2023年 ブリーダーズゴールドCの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2023.08.17
2023年 ブリーダーズゴールドCの予想

今年の関東オークスは、1分20秒4と史上ワースト1の走破タイムだが、指数がそれなりに高い件について質問があったのでここで回答。

これはかつてと比べると、川崎のダートの砂厚が10㎝と深くなり、今年は例年よりも時計が掛かっていることが影響している。今年の関東オークスはけっしてレベルが高いものではないが、例年並みのレベルにはある。また、走破タイムを無視してレベルを知れるのが指数の素晴らしさである✨✨✨

門別11R ブリーダーズゴールドC ダ2000m
 ◎ (7)プリティーチャンス
 〇 (2)パライバトルマリン
 ▲ (1)カラフルキューブ
 △ (6)テリオスベル
結論 馬複7-2,1,6 (30:10:10) 複勝7 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (7)プリティーチャンス

 昨夏のこのレースではクビ差で勝利を逃したが、その次走のレディースプレリュードでは、重賞初制覇を達成した馬。同レースでは3番枠から五分のスタートを切って、好位の内を追走。(6)テリオスベルが向正面で後方から一気に先頭に立ったことでペースアップしたが、本馬もそれを追って3~4角で中目から4角外3番手まで押し上げて直線へ。ラスト1Fでじわじわ差を詰め、テリオスベルを差し切って1馬身差で優勝。牝馬ダート路線では実力上位を証明した。

 今年も休み明けのマリーンSを叩いての臨戦過程。コーナーの大きい札幌1700mで7番枠から出遅れ、進みも悪く後方から3~4角の大外を回ったこともあり、9着に大敗したが、小頭数のここならロスの少ない競馬ができるだろう。変わり身に期待する。

〇 (2)パライバトルマリン

 今年の関東オークスの覇者。同レースでは10番枠から五分のスタートを切って、大外枠からハナを主張するフェブランシェに内から競りかけ、同馬が行き切るとその2番手を追走。2週目の3~4角で外からフェブランシェに並びかけて先頭に立つと、そこからしぶとく伸び続け、内から迫るクレメダンジュを1馬身退けて優勝した。

 今年の関東オークスは史上ワースト1の走破タイムだが、これは川崎のダートの砂厚が10㎝と深くなり、今年は例年よりも時計が掛かっていることが影響している。けっして凡戦ではなく、並のレベルはある。関東オークス馬の過去9年の成績は、【1・2・3・0】。それまでにダートグレードで3着以内の実績がないと3着で終わることが多いが、キャリアが4戦と浅いことからさらなる成長に期待した。

▲ (1)カラフルキューブ

 前走で3勝クラスのポプラSを勝利と勢いがある4歳馬。前走は大敗の連続だった馬が逃げたためにペースが上がらず、向正面で捲る馬が多発。レイクリエイターが捲って先頭に立ったところを、それを追い駆けて上がったソルドラードが3~4角でまた捲るなど、出入りの激しい競馬となった。本馬は10番枠から出遅れて後方3番手からの追走。捲りたい馬を捲らせて、その後から動いたことが功を奏し、最後の直線で早めに動いたシダーを差し切ってアタマ差で勝利したもの。

 しかし、長くいい脚は使っており、距離が長くなるのはプラスに転じる可能性が高い。今回はここでは一番の実績馬(6)テリオスベルが前走のマーキュリーCで2着と激走後の一戦となり、余力の面での不安があるため、3番手評価とした。

△ (6)テリオスベル

 これまでの6勝中5勝が逃げ切り勝ちという、前に行って持久力を活かしてこその馬。特に前半4F48秒3-後半4F53秒4の超絶ハイペースで逃げ、後続を失速させて2着馬グランブリッジに2馬身、3着馬ショウナンナデシコに9馬身差を付けて逃げ切った昨年のクイーン賞の内容が強かった。

 前々走の平安Sはレースが緩みなく流れて、捲れずに16着大敗と能力を出し切れなかったが、それが前走のマーキュリーCの2着好走に繋がったもの。ウィルソンテソーロには4馬身差を付けられたが、4番枠から五分のスタートを切って中団から向正面で逃げるメイショウフンジンのハナを叩いて、そこからしぶとく粘って同馬と3/4差で2着を死守した内容は強かった。

 今回も早め先頭が狙える組み合わせではあるが、クイーン賞を激走した後のTCK女王盃時のような伸びを欠く競馬になる可能性もあるので評価を下げた。

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