2024年 東京湾Cの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2024.05.02
2024年 東京湾Cの予想

■差しが決まり出して来た

 昨日は土砂降りの影響で不良となり、1~12R中、全て3角3番手以内の馬が勝利。イヤになるほど、逃げ切りのオンパレードだった。本日は晴れで馬場が回復に向かう過程。差しが決まりだしてきている。

 今回で逃げたいのは(8)ツキシロ、(11)コルベット、(10)バハマフレイバー。OPの椿賞ではハイペースで逃げるツキシロを3角手前からプレッシャーをかけに行ってバハマフレイバーが苦しくなって失速。この一戦からバハマフレイバーは早めに前を負かしに行かない可能性は高いが、先行馬が多数のメンバーでもあり、そこまで前が楽な展開にならないと見ている。好位~中団勢が有力と見て予想した。

船橋11R 東京湾C ダ1700m
 ◎ (7)マコトロクサノホコ
 ○ (2)アムクラージュ
 ▲ (10)バハマフレイバー
 △ (3)オーウェル
 △ (4)マサノロイヤル
 △ (1)クリコマ
 △ (12)トーセンヴィオラ
結論 馬複7-2,10,3,4,1,12 (14:12:8:8:4:4) 複勝7 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (7)マコトロクサノホコ

 4走前の門別・ビアパーティーAibでは、今回で1番人気に支持されている(9)シシュフォスに先着。4走前は6番枠から出遅れて最後方からの追走。このレースはサントノーレが逃げてペースを引き上げて行く展開で、同馬が3角の時点で、最後方2列目の外のマコトロクサノホコまで15~16馬身差も差があった。3~4角でじわじわ差を詰め、ラスト1Fでバテた馬をかわしてようやく後方2列目の外。そこから一気に伸びて勝ち馬キタサンヒコボシに半馬身差まで迫っての2着だった。

 4走前はかなりのハイペースで3番手を追走したシシュフォスより、マコトロクサノホコ向きの展開ではあったが、それでもラスト3Fタイムは38秒9と、ラスト3Fタイム2位の馬を0.9秒上回る末脚で追い込み、2着に食い込んでいる。

 マコトロクサノホコはその後、南関東に移籍して2連勝。前走のアクララインCは前後半4F53秒6-50秒4のかなりのスローペースで前有利の展開。ここは中団の外を追走したマコトロクサノホコよりも逃げたシシュフォスに分があった。シシュフォスとマコトロクサノホコはもともとの能力は互角。シシュフォスは前走の重賞・クラウンCが大目標でそこで結果を出した後の一戦となるが、マコトロクサノホコは前走では展開に恵まれず、能力を出し切っていないぶん、今回に向けては余力がある。巻き返しに期待する。

○ (2)アムクラージュ

 6走前の浦和1400m戦、ルーキーズサマーCの優勝馬。6走前は大外12番枠から五分のスタートを切って1角では3番手。そこから位置を上げ、2角出口では2番手。向上面では先頭ライゾマティクスにプレッシャーをかけていき、3角ではもう先頭。そこから徐々に後続との差を広げて、最終的には5馬身差で圧勝した。

 その後のマイル戦では案外な結果だが、3走前のニューイヤーC、前々走のネクストスター東日本ともに4着に善戦。前々走は稍重の川崎らしく、4角まで内を通した馬が1~3着と独占する結果。アムクラージュは11番枠から好スタートを切りながらも外から前に行く馬を行かせて中団中目を追走。これにより展開には恵まれたが、上位馬に対してコーナーロスが大きく、4馬身離される結果となった。

 前々走の内容からはマイルでもやれそうな手応えはあったが、前走のクラウンCでは2着と予想以上に走ってくれた。前走は前後半4F51秒2-53秒2の速い流れ。3番枠から押して(9)シシュフォスの後ろ、3列目最内を追走したアムクラージュは展開に恵まれた面もあったが、マイルにも対応したことは大きい。今回は100mの距離延長で、そこにやや不安はあるが、相手関係を考えると有力だ。

▲ (10)バハマフレイバー

 4走前のチバテレビ盃では大外8番枠から五分のスタートを切って、じわっとハナを主張。1~2角でしっかりハナを取り切るとマイペースに持ち込み、3角からスパートして後続との差を広げていく。最終的には5馬身差で圧勝した。

 バハマフレイバーは前々走の船橋フューチュリティマイルでも逃げ切り勝ちしているように、前に行って持久力を生かしてこその馬。前走はハイペースで逃げた(8)ツキシロを3角手前からプレッシャーをかけ、負かしに行ったために小差の5着に敗れたが、前走で厳しい流れを経験したことで、ここでの持久力強化が期待できる。

 実際に椿賞で逃げたツキシロは、次走の重賞・クラウンCでの持久力強化に繋がり、逃げて4着と人気以上の走りを見せている。今回は前走ほど早めにツキシロを負かしに行かないと見て期待した。

△ (1)クリコマ

 前々走の椿賞では4着と、▲(10)バハマフレイバーに先着した馬。前走はハイペースで逃げた(8)ツキシロを3角手前からプレッシャーをかけ、負かしに行ったため前後半4F51秒7-54秒9のかなりのハイペース。クリコマは2番枠から五分のスタートを切ったが、進みが悪く、単独最後方からの追走。3角手前で後方列まで上がって、4角で大外をぶん回して直線へ。ラスト1Fでも後方列だったが、そこから一気に伸びて接戦の4着に食い込んだ。

 前々走はラスト2Fで14秒4-14秒7と減速。展開に恵まれた面はあったが、ここへ来て地力をつけている感はある。前走のクラウンCは出遅れて不発に終わっており、ここへ向けての余力もあるはず。船橋は外からの差しも利いてきているが、まだ内が有利であり、その優位性を行かせればチャンスがあると見る。

△ (12)トーセンヴィオラ

 デビュー3戦目の新生特別は、7番枠から好スタートを切って、外からハナを主張したモンゲースパイを追いかけるように前に行って、2番手からの追走。3角から同馬にプレッシャーをかけて、ラスト100mでしっかりかわして1馬身半差で完勝した。

 トーセンヴィオラはその後が不振だったが、前々走の青鵐特別では2番手から追走して、4角先頭から押し切って勝利と復調気配を見せた。前々走のアヴニール賞は外が伸びる馬場で、中団中目を追走して(3)オーウェルとアタマ差。前走はやや追走が忙しかった面もあるので、この距離での前進を警戒したい。

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