2020年 毎日王冠・京都大賞典 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.10.11
2020年 毎日王冠・京都大賞典

毎日王冠

天皇賞(秋)の前哨戦の毎日王冠は、東京芝1800m戦で行われるもっとも格が高いレース。開幕週らしい超高速馬場で行われるこのレースは、1998年サイレンススズカ、2002年マグナーテン、2015年エイシンヒカリ、2018年のアエロリットとなどの数々の馬が逃げ切りVを決めてきました。昨年のアエロリットの逃げ粘り2着も記憶に新しいとことですが、2014年に11番人気のサンレイレーザー(田辺)が逃げて2着に粘り、大波乱の立役者となったことも……。

これまでに数々の馬が逃げ切り、また逃げ馬が穴メーカーとなているように、東京開幕週で行われる毎日王冠は、平均からやや遅いくらいのペースで逃げれば、逃げ馬が優位になります。他馬からマークを受ける「逃げ」は本来、不利な戦法ですが、他レースでもっと厳しいレースを経験している逃げ馬にとって、毎日王冠を逃げ切るのは、そこまで難しくないと表現するのが正しいでしょうか。つまり、それほど行った、行ったが決まりやすいレースだったということです。

しかし、今年は一転。台風の影響で、昨日土曜日は極悪馬場で行われました。昨夜の東京は雨が降っておらず、日曜日の午前中のレースは馬場が回復していくことが予想されますが、また昼頃には雨が降るようです。昨日ほど時計が掛かるかはともかく、毎日王冠が重~不良で行われるのは間違いないでしょう。

道悪の毎日王冠――競馬歴20年以上の私でも記憶がありませんが、緩い馬場に脚元を取られて消耗するので、逃げ馬よりも差し馬が有利になるでしょう。仮にスローペースだったとしても、逃げ切るのが難しくなります。実際に昨日は、サウジアラビアRCを見れば一目瞭然のように、外差しが決まっていました。

また馬場が悪化するとスタミナが不足する休養明けの馬よりも、レースを順調に使われている馬が有利です。実際に昨日は古馬の芝のレースが2鞍行われましたが、8レースの3歳1勝クラス(芝1400m)、3勝クラスの山中湖特別(芝2400m)ともに休養明けの馬は全滅し、夏場のレースを使われていた馬が上位を独占しています。

2歳戦は実力差が大きいものですが、それでも昨日のサウジアラビアRCで夏場を順調に使われていた9番人気のセイウンダイモスが3着にぶっこんでくる辺りが、休養明けの馬が道悪をこなすことの難しさを物語っています。

また同じ休養明けでも「ここが叩き台」という、中途半端な仕上げの馬は通用しません。断然1番人気にサリオスが初めて連対を外すとすれば、ここではないでしょうか? そういった要素も織り込んで予想を組み立てたいです。

京都大賞典

『SPAIA AI競馬』にて、京都大賞典の傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。

京都大賞典は休養明けの実績馬がドボンして荒れるレース。今回も出走馬17頭中11頭が休養明け大波乱か!? ちなみに先週のスプリンターズSは本命候補馬がアウィルアウェイでお役目が果たせました(*^^)v。

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