2021年10月3日(日)の予想

本日1番 阪神11R ポートアイランド 芝1600m
 ◎ (7)レッドガラン ←3着
 〇 (2)ジュンライトボルト
 ▲ (12)ルークズネスト ←2着
 △ (4)トライン
 △ (5)ガゼボ
 △ (13)ダノンチェイサー
 △ (15)ラセット
 △ (16)レッドヴェイロン

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にエアロロノア(-19.3pt)、プリンスリターン(-18.0pt)、ジュンライトボルト(-17.7pt)、トライン、レッドガラン(ともに-16.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 今回はこれと言った逃げ馬不在で、8月の関越Sをかなりのスローペースにした、フォックスクリークあたりがハナを主張するとなると、ここもスローペースの上がり勝負が濃厚でしょう。そこで◎には、一昨年3月に大阪城Sを勝利した実績があり、4走前のリゲルS・3着、前々走の洛陽Sでは、メンバー最速の上がり3Fを駆使して3着と、オープンでは互角以上の存在の(7)レッドガランを推します。

 4走前は超スローペース、前々走は超絶スローペースでしたが、直線の外から締めてきたアルジャンナを外へ押し出しながら、上がり3F32秒7の豪脚を見せました。前走の東風Sは、重馬場のタフな流れを勝ちに行く競馬が応えて人気を裏切りましたが、これまで良馬場の瞬発力勝負ばかり経験していたレッドガランにとってはとても良い経験になったはず。今回は後方すぎない位置から切れる脚を使ってくると見て、本命としました。

 ○は、今春の鞍ケ池特別(2勝クラス)、むらさき賞(3勝クラス)を連勝し、オープン入りを果たした(2)ジュンライトボルト。前々走のむらさき賞はキタイが緩みないペースで逃げたことで前が崩れて展開に恵まれての勝利でしたが、3走前の鞍ケ池特別は中京芝1600m戦でレースが平均ペースで流れた中、後半馬群の中目から直線の上り坂で一気に2番手まで上がり、最後はそのまま内から突き抜けてメンバー最速の上がり3Fタイムで勝利しました。マイル戦だと序盤で置かれ気味になりますが、前走の関越Sのように出遅れて位置が悪すぎなければ、通用するでしょう。

 ▲は、スタミナが不足する休養明けで、前々走のファルコンSを最内枠から押して押してハナに立ち、ややハイペースで逃げ切った(12)ルーズネクスト。前々走は直線でグレナディアガーズにいったん差されたものの、差し返しての優勝。前走のNHKマイルCは好スタートは決めたものの、休養明け好走の反動で10着大敗。しかし、立て直されの今回は巻き返しに期待できるでしょう。3走前のシンザン記念で2着と善戦しているように、本来はマイルでもやれる馬です。

結論 馬連7-2,12,4,5,13,15,16 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝7 (50)

本日2番 中山7R 3歳上1勝クラス 芝1600m
 ◎ (2)ブレークアップ ←1着
 〇 (8)トゥーフェイス ←3着
 ▲ (7)ヘッズオアテールズ
 △ (1)ジュエルケイウ゛
 △ (3)サンデイビス
 △ (4)クロスザルビゴン
 △ (9)ローレリスト

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヘッズオアテールズ(-10.3pt)、クロスザルビコン(-9.7pt)、トゥーフェイス(-8.7pt)、マイネルグロン(-4.0pt)、ジュエルケイヴ(-2.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、3走前の中山芝2200mの未勝利戦で逃げて1クラス上でも通用の好指数を記録した(2)ブレークアップを推します。同馬が3走前で2着に下したカーディナルは、すでに1勝クラスを好指数で勝利しています。前々走の京都新聞杯はペースが厳しく、好位の内々を立ち回った前走は、直線で前が塞がり、外に出して前の2頭の間を割ろうとしたものの、内の馬に接触されて万時を休したもの。今回は実績のある中山芝2200mで、小頭数で自分の型に持ち込めそうなメンバー構成。巻き返しを期待します。

 ○は、3走前の新緑賞では、好位の外でゆったりとレースを進めて、アルビレ―ジャ(次走、ホンコンT勝ち)にクビ差まで迫った(8)トゥーフェイス。同馬は距離が延びて、パフォーマンスを上げたタイプ。芝2000mの前走、奥尻特別も3着と悪くありませんが、好位でゆったりとレースを進めてより良さが出るタイプなので、今回の距離延長は好ましいでしょう。

 ▲は、充実一途の3歳馬(7)にヘッズオアテールズ。前走では中団から向正面で手応え良く好位まで上がり、4角から先頭に立って2着。外から一気に上がってきたピノクルにハナ差差されましたが、早仕掛けをしたことを考えれば上々の内容でした。今回はスタミナが不足する休養明けで距離延長で、初めての芝2200m戦。これ自体は好ましい条件ではありませんが、キャリアの浅い3歳馬だけに、休養中の成長も加味して3番手評価としました。

結論 馬連2-8,7,1,3,4,9 (15:15:5:5:5:5) 複勝2 (50)

