本日は下記の計5レースで終了となりますm(__)m。
■大阪杯は3角5番手以内が有利
2024年3月31日に行われる大阪杯は阪神開催12日目、A→Bコース使用2日目で行われる。レースが行われる阪神芝2000mはスタート直後にスタンド前の上り坂があるため、前半のペースが速くなりにくいのが特徴。このためG1昇格後の過去7年でかなりのハイペースになったのは、ゲリラ豪雨で一気に不良に近い重馬場まで悪化した2021年のみ。その一方、良馬場ながら前半5Fが60秒台以上のスローペースになったことが3回もある。
このため過去7年では逃げ2勝、先行3勝、中団1勝、マクリ1勝。中団からの1勝は2022年のポタジェ。同馬はジャックドールが淡々と逃げる展開を前半は3列目の最内を追走していたが、3角では5番手まで上がって勝利している。このように、近7年では3角5番手以内の馬しか優勝しておらず、2着にも同ポジションからが4頭と、前の馬が有利となっている。
本日4番 阪神11R 大阪杯 芝2000m
◎ (5)スタニングローズ
○ (3)タスティエーラ
▲ (10)ソールオリエンス
△ (2)ローシャムパーク
△ (9)ステラヴェローチェ
△ (7)ハーパー
△ (11)ベラジオオペラ
△ (4)ハヤヤッコ
△ (13)ルージュエヴァイユ
結論 馬連5-3,10,2,7,11,4,13 (10:10:10:10:3:3:2:2) 複勝5 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (5)スタニングローズ
一昨年の秋華賞馬。同レースでは7番枠からまずまずのスタート、そこからコントロールして好位直後の中目を追走。道中で前にスペースを作り内と外を両睨みで進め、3~4角でそのスペースをじわっと詰めて4角では外を選択し直線へ。序盤で追い出されると先頭付近まで上がり、ラスト1Fで抜け出した。内からスターズオンアース、外からナミュールに迫られたが振り切って半馬身差で勝利した。
今回は昨年のオークス2着、秋華賞3着馬(7)ハーパーの方が人気しそうだが、オークスも秋華賞も一昨年のスタニングローズのほうが高い指数を記録している。スターズオンアースやナミュールのGⅠ戦線での活躍を見ても一目瞭然だ。
確かに秋華賞で戴冠後のエリザベス女王杯では14着と大敗しているが、秋華賞で目いっぱい走った後の極悪馬場かつハイペースを先行したのでは仕方なく、そこから立て直された昨年の中山記念では5着に善戦している。その中山記念は12番枠からまずまずのスタートを切り、そこからすっとハナ争いに加わり内を取りに行ったが1~2角で内を取れず、終始外々を回る競馬。それでも最後までじわじわ伸びて勝ち馬と0.2秒差と悪い内容ではなかった。
一昨年のオークスで12番人気ながら距離延長◎ということで穴馬候補として対抗○評価したが、結果、見事に一変したようにトップスピードが速くないので先行できる高速馬場の中距離がベスト。前走のヴィクトリアマイルは距離が短くさらに出遅れた中で、後方内々から挽回したものの、最後の直線では進路がなく12着に敗退している。スピード不足の馬が後方から競馬をしたのでは、そもそも勝ち負けにならない。
今回は秋華賞と同じ2000mでベスト距離。前走で短い距離を使われたこともあり、ここなら前の位置が取れる。今回は左前脚の腱周囲炎からの長期休養明けになる。この中間は終い重点すぎる追い切りではあるものの、良く動けており大きな不安は感じさせない。今回の本命馬だ。
○ (3)タスティエーラ
昨年の皐月賞2着、日本ダービー1着、菊花賞2着とクラシックで活躍した馬。菊花賞は7番枠から五分のスタート。そこからコントロールして折り合い重視で中団やや前目の内を追走。1周目スタンド前ではやや外目を通したが、向正面でトップナイフらが外から捲ったことで包まれ動けずに位置が下がる。3~4角は中団外目で多少ロスもあったが、直線序盤では1頭だけ鋭く伸びて2列目まで上がる。ラスト1Fで先頭のドゥレッツァとは2馬身半差くらいだったが、そこからやや差を広げられ3馬身半差の2着だった。
