中山12Rの予想も出しますm(__)m。
■過去10年の連対馬20頭中半数の10頭が馬番1~5番
ダービー卿CTが行われる中山芝1600mは、高低差が5.3mある芝コースの最高地点からスタートして2角まで緩やかに下り、外回りの向正面から3~4角に向かって約4.5m下って行く円状コース。最初の2角までの距離が約240mと短いため、外枠の馬は外々を回らされることが多く、特に多頭数の外枠は不利。過去10年の連対馬20頭中半数の10頭が馬番1~5番となっている。
さらに中山芝は2回初日からしばらくAコースを使われていたが、今週からBコースに替わる。馬場が悪化した内からカバーされることでより内枠有利に拍車が掛かり、3~4角で上手く内を立ち回れる馬を中心に予想を組み立てたい。また、今回は先行勢が手薄な組み合わせだけに、差し馬よりも先行馬が有利だろう。
中山11R ダービー卿CT 芝1600m
◎ (3)ラインベック
○ (11)ニシノスーベニア
▲ (7)ディオ
△ (2)パラレルヴィジョン
△ (5)アスクコンナモンダ
△ (6)インダストリア
△ (8)アルナシーム
△ (9)セッション
△ (10)エエヤン
結論 馬連3-11,7,2,5,6,8,9,10 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝3 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (3)ラインベック
昨年3月の中山芝1600m戦、東風Sの勝ち馬。昨年の東風Sは4番枠から好スタートを切り、促されて先頭。外からノルカソルカがハナを主張したので、同馬を行かせてやや離れた2番手を追走。3角でノルカソルカと6馬身はあった差を最短距離から詰めて、4馬身差で直線へ。そこからしぶとく最後まで伸びて半馬身差で勝利した。
その後もノルカソルカがアナゴサンと競り合って差し馬が台頭する展開となった米子Sでも好位の最内を追走して2着。その次走の重賞、関屋記念でも好位の中目を追走して、勝ち馬と3/4差の3着と能力は高い。
前走の東風S時は7Rまで稍重とややタフな馬場。3F目からゴールにかけてじわじわ減速していく消耗戦だったが、1番枠から好スタートを切って先行したが、終始馬場の悪化した最内を通ってじわじわ後退。スタミナが不足しがちな長期休養明けだったこともあり、苦しくなって12着に敗退した。
ラインベックはこれまで逃げて2戦2勝。離れた2番手から勝利した昨年の東風Sしかり、楽に前に行けると手強く、今回は先行勢が手薄。前走の厳しい競馬を糧に、ここで逃げ、先行できれば一発の可能性は十分ある。
○ (11)ニシノスーベニア
前走の中山芝1600m戦、幕張Sで圧勝した馬。前走は稍重発表だったが、連日の雨の影響でしっかり時計が掛かる馬場状態。2番枠から五分のスタートを切ったが、外から前2頭が飛ばしていくのを見ながら控えて4列目の最内を追走。そこからじわっと上がって3列目の最内で3角へ。3~4角でペースダウンすると、2列目の最内まで押し上げ、4角で一気に差を詰めて出口で逃げ馬の外2番手に誘導。直線序盤で一気に抜け出して2馬身半差、ラスト1Fでそのまま差を広げて5馬身差で圧勝した。
前走は前後半4F46秒4-47秒3のややハイペース。時計が掛かったことでニシノスーベニアの良さが引き出された感はあるが、それなりに高速馬場だった前々走のファイナルSでも上位2頭と3/4差の3着に善戦しているように悪くない。また、本日も重馬場で時計が掛かっていることから、対抗評価とした。
▲ (7)ディオ
昨年暮れから3連勝で前走の東風Sを勝利した馬。同レースは12番枠から五分のスタートを切り、好位の外目を追走。道中ではセッタレダストが2番手以下を離して逃げたが、離れた好位の外で動かず3角へ。3~4角では2番手以下がじわっとセッタレダストとの差を詰めたが、好位の外でロスを作りながらも動かず、4角で外から上がったノースザワールドが仕掛けを受けて4角出口で3列目に上がって直線へ。序盤でしぶとく伸びて2列目に、ラスト1Fでしっかりと抜け出して1馬身半差で完勝した。
前走時は前日の9Rまでが重馬場でややタフな馬場で、前後半4F45秒9-47秒5のかなりのハイペース。4走前は実質差し競馬で、◎(3)ラインベックと違って上手く馬場の良い外を走らせていたこともあり、自己最高指数を記録。今回はその疲れが残る危険性もある。指数ダウンの可能性も視野に入れ、3番手評価までとした。
