2021年 共同通信杯・京都記念 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2021.02.14
2021年 共同通信杯・京都記念

共同通信杯

クイーンCの傾向で、クイーンCは桜花賞への前哨戦の意味合いも持つレースであることをお伝えしました。共同通信杯も同じで、弥生賞やスプリングSと肩を並べる皐月賞の前哨戦の意味合いを持ちます。弥生賞やスプリングSと異なるのは、皐月賞への優先出走権があるかないかだけ。

実際に過去10年の優勝馬、ゴールドシップ(2012年)、イスラボニータ(2014年)、リアルスティール(2015年)、ディーマジェスティ(2016年)、スワーヴリチャード(2017年)、ダノンキングリー(2019年)が後の皐月賞やダービーで連対しています。また、このレースの2着馬ディープブリランテ(2012年)は、その後ダービー馬となり、ドゥラメンテ(2015年)は、皐月賞、ダービーを制して2冠馬となりました。

近年は弥生賞やスプリングSを使わずに、皐月賞へ直行する馬も多くなっているだけに、弥生賞やスプリングS以上にクラシックに繋がるレースと言っても良いかもしれません。つまり、レベルが高く、敗戦の理由なく、前走G1以外で3着以下に敗れたような馬は、ほとんど通用していません。そうなると本来は前走で新馬戦や未勝利戦を使われていた馬は通用しないはすですが、このレースに限っては前走新馬組に限り、通用しているのがポイント。

なぜかと言うと、大手牧場のノーザンFは、このレースに期待馬を出走させてくる傾向があり、前記したリアルスティールのように、新馬戦をやたらと高い指数で制した馬や素質馬を出走してくる場合もあるからです。ただし、ノーザンF以外の前走新馬戦出走馬は通用していないし、前走未勝利組も通用していないのでご注意を!!

また、展開の傾向としても、このレースは前週のきさらぎ賞やエルフィンS、前日のクイーンCとの勢力分散の影響もあり、例年、小頭数になることや、前哨戦らしく出走馬に無理をさせない傾向があり、スローペースの傾向。それも一昨年の4F通過49秒5、昨年の4F通過50秒5などという「ど」のつくスローペースになることもあり、逆にハイペースになったことは過去10年でゼロです。

今年の共同通信杯は、近2走で逃げた馬がおらず、逃げ馬が不在。2列目を狙いたいのは、内枠のディオスバリエンテやタイソウですが、逃げたい馬がいないので、大外のカイザーノヴァあたりが押し出されて前にというパターンも考えられるほど。逃げたい馬がいない以上は、スローペースは確定的でしょう。その前提で予想を組み立てたいです。

京都記念

今年の京都記念は、例年の宝塚記念や昨秋のエリザベス女王杯と同じ阪神芝2200mが舞台。阪神芝2200mは外回りの4コーナー奥からスタートして、前半が下り坂。1コーナーまでの距離が長く、前半のペースが上がりやすいのがポイント。ラスト1Fで急坂があるため、先行馬よりも坂の下りで勢いに乗せられる差し馬の方が有利です。また、スピードや瞬発力よりも、持久力やロングスパート力が求められます。

『SPAIA AI競馬』では、PP指数を用いて、実力上位馬と穴馬を紹介しています競馬。先週の東京新聞杯では。穴馬推奨カテドラルが2着にきたけど、今週は…(゜_゜>)。

https://spaia-keiba.com/news/detail/12520

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