2022年 東京記念の予想

パソコンの電源が入らず、予想の更新が遅れてしまいました(;’∀’)。有力馬の紹介は後ほど追加させて頂きますm(__)m

大井11R 東京記念 ダ2400m 
 ◎ (9)ストライクイーグル
 〇 (7)セイカメテオポリス
 ▲ (13)ウラノメトリア
 注 (4)フレッチャビアンカ
 △ (3)サトノプライム
 △ (15)マンガン
 △ (5)エメリミット
 △ (8)ドスハーツ

 ■昨年と似たようなの展開濃厚
 
 昨年のようにパストーソが逃げて、「前に馬を置いて」とコメントしているエメリミットが2番手に収めていく可能性が高いメンバー構成。パストーソもエメリミットも距離に不安があるタイプだけに、昨年のように前半はゆったりとした流れで、2週目の2コーナーからペースが上がることが予想されます。3角で好位かその直後にいないと、苦しい競馬になる可能性が高いでしょう。

 ■有力馬のコメント

 ◎ (9)ストライクイーグル

 昨年の東京記念では9番人気ながら、本命◎に推した馬。結果は4着と実りませんでしたが、本馬は2019年の東京記念を優勝しているように長距離戦や、流れの速い中距離(2020年の日本テレビ盃で3着の実績)がベスト条件の馬。中距離だと追走に苦労して好位が取れない面があったからです。

 昨年の東京記念は14番枠から終始好位直後の外々を追走し、2週目の2角から3角にかけて外から捲って来たセイヴァリアントに抵抗して、早めに動いて行く形。結果、最後の直線で甘くなって4着に敗れましたが、今年はダ1800mの前走で10番枠から本馬としては出脚の良さを見せ、2番手の外に取りついて行ったように、昨年よりも状態がいいはず。

 また、過去は揉まれ弱さを見せていた本馬ですが、ブリンカー着用によりそこはかなり改善されています。初ブリンカーの昨年の大井記念では中団最内の競馬で追走に苦労し、揉まれながらも5着に食い込んで来ました。今の本馬なら好位の中目の競馬でも対応可能と見て、今年も中心視しました。

 ○ (1)セイカメテオポリス

 今年に入って地力強化され、金盃2着、ダイオライト記念5着、ブリリアントCで2着と好走、善戦した馬。前々走のブリリアントCは、2400m戦を使った後の1800m戦で1番枠ということで、スムーズにレースの流れに乗れるかが不安で▲評価でした。しかし、好発を切って、外から行く馬に行かせて、好位馬群の一番後ろを追走とレースの流れには乗れていました。このタイプはおおよそ中距離馬です。

 3走前の金盃はリンゾウチャネル、エメリミットらと競り合った1番人気のウラノメトリアが10着に失速しているように、前に厳しい流れ。終始内々を立ち回って、最内から差して2着に浮上した本馬は展開に恵まれた面が強いだけに、本質は長距離よりも中距離タイプと言えるでしょう。今回は前走の大井記念で末脚不発から立て直されての一戦。状態は悪くなさそうですが、スタミナが不足する休養明けで2400m戦となると不安もあるので、対抗評価までとしました。

 ▲ (13)ウラノメトリア

 3走前の金盃TRを休養明け&移籍初戦で制した馬。3走前は1番枠からトップスタートを切って、外から上がってくるのを待って、4番手の内を追走。3角で内から楽に位置を上げ、4角で逃げ馬の外に出して追い出すと、前を楽に交わして2着(3)サトノプライムに4馬身差、3着(10)シュプレノンに7馬身差をつけての圧勝でした。

 3走前の内容が評価され、金杯TRでは1番人気に支持されましたが、休養明け好走の反動で10着大敗。また、リンゾウチャネル、エメリミットらと競り合ったことでペースが厳しくなったのも敗因のひとつです。今回も前走の東京記念TRで2着とそれなりには走っていますが、前走は前半5F68秒3-後半5F61秒0の超絶スローペースを先行と負担の少ないレースだっただけに、今回での前進があると見て3番手評価としました。

