えるでしょう。今回もペースが上がらない可能性が高いので、前で流れに乗っての一発を警戒しました。

結論 馬連15-1,14,2,3,8,11,18 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝15 (50)

本日1番 阪神12R 京阪杯 芝1200m
 ◎ (10)サンライズオネスト
 〇 (16)ビアンフェ
 ▲ (12)ヴァトレニ
 △ (11)タイセイビジョン
 △ (13)ジュビリーヘッド
 △ (5)テイエムスパーダ
 △ (7)ファストフォース

 ■ハイペース必至の条件設定

 京阪杯は2014年から内回りの京都芝1200mで行われていましたが、2020年以降は内回りの阪神芝1200m戦で行われています。内回りの京都芝1200mは、スタートしてすぐに3角の坂を上がって行くコースで前半ペースが上がりにくく、逃げ、先行馬の活躍が目立ちました。しかし、内回りの阪神芝1200mとなると、しばらく平坦から、3角の坂をゆっくりと下って行くコースなので、京都と比べると逃げ、先行馬は楽ではありません。

 今週からのBコース使用で馬場が高速化し、内からでも粘れるようになってはいるものの、今回はテイエムスパーダ、ファストフォース、さらに外から追い上げるビアンフェと前に行きたい馬が揃った一戦。ヴァレニやキルロードも前に行きたいタイプだけに、ハイペースは必至でしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (10)サンライズオネスト

 前々走のセントウルスSでは休養明けながら3着したように、力をつけている馬。ブリンカー着用で挑んだ前走のオパールSは、9番枠からやや出遅れたものの、そこから挽回して好位の外。3~4角でそのまま2列目の外まで位置を押し上げ、4角では単独2番手。逃げ馬エレナアヴァンティとの差は容易に詰められませんでしたが、ラスト1Fでようやく競り落として2着。外から(14)トウシンマカオにあっさりと交わされましたが、前半から脚を使って逃げ馬を捕らえに行っての2着は強い内容でした。

 今回はブリンカーを外しての出走。今回は前走時よりも前半からペースが上がることが予想されるだけに、ここは自然と差す形になるはず。前走で負荷をかけたことは二の脚強化や持久力強化に繋がることが多く、さらにここで展開にも恵まれるとなれば有力でしょう。

 ○ (16)ビアンフェ

 昨年のオーシャンSは去勢明けで前半3F33秒7のハイペースで逃げて3着、次走の函館スプリントSは14番枠からやや出遅れたものの前半3F32秒8-後半3F34秒8で逃げ切って初重賞制覇を達成しました。前記の函館スプリントSは超高速馬場を加味しても、かなりのハイペースで見事な逃げ切りでした。

 その後はテンの速い馬がいて、それらと競り合う形で苦戦していましたが、14番枠だった前々走のオーシャンSでは、内枠の馬の出方を窺いながらハナを主張しての3着。本馬は逃げにこだわるタイプと言うよりも揉まれない競馬をすることが好走条件の馬。二の脚が速いタイプではないことから今回の大外16番枠は、中途半端な内枠よりも好ましいでしょう。前走の函館スプリントSは外から早めに上がってこられて気性の脆さを見せましたが、立て直されての今回は変わり身に期待します。

 ▲ (12)ヴァトレニ

 初めての芝1200m戦となった3走前のオープン・青函Sで勝利した馬。3走前は14番枠からまずまずのスタートを切って、二の脚の速さでスッと先頭に立ち、内からハナを主張するマイネルアルケミーを行かせて、同馬の外からプレッシャーをかけていく形。3~4角でもマイネルアルケミーを煽りながら、4角出口で並びかけるとラスト1Fではもう先頭。そこから後続をグングン引き離しての完勝でした。

 本馬は近2走では逃げていますが、3走前のように控える競馬もできることが強みの馬。前走のスワンSは前々走から距離延長に加え、外差し馬場を2番枠からハナを主張したことで、次々とプレッシャーをかけにこられて苦しい競馬になりましたが、芝1200mならば多少厳しい流れになっても控えられる強みを生かして巻き返せるでしょう。

 △ (11)タイセイビジョン

 3走前のCBC賞2着、前々走の北九州記念2着の実績馬。本馬は二の脚が遅く、後方からの競馬となるのが常の馬ですが、近2走とも(5)テイエムスパーダが逃げてレースをかなりペースを引き上げたことで展開に恵まれました。

 前走のスプリンターズSも2~3走前同様にテイエムスパーダがペースを引き上げ、本馬向きの展開になったものの末脚不発で13着に凡退。敗因を探すならば、超絶高速馬場だった2~3走前と比べると、格段と重たい馬場だったからでしょう。もちろん、疲れもあったと見ています。今回は前走時と比べると高速馬場。1分07秒台後半くらいの決着になる可能性が高いだけに、警戒しました。

 △ (13)ジュビリーヘッド

 昨年暮れの3勝クラス・ファイナルSで2着すると、そこから前走のキーンランドSまで3着以内と崩れることなく、安定した走りを見せていた馬。6月の函館スプリントS2着、青函Sでも2着だったように充実していましたが、その強豪軍が祟って前走のキーンランドCでは7着に敗れました。

 今回はそこから立て直されての一戦。本馬も△タイセイビジョンほど後半型の馬ではないにせよ、先行馬から差し馬に転じて展開に嵌めることで上昇した馬。ここも展開を味方に上位争いに加われる可能性があります。

