2022年 東京大賞典の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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地方競馬

2022.12.29
2022年 東京大賞典の予想

今年は珍しく、JBCクラシックやチャンピオンズCの上位馬不在となり、それまでの交流重賞上位馬と新興勢力の対戦図式となりました。指数上の力関係はほぼ五分五分なので、ここは伸び代のある新興勢力を中心に予想を組み立てたいです。

中央競馬のほうに掲載してしまっており、申し訳ございませんでしたm(__)m。

大井9R 東京大賞典 芝2000m
 ◎ (6)ウシュバテソーロ
 〇 (8)ショウナンナデシコ
 ▲ (10)サンライズホープ
 △ (5)メイショウハリオ
 △ (3)ライトウォ-リア
 △ (11)ミヤギザオウ

 ■有力馬のコメント

 ◎ (6)ウシュバテソーロ

 ダートに路線転向して4戦3勝。特に4走前の横浜特別は、超絶高速ダートだったにせよ、上がり3Fタイム「34秒0」は通常では考えられぬ芝並みのタイム。ダートでは相当なトップスピードがあります。

 前々走のブラジルCは、東京2100mで前半5F62秒7-後半5F61秒0とかなりのスローペースでしたが、中団外からラスト2Fで追い出されると、すっと伸びてラスト1F手前で先頭に立って勝利。前走のカノープスSでは阪神2000mで前半5F59秒9-後半5F63秒8と超絶ハイペースでしたが、後方から3~4角の中目から押し上げて、4角出口で外に出されると、一気に前を飲み込んで2列目まで上がり、ラスト1Fで突き抜けて勝利しました。つまり、スローペースでもハイペースでも対応できる馬ということ。ここは中心でしょう。

 ○ (8)ショウナンナデシコ

 今年上半期のエンプレス杯、マリーンC、かしわ記念、スパーキングレディーCを連勝した馬。この秋に復帰してからはやや不振でしたが、前走のクイーン賞では思い切って行かせてハナに立ったものの、1角で先頭に上がってきたテリオスベルのオーバーペースに巻き込まれる形となって離された3着に失速。しかし、前走で厳しい流れを経験したことで、変わると見ました。

 本馬が自己最高指数を記録したのは、かしわ記念でマイルがベストの馬ですが、エンプレス杯勝ちの実績もあるように2000mは守備範囲。前走時と比べると逃げ、先行馬が手薄なのも好ましいでしょう。

 ▲ (10)サンライズホープ

 前々走のみやこSで、昨年のシリウスS以来の重賞制覇を達成した馬。本馬は揉まれ弱い馬で、それまでは前でレースを進めていましたが、前々走は14番枠を利して後方外から向正面で中団まで上がって行く競馬。3~4角でも中団外から押して押して4角大外と相当ロスを作りながらも直線序盤で好位まで押し上げ、一気に先頭に立つと、内からハギノアレグリアスに食いつかれましたが、アタマ差振り切って勝利しました。前走は平均的な流れで、けっして前が失速していないことを考えると強い内容でした。

 前走のチャンピオンズCは2番枠。もうこの時点で位置を下げて外を狙うしかなく、敗戦確定のような状況でした。しかし、今回は外枠。鞍上が幸騎手なので外を狙ってくるだろうし、そういう競馬なら上位争いに加わってくる可能性が高いでしょう。ただ今回のメンバーだと平均ペースよりも遅くなる可能性もあるうえに意外と人気なので3番手評価としました。

 注 (5)メイショウハリオ

 前々走の帝王賞ではテーオーケインズを撃破して優勝した馬。前々走は前半はスローペースでしたが、向正面でスワーヴアラミスが外からギャンブル的に動いて一気にペースアップ。これに抵抗したテーオーケインズ、クリンチャー、オーヴェルニュは苦しくなって潰れました。

 つまり、メイショウハリオはスワーヴアラミスに抵抗せずに、スワーヴアラミスについて行く騎乗をしたからこその好走でした。それでもスワーヴアラミスよりも後方でレースを進めた内のチュウワウィザードの追撃をクビ差振り切っていることは褒められます。休養明けのJBCクラシックでは高速ダートで前有利の流れを出遅れたこともあり、5着に敗れましたが、ひと叩きされての前進があれば通用するはず。

 △ (3)ライトウォーリア

 前走の勝島王冠の勝ち馬。2019年に勝島王冠の連対馬ノンコノユメ、モジアナフレイバーがこのレースで2着、3着。また2020年のこのレースの2着馬カジノフォンテンが勝島王冠の優勝馬だったように、近年は南関東馬の底上げが目覚ましく、勝島王冠は例年それなりのレベルにあります。今回は前々走の埼玉栄冠賞時よりも楽に逃げられそうなメンバー構成だけに、警戒しました。

 △ (11)ミヤギザオウ

 今年の羽田盃の覇者。羽田盃は15番枠からゆったりとしたスタートを切って1角で最内に入れて、最短距離を通しての勝利でした。羽田盃は大井1800mで前半5F47秒4-後半4F52秒9の超絶ハイペースの消耗戦。展開に恵まれたことは確かですが、そういう騎乗ができるのはキックバックを苦にしない気性の持ち主だからこそ。今回は長期休養明け3戦目。レースが一転してハイペースになれば、一発あっても不思議ありません。

結論 馬連6-8,10,5,3,11 (14:14:14:6:2) 複勝6 (50)


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