【無料公開】マイルCS『おうち競馬塾』出演

ダニエルズさんと共演

競馬動画『netkeibaTV』にて、エリカ先生がダニエルズさんに予想講義を行っています。テーマはマイルCSを対象に「前哨戦の目的とは何か?」です。競馬予想のベテランの方はたぶん知っていることだから見なくくていいので(笑)、初心者~中級者の方でまだ見ていない方は、ぜひ! (^_-)-☆

この番組はなっ、なんと…今回は特別にYouTubeにて無料視聴できます。

こじんまりと収録すると聞いていたのに、スタジオに入ったら本格的なカメラマンがいて、エリカ先生は最初そわそわしてます(*ノωノ)。

2020年 福島記念・エリザベス女王杯

●福島記念

この時期は芝の中距離のハンデG3が少ないこともあり、福島記念は例年のように出走登録馬が多く、厳選されたメンバーが集います。福島は東京や京都(今年は阪神)と比べると時計を要すこともあり、夏の北海道や福島(特に七夕賞)で活躍した馬が力の要る馬場を求めて、中央のオープンや重賞ではなく、ここに出走してくるというのも福島記念がレベルアップしている理由でしょう。

近年の優勝馬を見てもミトラ、ヤマカツエース、ウインブライト、スティッフェリオと、後のG2の優勝馬やG1でも通用している馬が多数。今後を占う意味でも、注目の一戦でしょう。昨年のこのレースで初重賞制覇を果たしたクレッシェンドラヴも、今年のサマー2000シリーズやオールカマーで活躍を見せました。

また、福島記念は夏の七夕賞と同じ福島芝2000mが舞台。このコースは最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらにテンから2度の坂を下るために、福島芝1800mよりも前半が速くなる傾向があります。最初の下り坂で競り合うと、必要以上にペースが上がることになるので、その結果、ハイペースとなり、差し、追い込み馬が台頭することもあります。

マルターズアポジーが逃げ切った4年前のように、他馬とのスピードの違いを見せるつけるかのように、1コーナーまでに楽々とハナを奪い切ってしまえばスローペースになる場合もありますが、それは稀。大半はテンはそこまで速くないけど逃げ、先行して、決め手不足を補いたい馬が多いので、福島記念はかなりの確率で平均ペースよりも速い流れになります。この時期は外差し馬場の傾向があるのでなおさらです。

今年はは近5走のオープンや重賞で連続で逃げている、それも玉砕的に逃げているトーラスジェミニの逃げが確定的。同馬が逃げるとなると遅くても平均ペースでハイペースになることが大半だけに、展開上は、中団以降の馬が有利となるでしょう。そういう前提で予想を組み立てたいです。

●エリザベス女王杯

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いてエリザベス女王杯の傾向と人気馬、有力馬、穴馬を掲載しています。今年は前哨戦の府中牝馬Sで、1~3番人気の実績馬が総崩れしたことや3歳馬が不振なこと、さらに阪神芝2200mで開催されることで難解な一戦となりました。結果はいかに?

https://spaia-keiba.com/news/detail/11792

2020年 武蔵野S・デイリー杯2歳S

●武蔵野ステークス

武蔵野Sは先週のみやこS同様に、チャンピオンズCの前哨戦。さっくり言うと、中距離路線のトップクラスはG1・JBCクラシックへ、中距離路線の上がり馬はG3・みやこSへ、そしてG3・武蔵野Sは短距離~マイル路線の上がり馬が多く出走してきます。

しかし、チャンピオンディスタンスが主流の日本は、短距離<マイル<中距離の順で全体のレースレベルが高く、このためこのレースでは、前走でマイル以上の距離を使われている馬が活躍しています。

また、武蔵野Sが行われる東京ダ1600mの舞台は、2コーナー奥の芝からスタートし、最初の3コーナーまで約640mとストレートが長いのが特徴。これによりテンの遅い馬でも3コーナーまでにハナを主張することが可能。つまり、逃げたい馬、積極的なレースをしたい馬が複数出走していれば、隊列形成が激しくなり、超絶ハイペースになることもあります。

