2025年 オーシャンS・仁川Sの予想

■ペースが上がりやすい舞台だが…

 中山芝1200mは向上面の直線入り口からスタートしてゴール前の坂下まで下っていくコース。最初のコーナー(3角)までの距離は約275mと短いが、カーブが緩いのでそれほど息が入らず、ハイペースが発生しやすい。

 実際に過去10年では7回もかなりのハイペースが発生しているが、昨年まで2回中山3日目Aコース使用3日目で行われていたこともあり、逃げ馬1勝、先行馬5勝している。2着も逃げ馬が2回、先行馬が4回だから、逃げ、先行有利の舞台と言えるだろう。

 そのうえ今年からは1週早まり、2回中山開幕週Aコース使用初日で行われる。内にテンの速い(2)ウイングレイテストが出走しているが、本馬は2番手に控えることも可能。何が何でもハナへ行きたい(7)テイエムスパーダに行かせる形になるだろう。

 テイエムスパーダが逃げるならば、極端なハイペースになることはなく、先行馬が有利と見て予想した。

中山11R オーシャンS 芝1200m
 ◎ (11)ママコチャ
 ○ (1)レッドモンレーヴ
 ▲ (7)テイエムスパーダ
 △ (3)ステークホルダー
 △ (5)スリーアイランド
 △(13)ヴェントヴォーチェ
結論 馬連11-1,7,3,5,13 (10:10:10:10:10) 複勝11 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (11)ママコチャ

 2023年5月の安土城S(L)では、スプリントGⅠ通用レベルの指数で勝利した馬。同レースでは12番枠からまずまずのスタートだったが、二の脚で楽に先行。内のプルパレイを行かせると、さらに内からコムストックロード、グルーヴィットが前を主張してきたので、控えて2列目の外を追走した。

 3~4角でもペースが上がらず、ブレーキ気味に外々を回り、4角でさらに外へ誘導。直線序盤で先頭との差は1馬身あったが、グンと伸びて一気に先頭に立つと、ラスト1Fでは楽々と後続を突き放して3馬身差で完勝した。

 本馬は前で立ち回れて、最後の直線でもうひと脚使えることが魅力。一昨年のスプリンターズSでも6番枠からまずまずのスタートだったが、そこから押して好位中目を追走。

 3角手前で外に誘導し、4角で2頭分外から2番手のテイエムスパーダをかわして、先頭のジャスパークローネに半馬身差の2番手で直線へ。序盤でじわじわ伸びてラスト1Fでジャスパークローネを捉え、内から捌いて上がったマッドクールとの叩き合いをハナ差で制した。

 このスプリンターズSは内と前が有利な展開。これを3角手前で思い切って外に誘導し、ロスを作りながら勝利した内容は濃い。このスプリンターズSでは本馬を本命◎としたが、理由は安土城SでGⅠ級の走りを見せたことと、休養明けの北九州記念を叩いてスプリンターズSを大目標にしていたことである。

 昨春の高松宮記念は、休養中に体調を崩したようで前哨戦を使えない誤算が生じ、一昨年のスプリンターズSで2着に下したマッドクールとは1.0秒差の8着に敗退。まあまあ崩れてはいるが、圧倒的に内が有利の馬場状態で、好位の外から勝ちに行くロスが生じたことも大きかった。

 本馬はその後に立て直されて、昨秋のセントライト記念では半馬身差の2着。スプリンターズSでも小差の4着に善戦しており、復調を見せている。前走の阪神Cは15番枠で前に壁を作れず、かなり掛かりながらの先行策で5着敗退。距離1400mに問題はないが、距離延長でこれまで以上に掛かりながら外々を回ったことで消耗したもの。

 今回はそこから立て直されての一戦。開催日が1週繰り上がり、開幕週の馬場と、逃げ、先行馬の手薄を利しての上位争いを期待する。

○ (1)レッドモンレーヴ

 初めての芝1400m戦となった2023年の京王杯スプリングCを勝利し、昨年の同レースでも2着と健闘した馬。昨年の京王杯スプリングCでは17番枠から出遅れ、押していったが、いつものように下がって後方からの追走。道中で結局最後方に下げ切って3角へ。

 3~4角では最後方の内目で我慢させ、4角出口で大外に誘導。序盤で後方列からじわじわ伸び始めて、ラスト2Fでグンと伸びて一気に2列目。ラスト1Fでそのまま先頭に立ちかけたところで内のウインマーベルに抵抗され、クビの上げ下げでハナ差で敗れた。


 本馬が昨年の京王杯スプリングCで記録した上がり3Fは、2位のダノンスコーピオンを0秒9も上回る32秒2。最後の直線で脚色の違いを見せられる馬というのは、追い込み馬でも仕掛けのタイミングさえ間違えなければ、着実に上位争いに加わってこられる。

