2020年 アルテミスS・スワンS

●アルテミスステークス

阪神ジュベナイルFの前哨戦として創設されて今年で9年目。過去の連対馬からアユサン(2012年)、レッツゴードンキ(2014年)、メジャーエンブレム(2015年)、リスグラシュー(2016年)、ラッキーライラック(2017年)と、後のGIホースを多く輩出しており、本番に繋がるという意味でも、注目度の高いレースとなっています。

このレースは本番を意識して、末脚を生かすレースをする馬が多いことがポイント。一昨年のライデンシャフトのような、何が何でもハナへ行ってこその馬が出走していない限り、まず、平均ペースよりも遅い流れになります。このため将来のある馬が活躍する一方、3年前の13番人気馬サヤカチャンのような、前からの一発も決まっています。昨年も5番人気馬ビッククインバイオが逃げて3着でした。

キャリアの浅い馬2歳馬は、まだ脚質が定まっていない場合もあり、急な脚質チェンジもありますが、それでも騎手自ら無理に行かせてバテさせるようなレースは基本的にはさせません。将来性を紡ぐことになりかねないからです。だからなおさら、前残りが発生したり、2015年の13番人気馬デンコウアンジュのように、大外枠から思い切った末脚を生かす競馬で激変したりするのでしょう。

●スワンステークス

スワンSは過去10年で逃げ馬の成績が1着2回、2着2回、3着3回ととにかく逃げ馬の活躍が目立つレースです。短距離戦にして前半ペースが上がらず、前有利の展開になることが多いのがポイント。京都芝コースは年間を通しても高速馬場であることが多いうえに、芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態だからです。

しかし、雨の影響が残った近3年では、ややハイペースとなり、差し、追い込み馬のサングレイザー、ロードクエスト、ダイアトニックが優勝しています。京都芝コースは時計が掛かると一転して外差し馬場となることが多いことも影響しているでしょう。今開催の京都も標準以上に時計を要しており、外差し馬場。今年も差し、追い込み馬が有利となる前提で予想を組み立てたいです。

また、外差し馬場を考えると、人気の先行馬サウンドキアラ、アドマイヤマーズは1番枠と、レースの運びが難しい枠に入りましたね。どこかで外に出さないといけませんが……。

このレースは本番を意識して、末脚を生かすレースをする馬が多いことがポイント。一昨年のライデンシャフトのような、何が何でもハナへ行ってこその馬が出走していない限り、まず、平均ペースよりも遅い流れになります。このため将来のある馬が活躍する一方、3年前の13番人気馬サヤカチャンのような、前からの一発も決まっています。昨年も5番人気馬ビッククインバイオが逃げて3着でした。

キャリアの浅い馬2歳馬は、まだ脚質が定まっていない場合もあり、急な脚質チェンジもありますが、それでも騎手自ら無理に行かせてバテさせるようなレースは基本的にはさせません。将来性を紡ぐことになりかねないからです。だからなおさら、前残りが発生したり、2015年の13番人気馬デンコウアンジュのように、大外枠から思い切った末脚を生かす競馬で激変したりするのでしょう。

●スワンステークス

スワンSは過去10年で逃げ馬の成績が1着2回、2着2回、3着3回ととにかく逃げ馬の活躍が目立つレースです。短距離戦にして前半ペースが上がらず、前有利の展開になることが多いのがポイント。京都芝コースは年間を通しても高速馬場であることが多いうえに、芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態だからです。

しかし、雨の影響が残った近3年では、ややハイペースとなり、差し、追い込み馬のサングレイザー、ロードクエスト、ダイアトニックが優勝しています。京都芝コースは時計が掛かると一転して外差し馬場となることが多いことも影響しているでしょう。今開催の京都も標準以上に時計を要しており、外差し馬場。今年も差し、追い込み馬が有利となる前提で予想を組み立てたいです。

また、外差し馬場を考えると、人気の先行馬サウンドキアラ、アドマイヤマーズは1番枠と、レースの運びが難しい枠に入りましたね。どこかで外に出さないといけませんが……。

2020年 菊花賞

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いて、菊花賞の人気馬や有力馬、穴馬等を綴っています。先週のディアリングタクトに続いて、コントレイルの三冠なるか?

