本日は下記の3レースで予想終了です♪
■GⅡに昇格後は差し、追い込み馬の優勝はゼロ
チューリップ賞は2018年にGⅢからGⅡに昇格。GⅢ時代の2012年から2017年にかけての6年間はクロフネサプライズの逃げ切りこそあるものの、先行馬が優勝したことは一度もない。一方、2018年から昨年までの6年間では逃げ馬が1勝、先行馬が3勝しており、差し、追込馬が優勝はゼロ。
その背景にはGⅡ昇格後は、ペースが遅くなっている傾向があり、結果、中団より前の位置で戦える馬が活躍している。今回はテンの速い内の(2)ラーンザロープスがハナへ行くか、外の逃げ馬(12)ショウナンマヌエラや(12)エラトー辺りに行かせるかどうかでペースが決まってくる。
ラーンザロープスがハナを主張した場合には、外の2頭が絡んで行く形である程度ペースが上がる可能性が高いが、それでも平均くらいで収まるだろう。今回もある程度前の位置を取って、後半でも速く上がってこられる馬を中心視したい。
本日1番 阪神11R チューリップ賞 芝1600m
◎ (4)ワイドラトゥール
○ (10)ガルサブランカ
▲ (5)ミラビリスマジック
注 (16)タガノエルピーダ
△ (2)ラーンザロープス
△ (3)エポックヴィーナス
△ (6)スウィープフィート
△ (9)スティールブルー
△ (12)ショウナンマヌエラ
結論 馬複4-10,5,16,2,3,6,9,12 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝4 (50)
■有力馬と評価ポイント
◎ (4)ワイドラトゥール
新潟の芝1600mの新馬戦では、10番枠からまずまずのを切って好位の外からコントロールして位置を下げ、先団馬群からやや離れた6番手を追走。3~4角では3列目の外で我慢し、4角出口で外に誘導すると楽な手応えで2列目に上がる。ラスト1F手前で先頭に立つと、そこから後続を引き離し、2着に2馬身半差、3着に5馬身半以上の差をつけて完勝した。上がり3Fタイムもこの日の新潟としてはなかなか優秀で、秘めた瞬発力を感じさせるかなり強い勝ち方だった。
前走の紅梅Sは大外9番枠から出遅れて、後方2番手からの追走。そこからじわっと位置を押し上げ、3角では中団の外目。3~4角では中団外目で我慢し、4角で軽く促されると直線序盤でしぶとく伸びて2列目の外。ラスト1Fで先頭から1馬身半差ほどあった差をしっかり捉えて1馬身半差で完勝した。勝ちにいく競馬で勝利した前走は着差以上に強い内容だった。
本馬は前々走のファンタジーSで16番枠から出遅れて後方2番手からさらに下がって最後方で3角に入り、直線序盤で前と絶望的な差。それなりに詰めても届かずに10着に敗れたように、本質的に1400mは忙しい。好位の外を確保した1600mの新馬戦とは対照的に、前走の紅梅Sでも後方からの追走になっている。今回は前走から1Fの距離延長で追走が楽。近3走とも最速の上がり3Fタイムを記録しているように末脚は確かな馬だけに、ここでの期待が高まる。
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本日2番 中山11R オーシャンS 芝1600m
◎ (7)ジュビリーヘッド
○ (16)シナモンスティック
▲ (8)バルサムノート
△ (11)キミワクイーン
△ (13)ダディーズビビッド
△ (4)グレイトゲイナー
△ (10)ビッグシーザー
△ (5)マテンロウオリオン
△ (15)トウシンマカオ
結論 馬連7-16,8,11,13,4,10,5,15 (9:9:9:9:5:5:2:2) 複勝7 (50)
■ペースが上がりやすい舞台
中山芝1200mはスタート後からゴール前の坂下までおよそ4.5mを一気に下っていくコース。テンから加速がつくのでハイペースになりやすく、オーシャンSの過去10年では7回もかなりのハイペースが発生している。このため過去10年で逃げ馬の2着2回、3着2回はあるが、逃げ切ったのは2019年のモズスーパーフレアのみとなっている。
