2021年 共同通信杯・京都記念

共同通信杯

クイーンCの傾向で、クイーンCは桜花賞への前哨戦の意味合いも持つレースであることをお伝えしました。共同通信杯も同じで、弥生賞やスプリングSと肩を並べる皐月賞の前哨戦の意味合いを持ちます。弥生賞やスプリングSと異なるのは、皐月賞への優先出走権があるかないかだけ。

実際に過去10年の優勝馬、ゴールドシップ(2012年)、イスラボニータ(2014年)、リアルスティール(2015年)、ディーマジェスティ(2016年)、スワーヴリチャード(2017年)、ダノンキングリー(2019年)が後の皐月賞やダービーで連対しています。また、このレースの2着馬ディープブリランテ(2012年)は、その後ダービー馬となり、ドゥラメンテ(2015年)は、皐月賞、ダービーを制して2冠馬となりました。

近年は弥生賞やスプリングSを使わずに、皐月賞へ直行する馬も多くなっているだけに、弥生賞やスプリングS以上にクラシックに繋がるレースと言っても良いかもしれません。つまり、レベルが高く、敗戦の理由なく、前走G1以外で3着以下に敗れたような馬は、ほとんど通用していません。そうなると本来は前走で新馬戦や未勝利戦を使われていた馬は通用しないはすですが、このレースに限っては前走新馬組に限り、通用しているのがポイント。

なぜかと言うと、大手牧場のノーザンFは、このレースに期待馬を出走させてくる傾向があり、前記したリアルスティールのように、新馬戦をやたらと高い指数で制した馬や素質馬を出走してくる場合もあるからです。ただし、ノーザンF以外の前走新馬戦出走馬は通用していないし、前走未勝利組も通用していないのでご注意を!!

また、展開の傾向としても、このレースは前週のきさらぎ賞やエルフィンS、前日のクイーンCとの勢力分散の影響もあり、例年、小頭数になることや、前哨戦らしく出走馬に無理をさせない傾向があり、スローペースの傾向。それも一昨年の4F通過49秒5、昨年の4F通過50秒5などという「ど」のつくスローペースになることもあり、逆にハイペースになったことは過去10年でゼロです。

今年の共同通信杯は、近2走で逃げた馬がおらず、逃げ馬が不在。2列目を狙いたいのは、内枠のディオスバリエンテやタイソウですが、逃げたい馬がいないので、大外のカイザーノヴァあたりが押し出されて前にというパターンも考えられるほど。逃げたい馬がいない以上は、スローペースは確定的でしょう。その前提で予想を組み立てたいです。

京都記念

今年の京都記念は、例年の宝塚記念や昨秋のエリザベス女王杯と同じ阪神芝2200mが舞台。阪神芝2200mは外回りの4コーナー奥からスタートして、前半が下り坂。1コーナーまでの距離が長く、前半のペースが上がりやすいのがポイント。ラスト1Fで急坂があるため、先行馬よりも坂の下りで勢いに乗せられる差し馬の方が有利です。また、スピードや瞬発力よりも、持久力やロングスパート力が求められます。

『SPAIA AI競馬』では、PP指数を用いて、実力上位馬と穴馬を紹介しています競馬。先週の東京新聞杯では。穴馬推奨カテドラルが2着にきたけど、今週は…(゜_゜>)。

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2021年 クイーンカップ

桜花賞の前哨戦のグレードレースは、3年前よりG2に昇格したチューリップ賞とフィリーズレビュー。しかし、フィリーズデビューは距離が芝1400mと短く、短距離指向が強いレースとなるため、クイーンCはチューリップ賞に次ぐ、第二の桜花賞の前哨戦、もしくはNHKマイルCの前哨戦としての意味合いを持ちます。つまり、3歳牝馬の強豪が集うことが多いということ。

実際に一昨年のこのレースを優勝したクロノジェネシスは、桜花賞3着、オークス3着を得て、秋華賞馬となりました。それ以前にも2016年の優勝馬メジャーエンブレムや2017年の2着馬アエロリットが同年のNHKマイルCを制し、2015年の2着馬ミッキークイーンもオークスと秋華賞を優勝。今年は阪神ジュベナイルFの上位馬不在で、うう~ん…というメンバー構成ですが、終わってみればハイレベルな決着ということもあるでしょう。

