2022年 札幌2歳Sの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2022.09.03
2022年 札幌2歳Sの予想

今週は札幌2歳Sと小倉2歳Sと得意の2歳重賞が2鞍行われます。昨年同様に今年も当てたいものです😊

本日3番 札幌11R 札幌2歳S 芝1800m
 ◎ (9)フェアエールング
 〇 (3)シャンドゥレール
 ▲ (2)ウェイビー
 注 (1)ダイヤモンドハンズ
 △ (7)トーセンウォルト
 △ (12)ドゥーラ
 △ (13)ドゥアイズ

 ■最終週の札幌芝はタフ

 7週間連続で行われる夏の札幌開催もいよいよ最終週。開催が進むに連れて時計がかかる洋芝コースらしく、馬場がややタフになってきました。札幌芝1500mの新馬戦を逃げ切り勝ちしたアースビートが距離延長を意識して、「今回は控えさせたい」とコメント。これにより逃げ馬不在の状況が作られ、ペースはそこまで上がらないと推測されます。それでも上がりがかかるだけに、差し馬(特に馬場の良いところを走れる外枠馬)が有利であることは確か。先行策から押し切るには持久力が求められるでしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (9)フェアエールング

 福島新馬戦では、7番枠からトップスタートを切り、最序盤は抑えていましたが、他の馬が全く行かず、逃げる競馬。5F通過は1分05秒7のスローペース。よって多くの馬が余力を残しており、ラスト3Fから一気にペースが上がりました。4角手前では2着となるナンヨークリスタルが外から前に出て、本馬はこのまま失速してしまうのかと思われる瞬間もありました。

 しかし、直線に入るとライバルたちが馬場の良い外に進路を切り替え、苦しくなってフラフラしているなか、本馬は実はまだ余裕があって、内を通ってしっかり最後まで伸びて快勝しました。前走時はスタミナの豊富さを感じさせる内容。

 ラスト2Fは11秒4-11秒6。かなりタフな馬場で大きく減速しなかった点も好感が持てます。また前走で福島のタフな馬場を経験していることも今回での粘り強化へと繋がり、前走がスローペースで消耗度が少なかったことからも、今回に向けて上昇度が見込めるはず。

 〇 (3)シャンドゥレール

 6月の東京新馬戦では7番枠からダッシュ良く飛び出し、一旦先頭に立ったところで、鞍上が抑えると尻っぱねする場面があったものの、何とか折り合い2番手からの競馬。最後の直線では外からきた差し馬たちの脚色が優勢に見える場面もありましたが、ラスト300mでもうひと伸びして勝利。後続馬をバラバラの着差にしているように強い内容でした。

上がり3Fタイム34秒5はこの週の古馬芝1800mのレースと比較しても 悪くありません。ラスト2Fは11秒3-11秒6と減速。しかし、減速0.3秒ならこの時期の2歳馬としては悪くはありませんが、超一流という評価もできないのは確か。ただ勝ちに行って苦しい展開を押し切って勝利したことは高く評価できます。また今回で大きく化ける可能性もあるレースぶりで、昨年のアライバルの6月の東京新馬戦と似た内容、評価が妥当でしょう。

 ▲ (2)ウェイビー

 6頭立てとなった札幌の新馬戦では、スローペースの中、道中3番手を追走。4角手前で外に出して前を捕らえに行き、直線ではジワジワと差を詰めて差し切り勝ち。そこまでスピードを感じさせないレースでしたが、結果は2着に2馬身半差、3着以下には7馬身以上の差をつけており、なかなかの好指数勝ちでした。

 ラスト2Fは11秒5-12秒0と減速している点はマイナスですが、上がり3Fタイム35秒4は、この週の札幌芝2000mとしては悪くありません。このことから次走のコスモス賞では、モリアーナの相手▲で狙ったものの3着。

