2022年 帝王賞+12R予想

帝王賞は断然1番人気のテイオーケインズに赤色信号❣

大井11R 帝王賞 ダ2000m
 ◎ (5)オーヴェルニュ
 〇 (2)オメガパフューム
 ▲ (7)クリンチャー
 △ (8)テーオーケインズ
 △ (9)メイショウハリオ
 △ (6)チュウワウィザード

 7走前の平安Sでは2着馬に6馬身差を付け、自己最高の好指数で圧勝しているように、前にすんなり行けると強い馬。同馬はキックバックが苦手で、揉まれると脆い一方、すんなり行けた場合に強いことは鞍上も理解しており、これまでに鞍上が度々そういったコメントを出しています。ここは逃げ、先行馬手薄のメンバー構成。前走の平安Sのテンのタイムから考えて、前に行く意思を見せれば前に行けるはず。ここで能力発揮を期待します。

 有力馬の紹介

 ○ (2)オメガパフューム

 昨秋のJBCクラシックと東京大賞典を連覇した馬。前々走の東京大賞典では、出遅れて中団外目から3角手前で位置を押し上げ、3角で2列目を追走。いつものように楽な手応えで上がってきたものの、4角でミューチャリーにかなり外に張られるロス。そこから立て直してラスト1Fで内からしぶとく粘るクリンチャーとの一騎打ちを半馬身差で制しました。同馬は引退を予定していたこのレースで自己最高指数を記録。

 また、休養明けの前走アンタレスSでも、斤量59kgを背負ってここでも出遅れたものの、難なく勝利。この辺りに引退を撤回したのも当然まだまだやれる勢いを感じます。同馬は出遅れ癖がありますが、どこからでも位置を上げて行けるのが魅力。前有利な流れとなると脚を余す可能性もありますが、それでも大崩れしないと見て、対抗評価としました。

 ▲ (7)クリンチャー

 昨年の佐賀記念を逃げて圧勝したように、逃げられればしぶとい馬。ただし、前記したように近走はテンに置かれ気味で、当時のように楽に逃げられるかどうかが不安な点とスタミナが不足する休養明けであることから3番手評価までとしました。ただし、近2走の東京大賞典、名古屋大賞典でも折り合う競馬で2着、1着と好走しているように、好位からの競馬でも上位争いに加われる実力馬です。

 注 (9)テーオーケインズ

 7走前の名古屋城SでGⅠ通用域の指数で圧勝すると、その次走の帝王賞、そしてチャンピオンズCを優勝した馬。能力面では申し分はないものの、今回は休養明けの前走・平安Sで快勝した後の一戦。それこそ休養明けで平安S圧勝→帝王賞6着という昨年のオーヴェルニュのような、反動による敗戦も考えられなくはありません。

 また、極端なスローペースだった昨秋のJBCクラシックでは1番人気に支持されながらも4着に敗れていることから、ここは狙い下げました。昨秋のJBCクラシックは出遅れ、最後方の列から速い二の脚で、好位の中目まで挽回したことで末脚を失ったもの。つまり、スローペースを意識して動いたことが敗因でした。

 △ (9)メイショウハリオ

 前々走のマーチSは高速ダートで前がそれほど飛ばしていない中で、出遅れて後方中目から、3角で後方3列目の外から中団まで押し上げての優勝。前走の平安Sでは、休養明け好走後の一戦でやや指数を下げる形で3着だったものの、崩れなかったのは同馬の地力強化によるもの。また、同馬は後半型の馬でありながら、前々走や遡っての4走前のみやこSなど、スローペースの競馬にも対応できていることから、警戒しました。

 △ (8)チュウワウィザード

 一昨年のチャンピオンズCで優勝するなど、これまでのGⅠで4勝の実績馬。昨秋のチャンピオンズCも2着、そして前々走の川崎記念では4馬身差の圧勝と、ここへ来てさらに地力を付けていることは確か。ただ今年も昨年同様に、前走のドバイワールドCでかなりのハイペースで消耗戦となったなか、後方で脚を温存し、前が失速したところを突っ込んで好走した後の一戦。昨年ドバイワールドCで2着→帝王賞6着に敗れたことを考えると、今年も狙いにくく押さえ程度の評価になりました。

結論 馬連5-2,7,8,9,6 (16:16:12:4:2) 複勝5 (50)

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おまけ 大井12R ボンネビルレコード賞

 ◎ (9)フェアウィンド
 ○ (10)ジークガンビット
 ▲ (8)カラヤン
 注 (4)ムサシシニスター
 △ (6)ガンブーツダンス
 △ (12)グラスクアドラ
 △ (13)サイレントギフト

 有力馬の紹介

 ◎ (9)フェアウィンド

 3走前のC1戦、キス・ミー・クイック賞では、1番枠から押して出してハナを主張し、そこから好位に控えていく競馬で3着接戦の4着に粘った馬。3走前は強豪オリジネイターが前半3F34秒6-後半3F37秒2、ラスト2F11秒8-13秒1の先行馬に厳しい流れに持ち込んだことを考えれば、好内容の4着でした。