京都は昨日・土曜日の芝1600mのトルマリンS(3勝クラス)で、前半4F50秒4-後半4F45秒6の超絶スローペースだったために、決着タイムこそ1分36秒0と遅かったですが、上がり3Fで34秒0が記録されました。つまり、標準馬場まで回復しています。本日はもっと回復してくるでしょうから、ステイヤーが上位を独占するようなズブズブの菊花賞にはならないです。そういう意味では、適性距離が短いコントレイルは恵まれたと言えるでしょう。

予想のポイントはコントレイルよりも、後ろのからマークして動ける馬に優位性があるということ。こちらのコラムは会員登録なしで無料閲覧が可能ですので、お時間がある方はご一読ください♪

https://spaia.jp/column/horserace/11588

2020年 富士ステークス

今年からG2に格上げされた、マイルCSの前哨戦の富士S。過去10年でエイシンアポロン(2011年)、ダノンシャーク(2014年)、ペルシアンナイト(2017年)の3頭がここをステップにして、本番を制していますが、このレースの格上げによって、より活躍馬が出現するでしょう。

また、短距離指向の強い馬は翌週のスワンS(京都芝1400m)へ回る一方、このレースはマイル路線の既成勢力に加えて、中距離路線馬が参戦してくることが多く、それらが活躍することが多いのが特徴。過去10年の連対馬20頭のうち、5頭が前走で芝1800m以上に出走していた馬でした。この傾向は安田記念を始めとする春のマイル路線の上位馬や京成杯オータムHや関屋記念で上位の新興勢力が出走してくる中で、高確率での活躍ぶりです。

中距離路線馬が活躍する理由として、スプリンターが出走してこないために東京芝1600mとしてはスローペースになりやすく、決着タイムが遅くなることが多いこと。クラシックティスタンス、チャンピオンティスタンスが主流の日本は、マイル路線よりも中距離路線のレベルが高いことにあるでしょう。

高速馬場で快速馬マルターズアポジーがレースを引っ張って、1分31秒7の好時計で決着した一昨年ほど速いタイムになると中距離路線馬は二の脚で置かれ気味となり、チャンスは皆無に近くなります。しかし、あと1秒以上は遅い決着なら中距離路線馬にも十分チャンスがあります。というか、時計が遅い決着ほど、中距離路線馬に優位性があるでしょう。

今年はクッション値の導入に加えて、週末が雨に祟られたことが多く、東京芝コースでも時計を要しています。マルターズアポジーのような逃げ馬が不在で、モズダディーやスマイルカナがレースを引っ張るとなると、1分33秒台半ばの決着にはなりそう。中距路線馬を積極的に狙っていきましょう(^_-)-☆

2020年 秋華賞

『SPAIA AI競馬』にて、秋華賞の分析、そしてPP指数を用いた人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。トライアルを使わわずに三冠牝馬となったのは、歴代でアーモンドアイだけですが、デアリングタクトは、それクラスの馬なのでしょうか?

あと、デアリングタクトのplan Bはなさそう。松山騎手は完全に差し競馬の虜になっています。°(´∩ω∩`)°。

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https://spaia-keiba.com/news/detail/11528

2020年 府中牝馬S

府中牝馬Sは、エリザベス女王杯の前哨戦。かつては本番にあまり繋がらないレースでしたが、2011年にG2に昇格してから、出走メンバーがレベルアップ。2012年のレインボーダリア(1着)、2016年のクイーンズリング(1着)、シングウィズジョイ(2着)、2017年のクロコスミア(2着)、2018年のリスグラシュー(1着)、クロコスミア(2着)、2019年ラッキーライラック(1着)、クロコスミア(2着)の8頭がこのレースをステップに、本番で連対しています。

しかし、2011年以降の府中牝馬Sで連対して、本番でも連対した馬は、2016年のクイーンズリング、2017年のクロコスミア、2018年のリスグラシューの3頭のみ。つまり、残りの5頭がこのレースで3着以下だった馬が本番で通用しているのです。これは府中牝馬Sがいかに叩き台かを示しているでしょう。