 コスモス賞では1番枠から好発を切ったのに、変に控えてしまったことで内に入られ、一気に後方まで下がり、向正面から徐々に加速していく流れで脚を使って位置を押し上げ、3~4角で外に出していく競馬。無駄脚と距離損が生じたためにドゥアイズをクビ差捕らえ切れず、3着に敗れました。前半の入りがスムーズならば2着はあったレース内容。

 もともとエンジンの掛かりが悪い面がある点は難点ですが、掛かってしまえばしぶとく、最後はしっかりと伸びてきてくれる馬。本馬は馬場がタフになればなるほどいいタイプなので、時計のかかる札幌芝1800m戦は向くでしょう。

 注 (1)ダイヤモンドハンズ

 6月の中京新馬戦では6番枠からまずまずのスタートを切って促され、好位の直後を追走。4角手前で外に出されると、しっかりと伸びて勝利した。ラスト2Fは11秒2-11秒7でまずまず。上がり3Fタイム34秒3はメンバー最速タイ。この上がり3Fタイムの数字は、当日の他レースとの比較からは悪くありません。また4着以下を引き離していることから、指数は上位3頭が水準よりも上という決着で、2着馬は次走の未勝利戦を完勝しました。

 ダイヤモンドハンズは特に秀逸と言ったレースぶりではありませんでしたが、2歳6月時点で悪くない指数を記録したことは評価できるし、その後に休養させたことでさらなる成長も見込めます。

 △ (7)トーセンウォルト

 函館の新馬戦で6着、連闘で挑んだ未勝利戦では今回出走のアンテローズの2着でしたが、デビュー3戦目の前走では勝利。前走は8番枠からまずまずのスタートを切り、1角で内へ潜り込むと、好位の後ろからラチ沿いをジワジワと上がっていき、距離損のない競馬。4角2列目から直線で逃げ馬の外に出されると、しっかり伸びて勝利しました。

 前走は連闘で2着と好走した直後の一戦で、強行軍のローテーション。そこに不安がありましたが、体質がかなり強い馬のようで、疲れを感じさせない走りでした。本馬は記録した指数は未勝利クラスとしては悪くないもの。このタイプは叩かれながら上昇して行くことが多いので、ここは警戒しました。

 △ (12)ドゥーラ

 頓挫明けだった新馬戦は出遅れ後方2番手からになり、最後の直線では良い脚で追い込み4着。しかし、デビュー2戦目の前走は7番枠から五分のスタートを切り、好位の外3番手からの競馬。4角では2番手の外に上がり、直線では逃げていたドゥラエレーデとの叩き合いの形。少し苦しくなって外にヨレる場面もありましたが、しっかり伸びて快勝しました。

 3着以下には大きな差をつけており、指数はこの時期の未勝利戦としてはかなり優秀。1クラス上でも通用するレベルのものでした。今回の走りは余裕があったものかは何とも言えませんが、中間の追い切りを見る限り、今回は良さそう。また、2戦連続で最速の上がり3Fタイムを記録したことも評価できます。

 このレースで2着だったドゥラエレーデは、並の未勝利戦ならば勝利濃厚レベルの指数を記録し、次走の未勝利戦では順当に勝ち上がっていることからも、警戒が必要でしょう。

 △ (13)ドゥアイズ

 新馬戦は札幌開幕週で3番枠からやや出遅れたものの、好位から最短距離競馬での勝利。ラスト2Fで11秒6-12秒3と減速している上に、指数もあまり高くなかったことから高評価にはしませんでした。

 しかし、新馬戦がレベルが高くなかったから疲れを残さなかったのか、前走のコスモス賞では変わり身を見せて2着と好走。ただし、ここでもペースが上がらない中で、2列目の外と展開に恵まれた面は否めません。

 それゆえに時計がかかる馬場でペースが速くなった場合のも脆さはありますが、デビュー2戦ともに消耗度の少ないレースをしている点は好感。今回も馬場の良いところを走れる外13番枠と枠に恵まれており、警戒しました。

結論 馬連9-3,2,1,7,12,13 (15:10:10:5:5:5) 複勝9 (50)

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