 前走も内からトップスタートを切って果敢な逃げ。結果オーバーペースとなり、11着に失速しましたが、前走で厳しい流れを経験したことは今回の持久力強化に繋がるはず。今回は減量騎手起用で斤量51kg。ひとつ内の逃げ馬の出方を窺いながら、動いて行ける外目の枠も好ましく、好位でレースの流れに乗っての巻き返しに期待しました。

 ○ (10)ジークガンビット

 前々走の大井1200mのC1戦を逃げ切り勝ちした馬。前走はやや速い程度のペースで逃げながらも7着に失速しましたが、休養明け好走による反動でしょう。ここでの巻き返しに期待します。

結論 馬複9-10,8,4,6,12,13 (16:14:8:4:4:4) 複勝9 (50)

2022年 優駿スプリントの予想

今開催は砂の入れ替えで時計が掛かるかと思いきや、昨日月曜日は新馬戦を除く10レース中、3角先頭からの押し切りが7レースも決まりました。今年の優駿スプリントもティアラフォーカス、ジョーストーリー、スティールルージュと快速馬が揃いでハイペースが予想されますが、それでも前から押し切れる可能性が高いと見ました。

大井10R 優駿スプリント ダ1200m
 ◎ (6)ジョーストーリー
 〇 (16)プライルード
 ▲ (5)ティアラフォーカス
 △ (4)ポッドヘイロー
 △ (2)ミゲル
 △ (1)ヒストリックノヴァ
 △ (12)トップアメリカン

 ~有力馬のコメント~

 ◎ (6)ジョーストーリー

 前走のユングフラウ賞の2着馬。前走は同型馬ロマンスロードにハナを切らせないように、オーバーペースで逃げたためにしまいが甘くなり、ゴール手前で同馬をマークで乗ったスティールルージュに差され、2着同着に敗れました。しかし、2番手からの競馬となったロマンスロードが6着に失速していることからも、負けて強しの好内容でした。

 前走時のラスト2Fは13秒4-14秒0。同馬はラスト1Fで大きく失速していることから、1Fの距離短縮は好材料のはず。今回はそれ以来の休養明けで、陣営は「ひと叩きしたかった」とコメントしていますが、この休養中にひと回り大きくなり、成長を感じさせる姿を見せていました。スタートが速い馬なので、今回も好発を決めて速すぎないペースで逃げられれば上位争いでしょう。

 ○ (16)プライルード

 昨年の交流重賞、兵庫GTと全日本2歳優駿でともに2着だった馬。前走の京浜盃は、中団よりやや後ろの最内を追走し、3~4角最内から楽な手応えで上がって、直線に序盤で外に出して、差し切る勢いががあったものの、ラスト1F手前で燃料切れのような止まり方で4着敗退。前々走はスタミナが不足する休養明けだったこともあったにせよ、距離が長かったと言える敗退でもありました。

 このことから2歳時に栄冠賞2着、イノセントCで2着だった1200mに替わるのは好材料。ただ、羽田盃で後方からレースを進めた後の1200m戦となると序盤で置かれる可能性もあるので対抗評価までとしました。

 ▲ (5)ティアラフォーカス

 4走前より1200m戦を使われるようになって目下4連勝の上がり馬。前走では優駿スプリントTRを前半3F34秒8-後半3F37秒0の超ハイペースで逃げて、押し切りました。今回はさらなる相手強化になりますが、同馬は前々走時、好位の外からレースを進めて勝利しているように、折り合える馬。◎ジョーストーリーに行かせて、その2列目でレースの流れに乗れれば、ここも上位争いが濃厚でしょう。

 注 (4)ポッドヘイロー

 前々走時は1番枠から出遅れ、中団中目まで位置を挽回し、最後の直線で狭い内を捌いての2着。前走は一転して逃げて2着。同馬は自在性があり、揉まれてもOKのタイプ。レースを順調に使われている強みもあり、ここも崩れずに走って来られるでしょう。

 △ (2)ミゲル

 4走前のニューイヤーCで初重賞制覇を達成した馬。4走前は内2頭分が深い状況下で5番枠。前3頭が雁行状態で外には出せず、2列目の内から抜け出して勝利と強い内容でした。一方、距離1800m以上の羽田盃、東京ダービーでは2桁着順に大敗。同馬は1500mよりも短い距離のほうがいいので、ここは警戒が必要でしょう。

 △ (1)ヒストリックノヴァ

 デビュー3戦目の中央の初ダート戦の未勝利を2列目の外から早めに動いて7馬身差で圧勝すると、次走のエーデルワイス賞でもクビ差2着と好走した馬。今年に入ってからは不振が続いていましたが、1200m戦を使われるようになり、少しずつ上昇。前走の優駿スプリントTRでは、高速決着を中団外々からロスの大きい競馬で6着とまずまずの走りを見せられているだけに、一考しました。

 △ (12)トップアメリカン

 3走前のアザレア賞を8番人気ながら正攻法の競馬で勝利すると、上昇一途で前走の優駿スプリントTRでも4着と好走した馬。前走は4番枠からトップスタートを切って、序盤では◎ティアラフォーカスと競り合い、最終的に好位の内に控えて行ったものの、厳しいペースでした。今回は4番枠。内の逃げ馬の出方を窺いながら、いい位置を取っていければ一発ありそうです。