 またこのタイプはスピードがあるので距離が短いほど良い。本馬はゲートが悪いので芝1200mまで短ほうがいいのかはわからないが、近走はチークピーシーズ効果でスタートがマシになっており、前走の阪神Cはそれが理由で脚を溜め切れず、中団4頭分外を回るロスを作って16着と崩れている。

 ここでスタートを決めて内目をロスなく立ち回り、最後の直線でしっかり進路を取り切れれば、上位争いに加われる可能性は十分にある。

▲ (7)テイエムスパーダ

 コンクリート馬場で行われた2022年のCBC賞を逃げ切り勝ちした馬。同レースでは5番枠から五分のスタートを切ると押してハナを主張。そのままペースを落とさずに3~4角でリードを広げ、3馬身半差の圧勝だった。

 同レースのラスト2Fは11秒1-12秒0。ラスト1Fで甘くなり、そこで後続馬にやや詰め寄られたが、それもそのはず。このレースは前半3F31秒8という、直線競馬唯一の重賞アイビスSDでもお目に掛かれない超ハイペースでの逃亡劇だった。

 このCBC賞は斤量48Kgに恵まれた面が大きいが、同レースで本馬が記録した指数はここでは破格。その後は斤量を課せられテンに鈍さを見せて、時間をかけて何とかハナを主張したり、逃げられなかったりして惨敗と大敗の連続。しかし、わりと楽にハナを切れた2023年のセントライト記念では約1年2ヵ月ぶりに勝利しており、本馬は逃げてこそをアピールしている。

 今回もスタートから時間をかけてにはなるが、久々にハナを主張できる組み合わせ。ひょっとしての逃げ切りを期待する。
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阪神11R 仁川S ダ2000m
 ◎ (12)ジューンアヲニヨシ
 ○ (16)カズペトシーン
 ▲ (1)ルクスフロンティア
 注 (7)ウェルカムニュース
 △ (3)フォーチュンテラー
 △ (4)タイセイドレフォン
 △ (8)リアレスト
 △ (14)クールミラボー
結論 馬連12-16,1,7,3,4,8,14 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝12 (50)

■ある程度、前の位置でレースを進められる馬が有利

 ここは(5)ダイシンピスケスと(6)シゲルショウグンのハナ争いが予想される組み合わせ。しかし、先行馬が手薄で、先行馬は(7)ウェルカムニュースと(12)ジューンアヲニヨシくらい。

 阪神ダ2000mはスタートから最初のコーナー(1角)までの距離はおおよそ500m。逃げ争いが激化すればペースが上がることもあるが、ここは内からダイシンピスケスがハナを主張したところを、テンの速いシゲルショウグンがハナを取り切って、そこからペースが落ち着く可能性が高いと見ている。

 つまり、ある程度、前の位置でレースを進められる馬が有利ということだ。

■有力馬と評価ポイント

◎ (12)ジューンアヲニヨシ

 初めてのダート戦となった2走前の京都ダ1900m戦、ペテルギウスS(L)で2着に健闘。ここでは14番枠から五分のスタートだったが、押して好位の外を追走。道中は緩みなく流れて隊列が縦長になり、3角では前2頭にやや離された3番手。

 3~4角で先頭列の直後まで上がって2列目の外から直線へ。序盤で内のタイセイドレフォンとともに伸びて3番手に上がり、ラスト1Fで同馬を捉えて半馬身差。ただ直線序盤で先頭に立ったサンデーファンデー2馬身半ほど前にいた。

 しかし、サンデーファンデーは次走のプロキオンSも逃げ切り勝ちしたほどの馬。ミトノオーに同馬がプレッシャーをかけていく前後半4F48秒0-50秒0のかなりのハイペースの好位を追走し、2着を博ほしたことは評価できる。

 前走のアルデバランSは2走前が消耗度の高いレースになった影響で、スローペースの2番手でレースを進めながらも上昇しきれずの3着だったが、本馬のように初ダートでも対応できる馬というのは、ダート適性が高く、ダートに慣れて徐々に前進していく傾向が多々。ここは前走以上の走りが見せられると見て本命に推す。

2025年 クイーン賞の予想

■オーサムリザルトは対抗評価

 BCディスタフで謎の出走取消となった、7戦全勝の大器(7)オーサムリザルトが出走。しかし、今回は始動戦だけに、先週の東京新聞杯のブレイディヴェーグのように、能力全開とならない可能性がある。

 前走のブリーダーズGCから指数ダウンしながらも連対を確保してしまう可能性も否定はしないが、ここが目標のあの馬に本命◎で攻める。

船橋11R クイーン賞 ダ1600m
 ◎ (8)キャリックアリード
 ○ (7)オーサムリザルト
 ▲ (6)アンモシエラ
 △ (4)テンカジョウ
結論 馬複8-7,6,4 (30:10:10) ワイド8-7,6,4 (30:10:10)