 △ (5)テイエムスパーダ

 3走前のCBC賞では、5番枠から五分のスタートを切ってハナを主張し、3馬身半差の逃亡劇。当日はコンクリート馬場だったこともあり、1分5秒8のレコードタイムで初重賞制覇を達成しました。当時の斤量は48Kg。斤量減はダッシュ力、瞬発力などの加速力に最も大きなプラス影響を与えるだけに、超絶高速馬場のスプリント戦では48kgは圧倒的に有利だったことは確かです。しかし、CBC賞で本馬が記録した指数は、破格のものでした。

 前々走北九州記念はCBC賞で爆走した直後の一戦で、今村騎手が乗っていなかったことからも、体調面がベストではなかったはず。また当日は7~9レースは稍重。メインの北九州記念は回復しての良馬場発表だったものの、前半3F33秒8のハイペースで逃げており、そこを考えれば7着と言っても良い内容でした。

 前走は1番枠から出遅れ。そこから外からハナに立った(7)ファストフォースに並びかけ、競って行く形。これにより前半3F32秒7-後半3F35秒1の超ハイペースになりました。前走のように出遅れることなく、楽にハナを主張し、ファストフォースと共存を図れればここもチャンスがあるでしょう、

 △ (7)ファストフォース

 レコード連発のコンクリート馬場で行われた昨夏のCBC賞で初重賞制覇を達成した馬。当時はピクシーナイトがトップスタートを切り、逃げる勢いでしたが、3番枠からやや出遅れたものの押して押してハナを主張し先手を奪った本馬。そこからペースを緩めず最短距離を通り、直線序盤でリードを広げての完勝でした。

 本馬はテンがそれほど速くないものの、前に行ってこその馬。昨夏のCBC賞では初まてのブリンカー着用で、それまで以上に行きっぷりが良かったもの。そこからコーナーをロスなく立ち回り、3~4角で外枠の差し馬が外を回らされたのが勝因の一つ。それが自己最高指数の記録に繋がりました。

 本馬は昨年のこのレースでも時計の掛かる馬場を1番枠から逃げて3着。その後、しばらくスランプでしたが、前走のセントウルSでは前半3F32秒2のハイペースで逃げるシャンデリアムーンに競りかけ、同馬を競り落として2着を死守。前走のスプリンターズSはその疲れや△テイエムスパーダに競り掛けられたこともあって、10着に失速しました。しかし、高い能力の持ち主であることは確かで、テイエムスパーダに過剰に競り掛けることがなければチャンスがあるでしょう。

 1番人気馬 (14)トウシンマカオ

 前走のオーパールSは外差し有利の展開に恵まれ、自己最高指数を記録しての勝利。今回も展開に恵まれる可能性は高いものの、疲れが心配で狙い下げました。

結論 馬連10-16,12,11,13,5,7 (10:10:10:10:5:5) 複勝10 (50)

2022年 京都2歳Sの予想

こんにちは(^▽^)/ ここは穴馬が見当たらないので、手堅くいきます。

本日1番 阪神11R 京都2歳S 芝2000m

 ◎ (6)グランヴィノス
 〇 (2)シュタールヴィント
 ▲ (13)ナイトキャッスル
 注 (11)アイルシャイン
 △ (5)エゾダイモン
 △ (7)グリューネグリーン
 △ (8)スマラグドス

■有力馬の紹介
 
 ◎ (6)グランヴィノス

 大活躍をしたシュヴァルグラン、ヴィルシーナ、ヴィブロスの半弟で新馬戦では断然の1番人気に支持された馬。レースは5番枠からまずまずのスタートを決め、そのまま中団やや後方に控える形。向正面半ばでやや位置を上げ、3~4角の外からさらに前との差を詰め、4角では好位の外まで上がると、直線では良い脚で伸び、ラスト1Fで鮮やかに抜け出して完勝しました。

 前走時は簡単には前を捕まえられなかったが、それもそのはず、2着馬は次走の未勝利戦を好指数で圧勝したセレンディピティ、3着もここに出走のティムールです。

 実際にラスト2Fは11秒2-11秒2と減速しておらず、当日が稍重の芝2000mだったことを考えると、素晴らしい数字です。本場も無事なら兄、姉たちのようにGⅠの舞台で高いだけに、ここは中心視しました。

 ○ (2)シュタールヴィント

 母は桜花賞馬マルセリーナ。半兄に重賞レースで大活躍中のラストドラフト、ヒートオンビートがいる超良血馬で、新馬戦では1番人気に支持された馬。レースは4番枠からスタートでモタつき、外の馬と接触し中団待機策。3~4角の中目で包まれ、直線序盤では完全に進路がなく、後方2番手まで下がって、大外に持ちだすロスがあったため、結局前には届かず4着に敗れました。

 しかし、デビュー2戦目の前走は6番枠から好発を決め、2番手を追走。最後の直線では逃げ馬を早めに交わして先頭に立ち、そこから後続を引き離して2着馬に3馬身差をつけての勝利ととても強い内容。ほぼ満点のレースぶりでした。

 ラスト2Fは11秒2-11秒4とやや減速はしたものの、悪くありません。新馬戦でロスがあり能力を出し切れなかったことも、キャリアの若い時点で無理をしなかったことになるだけに、将来を考えれば成長の芽を摘まず、今後は順調な成長が期待できます。本馬も兄たち同様に、重賞戦線で活躍していくと見て、対抗評価としました。