結論 6-16,5,4,2,1,12 (14:14:12:6:2:2) 複勝6 (50)

2022年 関東オークス+9R

昨日は11Rは外してしまいましたが、10R、12Rは的中。10Rは万馬券でした🎯🎯🎯 本日も調子に乗って9レース以降から予想を出します😊

川崎11R 関東オークス ダ2100m
 ◎ (3)リッキーマジック
 〇 (10)ラブパイロー
 ▲ (11)ドライゼ
 △ (1)スピーディキック
 △ (7)グランブリッジ
 △ (2)トキノゴールド
 △ (5)ティーズハクア

有力馬のコメント
 ◎ (3)リッキーマジック

 新馬戦では3番手外から、最後の直線では外に行こうとして追われてすぐには反応しなかったものの、ラスト100mで先頭に立って勝利。走破タイムはそこまで目立ちませんが、ラスト2Fを12秒3-12秒4とほぼ減速することなく勝利した内容は、ダート馬としてはなかなか優秀なものでした。

 2戦目の1勝クラスは後の青竜Sの4着馬ヴァルツァーシャルなど、多頭数でなかなかのメンバーが揃っていましたが、それらにしっかり差を付けて、古馬2勝クラス勝ちレベルの指数で勝利。同レースは2番枠で外枠から前を主張してくる馬がいたため、中団の内に控えたことで展開に恵まれた面はありましたが、当時、記録した指数は中央勢ではNO.1のもの。

 前走の青竜Sは追い込み馬が勝利する流れを、スタミナ不足になりがちな休養明けで好位から勝ちに行ったために、息切れしてしまった内容。今回は叩かれて状態が上向くはず。確かに距離が延びての不安はあるものの、ダ1400m以上で2勝以上馬していた前走中央のオープン出走馬は過去10年で【5・5・0・0】と、前走でダ1400mの端午Sに出走していたホワイトフーガ(2015年)が優勝していることもあり、ここでの巻き返しに期待します。

 ○ (10)ラブパイロー

 前々走のミモザ賞を逃げ切り勝ちした馬。ダート未勝利勝ち時も逃げ切りでした。前走のオークスは自分の形でレースができませんでしたが、ここは逃げることが出来そう。2016年に6番人気で優勝したハービンマオのように、前走で長い距離を使われている強みもあり、地元を知り尽くした山崎誠騎手に乗り替わる点もプラス。巻き返しを期待します。

 ▲ (11)ドライゼ

 デビューから2戦2勝。前走の1勝クラス勝ちは古馬2勝クラス勝ちレベルの指数で勝利。前走は中団内目を追走して、3~4角で押して押しての追走で、最後の直線で外に出されてからもジリジリでしたが、ラスト1Fで突き抜けて勝利しました。前走時はエンジンの掛かりの遅さが目についたものの、ラスト2F12秒7-12秒7と減速することなく、好内容の勝利でした。前走で頑張りすぎた感もあるので、やや疲労も懸念されますが、素質は高いだけに、ここも通過点の可能性はあります。

 △ (1)スピーディキック

 2歳牝馬の暮れの大一番、東京2歳優駿牝馬を勝利し、桜花賞、東京プリンセス賞を連覇した馬。前走の東京プリンセス賞では大井1800m戦で前半4F49秒6-後半5F51秒3とかなりのハイペースでしたが、同馬は13番枠から向正面で内に入れて、好位馬群の後方内目を追走からジワジワ位置を押し上げ、4角で外に出しながらすっと位置を押し上げて、ラスト1Fで先頭に立つ競馬。しかし、最後が甘くなって、南関東の特別戦で3着以内の実績もなかったコスモポポラリタに突っ込まれそうになった辺りに物足りなさも感じました。

 近年の南関東の牝馬クラシック路線は、2019年のトーセンガーネット、2020年のアクアリーブル、2021年のケラススヴィアなど、桜花賞、東京プリンセス賞を連覇する馬が目立ち、それらはここで2着、3着と好走しています。スピーディキックは南関東の3歳陣馬が相手ならばトップクラスですが、今年はJRA勢が手強いこともあり、ここは狙い下げました。

 △ (7)グランブリッジ

 デビューから上昇一途で、前走の1勝クラスを勝利。前走は阪神ダ1800mで前半4F49秒5-後半4F51秒6のかなり速い流れでしたが、この流れを好位の内目でレースを進め、最後の直線で早めに抜け出して勝利。3~4角で包まれたものの、前の馬が早めに動いたことで生まれたスペースをすっと抜け出して後続の追撃を振り切ったあたりに、強さを感じさせました。

 1700m戦ではジリジリとしか伸びて来られなかった同馬ですが、1000m延ばして改善が見られた点から、さらに距離が延びるのも好材料でしょう。今回は前走以上に走れるとは見ていますが、他JRA勢が強く、狙い下げました。

