2020年 ファンタジーS・京王杯2歳S

●ファンタジーステークス

ファンタジーSは、阪神ジュベナイルFの前哨戦。2012年に同前哨戦のアルテミスSが創設されて以来、出走馬が分散し、小頭数で行われることがほとんど。しかし、ここ2年は ダノンファンタジー、レシステンシアと、阪神ジュベナイルFの勝ち馬を輩出しています。今年は京都芝1400mから阪神芝1400mに舞台を変えて行われますが、これにより逃げ、先行馬が苦戦するでしょう。

京都外回りの芝1400mは、スタートして約200m地点から3コーナーの急坂を上って行くコース。このため短距離戦ながら前半ペースが上がらず、後傾ラップが発生しやすいコース形態でした。しかし、阪神芝1400mは、2コーナー奥のポケット地点からスタートして、前半は平坦~下り坂となるために、前半ペースが速くなる傾向があります。

本日は阪神開幕週でクッション値10.1のやや高速馬場にせよ、小倉2歳Sで逃げたフリードや、函館芝1200mの新馬戦で逃げてレ―コ―ドタイムを記録したモンファボリが出走しているので、前半3F34秒前後の激流になっても不思議ありません。展開上有利なのは差し馬ですが、芝1400m戦ですから強い馬や前走で厳しい流れを経験している馬なら通用するでしょう。

●京王杯2歳ステークス

京王杯2歳Sは、朝日杯フーチュリティSの前哨戦。2歳戦で唯一の短距離GⅡともあって、スプリント路線の強い馬がここを目標に出走してくることも多々あります。しかし、けっして本番に全く繋がらないこともなく、2010年にはこのレースの1着馬グランプリボスと2着馬リアルインパクトが本番でワン、ツーを決めたこともありました。

ただし、本番に繋がるのは、デイリー杯2歳S勝ちなど、もともとマイル戦で実績がある馬ばかり。マイル戦での実績がないと、一昨年の優勝馬ファンタジストや昨年の優勝馬タイセイビジョンのように、本番では2~4着くらいで終わることがほとんどです。

また、京王杯2歳Sが行われる東京芝1400mの舞台は、スタートして約60mから緩やかに坂を上りながら、約350m地点で3コーナーを迎えるため、前半ペースが上がりにくいのがポイント。そのうえ京王杯2歳Sは、芝1200mで逃げて好走した馬たちが、ここで脚をタメて将来的にもっと長い距離もこなす工夫をしてくることがとても多く、過去10年では前半3Fが後半3Fよりも速くなったことがありません。つまり、平均よりも遅いペースで決着しているということです。

今回は先行馬多数出走しているものの、何が何でも逃げたい馬は不在。何が逃げてどういう隊列になるかなど、展開読みはとても難しいのですが、過去の傾向から平均よりも遅いペースが濃厚と見ました。今年も逃げ、先行馬が有利と見て、予想を組み立てたいです。

2020年 JBCクラシック

地方競馬最高の優勝賞金額8000万円(2020年度は東京大賞典と同額)を誇る、JBCクラシック。まさに地方競馬の最高峰レースだが、過去10年で地方馬の3着以内は、2010年のフリオーソ(2着)のみと地方馬受難。中距離路線は中央馬と地方馬の実力差が大きく、容易に狙えない現状だ。

また、JBCクラシックはチャンピオンズカップ、東京大賞典と続く秋ダート三冠の1冠目に当たる。このため先を見据えて帝王賞から直行するなど、休養明けで出走してくる馬も多数。このため休養明けの実績馬vs前哨戦の日本テレビ盃、マイルチャンピオンシップ南部杯の上位の上がり馬という対戦図式となる。

しかし、休養明けかどうかに関係なく、もっとも活躍しているのが……。

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2020年 JBC2歳優駿

2019年まで『北海道2歳優駿』として46回の歴史を重ねてきたが、今年からJBCの2歳カテゴリーの競走『JBC2歳優駿』としてリニューアルされての実施となる。さっくり言えば、北海道2歳優駿が名称変更したようなもの。北海道2歳優駿と同じ傾向のレースになるだろう。

まず、このレースの特徴は、北海道勢が断然有利の2歳最初のダートグレード、エーデルワイス賞とは違い、中央馬が活躍しているということ。実際に過去10年で中央馬は1着6回、2着6回、3着3回に対して地方馬は1着4回、2着4回、3着7回という成績。中央馬がやや優勢なのは、秋口から中央の2歳1勝クラスが豊富に施行されることが影響している。