 ▲ (13)ナイトキャッスル

 ダートの新馬戦では標準レベルの指数で勝利。新馬戦は特に目立つものはありませんでしたが、デビュー2戦目より芝路線に転向して上昇。前走のオープン萩Sでは、1番枠からまずまずのスタートを切って、速い二の脚で先行争いに加わって行きましたが、最終的に外のスズカダブルを行かせて2列目の最内を追走。

 ペースが上がった3~4角では最内ながらやや置かれて3番手に後退しましたが、直線序盤で追い出されると、ジリジリ伸びて早め先頭に立ったトップナイフの2着。同馬には2馬身離されましたが、萩Sの決着指数が先に行われた札幌2歳SやサウジアラビアロイヤルCと同等なものだったことを考えると、上々でした。

 ただ萩Sはかなりのスローペースで前有利な流れだったことを考えると、展開に乗じて指数を前々走から大幅に上昇させたトップナイフは今回で疲れが残ることが懸念され、本馬に逆転の可能性を見出しました。今回は前走時よりも馬場が悪化したことやペースが上がることで、本馬が置かれずに追走できるのも好材料でしょう。

 注 (11)アイルシャイン

 新馬戦では1番人気に支持された本馬。2番枠から出遅れたたものの、すぐに行き脚がつき前に突っ込むように後方馬群の内を追走。3~4角で外に出し、前を捕らえに行ったものの、4角で2着馬に寄られ手綱を引く致命的なロス。普通なら大敗するところでしたが、直線では外から長く良い脚を使い、差しきり勝ちを決めました。

 ラスト2Fは11秒0-11秒4。そこまで良い指数決着の一戦だったとは言えませんが、大きな不利を受けながらそれをクリアし勝利したことは価値がありません。新馬戦でこの手のレースぶりだった馬は指数が平凡でも次走で大きく上昇することがあるので、要警戒です。

 △ (5)エゾダイモン

 6月東京のノッキングポイントが勝利した新馬戦で4着でしたが、前走N未勝利戦では前走で2着している馬が2頭、3着している馬が2頭となかなか良いメンバーが揃ったなか、勝利を決めました。

 本馬は4番枠からまずまずのスタートを切り2列目の最内を追走。逃げ馬の直後で行きたがる場面もありましたが、鞍上がなだめるとすぐに折り合いがつき、最後の直線に向くまでじっと我慢。最後の直線では前がやや狭いと見ると、前のトーホウガレオンの後ろを通ってその外へ。そこからは前を行く馬を目標にしっかりと差し切りました。

 本馬はレースセンスが良く、指数も9月の未勝利クラスとしてはなかなか優秀でした、半兄に国際的な名馬グローリーヴェイズがいる良血馬だけに、兄同様に使われながらの成長が期待できるでしょう。

 △ (7)グリューネグリーン

 秋の東京開幕週のミッキーカプチーノが勝利した新馬戦では、4着馬に5馬身差をつけての3着と善戦し、まずまず良い指数を記録していた馬。今回はデビュー2戦目。2番枠から好発を切って、トップスタートを決めたエエヤンに内から抵抗していく形。ところが本馬がエエヤンに競りかけたことで、同馬が引っ掛かってコントロールしきれなくなり、5F通過57秒9の明確なハイペースとなりました。

 本馬は控え、離れた2番手で折り合う競馬。最後の直線では内にモタれる場面がありましたが、そこから立て直し、逃げるエエヤンをラスト1F地点で交わして先頭に立つと、そのまま突き放して快勝しました。2着馬に2馬身半差、3着に6馬身差をつけ、1クラス上でも通用する好指数を記録しての勝利でした。

 ラスト2Fは12秒7-12秒5と減速しておらず、良い内容、良い指数での勝利と言えます。ただ前走は逃げ馬が飛ばしてハイペースとなったことで、能力を無理やり引き出されてしまった感があります。前走の疲れが多少懸念されるだけに、ここは割り引きました。

 △ (8)スマラグドス

 新馬戦では7番枠から好スタートを決めて2列目の外で流れに乗り、3角で外を回って前を負かしに行く強気な競馬。4角でさらに外を回り、直線を入るとグンとフットワークの回転が上がり、前を捕らえて先頭。そこから脚色は衰えることなく、2着馬に1馬身1/4差で勝利しました。

 ラスト2Fは11秒4-11秒6。最後の減速度合いは少なく、悪くありません。上がり3Fタイムの34秒9は、この日の中山芝では古馬のレースを含めて2位タイとなる優秀なものでした。最後の直線で一瞬見せたフットワークの回転上昇には非凡なものを感じたのですが、案の定、この中間の動きが良くなっているだけに、相手強化のここでも一考しました。

結論 馬連6-2,13,11,5,7,8 (15:10:10:5:5:5) 複勝6 (50)

2022年 兵庫ジュニアGPの予想

トレドが断然の1番人気ですが、ここは攻めます(-_☆)キラーン

園田7R 兵庫ジュニアGP ダ1400m
 ◎ (2)スペシャルエックス
 〇 (11)トレド
 ▲ (3)オマツリオトコ
 △ (7)マルカラビッド
 △ (9)エコロアイ

 ■有力馬の紹介

 ◎ (2)スペシャルエックス

 6月に門別でデビューし、3連勝した馬。前走の鎌倉記念は、若武者賞を6馬身差で圧勝したヒーローコールに敗れましたが、終始同馬に突っつかれ、前半3F36秒4-後半4F40秒0(ラスト1F13秒9)の消耗戦を逃げて2着と好走。普通なら失速パターンですが、距離延長も克服しました。