 △ (2)トキノゴールド

 前々走の桜花賞で4着、前走の東京プリンセス賞で5着だった馬。前々走では7番枠からスタート直後のコーナーで外の各馬に被され、位置を下げる不利があっての4着。前走の東京プリンセス賞は、かなりのハイペースを中団内目で△スピーディキックをマークで乗って、4角でも上手く外に誘導とほぼ完璧な騎乗だったとはいえ、ジワジワ伸びてスピーディキックとの差を、桜花賞以上に詰められたことは褒められるもの。対スピーディキックとの比較では、距離延長の優位性がありそうです。

 △ (5)ティーズハクア

 前走の桜花賞で2着だった馬。桜花賞は前半4F48秒5-後半3F53秒3の超絶ハイペース。その流れを好位馬群の後方の内から3角手間で早めに動いて、直線序盤で先頭に立つ、一瞬あわやの場面。外から△スピーディキックに並ばれ、交わされてからもしぶとい粘りを見せていました。その後はフレグモーネで3ヵ月ほど休養しましたが、その間に成長していればチャンスがありそうです。

結論 馬複3-10,11,1,7,2,5 (14:12:10:10:2:2) 複勝3 (50)

川崎9R 一騎当千賞 ダ900m
 ◎ (1)ルーアン
 〇 (3)ルイジアンナ
 ▲ (2)ゴールデンオパール
 注 (4)タツノマッハ
 △ (5)イクノミライ
 △ (7)アスカリ

有力馬のコメント
 ◎ (1)ルーアン

 JRAの新馬戦を勝ち、1勝クラスでは4度の連対実績がある馬。前走のオイランソウスプリンは、5番手から好発を切ってハナに立ったところで、内からハナを奪われ、2番手から。さらに外からも来られて、引くに引けずに消耗戦に巻き込まれた形。前半3F35秒6-後半3F39秒3のかなりのハイペースだったために、最後の直線では早々と止まってしまいましたが、スピード面の優秀さは見せられていました。今回は休養明け3戦目で、そろそろ体調が上がってくる頃。ここでの復活を期待します。

 ○ (3)ルイジアンナ

 前々走でB2・エイプリルスター賞を快勝したスピード馬。前走のスパーキングスプリトは昨日の川崎スパーキングスプリントに出走していた格上相手に、序盤は付いて行くスピードを見せました。今回の相手ならば、上位争いが濃厚でしょう。

 ▲ (2)ゴールデンオパール

 前々走のB2クラスでは、川崎900mの大外12番枠から捲り上げて行くような競馬で4角では前に並びかけ、そこから徐々に加速して、直線半ばで突き抜けて3馬身差の圧勝を収めた実力馬。休養明けの前走は行きっぷりが悪く、後方ままで終わりましたが、今回は叩かれての上昇が見込めます。

 注 (4)タツノマッハ

 前走のB2クラスでは、川崎900mの9番枠でテンに置かれ気味でしたが、そこから激しく押して押して3角で先頭に並びかけていく競馬。前半で脚を使ったことが祟って、最後は伸びあぐねましたが、それでも3着なら上々。あまり時計の速い決着は好ましくありませんが、さらに相手強化となるとペースが上がって追走が楽になる優位性があるので、ここも警戒しました。

 △ (5)イクノミライ

 減量騎手起用の前走・B3・疾駆特別では、行きっぷりが一変。二の脚の速さで先頭に立つとそこから押して押しての逃げ切り勝ちでした。今回はさらに相手が強化されますが、今回はさらに斤量が軽い51Kg。これならばそこまで悪い位置になならないと見て、印を打ちました。

 △ (7)アスカリ

 2020年の11月に福島ダ1150m戦の1勝クラス勝利した馬。当時は速い流れの2番手外を追走し、最後の直線序盤で先頭に立つと、2着馬に5馬身差をつけての楽勝でした。2勝クラスに上がってからは、成績不振で南関東へ移籍となったのですが、前走では川崎900mの大外12番枠から2列目の外を追走して4着と上々の走り。かつてほどの走りは見せられずとも、復調気配は見せられているので、警戒しました。

結論 馬複1-3,2,4,5,7 (26:8:8:4:4) 複勝1 (50)

2022年 川崎スパーキングスプリントの予想+10R

今回は昨夏のSⅠ・習志野きらっとスプリントを制したパノフィーリングvsスパーキングスプリントチャレンジ(川崎スパーキングスプリントTR)の上位馬の対戦図式。コパノフィーリングの実績上位は明確ですが、今回は今年1月の船橋記念以来の休養明けの一戦。叩き台の気配が強い一戦だけに、ここはスパーキングスプリントチャレンジの上位馬が優勢と見ました。

川崎11R  川崎スパーキングスプリント ダ900m
 ◎ (7)ファントムバレット
 〇 (4)キモンルビー
 ▲ (2)コウギョウブライト
 △ (3)コパノフィーリング
 △ (6)エンテレケイア
 △ (11)マッドシェリー

有力馬のコメント
 ◎ (7)ファントムバレット

 スパーキングスプリントチャレンジを逃げ切り勝ちした馬。勢いがあります。また前々走のなんくるないさ川崎競馬賞では折り合う競馬で結果を出していることから、今回4番枠のキモンルビーにハナへ行かれたとしても問題ないはず。それに今回はキモンルビーよりも斤量が2Kg軽い53Kgを魅力。雨が降り、軽い馬場になれば斤量が軽いことは一層有利になるだけに、順調かつ、勢い、斤量、ここに来てのスピード強化を評価して同馬を本命としました。