それだけに基本的に本番が大目標の馬を、前哨戦で本命にするのは好ましくありません。しかし、前哨戦ではけっして能力で見劣る馬が連対しているわけでもなく、2011年の以降の全ての出走馬は、GⅡ以上勝ちの実績があるか、同年7月以降のレースを順調に使わているかの条件を満たしていました。

特に稍重で行われた2015年、2019年は、同年7月以降のレースを使われていた馬が上位入線しています。2015年は1番人気の実績馬スマートレイアーが2着と善戦した一方、同年8月のレースに出走していた11番人気のノボリディアーナが優勝しました。このように時計が掛かる馬場になるほど、前走からレース間隔が詰まった馬が活躍します。そう考えると雨が降り続いている今年は…もう、おおよその結論が出ましたね(o^^o)♪。

2020年 エーデルワイス賞

4年連続的中!今年も当てたい!!

エーデルワイス賞は、今年デビューの2歳世代の最初のグレードレース。ホッカイドウ競馬ではリリーカップ、フローラルカップに続く2歳牝馬三冠競走の最終戦として行われています。このレースは2013年には3連単1,227,740円のウルトラ高配当が飛び出すなど、過去を遡っても高配当決着の連続。本命サイドの決着があたりまえとされる中央との交流重賞で、もっとも荒れるレースです。

まず、中央との交流重賞では、ダントツで中央馬の活躍が目立ちますが、このレースでは立場が逆転。過去10年で地方馬が5勝、2着が9回、3着も地方馬が7回も入線しています。これは地方のほうがデビュー時期が早く、番組が充実しているのが理由。キャリア数戦で挑まなければならない中央馬はとても不利です。それなのにJRAブランドを信頼する傾向が強く、そのことが高配当続出の歴史に拍車を掛けています。


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2020年 マイルCS南部杯の予想

G1馬が6頭と例年以上の豪華メンバー構成


マイルチャンピオンシップ南部杯は、あのメイセイオペラを送り出した岩手最大のレース。JBCスプリント、JBCクラシックの前哨戦ですが、さすがマイルのG1レースだけあって、同年のフェブラリーS上位馬やかしわ記念の上位馬が集います。対戦図式は、休養明けの実績馬vs上がり馬。しかし、上がり馬はほとんど通用していないというのが実情です。

上がり馬よりも実績馬のこのレースは…

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2020年 毎日王冠・京都大賞典

毎日王冠

天皇賞(秋)の前哨戦の毎日王冠は、東京芝1800m戦で行われるもっとも格が高いレース。開幕週らしい超高速馬場で行われるこのレースは、1998年サイレンススズカ、2002年マグナーテン、2015年エイシンヒカリ、2018年のアエロリットとなどの数々の馬が逃げ切りVを決めてきました。昨年のアエロリットの逃げ粘り2着も記憶に新しいとことですが、2014年に11番人気のサンレイレーザー(田辺)が逃げて2着に粘り、大波乱の立役者となったことも……。

これまでに数々の馬が逃げ切り、また逃げ馬が穴メーカーとなているように、東京開幕週で行われる毎日王冠は、平均からやや遅いくらいのペースで逃げれば、逃げ馬が優位になります。他馬からマークを受ける「逃げ」は本来、不利な戦法ですが、他レースでもっと厳しいレースを経験している逃げ馬にとって、毎日王冠を逃げ切るのは、そこまで難しくないと表現するのが正しいでしょうか。つまり、それほど行った、行ったが決まりやすいレースだったということです。

しかし、今年は一転。台風の影響で、昨日土曜日は極悪馬場で行われました。昨夜の東京は雨が降っておらず、日曜日の午前中のレースは馬場が回復していくことが予想されますが、また昼頃には雨が降るようです。昨日ほど時計が掛かるかはともかく、毎日王冠が重~不良で行われるのは間違いないでしょう。

道悪の毎日王冠――競馬歴20年以上の私でも記憶がありませんが、緩い馬場に脚元を取られて消耗するので、逃げ馬よりも差し馬が有利になるでしょう。仮にスローペースだったとしても、逃げ切るのが難しくなります。実際に昨日は、サウジアラビアRCを見れば一目瞭然のように、外差しが決まっていました。