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2020年 JBCスプリント

JBCスプリントは、日本で唯一のダートスプリントのGⅠ競走。このレースは今年で第20回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は、距離1000m~1400mで施行されている。

主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズS組からの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走してくることもある。本来は前走で同距離、もしくは1F前後の距離を使われているほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状だ。

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2020年 JBCレディスクラシック

JBCレディスクラシックは、日本で唯一の牝馬限定のG1レース。このレースは今年で10年目と歴史が浅く、浦和1400mで行われることもあれば、大井1800mでも行われることもある点がややこしい。しかし、距離に関係なく求められるのは、実績と順調さだ。
 
実際に同年の夏を完全休養させなかった馬が活躍している。最有力は、近2走とも牡馬相手のダートグレードに出走し、近2走とも3着以内だった馬。該当馬は、昨年の優勝馬ヤマニンアンプリメのみだが、同馬は2着馬に2馬身、この後に紹介するファッショニスタに8馬身差をつけて圧勝している。このことからも、牝馬が相手のここなら当然、本命候補となるだろう。ただ、そのような馬が出走してくるのは稀なことだ。

そこで主力として紹介したいのが……。

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2020年 天皇賞(秋)

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いて、天皇賞(秋)の傾向と人気馬、有力馬、穴馬についてを綴っております。

世間では中央G1単独最多勝が懸かるアーモンドアイ、宝塚記念で異様な強さを見せたクロノジェネシスの一強ムードですが、伏兵馬の面々も個性的で手強い面々です。

そう簡単には決まらないのでは?

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https://spaia.jp/column/horserace/11652

2020年 アルテミスS・スワンS

●アルテミスステークス

阪神ジュベナイルFの前哨戦として創設されて今年で9年目。過去の連対馬からアユサン(2012年)、レッツゴードンキ(2014年)、メジャーエンブレム(2015年)、リスグラシュー(2016年)、ラッキーライラック(2017年)と、後のGIホースを多く輩出しており、本番に繋がるという意味でも、注目度の高いレースとなっています。

このレースは本番を意識して、末脚を生かすレースをする馬が多いことがポイント。一昨年のライデンシャフトのような、何が何でもハナへ行ってこその馬が出走していない限り、まず、平均ペースよりも遅い流れになります。このため将来のある馬が活躍する一方、3年前の13番人気馬サヤカチャンのような、前からの一発も決まっています。昨年も5番人気馬ビッククインバイオが逃げて3着でした。

キャリアの浅い馬2歳馬は、まだ脚質が定まっていない場合もあり、急な脚質チェンジもありますが、それでも騎手自ら無理に行かせてバテさせるようなレースは基本的にはさせません。将来性を紡ぐことになりかねないからです。だからなおさら、前残りが発生したり、2015年の13番人気馬デンコウアンジュのように、大外枠から思い切った末脚を生かす競馬で激変したりするのでしょう。

●スワンステークス

スワンSは過去10年で逃げ馬の成績が1着2回、2着2回、3着3回ととにかく逃げ馬の活躍が目立つレースです。短距離戦にして前半ペースが上がらず、前有利の展開になることが多いのがポイント。京都芝コースは年間を通しても高速馬場であることが多いうえに、芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態だからです。

しかし、雨の影響が残った近3年では、ややハイペースとなり、差し、追い込み馬のサングレイザー、ロードクエスト、ダイアトニックが優勝しています。京都芝コースは時計が掛かると一転して外差し馬場となることが多いことも影響しているでしょう。今開催の京都も標準以上に時計を要しており、外差し馬場。今年も差し、追い込み馬が有利となる前提で予想を組み立てたいです。

また、外差し馬場を考えると、人気の先行馬サウンドキアラ、アドマイヤマーズは1番枠と、レースの運びが難しい枠に入りましたね。どこかで外に出さないといけませんが……。

このレースは本番を意識して、末脚を生かすレースをする馬が多いことがポイント。一昨年のライデンシャフトのような、何が何でもハナへ行ってこその馬が出走していない限り、まず、平均ペースよりも遅い流れになります。このため将来のある馬が活躍する一方、3年前の13番人気馬サヤカチャンのような、前からの一発も決まっています。昨年も5番人気馬ビッククインバイオが逃げて3着でした。