前走の有馬記念では6着。13番枠からやや出遅れそこからかなり押して行くが、前半が速くてそこまで前に行けずに中団中目からの追走。スタンド前からはスルーセブンシーズをマークし折り合い重視で進めていたが、3角手前で外からヒートオンビートが捲り気味に上がったことでスルーセブンシーズとともに包まれてしまう。4角で外に出してそこから追い出されたが反応ひと息。直線序盤で外からジャスティンパレスに前に入られ、ブレーキをかけ後退。そこから再び追われるとさすがの伸びは見せたが、結果は6着完敗だった。
昨年のクラシック上位馬が古馬GⅠで通用していないことから、現4歳のレベルが疑問視されている。実際にレベルはあまり高くなかったが、あくまでもトップレベルと比較した場合のこと。そのトップたちがドバイ遠征で不在のここならば能力値は上位でチャンスは十分にある。
タスティエーラは昨年の日本ダービーでも、好位から早めに抜け出し大接戦を振り切る形の戴冠と、圧倒的な強さを見せてはいないが総合力が高く自在性が強みの馬。今回は芝2500m→芝2000mになるため序盤から前の位置を取るのは難しいと見ているが、道中で動いても容易にバテない強みがあるので対抗馬だ。
▲ (10)ソールオリエンス
昨年の皐月賞馬。同レースは超絶ハイペースで外が伸びる馬場状態。1番枠から好スタートを切ってコントロールし、最後方付近まで位置を下げて外へ誘導。道中も最後方付近の外目を追走し3角手前から進出したが、進みが悪くスピードに乗ったのは4角から。そこで大きく外に振られるロスが生じたが、直線ではしぶとく伸びて中団まで上がり、最後は早めに抜け出していたタスティエーラを並ぶ間もなく捉え1馬身1/4差で完勝した。
ソールオリエンスはその後勝ち切れていないが、2000mより長い距離では終いが甘くなって最速の上がり3Fタイムを記録できてなく、距離が影響していると見る。特に菊花賞や有馬記念では決定的に終いが物足りなかったことからも、おそらく2000m前後がベストだろう。
前走の中山記念は芝2500mからの大幅距離短縮かつ前半のペースが速かったこともあり、序盤で置かれて追走に苦労しての4着だった。前走で短い距離を使ったことで今回はレースの流れに乗りやすいはず。また、ブリンカーを着用するとのこと。皐月賞以上の走りを期待したい。
△ (2)ローシャムパーク
昨年に準OP、函館記念、オールカマーと3連勝した上がり馬。前々走のオールカマーでは13番枠からやや出遅れたが、ある程度促されて中団外目を追走。タイトルホルダーが淡々と逃げて向正面で隊列が縦長になっていく展開を外から強気に押し上げ、3角では好位の外。3~4角では中目を通し4角出口で外に誘導すると直線序盤で一気に2列目に並びかけ、ラスト1Fではタイトルホルダーを捉えて1馬身1/4差で完勝した。
前走の香港Cは推定前後半5F63秒13-後半5F58秒87(日本の計測方法だと前半が約1秒速い)とかなりのスローペースで内と前が有利な展開。大外枠から出遅れて後方2番手を追走。3角手前で仕掛けを待ち、最後方から4角出口では大外を回すロスもあって8着に敗れた。出遅れて前半の位置取りが悪くなったのは仕方がないにせよ、最後の直線で伸びあぐねたのは休養明けだった前々走オールカマーで自己最高指数となる好走をしたことによるものだろう。
今回は休養明け。先週の高松宮記念では昨年のスプリンターズSの覇者ママコチャが8着に敗れたように、ぶっつけ本番で万全の状態に持っていくのは難しいもの。また、ローシャムパークは出遅れ癖があって後方から追走する馬。外枠なら2018年優勝馬スワーヴリチャードのように捲って行くこともできるが、内枠だとレースの流れに乗れるかどうかという不安がある。
それでも国内で10戦して、馬券圏外に崩れたのはスタミナが不足しがちな休養明けかつ重馬場だった5走前のスピカSのみ。安定感がありここでは能力値1位。キャリアの浅さからもまだ伸びしろを見込める。内々を上手く立ち回って、包まれない競馬ができれば上位争いも可能だろう。
