2024年 弥生賞+阪神10R+メイン以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.03.03
2024年 弥生賞+阪神10R+メイン以降の予想

阪神12Rを追加しました。一番下です。

■後方馬が活躍も、穴を開けるのは逃げ、先行馬

 弥生賞が過去10年でややハイペースになったのは、逃げ馬が大逃げを打ってマカヒキの後方一気が決まった2016年のみ。かなりのスローペースになったのは4回だが、ややスローから平均ペースが5回と皐月賞の前哨戦らしく、基本的にはスローペースになりやすい。

 過去10年では中団より後方の馬が活躍しているが、穴は2017年8番人気2着のマイスタイルのような逃げ馬や2022年9番人気3着のボーンディスウェイのような先行馬。中団ぐらいからメンバー最速で上がってこられるいわゆる素質馬が有利だが、穴になるのは展開上、恵まれる逃げ、先行馬だ。

本日1番 中山11R 弥生賞 芝2000m
 ◎ (5)シンエンペラー
 ○ (9)ダノンエアズロック
 ▲ (3)シュバルツクーゲル
 △ (4)エコロレイズ
 △ (8)シリウスコルト
馬連 5-9,3,4,8 (20:20:5:5) 複勝5 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (5)シンエンペラー

 凱旋門賞馬ソットサスの全弟という素晴らしい血統馬。11月の東京芝1800mの新馬戦を2、3列目から最後まで減速することのない優秀な内容で勝利し、次走の京都2歳Sでは出遅れたが、中団からしぶとく抜け出して優勝。続く前走のホープフルSでも2着と好走した。

 前走では6番枠から五分のスタート。促されて1~2角で2列目の最内を確保した。3~4角でペースが落ち、ブレーキ気味で仕掛けを待たされ、4角で外に逃げそうになってやや外に膨らんだ。そこで外のアンモシエラに接触しかけたが、直線序盤で早々と抜け出し、後続との差を一気に広げた。ラスト1Fでやや甘くなり、そこをレガレイラに差し切られて3/4差で敗れた。

 しかし、前走は差し有利の展開。2列目から早め先頭に立ったシンエンペラーは勝ち馬以上に内容が濃く、負けて強しだった。前走で厳しい流れを経験したことも持久力強化に繋がる可能性が高い。ここも当然有力だ。

○ (9)ダノンエアズロック

 新馬戦で上手く2番手で折り合って勝利したあと、ひと息入れて疲れを取り、万全の状態で迎えた前走のアイビーSでは1着。前走は1番枠から好スタートを決めて、外のホウオウプロサンゲを行かせて2番手でコントロール。超絶スローペースだったが上手く折り合ってレースを進めていた。最後の直線では先頭のホウオウプロサンゲが後続を引き離したが、これをゴール目前で差し切って3/4差で勝利した。

 このレースでは後のホープフルSの覇者レガレイラを完封しており、指数は優秀。上がり3Fタイム32秒7も素晴らしかった。ダノンエアズロックはトップスピードに秀でたタイプ。今回は始動戦で叩き台の意味合いもあるだけに、雨が降ってタフな馬場になった場合には不安もあった。しかし、レース当日は晴れ模様。それなら対抗評価としたい。

▲ (3)シュバルツクーゲル

 中山芝2000mの新馬戦はスタートでややアオって出遅れたが、挽回して2番手を追走し、最速の上がり3Fタイムで勝利。上がり3Fは35秒0だが、前日の6Rまでは重馬場で時計を要していたことを考えると、同日の中山芝の中ではかなり優秀だった。字面上の走破タイム、上がり3Fタイムが平凡だったせいか、次走の東京スポーツ杯2歳Sは8番人気と低評価だったが、それを覆して2着と好走した。

 前走は1番枠からまずまずのスタートを切って、外のテリオスルルを行かせて離れた2番手を追走。テリオスルルが淡々と逃げ、4馬身ほど離された位置で3角に入った。3~4角では最短距離から同馬との差を1馬身半まで詰めて直線へ。序盤で外に誘導して追われ、ラスト2Fでテリオスルルを捉えたが、外からシュトラウスに並ばれ、クビほど前に出られた。ラスト1Fではさらに離されたが、ファーヴェントの追撃をハナ差で凌いで1馬身半差の2着となった。

 東京スポーツ杯2歳Sはクラシックの登竜門と言われているレースで、イクイノックスが優勝した年と比べると明確に見劣るが、平凡でもない。シュバルツクーゲルは◎(5)シンエンペラーの京都2歳Sや(6)トロヴァトーレの葉牡丹賞と同等の指数を記録している。今回は皐月賞の前哨戦だけに、シンエンペラーや○(9)ダノンエアズロックが折り合いに専念する競馬ををする可能性が高い。前で戦える強みを生かして、再度、人気薄で好走しても不思議はない。

