2022年 名古屋GP&勝島王冠の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

お問い合わせ

地方競馬

2022.12.08
2022年 名古屋GP&勝島王冠の予想

名古屋グランプリは、前売りオッズで予想したのですが、思ったよりも配当が安くて驚きました💦

名古屋10R 名古屋グランプリ ダ2100m
 ◎ (9)ペイシャエス
 〇 (1)ケイアイパープル
 ▲ (12)クリンチャー
 △ (2)ラーゴム
 △ (10)タニノタビト

 ■有力馬の紹介

 ◎ (9)ペイシャエス

 ユニコーンSを優勝し、ジャパンダートダービーでも3~4角で包まれて、仕掛けが遅れる不利がありながらも2着と好走した3歳馬。前走のJBCクラシックは逃げて勝ち馬テーオーケインズに2馬身半差の2着に敗れたクラウンプライドが次走のチャンピオンズCで大勢逆転の2着を決めたように、前に厳しい流れ。3番手を追走した本馬もここで通用する公算が高いでしょう。

 コーナー6回の小回りコースで逃げ馬不在。砂を被りたくないケイアイパープルが1番枠に入ったことで逃げる可能性が高いここは前有利な展開になる公算が高いこと。そしてこのレースは2018年のチュウワウィザード(1着)、2019年のデルマルーヴル(1着)、2016年のケイティブレイブ(2着)にように、勢いある3歳馬が有利であることから本馬を中心視しました。

 ○ (1)ケイアイパープル

 揉まれ弱い馬でありながらテンのスピードが速くないという弱点はありますが、豊富なスタミナの持ち主で早め先頭から押し切れるのが強みの馬。今年2月の佐賀記念で初重賞制覇を果たすと、その次走の名古屋大賞典でも接戦の2着。そして4走前の平安Sでも3番枠から押して押して出鞭も入れて2列目の外を追走し、3~4角で前2頭に並びかけ、ラスト1Fで先頭に立ったところで、外からテーオーケインズに突き抜けられたものの、2着を死守しました。

 前々走の白山大賞典では、4番枠でしたが前2頭から離れた4番手を追走し、2週目の4角では前2頭の外に出して3番手を追走。2週目の向こ正面で先頭に立つと、そこから押し切る強い内容でした。しかし、1番人気に支持された前走・浦和記念では4番枠から出遅れて、そこから好位を狙いに行ったものの、キックバックを嫌がって後退し、中団中目からの競馬。ペースが速かったこともあり、捲ることも出来ずに終わりました。

 ただ前走はこの見解でも「目標は次走の名古屋グランプリでここ叩き台」と綴ったように、明確に追い切り不足で、状態が良くなかったのも確か。前々走の白山大賞典で好走した疲れが出たものの、ここに直行するにはレース間隔が開きすぎるために、レースを使ったのでしょう。今回は状態面の良化は見込めますが、前走で出遅れていることからも1番枠は好ましい材料ではありません。距離2100mもあればどこかで外には出せるでしょうが、テンから無理することなく先頭に立てる外枠のほうが理想だけに、対抗評価までとしました。

 ▲ (12)クリンチャー

 昨年の佐賀記念を逃げて9馬身差の圧勝しているように、逃げて持久力を生かしてこその馬(自己最高指数が佐賀記念時)。ただ本馬は佐賀記念時、逃げ馬不在を利して前半3F36秒9で逃げているように、テンが速いタイプではなく、近走はさらにテンに置かれる面を見せているだけに、外枠の今回は逃げられないでしょう。

 ただ逃げ馬不在の今回は、昨年の東京大賞典や3走前の名古屋大賞典の時のように、好位につけられる公算が高いだけに、3番手としました。道中でも動ける大外12番枠だけに、休養明けをひと叩きされての上積みがあれば上位争いに加われるでしょう。

 △ (2)ラーゴム

 昨秋のアンドロメダS勝ちなど、芝ではタフな馬場がベストで高速馬場になると苦戦していた馬。しかし、ダートを使われるようになって安定感が増しました。超高速ダートとなった3走前のプロキオンSこそ大外16番枠から、終始好位の直後からコーナーの外を回ったことや、3~4角で外から被され、直線序盤まで進路を確保することが出来ず、12着に大敗しました。

 近2走の白山大賞典、浦和記念ではともに2着と好走。ただ前走の浦和記念は前走3頭がペースを引き上げていく中で、離れた5番手を追走したもの。実質、差す競馬で展開に恵まれた面もあるだけに狙い下げました。

結論 馬連9-1,12,2,10 (20:14:14:2) 複勝9 (50)

大井11R 勝島王冠 ダ1800m
 ◎ (3)カジノフォンテン
 〇 (10)ゴールドホイヤー
 ▲ (14)カイル
 注 (1)ミヤギザオウ
 △ (12)キガキング
 △ (11)マムティキング
 △ (15)キタノオクトパス