■有力馬と評価ポイント

◎ (8)キャリックアリード

 3走前のスパーキングレディーCでは、6番人気の低評価を覆してアーテルアストレアとクビ差2着に健闘した馬。アーテルアストレアは中央の名鉄杯(L) を好指数勝ちした後に、このスパーキングレディーC他、2023年のレディスプレリュード、2023年のクイーン賞を優勝し、昨秋はチャンピオンズCに出走した実績馬だ。

 3走前は8番枠から出遅れたが、じわっと中団最内まで挽回。道中は前にスペースがある状態で進め、3~4角では最短距離からスペースを潰して2列目まで押し上げ、4角出口で中目に誘導。直線では外から先に仕掛けたアーテルアストレアに食らいついてクビ差まで迫った。

 ここはややタフな馬場で前後半4F49秒5-52秒0のハイペース。アーテルアストレアよりも前で進めて同馬とクビ差の内容は高評価できる。

 また2走前の秋桜賞では、快進撃を続けていたハクサンアマゾネスに好位の中目から突き抜けて7馬身で圧勝したように、ここへ来て地力をつけている。

 前走のJBCレディスクラシックでは、(6)アンモシエラの単騎逃げでかなりのスローペース。中団からの追走となり、最後の直線で砂厚の深い内から追い上げたために6着敗退。いつもより出脚が悪かった辺りに、2走前の疲れを感じさせた。立て直されての今回で能力を出し切ればチャンスはある。

○ (7)オーサムリザルト

 デビューから7戦全勝の大器。2走前のエンプレス杯では前年のJBCレディスクラシックの上位2頭グランブリッジ、アイコンテーラーを撃破し、前走のブリーダーズGCでは5馬身差で圧勝した。

 前走は11番枠から好スタートを切り、軽く促して好位の外を追走。道中は緩みない流れの3番手で4番手以下を離して進め、3角で2番手に上がり、4角でもう先頭。直線では後続を突き放す一方で5馬身差の完勝だった。

 前走は不良馬場だったにせよ、砂厚12cm前後(船橋と同じ)の門別では破格の時計。明確にハイペースだったが、先行策から押し切って圧勝した内容は評価できる。

 その後、出走予定だったBCディスタフでは、歩様検査で引っ掛かって出走取消となったが、今回はそこから5ヵ月半の休養明けの一戦。さすがに能力全開とはいかないだろうが、ここでは能力が二枚は上の存在だけに、上位争いには加わってくると見る。

▲ (6)アンモシエラ

 昨年のJBCレディスクラシックの覇者。同レースは同型馬不在。大外11番枠からまずまずのスタートを切って、押してハナを主張。ハナを取り切ると、外から人気のアイコンテーラーが上がって2番手。これにより後方勢はアイコンテーラーをマークする形でペースが落ち着いた。

 向上面でアイコンテーラーとのリードを広げて3角へ。3~4角ではさらに後続を離して直線では5馬身ほどの差。最後にグランブリッジや(4)テンカジョウにやや差を詰められたが、余裕を持って4馬身差で完勝した。

 このレースはその1走前のマリーンCでアンデスビエントに競りかけられてオーバーペースの厳しい流れの経験が前走の持久力強化に繋がった面がある。それでも最後の直線で砂厚の深い最内を通して、グランブリッジに4馬身差をつけたことは評価できる。

 今回も(7)オーサムリザルトにマークされる形になるだろう。早めに潰される可能性も当然あるが、少頭数の前走時、アイコンテーラーの大名マークでペースが落ち着いたように、今回もオーサムリザルトの大名マークで前半のペースが上がらないことも考えられる。4歳馬の成長力も加味して3番手評価とした。

△ (4)テンカジョウ

 2走前のマリーンCを5馬身差で圧勝した馬。2走前は大外6番枠から出遅れたが、押して5番手まで挽回。ここでは前2頭が後続を離していったが、向上面で徐々に差を詰めて、先頭列とは3馬身ほどの差で3角へ。

 3~4角では最短距離から差を詰めて、4角で先頭に立ったザオの後ろから2列目で直線。序盤で前2頭の外に誘導しながら追われて伸び始め、ラスト1Fで抜け出して5馬身差で完勝した。

 2走前は(6)アンモシエラとアンデスビエントがゴリゴリやり合ったことで、前後半4F48.1-52秒3の激流になったもの。ここは前崩れの展開に恵まれた面があったが、かなりのスローペースだったが好位直後の外から2着ランブリッジとアタマ差の3着だったことは評価できる。