本日3番は別ページのスプリンターズS

本日4番 中京3R 2歳未勝利 芝1400m
 ◎ (2)マイマルレノン ←3着
 〇 (12)ビップシュプリーム
 ▲ (9)カジュフェイス
 △ (4)ダイヤモンドフジ
 △ (11)ザンゲツ
 △ (13)ベヴィアーモ
 △ (17)リゴレット

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にダイヤモンドフジ(-1.0pt)、リゴレット(0pt)、ビップシュプリーム(0.3pt)、カジュフェイス(0.7pt)、ロッホローモンド(3.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、4着以下が6馬身離された中京芝1400mの新馬戦で、メンバー最速タイの上がり3Fタイムを駆使して3着と好走した(2)マイネルレノンを推します。その後はなかなかの強敵と対戦して勝てず。また前々走は距離が長く、前走は逃げ争いでペースが厳しくなったもの。新馬戦で同じ上がり3Fタイムを記録した、スタニングローズはすでに1勝目を挙げているだけに、最適距離に戻るここは、巻き返しを期待します。

結論 馬連2-12,9,4,11,13,17 (15:15:5:5:5:5) 複勝2 (50)

おまけ1 中山2R 2歳未勝利 芝1600m
 ◎ (15)ロードカテドラル ←1着
 〇 (7)シーヴィクセン
 ▲ (12)ヒメゴゼン
 △ (3)ニシノムネヲウツ ←2着
 △ (4)エンドロール
 △ (5)ミライヘノエール
 △ (6)セッタレダスト
 △ (10)シゲルハンマー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードカテドラル(-3.0pt)、ニシノメグレス(-1.0pt)、シーヴィクセン(0.7pt)、シナモンロール(1.3pt)、デカメロン(3.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の新馬戦では3着馬を5馬身引き離して、ロムネヤとクビ差(2着)の(15)ロードカテドラルを推します。前走はゆったりとしたペースで逃げるロムネヤの外2番手を追走。ラスト3Fから少しずつペースアップするロムネヤとともに後続を突き放し、一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5。最後まで脚色が衰えないロムネヤを差せませんでしたが、これに着いて行ったロードカテドラルも大したもの。

 また、前走はそこまで厳しい流れではなかっただけに、初戦好走のダメージは残らないと見て、本命としました。この馬がどの程度走るかで、ロムネヤの能力も測れそうです。

結論 馬連15-7,12,3,4,5,6,10 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝15 (50)

おまけ2 中山7R 3歳上1勝クラス 芝2200m
 ◎ (11)リンフレスカンテ ←3着
 〇 (1)アウスウ゛ァール
 ▲ (7)ニホンピロマリブ
 △ (16)ウィンドリッパー
 △ (4)アドマイヤベネラ
 △ (9)ソウルラッシュ
 △ (10)ロワンディシー
 △ (13)レベランス

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードカテドラル(-3.0pt)、ニシノメグレス(-1.0pt)、シーヴィクセン(0.7pt)、シナモンロール(1.3pt)、デカメロン(3.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の新馬戦では3着馬を5馬身引き離して、ロムネヤとクビ差(2着)の(15)ロードカテドラルを推します。前走はゆったりとしたペースで逃げるロムネヤの外2番手を追走。ラスト3Fから少しずつペースアップするロムネヤとともに後続を突き放し、一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5。最後まで脚色が衰えないロムネヤを差せませんでしたが、これに着いて行ったロードカテドラルも大したもの。

 また、前走はそこまで厳しい流れではなかっただけに、初戦好走のダメージは残らないと見て、本命としました。この馬がどの程度走るかで、ロムネヤの能力も測れそうです。

結論 11-1,7,16,4,9,10,13 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)

2021年 スプリンターズSの予想

本日3番 中山11R スプリンターズS 芝1200m
 ◎ (16)モズスーパーフレア
 〇 (14)ダノンスマッシュ
 ▲ (11)ジャンダルム
 △ (1)シヴァージ
 △ (2)ミッキーブリランテ
 △ (5)ファストフォース
 △ (6)メイケイエール
 △ (12)レシステンシア

見解
 ■モズスーパーフレアとビアンフェは、今年も競り合うか?

 昨年のスプリンターズSはモズスーパーフレアとビアンフェの逃げ争いが激化し、前半3F通過32秒8。3番手以下を大きく引き離してどんどんペースを引き上げたことで、4角最後方のアウィルアウェイが大外から一気に詰めより、3着に食い込みました。昨年は馬場の内側が悪化し、外が伸びていたというのも同馬の好走要因のひとつでしょう。

 モズスーパーフレアとビアンフェは、昨年のこのレース以来の激突になりますが、両馬ともに快速馬だけに、今年も競り合いは避けられないと見ています。中山芝1200mは外回りの坂の頂上付近からスタートして、約4.5mもの坂を下って行くコース。そのため快速馬ほどスピードに乗ってしまいやすいもの。さらに3~4角のカーブが緩く、下り坂で加速がついたまま4角に進入するため、あともう少しのところで快速馬が失速し、差し馬が台頭することが多いもの。