 このレースは小回りの園田1400m戦で、前が有利になりやすいレース。2016年のローズジュレップ(1着)、2021年のプライルード(3着)など、前走の地方馬限定重賞で逃げて好走した馬が活躍していることから、本馬の一発があっても不思議ないでしょう。

 ○ (11)トレド

 新馬戦では逃げて6馬身差で圧勝した馬。ラスト2Fは12秒4-12秒4と減速せず、走破タイム、指数ともに優秀で非の打ちどころのない内容でした。そして前走にプラタナス賞では、大外8番枠から五分のスタートを切り、二の脚で逃げ馬の外2番手まで上がって折り合う理想的な競馬。最後の直線では早めに先頭に立ち、そこから後続馬を突き放して7馬身差の圧勝でした。

 前走で記録した指数は古馬2勝クラスの水準を超え、3勝クラスでも相手次第では好勝負になるレベル。前走同様の走りが出来ればここも勝てますが、そのレベルまで走ってしまうと疲れも気になるところで対抗評価としました。

 ▲ (3)オマツリオトコ

 新馬戦と前走のヤマボウシ賞を勝利し、ダートでは2戦2勝の馬。ダ1000mの新馬戦は出遅れ&二の脚も付かず、位置取りが悪くなりましたが、外を回りながら位置を少しずつ上げ、4角で外から一気に前を飲み込み、最後は流す余裕を見せながらの5馬身差の圧勝でした。

 休養明けの前走ヤマボウシ賞では、初めて五分のスタートを決めたものの、前3頭から離れた中団の最内を追走。ラスト1Fで外に出されると、そこからグングン伸びて勝利しました。本馬は能力面ではここでも見劣りませんが、エンジンの掛かりが遅く、本質的に1400mでは距離が短いのも確か。

 またかなり時計の掛かる芝だったとはいえ、前々走の函館2歳Sでメンバー最速の上がりで追い込み、3着に善戦しているように、個人的には芝向きのを感じているので、3番手評価としました。

 △ (7)マルカラビッド、(9)エコロアイ

 一昨年のエーデルワイス賞の2着馬ヒストリックノヴァがこのレースで6着に敗れているように、このレースはエーデルワイス賞の上位馬が苦戦の舞台。苦戦することが多いのはシンプルにレベルの問題もありますが、レースが消耗戦になることが多いのも理由です。一昨年のエーデルワイス賞の覇者スピーディキックが唯一馬券圏外に敗れたのも次走のJBC2歳優駿でした。

 ただし、今年は前半3F35秒4-後半3F38秒3と例年と比べると、前半ペースが遅く(一昨年は前半3F33秒9)、そこまで消耗戦になっていないことから、ダメージが少ないと見て買い目に加えました。2頭ともダートのキャリアが2戦と浅いだけに、成長力で相手強化のここでも突破する可能性があります。

結論 馬複2-11,3,7,9 (22:14:2:2) 複勝2 (50)

2022年 浦和記念の予想

本日の予想は穴馬が本命でまずまず。明日も兵庫ジュニアグランプリがありますので、よろしくお願いしますm(__)m

浦和10R 浦和記念 ダ2000m
 ◎ (7)スワーヴアラミス
 〇 (2)ラーゴム
 ▲ (4)ケイアイパープル
 △ (1)タービランス
 △ (6)クリノドラゴン
 △ (9)タイセイドレフォン
 △ (10)ランリョウオー

 ■有力馬の紹介

 ◎ (7)スワーヴアラミス

 今年2月にGⅡの東海Sを優勝した馬。当時は逃げ宣言していたイッツクールのハナを(5)アオイライトが叩いたために、途中からイッツクールが上がって競り合う形。このため前半4F48秒4-後半4F50秒7のかなりのハイペースとなり、前が崩れたもの。つまり、5番枠からやや出遅れ、中団中目を追走し、3角で外からブルベアイリーデに蓋をされ、ここでも動けずにワンテンポ待って外に出して動いた本馬は展開に恵まれました。

 本馬は2020年のマーチS、昨年のエルムS、そして今年の東海Sとこれまでに重賞で3勝を挙げているように、ここでは上位クラスの実力馬であるのは明らか。その後はやや下降線でしたが、南関東移籍初戦の前走、富士見オープンでは快勝。再上昇ムードです。その上で今回もアオイライトが逃げる展開となれば、馬場が軽くともそれなりには恵まれると見て中心視しました。

 〇 (2)ラーゴム

 ダート2戦目の3走前、吾妻小富士Sでは8番枠からゲートも二の脚もそれほど速くはなかったものの、じわじわ上がって1角で2番手に進出。そこから逃げ馬に並びかけてプレッシャーをかけていく競馬で見事に勝利を収めました。本馬は古馬混合になってからもリステッドのアンドロメダS勝ちの実績がありますが、現時点ではダートのほうがより良い馬です。

 前々走のプロキオンSは12着敗退。当日は超絶高速馬場で大外16番枠。速い時計が求められた中で、終始好位の直後からコーナーの外を回る競馬で距離損の多い競馬になってしまったことと、3~4角で外から被され、直線序盤まで進路を確保することが出来なかったのが敗因でしょう。