△ (9)ステラヴェローチェ
2歳時から活躍し、2021年のクラシックロードでは皐月賞3着、日本ダービー3着、神戸新聞杯1着など世代トップ級の能力を示してきた馬。菊花賞は休養明けかつ不良馬場の神戸新聞杯で自己最高指数を記録した反動で、勝ち馬タイトルボルダーから5馬身以上離された4着と敗退したが、その次走の有馬記念では古馬相手に4着と健闘した。
その有馬記念は9番枠から出遅れたが、そこから促して中団やや後方まで挽回。エフフォーリアを徹底マークで進めて、向正面では同馬の後ろにスペースを作って3角に入る。3~4角でエフフォーリアが進出するとその直後を狙って、4角の外から積極的に仕掛ける。直線序盤では4列目付近からじわじわ伸び、ラスト1Fでは3列目。最後はクロノジェネシスとの叩き合いになったが敗れ、3着の同馬から半馬身差の4着となった。
この有馬記念はパンサラッサがかなりのハイペースで逃げたことで、中団やや後方でレースを進めたステラヴェローチェは展開に恵まれた面がある。それでも4角大外から動いて3着クロノジェネシスに食らいついて行った内容は強く、ここで生涯最高指数を記録したエフフォーリアとも0.3秒差なので古馬重賞を勝って当然の実力はある。
ステラヴェローチェはその次の日経新春杯で2着に善戦、ドバイシーマクラシックで9着と敗れた後に屈腱炎を発症し1年7ヵ月の長期休養を挟んで昨秋の富士Sで復帰。そして前走の大阪城Sを勝利で飾り復調を見せた。
その前走は4番枠からまずまずのスタートを切って先行争いに加わり、その後控えて2列目最内を追走と先行策での勝利だった。本馬は2~3走前にマイル戦を使われていたこともあり、芝1800mの前走ではかなり楽に前の位置を取れていた。芝2000mで逃げ、先行馬が有利な大阪杯ではそれがアドバンテージとなる。展開に恵まれれば一発あるだろう。
△ (7)ハーパー
昨年のオークス2着、秋華賞3着とクラシックではリバティアイランドの脇役だったが、古馬相手のエリザベス女王杯で3着と健闘した馬。そのエリザベス女王杯では3番枠からまずまずのスタートを切って、そこから外のアートハウスらを行かせて離れた3番手を追走。道中も前2頭が単騎という展開だったが、3角手前で先頭のアートハウスが謎のペースダウン。ここで楽に前に取り付いて3角。3~4角で最内を通し切って直線で馬場の良い外に誘導。伸びは地味だったが、ラスト1Fでも前との差をじわじわ詰めて3/4+クビ差の3着となった。
このエリザベス女王杯は、馬番1~3番が上位を独占したように、前後半5F61秒1-59秒6とペースが上がらず、内と前が有利な展開。つまり、3番枠3番手から最短距離を通し、直線で馬場の良い外に誘導したハーパーは噛み合っての好走だったことになる。ただし、今回も先行勢が手薄でここも前に行けることは強み。前走の有馬記念は相手が強くて歯が立たなかったが、今回で展開の後押しがあればチャンスはある。
△ (11)ベラジオオペラ
昨春のクラシックでは○(3)タスティエーラや▲(10)ソールオリエンス完敗だったが、その後の休養中に成長し、前々走のチャレンジCを優勝した馬。同レースでは5番枠からまずまずのスタートを切って、楽に前へ。外のテーオーシリウスを行かせて2列目の最内を確保すると、そこから意図的に位置を下げ1~2角では好位中目を追走。3~4角では包まれかけたが、勝ちに行ったガイアフォースの後ろを通して4角出口では同馬の外へ。直線序盤で追われるとすっと伸びて一気に先頭。ラスト1Fで最内を捌いて上がってきたボッケリーニとの叩き合いとなったが、それをハナ差で制した。
前走の京都記念は京都開催13日目でややタフな馬場。5番枠から五分のスタートを切り、中団中目の(8)プラダリアを徹底マークする形で追走。直線序盤で同馬の内をしぶとく伸び、2列目まで上がる。ラスト1Fでの叩き合いでは最後に甘さを見せてしまいプラダリアと3/4差の2着となった。
プラダリアには完敗だったが、同馬は重馬場で行われた昨秋の京都大賞典を優勝しているように、時計の掛かる馬場を得意としている。3着以降に2馬身差をつけての2着なら悪くない。
