2020年 東京盃

東京盃は11月の大一番、JBCスプリントの前哨戦。このレースは下半期に行われるスプリント戦では、唯一の「G2」だけあって、ダートグレードの上位馬やプロキオンSの上位馬、前哨戦アフター5スター賞の上位馬、さらには芝の短距離からの路線変更馬など、様々な路線から、強豪が集結します。特に近年は、ここからJBCスプリントの連対馬が誕生することがとても多いので、注目の一戦です。

また、東京盃は2011年に8番人気のラブミーチャンが2着に粘って馬複1万2760円、3連単19万2730円の高配当が飛び出すなど、荒れるイメージが強いかと思います。しかし、高配当の立役者は全て地方馬であって、地方馬が不当に人気がないことがもたらしたもの。前記のラブミーチャンにしても前走のクラスターC・3着を始め、ダートグレードで上位常連の馬でした。中央のオープンとダートグレードを連勝していた1番人気のセイクリムズンが、休養明け緒戦で取りこぼしただけのことです。

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凱旋門賞のコース紹介&ポイントなど

馬場は昨年よりもワンランク重い「LOURD(Heavy)」発表

パリロンシャン競馬場は、1周約2700mの右回りコース。凱旋門賞が行われる芝2400mは、約1000mのバックストレッチと、約900mのカーブ(後半約250mがフォルスストレート)と、最後の直線約533mの3partで構成されています。向こう正面の一番奥からスタートして、400m付近から高低差14mの坂を上がり、大回りのコーナーで10mほど下ります。その先がフォルスストレートです。

日本のスポーツ新聞などでは、「フォルスストレートは我慢して」と綴られることが多いですが、一概にそうとも言えません。オルフェーヴルが二度目の凱旋門賞挑戦となった2013年は、トレヴがオルフェーヴルの後ろから徹底マークで乗り、大回りの3コーナーで仕掛けてオルフェーヴルに並びかけ、フォルスストレートでは同馬を置き去りに。トレヴはそのまま馬なりで先頭列に並びかけて直線。そこからオルフェーヴルに5馬身差をつけての圧勝でした。

この年はスタート後に各馬がそれそれの出方を窺いながらの、超スローペースでした。このようにスローペースになった場合、先行馬も後半で容易に脚が上がりませんから、差し、追い込み馬はフォルスストレートで位置を押し上げないと、ノーチャンスになってしまいます。

2013年の凱旋門賞は、オルフェーヴルがフォルスストレートでトレヴとともに動いていても、斤量の軽い同馬には敗れていたと推測されますが、もう少し着差を詰められていたはず。確かに前半で脚を使った馬は、フォルスストレートで動かないのは正解ですが、近年は馬場高速化やスローペース化の影響で、フォルスストレートで動く馬が多いです。

今年はこのレースでオブライエン厩舎のペースメーカーとなりうる存在だったサーペンタイン、ジャパン、ソブリン等が揃って回避。前に行ける3頭が揃いも揃って回避です。これによりエネイブルが逃げることも視野に入るほどのかなりのスローペースが推測されます。今年は昨年よりも馬場が悪いので、その辺りがどうかですが、後方からフォルスストレートで動いた馬の穴一発もありうるでしょう。

なお、今年は凱旋門賞で初めて、オープンストレッチを使用するとのこと。オープンストレッチとは、ゴールまでの450m地点から内ラチがさらに内に6mほど広がったコース。インコースの差し馬が前の馬を交わすために利用するものですが、今年は少頭数ですからあまり意味をなさないでしょう。

それではみなさん、凱旋門賞を楽しみましょう!!
山崎の予想は、後ほど『ウマい馬券』や『ウマニティ』に登録しますm(__)m。

2020年 スプリンターズステークス

『SPAIA AI競馬』にて、スプリンターズSの分析、そしてPP指数を用いて、人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。中山芝は先週のと変わらないほどのタフな馬場ですね。直線でも中~外目のほうが伸びています。ということは…(・∀・)ニヤニヤ

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2020年 シリウスステークス

この時期は地方交流の日本テレビ盃や白山大賞典が行われるため、メンバーは分散します。トップクラスは日本テレビ盃に、その次点で長距離指向が強い上がり馬は白山大賞典に、2000m弱がベストの上がり馬ははシリウスSにという具合です。今年は阪神ダ2000mではなく、中京ダ1900mなので、マイラーでもチャンスがありそうです。