このように強豪が集うため、前走で新馬、未勝利組の成績【0・2・3・35】とほどんど通用していません。2頭の2着馬は、2015年のミッキークインと2018年のフィフニティで、この年はともにレベルの低い年でした。また、ともに差す形での2着で、勝ちに行かずに前半楽をさせたのが良かったのでしょう。

また、短距離路線のトップクラスはフィリーズデビューを目指すことが多いため、前走で距離1400m以下に出走していた馬はほとんど通用していません。前走で1400m以下に出走していた馬の成績は過去10年で【0・1・0・22】で、唯一の2着馬は昨年のマジックキャッスルでした。

しかし、同馬はデビュー2戦目のサフラン賞で連対実績があった馬。前走のファンタジーSでは追走に苦労しており、「むしろ距離延長で」というタイプでした。1400m以上を未経験の馬や連対実績がない馬は、まず、通用していません。基本的にはマイルがベストの前走1勝クラス以上馬が活躍しているので、そこを踏まえて予想を組み立てるのが好ましいでしょう。

さらにこのレースは、昨秋のアルテミスSと同距離コースで行われますが、断然に先行馬が活躍しているのがポイント。過去10年でアルテミスSは中団以降が6勝していますが、クイーンCは先行馬が6勝しています。3歳になると体力もついてくるので、陣営もクラシック前に思い切って行かせてみようという心理が働くのもあるし、また、その期待に応えられる馬も出現します。これらを踏まえて予想を組み立てると、より的中に近づけるでしょう。

2021年 佐賀記念

近走ひと息の実績馬vs休養明け1~2戦目の上がり馬

中距離路線のGⅡ・GⅢは、前年11月のみやこS、浦和記念以来となるために、佐賀記念はGⅢとしては強豪が集うことが多い。主なメンバーは、2009年のスマートファルコンや2013年のホッコータルマエなど、東海SでフェブラリーS出走権を逃した(旧、平安S)馬を始めとする、中距離重賞で上位の馬。その他にも前年の中央のオープンの上位の上がり馬や川崎記念組など、様々な路線から出走してくる。

とにかく中央勢が手強いため、過去10年の地方馬の3着以内はゼロ。2008年にチャンストウライが優勝して以来、地方馬の苦戦の歴史が続いている。チャンストウライは前年の帝王賞で4着、名古屋グランプリで3着などの実績があった馬。それくらいの実績がないと、容易に通用しないだろう。


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2021年 きさらぎ賞・東京新聞杯

きさらぎ賞

前日にはエルフィンS、翌週にはクイーンCや共同通信杯とこの2週に3歳のオープンや重賞が集中していることもあり、きさらぎ賞は毎年のように小頭数になります。このため道悪にでもならない限り、平均~スローペースが通常化。過去10年で逃げ馬の1着1回、2着2回、3着1回という素晴らしい成績を収めています。

1着の該当馬は、2018年のサトノフェイバー(10頭立て/4番人気)、2着の該当馬は、2011年のリキサンマックス(12頭立て/8番人気)、2013年のマズルファイヤー(8頭立て/5番人気)、2014年のバンドワゴン(9頭立て/2番人気)、3着の該当馬は、2019年のランスオブプラーナ(8頭立て/7番人気)とバンドワゴン以外は、全て4番人気以下の人気薄ばかり。つまり、前が楽な展開になりやすいということです。

今年も小頭数11頭立て。今回もタガノカイの逃げでスローペースが予想され、2番手はホープフルSで前に馬が置けずに暴走、逸走したランドオブリバティが濃厚。同馬は新馬戦、芙蓉Sと前に馬を置くことで何とか折り合いがついて連勝した馬だけに、今回で1番人気に支持されるのも頷けるものがります。