ただ、ベラジオオペラは先行した皐月賞で10着に敗れ、その後に末脚を生かす競馬で浮上した馬。先行有利のこの舞台で積極的に位置を取りに行くと終いが甘くなる可能性が、逆に中団待機では前が残ってしまう可能性がある。それでも、キャリアはまだ7戦と浅く成長の余地があるだけに買ってはおきたい。
△ (4)ハヤヤッコ
もともとは芝からダート路線に転向し、レパードSを追い込み勝ちした馬。ところが近年は再び芝路線に転向し、2022年に函館記念を優勝。当時の函館記念は極悪馬場で前後半5F60秒1-63秒5のかなりのハイペース。本馬は1番枠からまずまずのスタートを切ると、そこからかなり押して積極的に位置を取り、好位直後の最内を追走した。道中も前が飛ばしていく展開を徐々に位置を上げ、3~4角で外に誘導。4角で先頭に立ったタイセイモンストルに外から並びかけ序盤で先頭に立つと、食らいつく道悪の鬼マイネルウィルトスを振り切って3/4差で勝利した。
この函館記念の勝ちっぷりから「ハヤヤッコは時計の掛かる馬場でこそ」というイメージが作られたが、近走では時計の速い決着にも対応できるようになった。前々走の中日新聞杯はかなりのスローペースで好位の最内を立ち回ったヤマニンサルバムの勝ちパターンだったが、3~4角で中団の外を回り直線で大外に出されると、最速の上がり3Fタイムで抵抗。勝ち馬ヤマニンサルバムに3/4差まで迫った(勝ち時計は1分58秒8)。
ハヤヤッコは完全に芝馬に姿を変えたと言っていい。前走の金鯱賞は前々走の中日新聞杯でおおよその能力を出し切った後の一戦で、中日新聞杯よりも速い時計を求められたために、外には出さず、馬群の中を突いてしぶとく伸びながらも4着止まりだった。しかし、今回はスローペースが濃厚で、金鯱賞の勝ち時計1分57秒6より遅く、中日新聞杯より速い時計が求められるはず。これくらいの決着なら、3着くらいはあり得ると見ている。
△ (13)ルージュエヴァイユ
昨年6月のエプソムC、昨秋の府中牝馬S、エリザベス女王杯と3戦連続2着と善戦した馬。昨秋のエリザベス女王杯では、2番枠から好スタートを切ったが、内から抵抗するブレイディヴェーグを前に入れて、中団最内を追走。道中も前2頭が単騎でやや離す展開を中団の最内でブレイディヴェーグを徹底マーク。3角手前の謎のペースダウンでじわっと前との差を詰め、3~4角では最短距離を通し、4角手前で仕掛けた同馬を追い駆けて直線へ。序盤でブレイディヴェーグの内に誘導して3列目まで上がり、ラスト1Fで同馬が抜け出したところを内から食らいついて3/4差の2着となった。
このエリザベス女王杯は最短距離を通した馬番1~3番が上位を独占する形。ただし、直線では伸びない馬場の内を通している。ブレイディヴェーグを序盤で前に入れずに、ルージュエヴァイユのほうが前と隊列が逆ならどういう結果になっていたのかと考えさせられる内容だった。ルージュエヴァイユは4走前のエプソムCでは外枠から掛かり気味に2番手に上がって2着に善戦しているように、出遅れ癖はあるが、幅広い展開に対応できる馬である。
前走の京都記念は京都開催13日目でややタフな馬場。やや出遅れて後方から、△(11)ベラジオオペラをマークしながら、折り合いに専念する競馬だったが、ラスト1Fで伸びあぐねて8着に敗退した。前走はスタミナが不足しがちな休養明けだったことが影響した可能性が高い。今回はひと叩きされて変わる可能性があることとスタートを決めた場合も視野に入れて買い目に加える。
想定3番人気 (8)プラダリア
一昨年の青葉賞、昨年の京都大賞典、前走の京都記念と重賞3勝の実績馬。重馬場で行われた昨秋の京都大賞典では7番枠から五分のスタートでコントロールしながら楽に先行。外からハナを主張するアフリカンゴールドを行かせて2列目の最内、道中は同馬とのスペースを広げて3番手。3~4角で最短距離を通って、アフリカンゴールドと2馬身差で直線へ。序盤で同馬の外に誘導して追われるとじわじわ伸び始めた。内から上がったボッケリーニに接触される場面もあったが、ラスト1Fでアフリカンゴールドを捉え、最後は内のボッケリーニを制してクビ差で勝利した。タフな馬場が得意で、ここで自己最高指数を記録している。