 本馬はペースが上がれば理想的だが、スローペースでも早めに仕掛けて崩れない馬。ここも警戒しておきたい。

2025年 アルデバランS&エルフィンSの予想

■隊列がすぐに決まりそうな組み合わせ

 逃げ馬は(8)ヴィブラフォンと(11)アンデスビエントの2頭。テンの脚はヴィブラフォンのほうが速いが、同馬は揉まれなければ2番手でも可能なタイプ。アンデスビエントが逃げて、ヴィブラフォンが2番手、もしくは(1)ダノンブレットとヴィブラフォンが2列目というような形ですぐに隊列が決まりそうだ。

 ここはややスロー~平均ペースで流れ、先行馬が有利と見て予想した。

京都11R アルデバランS ダ1900m
 ◎ (9)リアレスト
 ○ (16)ジューンアオニヨシ
 ▲ (7)ヒップホップソウル
 △ (1)ダノンブレット
 △ (3)ソニックスター
 △ (6)ブライアンセンス
 △ (8)ヴィブラフォン
 △ (12)ゼットリアン
結論 馬連9-16,7,1,3,6,8,12 (20:5:5:5:5:5:5) 複勝9 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (9)リアレスト

 2走前にダート路線に転向して2連勝。2走前の東京ダ2100mの2勝クラスでは、大外16番枠から五分のスタート。大外を利して1角までにじわっと位置を上げて2列目の外を追走。道中のペースがかなり遅く、向上面で外から被されて好位馬群の中に押し込まれて3角へ。

 3~4角では好位の中目に包まれて直線序盤で仕掛けを待たされたが、ラスト2Fで捌いて抜け出し1馬身半差。ラスト1Fでさらに差を広げて3馬身差で完勝した。ここでは砂を被る競馬でも怯まず、ダート適性の高さを感じさせる内容だった。

 前走の晩秋Sは11番枠からアオり気味のスタートで中団外からの追走になったが、ラスト2Fですっと伸びて2番手に上がり、先頭のプラウドヘリテージを捉えて3/4差で勝利している。

 本馬は芝では速い上がりの対応に苦しんでいたが、ダートではまだ伸びしろがあると見る。

○ (16)ジューンアオニヨシ

 初めてのダート戦となった前走の京都ダ1900m戦、ペテルギウスS(L)では2着。ここでは14番枠から五分のスタートだったが、押して好位の外を追走。道中は緩みなく流れて隊列が縦長になったが、3~4角で先頭列の直後まで上がって2列目の外から直線へ。

 直線序盤で内の(13)タイセイドレフォンとともに伸びて3番手に上がり、ラスト1Fで同馬を捉えて半馬身差。ただ直線序盤で先頭にたったサンデーファンデー2馬身半ほど前にいた。

 しかし、サンデーファンデーは次走のプロキオンSも逃げ切り勝ちしたほどの馬。ミトノオーに同馬がプレッシャーをかけていく前後半4F48秒0-50秒0のかなりのハイペースを好位から押し切れたことは高評価できる。

 本馬のように初ダートでも対応できる馬というのは、ダート適性が高く、ダートに慣れてさらに前進するパターンもある。しかし、前走が消耗度の高いレースになっているので、ここでスムーズに上昇するかは微妙な面があり、対抗評価までとした。

▲ (7)ヒップホップソウル

 初めてのダート戦となった前走の中山ダ1800m戦、ラジオ日本賞(OP)では8着。前走では8番枠から出遅れたが、出たなりで中団後方を追走。道中でやや掛かって外に誘導し、3~4角の外から中団まで上がって直線へ。直線序盤で追われるとそれなりに伸びていたが、ラスト1Fで甘くなっての敗退だった。

 前走ではダートをこなせていたが、折り合いを欠いて外々を回るロスを作ったぶん、最後に甘さを見せたもの。五分のスタートを切ってスムーズならもっと着順を挙げられると見て、3番手評価とした。
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京都10R エルフィンS 芝1600m
 ◎ (2)カムニャック
 ○ (10)ダノンフェアレディ
 ▲ (6)グローリーリンク
 △ (3)ピリカサンライズ
 △ (4)サタデーサンライズ
 △ (5)サウンドサンライズ
結論 馬連2-10,6,3,4,5 (20:15:5:5:5) 複勝2 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (2)カムニャック

 中京芝2000mの新馬戦では、1番枠からトップスタートを決めたが、そこから控えて後方2番手まで下げ、1角までに外に誘導した。道中は後方2番手で5F通過64秒1のスローペース。これで届くのかと思われたが、3角過ぎから外を回りながら位置を押し上げ、4角で好位の外と前を射程圏内に。

 4角出口でワンテンポ待ってさらに外に誘導されると、フットワークが大きくなり楽に抜け出してラスト1F標で先頭。そこから突き抜けて3馬身半差で勝利した。

 上がり3Fタイム33秒6はこの週の中京芝中距離では最速。ラスト2F10秒9-10秒9も高評価ができる数字だ。ただ牝馬クラシック戦線では短い距離に対応する必要があり、芝1600mでレースの流れに乗れるのかという不安があった。

