2024年 中山記念・阪急杯+中山9R+メインR以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.02.25
2024年 中山記念・阪急杯+中山9R+メインR以降の予想

本日は下記の4レースで終了ですm(__)m。

■Aコース替わり2日目で追い込みは届きにくい

 過去10年でかなりのスローペースが2回。一方、相当なハイペースも1回。中山芝1800mはスタート後すぐに急坂を上がるため、基本的にペースが上がりにくいが、パンサラッサのような何が何でも逃げたいタフな馬が出走している場合にはハイペースになることもある。今年もテーオーシリウスが逃げるとなるとハイペースになる可能性が高い。

 また、脚質傾向は過去10年で逃げ1勝、先行5勝、中団3勝、差し1勝、追込はゼロ。逃げ馬の3着以内の割合が40%と中距離重賞としてはかなり高い一方、追込馬の3着以内は2016年のアンビシャスの2着のみ。3着以内の75%以上が中団より前なので、それら脚質の馬を中心にするのがベストだ。

本日2番 中山11R 中山記念 芝1800m
 ◎ (2)ソーヴァリアント
 ○ (9)エルトンバローズ
 ▲ (4)ジオグリフ
 △ (1)レッドモンレーヴ
 △ (7)ドーブネ
 △ (3)ソールオリエンス
 △ (8)マテンロウスカイ
 △ (10)ラーグルフ
 △ (13)マイネルクリソーラ
 △ (15)テーオーシリウス
結論 馬連2-9,4,1,7,3,8,10,13,15 (10:10:8:8:4:4:2:2:2) 複勝2 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (2)ソーヴァリアント

 2021年のチャレンジCをGⅠ級の指数で優勝した馬。同レースは逃げ馬不在。11番枠から好スタートを切って先頭に立ちかけたが、内からハナを主張するマイネルフラップを行かせて2番手を追走。道中はかなりのスローペースながら3番手以下を離し、マイネルフラップを煽りながら追走。3角からややペースが上がったが、楽な手応えで4角を回り、直線序盤で先頭。そこから突き抜けて3馬身半差で完勝した。

 一時期は不振だったが、昨年は札幌記念、富士Sともに3着と復調の兆し。前走のマイルCSは8番枠から好スタートを切ったが、外に出て行ってしまって躓く場面があった。しかし、そこからすぐに立て直し、押してしつこく先行。3角手前では好位の中目だったが、3~4角でさらにじわっと上がり、2列目の外で直線へ。ラスト1Fで伸びを欠いて12着に失速したが、前走は差し、追込馬が上位を独占したように、前に行く馬には厳しい展開だった。押して押して位置を取りに行く競馬では大敗しても仕方ない。

 今回はそこから立て直されての一戦。2021年のチャレンジCで自己最高指数を記録していることからも、前走から距離が長くなるのもいいだろう。また、前走で積極的な競馬をしていることから、芝1800mのここではレースの流れに乗りやすいはずだ。好位の内目を上手く立ち回っての復活を期待する。

○ (9)エルトンバローズ

 昨夏のラジオNIKKEI賞で3連勝を達成し、休養明けで挑んだ毎日王冠でも大接戦を制して優勝した馬。同レースでは6番枠から五分のスタートを切って好位の最内を追走。道中は前のエエヤンが外に行ったので、スペースを作って3列目。3~4角で最内から徐々に2列目に上がり、直線序盤では先頭のウインカーネリアンの直後まで上がるも進路がなくなってしまう。しかし、その外から窮屈な間を割って伸び、ラスト2Fで先頭列。ラスト1Fでもしぶとく粘り、3頭での大接戦をハナ差で制した。

 前走のマイルCSは毎日王冠で好走した反動が懸念されたが、4着に善戦。前走は連続開催15日目でタフな馬場。前半3Fが34秒3と速く、4F目(3~4角の下り坂)で一気に減速する展開。また4着という結果は、馬場の内側が悪化して、中~外差し有利の馬場を中団外から差してのものではあったが、大崩れしなかったことは、昨秋からの成長が顕著であることを示している。エルトンバローズは成長期の4歳馬で能力が高い。今回は始動戦で目標は先かもしれないが、有力な一頭だ。

▲ (4)ジオグリフ

 昨春の皐月賞では、本格化前のイクイノックスを撃破して優勝した馬。同レースでは14番枠から五分のスタートを切って、そこからコントロールして好位の外目を追走。1角で前にスペースを作って、ビーアストニッシドの後ろで折り合い重視で乗られていたが、2角で折り合い欠いたイクイノックスが上がってくると、それを行かせ、同馬を目標に動いて行く形。3~4角で同馬の後ろから外に誘導して直線へ。そこからイクイノックスに食らいついて行き、最後に競り落としてクビ差で勝利した。