阪神ダ2000mは芝スタートで、序盤のペースが速くなる傾向がありますが、今年のこのレースの舞台、中京ダ1900mはダートスタート。さらにダ1800mの100m後方の急坂手前からスタートし、序盤で坂を上り、2コーナー過ぎから再び上り、後半で坂を下るコースなので、前半、中盤とペースが上がりづらいのがポイント。

また1~2コーナーが狭く、ここで外を回るとロスが大きくなるため、外枠よりも内枠のほうが好ましいですが、最初の1コーナーまでの距離が1800mよりも100m長く、最初の1コーナーまでの距離が約391mあるので、1800mほど枠の並びの影響はないでしょう。つまり、逃げ、先行馬が有利で、それらが内枠だろより有力ということ。本日は良馬場発表で標準的なダートですが、ダートが軽くなって高速化すれば、よりその傾向が顕著です。

今回は芝中距離の逃げ馬キメラヴェリテやランスオブプラーナが出走していますが、両馬ともに二の脚が遅い馬。ダートスタートだと無理させないと逃げられない可能性大。キメラヴェリテは逃げてこその馬で、今回はブリンカーを着用していますが、外枠だと無理に行かせてもハナを取り切れるかが微妙です。メイショウワザシが逃げるか、それとも同馬が2Fの距離延長を意識して控えて、ダイシンインディーが逃げる可能性が高いでしょう。

またジャパンダートダービーで逃げたダイメイコリーは、本来は先行馬なので無理せずに控えて、カフェファラオも2列目狙いの競馬が濃厚。横山典騎手のアルドーレは道中である程度は動けますが、ジュライCでマクリが不発に終わったように、相手強化のここでマクリ切るのは厳しいでしょう。逃げ馬多数、先行馬が手強くもありながら、案外と平均ペースの範囲内で収まると見ています。先行馬がやや有利のその想定で組み立てたいです。

2020年 日本テレビ盃

日本テレビ盃は、JBCクラシックのステップレース。実績馬はこの先のJBCクラシック→チャンピオンズカップ→東京大賞典へと続く始動戦になります。つまり、実績馬にとって、このレースの位置付けは叩き台。基本的には夏場に順調にレースを使われている上り馬が活躍しています。

しかし、上がり馬が出走してくることがそれほど多くないのも事実。特にブリーダーズゴールドカップが牝馬限定戦へと様変わりした近年はその傾向がより強く、夏の上がり馬は白山大賞典やこの後行われるシリウスSへと駒を進めることが多くなりました。

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2020年 白山大賞典

本州日本海側および北陸地方唯一の競馬場、金沢で行われる白山大賞典。このレースは、ブリーダーズゴールドカップが牡馬混合のG2で行われていた頃、、同年の同レースの3着以内馬が活躍していました。2008年-2013年までの5年間を見ても【2・2・4・0】という成績。2009年のアドマイヤスバル、2011年シビルウォーなどの優勝馬を始め、2008年にヤマトマリオン、2013年にハタノヴァンクールが2着入線するなど、とにかく活躍が目立ち、その次走のJBCクラシックでは穴を開けることもあったほど。

しかし、ブリーダーズゴールドカップが牝馬限定G3になってからは、レベル低下が顕著。このレースの賞金が安くなったこともあいまって、JBCに繋がるというよりは、この先の浦和記念、名古屋グランプリへと繋がるレースとなりました。このレースが2100mということもあり、長距離志向が強く、過去1年以内にダ2000m以上のダートグレード勝ちのある馬が活躍しています。

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2020年 神戸新聞杯・オールカマー

●神戸新聞杯

セントライト記念は上がり馬が集う舞台に対して、神戸新聞杯は日本ダービーの上位馬が集う舞台。このレースの過去10年の連対馬20着中15頭が前走・日本ダービー組で、そのうち14頭が日本ダービーで5着以内の馬でした。このことからもいかに日本ダービー組が優勢かがわかります。

さて、その理由は? 当然、シンプルにディープインパクトやオルフェーヴルのような4歳世代で断然の馬が出走してくることも大きな理由です。しかし、もうひとつあります。それは日本ダービーと距離が同じ(今年は中京芝2200m)ばかりではなく、展開&ペースも似ているということ。だからワンアンドオンリーやワグネリアンのような馬が出現するのです。

総体的に日本ダービーはスローペースになることが多いのですが、神戸新聞杯はそれ以上にスローペースになることが多いです。実際にこのレースの過去10年で唯一、日本ダービー組以外で優勝したのは、逃げ馬リアファルの逃げ切りでした。神戸新聞杯は今回が始動戦の馬が多いトライアルのため、あまりペースが上がらないのです。