 注 (4)フレッチャビアンカ

 昨年の東京記念と今年の金盃を勝利しているように長距離が得意の馬。特に前半5F61秒3-後半5F65秒0の緩みない流れを、好位の中目から抜け出して勝利した金盃はとても優秀な内容でした。ただ休養明けの前走・東京記念TRは、前有利な流れだったにしても、最後の直線で前との差を詰めるどころか、離されてしまう不甲斐なさも感じさせる内容で、ここは狙い下げました。

 TR凡走→本番で好走というのも本馬のいつものパターンであり、今回での前進も見込めますが、もうひと叩き欲しい感もありました。当初の御神本騎手から、テン乗りの今野騎手に乗り替わりとなったのもプラスとは言えないでしょう。

 △ (3)サトノプライム

 長距離適性が高く、昨年の東京記念TRを勝利し、今年は金盃TR2着、金盃でも3着だった馬。本馬は長距離でも好位を取れるスピードがなく後方からの競馬となりますが、ロングスパートで崩れずに走ってくるので警戒しました。

 前走の東京記念TRは逃げ馬不在で(10) シュプレノンが逃げる展開。超絶スローペースの上がり勝負の展開になりましたが、今回はさすがに前走以上にペースが上がるはず。今回は休養明け3戦目で状態面の良化も窺えるだけに、警戒が必要でしょう。

 △ (15)マンガン

 昨年の金盃では中団内々を上手く立ち回り、2週目の3〜4角で外に出されると、一気に伸びて2着(1)トーセンブルに9馬身も差を付けて完勝した馬。それ以来の7ヶ月の休養となった昨秋の東京記念では明確な調教不足で1番人気を裏切り7着敗退。

 それ以降は調子を落としてスランプ状態でしたが、前走の東京記念TRでは好位の外でレースの流れに乗り、最後の直線で早め先頭に立った (13)ウラノメトリアを目標に動いて勝利。末脚に復調が見られたので、警戒は必要でしょう。

結論 馬複9-7,13,4,3,15,5,8 (10:10:10:6:6:4:4) 複勝9 (50)

2022年 新潟記念・小倉2歳S予想

新潟記念、小倉2歳Sともに◎は人気薄です✨ 新潟記念は配分変更を行っておりますm(__)m。

本日1番 新潟11R 新潟記念 芝2000m
 ◎ (4)サンレイポケット
 〇 (16)カイザーバローズ
 ▲ (11)プリマヴィィスタ
 △ (1)イクスプロージョン
 △ (7)ゴールドスミス
 △ (8)ディアマンミノル
 △ (3)レッドジェネシス
 △ (6)カラテ

 ■最後の直線で外に出せる馬が有力

 新潟記念は距離2000mでありながら、ワンターンコースで行われます。2000mでワンターンコースなのは、直線が日本一長い新潟のみ。新潟芝2000mはスタートから最初の3角までの距離が948m、最後の直線は658.7mもあります。

 新潟記念は夏の新潟連続開催最終日に行われることもあり、各馬が4角で馬場の良い外に出したいこともあり、前半ペースが上がらず、最後の直線で一気にペースが上がるのがポイント。この傾向は馬場の内側が悪化すれば悪化するほど顕著です。今年の新潟も外に持ち出していくほど伸びる馬場になってきているだけに、近2年の新潟記念のように外ラチ沿い強襲が決まっても驚けません。

 今回は外枠のカナリキケンやフェーングロッテンが内に切れ込んで前に行くことが予想されるメンバー構成。これなら内の中団、後方馬も外に出せるチャンスがあります。今回はその想定で予想を組み立てたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (4)サンレイポケット

 2020年の新潟記念で3着、昨年の新潟大賞典を優勝しているように新潟芝2000mの実績がある馬。本馬は昨秋のジャパンCでも前半62秒2-58秒6と超絶スローペース(ラスト6F目から一気にペースアップ)でレースが流れた中、前半は好位内でレースを進め、最後の直線で徐々に外に出しながら、一旦中団からしぶとい脚で最後まで伸びて、3着シャフリヤールから3/4差の4着に好走しました。

 このように本馬はロングスパートが持ち味の馬で、直線の長いコースが得意。また高速馬場では昨秋の天皇賞のように、内々を通す競馬でないと上位争いに加われていないように、適度に時計のかかる馬場がベストの馬。つまり、標準的に時計のかかる現在の新潟芝は向いているということです。