 休養明けの前走・白山大賞典は9番枠から五分のスタートを切ったものの、かなり押して好位の中目を追走。ハクサンアマゾネスにメイショウカズサが競りかけ、2周目の向正面で(4)ケイアイパープルが捲って先頭と流れが速くなった中で、ケイアイパープルの仕掛けを追い駆けての2着は好内容でした。トップスピードを持続できる馬なので、距離もこれくらいあったほうがいいでしょう。

 ▲ (4)ケイアイパープル

 揉まれ弱い馬でありながらテンのスピードが速くないという弱点はありますが、豊富なスタミナの持ち主で早め先頭から押し切れるのが強みの馬。今年2月の佐賀記念で初重賞制覇を果たすと、その次走の名古屋大賞典でも接戦の2着。そして3走前の平安Sでも3番枠から押して押して出鞭も入れて2列目の外を追走し、3~4角で前2頭に並びかけ、ラスト1Fで先頭に立ったところで、外からテーオーケインズに突き抜けられましたが2着を死守しました。

 3走前はかなり強い内容でしたが、逃げ馬揃いの4走前アンタレスSで厳しい流れを経験したことが好走に繋がった面があります。前々走のマーキュリーCは前々走で自己最高指数を記録した後の疲れ残りの一戦で、前半のペースが速く、出鞭を入れて押して行っても進みが悪く好位の外に控える形。結果、外から被され苦しい競馬となりました。

 前走の白山大賞典のように、前半で逃げられなくても上手く砂の被らない位置でレースが出来る馬であることから、長距離で外枠が理想でしょう。しかし、今回は4番枠に入ってしまいました。2000m戦なので、ずっと包まれる可能性は低く、どこかで外には出せますが、内枠は有利な材料とは言えないでしょう。また目標は次走の名古屋GPで、ここは叩き台の一戦でもあるだけに、3番手評価までとしました。

 △ (1)タービランス

 昨年の浦和記念の2着馬。昨年の浦和記念は脚抜きが良く、メイショウカズサが逃げ切る展開を、好位の内から4角2番手まで上がって勝ち馬と0.4秒差。今シーズンも武蔵野オープンで2着と滑り出し上々で、今回は休養明け3戦目。昨年よりも相手が手強いですが、内々を上手く立ち回れればチャンスがあるでしょう。

 △ (6)クリノドラゴン

 近2走のシリウスS、JBCクラシックともにゲート出たなりで後方の外から最後の直線、しぶとく脚を伸ばして4着。ただ近2走とも最後に前が苦しくなったところを差を詰めたもの。軽い馬場で前からでも粘れることを想定すると、過大評価は禁物でしょう。ただ前走時よりも相手が楽なことを考えると、ここも上位には来れそうなので、警戒しました。

 △ (9)タイセイドレフォン

 古馬初対戦となった3走前の弥富特別でJRAオープン通用レベルの指数で勝利した馬。前々走のレパードSでも好位の中目を追走し、最後の直線早め先頭に立ったところで、外から上がってきたカフジオクタゴンとのマッチレース。ゴール前でカフジオクタゴンにクビ差競り落とされ、外からはハピが一気に上がってきたものの、4着馬には5馬身差をつけてクビ差の2着と善戦しました。前々走はかなりのハイペースで差し有利な展開だったことを考慮すると、勝ちに等しい内容でした。

 休養明けの前走のみやこSでは、前に行きたい馬が多かったため、やや控えて中団中目の追走。3角ではヒストリーメイカーに蓋をされ、4角ではサンライズホープに蓋をされ、最後の直線で外目の狭い間を割って5着。前走はスムーズさを欠く競馬だっただけに、ここで前進があっても不思議ないでしょう。

 △ (10)ランリョウオー

 今年のSⅠ・大井記念と東京記念を連覇した馬。ともに好位を追走しての勝利で強い内容でした。前走の埼玉栄冠賞は休養明け好走の疲れとかなり折り合いを欠く競馬で8着に敗れました。今回は小久保氏曰く、「状態が一変している」とのこと。状態に自信がなければ交流重賞を使わない小久保厩舎だけに、ここで一発があっても不思議ないでしょう。

結論 馬連7-2,4,1,6,9,10 (14:14:6:6:6:4) 複勝7 (50)

2022年 マイルCSの予想

マイルCSの出走馬は能力差が小さく、混戦の様相。馬場状態など、ちょっとしたことで着順が入れ替わりそうです。

本日1番 阪神11R マイルSC 芝1600m
 ◎ (17)ファルコニア
 〇 (4)シュネルマイスター
 ▲ (6)ソダシ
 △ (3)ダノンザキッド
 △ (5)サリオス
 △ (12)ホウオウアマゾン
 △ (13)エアロロノア

 ■外差し有利が濃厚

 秋の阪神開催、Aコース使用6週目で行われた先週のエリザベス女王杯は、雨の影響もあり、馬番11番より外枠の馬が掲示板を独占しました。2着同着のウインマリリンこそ好位の外目でレースを進めましたが、他の上位馬は全て差し、追い込みでした。

 本日も阪神は雨予報で、現時点で稍重。昨日のメイン、アンドロメダSで好位の内を立ち回り、直線最内から抜け出したマテンロウレオが優勝したように、使い込まれた夏の新潟開催終盤の芝のように、外しか伸びない状況ではありません。