 馬場が悪化すると、差し、追い込み馬も追走にスタミナを消耗するため、2007年のスプリンターズSのように前が残ることもありますが、基本的に快速馬が自滅しやすいコース形態です。しかし、昨日の中山芝1200mの勝浦特別(2勝クラス)では、前半3F34秒3-後半3F34秒1という、逃げ馬コスモアンジュがが2着に残れるペースでの1分08秒4の決着。ここまで回復していると、スプリンターズSは1分07秒5を切ってくる可能性が高いです。

 ■予想

 そこで◎には、2019年のオーシャンSを超高速馬場でもないのに、前半3F32秒3-後半3F34秒8の超ハイペースで逃げ切った(15)モズスーパーフレアを推します。この2019年のオーシャンSがモズスーパーフレアの自己最高指数で「-25」。この時の決着タイムは1分07秒1で、今の中山と同じくらいの馬場状態。昨年のスプリンターズSは、馬場が悪化していたために前半3F通過32秒8はオーバーペースでしたが、今の馬場なら32秒台半ばで行っても、当時の地力があれば粘れるはず。

 前々走の高松宮記念は馬場が緩く、逃げて伸びない内側を通って5着。前走の北九州記念も、4角から馬場の良い外に出したヨカヨカとファストフォースがワン、ツーを決めているように、完全に外が伸びる状態。それを前半3F33秒2のオーバーペースで行って3着ならば、まだまだ衰えてはいないはず。内目前目が有利の今の中山なら、大勢逆転があると見て、同馬を本命としました。

 ○は、昨秋のスプリンターズSは、休養明けのセントウルSを快勝した後の一戦だったため、おそらく疲労残りで好走の期待値はあまり高くないと見ていましたが、2着に食い込み驚かされた(14)ダノンスマッシュ。その結果からダノンスマッシュは相当力をつけているのではないかと見て、次走の香港スプリントでは、香港勢が手薄だったこともあり、勝ち負けになると見ていました。予想どおり優勝して、一段階上のレベルに駆け上がった形。

 前々走はスタミナが不足する休養明けながら、重馬場の高松宮記念を優勝。前走のチェアマンズスプリントPは、タフな馬場の激戦を制したダメージが残っていてある意味、予定どおりの凡退。出遅れて中団馬群の中目まで押し上げたものの、前半が劇的なスローペースで進路がなく、3角手前から外に出したことで、ロスの大きい競馬になってしまいました。

 一言で言えば、「スローペースなのに、位置取りが悪すぎた」のが敗因ですが、相手が強かったり、反動が出ていると取りたい位置が取れなくなってしまうのが競馬の本質。今回は再度の休養明け。さすがに100点のデキとは言えませんが、この馬の能力ならば、あっさりクリアしてしまう可能性もあるでしょうした。ただ、今回は主役の立場で外枠。コーナーロスと内目、前目の馬場を意識して、勝ちに行く競馬をした場合に、しまいに甘さを見せる危険性もあるので対抗評価までとしました。

 ▲は、3走前の春雷Sでは、前半3F33秒2-後半3F34秒1のやや速い流れを、二の脚の速さで好位の外を取って追走し、楽な手応えで直線に入って追い出されると、あっさり突き抜けて2馬身半差で快勝した(11)ジャンダルム。3走前は外々を回るロスが生じており、とても強い内容でした。

 休養明けの前々走、北九州記念はスタートが悪く、中団のやや外を追走し、結果は7着。前走のセンウルSはアオり気味にスタートを切った後、躓いて最後方からの競馬になりましたが、4角13番手からメンバー最速の上がを駆使して、3着クリノガウディーにハナ差まで迫ましました。前走は逃げ馬がペースを引き上げ、差し馬向きの流れになっているだけに、過大評価は禁物ですが、充実ぶりのアピールはできています。前走を見る限り、出遅れ癖がついてしまった感もありますが、五分のスタートを切った場合が怖い馬なので、3番手評価としました。

 △に芝2戦目の淀短距離Sから、3走前のシルクロードSまで、8戦連続でメンバー最速の上がり3Fタイムを記録している(1)シヴァージ。同馬は追い込みが届かず、善戦止まりを繰り返していましたが、3走前のシルクロードSではモズスーパーフレア緩みないペースで逃げてくれたこと、さらに外差し馬場だったことが功を奏して、重賞初制覇を達成しました。

 前走のパラダイスSは休養明け好走後の一戦で、出遅れたところから位置を上げ、外を回りながら脚を小出しに使うロスの大きい競馬で5着。しかし、前々走の安土城Sでは、いつもよりも早めに動いてクリノガウディ―と0.1秒差(2着)に善戦していることから、調子落ちはないでしょう。今回もモズスーパーフレアが出走しており、前がペースを引き上げてくれればチャンスがありますが、昨年のように外差し馬場ではないことがネックになります。

 あとは、今年に入って本格化し、前々走の函館スプリントSでは、上位接戦の3着と好走した(2)ミッキーブリランテ。同馬は今年1月のマイル戦、ニューイヤーCを勝利し、その次走の阪神C(芝1400m)でも2着に好走しているように、芝1200mだと序盤で置かれるので、本来はもっと距離があったほうがいい馬。前々走では、ビアンフェがゴリゴリ押して逃げ、前半3F32秒8までペースを引き上げてくれたことで、ラスト1Fが12秒3まで減速し、同馬の差し脚が届きました。休養明けの前走のキーンランドCは、逃げ馬不在でそこまでペースが上がらず、10着に敗れていますが、勝ち馬との着差はわすか0.4秒差。今回ペースが速くなれば、チャンスがあるでしょう。