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本日3番 阪神11R ポラリスS ダ1400m
◎ (7)サクセスローレル
○ (15)フルム
▲ (14)サンライズフレイム
△ (9)モズリッキー
△ (11)シャンブル
△ (1)アドマイヤルプス
△ (2)デンコウリジエール
△ (3)サトノテンペスト
△ (6)カセノダンサー
△ (12)ロードエクレール
結論 馬連7-15,14,9,11,1,2,3,6,12 (15:15:5:5:2:2:2:2:2) 複勝7 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサンライズフレイム(-28.3pt)、フルム(-26.3pt)、カセノダンサー(-25.3pt)、サトノテンペスト(-25.0pt)、モズリッキー(-24.0pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (7)サクセスローレル
4走前の秋嶺S(3勝クラス)では、休養明けながら勝ちに行く競馬で勝利した馬。同レースでは、14番枠から五分のスタートを切ってじわっと好位の外まで上がり、3~4角でも外々から3列目で直線へ。序盤ですっと上がってラスト2Fで再加速して先頭。ラスト1Fで外からタイセイブレイに強襲されたが、踏ん張ってクビ差で勝利した。
当時の2着馬はその次走で3勝クラスを勝利し、その後のオープンで連続2着。また当時、3馬身半差の3着だったテーオーステルスもその次走で3勝クラスを勝利し、次々走ではリステッド競走のすばるSを勝利している。つまり、サクセスローレルの4走前はかなり価値のある勝利だったと評価できる。
その後はスタートで躓いて接触したり、出遅れたりとスムーズな競馬ができていないが、前走のコーラルSは前後半3F34秒4-37秒5の超絶ハイペースに恵まれたこともあり、中団外から差して勝ち馬レディバグと3/4差と悪くない内容。
今回は(12)ロードエクレールと(13)ジャスパーウィンが外から競り合いながらハナを主張していく展開が予想される。8枠の2頭は強くて安定感もあるが、上手く中団最内で脚を溜められれば逆転が期待できる。また、サクセスローレルがスタートを決め手先行する可能性もあるが、本馬はそこまで前に入って行ける馬ではないので、その場合はそこまでペースが速くないはず。それほど人気がないここは「買い」だ。
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本日4番 中山12R 4歳上1勝クラス 芝1200m
◎ (5)ハッピーパンニャ
○ (7)カイザーブリッツ
▲ (2)ビートエモーション
△ (3)パイアイヤー
△ (8)キングダラス
△ (1)キャロライナリーバ
△ (9)ダイチラファール
△ (13)ゲキザル
△ (14)ハジメテノチュウ
結論 馬連5-7,2,3,8,1,9,13,14 (10:10:9:9:3:3:3:3) 複勝5 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にビートエモーション(-12.0pt)、ダイチラファール(-7.7pt)、パイアイヤー、ハッピーパンニャ(ともに-6.3pt)、ゲキザル(-5.7pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (5)ハッピーパンニャ
デビューからずっと芝を使われ、何度も後方からメンバー最速の上がり3Fタイムを何度も記録していた馬。不良馬場で展開にも恵まれた4走前では、このクラスで2着に実績もある。ところが前々走からダートに路線転向。ダート初戦は6着、前走は4着と上昇気配。前走は16番枠から五分のスタートを切って、後方の外を追走。3~4角では外から位置を押し上げて4角では中団。直線序盤では内の(8)キングダラスと接触する不利があったが、立て直してそこからしぶとく伸び続け、4着に好走した。
今回はダート3戦目、休養明けの前走を叩かれてのさらなる前進に期待する。今回はテンの速い(7)カイザーブリッツが出走しており、同馬がペースを引き上げてくれそうな点も好ましい。