△ (4)エコロレイズ

 6月東京の新馬戦で9着、次走の9月中山の未勝利戦を2戦して2、3着。未勝利クラスで上位の存在であることは確かだが、指数面はそこまで優秀ではなかった。しかし、9月からひと息入れた前々走では馬体重12kg増が示すように、ふっくらとした、成長を感じさせる馬体で出走。ここで変わり身を見せた。

 前々走は10番枠から好スタートを決めて好位外目を追走。3~4角で前を行く馬がバテ始めるなか、外からスッと動いて4角で先頭列に並びかけた。直線序盤で先頭に立って後続との差を広げたが、最後にタンゴバイラリンに詰め寄られてクビ差。しかし、3、4着馬に7馬身差をつけての勝利だった。

 このレースは走破タイムが優秀な緩みない流れで、疲れが残りやすい一戦だった。また、前走の1勝クラスも緩みのない好タイム決着で、好位の直後から捲り気味に上がって、最後の直線では一旦先頭の競馬。外から進路をカットされる不利もあって4着に沈んだが、負けて強しだった。近2走で緩みない競馬を経験したことが、重賞の舞台で生かされそう。ペースが上がらない展開で早めに仕掛けてスタミナを生かす形で一発がありそうだ。

△ (8)シリウスコルト

 福島芝1200mの新馬戦を勝利。当時の内容は可もなく不可もないようなものだったが、次走で新潟2歳Sに出走すると、やや出遅れて後方から最短距離を立ち回り、上位馬には離されたが、最後の直線でよく伸びて5着と大健闘した。そして芝2000mと2Fの距離延長となった前々走の芙蓉Sでは、さらに指数を上昇させた。

 前々走は5番枠から五分のスタートだったが、それまで短い距離を使われていたため、前進気勢があり、それをコントロールしながら好位の中目まで上がった。1~2角で外に誘導するとそのまま先頭に立ってしまいそうな勢いだったが、前の馬の後ろに収めるとその後はスムーズ。3~4角では外から楽な手応えで前にプレッシャーをかけ、先頭列で直線へ。ラスト1Fで逃げ粘るドゥレイクパセージを競り落とし、2馬身差で完勝した。距離延長で長く脚を使って早め先頭で勝利とは驚かされた。潜在的なスタミナが豊富のようだ。

 前走のホープフルSは前々走で自己最高指数を記録した後の休養明けの一戦で、ベストコンディションではなかったと推測される。差し有利な展開を中団中目から3~4角で上手く最内を通って、4着争いからアタマ+クビでの6着と、◎(5)シンエンペラーとの比較では明らかに物足りなかった。今回はひと叩きされての巻き返しが期待できるが、同馬との逆転はどうか。

1番人気 (6)トロヴァトーレ

 中山芝2000mの新馬戦はやや縦長の隊列の真ん中付近でレースを進めて同週の中山芝最速タイの上がり3Fタイムで完勝。それ以来の休養明けの一戦となった前走、葉牡丹賞では馬体重10kg増と、筋力アップして成長している姿を見せた。

 前走は1番枠からまずまずのスタートを切って、外のロジルーラーを行かせて2列目の中目。1~2角でコントロールして向正面では3列目の最内を追走した。3~4角で中目に誘導し、4角で外を狙ったが出せずに直線序盤では前が壁。そこでワンテンポ待って外の1頭分のスペースを割ってスパッと伸び、そのまま突き抜けて2馬身差で完勝した。

 トロヴァトーレは中山芝2000mでメンバー最速の上がりを駆使して2戦2勝。ともに超高速馬場かつ超スローペースを上がりの競馬で勝利しており、ダノンエアズロック同様に馬場がタフになった場合の不安はあったが、レース当日は晴れ模様。弥生賞は前哨戦らしくスローペース傾向だが、昨日の中山芝はこれまでの2戦よりも馬場が緩く標準的に時計を要していた。

 現時点で本馬は皐月賞へ向けて賞金不足。ここで皐月賞出走権を手にしたい立場で、勝負度合いは既にオープン勝ちのある○(9)ダノンエアズロックよりも上。しかし、昨日のチューリプ賞出走のスティールブルーよりも実力はあるが、臨戦過程と適性が似たタイプだけに評価を下げた。
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本日5番 小倉11R 関門橋S 芝2000m
 ◎ (2)シェイクユアハート
 ○ (13)フェアエールング
 ▲ (7)エーデルブルーメ
 注 (3)シホノスペランツァ
 △ (9)ウインシュクラン
 △ (14)マテンロウアレス
結論 馬連2-13,7,3,9,14 (15:15:10:5:5) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にニホンピロキーフ(-16.0pt)、シェイクユアハート(-15.7pt)、シホノスペランツァ(-15.0pt)、エーデルブルーメ(-14.7pt)、ナムラカミカゼ、ウインシュクラン(ともに-14.0pt)