 前走のアルテミスSでは6着敗退。ここでは10番枠から好スタートを決めて内枠各馬の出方を窺いながらコントロールし、2列目の外を追走。道中もペースが上がってこない中で、前に壁が作れず、やや掛かる場面を見せながらも2列目の外を維持。

 3~4角でも好位の外を維持して直線へ。序盤で内のシホリーンに蓋をし、じわっと仕掛けて2列目に上がったが、ラスト1Fで甘くなって最後は蓋をしたシホリーンにも差された。

 前走は終始外々を回るロスを作ったぶん、ラスト1Fで甘くなったが、勝ち馬との着差は0.2秒と小さく、コンクリート馬場の1600m戦でも流れに乗れていたことは評価できる。ここも素質場が揃った一戦だが、川田将雅騎手が本馬を選んだことに賭けたい。

○ (10)ダノンフェアレディ

 6月の東京芝1600mの新馬戦の勝ち馬。ここではスタート直後は外のショウナンザナドゥの方が速かったが、1番枠ということもあってハナを主張。スローではあるが、新馬戦特有の超スローというほどではないペースで逃げて、3角では2番手外のショウナンザナドゥと3/4差ほど。4角で同馬に並びかけられたが、直線序盤で追われると2馬身半まで差を広げた。それを目標に仕掛けたショウナンザナドゥにラスト1Fで半馬身差まで詰め寄られたが、3着以下には7馬身以上の差をつけての勝利だった。

 当日4Rの同距離で行われた3歳未勝利戦が走破タイム1分32秒6に対し、この新馬戦が1分33秒8だからそこまで速いように感じないが、実は4Rは1勝クラス級の指数を記録したハイレベルな一戦だった。道中のペースは新馬戦の方が明らかに遅く、上がり3Fタイムは断然上。よって、この新馬戦は高指数評価となった。

 2着ショウナンザナドゥはこの週に行われた他の新馬戦に出走していればどこでも勝てた計算で運がなかった。地齋にそのショウナンザナドゥは次走の未勝利戦を5馬身差で勝利し、アルテミスSでも3着と健闘している。

 ただ、ダノンフェアレディは新馬戦でがんばりすぎた面があったようで、その後に種子骨靭帯炎を発症。靭帯炎は屈腱炎と並ぶ競走馬にとって致命的な病気で運動強度を上げると再発リスクもある病気。そこから復活を果たした馬もいるが、始動戦は能力全開とはならないケースもあるので評価を下げた。

▲ (6)グローリーリンク

 タフな馬場で行われた1月の中京芝1600mの未勝利戦の勝ち馬。ここでは1番枠から五分のスタートを切って押していったが、進みが悪く2角で中目に誘導して中団中目からの追走。道中は淡々と流れて、隊列が縦長に。先頭からやや離されたが、3角で内に入れて最短距離を通し、4角出口で中目に誘導。直線序盤で馬群を捌いて一気に抜け出し、ラスト1Fでは後続を引き離す一方。結果5馬身差の圧勝だった。

 前記の未勝利戦はデビュー戦だったが、既走馬を相手に圧勝したことは評価できる。当然、指数も高指数で強いことは間違いないが、デビュー戦としてはタフな馬場で、流れもややタフ。

 前走から中1週で出走してくるからには状態が悪くないのだろうが、疲れが出る可能性もあり、3番手評価とした。

2025年 報知オールスターCの予想

■逃げ先行馬と内枠が有利な舞台

 過去10年では3角先頭馬が5勝。3角2~5番手以内だった馬が、3勝、2着6回、3着6回。馬番1~4番が3勝、2着9回、3着3回。地方競馬の中でももっともコーナーの角度がきつい小回りコースで、6回もコーナーを回るコースだけのことはあり、逃げ、先行して最短距離を通せる馬が活躍している。

 この傾向は少々ペースが上がっても、外のほうが多少伸びる馬場でも大きく変わらない。

 今年は前に行く(2)ランリョウオー、(7)ヒーローコールの小久保厩舎の2頭なので共存策を図ると見ている。その場合は外の(11)ライトウォーリアがハナへ行く可能性が高いが、同馬は折り合える馬。ライトウォーリアが逃げたとしても極端にペースは上がらないと見る。

川崎11R 報知オールスターC ダ2100m
 ◎ (11)ライトウォーリア
 ○ (3)ヘラルドバローズ
 ▲ (2)ランリョウオー
 △ (6)テンカハル
 △ (10)シシュフォス
 △ (13)ジョエル
結論 馬連11-3,2,6,10,13 (16:10:10:10:4) 複勝11 (50)このラインより上のエリアが無料で表示されます。