 他では、長期休養明け、初めてのプリンカー着用で挑んだ前々走のCBC賞は、やや出負けしたものの、内枠から押して先手を主張しハナを取り切り、ウルトラ高速馬場を利して逃げ切り勝ちを収めた(5)ファストフォース。小倉の芝コースはJRA屈指のタイムが出るコースですが、それにしても今夏の特に開幕週はまるでコンクリートの上を走っているかのように路盤が硬く、1分06秒0の日本レコードタイムを記録。

 馬場が高速化してスピードが速くなればなるほど、コーナーでの遠心力は大きくなるもの。遠心力を嫌って位置を下げ内々の競馬に徹した馬も要れば、前に行きたいがあまりに遠心力に挑戦して3角で外に膨らんだ馬もいました。

 このことから次走の北九州記念では信頼しきれない面がありましたが、同馬は北九州記念でテンの速い外のモズスーパーフレアにハナを譲り、2番手から終始馬場の良い外目を選択して追走。4角では外から追い上げてきたヨカヨカを外に張りながら、さらに馬場の良い外に出して2着と善戦しました。近2走とも上手く立ち回っての好走。今回もモズスーパーフレアとビアンフェから離れた3番手の内々というパターンなら通用しそうです。

 さらに小倉芝1200mの新馬戦、小倉2歳S、ファンタジーSと3連勝し、2歳スプリント路線の頂点にいた(6)メイケイエール。同馬は3走前のチューリップ賞でも、最内枠から好スタートを決め、鞍上が抑え込んだのを嫌がって突進開始。道中で進路を無理矢理こじ開けてと、ロスの多い無茶な競馬で1着同着と、驚きの競馬でした。

 前々走の桜花賞は横山典騎手への乗り替わりだったこともあり、制御不能で18着と惨敗。気性面での課題を浮き彫りとなり、前走はスプリント戦のキーンランドCに出走。1番人気に支持されましたが、結果は7着でした。敗因はというと、馬体重20Kg増だったことが示すように太目だったことと、やや出負からチューリップ賞時のように行きたがり、ハナを切らざるを得ない形になったからでしょう。今回は体も絞れたようだし、中目の枠で前走時よりも自由が利く点がプラス。また、前がペースが引き上げくれれば、自然と折り合いもつくので、ここで巻き返しがあっても不思議ないはず。

 最後に今年よりスプリント路線に転向し、1月の阪急杯では休養明けながらマイペースで逃げて自己最高指数の「-23」で優勝した(12)レシステンシア。その次走の高松宮記念では、阪急杯から1Fの距離短縮だったこともあり、行きっぷりが悪く、また外枠だったため好位の外目からの競馬となりました。しかし、馬場は内が緩く、外のほうが伸びる状態だったため、これが功を奏して2着に善戦しました。

 前走のセントウルSは高速馬場でしたが、逃げ馬が前半3F32秒9と相当速いペースで飛ばした中、2列目の内を追走してラスト1F手前から先頭に立って押し切る強い内容。ただ、今回は休養明けで好走したダメージとの戦いになります、レシステンシアが昨年のダノンスマッシュのように一段階上の潜在能力があるなら、ここもクリアするでしょう。しかし、それはなかなか難しいことなので、狙い下げました。

結論 馬連16-14,11,1,2,5,6,12 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝16 (50)

本日4番 中京3R 2歳未勝利 芝1400m
 ◎ (2)マイマルレノン ←3着
 〇 (12)ビップシュプリーム
 ▲ (9)カジュフェイス
 △ (4)ダイヤモンドフジ
 △ (11)ザンゲツ
 △ (13)ベヴィアーモ
 △ (17)リゴレット

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にダイヤモンドフジ(-1.0pt)、リゴレット(0pt)、ビップシュプリーム(0.3pt)、カジュフェイス(0.7pt)、ロッホローモンド(3.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、4着以下が6馬身離された中京芝1400mの新馬戦で、メンバー最速タイの上がり3Fタイムを駆使して3着と好走した(2)マイネルレノンを推します。その後はなかなかの強敵と対戦して勝てず。また前々走は距離が長く、前走は逃げ争いでペースが厳しくなったもの。新馬戦で同じ上がり3Fタイムを記録した、スタニングローズはすでに1勝目を挙げているだけに、最適距離に戻るここは、巻き返しを期待します。

結論 馬連2-12,9,4,11,13,17 (15:15:5:5:5:5) 複勝2 (50)