しかし、今年は中京芝2000mが舞台。現在の芝は内が荒れて、外差しが優勢。また、中京芝2000mは前半が上り坂で後半が下り坂。3~4コーナーの下り坂で勢いに乗せられる馬、すなわちトップスピードを持続させられる、後半型の馬がしばしば穴を輩出します。勢いに乗せたまま、馬場の良い外目を通せるからです。そこに注目していくと、ランドオブリバティは絶対の存在とは言えず、穴馬にぶち当たります。

東京新聞杯

Dコース使用の東京芝コースは、内目前目が有利な傾向。昨日の東京もその傾向が如実に現れていました。実際に東京新聞杯の過去10年も、近年のマイル路線は強い逃げ馬不在の影響もあって、ほぼスローペースで決着しています。特に2016年、2017年は、それまで末脚型だったスマートレイアーやブラックスピネルが逃げて、良馬場ながら前半4F48秒~49秒台の超絶スローペースになったほど。

今回は中距離路線で前に行ってこそのダイワキャグニーが最内枠を引いたことで、さすがに差し馬が逃げるという展開はなさそう。しかし、先行馬が手薄なだけに、遅い流れからの速い上がりの決着は避けられそうにありません。位置取りがあまりに後方からになる馬や、鋭い末脚が使えない馬は狙い下げたいもの。

詳しくは『SPAIA AI競馬』さんのコラムを参考にして下さい♪ 当コラムではPP指数を用いて、指数上位馬や穴馬などを綴っておりますm(__)m。

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2021年 シルクロードS・根岸S

シルクロードステークス

今年は中京芝1200mに舞台を変えて行われるシルクロードS。京都芝1200mは、向正面でスタートし、内回りの3コーナーの坂を上がって行くコース。最初の3コーナーまでの距離が約320mと短い上に、前半で急坂を上るコースのため、いかなる快速馬が逃げたとしても、前半3F32秒台に突入することはありません。

前半3F32秒2(小倉1200mの北九州記念)を記録したことがある超快速馬のエイシンダックマンでも、このコースだと馬なりで前半3F33秒5(淀短距離S)でしか行けなかったほど。つまり、エーシンダックマンがこのコースを得意としていたように、前半ペースが上がりにくいため、昨年のように馬場の内側が極端に悪くならない限り、逃げ、先行馬がやたらと活躍します。

しかし、中京は芝1200mは、向正面の半ばからスタートして最序盤で緩やかな上り坂を進むと、その後は直線を向くまで下り坂となるコース。最初の3コーナーまでの距離は約約315mと京都とほぼ変らないですが、前半で坂を下るのでペースが上がり、逃げ、先行馬は苦戦します。

実際に高松宮記念もCBC賞も、中京が新設した2012年度以降、逃げ馬の逃げ切りが決まったのは、モズスーパーフレアが優勝した昨年の高松宮記念だけ。しかも、同馬は1着入線したクリノガウディーが内にヨレて、3着ダイアトニックの進路を妨害し、4着降着になったことで繰り上がり1着でした。

確かにモズスーパーフレアは前哨戦のシルクロードSで、セイウンコウセイに突かれてペースアップし、共倒れになったことで他馬が競り掛けて来ず、単騎で逃げられたもの。このため最後までしぶとかったですが、ラスト1Fで失速してしまったのは、最後の直線300mくらいからの坂の上りも影響したと見ています。今回もモズスーパーフレアを突けるだけの快速馬がいないので、単騎で逃げられそうですが、京都芝1200mと比べると、中京芝1200mは逃げ、先行馬が苦戦することが多いのは事実です。それを踏まえて予想を組み立てたいです。

根岸ステークス

2008年度にタイセイアトムが逃げて2着に粘っているものの、それ以降は逃げ馬の3着以内ゼロ。一方、追い込み馬は2008年度以降4勝2着1回3着4回。今年は快速逃げ馬不在ですが、それでも差し馬が優勢か!?