■有力馬と評価ポイント

◎ (11)ライトウォーリア

 上半期の大一番、川崎記念を優勝し、年度代表馬に選出された馬。同レースでは大外11番枠からまずまずのスタートを切り、押して内のアイコンテーラー、ノットゥルノを制してハナを主張。1周目の3角でハナを取り切ると、ペースを落とし、2周目の向正面でペースアップ。

 3~4角で外からアイコンテーラーに並びかけられたが、半馬身差で直線へ。最後までしぶとく食らいつく同馬を振り切り、外から迫るクランブリッジも何とか凌いでアタマ差で勝利した。

 川崎記念当日は前と内が圧倒的に有利な馬場で、本馬は展開に恵まれた面がある。また川崎記念は1着賞金1億と上半期に行われる最高超金額のレースだが、ドバイワールドCと時期が重なり、トップクラスが不在だった。このためJpn1としては低レベルで、指数も昨年の帝王賞や浦和記念と比較しても明確に低い。

 しかし、逃げ、先行馬が多数だった前走の浦和記念でも2着に善戦。前走では10番枠から好スタートを決めて、ブリンカー着用&内枠を利してメイショウフンジンが好スタートを切ってハナを主張し、その外のダイシンピスケス、アウトレンジがかなり出していく展開をやや抑えて内に切れ込み、2列目の最内を確保。

 道中はメイショウフンジンの1馬身ほど後ろを維持して追走していたが、2周目の3角手前のペースアップで置かれ、それを4角最内から盛り返して、4角出口で前2頭の外に誘導。直線ではアウトレンジは遥か前で、結果6馬身離差だったが、2番手のメイショウフンジンはかわして2馬身差でゴールした。

 地方馬が相手のここでは前走くらいの走りでもここは上位争いに加われる可能性が高いが、ここも休養明けの一戦。前走後は賞金がここよりも高盃に出走予定だったが、スキップした辺りに疲れが出ていたことが想定される。

 しかし、昨年のこのレースでも逃げ切り勝ちしているように、逃げ、先行馬が有利の川崎ダ2100mはベスト条件。1番人気ではあるが、本命に推す。

〇 (3)ヘラルドバローズ

 2023年の中央のOP・スレイプニルS(東京ダ2100m)の2着馬。ここれは15番枠から五分のスタートを切り、押して好位の外を追走。道中はゆったりとした流れの内から2頭分外の3番手を追走した。

 3角でもまだ仕掛けを待って、4角で前2頭が仕掛けるとそれを追い駆けて2頭分外から進出。直線ではしぶとく伸びてラスト2Fで先頭に立ったが、ラスト1Fで甘くなったところをダノンラスターに差されて半馬身差だった。

 ダノンラスターは東京ダ2100m路線のオープンやリステッドで(6)テンカハルとライバル関係だった馬。つまり、中央ではテンカハルと同じくらいの実力はあったが、スムーズに先行できないと脆さを見せていた。

 その後は東京ダ1400mのOP・霜月Sで差し、追い込み有利の展開に恵まれて上位3頭大接戦の3着に善戦したことがきっかけで短距離路線を使われていたが、本質的に1400mでは追走に忙しく、ダ2100mがベストの馬。

 大井に移籍してからは1600m~1800mを使われて4戦2勝。危険な人気馬に推した3走前のフリオーソレジェンドCの12着大敗は、休養明けで圧勝後の後の疲れ残りの一戦で仕方ないが、前走のカサブランカ特別の5着敗戦は、鞍上の判断ミスに尽きる。

 前走はスローペースで前有利の展開を1番枠からトップスタートを決めながらも控えて被され、向上面では最後方まで下がってしまったことが主な敗因。この距離なら前走のように絶望的な位置にはならないだろう。好位の内目を立ち回っての巻き返しに期待が高まる。

▲ (2)ランリョウオー

 南関東の重賞5勝馬。2000m以上では2022年の大井記念、東京記念、昨年の金盃を優勝している。昨年の金盃(大井2600m)は、大外15番枠から五分のスタートを切り、かなり押して2番手を確保。ゆったりとしたペースで逃げるマテリアルガールに付き合っていたが、2周目の3角手前でセイカメテオポリスが外から上がってきたので抵抗してハナへ。

 4角ではセイカメテオポリスに並ばれたが、直線で振り切り、じわじわ伸びて2馬身ほどリードを広げる。ラスト1Fで再びセイカメテオポリスに迫られたが、踏ん張ってアタマ差で勝利した。

 本馬はゲートもテンの脚も速くはないが、前にいって持久力を活かすとしぶとい馬。マイルだと楽に前に行けないが、中距離ならスムーズに先行できるし、長距離なら過去2年の東京記念時のように逃げることも可能だ。ただし、重賞勝利時がすべて先行策であるように、逃げがベストではない。

 昨年の金盃以降は不振だが、距離が短かったり、逃げることが多くなったことも敗因のひとつ。今回は立て直されて2戦目。2列目の最内でレースの流れに乗っての復活を期待する。