このレースは芝1200mの重賞としては逃げ馬の3着以内が少なく、中団2勝、差し3勝と中団より後ろの馬が活躍している傾向。今回は(4)グレイトゲイナーの逃げが予想されるが、大外枠の(16)シナモンスティックもある程度ハナを主張していく可能性が高い。また昨年の京成杯で逃げた(10)ビッグシーザーや前走のシルクロードS時に外枠で控えたことで終始外々を回って大敗した(14)オタルエバーも、今回は乗り替わりもあり、先行争いに加わって行くと見ている。
今年はぶっ飛ばし系の逃げ馬が出走していないので、極端なハイペースにはならないにせよ、ある程度はペースが上がると見て予想を組み立てた。
■有力馬と評価ポイント
◎ (7)ジュビリーヘッド
一昨年と昨年の函館スプリントSの2着馬。昨年の函館スプリントSは11番枠からまずまずのスタートを切って、そこからかなり押して先行争いに加わっていく。最終的には控えて好位を追走し、3~4角でも好位の外目。4角で手応えの良いナムラクレアの後ろから直線へ。序盤の伸びは地味でナムラクレアに離されて3列目付近だったが、ラスト1Fでバテた馬をかわして2着に浮上した。
近3走は凡退しているが、キーンランドC時は函館スプリントSで自己最高指数を記録するほど好走した疲れ。スプリンターズSは前が残る流れを出遅れて後方からレースを進めたもの。前走の京阪杯は先行したが、先行した馬にはとても厳しい流れだった。実際に京阪杯で先行した(4)グレイトゲイナー、逃げた(10)ビッグシーザーは次走で大きく前進。グレイトゲイナーはカーバンクルSで5番人気ながら2着と好走。ビッグシーザーは淀短距離Sで勝利を収めている。
ジュビリーヘッド近3走の敗因はしっかりしており、もともと能力が高く、昨年1月にOPのカーバンクルSや3勝クラスの船橋Sを勝利するなど、中山芝1200m適性が高い。ここは復活に期待する。
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本日3番 小倉11R 早鞆特別 ダ1700m
◎ (1)メイショウホマレ
○ (4)モディカ
▲ (12)タマモタップダンス
注 (16)サパテアール
△ (3)ミヤビクライ
△ (6)ミヤジシャルマン
△ (10)タマモヴェナトル
△ (11)テーオーレガシー
△ (15)アイファーテイオー
結論 馬連1-4,12,16,3,6,10,11,15 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝1 (50)
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にモディカ、ミヤジシャルマン(ともに-15.7pt)、アイファーテイオー(-15.0pt)、メイショウホマレ(-14.3pt)、タマモタップダンス(-14.0pt)。
能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。
◎ (1)メイショウホマレ
小倉ダ1700mでは好走歴多数で、2勝クラスで2回の連対実績がある。前々走の響灘特別では、3走前に短距離を使われたことで行きっぷりが回復し3着と復活。前々走は15番枠からまずまずのスタートを切って、じわっと先行策し、逃げる1番人気馬スマートケープの外からプレッシャーをかけ、淡々とした流れに持ち込む。最後の直線序盤では同馬に振り切られたが、食らいついて残り100mでかわして先頭。そこを外から2頭に差され、クビ+クビ差の3着となった。
前走の紫川特別も13番枠から五分のスタートだったが、内に切れ込みながら先行策。序盤は好位の外3番手だったが、向上面で前に競り掛けていく。しかし、3角手前でロイガヴェーグルが捲りに来て、それに抵抗して4角先頭の競馬。最後の直線で失速する結果となった。前走は先行馬総崩れの差し馬が台頭する展開。今回は1番枠なので無理に出して行く必要もなく、好位の最内で立ち回れる点は好ましい。巻き返しに期待したい。