 ○ (4)キモンルビー

 3走前にSⅢの船橋記念勝ち。前走のスパーキングスプリントチャレンジは勝利が期待された一戦でしたが、大外12番枠からスタート直後に躓き、そこから内に切って挽回していく競馬になったために、人気に応えられませんでした。前走で能力を出し切れなかった分、今回での余力はありそうではありますが、前走から斤量が据え置き。また悪く解釈すれば、前走で勝ちきれなかった点は今期やや勢いがないとも受け取れるだけに、対抗評価までとしました。

 ▲ (2)コウギョウブライト

 前々走の唯我独尊賞では、昨秋のHⅠ・道営スプリントの覇者アザワクを相手に勝利。4走前の船橋記念TR・カムイユカラスプリントでもキモンルビーとアタマ差の2着と差のない競馬をしているように、能力を出し切ればここで通用する実力があります。休養明けの前走・スパーキングスプリントチャレンジは、3角手前で外から寄られて位置を下げる不利があっての7着敗退。叩かれて上昇が期待できます。

 △ (3)コパノフィーリング

 昨夏のSⅠ・習志野きらっとスプリントを逃げて3馬身差で圧勝した快速馬。当時の2着馬は昨年の船橋記念の覇者であり、2020年、2021年の東京スプリントの3着馬キャンドルグラス。このことを考えれば、ここでは実績、能力ともに最上位と言えます。前走の船橋記念では、前々走で芝1400m戦を使っていたこと、斤量が55.5Kgとやや重かったことが影響して、序盤で置かれて追走に苦労する面を見せながらも3着に善戦。力のあるところは見せられていましたが、今回はそれ以来の休養明けの一戦となるために狙い下げました。

 △ 6エンテレケイア

 5走前となる昨秋のA2・チカバのイナカ愛川町杯より超短距離路線に転向して上昇した馬。前々走のなんくるないさ川崎競馬賞では、内枠から押して押してハナに立った斤量50Kgの(11)マッドシェリーに競り掛けていく厳しい競馬で、外から差した◎ファントムバレットとハナ差の2着。前走のスパーキングスプリントチャレンジでは斤量57Kgで出脚ひと息。大外12番枠の○キモンルビーが内に切ってきたために、挟まれるような感じで位置を下げましたが、結果的には展開に恵まれる形となりました。レース内容は上位2頭が上でここはやや狙い下げました。

 △11マッドシェリー

 3走前のなんくるないさ川崎競馬賞では、軽量50Kg任せにただ行かせる「The rooky」な騎乗で5着に敗れたものの、前走では4番枠からトップスタートを切っての楽々の逃げ切り勝ち。今回は重賞で一気に相手が強くなりますが、斤量51Kgとかなり恵まれているだけに、折り合う競馬に対応さえ出来れば、上位争いに加われるでしょう。

結論 馬複7-4,2,3,6,11 (18:14:6:6:6) 複勝7 (50)

2022年 東京ダービーの予想

本日は急用ができたために、推奨レースが提供できるかわかりません。出せるようであれば17時頃までに追加します。

大井11R 東京ダービー ダ1800m
 ◎ (14)リヴィフェイス
 〇 (7)シャルフジン
 ▲ (13)クライオジェニック
 △ (2)タツノエクスプレス
 △ (3)リコーヴィクター
 △ (9)カイル
 △ (11)ナッジ
 △ (12)イルヴェント
 △ (15)トーセンエルドラド
見解

 ■ノブレスノアがシャルフジンにロックオン?

 小久保厩舎×島川隆哉さんの3頭出しのここは、逃げの左海騎手に乗り替わった(6)ノブレスノアがラビット役をやるよう。ただ、ノブレスノアは1番枠だった京浜盃でもシャルフジンに外から切り込まれて逃げられなかったように、そこまでテンが速い馬ではありません。

 その外の(8)レディオスターもその競り合いに加わって行く可能性もありますが、前走の羽田盃でシャルフジンに競り掛けて、15着と大敗した(13)クライオジェニック、そのオーバーペースに巻き込まれてしまった(14)リヴフェイスは今回外枠ということもあり、さすがに控えて、2列目、3列目狙いの競馬をしてくるでしょう。ここは超絶ハイペースだった羽田盃から、一転してペースが落ち着く想定で予想を組み立てたいです。

 
 ■有力馬のコメント

 ◎ (14)リヴフェイス

 前走の羽田盃は前半4F47秒4-後半4F52秒9の超絶ハイペースを2列目の外から勝ちに行く競馬。直線では伸びかけたものの、止まってっしまいました。前々走のクラウンCである程度の能力を出したあとの一戦だったことを考えれば、勝ち馬と0.7秒差(8着)は上々の走りだったと言えます。

 前走の羽田盃の上位入線馬たちはペースに恵まれてのもの。今回は前走より脚抜きが良い馬場状態が推測され、ペースもそこまで速くないそうもないだけに、好位で流れに乗っての前進は十分に期待できます。