 ジオグリフはその後、「デビュー前から喉鳴りだった」と突然、報道がされたが、競走馬の大半は度合が違うだけで喉鳴り持ちであり、日本ダービーに向けて調子が上がっていなかったから布石を打っただけのこと。実際にその後は不振だったが、4走前のサウジC(当時は芝馬も活躍するオールウェザーよりのダート)ではオーバーペースで逃げるパンサラッサを追い掛けるようにして2番手を追走し、4着と粘れているだけに、調子を取り戻していると考えてもいいだろう。

 その次走のドバイワールドCはサウジCの疲れが抜けず、11着と大敗してしまったが、ドバイは米国と日本の中間的なダートで能力を出し切れなかったというのもある。ジオグリフは前走のチャンレンジCでも15着と大敗しているように、ダート適性はない。

 一方、前々走の宝塚記念では13番枠から出遅れ、そこから二の脚良く、軽く促す程度で好位の外目に上がって追走。3角で外から一気に上がったジェラルディーナを追い駆けたが、4角での手応えはひと息。直線序盤で追われたが、外のイクイノックスにかわされ、2列目付近。ラスト1Fで甘くなって失速し、9着に完敗した。

 しかし、前走は前半3Fが34秒0という魔の宝塚記念ペースに巻き込まれてしまったことが敗因。前半の速い地点で位置を取りに行ったために末脚を失ったものである。それで勝ち馬イクイノックスと0.7秒差なら指数も内容も悪くない。また最後に甘くなったレースぶりからも、当時から2F距離が短い芝になるのはいいだろう。

△ (1)レッドモンレーヴ

 前々走の富士Sの2着馬。9番枠からやや出遅れ、二の脚もひと息で、促しても後方に下がってしまう形。レースが緩みなく流れ、後方2列目の外から動けないまま3~4角を回り、直線序盤で前の◎(2)ソーヴァリアントの後ろから外へ誘導すると、ラスト2Fで同馬を捉えて2列目付近。ラスト1Fで1馬身半ほど抜けていたナミュールに唯一食らいついたが、差は詰まらず1馬身1/4差だった。

 しかし、勝ち馬ナミュールは次走のマイルCSも優勝しているように、それなりにレベルが高かった一戦。3着ソーヴァリアントには2馬身半差としっかり差をつけている。

 レッドモンレーヴは4走前の芝1400mの京王杯SCで初重賞制覇を達成、富士Sでも2着と好走しており、芝1600mよりも短い距離と長い距離のどちらが良いかと問われれば前者だろう。

 ただ、3~4角で一気にペースが上がった5走前のダービー卿CTでは、後方外々から4角で6~7頭分外を回るロスがありながらも最後までしぶとく伸び続け、4着争いに加わったようにエンジンがかかってからがしぶといタイプ。このレースではペースが上がると判断し後方で待機した鞍上の判断が裏目となり、4角で手痛いロスがありながらもメンバー最速の上がり3Fタイムを記録している。

 このことから芝1800mも悪くないと見ており、高速馬場ならばよりがんばれるだろう。今回は1回中山Cコース使用からAコース替わり2日目で、雨が降ってもそれなりの高速馬場となることが想定され、内枠も好ましい。スタミナが不足しがちな休養明けで1Fの距離延長となる点はマイナスだが、警戒は必要な馬だ。

△ (7)ドーブネ

 昨年の中山記念の3着馬。昨秋はさらに地力を強化し、オープンを2連勝。特に前々走のキャピタルSは8番枠から好スタートを切って、じわっとハナを主張。道中はかなりスローペースでの逃げ。3~4角でも仕掛けを待って1馬身ちょっとのリードで直線へ。ラスト2Fで食らいつくプレサージュリフトを寄せ付けず、1馬身半差で完勝した。

 前走の京都金杯はトップハンデ58.5kg。さらに1回京都開幕日で4角で内を通した馬が上位3頭を占める内有利な馬場状態を、15番枠から終始好位の中目から勝ちに行く、苦しい競馬となった。ドーブネは逃げた前々走で自己最高指数を記録しているように、逃げがベストの馬。昨年の中山記念時のように2~4番手でも悪くないが、本馬は出遅れ癖があるのがネック。しかし、好スタートを切って楽に前の位置を取れればチャンスがある。

△ (3)ソールオリエンス

 デビューから3連勝で皐月賞を制した素質馬だが、昨秋はやや成長を欠く結果となった。それでも3走前のセントライト記念では2着。14番枠から出遅れたが、そこからコントロールして中団外目を追走。道中はやや流れが遅く、ペースが上がった3~4角でじわっと動いて行く。ただそこでの反応が甘く、4角で置かれて直線へ。そこからジリジリ伸びて好位列まで上がり、ラスト1Fで先頭のレーベンスティールと3馬身ほどあった差を、1馬身3/4差まで詰めてゴールした。