 前走の函館記念は、極悪馬場で前半3F60秒1-後半5F63秒5のかなりのハイペース。12番枠からやや出遅れ、そこから押して中団の外目まで位置を押し上げ、3角外からもじわじわ動いていた本馬は最後苦しくなって、ハヤヤッコに1秒も離された5着に終わりました。しかし、前走で厳しい流れを経験したことは、今走での持久力強化に繋がるので、ローテーションも理想的です。


 〇 (16)カイザーバローズ

 前々走の新潟大賞典で2着と好走した馬。前々走は8番枠から出遅れて挟まれ、後方から徐々に中団の外目まで上がって行く競馬。前半のペースがそこまで上がらなかったので挽回しやすい状況ではありましたが、それでも無駄な脚を使って、レッドガランにクビ差の2着まで迫ったことは評価できます。

 前走の鳴尾記念は、休養明け好走後の一戦で勝ちに行く競馬をしたこともあり、最後の直線で伸びあぐねましたが、大崩れしなかったのは本馬の地力強化を意味するものでしょう。今回外枠ということも好ましく、前々走のような競馬ならば巻き返しが期待できます。

 
 ▲ (11)プリマヴィィスタ

 4走前の但馬Sでは、今回出走のイクスプロージョンを撃破して勝利した馬。3走前は1番枠から好発を切って促されてはいたものの、徐々に下がって中団の内を追走。このレースはオレンジペコが大逃げを打ったことで前半5F57秒2-後半5F59秒9のかなりのハイペースとなり、コース取りや展開には恵まれてはいるものの、前にいたイクスプロージョンを見ながらレースを進め、4角で先頭に立った同馬の直後から動いて、ラスト1F過ぎで捕らえて3馬身差を付けたことは高い評価ができます。実際にこの時記録した指数は高く、オープン通用レベルのものでした。

 前々走の七夕賞は3走前の芝2500mの目黒記念で中団からレースを進めた後の芝2000m戦、それも外枠だったこともあり、追走に苦労する競馬になりましたが、前走で追っつけて行ったことで、芝2000mにも対応できるはず。今回は小倉記念をフレグモーネで回避した後の一戦となりますが、人気以上の実力は間違いなくあるので、思い切って3番手評価としました。


 △ (1)イクスプロージョン

 今年3月に復帰してから勢いに乗り、3勝クラスの高山Sとオープンの関越Sを連勝した馬。前々走から1Fの距離短縮となった前走で、8番枠から五分のスタートを切って、一旦好位の中目とレースの流れにスムーズに乗れていたこと、自己最高指数を記録したことから芝2000mよりも芝1800mに方がベストでしょう。ただ勢いはあるので、ここでも侮れません。あとは最後の直線で上手く外に出せるかどうかになるでしょう。

 △ (7)ゴールドスミス

 1年8ヵ月にも及ぶ長期休養明け2戦目となった前走の阿武隈Sでは3番枠から好発を切ってハナを主張し、逃げる競馬で一変した馬。前走は向正面でエターナルヴァテスが捲って3角で本馬に並びかけ、そこから抵抗して行く形で一気にペースが速くなりましたが、最後の直線ではエターナルヴァテスを完全に振り切って勝利しました。前走は良い内容。ロングスパート型なので、直線の長いコースは合っていると推測され、ハンデも53Kgと軽いここは一考しました。


 推定1番人気馬 (5)ヒートオンビート

 休養明けの前走・七夕賞は前半5F58秒5-後半59秒3のハイペース。6番枠から五分のスタートを切って、そこから促して行ったものの、好位が取れず、中団の中目で包まれる形。道中も前が飛ばす中で後方馬群の中での追走となりましたが、このように前半で動けなかったことで展開に恵まれた部分があります。

 前走時は展開に恵まれて自己ベストタイの指数を記録。本馬は幅広いレースに対応できる魅力がありますが、今回は休養明け好走後の一戦となるために、指数をややダウンさせる公算が高く、狙い下げました。