今年の神戸新聞杯は中京芝2200mで行われますが、同コースもストレートこそ長いものの、前半で坂を上って、後半で下るコース。逃げ馬が意図と持ってペースを引き上げなければ、ハイペースにはならないでしょう。つまり、日本ダービーで上がり2位以内の馬を狙っちゃえばいいのです。

過去10年でも日本ダービーで上がり2位以内だった、2010年のエイシンフラッシュ・1着、ローズキングダム・2着、2011年のオルフェーヴル・1着、ウインバリアシオン・2着、2012年ゴールドシップ・1着、2014年のワンアンドオンリー・1着、2016年のサトノダイヤモンド・1着、2018年のエタリオウ・2着、2019年のサートゥルナーリア・2着。

今年の日本ダービーも前半5F61秒7-後半5F58秒4の超スローペース。向こう上面でマイラプソディがマクったことで後半の仕掛けが速くなったものの、それでもスローペースです。こうなると今年の神戸新聞杯は、コントレイルの2着以内は堅い?

しかし、上がり2位のサリオスが不出走なだけに、ヒモ荒れの可能性は十分あるでしょう。相手を絞るにあたってのポイントは、リアファルです。この年は日本ダービーで上がり2位のドゥラメンテ
は不出走でした。遡ればリーチザクラウンも…それではみなさん、神戸新聞杯を楽しみましょう(≧∇≦*)。

●オールカマー

『SPAIA AI競馬』にて、オールカマーの傾向及び、PP指数を用いながら人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。

フィエールマンの回避でさらに少頭数になりましたが、人気が割れていて面白そうなメンバー構成になりました(^▽^)/。

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2020年 オーバルスプリント

2011年にグレードレースとして生まれ変わり、今年で早9年目のテレ玉杯オーバルスプリント。このレースはかつて12月に南関東限定重賞「S2」として行われていましたが、格上げに伴って9月に移行。最近は、秋の大一番へ向けての始動戦として、すっかり定着しました。

実はこのオーバルスプリントには、「1番人気は勝てない」というジンクスがあって、過去8年とも1番人気が優勝していません。昨年も直前の北海道スプリントカップ、クラスターカップを連勝したヤマニンアンプリメが1番人気に支持されましたが、前が有利の展開になったこともあって、3着に敗れました。

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2020年 セントライトの予想

神戸新聞杯は日本ダービーの上位馬が集う舞台に対して、セントライト記念は、上がり馬が多く集う舞台。これは3歳牡馬の関東馬劣勢を意味しているものもはありますが、日本ダービーで中下位だった馬vs上がり馬の対戦図式となることが多いです。

そこでセントライト記念の過去10年の連対馬20頭を見ると、12頭は前走が日本ダービーで、次点は前走2勝クラス(1000万下)で5頭。他2頭が前走・ラジオNIKKEI賞で、前走古馬1勝クラス(古馬500万下)が勝利したのは一度だけ。どうやら上がり馬よりも日本ダービー組がやや優勢のようです。

また唯一、1勝クラス組が優勝したが2013年は、15頭立てにして前走で日本ダービーに出走していた馬が1頭、2勝クラス組が5頭(全て3着以下)というメンバー構成でした。7月以降のレースを使われずに連対した馬は、日本ダービー出走馬以外にいません。基本的には前走日本ダービー前走2勝クラスに出走していた馬を、中心視するのが好ましいでしょう。今年はダービー組とラジオNIKKEI賞組がPP指数の脳勅値1~4位を独占しています。

さらにセントライト記念は、スローペースが発生しやすいのが特徴。このレースの舞台の中山芝2200mは、スタートしてから高低差約5.3mの最高地点(1コーナー)を目指し、後半で最低地点まで下って行くコース。このため前半のペースが上がりにくいことや、トライアルのため、出走権利や賞金のある馬は、無理をさせて消耗させたくないからでしょう。重馬場で行われ、アトミックフォースやナイママがリオンルオンのハナを叩いた昨年でさえも平均ペースで止まりました。

今回で逃げるのはバビットが濃厚。同馬を明確に突く馬はいませんが、ノーザンF軍の有力馬が後半型あので、ラインハイトが競ってペースを引き上げて行く可能性も視野に入れておきたいところ。それでも良馬場である以上、ハイペースになる可能性は極めて低く、逃げ、先行馬が有利と見て、予想を組み立てたいです。

2020年・ローズステークス

『SPAIA AI競馬』にて、ローズSの分析とPP指数を用いて、人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。秋華賞トライアルらしく、春の実績馬vs上がり馬の対戦図式となりましたが、軍配はどちらに挙がるのか!? また、山崎の本命候補は…(・・?

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