△ (6)テンカハル

 2023年の東京ダ2100m戦、ブラジルCの勝ち馬。同レースでは10番枠からやや出遅れ、そこから押して後方中目。道中は淡々と流れて縦長の隊列が形成されていったが、中団馬群の単独後方を追走した。

 3~4角では中団の内のスペースを拾ってじわじわ進出し、直線序盤でするすると外に誘導しながら伸び、ラスト2Fでは一気に2番手上がった。そのままラスト1Fで先頭のロードヴァレンチを捉え、ダンンラスターの追撃も振り切って1馬身1/4差で完勝した。

 本馬はここでダートグレードでも通用する自己最高指数を記録。その後の日本テレビ盃でもウシュバテソーロと2馬身半差の2着に健闘している。

 それを考えると船橋移籍後の近2走は振るわないが、ゲートも二の脚も速くない本馬は展開に泣いた。2走前のカサブランカ特別は異様なスローペースだったし、前走の報知グランプリCも逃げ馬不在でスローだった。

 今回は逃げ馬が出走しているので前走ほどのスローになることは考えにくく、300mの距離延長なら絶望的な位置にはならないだろう。ここでの変わり身を期待する。

△ (10)シシュフォス

 昨年のクラウンCを勝利し、東京湾C、黒潮盃ともに2着とクラシック戦線で活躍した馬。4走前の黒潮盃では、3番枠からまずまずのスタートを切り、2列目の最内を追走。前半は遅いペースだったが、向正面半ばで外から無敗のダテノショウグンが3番手に上がって一気にペースアップ。

 ここで位置が下がったが、3~4角の最短距離からダテノショウグンに離されすぎないようについていき、直線序盤で前3頭の外へ。そこから追い出して右ムチに反応しすぎて外に膨れてしまったが、最後までしぶとく伸び続けてダテノショウグンに3馬身半差まで迫った。

 本馬は次走の戸塚記念でも4着に善戦。ここでは3列目の最内を追走して、2周目の向正面のペースアップでやや外に誘導してマコトロクサノホコを追い駆けての4着。ここは休養明けの黒潮盃で好走した後の一戦で危険な人気馬にしていたが、想定よりも走っており、2100mでも対応できそうだ。

 休養明けをひと叩きして前進が期待された前走、スパーキングオールスターチャレンジでは1番人気を裏切り3着敗退。ここは異様なスローペースの2列目の最内を追走していたが、3~4角で包まれて進路がなく、直線での仕掛けて先頭に立ったが、外から2頭の決め手に屈する形となったもの。力負けではないだけに、ここで通用する可能性はある。

△ (13)ジョエル

 一昨年の埼玉新聞栄冠賞の覇者。ここでは10番枠から好スタートを切り、かなり押して好位の外を確保。道中も好位の外で進めて、3~4角の外から押し上げて2番手で直線へ。直線ではしぶとく伸びて、逃げ粘る(2)ランリョウオーをクビ差で捉え、外から一気に迫ったユアヒストリーもクビ+アタマ差で凌いで勝利した。

 当日は外が伸びる馬場ではあったが、本馬は揉まれずに行ければしぶとい馬。3走前の中原Sも単独4番手を追走し、3~4角の外から押し上げて先週の金盃の4着馬ヴェルテックスに1馬身差で勝利している。

 昨夏以来の長期休養明けの一戦となった前走の報知グランプリCは12着と大敗したが、ひと叩きされて外枠の今回は揉まれずに行けると見て一考する。

推定2番人気 (2)ヒーローコール

 川崎ダ2100m戦、昨年の戸塚記念を圧勝した馬。戸塚記念では3番枠からまずまずのスタートを切り、かなり押して2番手を追走。2周目の1角で逃げ馬に並びかけ、向正面で先頭に立って3馬身のリードで3角へ。4角でリードを4馬身に広げ、直線ではさらに差を広げて6馬身差で完勝した。

 本馬は1800mで昨年の報知グランプリCやブリリアントCでも2着の実績があるが、スムーズにハナへ行けることがベスト条件の馬。そういう意味で川崎ダ2100m戦は合っている。

 本命◎を打った休養明けの3走前の埼玉栄冠賞でスムーズに逃げながらも4着に失速したのは、馬体重14Kg増と太目が影響したと見ている。体が絞れてスムーズに逃げた前走の金盃では3着だったが、ここはやや距離が長かったのも確か。

 それでもけっこう走っており、サンタアニタトロフィー10着から連闘策で戸塚記念Vだった時とは違う。これで2番人気ならば思い切って消し、他の脈ある馬を狙いたい。

2025年 2/1 舞浜Sの予想

■テンの速い馬が手薄

 ここはテンの速い馬が手薄。(6)ダブルハートボンドが中京ダ1800mの1勝クラスを逃げて大差勝ちしているが、逃げ馬不在と内枠を利して逃げたもの。そこまでテンの速い馬ではないので、ここだと2、3番手には行けるが、無理しないと逃げられない可能性が高いと見ている。