 また、本馬が1番人気に支持される要因として、3走前の日経賞でタイトルボルダーのクビ、クビ差の3着と好走したことが挙げられますが、この時は本馬が激走したというよりは、タイトルボルダーが始動戦に徹する競馬で、本来の能力を出し切れないものでした。

結論 馬連4-16,11,1,7,8,3,6 (10:10:10:10:4:3:3) 複勝4 (50)

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本日2番 小倉11R 小倉2歳S 芝1200m
 ◎ (2)アウクソー
 〇 (9)プロトポロス
 ▲ (7)ミカッテヨンデイイ
 注 (1)ロンドンプラン
 △ (4)メイショウコギク
 △ (5)クリダーム
 △ (6)メイショウヒュウガ
 △ (11)バレリーナ

 ■かなりのハイペースになりやすいレース

 小倉2歳Sが行われる小倉芝1200mは、コース最高部の2角ポケットからスタートして、すぐに下り坂となるために、ダッシュが付きやすく、非常にテンが速くなりやすい傾向。また3~4角もスパイラルカーブで下りとなっているため、スピードが落ちにくく、ハイペースが発生しやすいのが特徴。

 昨日土曜の小倉芝は重で、本日はそこからの馬場回復が予想されます。そうなると先々週時の北九州記念のように、各馬が意図的に控えてスローペースが発生することもあります。しかし、キャリアの浅い2歳馬同士の対決となるこのレースは、まだ各馬の天井が見えず、快速馬はスピードに乗せて行き切らせてしまう傾向が強いため、かなりのハイペースが発生しやすいもの。今回もその想定で予想を組み立てます。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (2)アウクソー

 新馬戦は大外14番枠からトップスタートを切りましたが、内から前を主張してくる馬が多く、すっと抑えて折り合うセンスの良さを見せた馬。一旦はやや離れた5番手を追走しましたが、そこから徐々に位置を上げ、4角では抑えきれない手応えで先頭列に並びかけ、直線では豪快に突き抜け5馬身差の圧勝を飾りました。

 特に印象的だったのはゴール前の伸びが鋭すぎたため、レース映像の画面から飛び出しそうになったこと。レース映像はレースの流れに合わせて同じようなペースで馬を追いますが、あまりにも鋭い伸びを見せるとそれに対応しきれず、画面が揺れることがあります。

 この現象を起こしたような馬はかなり強いことが多いもの。新馬戦のタイムが1分11秒0と平凡かつ、負かした馬も次走以降で大凡退していることから、今回あまり人気にならなそう。しかし、秘めた瞬発力は相当なものを感じさせる新馬戦の内容だっただけに、ここであっさり勝利しても驚けません。

 〇 (9)プロトポロス

 6月の中京新馬戦では1番枠から好発を決め、行きたい馬を行かせて好位の最内で折り合う競馬。4角出口で外に出し、直線では徐々に後続を引き離して、今回出走の2着ウメムスビに3馬身半差をつけて圧勝。3着以下には大きな差をつけての好指数勝ちでした。

 ラスト2Fは11秒1-11秒7と減速しているように、そこまで余裕があったわけではないでしょう。しかし、本馬がこのレースで記録した上がり3Fタイム33秒8はこの日の中京では古馬を含めて最速でした。その点は潜在スピードを見せつける意味で高く評価できます。

 新馬戦で感じたことは「強いことは確かで将来活躍する可能性は高いが、目一杯の走りで疲れが残ってしまう可能性がある」でした。しかし、今回は6月からレース間隔を十分にとっての出走。おおよそ能力を出せる状態に持ってきているはず。ならば上位争いに加わる可能性は高そう。

 ▲ (7)ミカッテヨンデイイ

 新馬戦では今回出走するロンドンプランの3着だった馬。しかし、4着以下には大きな差をつけており、負けはしたものの指数はしっかりとしたものを記録。その後は一戦ごとに着実に強くなり、前走のフェニックス賞は未勝利馬ながら快勝しました。

 前走は大外9番枠から五分のスタートを切り、一旦は好位に付けましたが少し置かれて中団の外。そこから徐々に好位まで上がっていく競馬で4角では3番手。直線ではウメムスビや新馬戦を好指数勝ちしたタガノタントを交わして勝利しました。