実際に過去には前半4F46.0-後半4F49.2のオーバーペースで流れて、4コーナー最後方のワイドバッハの追い込みが決まったこともありました。逆にスローペースになったことが一度もないので、出走馬の半数よりも後方からレースを運べる馬を本命視したいです。

●デイリー杯2歳ステークス

2歳G2としては数が少ない伝統のデイリー杯2歳S。このレースは2014年より施行時期が10月から11月に繰り下げられ、朝日杯FSの前哨戦になったことやサウジアラビアRCの創設、京都2歳Sの重賞格上げなど、2歳重賞が増えたことにより、かつてほど強豪が集わなくなりました。

しかし、一昨年のこのレースの優勝馬アドマイヤーマーズが朝日杯FSを制したように、案外と本番に繋がっています。本番で勝ち負けはともかく、2013年のこのレースの2着馬ボンネルヴィーソが朝日杯FSで12番人気で3着と好走するなど、このレースの上位馬が本番で穴を開けていることがけっこうあるので、そういう意味でも要注目のレースです。

また、デイリー杯2歳Sは過去10年で3コーナー先頭馬が2勝、2着2回、3着1回と活躍しているように、前半のペースが上がらず、逃げ、先行馬が有利の展開になることが多いのがポイント。差し、追い込み馬は昨年のレッドベルジュールのように、メンバー最速クラスで上がって来られる馬ではいと通用していません。

ただし、今年は京都芝1600mよりも差しが決まりやすい阪神芝1600mに舞台。まだ体力がついていない2歳馬同士の決着なので、極端なハイペースになることはないにせよ、今年は前走で京都芝1200mを逃げ切り勝ちしたスーパーウーパーが逃げるとなると、距離延長を意識してある程度スピードをセーブしたとしても、平均ペースよりも速い決着になると見ています。それだけに今回はある程度ペースが遅くても速くても対応できる末脚型の馬を本命視したいです。

2020年 みやこS・アルゼンチン共和国杯

●みやこステークス

チャンピオンズCの前哨戦、みやこSは今年は阪神ダ1800mで開催されます。しかし、これによる大きな影響はありません。阪神ダ1800mも京都ダ1800mも最初の1コーナーまでの距離が短く、最初のコーナーリングでリードを奪えるテンの速い内枠の馬が有利だからです。

逆に不利なのは、テンの速くない逃げ馬。昨年の京都ダ1800mのこのレースでは、フェブラリーSの逃げ切り勝ちが評価されてインティが1 番人気に支持されましたが、同馬は8枠16番。外枠から無理にハナを奪いに行ったものの、内枠の同型馬に抵抗されたためにペースが上がってハナも奪えず、最初のコーナーロースが大きい競馬となり、ブービー15着に敗れました。

これは阪神ダ1800mで行われたアンタレスSも似たようなもので、今年の同レースでは、今回出走のベストタッチダウンがよりによって出遅れて、8枠16番のメイショウワザシにハナを奪われてしまい、14着大敗を喫しています。このように気性に問題があって何が何でも逃げたい馬がハナを主張できなかった場合には、無様に負けます。

しかし、一度、隊列が形成されると、大きな動きはなく、先行馬でも十分に残れます。さて、今年は1枠1番のワイルドファラオは逃げるか、5枠5番のベストタッチダウンが逃げるか? そこがポイントとなるでしょう。

●アルゼンチン共和国杯

東京芝2500mで施行されるレースは、1年間で目黒記念とアルゼンチン共和国杯の2レースのみ。しかし、この2レースはペースが真逆になることが多く、目黒記念とアルゼンチン共和国杯の適性はあまりリンクしません。

目黒記念は大一番の日本ダービーの後の一戦ということで、騎手のヒートアップが窺い知れるほど、緩みない流れることが大半。距離が日本ダービーと100mしか変わらず、スタート地点も芝2400mよりも100m後方になるだけなので、騎手が芝2400mに近い感覚で乗ってしまうのも、緩みない流れを生み出す理由でしょう。