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2021年 川崎記念

今年も東京大賞典の上位馬か?それとも…

ダートのG1では、最長距離の2100mで行われる川崎記念。このレースの位置付けは、フェブラリーSの前哨戦であり、ドバイワールドカップの前哨戦。しかし、フェブラリーSを目指す馬は、長距離のこのレースよりも、1800mの東海Sに出走することが大半。また、前年のチャンピオンズカップの上位馬は、昨年より創設された世界最高賞金額のサウジカップに出走する場合もあるため、川崎記念はGⅠでありながら、帝王賞や東京大賞典と比較をすると、メンバーが手薄になることが多い。

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2021年 東海S・AJCC

東海ステークス

東海Sは、チャンピオンズCでもお馴染みの中京ダ1800mが舞台。中京ダ1800mは、ゴール手前の坂を上がってコースで、最初の1コーナーまでの距離は約291m。最初のコーナーまでの距離が短いものの逃げ、先行馬が多数出走していると、2コーナーまで先行争いを持ち越して超ハイペースになることもあります。しかし、東海Sに関しては、平均~スローペースになりやすい傾向があります。

実際にこのレースの過去10年で逃げ馬が2勝、2着が3回と、確率10%で逃げる馬連対しています。真面目に予想するよりも、逃げ馬を探したほうが早いと言っても過言ではありません。これは東海SがフェブラリーSの前哨戦であり、スピードのある馬は東京ダ1400mの根岸Sへ出走することが多く、東海Sは逃げ、先行馬が手薄になりがちだからです。

今回逃げるのは、インティか2番枠を引き当てたダイシンインディーでしょう。昨年のチャンピオンズCでは内からエアアルマスがハナを主張してきたため、インティは2番手からのレースになりました。外からはハナを主張してくる馬がいなかったので、比較的に隊列がスムーズに決まり、前半4F48秒5‐後半4F49秒0の平均ペースで決着。今回も逃げてこそのダイシンインディーが内枠に入ったので思い切って行く可能性もありますが、二の脚の速さはインディのほうが上。

どちらが逃げるにせよ、インティよりも外枠からハナを主張したい馬がいないので、比較的に隊列がズムーズに決まるのではないでしょうか。また、中京ダートは雨の影響で軽くなっていますから、今回もチャンピオンズC同様に平均ペースか、それよりも実質遅いペースになる可能性が高いでしょう。つまり、前に行く馬は、要注意ということです。

AJCC

1番人気のアリストテレス、2番人気のサトノフラッグともに、菊花賞を大目標にした後の再始動戦。今は太めが残りやすい厳冬期でもあり、脚元をぬかるみに取られてスタミナが消耗するだけに、休養明けとなると……(゜_゜>)

また、中山芝2200mは●●●タイプが活躍するというのを、まとめてみました(^▽^)/

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2021年 TCK女王盃

出走馬9頭中5頭が休養明け。
小頭数でも荒れるか!?

年明け最初のダートグレードは、牝馬限定戦でお馴染みのTCK女王盃。この時期は女王クラスの馬が引退して繁殖入りしたり、休養していることも少なくないため、年によってレベルに差が異なる。女王クラスの馬が出走していれば、それらが勝ち負けすることが多く、出走していなければ新興勢力や地方馬が馬券圏内に突入して波乱になることもある。また、それらの多くは4歳馬である。

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2021年 日経新春杯・京成杯

日経新春杯

古馬中距離のハンデ重賞となる日経新春杯。このレースは前年の有馬記念の2着馬アドマイヤモナークが2009年のこのレースで5着に、前年の有馬記念の4着馬ラブイズブーシェが2014年のこのレースで8着に敗れているように、前走の有馬記念で好走した馬の凡走がしばしば見られます。GⅠを大目標とした後の約半月ぶりの一戦で、余力がない上にハンデが課せられるからでしょう。

一方、菊花賞上位馬や前走条件戦勝ちの4歳馬や上がり馬の活躍がしばしば見られます。勢いがある上にハンデが軽いからでしょう。特にこのレースで穴を開けているのは、2013年の優勝馬カポーティスター(ハンデ52kg・5番人気)や2019年の3着馬ガンコ(ハンデ52kg・7番人気)など、前走条件戦勝ちの軽ハンデの4歳馬が多いです。