 本馬はエンジンの掛かりが遅く、ゲートを出てからスピードに乗るまでに時間が掛かりますが、置かれ気味でも追っつけていくことでレース内容が一戦ごとに良化したタイプ。キャリアを積んでいるだけに大きな上昇は見込めないでしょうが、順調かつ指数も良いだけに、ここに入っても十分にチャンスはありそう。

 注 (1)ロンドンプラン

 新馬戦は6番枠からトップスタートを切りましたが、パラシュラーマの二の脚が速く、2列目の外からの競馬となりました。しかし、ラスト1Fで同馬に並びかけ、そこから突き抜けて堂々の勝利を飾りました。このレースでは(7)ミカッテヨンデイイを3着に下し、好指数を記録しての勝利でした。同馬との対比からも、今回のメンバーなら上位争いになると考えられます。

 前走のラスト2Fは11秒3-11秒6。そこまで余裕があったわけではありませんが、悪くもありません。走破タイム1分08秒2は、当日のCBC賞で1分05秒8が出ているように、優秀過ぎるわけではありませんが、今回に向けて余力がなくなるほどのレース内容ではなかったことも確か。

 前走時からの上積みはあると見ていますが、1番枠だけに馬場の悪い内に閉じ込められるリスクもあります。しかし、1番枠がマイナスにならないように進路取りが上手くいけば、チャンスはあると考えました。

 △ (4)メイショウコギク

 新馬戦は12番枠から好ダッシュでハナを主張し、脚をタメながらのマイペースの逃げ。最後の直線で追い出されると一気に加速し後続を突き離しました。一瞬で加速したのもあり、内ラチに接触する場面もありましたが、独走で6馬身差の圧勝でした。

 ラスト2Fは11秒0-11秒6と減速。そこまで余裕があったとは評価できませんが、最後の直線で一瞬にして後続を引き離したスピードには非凡なものを感じました。

 また内ラチに接触するなど、全能力を出し切っていない推測できる点も好感が持てます。最後の直線で後続を一瞬で引き離したスピードを、差す競馬の瞬発力に生かせれば、かなりキレそう。気性の脆さを持っていることは確かで、当てにならない面もあります。ただ、ハマればまとめて差し切るスピードを秘めています。

 △ (5)クリダーム

 6月の函館新馬戦は、緩みないペースの2番手から4角先頭の強い内容で勝利しました。レース内容の強さのわりにやや指数が低めだったため、余力があったのか、次走の函館2歳Sでは逃げて2着に好走しました。

 函館2歳Sは3番枠。外から競られる形になって引けず、腹を括ってのハナという感じの逃げ。当日の馬場状態を考えるとかなり厳しいペースで逃げ粘っており、とても強い内容でした。

 今回の小倉芝は前走ほど馬場が悪くなく、この馬にとってみれば楽な馬場状態。自分の形に持ち込めれば粘って当然の実力馬です。しかし今回問題があるとすれば、自身の状態面でしょう。前走の強すぎる内容の競馬が、疲れを残したかどうかがカギとなります。

 △ (6)メイショウヒュウガ

 新馬戦は7番枠からやや出遅れましたが、その後は緩みないペースでも流れに乗り、好位の後ろを追走。3~4角で前の馬との差を詰め、4角は2列目の3番手。直線では前2頭が外に出したことで開いた内に潜り込むと、ジワジワ伸びて勝利しました。ラスト2F11秒6-11秒7の数字が示す通り、本馬は長く良い脚を使っていました。

 走破タイムは1分08秒3。この日の小倉は馬場状態が悪く、古馬2勝クラスや北九州記念と比較するとかなり優秀。そして強かったです。ただ、かなり緩みない厳しいペースの競馬で勝利しており、余力が残せたかどうかは微妙。強さは確かですが、今回は半信半疑の面があります。

 △ (11)バレリーナ

 先週の新馬戦では、1番枠から好発を切って、二の脚でスッとハナに立っての逃げ。3~4角で2番手のディオーネに突かれると、そこからペースアップし、最後の直線では馬場の良い2頭分外に持ち出しての逃げ切り勝ち。