 逃げるのは内枠の利で(2)サトノアイオライトか、(7)バスタードサフランとどちらか。(8)バロネッサ辺りも先行争いに加わってくると見ているが、何れにしても何が何でも逃げたい馬は不在で先行型が手薄。ここは平均ペースで流れてやや前有利の決着を期待する。

京都11R 舞浜S ダ1800m
 ◎ (7)バスタードサフラン
 ○ (4)フラッパールック
 ▲ (6)ダブルハートボンド
 △ (2)サトノアイオライト
 △ (9)ヘニータイクーン
 △ (10)メイショウポペット
結論 馬連7-4,6,2,9,10 (15:15:10:7:3) 複勝7 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (7)バスタードサフラン

 2走前の京都ダ1800mの2勝クラスでは、3勝クラスでも勝ち負けになる指数を記録した馬。2走前は4番枠からトップスタートを決めて二の脚で楽にハナを主張。主導権を握るとペースを落とし、淡々と平均ペースで進めた。

 3~4角でも最短距離を通して4角でスパート。直線では本馬をマークして2番手から食らいついたテーオールビーとの一騎打ち。後続を突き放して追い比べが最後まで続いたが、これをクビ差で制した。ここではテーオールビーとはクビ差だったが、3着馬に6馬身差をつけているように、相手が悪かっただけだ。

 続く昇級戦の花園Sでも2着。ここでは12番枠から出遅れたが、促して二の脚でわりと楽に挽回して2番手を追走。道中は逃げ馬と半馬身差の2番手で進めて3角へ。

 3~4角で手応え良く逃げ馬に並びかけ、4角で仕掛けるとすっと先頭。直線序盤でアオイイーグルが食らいついてきたが、追って踏ん張り、同馬を振り切る。しかし、ラスト1Fでフォーチュンテラーに迫られ、ゴール寸前で差し切られてクビ差で敗れた。

 前走は出遅れを挽回しての2着と強い内容ではあったが、2走前のようなマイペースの逃げがベスト。前記したように(2)サトノアイオライトがハナを主張する可能性もあるが、同馬の鞍上は2番手至上主義の川田将雅騎手。本馬がハナを切る可能性が高いと見ている

 またサトノアイオライトが逃げて、本馬は2番手の外でも外から被せてこれる馬がいないので悪くない。1,2番手で前半で無理なく進められれば上位争いに加われると見る。

○ (4)フラッパールック

4走前の中山ダ1800mの1勝クラスで3勝クラスでも通用する指数を記録した馬。4走前は大外9番枠から五分のスタートだったが、促すとスッと行き脚がついて楽にハナを主張した。向上面の下り坂でペースを引き上げて3角へ。

 3~4角でもペースを落とさず、2馬身ほどのリードで向かえ、あとは後続を突き放す一方。結果9馬身差で圧勝だった。ここでは早仕掛けで後続をぶっちぎる好内容で、前に行ってこそのタイプを証明。

 2走前のアレキサンドライトS(3勝クラス)は、休養明けの鹿島特別で1着と好走後の疲れ残りの一戦。3番枠からまずまずのスタートを切ったが、外の馬のほうが速く、先団馬群の後ろで進める形。しかし、不良馬場で前が止まらない展開となり、ポジションに泣く形となった。

 前走のアリエスSは2列目の最内と絶好位で進めていたが、最後の直線で伸びて来れずの13着大敗。当時は休養明けながら体重が減っており、本調子ではなかったと予想され、立て直された今回は変わり身が期待できる。

 今回のメンバーで4番枠なら3走前の鹿島特別時のように好位の最内をロスなく立ち回れる組み合わせ。1番人気の呪縛から解放されたここは面白そうだ。

▲ (6)ダブルハートボンド

 これまで3戦3勝。デビュー2戦目の2走前、中京ダ1800mの1勝クラスでは大楽勝した。ここでは逃げ馬不在を利して、2番枠からトップスタートを決めて、すっと行き脚がついてハナへ。道中も絡まれずにマイペースで進めて3角へ。3~4角でも仕掛けを我慢し、4角で仕掛けると後続を引き離して2馬身差で直線へ。序盤で追われるとラスト2Fで7馬身ほど差を広げ、ラスト1Fでも後続を引き離す一方。終わってみれば大差勝ちだった。

 2走前は相手が強くなかった一面もあるが、今回のメンバーではNO.1の指数を記録。それを考えると前走の恵那特別で2着のミヤジレガリアに3馬身差というのはやや物足りないが、休養明けの影響もあったのだろう。今回は叩かれての前進が期待できるが、ベストはあくまでも逃げだけに、ここは評価を下げた。