 ○ (7)シャルフジン

 2歳時のサンライズC、JBC2歳優駿では(11)ナッジに先着を許しましたが、今年の雲取賞、京浜盃ではナッジを下して連勝し、一躍この路線の主役となった馬。前走の羽田盃も自ら厳しいペースを作って3着に粘り通す、とても強い内容でした。

 ただあれだけのペースで粘れたとなれば、デキはかなり良かったと推測されるだけに、今回は体調面の上昇度がカギとなるでしょう。また、同馬はこれまで折り合う競馬をやったことがないので、もしハナに行けずに揉まれた場合の不安もあり、対抗評価までとしました。

 ▲ (13)クライオジェニック

 前走の羽田盃では15着敗退。しかし、○シャルフジンに競り掛け、ペースが厳しくなったもので度外視できます。前々走のクラシックトライアルで負かした相手が羽田盃で1着、4着だったことを考えれば、ここで巻き返すだけの能力は秘めています。

 △ (2)タツノエクスプレス

 昨秋の若武者賞では逃げてノブレスノアの2着と好走しているように、2歳時は前に行ってこその面がありましたが、近走は折り合いがつよくようになり、前走の東京湾Cで初重賞制覇を達成。前走はブルーバードCで付いてきた馬を大失速させて、逃げ切った強豪ロマンスグレーを相手に好位の外から3~4角で同馬に並びかけ、しぶとく粘って差し切り勝ち。見どころのある内容でした。

 タツノエクスプレスは、前走でSⅠ・羽田盃を使っていないフレッシュな強みがあるので、そこを警戒しました。2020年のこのレースの覇者エメリミット(9番人気)、2着のマンガン(5番人気)、2021年はギャルダル(12番人気)と、東京湾Cの上位馬がしばしば穴を開けているのは、SⅠ戦を使っていないぶん、消耗していないからです。

 △ (12)リコーヴィクター

 道営時はシャルフジン、ナッジのライバルだった馬。JpnIII・JBC2歳優駿では、ナッジに敗れていますが、中団の外から4角で早め先頭に立ったシャルフジンを負かしに行って、先頭に立ったところを上位馬に差されたもの。ここではナッジより、レース内容が上でした。

 今季初戦は京浜盃を予定したものの、一頓挫があって仕上がりが間に合わずに回避。延期した前々走のチューリップ賞でも仕上がりが間に合っておらず、馬体重15Kg増。さらに両後肢落鉄するアクシデントもありました。

 その影響なのか、前々走時は好位の外を追走し、3~4角で先頭に並びかけ、直線に入ってすぐに先頭。そこから突き放すかと思いきや、ややふわっとした走りで内に刺さり、内と外から差され、盛り返して内の馬を差し返しての2着でした。

 前走の羽田盃は前々走で能力を出し切れていなかったこと、また、超絶ハイペースを中団の外でレースをしたことで、展開に恵まれての5着。ただ、ミヤギザオウやライアンほど展開にも恵まれていないし、体もまだ太かったので、まだいくらか余力はあると見て警戒しました。

 △ (9)カイル

 前々走の京浜盃で2着だった馬。前々走は○シャルフジンの1角斜行で前の馬が外に膨れて最内の進路が開き、同馬はそこに潜り込んで好位から最短距離の競馬。3角ではシャルフジンの後ろまで上がって、直線で1頭分外へ。直線に入ってからはなかなか差が詰められませんでしたが、シャルフジンがラスト100mで失速しかけたところで、一気に迫ってクビ差。前々走では立ち回りの上手さにモノを言わせた面もあっただけに、過大評価は禁物もナッジを封じたことは褒められます。

 また、前走の羽田盃でも2列目の中目でレースを進めて、最後の直線でもしぶとく粘って見せ場を作っての6着に善戦。同厩、同馬主のノブレスノアがしっかり仕事をしてくれれば巻き返せるでしょう。

 △ (11)ナッジ

 2歳時のサンライズC、JBC2歳優駿では○シャルフジンを1着、2着に下した馬。しかし、今年に入ってからは、雲取賞、京浜盃、羽田盃とシャルフジンの後塵を拝しました。特に前走の羽田盃は前が潰れて絶好の差し展開であったにもかかわらず、(1)ミヤギザオウ、(4)ライアンに先着を許しての7着敗退。

 ただ、前記2頭よりも先に動いており、また、最内を突いたミヤギザオに対して、同馬は外々を回るロスが生じており、それらよりは今回で先着する可能性が高いと見て、買い目に加えました。

 △ (12)イルヴェント

 前走の羽田盃で4着と好走した馬。前走は最後の直線でシャルフジン以外の馬はどんどん失速していく中で、2列目の最内から最後まで伸びて勝ち馬と0.3秒差。ただ、同馬はミヤギザオウ同様に、前々走で重賞ではなく、特別戦を使っているというフレッシュな強みがあり、それが上昇度を生み出したのも確か。前走からさらなる前進となると疑問符が付くので狙い下げました。