 ◎ (3)カジノフォンテン

 昨年の川崎記念を逃げ切り、かしわ記念でも好位の外を追走し、3~4角で逃げ馬サルサディオーネに並びかけ、4角先頭から押し切る競馬で優勝した実績はここではNO.1。本馬はかしわ記念にスランプになりましたが、今年の川崎記念では5着、前々走の京成盃グランドマイラーズでは2着とここへ来て復調の兆し。前走のかしわ記念も内2頭分が軽く圧倒的に有利な馬場を、好位の外々を回って4着と悪い内容ではありませんでした。

 今回は7ヵ月の休養明けになりますが、ここは相手弱化の一戦。帰厩後はじっくり乗り込まれているので、仕上がりは悪くないはず。一昨年の勝島王冠の覇者でもあるだけに、ここでの復活を期待します。

 〇 (10)ゴールドホイヤー

 前々走のマイルGPでは、京成盃グランドマイラーズの覇者であり、11月のサンタアニタトロフィーを制したスマイルウィを2着に降して勝利した馬。前々走はそれまでの競馬ぶりから一転、大外12番枠から押して押して好位の外を追走し、3角で先頭に立ったスマイルウィに並びかけていく競馬。しぶとく粘るスマイルウィを残り100mで同馬を競り落としての勝利でした。

 休養明けの前走のサンタアニタTは、2番枠で前に行けずに後方から。(2)アランバローズ、(8)リンゾウチャネルなど、3角1~3番手でレースを進めた馬がそのまま残る流れでは仕方のないものがありました。ひと叩きされての変わり身に期待します。

 ▲ (14)カイル

 今年の東京ダービー馬。東京ダービーは9番枠からかなり押して位置を取りに行き、2番手を追走。羽田盃でオーバーペースで逃げて3着に粘った疲れが出たのか、ラスト1Fでパッタリ止まる先頭のシャルフジンをラスト1Fで交わして先頭に立つと、そこからしぶとく粘って2馬身半で勝利しました。東京ダービーは羽田盃から一転して前が有利の流れ。展開に恵まれた面はありますが、相手を考えれば十分に強い内容だったはず。

 始動戦の戸塚記念では、東京ダービーを大目標にした後の一戦だったこともあり、11着大敗を喫しましたが、前走のダービーGPでは巻き返して4着。前有利な流れを終始、好位の最内を立ち回ったことを考慮しても、4着と復調気配を見せていただけに、ここは期待しました。

 今回は本馬の主戦の本橋騎手ではなく、町田騎手が騎乗しますが、小久保厩舎は主戦の左海騎手が引退し、新たなる主戦を模索しているところがあるので、この乗り替わり自体は問題ないでしょう。また序盤で前の位置が取れなくても、道中でじわっと動いて行ける外枠も、本馬にとっては好都合です。

 注 (1)ミヤギザオウ

 今年の羽田盃の覇者。羽田盃は大外15番枠から後方3番手を追走。ずっと最内を走らせ、4角で馬群が外に広がって行った中、ワンテンポ仕掛けを待って直線も内を突き、逃げるシャルフジンの内から差し切っての勝利。ペースが緩みなく流れた中で、後方からロスなく立ち回れたことが勝因でした。

 ただ羽田盃の前哨戦のクラシックTRで、行った、行ったが決まる流れに乗じて、逃げ切り勝ちしたクライオジェニック(東京ダービー2着→ジャパンダートダービー5着)に1馬身3/4まで差し迫った内容からもそれなりの素質はあるはず。始動戦の前走スタートバーズトCでは好位の外から、3角では先頭列に並びかけて行く勝ちに行く競馬で2着と、滑り出し上々だったこともあって、ここは警戒しました。

 △ (12)キガキング

 前々走の日本テレビ盃の4着馬。前々走はサルサディオーネが逃げて、前半4F48秒5-後半4F52秒0の超ハイペースとなった中、3列目の内でレースを進めて、外一気を決めた勝ち馬フィールドセンスと3馬身半差。3列目の外でレースを進めtたペイシャエスがその次走のJBCクラシックで3着に好走し、本日の名古屋GPも制していることからも、本馬は有力と言えるでしょう。

 ただ本馬は前々走で好走したことで疲れが出て、前走のJBCクラシックでは8着大敗。前走が見せ場がなかっただけに、どこまで復調しているかが鍵となるでしょう。

 △ (11)マムティキング

 前走のサンタアニタTは、(2)アランバローズ、(8)リンゾウチャネルなど、3角1~3番手でレースを進めた馬がそのまま残る流れを外から捲りに動いて4着に善戦。ここへ来ての地力強化が窺え、印を打ちました。

 △ (15)キタノオクトパス

 南関東に移籍してから、オープンで敗れた敗れた相手は、ランリョウオーや△ギガキングなど強豪ばかりの馬。前々走のひまわり賞こそエメリミットに5馬身ちぎられたものの、前々走は逃げたリッカルドにしつこく競り掛けて行ったのが敗因。3角でリッカルドは失速し、大差のシンガリ負けを喫しましたが、自身も3~4角で苦しくなって、エメリミットに交わされての2着でした。

 休養明けの前走・生田特別では巻き返してのV。前走からズムーズに前進すれば、相手強化のここで通用しても不思議ないでしょう。

結論 馬複3-10,14,1,12,11,15 (12:12:12:6:4:4) 複勝3 (50)

記事一覧へ戻る