2024年 中山牝馬S+中山10R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.03.09
2024年 中山牝馬S+中山10R以降の予想

本日は下記の4レースで予想終了となりますm(__)m。

■中山芝1800mはスローが発生しやすい舞台だが…

 今開催は中山芝1800mで、中山記念、中山牝馬S、フラワーS、スプリングSと連続で重賞が行われる。前記4レースを総合的にペースが上がりやすい順にあげると、中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーCとなる。

 トップクラスが集う中山記念は、馬場が悪化しない限り、各馬が2角から向正面にかけての急坂の下りで勢いに乗せるため、向上面で大きくペースが緩むことがほぼない。ゆえに最初の1角までの距離が約205mと短く、前半で急坂を上る逃げ馬有利のコースでありながら、前が崩れることもある。

 しかし、まだ体力のない3歳牝馬同士の戦いとなるフラワーCは、騎手が2角から向正面にかけての急坂をゆっくり下ることを意識するので、向正面でペースが上がらず、しばしば逃げ切り、前残りが発生する。これについては、来週のフラワーC時にお伝えするが、その中間に位置するのがスプリングSと今回の中山牝馬Sだ。

 実際に中山牝馬Sの過去10年を見ても、かなりのスローペースが発生している一方で、2021年は不良馬場も後押ししてかなりのハイペースが発生している。ケースバイケースだが、今回は重馬場で逃げ馬も先行馬もそれなりに出走しているので、平均ペースくらいまで上がると見ている。今回はこのような条件をおそらく得意とする穴馬がいるので、それを狙ってみたい。

本日1番 中山11R 中山牝馬S 芝2000m
 ◎ (5)シンリョクカ
 ○ (8)ヒップホップソウル
 ▲ (13)フィアスプライド
 △ (2)ルージュリナージュ
 △ (9)ファンタジア
 △ (10)アレグロモデラート
 △ (12)ルージュエクレール
 △ (15)フィールシンパシー
結論 馬連5-8,13,2,9,10,12,15 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝5 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (5)シンリョクカ

 デビュー2戦目に阪神JFで2着した素質馬。阪神JFは3番枠で上手く中団の最内を立ち回れていたが、序盤で押されても進みがひと息のレースぶりから、もっと距離が延びたほうがいいと見ていた。そして実際にオークスではリバティアイランドには大きく離されたが、2着馬ハーパーとは0.3秒差の5着、昨秋のエリザベス女王杯では勝ち馬ブレイディヴェーグと0.5秒差の9着と指数を上昇させた。

 前々走のエリザベス女王杯は6番枠から好スタートを切ったが、じわっと下がって中団外目を追走。3~4角でペースが上がっていく中で4角の外を回って置かれていく。ラスト1Fで進路を中目に切り替えて、馬群を捌いてジリジリ伸びたが、大きく差を詰められなかった。

 前々走は前日が重馬場からのスタートでやや時計を要していたが、前後半5F61秒1-59秒6のややスローペースで後半でそれなりに速い脚が求められた一戦。阪神JF時のように最短距離の競馬をしていればまた違った結果になっていたと推測されるが、ここでは距離ロスが大きかった。

 前走の日経新春杯は芝2400mで前半3F33秒7ととても速かった中で、12番枠から先行策。前々走でスピード不足を感じさせたために前の位置を取りに行ったのだろうが、結果的にオーバーペースに巻き込まれて10着大敗。しかし、このような競馬は今回へ向けての調教効果は絶大。

 今回は外枠に能力上位の有力馬が入った中で5番枠と内枠。それも重馬場発表と時計の掛かる馬場である。鞍上に不安は感じるが、人気はそれほどなく、好走条件は整っているので狙ってみたい。無理のない程度に前の位置を取って、内を立ち回れば一発逆転がありそうだ。
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本日2番 中山10R アクアマリンS 芝1200m
 ◎ (1)サンティーテソーロ
 ○ (4)オードゥメール
 ▲ (8)スピードオブライト
 注 (9)プロスペリダード
 △ (2)オルダージュ
 △ (11)マメコ
 △ (12)アドマイヤラヴィ
 △ (13)ブルースピリット
結論 馬連1-4,8,9,2,11,12,13 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にブルースピリット(-16.3pt)、ミッキーハーモニー、ユキノファラオ(ともに-15.0pt)、プロスペリダード(-14.7pt)、プロスペリダード(-14.7pt)、スピードオブライト、ショウナンラスボス(ともに-14.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)サンティーテソーロ