キャリアの浅い馬2歳馬は、まだ脚質が定まっていない場合もあり、急な脚質チェンジもありますが、それでも騎手自ら無理に行かせてバテさせるようなレースは基本的にはさせません。将来性を紡ぐことになりかねないからです。だからなおさら、前残りが発生したり、2015年の13番人気馬デンコウアンジュのように、大外枠から思い切った末脚を生かす競馬で激変したりするのでしょう。

●スワンステークス

スワンSは過去10年で逃げ馬の成績が1着2回、2着2回、3着3回ととにかく逃げ馬の活躍が目立つレースです。短距離戦にして前半ペースが上がらず、前有利の展開になることが多いのがポイント。京都芝コースは年間を通しても高速馬場であることが多いうえに、芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態だからです。

しかし、雨の影響が残った近3年では、ややハイペースとなり、差し、追い込み馬のサングレイザー、ロードクエスト、ダイアトニックが優勝しています。京都芝コースは時計が掛かると一転して外差し馬場となることが多いことも影響しているでしょう。今開催の京都も標準以上に時計を要しており、外差し馬場。今年も差し、追い込み馬が有利となる前提で予想を組み立てたいです。

また、外差し馬場を考えると、人気の先行馬サウンドキアラ、アドマイヤマーズは1番枠と、レースの運びが難しい枠に入りましたね。どこかで外に出さないといけませんが……。

2020年 菊花賞

『SPAIA AI競馬』にて、PP指数を用いて、菊花賞の人気馬や有力馬、穴馬等を綴っています。先週のディアリングタクトに続いて、コントレイルの三冠なるか?

京都は昨日・土曜日の芝1600mのトルマリンS(3勝クラス)で、前半4F50秒4-後半4F45秒6の超絶スローペースだったために、決着タイムこそ1分36秒0と遅かったですが、上がり3Fで34秒0が記録されました。つまり、標準馬場まで回復しています。本日はもっと回復してくるでしょうから、ステイヤーが上位を独占するようなズブズブの菊花賞にはならないです。そういう意味では、適性距離が短いコントレイルは恵まれたと言えるでしょう。

予想のポイントはコントレイルよりも、後ろのからマークして動ける馬に優位性があるということ。こちらのコラムは会員登録なしで無料閲覧が可能ですので、お時間がある方はご一読ください♪

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2020年 富士ステークス

今年からG2に格上げされた、マイルCSの前哨戦の富士S。過去10年でエイシンアポロン(2011年)、ダノンシャーク(2014年)、ペルシアンナイト(2017年)の3頭がここをステップにして、本番を制していますが、このレースの格上げによって、より活躍馬が出現するでしょう。

また、短距離指向の強い馬は翌週のスワンS(京都芝1400m)へ回る一方、このレースはマイル路線の既成勢力に加えて、中距離路線馬が参戦してくることが多く、それらが活躍することが多いのが特徴。過去10年の連対馬20頭のうち、5頭が前走で芝1800m以上に出走していた馬でした。この傾向は安田記念を始めとする春のマイル路線の上位馬や京成杯オータムHや関屋記念で上位の新興勢力が出走してくる中で、高確率での活躍ぶりです。

中距離路線馬が活躍する理由として、スプリンターが出走してこないために東京芝1600mとしてはスローペースになりやすく、決着タイムが遅くなることが多いこと。クラシックティスタンス、チャンピオンティスタンスが主流の日本は、マイル路線よりも中距離路線のレベルが高いことにあるでしょう。

高速馬場で快速馬マルターズアポジーがレースを引っ張って、1分31秒7の好時計で決着した一昨年ほど速いタイムになると中距離路線馬は二の脚で置かれ気味となり、チャンスは皆無に近くなります。しかし、あと1秒以上は遅い決着なら中距離路線馬にも十分チャンスがあります。というか、時計が遅い決着ほど、中距離路線馬に優位性があるでしょう。

今年はクッション値の導入に加えて、週末が雨に祟られたことが多く、東京芝コースでも時計を要しています。マルターズアポジーのような逃げ馬が不在で、モズダディーやスマイルカナがレースを引っ張るとなると、1分33秒台半ばの決着にはなりそう。中距路線馬を積極的に狙っていきましょう(^_-)-☆

2020年 秋華賞

『SPAIA AI競馬』にて、秋華賞の分析、そしてPP指数を用いた人気馬、有力馬、穴馬について綴っております。トライアルを使わわずに三冠牝馬となったのは、歴代でアーモンドアイだけですが、デアリングタクトは、それクラスの馬なのでしょうか?

あと、デアリングタクトのplan Bはなさそう。松山騎手は完全に差し競馬の虜になっています。°(´∩ω∩`)°。

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