本日5番 中山2R 2歳未勝利 芝1600m
 ◎ (15)ロードカテドラル ←1着
 〇 (7)シーヴィクセン
 ▲ (12)ヒメゴゼン
 △ (3)ニシノムネヲウツ ←2着
 △ (4)エンドロール
 △ (5)ミライヘノエール
 △ (6)セッタレダスト
 △ (10)シゲルハンマー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードカテドラル(-3.0pt)、ニシノメグレス(-1.0pt)、シーヴィクセン(0.7pt)、シナモンロール(1.3pt)、デカメロン(3.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の新馬戦では3着馬を5馬身引き離して、ロムネヤとクビ差(2着)の(15)ロードカテドラルを推します。前走はゆったりとしたペースで逃げるロムネヤの外2番手を追走。ラスト3Fから少しずつペースアップするロムネヤとともに後続を突き放し、一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5。最後まで脚色が衰えないロムネヤを差せませんでしたが、これに着いて行ったロードカテドラルも大したもの。

 また、前走はそこまで厳しい流れではなかっただけに、初戦好走のダメージは残らないと見て、本命としました。この馬がどの程度走るかで、ロムネヤの能力も測れそうです。

結論 馬連15-7,12,3,4,5,6,10 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝15 (50)

本日6番 中山7R 3歳上1勝クラス 芝2200m
 ◎ (11)リンフレスカンテ
 〇 (1)アウスウ゛ァール
 ▲ (7)ニホンピロマリブ
 △ (16)ウィンドリッパー
 △ (4)アドマイヤベネラ
 △ (9)ソウルラッシュ
 △ (10)ロワンディシー
 △ (13)レベランス

見解
 

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードカテドラル(-3.0pt)、ニシノメグレス(-1.0pt)、シーヴィクセン(0.7pt)、シナモンロール(1.3pt)、デカメロン(3.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の新馬戦では3着馬を5馬身引き離して、ロムネヤとクビ差(2着)の(15)ロードカテドラルを推します。前走はゆったりとしたペースで逃げるロムネヤの外2番手を追走。ラスト3Fから少しずつペースアップするロムネヤとともに後続を突き放し、一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5。最後まで脚色が衰えないロムネヤを差せませんでしたが、これに着いて行ったロードカテドラルも大したもの。

 また、前走はそこまで厳しい流れではなかっただけに、初戦好走のダメージは残らないと見て、本命としました。この馬がどの程度走るかで、ロムネヤの能力も測れそうです。

結論 11-1,7,16,4,9,10,13 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)

2021年10月2日(土)の予想

本日1番 中京9R ききょうS 芝1400m
 ◎ (1)ドーブネ ←1着
 〇 (7)カールスモーキー
 ▲ (2)ジャスティンヴェル ←2着
 △ (4)ホワイトターフ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にドーブネ(-4.0pt)、ジャスティンヴェル、プラソン(ともに-2.0pt)、カールスモーキー(-1.0pt)、ジャズブルース(-0.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、札幌芝1500mの新馬戦は8枠11番からのスタートで出遅れ、道中は距離ロスを最小限にとどめていましたが、4角手前から上がって行く時にに外を回るロスが生じながらも、最後までしっかり脚を伸ばして2馬身差で快勝した(1)ドーブネを推します。

 前走時はレース映像を見て、そこまで強烈なインパクトはありませんでしたが、上がり3Fタイムは34秒6。札幌開催最終週のこの日の馬場としてはなかなか優秀です。ラスト2Fは11秒5-11秒6。減速もわずかで外を回ったロスなどを考えれば、やはり悪くありません。

 また、スタートで出遅れたこともあり、今回は能力を出し切ったわけではないはず。さすが千葉サラブレッドセールで5億円以上で取り引きされただけのことはあります。新馬戦の評価はAA。よって、本命馬としました。

 ○は、新潟芝1400mの新馬戦は、斤量51Kgだったこともあり、ダッシュ良く2番手に付けましたが、内から2頭が抵抗してきたため、それらを行かせて4番手からレースをお進め、ペースが落ち着いた3角手前から再び2番手に上がり、直線序盤で先頭に立ってそのまま押し切る強い内容で勝利した(7)カールスモーキー。

 新馬戦の勝ちタイムは1分24秒0と超平凡なタイム。しかし、新潟芝1400m新馬戦はかなり不思議な舞台で、タイムのバラつきが激しく出ます。古馬のタイムとまともに比較することはあまり意味がありません。後の活躍馬は平凡なタイムだった新馬戦からの方が多いくらいです。また、このレースのラスト2Fは12秒4-12秒2と最後に向けて加速しており、このあたりに非凡さを感じさせます、カールスモーキーは意外と強いかもしれないので、対抗評価としました。

 ▲は、新潟芝1200mの新馬戦では、超高速馬場をマイペースで逃げて5馬身差で楽勝した(2)ジャスティンヴェル。ただ、前走はラスト2Fで11秒2-11秒8と失速しており、ラスト1Fで後続に詰め寄られたのも確か。同新馬戦でメンバー最速の上がり3Fタイムを駆使して3着テーオースパローは次走で未勝利戦を勝ち上がっているとはいえ、他馬は条件替わりでしか勝てていないことから、そこまで強い相手ではなかったと言えます。それでもここでは指数上位になるので、3番手評価としました。

結論 馬連1-7,2,4 (20:20:10) 複勝1 (50)