前々走の有馬記念では出遅れを挽回し3番手の外を追走する競馬。そのことから先行馬が有利な京都記念では、前の位置が取れると見て当コラムでは本命候補とした。その前走京都記念では3番枠からまずまずのスタートを切ってコントロールし好位直後の内目を追走。道中は中団中目で我慢し、3~4角で馬場の良い外に誘導しながらじわっと好位に上がって直線へ。序盤で軽く仕掛けると2列目まで上がり、ラスト1Fで内から伸びる△(11)ベラジオオペラを振り切って3/4馬身差で勝利した。
例年の京都記念と比較をすると馬場が悪化していたせいか想定よりも緩みなく流れたが、それでも3~4角に入ってもペースが上がらず先行馬有利な展開。またタフな馬場を得意としている本馬には好条件だった。今回は距離が短くなり、前走ほど良い位置を楽には取れないことや高速馬場想定であること、さらに相手強化を考えると狙いにくい。
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本日1番 阪神9R バイオレットS ダ1400m
◎ (11)ラヴオントップ
○ (10)ニホンピロカラット
▲ (4)セントラルヴァレー
注 (1)アイアムユウシュン
△ (6)オウバイトウリ
△ (7)エートラックス
△ (8)メイショウミシガン
△ (9)ナスティウェザー
結論 馬連11-10,4,1,6,7,8,9 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にラヴオントップ(-16.7pt)、アイアムユウシュン(-16.0pt)、ナスティウェザー(-15.7pt)、オウバイトウリ(-14.0pt)、エートラックス(-13.7pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (11)ラヴオントップ
デビューから3戦目まで芝1200m戦を使われたが、初めてのダートとなった4走前の1200mの未勝利戦で、大楽勝した馬。同レースでは1番枠から出遅れたが、そこからの行きっぷりが良く、一気に先頭。3角では1馬身ほどのリードを4角出口で4馬身差まで広げ、そこから5馬身、6馬身…ラスト1Fでは10馬身以上も差を広げての大差勝ちだった。
ラヴオントップの前記の未勝利戦で記録した指数は、古馬2勝クラス級のもの。その次走の1勝クラスでも逃げて同等の指数を記録している。休養明けの前走は初めてのダ1400m。スタートで躓いて先手を取るまでにロスがあったことが応えてラスト1Fで甘さを見せたが、それでも4馬身差で圧勝した。結果的には前走で能力を出し切らなかったぶん、今回に向けては余力がありそうだ。今回のメンバーでは能力値、最高値ともに1位。ここも期待する。
○ (10)ニホンピロカラット
本馬もデビューから2戦目まで芝を使われていたが、初めてのダートとなった前々走の1400mの未勝利戦を勝利。タートで躓いて出遅れたが、そこから押して先頭列まで挽回し、2番手を追走しての1馬身差の勝利だった。
ニホンピロカラットはその後に休養し、昇級戦の前走で成長した姿を見せると、そこでも2着と好走。前走は8番枠から好スタートを切ってハナを主張。内から(2)ロードフォアエースがハナを主張してくるので同馬を行かせて、その外からプレッシャーをかけて行く形。最後の直線で同馬に2馬身突き放されたが、ラスト1Fでは1馬身半差まで詰めて2着となった。
前走ではロードフォアエースに完敗だったが、同馬は逃げてこその馬。今回は◎(11)ラヴオントップがいるので、自分の型のレースが出来ない可能性が高いことと、ラヴオントップはまだダートのキャリアが浅く、上昇力が見込める点から対抗評価とした。
▲ (4)セントラルヴァレー