また馬場が悪化するとスタミナが不足する休養明けの馬よりも、レースを順調に使われている馬が有利です。実際に昨日は古馬の芝のレースが2鞍行われましたが、8レースの3歳1勝クラス(芝1400m)、3勝クラスの山中湖特別(芝2400m)ともに休養明けの馬は全滅し、夏場のレースを使われていた馬が上位を独占しています。

2歳戦は実力差が大きいものですが、それでも昨日のサウジアラビアRCで夏場を順調に使われていた9番人気のセイウンダイモスが3着にぶっこんでくる辺りが、休養明けの馬が道悪をこなすことの難しさを物語っています。

また同じ休養明けでも「ここが叩き台」という、中途半端な仕上げの馬は通用しません。断然1番人気にサリオスが初めて連対を外すとすれば、ここではないでしょうか? そういった要素も織り込んで予想を組み立てたいです。

京都大賞典

『SPAIA AI競馬』にて、京都大賞典の傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。

京都大賞典は休養明けの実績馬がドボンして荒れるレース。今回も出走馬17頭中11頭が休養明け大波乱か!? ちなみに先週のスプリンターズSは本命候補馬がアウィルアウェイでお役目が果たせました(*^^)v。

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https://spaia-keiba.com/news/detail/11465

2020年 サウジアラビアRC

伝統あったオープン特別「いちょうS」をG3に格上げし、更に名称を変えて生まれたのがこのサウジアラビアRC。今年で第6回目(7年目)を迎えます。このレースはいちょうSの頃から出世レースとして呼び名が高かったものの、G3になってからも優勝馬クラリティスカイ、ダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオスがその後のG1を制しています。今年は例年と比べると、これといった素質馬が不在のようにも感じますが、果たして将来のG1馬が誕生するのか? 注目度の高い一戦です。

またこのレースは、2歳重賞レースの充実により、少頭数になることがほとんど。フルゲート18頭立てになったには、過去6年で一度のみ。2歳マイル戦はスプリント路線馬と、1600m、1800m路線馬が激突する形となり、当然、スプリント路線馬や、将来のスプリンターが逃げ、先行する形になりますが、それらは距離延長を意識して、ゆっくりと逃げ、先行することが大半。このためほほぼスローペースで決着しており、ハイペースになったのはダノンプレミアムが1分33秒0のレコードタイムを記録した、2017年くらい。この年はフルゲートでした。

今年は不良馬場。それも金曜日の段階のクッション値が8.5とかなり緩めだったことから、かなりの道悪が想定されます。それでも積極的に逃げたい馬がおらず、外からステラヴェローチェが押し出されるようにして逃げる形が濃厚。2列目候補のインフィナイト、ピンクカメハメハもスローペースの新馬戦でメンバー最速の上がりをマークしているように、脚をタメたいタイプだけに、スローペースになる可能性が高いでしょう。

そうなると前からの押し切りも警戒しておきたいところではありますが、かなり馬場が悪化していることを考えると、スローペースでも前から押し切るのは容易なことではありません。また、前に行く馬はキャリアの浅い馬たち。馬場が悪化するとキャリアの豊富な馬のほうが優勢になるので、そのことを踏まえて予想を組み立てると良いでしょう。なぜ馬場が悪化するとキャリアが豊富な馬が有利かというと、経験を積むことでスタミナが強化され、しぶとさが増すからです。特に前走でペースが厳しい競馬をしていると、より有力です。

2020年 レディスプレリュードの予想

『Road to JBC』の最終戦は、古馬牝馬限定戦のレディスプレリュード。このレースは、プレリュード(前奏曲)の名のとおり、JBCレディスクラシックの前哨戦。2011年にJBCレディスクラシック新設とともに、TCKディスタフを格上げし、名称変更して行われるようになりました。

また、このレースは、7月のスパーキングレディーCから始まる、牝馬限定の世代別ポイント制シリーズ『グランダムジャパン』の最終戦。グランダムジャパンを制すれば、JBCクラシック3着賞金以上のボーナス賞金1000万円を手にすることができます。つまり、地方トップクラスの牝馬は、中央のトップクラスが相手のJBCクラシックよりもここを大目標に出走してくることが多いということ。

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