 ラスト2Fは11秒5-11秒9と減速。ただし、自身の逃げでこのレベルならば優秀な部類。前走ではラスト1Fで減速しているように、そこまで余力があったようには思えませんが、本馬は先週の新潟2歳Sでワン、ツーを決めた馬たちと同じ連闘策。小倉の差し馬場で前に行く不安もありますが、連闘策は競走馬の能力を振り絞って走らせる効果は大きいので買い目に加えました。

2022年 札幌2歳Sの予想

今週は札幌2歳Sと小倉2歳Sと得意の2歳重賞が2鞍行われます。昨年同様に今年も当てたいものです😊

本日3番 札幌11R 札幌2歳S 芝1800m
 ◎ (9)フェアエールング
 〇 (3)シャンドゥレール
 ▲ (2)ウェイビー
 注 (1)ダイヤモンドハンズ
 △ (7)トーセンウォルト
 △ (12)ドゥーラ
 △ (13)ドゥアイズ

 ■最終週の札幌芝はタフ

 7週間連続で行われる夏の札幌開催もいよいよ最終週。開催が進むに連れて時計がかかる洋芝コースらしく、馬場がややタフになってきました。札幌芝1500mの新馬戦を逃げ切り勝ちしたアースビートが距離延長を意識して、「今回は控えさせたい」とコメント。これにより逃げ馬不在の状況が作られ、ペースはそこまで上がらないと推測されます。それでも上がりがかかるだけに、差し馬(特に馬場の良いところを走れる外枠馬)が有利であることは確か。先行策から押し切るには持久力が求められるでしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (9)フェアエールング

 福島新馬戦では、7番枠からトップスタートを切り、最序盤は抑えていましたが、他の馬が全く行かず、逃げる競馬。5F通過は1分05秒7のスローペース。よって多くの馬が余力を残しており、ラスト3Fから一気にペースが上がりました。4角手前では2着となるナンヨークリスタルが外から前に出て、本馬はこのまま失速してしまうのかと思われる瞬間もありました。

 しかし、直線に入るとライバルたちが馬場の良い外に進路を切り替え、苦しくなってフラフラしているなか、本馬は実はまだ余裕があって、内を通ってしっかり最後まで伸びて快勝しました。前走時はスタミナの豊富さを感じさせる内容。

 ラスト2Fは11秒4-11秒6。かなりタフな馬場で大きく減速しなかった点も好感が持てます。また前走で福島のタフな馬場を経験していることも今回での粘り強化へと繋がり、前走がスローペースで消耗度が少なかったことからも、今回に向けて上昇度が見込めるはず。

 〇 (3)シャンドゥレール

 6月の東京新馬戦では7番枠からダッシュ良く飛び出し、一旦先頭に立ったところで、鞍上が抑えると尻っぱねする場面があったものの、何とか折り合い2番手からの競馬。最後の直線では外からきた差し馬たちの脚色が優勢に見える場面もありましたが、ラスト300mでもうひと伸びして勝利。後続馬をバラバラの着差にしているように強い内容でした。

上がり3Fタイム34秒5はこの週の古馬芝1800mのレースと比較しても 悪くありません。ラスト2Fは11秒3-11秒6と減速。しかし、減速0.3秒ならこの時期の2歳馬としては悪くはありませんが、超一流という評価もできないのは確か。ただ勝ちに行って苦しい展開を押し切って勝利したことは高く評価できます。また今回で大きく化ける可能性もあるレースぶりで、昨年のアライバルの6月の東京新馬戦と似た内容、評価が妥当でしょう。

 ▲ (2)ウェイビー

 6頭立てとなった札幌の新馬戦では、スローペースの中、道中3番手を追走。4角手前で外に出して前を捕らえに行き、直線ではジワジワと差を詰めて差し切り勝ち。そこまでスピードを感じさせないレースでしたが、結果は2着に2馬身半差、3着以下には7馬身以上の差をつけており、なかなかの好指数勝ちでした。

 ラスト2Fは11秒5-12秒0と減速している点はマイナスですが、上がり3Fタイム35秒4は、この週の札幌芝2000mとしては悪くありません。このことから次走のコスモス賞では、モリアーナの相手▲で狙ったものの3着。