本日2番 中京7R 3歳1勝クラス 芝1600m
 ◎ (5)サマートゥリスト ←1着
 〇 (8)サナティオ
 ▲ (3)ジャスティンカフェ 2着
 △ (13)ヴェールクレール
 △ (2)ミツルハピネス ←3着
 △ (6)ジュノー
 △ (9)ウインドラブリーナ
 △ (14)ナンヨーアイボリー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヴェールクレール(-10.3pt)、ジュノー、ウインドラブリーナ、ジュストコル、シュライエン(ともに-7.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、デビュー2戦目となった前々走の未勝利戦では、好スタートを決めて、好位の内から直線序盤で先頭に立って、4馬身差の快勝を収めた(5)サマートゥリストを推します。同馬が前々走で記録した指数は、1勝クラス勝ちレベルのもの。

 前走は伸び上がるようなスタートで内のヒルノエドワードに接触。そのヒルノエドワードは初めてのブリンカーが利きすぎて、稍重馬場を内から4F45秒2の緩みないペースで大逃げをしたのですが、サマートゥリストは序盤で同馬に抵抗。ヒルノエドワードを意識した競馬になってしまったために、最後が苦しくなって8着に敗れました。しかし、前々走の指数が示すように、能力は確か。立て直されてのここは、復活を期待します。

 ○は、新馬戦では先行争いに敗れて、終始中団の外々から何とかコーナーで置かれずについて行き、直線でもジワジワ伸びて勝利した(8)サナティオ。デビュー2戦目の白菊賞は、エイシンヒデンがマイペースで逃げ切る流れを、出遅れて後方からの競馬となり、切れる脚のない同馬は9着に敗れました。

 前々走を教訓に、前走の菜の花賞では思い切った先行策。しかし、これまでに先行したことがなかった同馬には負担となり10着大敗。正直、距離を伸ばして楽に追走させて上げればいいだけのことですが、ルメール騎手の「マイルがぴったり」という助言により、マイルにこだわり過ぎている感があります。

 今回もマイル戦ですが、近2走は体を減らし過ぎていたのも確か。しかし、今回は休養明けで馬体重24Kg増と体が元に戻せているということと、休養中の成長力も考慮し、対抗評価としました。減量騎手起用で、斤量50Kgも好ましいです。

 ▲は、不良馬場の新馬戦を勝利し、次走のアルメリア賞は、高速馬場のスローペースのヨーイドンの競馬で、メンバー最速の上がり3Fタイムを駆使して2着に食い込んだ(3)ジャスティンカフェ。前走の1勝クラスでも行った、行ったの競馬になった中、前こそ捉えられませんでしたが、3番手から3着に粘りました。前走は結果的に3着でしたが、好位でレースを進められたのは収穫。馬場不問で幅広い競馬に対応できるので、ここも上位争いに加われる可能性が高いでしょう。

結論 馬連5-8,3,13,2,6,9,14 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝5 (50)

本日3番 中京2R 2歳未勝利 芝1600m
 ◎ (5)メイケイバートン 
 〇 (3)ヴィクトールドパリ
 ▲ (2)ダンテスヴュ ←1着
 △ (1)スズノマーベリック ←3着
 △ (8)ダノンピーカブー ←2着
 △ (4)タイセイエピソード
 △ (6)ナニハサテオキ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にメイケイバートン(-3.0pt)、スズノマーベリック(0pt)、ダノンピーカブー(1.3pt)、ダンテスヴュー(2.0pt)、タイセイエピソード(-5.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、新馬戦は好位から伸びて2着、前走は時計の掛かる馬場を4角先頭の強気な競馬、強い勝ち馬ジャスティンスカイの目標となってしまったぶん、苦しくなってしまいましたが、負けて強しの2着でした。指数最上位。今回は過剰人気気味な馬がいるレースだけに、ここはレース内容を評価しました。

 ○は、前走の新馬戦では出遅れたものの、5頭立てだったため、1角で楽に3番手まで上がり、4角では外から前に並び掛けて行く競馬で3着の(3)ヴィクトールドパリ。前走はかなりのスローペース。無理のないレースぶりから今回での上昇が大きいと見て、対抗評価としました。デビュー2戦目の未勝利戦で穴メーカーとなのは、新馬戦で水準以上のスピードは見せつつ、楽な競馬をしているタイプです。

 ▲は、前走の新馬戦でメンバー最速の上がりを駆使して2着に食い込んだ(2)ダンテスヴュー。ただ、前走は逃げ切った1着馬がラスト2F10秒8→11秒8と、ラスト1Fで大きく減速したことで0.1秒差まで詰めることができたもの。新馬戦の内容はそこまで高い評価はできませんが、レースを一度使われたことによる前進はあると見て、3番手評価としました。

結論 5-3,2,1,8,4,6 (15:15:10:6:2:2) 複勝5 (50)

本日4番 中山9R 芙蓉S 芝2000m
 ◎ (2)グランドライン ←1着
 〇 (3)ミッキーブンブン ←3着
 ▲ (10)ドグマ
 △ (1)コナブラック
 △ (9)トーセンクレセント
 △ (4)ビヨンドザファザー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にミッキーブンブン(-5.0pt)、グランドライン(-3.7pt)、トーセンクレセント、ドグマ(ともに-3.0pt)、コナブラック(-2.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 今回のメンバーで新馬戦の内容が良かったのはミッキーブンブンとドグマ。しかし、ともに差し、追い込みで勝利した馬だけに勝ちに行く競馬をした場合に脆さが出る可能性が多少はあります。そこで今回は、前で戦える強みで(2)グランドラインの一角崩しに期待して、同馬を本命◎とします。前々走は逃げて快勝、スタミナもあります、前走は出遅れて自分の形の競馬ができず、能力を出し切れなかったものの、前で競馬をしての巻き返しに期待します。