 しかし、先週も土曜日は芝の9R、10R、12Rで逃げ切りが決まり、日曜日は良馬場の午前中でも外差しが決まり、雨が降ってさらに外差しに拍車が掛かったように、本日も雨が降れば降るほどより外枠の差し馬が有利になると予想されます。今回もその想定で予想を組み立てたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (17)ファルコニア

 スプリングS4着、京都新聞杯3着と3歳時から活躍していた馬。古馬になってからも着実に力をつけ、昨年はエプソムC3着、カシオペアS1着。今年に入ってからの5戦は全て3着以内という安定感で、前走の京成杯AHでは初重賞制覇を達成しました。

 本馬が自己最高指数を記録したのは、今年の5戦でもっとも強い内容だった3走前の阪神芝1600mのマイラーズC。3番枠からまずまずのスタートを切って、好位の中目を追走。道中もベステンダンクが単騎逃げでペースを引き上げていく中、離れた3番手を追走。最後の直線では2番手ホウオウアマゾンの外からジリジリと伸び、ラスト1Fで同馬にクビ差まで迫りました。外からソウルラッシュに差し切られて3着でしたが、稍重でレースがややハイペースだったことを考えれば、最後までよく食らいついていました。

 一方、前走の京成杯AHは初重賞制覇でしたが、3走前ほど走れていません。前走時は同日の芝1600mの1勝クラスよりも0.5秒も決着タイムが遅かったように、かなりのスローペース。外枠からやや出遅れたミッキーブリランテが最初の2角で先頭に立ってしまえるほどで、本馬も11番枠から五分のスタートながら、楽々2番手を追走しました。ミッキーブリランテに捲られ、向正面では3番手にはなりましたが、ゴール手前で同馬を競り落として優勝しました。

 しかし、この1着は前有利の展開に恵まれた面が大きく、詰めの甘い面がある本馬が積極的な競馬をしたせいか、指数は3走前と比べるとダウン。前走のレースぶりからまだ余力は残っている可能性が高いでしょう。

 そこで前々走の中京記念のように外枠から差す競馬なら、今回は通用するという計算。前々走はかなりの高速馬場の中、15番枠だったため中団外目から向正面で早めに上がって行く競馬。3~4角で好位の外々とかなりのロスを作ったことで3着に敗れましたが、逃げて優勝したべレヌスとは0.1秒差でした。このことから今回想定される外差し馬場なら勝っていた公算が高く、大外17番枠を引いた今回は、これまで以上の走りを見せる可能性も十分あるでしょう。

 〇 (4)シュネルマイスター

 デビュー4戦目でNHKマイルCでは今年の安田記念の覇者ソングラインを撃破して優勝した素質馬。その次走の安田記念では3着、秋のマイルCSでは2着、今年の安田記念でも2着と好走し、昨秋の毎日王冠でも同年の安田記念の覇者ダノンキングリーに逆転優勝を飾っていることからも芝1600m~芝1800mがベストの馬と言えます。

 前々走安田記念は、9番枠から五分のスタートを切って中団後方馬群を追走。道中も中団の中目でコントロールしながら前にソングラインを見ながらの競馬になりましたが、ソングラインは3~4角の外から動いて行ったのに対して、本馬はそれにはついて行かずに、中団中目で我慢したまま直線。序盤は進路がなかったものの、ラスト2F目で追い出されると、馬群の内を割ってジリジリと伸び始め、ゴール前では一気に突っ込んで来ましたが、ソングラインにクビ差及ばずの2着でした。

 確かに前々走は直線の進路取りがスムーズなら優勝していた可能性もあった内容ですが、前に行けない馬の弱点が出たレースでもありました。だからこそ前走では不適距離の芝1200m戦、スプリンターズSを使ったのでしょう。前走は五分のスタートを決めたものの、テンに置かれて促されながらの追走で9着に敗れましたが、前走で短い距離を使ったことでテンの速力が強化されるでしょう。休養明けをひと叩きされての前進に期待します。

 ▲ (6)ソダシ

 芝マイルでは4戦4勝、今年のヴィクトリアマイルでは3度目のGⅠ制覇を達成した馬。同レースは5番枠から楽に先行し、前のレシステンシアをマークしながらの競馬。最後の直線で3列目から内を突き、しっかりとレシステンシアを差し切っての優勝でした。

 前走の府中牝馬Sではライティアが逃げ、前半は好位の最内を追走。向正面ではスタートで躓きハナに行けなかったローザノワールが強引に先頭に立ち、ペースを引き上げました。本馬は外から内に切ってきたアブレイズを行かせ、中団に近い位置まで下げる形。これにより包まれて最後の直線では進路取りにやや苦労しました。一度は中目に出したものの進路を確保できず、結局、内に切り替えアンドヴァラナウトとローザノワールの狭い間を割って伸びての2着でした。

 前走はペース的な観点から、向正面で位置を下げたのは正解でした。ただ最後の直線でスムーズさを欠いたことから、完璧な立ち回りだったとは言えません。また3~4角の最内で脚をタメ、最後の直線でしぶとく伸びたイズジョーノキセキが想像以上に強かったことから、悲観する2着惜敗でもありません。今回へ向けての余力もそれなりにあるでしょう。芝マイルは得意舞台ではありますが、これまでのマイル4勝は超高速馬場や高速馬場でのもの。時計の掛かる馬場となると不安もありますが、これまでの実績から大きく評価は下げられません。