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)シェイクユアハート

 5走前に札幌芝2000mの1勝クラスを2列目の内からラスト1Fで抜け出して3馬身半差で勝利。ここで1クラス上の指数を記録して本格化を示すと、次走、2勝クラスの清滝特別でも勝利。さらに前々走では3勝クラスのサンタクロースSで2着と好走した。

 前々走は阪神芝2000mでラリュエルとウインスノーライトが競り合って後続を引き離し、前後半5F58秒6-後半3F60秒7のかなりのハイペース。シェイクユアハートは大外13番枠から出遅れたが、そこから徐々に進出して行く。3角では前2頭から10馬身以上離された好位の外。3~4角で2列目に並びかけ、前との差を詰めて行く。直線序盤で3番手に上がって、ラスト1F手前で先頭に立ったが、外からセイントカメリアに一気に差されて1馬身3/4差の2着だった。

 前々走は実質差し競馬だったが、勝ち馬よりも早めに動いての2着と強い内容だった。もちろん中団やや後方から、最後の直線で中目から上がって3着に上がった(3)シホノスペランツァとも着差以上に内容に差がある。

 前走の八坂Sは一転して逃げ馬不在で、京都芝2200mで前後半5F60秒4-60秒2のスローペース。ここが鞍上の甘さというべきか…積極的に前の位置を取って、3~4角でも好位の中目から最後の直線で馬場の良い外に出したいばかりに早めに動いたため、ラスト1Fで甘くなり、6着に敗れた。

 今回は逃げ、先行型が多い組み合わせ。前走の敗因を鞍上自身が分析できていれば、ワンテンポ脚を溜めて動いて行くはず。今回も5走前の札幌戦時のように馬場の内が悪化した状態だが、上手くその外(中目)を上手く立ち回っての巻き返しを期待する。
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本日3番 阪神10R 戎橋S 芝1400m
 ◎ (11)ベルクレスタ
 ○ (9)レイベリング
 ▲ (7)レベレンシア
 △ (2)ミシシッピテソーロ
 △ (8)フロムダスク
 △ (1)テーオーダヴィンチ
 △ (3)ミツルハピネス
結論 馬連11-9,7,2,8,1,3 (15:10:10:8:5:2) 複勝11 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にレイベリング(-17.3pt)、スーサンアッシャー(-16.7pt)、レベレンシア(-16.0pt)、ヤマニンデンファレ(-15.7pt)、ベルクレスタ(-15.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (11)ベルクレスタ

 6走前の阪神芝1600m戦、2勝クラスの皆生特別でオープン級の指数で圧勝した馬。同レースでは6番枠から五分のスタートを切っての先行策。2番手追走から残り300m付近で先頭に立つと、そのまま押し切って4馬身差の圧勝だった。ベルクレスタは前々走の六甲アイランドSで3着に善戦しているように調子は悪くない。

  ベルクレスタは前に行ってスタミナを生かしてこその馬。前走の新春Sでもある程度、前でレースをしていることから、今回での行きっぷりはいいはず。逃げ、先行馬が手薄で先行できる組み合わせのここは一発を狙いたい。

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本日4番 阪神11R 大阪城S 芝1800m
 ◎ (4)ステラヴェローチェ
 ○ (13)ピンハイ
 ▲ (7)グラティアス
 注 (11)オニャンコポン
 △ (2)アリストテレス
 △ (14)サトノエルドール
結論 馬連4-13,7,11,2,14 (15:15:10:5:5) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にステラヴェローチェ(-20.0pt)、ピンハイ(-19.7pt)、ショウナンマグマ(-17.3pt)、グラティアス(-16.7pt)、オニャンコポン(-16.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)ステラヴェローチェ

 2歳時から活躍し、2021年のクラシックロードでは皐月賞3着、日本ダービー3着、神戸新聞杯1着と世代トップ級の能力を示してきた馬。菊花賞は休養明けで不良馬場の神戸新聞杯で自己最高指数を記録した反動で勝ち馬タイトルボルダーから5馬身離された4着と敗退したが、その次走の有馬記念では巻き返して4着と好走した。

 その有馬記念は9番枠から出遅れたが、そこから促して中団やや後方まで挽回。エフフォーリアを徹底マークで進めて、向正面では同馬の後ろでややスペースを作って3角に入る。3~4角でエフフォーリアが仕掛けて行くとその直後を狙って、4角の外から積極的に仕掛ける。直線序盤で4列目付近からジリジリと伸びて、ラスト1Fでは3列目。クロノジェネシスとの叩き合いになったが、それに敗れて半馬身差の4着となった。