 みない流れ=逃げ、先行馬には不利ということ。実際に今年の目黒記念では1~4番手でレースを運んだ4頭が14着、16着、17着、18着に敗れて、3~4コーナーで13番手でレースを運んだキングオブコージが優勝しました。一方、アルゼンチン共和国杯はペースが遅くなることが多く、昨年最内3番手のムイトオブリガードがレースの流れに乗って優勝しました。

また、今回出走の差し馬アイスバブルは昨年のアルゼンチン共和国杯では11着に大敗しましたが、過去2年の目黒記念では2着の実績があります。今年も逃げ馬不在。先行馬がレースメイクすることになるので、スローペースが濃厚でしょう。それもかなりのスロペースになるかもしれません。

ただ、現在の東京芝コースは、馬場の内が荒れて、外差しが決まっています。昨日の京王杯2歳Sでも前半3F34.7-後半3F34.7と平均ペースでしたが、8枠17番のロードマックスが大外10.11番手から2番手を追走した強豪モントライゼにクビ差まで迫りました。そこを考えると今年は内枠よりも外枠のほうが有利でしょう。そこを考えると外枠からある程度、前を意識して動ける馬を本命馬、穴馬にするのが好ましいでしょう。

2020年 ファンタジーS・京王杯2歳S

●ファンタジーステークス

ファンタジーSは、阪神ジュベナイルFの前哨戦。2012年に同前哨戦のアルテミスSが創設されて以来、出走馬が分散し、小頭数で行われることがほとんど。しかし、ここ2年は ダノンファンタジー、レシステンシアと、阪神ジュベナイルFの勝ち馬を輩出しています。今年は京都芝1400mから阪神芝1400mに舞台を変えて行われますが、これにより逃げ、先行馬が苦戦するでしょう。

京都外回りの芝1400mは、スタートして約200m地点から3コーナーの急坂を上って行くコース。このため短距離戦ながら前半ペースが上がらず、後傾ラップが発生しやすいコース形態でした。しかし、阪神芝1400mは、2コーナー奥のポケット地点からスタートして、前半は平坦~下り坂となるために、前半ペースが速くなる傾向があります。

本日は阪神開幕週でクッション値10.1のやや高速馬場にせよ、小倉2歳Sで逃げたフリードや、函館芝1200mの新馬戦で逃げてレ―コ―ドタイムを記録したモンファボリが出走しているので、前半3F34秒前後の激流になっても不思議ありません。展開上有利なのは差し馬ですが、芝1400m戦ですから強い馬や前走で厳しい流れを経験している馬なら通用するでしょう。

●京王杯2歳ステークス

京王杯2歳Sは、朝日杯フーチュリティSの前哨戦。2歳戦で唯一の短距離GⅡともあって、スプリント路線の強い馬がここを目標に出走してくることも多々あります。しかし、けっして本番に全く繋がらないこともなく、2010年にはこのレースの1着馬グランプリボスと2着馬リアルインパクトが本番でワン、ツーを決めたこともありました。

ただし、本番に繋がるのは、デイリー杯2歳S勝ちなど、もともとマイル戦で実績がある馬ばかり。マイル戦での実績がないと、一昨年の優勝馬ファンタジストや昨年の優勝馬タイセイビジョンのように、本番では2~4着くらいで終わることがほとんどです。

また、京王杯2歳Sが行われる東京芝1400mの舞台は、スタートして約60mから緩やかに坂を上りながら、約350m地点で3コーナーを迎えるため、前半ペースが上がりにくいのがポイント。そのうえ京王杯2歳Sは、芝1200mで逃げて好走した馬たちが、ここで脚をタメて将来的にもっと長い距離もこなす工夫をしてくることがとても多く、過去10年では前半3Fが後半3Fよりも速くなったことがありません。つまり、平均よりも遅いペースで決着しているということです。

