2021年 スプリンターズSの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2021.10.03
2021年 スプリンターズSの予想

本日3番 中山11R スプリンターズS 芝1200m
 ◎ (16)モズスーパーフレア
 〇 (14)ダノンスマッシュ
 ▲ (11)ジャンダルム
 △ (1)シヴァージ
 △ (2)ミッキーブリランテ
 △ (5)ファストフォース
 △ (6)メイケイエール
 △ (12)レシステンシア

見解
 ■モズスーパーフレアとビアンフェは、今年も競り合うか?

 昨年のスプリンターズSはモズスーパーフレアとビアンフェの逃げ争いが激化し、前半3F通過32秒8。3番手以下を大きく引き離してどんどんペースを引き上げたことで、4角最後方のアウィルアウェイが大外から一気に詰めより、3着に食い込みました。昨年は馬場の内側が悪化し、外が伸びていたというのも同馬の好走要因のひとつでしょう。

 モズスーパーフレアとビアンフェは、昨年のこのレース以来の激突になりますが、両馬ともに快速馬だけに、今年も競り合いは避けられないと見ています。中山芝1200mは外回りの坂の頂上付近からスタートして、約4.5mもの坂を下って行くコース。そのため快速馬ほどスピードに乗ってしまいやすいもの。さらに3~4角のカーブが緩く、下り坂で加速がついたまま4角に進入するため、あともう少しのところで快速馬が失速し、差し馬が台頭することが多いもの。

 馬場が悪化すると、差し、追い込み馬も追走にスタミナを消耗するため、2007年のスプリンターズSのように前が残ることもありますが、基本的に快速馬が自滅しやすいコース形態です。しかし、昨日の中山芝1200mの勝浦特別(2勝クラス)では、前半3F34秒3-後半3F34秒1という、逃げ馬コスモアンジュがが2着に残れるペースでの1分08秒4の決着。ここまで回復していると、スプリンターズSは1分07秒5を切ってくる可能性が高いです。

 ■予想

 そこで◎には、2019年のオーシャンSを超高速馬場でもないのに、前半3F32秒3-後半3F34秒8の超ハイペースで逃げ切った(15)モズスーパーフレアを推します。この2019年のオーシャンSがモズスーパーフレアの自己最高指数で「-25」。この時の決着タイムは1分07秒1で、今の中山と同じくらいの馬場状態。昨年のスプリンターズSは、馬場が悪化していたために前半3F通過32秒8はオーバーペースでしたが、今の馬場なら32秒台半ばで行っても、当時の地力があれば粘れるはず。

 前々走の高松宮記念は馬場が緩く、逃げて伸びない内側を通って5着。前走の北九州記念も、4角から馬場の良い外に出したヨカヨカとファストフォースがワン、ツーを決めているように、完全に外が伸びる状態。それを前半3F33秒2のオーバーペースで行って3着ならば、まだまだ衰えてはいないはず。内目前目が有利の今の中山なら、大勢逆転があると見て、同馬を本命としました。

 ○は、昨秋のスプリンターズSは、休養明けのセントウルSを快勝した後の一戦だったため、おそらく疲労残りで好走の期待値はあまり高くないと見ていましたが、2着に食い込み驚かされた(14)ダノンスマッシュ。その結果からダノンスマッシュは相当力をつけているのではないかと見て、次走の香港スプリントでは、香港勢が手薄だったこともあり、勝ち負けになると見ていました。予想どおり優勝して、一段階上のレベルに駆け上がった形。

 前々走はスタミナが不足する休養明けながら、重馬場の高松宮記念を優勝。前走のチェアマンズスプリントPは、タフな馬場の激戦を制したダメージが残っていてある意味、予定どおりの凡退。出遅れて中団馬群の中目まで押し上げたものの、前半が劇的なスローペースで進路がなく、3角手前から外に出したことで、ロスの大きい競馬になってしまいました。

 一言で言えば、「スローペースなのに、位置取りが悪すぎた」のが敗因ですが、相手が強かったり、反動が出ていると取りたい位置が取れなくなってしまうのが競馬の本質。今回は再度の休養明け。さすがに100点のデキとは言えませんが、この馬の能力ならば、あっさりクリアしてしまう可能性もあるでしょうした。ただ、今回は主役の立場で外枠。コーナーロスと内目、前目の馬場を意識して、勝ちに行く競馬をした場合に、しまいに甘さを見せる危険性もあるので対抗評価までとしました。

 ▲は、3走前の春雷Sでは、前半3F33秒2-後半3F34秒1のやや速い流れを、二の脚の速さで好位の外を取って追走し、楽な手応えで直線に入って追い出されると、あっさり突き抜けて2馬身半差で快勝した(11)ジャンダルム。3走前は外々を回るロスが生じており、とても強い内容でした。

