2022年 金盃の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2022.02.09
2022年 金盃の予想

1番人気のウラノメトリアは課題評価は禁物。また、昨年の東京記念のレベルに疑問を感じるので、ここでの大勢逆転を狙います。

大井11R 金盃 ダ2600m
 ◎ (5)リンゾウチャネル
 〇 (3)フレッチャビアンカ
 ▲ (4)サトノプライム
 注 (9)トーセンブル
 △ (7)ウラノメトリア
 △ (10)セイカメテオポリス
 △ (8)エメリミット
 △ (13)タイサイ

見解
 ◎には、一昨年の東京記念3着、昨年のダイオライト記念5着など、ダートの長距離にも実績がある(5)リンゾウチャネルを推します。同馬は昨年の東京記念TRでは10着に敗れましたが、13番枠から出遅れ、最初の3角まで2列目まで押して位置を上げたことで、行きたがって頭を持ち上げるほど折り合いを欠き、その後も力んでの追走。スタミナが不足する休養明けで、かなり折り合いを欠いてしまっては大敗しても仕方ありません。

 また門別の前走サートゥルナーリアPでも1番枠から大出遅れして最後方。そこから外に出して最初の1角では5~6頭分外を回り、その後も逃げ馬から離れた好位の終始外々の競馬。序盤でかなり脚を使った上に、終始外々とかなりロスの大きい競馬でしたが、それでもその後の東海菊花賞の2着馬チャイヤプーンらを相手に、3着まで食らいついたのは地力があればこそ。

 同馬は近走、出遅れ癖も含めて1800m戦では序盤から前のポジションを取れなくなっており、それが理由でかつてほどの好走

 ◎には、一昨年の東京記念3着、昨年のダイオライト記念5着など、ダートの長距離にも実績がある(5)リンゾウチャネルを推します。同馬は昨年の東京記念TRでは10着に敗れましたが、13番枠から出遅れ、最初の3角まで2列目まで押して位置を上げたことで、行きたがって頭を持ち上げるほど折り合いを欠き、その後も力んでの追走。スタミナが不足する休養明けで、かなり折り合いを欠いてしまっては大敗しても仕方ありません。

 また門別の前走サートゥルナーリアPでも1番枠から大出遅れして最後方。そこから外に出して最初の1角では5~6頭分外を回り、その後も逃げ馬から離れた好位の終始外々の競馬。序盤でかなり脚を使った上に、終始外々とかなりロスの大きい競馬でしたが、それでもその後の東海菊花賞の2着馬チャイヤプーンらを相手に、3着まで食らいついたのは地力があればこそ。

 同馬は近走、出遅れ癖も含めて1800m戦では序盤から前のポジションを取れなくなっており、それが理由でかつてほどの好走が見せられていません。キックバックが苦手で、後手を踏むと外々からの競馬になってしまうからです。しかし、距離2600mのここなら前に行けるでしょう。

 しかも、今回は久々のダート戦で、砂を被るのを嫌ってトーセンスーリアが逃げるか、リンゾウチャネルが逃げるかのメンバー構成です。もともとの能力から、スローペースの1~2番手を追走できれば上位争いに加われると見て、同馬を本命としました。

 ○は、昨秋の東京記念で中団馬群の中目を追走して、初重賞制覇を達成した(3)フレッチャビアンカ。ただ、昨年の東京記念TRはと東京記念は上位馬がその後のレースで苦戦しているように、レベルに疑問があったのも確か。ただ、今回は新興勢力と東京記念TR&東京記念組というメンバー構成。休養明けの前走の報知オールスターCをひと叩きされて、上昇が見込める点が好ましく、対抗評価としました。

 ▲は、長距離適性が高く、昨年の東京記念TRを勝利し、前走の金盃TRでも2着の(4)サトノプライム。3走前の富士見OPではペースが上がらない中、外から捲って勝利しているように、いい脚が持続できるタイプ。今回でペースが上がらなかったとしても、有力でしょう。

 以下特注馬として、一昨年の金盃TRと昨年の金盃でともに2着、さらには昨年のダイオライト記念でも◎リンゾウチャネルと0.3秒差の6着に好走しているように、長距離適性抜群の(9)トーセンブル。同馬は昨年の東京記念で休養明けから復帰し、上昇基調を見せていますが、良化がスロー。今回は完全復活とまではいかなそうなので狙い下げました。

 あとは△に中央時代に東京2100mの3勝クラスで連対実績のある(7)ウラノメトリア。休養明け&移籍緒戦の前走・金盃トライアルでも1番枠からトップスタートを切って、外から上がってくるのを待って、4番手の内を追走。3角で内から楽に位置を上げ、4角で逃げ馬の外に出して追い出すと、前を楽に交わして2着▲サトノプライムに4馬身差、3着馬に7馬身差をつけての圧勝でした。

 正直、前走はとても強い一戦でした。しかし、強かったからこそ休養明け好走の反動が怖いのです。南関東移籍初戦の一昨年の東京記念TRを大差勝ちしながらも、その後未勝利というホーリーブレイズほど酷くはありませんが、トライアルでの圧勝は本番を捨てるような行為とわかっている以上、重い印は打てませんでした。

 他では、上昇一途の明け4歳馬(10)セイカメテオポリス。同馬は4走前の戸塚記念も3走前のダービーグランプリも差し馬有利の展開に恵まれての1着、3着。また、4歳クラシック路線はそこまでレベルが高くなかったこともあり、古馬相手の前々走・勝島王冠では8番人気と低評価でした。

 しかし、セイカメテオポリスは2番枠を利して中団やや前の3列目最内をロスなく立ち回ったとはいえ、そこまでペースが上がらない中での4着と低評価を覆す好走。前走の報知オールスターCではノーヴァレンダがペースを引き上げたにせよ、後方4番手から3角手前で集団外まで上がって、直線ではじわじわ伸びて4着と、ここへ来ての成長を感じさせます。もうワンランク成長があれば、ここで馬券圏内に食い込めると見て、買い目に加えました。

 さらに3走前の東京記念では逃げ馬の外2番手で流れに乗って2着と好走した(8)エメリミット。前走のチバテレビ盃は好発を切って一旦先頭。そこから外から切ってくる馬に行かせたものの好発が祟って、オーバーペースに巻き込まれる形。前半4F49秒0-後半4F51秒8(12秒2-12秒7-13秒1-13秒8)の流れを、スタミナが不足する休養明けで先行しては11着に大敗しても仕方ありません。しかし、前走で厳しい流れを経験したことで、今回は粘りが増すはず。ただ、前記したように昨年の東京記念のレベルが低く、もともとの能力面にやや不安があるので狙い下げました。

 最後の中央の3勝クラスを勝利した実績がある(13)タイサイ。同馬はキックバックが苦手な馬で、前記の3勝クラスを勝利した時も、逃げ馬の外を追走しての勝利でした。同馬はオープンに昇級してからは前に行けなくなってしまったことなどが祟って2桁着順に大敗していますが、こういう馬ほど地方で変われるもので、移籍後はA1クラスとオープンを連勝。

 前走の報知オールスターCは、オーバーペースで逃げるノーヴァレンダを追い駆けてやや苦しくなったところで、外からエルデュクラージュに前に出られ、砂を被ってズルズル後退。前走は踏んだり蹴ったりでしたが、そういう馬なので外枠いいはず。かつての実力が衰えていなければ、一発があっても不思議ありません。

結論 馬複5-3,4,9,7,10,8,13 (14:10:8:6:6:4:2) 複勝5 (50)

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