 △ (4)ダノンザキッド

 新馬戦、東京スポーツ杯2歳S、ホープフルSを連勝し、2歳中距離王の座に君臨した馬。皐月賞は休養明けでハイレベルの弥生賞で3着と好走した反動や向正面から3角途中までしつこく外からアサマノイタズラにぶつけられる不利もあり、15着大敗を喫しましたが、昨秋に復帰してマイル路線を使われると、マイルCSでは3着と好走しました。

 昨秋のマイルCSでは、前半4F47秒6-後半4F45秒0とマイルGⅠとしては相当ペースが遅く、後半勝負となった中、13番枠から五分のスタートを切って、中団中目で折り合わせ、3~4角から徐々に加速して3着。ここでは強豪グランアレグリア、○シュネルマイスターの決め手に屈したものの、それらと0.2秒差以内のレースが出来たことは褒められます。

 前走の毎日王冠は、ゲートを壊して外枠11番からの発走。まずまずのスタートを切って、好位の外目を追走していたものの、3角手前で前がペースダウンしたところでじわっと位置を押し上げ、3~4角では2列目の外付近。4角で軽く促されて、直線序盤で追い出されると、2番手のレイパパレに並びかけ、ラスト2Fでは同馬と並走。ラスト1Fで捻じ伏せたところから、外から2頭の強襲を受けて3着でした。

 前走は結果的に早めに仕掛けたことで、最後に甘さを見せたもの。中団外でレースを進めていれば、もっと際どい決着になっていたと見ています。本馬はマイル戦だとコーナーで置かれ気味になることから、芝1800mくらい距離があってもいいと見ていますが、時計が掛かれば、置かれずに行けるので、そこを警戒しました。

 △ (5)サリオス
 
 前走の毎日王冠は3番枠からまずまずのスタートを切ると、すっと位置を下げて好位の内目からコントロールして、中団に近い内目を追走。最後の直線序盤では包まれて前が壁。直線半ばで中目に出して狭い間を割って2列目まで上がり、ラスト1Fで先頭列のダノンザキッドとジャスティンカフェの間を割りしぶとく伸び、半馬身差で優勝しました。直線でスムーズさを欠く競馬ながらも、見事な差し切りでした。

 本馬はここでは能力値1位。休養明けとなった3歳時の毎日王冠でも3馬身差で圧勝した実績があり、能力最高値もここでは1位タイとなります。しかし、その次走のマイルCSでは5着に凡退。今年の毎日王冠では3歳時ほど高い指数では走っておらず、余力を残している可能性もあります。ただ今回も休養明け好走後となるため、思わぬ凡退をする可能性も否定できないこと、また毎日王冠でパフォーマンスを上げてくるように、本質的にマイルは距離が短いので狙い下げました。

 △ (12)ホウオウアマゾン

 3走前のマイラーズCでは7番枠から好発を切って、押して押しての先行争いになりましたが、内から(14)ベステンダンクがかなり抵抗したため、最終的には同馬の外2番手を追走。やや時計が掛かる馬場で、前半4F46秒1-後半4F47秒2と速い流れになり、ソウルラッシュの追い込みが決まったことを考えると、よく粘っていました。

 前々走の安田記念は、休養明けで自己最高指数を記録した後の一戦で逃げ戦法。外からレシステンシアがトップスタートを切ったにもかかわらず逃げなかったことで、本馬が手綱をしごいて無理目に逃げたために12着に失速。

 またまさかの1番人気に支持された休養明けの前走・スワンSでは、1番枠から出遅れ、そこから押して2列目の最内まで挽回したために、10着に失速しました。前走は出遅れて後方からの競馬になった11番人気のルプリュフォールが外から一気に2着接戦の3着まで迫ったように、緩みないペースだっただけに、前半で脚を使っては余計に苦しかったはず。しかし、ここへ向けては良い叩き台になったと言えます。一転して人気薄のここは一考の価値があるでしょう。

 △ (13)エアロロノア

 昨春のマイラーズCでは重賞初挑戦ながら差のない5着と重賞通用級の力を見せた馬。その後は昨冬のリゲルSと今春の六甲Sを勝利し、阪神芝1600mに高い適性を示しました。前々走の安田記念は10番枠から出遅れ、前の馬とのスペースが作れず後方2番手まで下がってしまい、3~4角の外目を追走する競馬。最後の直線でさらに外に出されると、メンバー最速タイの上りで勝ち馬から0.2秒差まで追い上げる脚を見せました。

 前走の富士Sは外差し馬場。10番枠より外の馬が1~4着を独占した中で1番枠から出遅れて、そこから中団の内を追走する形。4角出口で中目に誘導されましたが、上位馬が通った外までは出し切れず、5着に敗れました。しかし、それで勝ち馬(10)セリフォスと0.5秒差なら悪くありません。

 本馬はリゲルS、六甲Sを勝利した直後のレースでは疲れが出て凡退していますが、それを考えれば、前哨戦の富士Sで全能力を出し切っていないことは今回に向けて好感が持てます。前々走でGⅠ通用の感触を掴み、今回は得意の阪神芝1600m。さらに13番枠だけに、馬場の良い外を通れそう。

 ただスタートは決めたいもの。近走同様に出遅れるようだと、外枠でもそこまで有利にならない可能性もあります。なぜなら先週はまだ騎手たちが外有利の馬場と確信していなかったため、極端な外枠有利の結果でしたが、今回は内枠の騎手たちも外に進路を求める公算大。そうなると出遅れた場合、さらに外を回らされるので不利でしょう。