デビュー2戦目の東京ダ1600mの未勝利戦を勝利した馬。同レースでは12番枠から出遅れたが、速い二の脚で挽回して好位の外3番手を追走。3~4角で先頭列に並びかけて直線へ。直線序盤では前2頭を目標に追い出しを待ち、ラスト1Fで肩ムチを入れられると突き抜けて2馬身半差で完勝した。
前々走は3走前で激走した後の一戦で距離も長く8着敗退。しかし、そこから2Fの距離短縮となった前走では、五分のスタートから楽に2番手まで上がって追走し、ラストⅠFで抜け出して1馬身差で勝利。今回は前走で1400mを使ったことでこの距離にも慣れるはず。また、逃げ馬多数で速い流れが想定される中、テンがそこまで速くないセントラルヴァレーは中団からの追走で展開に恵まれる可能性が高く、3番手評価とした。
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本日2番 中山10R アリエスS ダ1800m
◎ (4)フラッパールック
○ (12)ヘニータイクーン
▲ (16)ドライゼ
△ (9)メイショウオーロラ
△ (13)コンスタンティン
△ (3)マナウス
△ (15)プレミアムスマイル
結論 馬連4-12,16,9,13,3,15 (10:10:10:10:5:5) 複勝4 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にフラッパールック(-22.3pt)、リバートゥルー(-20.0pt)、クレメダンジュ(-19.7pt)、ドライゼ(-18.7pt)、フレンチギフト(-18.0pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (4)フラッパールック
3走前の中山ダ1800mの1勝クラスで圧勝した馬。同レースでは13番枠から好スタートを切って、無理なくハナを主張。ややスローペースで逃げて、向正面でペースをペースを上げ、3角では半馬身差のリードだったが、4角出口では2馬身差までリードを広げ、直線序盤では6馬身差。ラスト1Fでさらに差を広げ、9馬身差の独走だった。
フラッパールックは前記の1勝クラスでは3勝クラス勝ちレベルの指数を記録。その次走の鹿島特別でも好位の最内を立ち回って、最後の直線で外に出されると、ラスト1Fで突き抜けて2馬身半差で勝利。前走は馬場が軽く、レースの流れに乗り切れずに5着に敗れたが、本日の中山は馬場が回復しているだけに、逃げるか好位で流れに乗って巻き返しを期待できる。また、ここまでキャリア7戦と浅く、まだまだ上昇力が見込める。
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本日5番 阪神10R キタサンブラックC 芝1400m
◎ (3)ジャスティンエース
○ (6)スズハローム
▲ (12)イティネラートル
△ (2)ジョウショーホープ
△ (5)テーオーダヴィンチ
△ (1)コスモエスパーダ
△ (10)サトノペルセウス
△ (15)チュウワノキセキ
△ (16)スーサンアッシャー
△ (17)ペイシャフラワー
結論 馬連3-6,12,2,5,1,10,15,16,17 (10:10:10:10:2:2:2:2:2) 複勝3 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にウォータールグラン(-16.7pt)、テーオーダヴィンチ(-16.3pt)、スーサンアッシャー(-15.3pt)、ジョウショーホープ(-14.7pt)、アステロイドベルト(-14.3pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (3)ジャスティンエース
4走前に2勝クラスの松前特別を勝利した馬。同レースでは4番枠からトップスタートを切ってすんなり先頭。マイペースに持ち込み、他馬にも絡まれることなく余力十分で最後の直線へ。序盤で再加速し、ラスト1Fでも食らいつくマイネルクリソーラを最後に振り切って3/4差で勝利した。このレースは突出して指数が高いわけではないが、スタミナが不足しがちな休養明けで逃げ切るのは簡単ではないこと。潜在能力が高いと推測される。