 ○は、前走の福島芝1800mの新馬戦はスタートひと息で後方からになりましたが、3角過ぎから徐々にポジションを上げると、最後まで長く良い脚を使って2着に3馬身、3着に9馬身もの差をつけて勝利した(7)ミッキーブンブン。

 前走はラストの2Fは12秒3-11秒9と最後まで加速。福島のタフな馬場でこのラップでは後続が離されてしまうのも当然。とにかく強かったです。ただ、前走は追い込みでの勝利、勝ちに行く競馬をすると意外な脆さを出す可能性はあるので、まだ全幅の信頼は置けません。将来性はある馬ですが、今回は対抗評価までとします。

 ▲は、前走の小倉芝1800mの新馬戦は、ゲートが開くのに驚いて出遅れ、中団でかっちり抑えたものの、道中で折り合いを欠いて、欠く競馬ながら、差し切って勝利した(10)ドクマ。前走は3角過ぎたところで外からスパートして前との差を詰め、4角では大外。そこまでかなり脚を使っており、並みの馬ならば最後失速がお約束のパターンでした、

 しかし、ドグマは直線半ばでは届きそうもありませんでしたが、最後までしっかり伸びて差し切り勝ち。ラスト2Fは11秒6-11秒6とかなり長く良い脚を使いました。またロスのある競馬だったことからも、潜在能力はかなり高そうですが、まだ、気性の成長が欲しい面もあり、3番手評価までとしました。

結論 馬連2-3,10,1,9,4 (19:19:5:5:2) 複勝2 (50)

おまけ1は別ページのシリウスS

おまけ2 中山12R 3歳上2勝クラス ダ1200m
 ◎ (12)トモジャドット
 〇 (2)ラストサムライ
 ▲ (16)カンタベリーマッハ ←2着
 注 (8)レッドランサー
 △ (1)マリアルージュ
 △ (3)レイテントロアー
 △ (6)シセイタケル
 △ (14)デルマカミカゼ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にレイテントロアー(-16.3pt)、レッドランサー(-15.3pt)、オンリーワンスター(-13.3pt)、カンタベリーマッハ(-12.3pt)、トモジャドット(-11.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、昨秋の福島ダ1150m戦、西郷特別(2勝クラス)では好位の外で流れに乗って2着と好走した(12)トモジャドットを推します。同馬はダートスタートだと前々走のように躓いたりするなど、行きっぷりが悪くなりますが、芝スタートだと楽に前の位置を取って行けます。休養明けで芝スタートの前走は、行きっぷり良くハナに立ったところで、外からプレッシャーを掛けられてオーバーペースの競馬。結果13着に敗れましたが、休養明け2戦目の今回は息持ちが変わってくるでしょう。内の馬の出方を窺いながら動ける外枠の今回は、巻き返しに期待します。

結論 馬連12-16,8,1,3,6,14 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝12 (50)

2021年 シリウスSの予想

おまけ2 中京11R シリウスS ダ1900m
 ◎ (4)エルデュクラージュ
 〇 (11)ウェスタールンド ←2着
 ▲ (1)ダノンスプレンダー
 △ (2)ブルベアイリーデ ←3着
 △ (5)リアンヴェリテ
 △ (6)ゴッドセレクション
 △ (8)サンライズホープ ←1着
 △ (9)ケイティブレイブ

見解
 この時期は地方交流の日本テレビ盃や白山大賞典が行われるため、メンバーは分散します。トップクラスは日本テレビ盃に、その次点で長距離指向が強い馬は白山大賞典に、2000m弱がベストの上がり馬はシリウスSにという具合です。今年は昨年同様に阪神ダ2000mではなく、中京ダ1900mが舞台。昨年、カフェファラオが優勝したように、距離適性がマイルよりの馬でもチャンスがありそうです。

 阪神ダ2000mは芝スタートで、前半のペースが速くなる傾向がありますが、今年のこのレースの舞台、中京ダ1900mはダートスタート。さらにダ1800mの100m後方の急坂手前からスタートし、序盤で坂を上り、2角過ぎから再び上り、後半で坂を下るコースなので、前半、中盤とペースが上がりづらいのがポイント。

 また1~2角が狭く、ここで外を回るとロスが大きくなるため、外枠よりも内枠のほうが好ましいですが、最初の1角までの距離が1800mよりも100m長く、距離が約391mあるので、1800mほど枠の並びの影響はないでしょう。つまり、逃げ、先行馬が有利で、それらが内枠だとより有力ということ。