 使い込まれた夏の新潟開催終盤の芝のように、外しか伸びない状況なら3~4角の大外からでも通用しますが、現在の阪神芝はそこまで極端な状態ではありません。もし本馬が出遅れるようなら、外枠の利を生かせるのは◎ファルコニアの方になるでしょう。

結論 馬連17-4,6,3,5,12,13 (20:14:4:4:4:4) 複勝17 (50)

2022年 東京スポーツ杯2歳Sの予想

東京スポーツ杯2歳Sは勝ちっぷりが派手で強かった1戦1勝馬が人気。ただし、それらの新馬戦の内容がそこまで余裕があったものではなく、信頼性がそこまで高くありません。ここは穴を狙います(-_☆)。

本日1番 東京11R 東京スポーツ杯2歳S 芝1800m
 ◎ (2)シルトホルン
 〇 (7)ドゥラエレーデ
 ▲ (6)ダノンザタイガー
 △ (5)フェイト
 △ (8)ハーツコンチェルト
 △ (1)ロッククリーク
 △ (11)タイセイクラージュ

 ■有力馬のコメント

 ◎ (2)シルトホルン

 新馬戦は4着、次走未勝利戦は7着とここまで特に目立つ成績ではなかったものの、デビュー3戦目の前走では9番枠から五分のスタートながら、先頭に立つ勢いの行きっぷりの良さを見せ、2番手で折り合う競馬。最後の直線ではラスト2Fで前を交わして先頭に立つと、そこからはジワジワと後続を引き離し、結果は6馬身差の圧勝でした。

 当然のことながら未勝利クラスとしては優秀な指数を記録。前々走の札幌未勝利戦から2ヵ月の間隔を開けたことで、まさに一変。好位から突き抜けたレース内容も高評価できます。先週日曜日の黄菊賞でキャリア4戦目のビューティワンが5番人気で2着と好走したように、2歳戦ではレース経験が豊富なことは強み。ここはレースを順調に使われ、好位で流れに乗ることができ、前走指数が優秀だった本馬に期待します。

 〇 (7)ドゥラエレーデ

 新馬戦ではその後の活躍馬が目立つカルロヴェローチェの5着、次走未勝利戦は逃げてドゥーラ(次走、札幌2歳S優勝)の2着に粘り、好指数を記録した馬。今回はデビュー3戦目の前走は初めてのダートに出走。

前走は7番枠から五分のスタートと前走時よりスタートは速くなかったものの、二の脚速く、逃げ馬の外2番手に出して行く形。余裕たっぷりの追走で3~4角で自然と先頭に立ち、抑えたまま直線を向く。直線では外からシゲルカミカゼが迫って来ましたが、最後まで抜かせずにゴールイン。3着以下には大差をつけました。

ラスト2F12秒5-12秒6とほぼ減速しなかったことも高評価でき、指数は古馬1勝クラス勝ちレベルのもの。この指数を初ダートで2歳のこの時期に記録したことは価値があります。今回は芝のレースになりますが、芝でも実績があるので、対抗評価としました。前走から3ヵ月休養させ、成長を促されている点も好感が持てます。

 ▲ (6)ダノンザタイガー

 6月東京の新馬戦では圧倒的な1番人気に支持されながら、出遅れたこともあり2着止まりだった馬。前走は前々走時以上に支持を集め、その期待に応えて勝利しました。前走は良くなかったスタートも改善され、16番枠から中団外を追走、直線ではしっかり伸びて勝利しました。指数も8月の未勝利戦としては悪くありません。

 ただ前走は出遅れることなく、おおよそ能力を出し切ったレース内容。昇級後即通用かというと微妙なところもありました。しかし、本馬も前走から3ヵ月休養させ、成長を促されているだけに、評判馬が重賞のここで前進する可能性もあると見て、3番手評価としました。

 △ (1)ロッククリーク

 新馬戦では4番枠から五分のスタートを切って、好位の内を追走。逃げていた馬が1角で外に逸走しかけてペースを落としたところで最内から位置を上げ、2列目の最内を追走。4角出口でひとつ外に出されましたが、それまで最短距離競馬で、ゴール手前で逃げ馬スマイルスルーを捕らえて勝利しました。

 ラスト2Fは12秒2-12秒5とやや減速。指数もそこまで高いものではありませんでしたが、前走は新馬戦としてはレースが淡々と流れていたのも確か。そこで優等生の正攻法の競馬ぶりで勝利して生きたとなると、侮るのも危険でしょう。

 △ (11)タイセイクラージュ

 新馬戦では関西から東京遠征して勝利。5番枠から好発を決めて、好位の外を追走したものの、前に壁が作れず、少し掛かり気味なりながらも、何とか3番手で折り合って追走。最後の直線ではあっさり先頭に立ち、そこから後続を突き放しにかかったところで、外からレヴォルタードが懸命に追ってきましたが、最後まで差を詰めさせず、2馬身半差の快勝。3着馬に大差をつける派手な勝ちっぷりでした。

 当然のことながら新馬戦としては優秀な指数を記録。しかし、ラスト2Fは11秒4-11秒6とやや減速。そこまでの余裕がなかった勝利だけに、前走の萩Sでは疲れを残し、断然の1番人気に支持されていたものの、前有利の流れを出遅れて4着敗退。今回でスタートを決められれば巻き返せると見て、警戒しました。

結論 馬連2-7,6,5,8,1,11 (10:10:10:10:5:5) 複勝2 (50)