 △ (15)トーセンエルドラド

 南関東に移籍して目下2連勝の上がり馬。前走も東京ダービーTRでは、4番枠からじわっと先手を取って逃げ、メンバー最速の上がり3Fで上がってくる完勝でした。同馬は前走時に今回と同距離コースを経験している強み、そして自在性もあるだけに、レースの流れに乗りやすいでしょう。軽視禁物です。

結論 馬複14-7,13,2,3,9,11,12,15 (8:3:3:3:2:2:2:2) 複勝14 (50)

2022年 北海道スプリントCの予想

本日は体調不良なので、北海道スプリントC一本の予想です。

門別11R 北海道スプリントC ダ1200m
 ◎ (8)リウノユキナ
 〇 (1)ダンシングプリンス
 ▲ (4)アザワク
 △ (6)スティールペガサス
見解
 北海道スプリントカップは、放牧地という土地柄で行われるため、このあとにリフレッシュ放牧予定の秋の大一番を目指す実績馬が、多く出走するのが特徴。このためJpnⅢながら、実力差が大きく、人気の実績馬同士で決着することが大半です。

 ◎ (8)リュウノユキナ

 昨年はクラスターC圧勝や東京スプリント勝ちを始め、ダ1200mのダートグレードで5戦2勝、2着2回の実績馬。休養明けの前走・大和Sでは斤量58kgと重かったため、行きっぷりがやや悪く、ピンチを感じましたが、最後の直線で馬群を捌いて上がり、勝ち馬ジャスティンにアサタ差まで迫っての2着と底力を見せました。

 同馬はキックバックを食らっても怯まないタイプで、隙あらば内を通してくる馬。1番枠の前々走・カペラSや、ジャニアリーCや大和Sでも最短距離の競馬で1~2着しています。しかし、前走の東京スプリントではそれが仇。内が伸びない馬場状態のなか、2番枠から好位の内々を追走して、最後の直線で前が壁になったところを、外ではなく、内を選択したことで、ジャコマルに差され、中目を通したギリギリともアタマ差でした。

 同馬はスピードがあって行きたがる気性面から前に馬を置いてレースをするタイプ。このタイプは勝ち切れない半面、安定した走りが出来るので、ここは有力でしょう。

 ○ (1)ダンシングプリンス

 昨年暮れのカペラSでは、五分のスタートから押して前を取りつつ、外から切ってくるモズスーパーフレアを想定して進め、2番手外と完璧な立ち回り。3~4角でもモズスーパーフレアを目標にして最後の直線。そこから追われてラスト1Fで抜け出し、◎リュウノユキナに0.1秒差を付けての完勝。前走のサウジアラビア戦、リヤドダートスプリントも強豪相手に逃げて完勝でした。同馬はあくまでも賞金が高い前走が目標。今回は全力を出せない可能性が高いですが、能力の高さで押し込みに期待しました。

 ▲ (4)アザワク

 昨年の北海道スプリントCでは、前半3F34秒6の大逃げを打ったこともあって7着に敗れましたが、その後に地力をつけて、昨秋のH1・道営スプリントを勝利した馬。スタミナが不足する休養明けの前走・エトワール賞では、息をほぼ入れず、オーバーペースで行き切っており、ここが目標は明確です。

 〇ダンシングプリンスは今回、状態面での不安があるだけに、リヤドダートスプリント時のように行き切らない可能性もあるでしょう。また、ヒロシゲゴールドは2列目にこだわるタイプ。案外と楽に逃げられる可能性もあるので、穴馬候補としました。

 △ (6)スティールペガサス

 昨年の道営スプリントでは、好位馬群の外からアザワクを目標に動いて、接戦の2着と好走した馬。前走のエトワール賞では、休養明けの前々走アドマイヤマーズ・プレミアムで圧勝した反動や▲アザワクのオーバーペースに巻き込まれたこともあって、前々走で0.7秒引き離した相手フジノパンサーに先着を許しましたが、本来の能力はスティールペガサスのほうが上。相手強化で勝ちに行かない競馬なら、展開に恵まれての一発がありそうです。

結論 馬複8-1,4,6 (30:10:10) 複勝8 (50)

2022年 さきたま杯の予想+9R+10R

さきたま杯はあの馬が意外と人気がないですね。ラッキー✨✨ 本日は9Rと10Rの予想も出します😊

浦和11R さきたま杯 ダ1400m
 ◎ (7)エアスピネル
 〇 (5)ティーズダンク
 ▲ (11)ルーチェドーロ
 注 (4)ヘリオス
 △ (8)サクセスエナジー
 △ (10)サルサディオーネ

見解
 ◎ (7)エアスピネル

 昨年のフェブラリーSで2着、さきたま杯で2着と好走した馬。昨秋の武蔵野Sでは、前半4F46秒5-後半4F48秒5(稍重)のかなりのハイペースを好位の中目でレースを進めて、4角~直線序盤(ラスト3F地点)にかけてで前4頭が壁になり、ポジションダウンする不利がありながらも4着に粘る好内容でした。

 前々走のフェブラリーSは、9着に敗れているものの、これは前半4F46秒8-後半4F47秒0(不良)の前有利の流れを、16番枠からゲート出たなりで控えて後方3~4番手の外を追走したもの。また、前走のかしわ記念は、勝ち馬に2.1秒も離れた5着に敗れましたが、これはタフな馬場が応えたもの。