 休養明けの前々走、北九州記念はスタートが悪く、中団のやや外を追走し、結果は7着。前走のセンウルSはアオり気味にスタートを切った後、躓いて最後方からの競馬になりましたが、4角13番手からメンバー最速の上がを駆使して、3着クリノガウディーにハナ差まで迫ましました。前走は逃げ馬がペースを引き上げ、差し馬向きの流れになっているだけに、過大評価は禁物ですが、充実ぶりのアピールはできています。前走を見る限り、出遅れ癖がついてしまった感もありますが、五分のスタートを切った場合が怖い馬なので、3番手評価としました。

 △に芝2戦目の淀短距離Sから、3走前のシルクロードSまで、8戦連続でメンバー最速の上がり3Fタイムを記録している(1)シヴァージ。同馬は追い込みが届かず、善戦止まりを繰り返していましたが、3走前のシルクロードSではモズスーパーフレア緩みないペースで逃げてくれたこと、さらに外差し馬場だったことが功を奏して、重賞初制覇を達成しました。

 前走のパラダイスSは休養明け好走後の一戦で、出遅れたところから位置を上げ、外を回りながら脚を小出しに使うロスの大きい競馬で5着。しかし、前々走の安土城Sでは、いつもよりも早めに動いてクリノガウディ―と0.1秒差(2着)に善戦していることから、調子落ちはないでしょう。今回もモズスーパーフレアが出走しており、前がペースを引き上げてくれればチャンスがありますが、昨年のように外差し馬場ではないことがネックになります。

 あとは、今年に入って本格化し、前々走の函館スプリントSでは、上位接戦の3着と好走した(2)ミッキーブリランテ。同馬は今年1月のマイル戦、ニューイヤーCを勝利し、その次走の阪神C(芝1400m)でも2着に好走しているように、芝1200mだと序盤で置かれるので、本来はもっと距離があったほうがいい馬。前々走では、ビアンフェがゴリゴリ押して逃げ、前半3F32秒8までペースを引き上げてくれたことで、ラスト1Fが12秒3まで減速し、同馬の差し脚が届きました。休養明けの前走のキーンランドCは、逃げ馬不在でそこまでペースが上がらず、10着に敗れていますが、勝ち馬との着差はわすか0.4秒差。今回ペースが速くなれば、チャンスがあるでしょう。

 他では、長期休養明け、初めてのプリンカー着用で挑んだ前々走のCBC賞は、やや出負けしたものの、内枠から押して先手を主張しハナを取り切り、ウルトラ高速馬場を利して逃げ切り勝ちを収めた(5)ファストフォース。小倉の芝コースはJRA屈指のタイムが出るコースですが、それにしても今夏の特に開幕週はまるでコンクリートの上を走っているかのように路盤が硬く、1分06秒0の日本レコードタイムを記録。

 馬場が高速化してスピードが速くなればなるほど、コーナーでの遠心力は大きくなるもの。遠心力を嫌って位置を下げ内々の競馬に徹した馬も要れば、前に行きたいがあまりに遠心力に挑戦して3角で外に膨らんだ馬もいました。

 このことから次走の北九州記念では信頼しきれない面がありましたが、同馬は北九州記念でテンの速い外のモズスーパーフレアにハナを譲り、2番手から終始馬場の良い外目を選択して追走。4角では外から追い上げてきたヨカヨカを外に張りながら、さらに馬場の良い外に出して2着と善戦しました。近2走とも上手く立ち回っての好走。今回もモズスーパーフレアとビアンフェから離れた3番手の内々というパターンなら通用しそうです。

 さらに小倉芝1200mの新馬戦、小倉2歳S、ファンタジーSと3連勝し、2歳スプリント路線の頂点にいた(6)メイケイエール。同馬は3走前のチューリップ賞でも、最内枠から好スタートを決め、鞍上が抑え込んだのを嫌がって突進開始。道中で進路を無理矢理こじ開けてと、ロスの多い無茶な競馬で1着同着と、驚きの競馬でした。

 前々走の桜花賞は横山典騎手への乗り替わりだったこともあり、制御不能で18着と惨敗。気性面での課題を浮き彫りとなり、前走はスプリント戦のキーンランドCに出走。1番人気に支持されましたが、結果は7着でした。敗因はというと、馬体重20Kg増だったことが示すように太目だったことと、やや出負からチューリップ賞時のように行きたがり、ハナを切らざるを得ない形になったからでしょう。今回は体も絞れたようだし、中目の枠で前走時よりも自由が利く点がプラス。また、前がペースが引き上げくれれば、自然と折り合いもつくので、ここで巻き返しがあっても不思議ないはず。