 コスモス賞では1番枠から好発を切ったのに、変に控えてしまったことで内に入られ、一気に後方まで下がり、向正面から徐々に加速していく流れで脚を使って位置を押し上げ、3~4角で外に出していく競馬。無駄脚と距離損が生じたためにドゥアイズをクビ差捕らえ切れず、3着に敗れました。前半の入りがスムーズならば2着はあったレース内容。

 もともとエンジンの掛かりが悪い面がある点は難点ですが、掛かってしまえばしぶとく、最後はしっかりと伸びてきてくれる馬。本馬は馬場がタフになればなるほどいいタイプなので、時計のかかる札幌芝1800m戦は向くでしょう。

 注 (1)ダイヤモンドハンズ

 6月の中京新馬戦では6番枠からまずまずのスタートを切って促され、好位の直後を追走。4角手前で外に出されると、しっかりと伸びて勝利した。ラスト2Fは11秒2-11秒7でまずまず。上がり3Fタイム34秒3はメンバー最速タイ。この上がり3Fタイムの数字は、当日の他レースとの比較からは悪くありません。また4着以下を引き離していることから、指数は上位3頭が水準よりも上という決着で、2着馬は次走の未勝利戦を完勝しました。

 ダイヤモンドハンズは特に秀逸と言ったレースぶりではありませんでしたが、2歳6月時点で悪くない指数を記録したことは評価できるし、その後に休養させたことでさらなる成長も見込めます。

 △ (7)トーセンウォルト

 函館の新馬戦で6着、連闘で挑んだ未勝利戦では今回出走のアンテローズの2着でしたが、デビュー3戦目の前走では勝利。前走は8番枠からまずまずのスタートを切り、1角で内へ潜り込むと、好位の後ろからラチ沿いをジワジワと上がっていき、距離損のない競馬。4角2列目から直線で逃げ馬の外に出されると、しっかり伸びて勝利しました。

 前走は連闘で2着と好走した直後の一戦で、強行軍のローテーション。そこに不安がありましたが、体質がかなり強い馬のようで、疲れを感じさせない走りでした。本馬は記録した指数は未勝利クラスとしては悪くないもの。このタイプは叩かれながら上昇して行くことが多いので、ここは警戒しました。

 △ (12)ドゥーラ

 頓挫明けだった新馬戦は出遅れ後方2番手からになり、最後の直線では良い脚で追い込み4着。しかし、デビュー2戦目の前走は7番枠から五分のスタートを切り、好位の外3番手からの競馬。4角では2番手の外に上がり、直線では逃げていたドゥラエレーデとの叩き合いの形。少し苦しくなって外にヨレる場面もありましたが、しっかり伸びて快勝しました。

 3着以下には大きな差をつけており、指数はこの時期の未勝利戦としてはかなり優秀。1クラス上でも通用するレベルのものでした。今回の走りは余裕があったものかは何とも言えませんが、中間の追い切りを見る限り、今回は良さそう。また、2戦連続で最速の上がり3Fタイムを記録したことも評価できます。

 このレースで2着だったドゥラエレーデは、並の未勝利戦ならば勝利濃厚レベルの指数を記録し、次走の未勝利戦では順当に勝ち上がっていることからも、警戒が必要でしょう。

 △ (13)ドゥアイズ

 新馬戦は札幌開幕週で3番枠からやや出遅れたものの、好位から最短距離競馬での勝利。ラスト2Fで11秒6-12秒3と減速している上に、指数もあまり高くなかったことから高評価にはしませんでした。

 しかし、新馬戦がレベルが高くなかったから疲れを残さなかったのか、前走のコスモス賞では変わり身を見せて2着と好走。ただし、ここでもペースが上がらない中で、2列目の外と展開に恵まれた面は否めません。

 それゆえに時計がかかる馬場でペースが速くなった場合のも脆さはありますが、デビュー2戦ともに消耗度の少ないレースをしている点は好感。今回も馬場の良いところを走れる外13番枠と枠に恵まれており、警戒しました。

結論 馬連9-3,2,1,7,12,13 (15:10:10:5:5:5) 複勝9 (50)