 タフな馬場で好走すると、大井記念のミューチャリー(前走ダイオライト記念で3着)のように、強い疲労でしばらくスランプになる場合がありますが、大敗したことで今回での上昇度があるでしょう。実際にかしわ記念で勝ち馬と5.8秒差の9着に敗れたダイムフライヤーも、1700m前後がベストのながら、2000m大井記念で3着接戦の4着に巻き返してきています。

 〇 (5)ティーズダンク

 5走前のオーバルスプリントでは、3着馬アランバローズに5馬身差をつけ、テイエムサウスダンと2馬身差の2着に好走した馬。5走前は逃げたアランバローズにテイエムサウスダンが競り掛け、前半3F34秒9-後半3F37秒4のかなりのハイペース。離れた4番手から向正面で前との差を詰をじわじわ詰めた同馬は、展開には恵まれました。

 3走前のゴールドCでは5番枠から好発を決めて、内からハナを主張してくるジョーロノ、外からハナを主張してくるアランバローズ、ベストマッチョに行かせて、じわじわ位置を上げ、4角先頭からモジアナフレイバーの追撃を振り切って勝利。同馬はどこからでも動けるのが強みの馬だけに、最後の直線が短い浦和は合っています。休養明け2戦目の前走で今回と同距離コースのオープンを勝利し、復調気配を見せただけに、ここも有力でしょう。

 ▲ (11)ルーチェドーロ

 5走前にJRAの1400m戦、端午Sを勝利している実績馬。ただ5走前は前半4F33秒5-後半38秒3の超絶ハイペース。7番枠からやや出遅れ、二の脚も他馬にやや見劣り、序盤から後方からになったことで、激流に乗らずに展開に恵まれ面が大きいもの。また前々走の船橋記念では、1番枠から出遅れて後方2番手から追走も忙しく、直線入り口ではほぼ最後方と絶望的な位置だったように、高いレベルでは1400mがベストで1200mは短いはず。

 それを証明するかのように、1400mで平均ペースの前走・フジノウェーブ記念では、1番枠から楽に2番手を取って、終始スムーズなレースぶりで2着馬に3馬身半差をつけての完勝。前走の東京スプリントCでもテンに置かれて追走に苦労していましたが、それでも4着に善戦したのは地力があればこそ。1400mに替わる今回は前進が濃厚でしょう。

 △ (4)ヘリオス

 昨秋に復帰して東京ダ1400mのグリーンチャンネルCと、霜月Sを逃げて連勝し、休養明けの今年1月の根岸Sでも2着に善戦した馬。前々走の黒船賞は、前3走~5走前から指数をダウンさせましたが、休養明けで好走した反動が出たのでしょう。また、前々走は人気薄の3着馬がインから上位2頭に迫ったように、内有利の馬場。ヘリオスは前半3F37秒5-後半3F39秒3のややハイペースを、2番手外でレースを進めて2着と他上位馬と比べると不利なレースをしていました。

 前走のかきつばた記念は内に砂が足されて外有利の馬場を、12番枠を利して好位の外でレースを進めて2着。前走時は12番枠を利して好位の外を追走してはいましたが、優勝馬イグナイターの方が、最後の直線でしっかりと外に出しており、上手く乗っていました。ただ、速い馬場の悪い内目を逃げたラプタスに対して半馬身しか差を付けられなかった辺りにやや物足りなさを感じ、狙い下げました。

 △ (8)サクセスエナジー

 1400mの交流重賞を5勝、昨年は1200mの東京盃を優勝した馬。東京盃では前半3F34秒1-後半3F36秒2のハイペースを10番枠から五分のスタートを切って、押して押して好位へ上がり、終始外々から動いて最後の直線で早めに抜け出して完勝。同馬はキックバックが苦手で揉まれると脆い面がありますが、上手く前に出して行くか、ロスがあっても外々に出して行ければ強い馬です。

 ただ、前走の東京スプリントは1番枠で揉まれて終わってしまったように、特に近走はテンが速くないので、よほど逃げ、先行馬が手薄でない限り、内枠は合わない条件。今回は8番枠で外の馬の出方次第ではチャンスがあるので買い目に加えました。

 △ (10)サルサディオーネ

 昨夏のスパーキングレディCでJBCレディスクラシックの1着馬テオレーマ、3着馬リネンファッションを撃破し、秋の日本テレビ盃では強豪牡馬を撃破した逃げ馬。ただし、日本テレビ盃後がひと息。近2走で相手がその後のかしわ記念の覇者ショウナンナデシコと言っても、前々走のエンプレス杯はマイペースで逃げて2着。前走のマリーンCはタフな馬場で逃げ馬には厳しい展開だったとはいえ、同馬をマークで乗ったショウナンナデシコに8馬身も引き離されました。

 また、今回は実績のない1400m戦。今回のメンバーならハナには行けばまずが、この距離だと息が入れられない追走になるので、ここは狙い下げました。おそらく次走の1600m戦、スパーキングレディーCあたりを目標にしての出走でしょう。

結論 馬複7-5,11,4,8,10 (18:14:8:6:4) 複勝7 (50)