 今回で逃げる可能性が高いのは、前走ダ1400mのコーラルSを逃げ切り勝ちしているリアンヴェリテ。同馬は坂スタートがカギですが、スピードが違うのでハナへ行くでしょう。前々走でダ1800mの三宮Sを逃げ切り勝ちしているサンライズホープは、リアンヴェリテがハナに行けば控えざるを得ない形。リアンヴェリテが後続を離して、サンライズホープ、ロードリバーサル、エルデュクラージュ、ゴッドセレクション、ケイティブレイブが2列目を狙って行く形になるでしょう。

 そこで◎には、昨年東京ダ2100mのブリリアントS、スレイプニルSを2連勝した(4)エルデュクラージュを推します。同馬は前記の2レースで、その後に連勝街道に入るマスターフェンサーを2着に降しての勝利。今年に入ってもダイオライト記念で、先日の日本テレビ盃で2着のダノンファラオと0.2秒差(2着)に好走しているように、能力の衰えはありません。

 前走のジュライSは、先行争いが激しく、前に行った馬には厳しい展開。エルデュクラージュは外から逃げたスマートセラヴィー(次走の阿蘇S・2着)に競り掛けながら、ラスト1F手前でいったん先頭に立つ場面がありました。さらに斤量59Kgを背負い、距離も短かったはず。今回は斤量も軽くなり、距離が長くなるのも歓迎材料。前走で厳しい競馬を経験したことが、今回に繋がると見て、巻き返しを期待しました。

 ○は、ダートに路線転向してから一気に本格化し、2018年に今回と同距離コースのチャンピンズC2着の実績を持つ(11)ウェスタールンド。同馬が重賞初制覇を達成したのは、昨年4月のアンタレスSですが、その次走のエルムSで2着に好走するなど、重賞で安定した走りを見せていました。

 長期休養明けの近2走は行きっぷりが悪く、最後方ポツンの競馬。前々走のプロキオンSは超絶高速ダートで前有利の展開となったために7着に敗れましたが、前走のエルムSは前がペースを引き上げたことで、メンバー最速の上がりを駆使して4着に食い込んで来ました。

 近2走を見る限り、ダ1700mでは絶望的な位置になるので、今回の距離延長は好ましく、また前走で復調気配を見せていたこともあって、対抗評価としました。同馬は4走前の浦和記念でも、絶望的な位置からの競馬となりましたが、向正面で好位の直後まで位置を押し上げて3着に善戦しています。距離があればそういう競馬も可能になるでしょう。

 ▲は、近2走のアンテレスS、プロキオンSともに4着と安定した走りを見せた(1)ダノンスプレンダー。前走のプロキオンSは、超絶高速ダートでコーナーロスが致命的となる状況下だったために、3~4角で内のアヴァンティストに寄せてぶつけて行く、先週のオールカマーのレイパパレのような川田競馬。結果、それが功を奏してアヴァンティストをアタマ差降していますが、そういったファイティング騎乗(?)をするのが川田騎手の凄さ。昨年のこのレースでは後方から最短距離競馬で4着止まりでしたが、今年はややメンバー卿かも、昨年よりも地力をつけているので、上位争いが期待できるでしょう。

 以下特注馬として、長らくダ1400m前後の距離を使われてきましたが、前走のBSN賞は前々走から2Fの距離延長だったこともあり、
ほぼ出たなりで逃げ馬の後ろの位置を取り、直線で逃げ馬の外に出して3馬身差の完勝を収めた(2)ブルベアイリーデ。同馬は中距離路線に転向してさらに良さが出たのは確かですが、今回は休養明け好走後の一戦。反動が出る危険性もあるので、特注馬の扱いとしました。

 あとは△に2019年の大沼Sで逃げて5馬身差の圧勝、その次走でマリーンC勝ち、昨年も大沼Sを制しているように、中距離適性もある(5)リアンヴェリテ。同馬は単騎マイペースで逃げた2019年の大沼S時が自己最高指数。今回は休養明けで一気の距離延長になりますが、今回も単騎逃げが見込めるメンバー構成だけに警戒が必要でしょう。

 他では、3走前の伏竜Sで3馬身差の圧勝を収めて、4歳上位クラスの1頭として浮上した(6)ゴッドセレクション。前々走の兵庫チャンピオンシップもロードエクレールの2番手でレースを進めたまでは同馬の勝ちパターンでしたが、時計がかなり掛かる馬場を考えると、2週目の3角先頭では仕掛けのタイミングが早すぎました。早仕掛けが祟って最後に失速したところで、リプレーザに差されての2着でした。

 また、前走のジャパンダートダービーは、前々走で早仕掛けをし過ぎたことが応えたのか、スローペースなのに3列目の外で折り合い、4角外から逃げたキャッスルトップに並びかけ、そこで外に張られて2着までと、鞍上になかなか上手く乗ってもらえませんが、馬はそれなりに強いのは確かです。3歳馬で休養中の成長力も見込めるだけに、警戒が必要でしょう。

 さらに前々走の三宮Sではマイペースで逃げて2馬身差で快勝した(8)サンライズホープ。前走のプロキオンSは、超絶高速ダートで、前がの残る流れを、スタートで躓いて後手を踏み、好位の外からのロスのある競馬になったことが致命的でしたが、それでも6着。もともとは折り合うこともけっしてダメではない馬なので、軽視は禁物でしょう。

結論 馬連4-11,1,2,5,6,8,9 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝4 (50)