 デビュー2戦目の中山芝1600mの未勝利戦をロケットスタートを切って逃げ切り勝ちすると、続くサフラン賞でもロケットスタートを切って逃げ、3馬身差で圧勝した馬。ともに好指数をマークした快速馬だ。サンティーテソーロは古馬との初対戦、初めての芝1200m戦となった4走の彦星賞(2勝クラス)でも、7番枠からトップスタート切って一旦ハナに立ったが、内からハナを主張する馬に行かせて2番手を追走し、ラスト1Fで突き抜けて、ここでも上位の指数で勝利している。

 前々走の北陸Sでは、2番枠から終始馬場の悪化した2列目の最内を通し、直線では逃げ馬の内を突こうとしたが突けず、そこから外に誘導したものの進路がなく、9着に大敗。また前走の南総Sはスタートで接触して後手を踏んだところから無理やりハナを奪いに行く競馬で、11着に凡退したもの。近2走ともに明確な敗因がある。素質はここに入っても劣らないだけに、立て直されての巻き返しを期待する。
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本日4番 中京11R 中京スポーツ杯 ダ1400m
 ◎ (1)ラックスアットゼア
 ○ (2)イグザルト
 ▲ (4)ダノンミカエル
 △ (7)ドラゴンゴクウ
 △ (10)ラヴケリー
 △ (11)フィーカ
 △ (12)ウナギノボリ
結論 馬連1-2,4,7,10,11,12 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイグザルト(-23.3pt)、ラックスアットゼア、ダノンミカエル(ともに-18.0pt)、レーヴリアン(-17.3pt)、ウナギノボリ(-17.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)ラックスアットゼア

 これまで8戦して馬券圏外に敗れたのは5走前の浦安特別のみ。同レースはダ1200m戦で前後半3F34秒2-37秒4のかなりのハイペース。13番枠から五分のスタートを切ってそこから押して行ったが、好位を取れず、終始雁行状態の外を回るロス。3角、4角で4頭分外を回るロスが生じ、4角では中団くらいまで下がり、ラスト1Fでも盛り返してこれなかった。また、本質的に1200mでは忙しいと感じさせた。

 前走はダ1400mの2勝クラスを勝利。ここでは11番枠から五分のスタートだったが、そこからじわっと先行し、3角では2列目の外。3角、4角で3頭分外を回ったが、ここでは前半3F36秒1とペースが遅く、追走が楽だったこともあり、ラスト1F手前で楽々と先頭に立って、食らいつくニシキギミッチーを振り切ってクビ差で勝利している。また、外枠からロスを作りながら勝ちに行って勝利した前走は着差以上に強い内容だった。

 今回も得意距離のダ1400mで1番枠。外からハナを主張するであろう(11)フィーカを見ながら、好位の最内をロスなく立ち回れる優位性があるので、本命馬とした。
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本日3番 阪神11R コーラルS ダ1400m
 ◎ (8)アイオライト
 ○ (10)メタマックス
 ▲ (16)テーオーステルス
 △ (1)タガノクリステル
 △ (6)ビーアストニッシド
 △ (12)オーロラテソーロ
 △ (13)レディバグ
結論 馬連8-10,16,1,6,12,13 (15:15:5:5:5:5) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にテーオーステルス(-27.0pt)、タガノクリステル(-26.3pt)、アイオライト(-25.7pt)、メタマックス(-24.7pt)、メイショウミツヤス(-23.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)アイオライト

 5走前の栗東Sでは斤量58Kgを背負って圧勝した馬。5走前は10番枠からトップスタートを切ったが、内から前を主張する2頭に行かせて、好位の外を追走。3~4角で徐々に差を詰めて、直線序盤で先頭に立つと、そこから後続を一気に突き放して7馬身差で完勝した。アイオライトはここでG1級の指数を記録しており、ダ1400mがベスト。また、ここでは能力を出し切れば一枚上の存在だ。

 前々走のギャラクシーSは、メイショウウズマサとワルツフォーランが競り合って、前後半3F34秒2-後半3F37秒4のかなりのハイペース。3番枠から好スタートを切ったが、斤量59kgの影響もあってそこまで行きっぷりは良くなかったが、2列目の最内3番手までじわっと上がる。3~4角で外に誘導しながらさらに位置を押し上げ、4角では2列目の外2番手。直線序盤で早々と先頭に立って、前崩れの展開を5着に粘ったように地力がある。

 前走の根岸Sは前有利な流れを1番枠から躓いて致命的に出遅れ、最後方からの追走。そこからじわじわ位置を挽回して4角では3列目付近。直線序盤では3番手まで上がったが、そこから苦しくなって11着に大敗した。これは参考外と見て良いだろう。今回も斤量59kgがカギとなるが、逃げ、先行馬が手薄な組み合わせ。復活を期待する。

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