こんにちは! 先日、面識のあった左海騎手の訃報があり、複雑な気持ちですが、気持ちを切り替えて予想しました。
川崎11R スパーキングサマーC ダ1600m
◎ (7)ダノンスプレンダー
〇 (14)スマイルウィ
▲ (11)リンゾウチャネル
△ (1)ファルコンビーク
△ (3)コパノジャッキー
△ (4)タイムフライヤー
△ (9)ポリゴンウェイヴ
△ (10)アトミックフォース
△ (13)ヴァーケーション
結論 馬連7-14,11,1,3,4,9,10,13 (16:10:4:4:4:4:4:4) 複勝7 (50)
■前に行きたい馬が揃った一戦
斤量54Kgのポリゴンウェイヴ、最内枠のファルコンピーク、実績馬のスマイルウィ、さらに南関東移籍後は3角3番手以内の競馬で5連勝したアトミックフォースなど、前に行きたい馬が揃った一戦。タフな馬場の川崎で緩みない流れが予想されるだけに、差し馬を中心視するのがベストだ。
■有力馬とそのコメント
◎ (7)ダノンスプレンダー
2021年と2022年にJRAオープンのボルックスSを連覇した馬。2022年は4番枠から五分のスタートを切って、先行馬群の直後の外を追走。向正面で外から上がってくる馬がいて、馬込みの中を追走する形となったが、それでも怯むことなくピッタリと折り合い、2列目の内目で直線へ。序盤で進路が開いて追い出されると、前で粘るエイコーン、外から迫るクレスコブレイブとの追い比べをわずか差で制した。
本馬はその後やや不振になり、南関東へ移籍。移籍初戦&休養明けの前走サンタアニタT当日は、59Kgを背負っていたこともあり、13番枠から出脚が付かず、1角で外に張られるロスがありながらも小差の5着と、大きく衰えてはいない。前走を叩かれての上昇に期待する。
〇 (14)スマイルウィ
昨年の京成盃グランドマイラーズでカジノフォンテン、ギガキング、モジアナフレイバーを降して優勝すると、その後、南関東の重賞で6戦連続連対の実績馬。前走のさきたま杯でも2着と好走した。
本馬は前走時、4番枠から好スタートを切って、内からハナを主張したギリギシの外を追走し、3角手前で先頭。そのまま押し切りを図るところを、ゴール手前でイグナイターにクビ差。1~2番手からの競馬で、安定した成績を残している点が本馬の魅力だ。
今回はそこからひと息入れての一戦。万全ではない上に、前に行きたい馬が揃った中での大外枠ではあるが、地力を評価した。
▲ (11)リンゾウチャネル
一昨年の報知グランプリCの2着馬。同レースでは3番枠から五分のスタートを切って、外からハナを主張するサルサディオーネを追い駆けるようにして2番手を追走。3~4角で同馬に並びかけ、直線序盤で同馬を競り落として先頭。ラスト1Fで甘くなったところをゴールドホイヤーに差されたが、負けて強しの内容だった。
本馬はその次走のダイオライトで上位馬に着差を付けられてはいるが5着に善戦したことで、ダ1800mよりも長い距離を使われることが多くなったが、ベストは長距離よりも相手が楽なマイル前後。近走はマイルのオープンで連勝と安定した走りを見せている。
本馬は昨秋の勝島王冠で8番枠から好発を切ると、そこから控えて中団中目から2着に善戦しているように、先行、差し、自在に立ち回れる点が魅力。今回は前に行きたい馬が揃った一戦だけに、この自在性ある立ち回りが活かせそうだ。
△ (1)ファルコンビーク
2021年の川崎マイラーズCで逃げて3着、昨年が2番手から最後の直線半ばで抜け出して優勝しているように、川崎マイルは得意舞台。前走の川崎マイラーズCでは8着に敗れたが、アイウォールのオーバーペースに巻き込まれて失速したもの。本馬は3番手、4番手でレースを進めて5着に敗れた▲(11)リンゾウチャネルがその後のオープンで連勝していることからも巻き返しの期待が高まる。また、昨年の川崎マイラーズC同様に、内有利の川崎で1番枠を引き当てた点も好ましい。
△ (3)コパノジャッキー
前走の橘Sでオープン3勝を挙げた馬。前走は7番枠から出遅れて後方を追走していたが、2週目の向正面で一気に先頭、そのまま押し切る好内容だった。本馬は2020年9月の大井1600m戦、ロマンティックナイト賞(A2)でも向正面で一気に捲って先頭に立ち、6馬身差で圧勝していることから、早めに動いて持久力を活かす競馬が合っているようだ。本馬はこれまで重賞未連対だが、前半からエンジンをかけて行く競馬なら一発あっていい。
△ (4)タイムフライヤー
2020年のエルムSの勝ち馬で1700m前後がベストの馬。昨年のフェブラリーSでも、前と内が有利な流れの中団中目から、最後の直線でいい伸びを見せて5着に善戦しているが、以降がひと息。それでも強豪相手の昨年の大井記念で4着、前々走のブリリアントCで3着、前走のサンタアニタTでも3着と、南関東の重賞ならまだ通用する実力はある。休養明けの前走でそれなりに走っているだけに、今回で大きな上昇は期待できないが、ここも展開に恵まれる可能性が高く、侮るのは危険だ。
△ (9)ポリゴンウェイヴ
昨秋のハイセイコー記念では逃げてマンダリンヒーローとクビ差に粘り、その後、ニューイヤーCとクラインCを優勝した馬。近2走は距離が長く、前々走の羽田盃はペースも厳しかったために12着に大敗したが、今回は3走前に優勝した川崎マイル戦になる。3歳馬ながら、古馬相手のサンタアニタTに挑んだヒーローコールは10着に敗れたが、スタート後に鞍上が立ち上がるほどの不利があったし、斤量も58Kgだった。本馬は斤量54Kg。相手は強くなるが軽量を活かせれば一発ある。
△ (10)アトミックフォース
JRA時代はずっと芝を使われていた馬。船橋に移籍し、初ダートとなった今年4月の幸オープンでは4着だったが、その後、ダートで5連勝を達成。特に 5走前の中原オープンでは、 1番枠から五分のスタートを切って枠なりで逃げ馬に競りかけ、2番手の外追走。3角手前で逃げ馬を競り落として先頭に立ち、その後の兵庫大賞の覇者ラッキードリームに半馬身、あのエルデュクラージュに2馬身半差を付けて押し切った内容が優秀。前走の東京大賞典は相手が強いうえに、3角手前で捲られて厳しい競馬になったが、そこから立て直されての今回は警戒したい。
△ (13)ヴァーケーション
昨年のマーキュリーCの3着馬。同レースでは1番枠から好スタートを切ったが、意図的に控え、中団の最内を追走。向正面でメイショウフンジンとテリオスベルがやりあってペースアップする中、ワンテンポ待って3~4角で中目に誘導して動いて行く形。直線でバテた馬を交わして3着に浮上した。3着と言っても上位2頭に6馬身差だったが、相手を考えればなかなかの内容である。今年はみちのく大賞典を逃げて8馬身差と激走した疲れもあって、前走のマーキュリーCでは7着に崩れたが、前走の凡走で疲れが抜ければチャンスがある。