今年は4歳馬の不振もあって、前走条件戦勝ちの馬が1頭も出走していない稀な年ではありますが、過去の傾向からは、実績馬よりも勢いがある馬が優勢。ハンデキャッパーがいかに新興勢力を求め、この先の日経賞で実績馬vs新興勢力の対戦図式を作ろうとしているのが伝わってくるほどだけに、上がり馬は警戒するにこしたことはないでしょう。

また、今年は京都芝2400mではなく、中京芝2200mで行われます。中京芝2200mは4コーナーのポケットからスタートして、最初の1コーナーまでの距離が約512mもあるコース。このため外枠の逃げ馬でも1コーナーまでに十分ハナを奪うことができます。当然、逃げ馬が多数出走していた場合には、ペースが速くなります。

しかし、京都芝2400mも4コーナーのポケットからのスタートで、最初の1コーナーまでの距離が約600mもあるコースですから、コース替わりによる大きな注意ポイントはありません。

中京芝コースは高速馬場だった開幕週からどんどん時計が掛かり出し、内目と前目が有利の先週の傾向が薄らいできています。昨日の愛知杯のようにペースが速くなれば、外差しも決まります。馬場がフラットになり、内と外の差がなくなってきていると考えるといいでしょう。

今回は逃げ馬ミスディレクションが大外枠に入りましたが、昨日の愛知杯出走の大外枠の逃げ馬ナルハヤと違って、最初の直線が長い分、行く気になれば逃げられます。内からダイワキャグニーもある程度は主張してくるとは見ていますが、鞍上が逃げ戦法を嫌う内田騎手。そのひとつ外のロサグラウカあたりが軽ハンデ51kgを生かしてハナに行くか、ミスディレクションが何とか行き切るかになるでしょう。

ミスディレクションもロサグラウカもスローペースの逃げで結果を出して来た馬なので、ダイワキャグニーが行かなければスローペースが濃厚でしょう。4歳馬や上がり馬の警戒はもちろんのこと、フラット馬場のスローペース(やや前有利)の想定で予想を組み立てたいです。

京成杯

中距離路線のトップクラスは、前年の暮れに行われるホープフルSを大目標にするため、京成杯はクラシックにあまり縁がありません。つまり、全体的なメンバーの質が低いということ。

今回出走のタイムトゥヘヴンの強さは本物ではありますが…。

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2021年 愛知杯

5年前より暮れのターコイズSがGⅢに昇格した影響で、かつてほどメンバーが集わなくなった愛知杯。特に昨年は重賞ウイナーがデンコウアンジュのみというメンバー構成で、同馬が優勝しました。しかし、今年は3歳スプリント重賞から牡馬混合の中距離重賞も含めて、重賞ウイナーが6頭と過去5年よりもメンバーが集いました。

このレースが行われる中京芝2000mの舞台は、スタンド前の直線の中間からスタートして、最初の1コーナーまでの直線は約314mとそこまで短くありませんが、坂の上りのスタートになるので、比較的にペースが落ち着きやすいのが特徴。

実際に中京芝2000mで行われた一昨年のこのレースでは、逃げるランドネを見ながら4番手でレースを運んだワンブレスアウェイがあのノームコアの追撃を振り切って優勝。そのランドネも3着と善戦しています。今年は一昨年と比べて、タガノアスワド、ディアンドル、ナルハヤと逃げ馬が揃ってはいますが、それでも前半から後続を大きく引き離しにくいコース形態なので、平均ペースの範囲内には収まる可能性が高いでしょう。

中京芝コースは、高速馬場だった開幕週からどんどん時計を要ようになってはいますが、それでも内目と前目が有利の先週の傾向を引き継ぎ、本日の中京5レースの新馬戦でも3番枠のレイモンドバローズの逃げ切り勝ちを決めました。

今回の出走馬の中でもっとも強いのは、昨秋のオールカマーでカレンブーケドールらを差し切った1番人気のセンテリュオですが、同馬は自ら動けない馬。小雨が降りだしたのは気になりますが、ハンデの軽い馬の内目、前目からの一発を狙てみるのも面白いでしょう。