今回は先行馬多数出走しているものの、何が何でも逃げたい馬は不在。何が逃げてどういう隊列になるかなど、展開読みはとても難しいのですが、過去の傾向から平均よりも遅いペースが濃厚と見ました。今年も逃げ、先行馬が有利と見て、予想を組み立てたいです。

2020年 JBCクラシック

地方競馬最高の優勝賞金額8000万円(2020年度は東京大賞典と同額)を誇る、JBCクラシック。まさに地方競馬の最高峰レースだが、過去10年で地方馬の3着以内は、2010年のフリオーソ(2着)のみと地方馬受難。中距離路線は中央馬と地方馬の実力差が大きく、容易に狙えない現状だ。

また、JBCクラシックはチャンピオンズカップ、東京大賞典と続く秋ダート三冠の1冠目に当たる。このため先を見据えて帝王賞から直行するなど、休養明けで出走してくる馬も多数。このため休養明けの実績馬vs前哨戦の日本テレビ盃、マイルチャンピオンシップ南部杯の上位の上がり馬という対戦図式となる。

しかし、休養明けかどうかに関係なく、もっとも活躍しているのが……。

続きはこちら!
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=12631

予想はこちら!
https://nar.umanity.jp/racecard.php?race_id=2020110320120310

2020年 JBC2歳優駿

2019年まで『北海道2歳優駿』として46回の歴史を重ねてきたが、今年からJBCの2歳カテゴリーの競走『JBC2歳優駿』としてリニューアルされての実施となる。さっくり言えば、北海道2歳優駿が名称変更したようなもの。北海道2歳優駿と同じ傾向のレースになるだろう。

まず、このレースの特徴は、北海道勢が断然有利の2歳最初のダートグレード、エーデルワイス賞とは違い、中央馬が活躍しているということ。実際に過去10年で中央馬は1着6回、2着6回、3着3回に対して地方馬は1着4回、2着4回、3着7回という成績。中央馬がやや優勢なのは、秋口から中央の2歳1勝クラスが豊富に施行されることが影響している。

続きはこちら!
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=12642

予想はこちら!
https://nar.umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2020110336150409

2020年 JBCスプリント

JBCスプリントは、日本で唯一のダートスプリントのGⅠ競走。このレースは今年で第20回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は、距離1000m~1400mで施行されている。

主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズS組からの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走してくることもある。本来は前走で同距離、もしくは1F前後の距離を使われているほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状だ。

続きはこちら!
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=12641

予想はこちら!
https://nar.umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?race_id=2020110320120309&user_id=3100000007

2020年 JBCレディスクラシック

JBCレディスクラシックは、日本で唯一の牝馬限定のG1レース。このレースは今年で10年目と歴史が浅く、浦和1400mで行われることもあれば、大井1800mでも行われることもある点がややこしい。しかし、距離に関係なく求められるのは、実績と順調さだ。
 
実際に同年の夏を完全休養させなかった馬が活躍している。最有力は、近2走とも牡馬相手のダートグレードに出走し、近2走とも3着以内だった馬。該当馬は、昨年の優勝馬ヤマニンアンプリメのみだが、同馬は2着馬に2馬身、この後に紹介するファッショニスタに8馬身差をつけて圧勝している。このことからも、牝馬が相手のここなら当然、本命候補となるだろう。ただ、そのような馬が出走してくるのは稀なことだ。

そこで主力として紹介したいのが……。

続きはこちら!
https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=12633

予想はこちら!
https://nar.umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2020110320120308

2020年 天皇賞(秋)

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いて、天皇賞(秋)の傾向と人気馬、有力馬、穴馬についてを綴っております。

世間では中央G1単独最多勝が懸かるアーモンドアイ、宝塚記念で異様な強さを見せたクロノジェネシスの一強ムードですが、伏兵馬の面々も個性的で手強い面々です。

そう簡単には決まらないのでは?

こちらのコラムは会員登録なしで無料閲覧が可能ですので、お時間がある方はご一読ください♪

https://spaia.jp/column/horserace/11652