前走の三年坂特別は逃げたが、馬場の悪化した内を通ったことで13着まで失速してしまった。今回も休養明け。しかし、この馬はこれまでの3勝中、2勝が休養明けという鉄砲後者である。今回はA→Bコース替わりの内枠。前走で終いの甘さを見せたことから距離が1F短くなるのも好ましく、好位の内で流れに乗っての一発を期待したい。
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本日3番 中山11R 美浦S 芝2000m
◎ (9)コスモフリーゲン
○ (8)キングズパレス
▲ (15)ビジュノワール
注 (2)ルドヴィクス
△ (1)アレグロモデラート
△ (6)ハウゼ
△ (10)メインクーン
△ (4)ドゥラモンド
△ (12)ヴェールラン
結論 馬連9-8,15,2,1,6,10,4,12 (15:10:6:5:5:5:2:2) 複勝9 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にキングズパレス(-17.7pt)、アレグロモデラート(-16.7pt)、ビジュノワール(-15.7pt)、コスモフリーゲン(-14.7pt)、マテンロウアレス(-14.3pt)。
能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (9)コスモフリーゲン
デビューから3連勝で前々走の2勝クラスの芝2200m戦を逃げ切り勝ちした馬。前々走は14番枠から好スタートを切って1角でハナを取り切る。そこから1F12秒前半の緩みないペースで逃げ、それでも4角手前まで持ったまま、半馬身差のリードで直線へ。そこから再加速して1馬身差、ラスト1Fで1馬身1/4差まで差を広げ、危なげなく逃げ切った。
前走の湾岸Sは6番枠から好スタートを切ってマイペースの逃げ。3角手前からプレッシャーをかけれ、3~4角で外から早めに上がってこられる苦しい展開になりながらも4着を死守した辺りに能力の高さを感じさせた。コスモフリーゲンはまだキャリア5戦と浅く、さらなる上昇度が見込める。
また本馬は2番手でもレースができる馬であり、今回は(13)マテンロウアレスに行かせて、それを見ながらレースを進めることも可能であり、今回の本命馬とした。
○ (8)キングズパレス
初めてのブリンカー着用となった7走前の鹿野特別では、5番枠から五分のスタート。そこから無理には行かせずに、中団外目を追走。道中は折り合いに専念しながらレースを進めていたが、3~4角の外から一気に前に取り付いて4角出口で2列目の一番外。直線序盤で早々と抜け出し、半馬身のリードを奪うと、ラスト1Fで一気に後続を突き放して4馬身差で勝利した。
その後、3勝クラスの芝2000m~2500mを6戦して2着4回、3着1回、4着1回。常に末脚を生かす形でレースを進めており、着差は全て0.2秒差以内の安定した成績を残している。今回は仕掛けが強気の松岡騎手が鞍上。前走の湾岸Sのように捲り気味に上がって取りこぼす危険性もあるが、ここでは能力値も最高値も1位と相手が楽。ある程度、早めに仕掛けても大崩れはしないと見て対抗馬とした。
▲ (15)ビジュノワール
3走前の千歳特別と前々走の国立特別を逃げ切り勝ちした馬。特に前々走は3番枠から好スタートをを切って、様子を窺っていたが、外のエッセレンチが控えるとじわっとペースを引き上げてハナを主張。ずっと手綱を抑えてややスローペースでの逃げ。4角出口から直線にかけて2馬身程度のリードだったが、ラスト2FでGOサインが出されると、そこから後続を突き放して3馬身半差で完勝した。
前走のファイナルSは4番枠から五分のスタート。外から被されて折り合いを欠いて12着に敗退したが、今回はそこから立て直されての一戦。休養明けで前走から2Fの距離延長となる点は減点材料だが、大外枠の今回でリズム良く運べれば一発ある。