 パンサラッサがかなりハイペースで逃げたことで、中団やや後方でレースを進めたステラヴェローチェは展開に恵まれた面がある。それでも4角大外から動いて3着クロノジェネシスに食らいついていった内容は強く、生涯最高の指数を記録したエフフォーリアと0.2秒差だから、本来はリステッド競走に出走してくるような馬ではない。

 ステラヴェローチェはその後の日経新春杯で2着に善戦し、ドバイシーマクラシックで9着に敗れた後、屈腱炎を発症し、長期休養を余儀なくされた。しかし、復帰後の2戦は芝、ダート1600m戦と不適な舞台。無理をさせずに徐々に状態を上げるよう、とてもよく考えられた臨戦過程である。今回は芝1800m戦でおおよそ全能力を出せるだろう。トップハンデ58.5Kgではあるが、(5)ショウナンマグマがある程度、ペースを引き上げてくれる点も好ましく、ここでの復活を期待する。

○ (13)ピンハイ

 前走の中日新聞杯の3着馬。前走は15番枠から出遅れ。外からスパイダーゴールドが同馬の進路をカットするように好位に進出して行ったので、無理なくじわっと中団外に持って行く形。道中も中団外からじわっと進出し、3~4角では一番外からロスを作りながら勢いに乗せて直線へ。序盤で追われるとジリジリ伸びたが、まだ中団列。しかし、ラスト1Fでもしぶとく伸び続け、外のハヤヤッコにクビ差かわされたが、3着と好走した。

 前走はピンハイをマークで乗っていたハヤヤッコの思うツボ。3~4角でペースが上がって行く中で、一番外から強気に仕掛けなければ、同馬に先着していた可能性が高い。ただし、前走はそこまでレベルが高くなく、オープンレベルの指数。今回も近2走くらいは走ってくると見ているが、◎(4)ステラヴェローチェが復活するパターンを想定すると、勝ち負けまでは厳しいだろう。

▲ (7)グラティアス

 先週の中山記念の2着馬ドーブネが勝った4走前のポートアイランドSの2着馬。4走前はワールドリバイバルが逃げて、前後半4F48秒1-45秒4のかなりのスローペース。グラティアスは5番枠から好スタートを切って、3番手を追走していたが、外からドーブネが前に入ってきたので、同馬をマークして3~4角の外から動いて行く。直線序盤でドーブネの外に誘導して追い出されると半馬身差まで迫るが、そこからかわせない。最後にドーブネがもうひと伸びして3/4差の2着となった。

 4走前は前有利な展開。しかし、ドーブネと小差のレースができたことは評価できる。次走のカシオペアSは差し馬有利の展開を2番手でレースを進めて7着敗退、その次走のリゲルSは先行馬有利の展開を最内枠で外から被され、後方からの競馬となっての7着敗退。しかし、前走のニューイヤーCは2着に巻き返せている。またその前走も3~4角で好位の内目で包まれて、直線では前が壁。外に出すのに苦労していたが、進路ができるとスッと伸びて勝ち馬パラレルヴィジョンと1馬身差だった。今回で展開とレースぶりが噛み合えば、上位争いが期待できる。
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本日2番 阪神12R 4歳上1勝クラス ダ1400m
 ◎ (5)ヴィヴァン
 ○(1)ミッキーレジェンド
 ▲ (9)ジュストコル
 △ (4)シンゼンイズモ
 △ (6)ロードジャスティス
 △ (7)ロードミッドナイト
 △ (13)モズブーナー
 △ (15)シャドウレディー
結論 馬連5-1,9,4,6,7,13,15 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝5 (10)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にヴィヴァン(-18.0pt)、タロントゥーズ、ジュストコル(ともに-13.7pt)、カッティングジェム(-12.0pt)、シンゼンイズモ、ロードミッドナイト(ともに-11.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (5)ヴィヴァン

 デビューからずっと芝を使われていた馬だが、6走前の2勝クラス・三春駒特別では初ダートで2着に善戦。その後はダートを主体に使われ。近2走は連続3着している。特に前々走は大外16番枠からまずまずのスタートを切って、好位の直後を追走。3~4角の外々を回って直線でもしぶとく伸び、ラスト1Fでいったん2番手に上がったが、外からダイシンビスケスに差されて勝ち馬と3/4差の3着となった。しかし、このレースでは4着馬に2馬身差をつけており、このクラスで勝てる指数を記録している。

 また前走の鳴門特別では3~4角で中団の内で包まれ、直線では馬群を捌きながらしっかりと伸びて3着と、キックバックを受けても全く問題なかった。ダートでは底を見せていないだけに期待する。

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