 最後に今年よりスプリント路線に転向し、1月の阪急杯では休養明けながらマイペースで逃げて自己最高指数の「-23」で優勝した(12)レシステンシア。その次走の高松宮記念では、阪急杯から1Fの距離短縮だったこともあり、行きっぷりが悪く、また外枠だったため好位の外目からの競馬となりました。しかし、馬場は内が緩く、外のほうが伸びる状態だったため、これが功を奏して2着に善戦しました。

 前走のセントウルSは高速馬場でしたが、逃げ馬が前半3F32秒9と相当速いペースで飛ばした中、2列目の内を追走してラスト1F手前から先頭に立って押し切る強い内容。ただ、今回は休養明けで好走したダメージとの戦いになります、レシステンシアが昨年のダノンスマッシュのように一段階上の潜在能力があるなら、ここもクリアするでしょう。しかし、それはなかなか難しいことなので、狙い下げました。

結論 馬連16-14,11,1,2,5,6,12 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝16 (50)

本日4番 中京3R 2歳未勝利 芝1400m
 ◎ (2)マイマルレノン ←3着
 〇 (12)ビップシュプリーム
 ▲ (9)カジュフェイス
 △ (4)ダイヤモンドフジ
 △ (11)ザンゲツ
 △ (13)ベヴィアーモ
 △ (17)リゴレット

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にダイヤモンドフジ(-1.0pt)、リゴレット(0pt)、ビップシュプリーム(0.3pt)、カジュフェイス(0.7pt)、ロッホローモンド(3.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、4着以下が6馬身離された中京芝1400mの新馬戦で、メンバー最速タイの上がり3Fタイムを駆使して3着と好走した(2)マイネルレノンを推します。その後はなかなかの強敵と対戦して勝てず。また前々走は距離が長く、前走は逃げ争いでペースが厳しくなったもの。新馬戦で同じ上がり3Fタイムを記録した、スタニングローズはすでに1勝目を挙げているだけに、最適距離に戻るここは、巻き返しを期待します。

結論 馬連2-12,9,4,11,13,17 (15:15:5:5:5:5) 複勝2 (50)

本日5番 中山2R 2歳未勝利 芝1600m
 ◎ (15)ロードカテドラル ←1着
 〇 (7)シーヴィクセン
 ▲ (12)ヒメゴゼン
 △ (3)ニシノムネヲウツ ←2着
 △ (4)エンドロール
 △ (5)ミライヘノエール
 △ (6)セッタレダスト
 △ (10)シゲルハンマー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードカテドラル(-3.0pt)、ニシノメグレス(-1.0pt)、シーヴィクセン(0.7pt)、シナモンロール(1.3pt)、デカメロン(3.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の新馬戦では3着馬を5馬身引き離して、ロムネヤとクビ差(2着)の(15)ロードカテドラルを推します。前走はゆったりとしたペースで逃げるロムネヤの外2番手を追走。ラスト3Fから少しずつペースアップするロムネヤとともに後続を突き放し、一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5。最後まで脚色が衰えないロムネヤを差せませんでしたが、これに着いて行ったロードカテドラルも大したもの。

 また、前走はそこまで厳しい流れではなかっただけに、初戦好走のダメージは残らないと見て、本命としました。この馬がどの程度走るかで、ロムネヤの能力も測れそうです。

結論 馬連15-7,12,3,4,5,6,10 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝15 (50)

本日6番 中山7R 3歳上1勝クラス 芝2200m
 ◎ (11)リンフレスカンテ
 〇 (1)アウスウ゛ァール
 ▲ (7)ニホンピロマリブ
 △ (16)ウィンドリッパー
 △ (4)アドマイヤベネラ
 △ (9)ソウルラッシュ
 △ (10)ロワンディシー
 △ (13)レベランス

見解
 

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にロードカテドラル(-3.0pt)、ニシノメグレス(-1.0pt)、シーヴィクセン(0.7pt)、シナモンロール(1.3pt)、デカメロン(3.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の新馬戦では3着馬を5馬身引き離して、ロムネヤとクビ差(2着)の(15)ロードカテドラルを推します。前走はゆったりとしたペースで逃げるロムネヤの外2番手を追走。ラスト3Fから少しずつペースアップするロムネヤとともに後続を突き放し、一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5。最後まで脚色が衰えないロムネヤを差せませんでしたが、これに着いて行ったロードカテドラルも大したもの。

 また、前走はそこまで厳しい流れではなかっただけに、初戦好走のダメージは残らないと見て、本命としました。この馬がどの程度走るかで、ロムネヤの能力も測れそうです。

結論 11-1,7,16,4,9,10,13 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)

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