 ソールオリエンスはここでもデビュー2戦目で見せたコーナリングの下手さを見せてしまい、最後の直線で挽回しての好走。重賞通用レベルの馬は4角で楽に上がってこられるものだが、本馬はそれができておらず、前走の有馬記念でも4角で動けていない。

 皐月賞時のようにズブズブな馬場ならば、直線一気に賭ける競馬でも通用するが、勝ち負けするには位置を取っていく必要がある高速馬場での中山芝の内枠は向かない。包まれてしまう危険性があるからだ。ただ、前走の有馬記念で最後に伸びを欠いたことから、距離が短くなるのは好ましい。また成長期の4歳馬だけに変われる可能性も期待して印を打った。

△ (8)マテンロウスカイ

 昨年5月のオープン競走のメイSで、後の東京新聞杯・覇者サクラトゥジュールの2着と好走した馬。同レースでは8番枠からまずまずのスタートだったが、二の脚でドーブネなど内外の各馬を楽に制してハナを主張。淡々と緩みないペースで逃げて、3角では2番手以下に4馬身差。3~4角でやや息を入れ、後続の仕掛けを待って2馬身差のリードで直線へ。序盤で後続を離しにかかったが、内から捌いたサクラトゥジュールに食らいつかれ、ゴール寸前でクビ差捉えられた。

 しかし、3着馬には3馬身差をつけており、重賞でも勝ち負けになる指数を記録していた。このことから東京新聞杯の当コラムではサクラトゥジュールを穴馬に推し見事に1着。一方のマテンロウスカイはサクラトゥジュールとおよそ1馬身3/4差の5着だった。メイSではサクラトゥジュールとクビ差だったのに、前走ではなぜ着差が開いてしまったのかというと、サクラトゥジュールが上手く中団内々を立ち回れたというのもあるが、マテンロウスカイが前の位置を取れなかったことが主な理由だろう。

 本馬は末脚がそこまで速くないので、ある程度、前の位置を取る必要がある。前々走のリステッド競走リゲルSのように、マイル戦でも前半が遅ければ2列目の外と、前の位置が取れるが、東京新聞杯のように前半がある程度速いと2列目まで持っていくのが難しい。この馬にとって芝1600mは忙しく、芝1800mへの距離延長はプラスだろう。

 今回は何が何でも逃げたい(15)テーオーシリウスが出走するが、メイSでの△(7)ドーブネとの比較からある程度、前の位置を取って行けるはず。当時はドーブネが外枠でマテンロウスカイのほうが内枠。今回は枠の並びが逆で、2列目の外という隊列にはなるかもしれないが、本馬にとって理想的な位置は取れるはず。ただ、テーオーシリウスを追い駆けすぎると危ういものがある。前に行って展開に恵まれればチャンスありという評価になる。
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■馬場悪化で差し馬有利も、逃げ、先行馬も軽視禁物

 阪神芝1400mは内回りだが、最初のコーナー(3角)までの距離が443mと長く、スタート後から各馬が押して出して行くため、先行争いが激化しやすい。また阪神は3角から緩やかな下り坂となっており、差し、追い込み馬がそこで勢いをつけて上がってこられるため、緩みない流れが発生しやすい。実際に過去10年ではスローペースになったことは一度もなく、かなりのハイペースが2回発生している。

 ただし、阪急杯は全開催から2開催開けての開幕週になるために馬場の内側が良く、暮れの阪神Cよりも逃げ、先行馬が残れているのも確か。実際に過去10年では逃げ馬が4勝、先行馬が2勝している。しかし、それらは前走で厳しいレースをしていた馬が大半。短距離戦なので、前走でタフなレースをしていた馬が逃げ、先行すれば馬券圏内に食い込めるが、展開上は差し、追い込み馬に有利な展開になることが多いということだ。

 そのうえで本日は重馬場。これだと例年のような内枠の優位性があまりない。不良馬場で行われた2015年はG1馬ミッキーアイル)以外は、先行馬が総壊滅し、1着、3着、4着、5着馬が外からの中団、差し、追い込み馬だったことからも、今回も差し馬に期待したい。ただし、今年は当時ほど馬場がタフではなく、大逃げ馬もいないので、ここは差し馬を本命◎に強い逃げ、先行馬はしっかり買い目に加えておきたい。

本日3番 阪神11R 阪急杯 芝1400m
 ◎ (15)ダノンティンパニー
 ○ (1)ウインマーベル
 ▲ (16)アサカラキング
 △ (4)ルプリュフォール
 △ (5)メイショウチタン
 △ (8)カルロヴェローチェ
 △ (11)ボルザコフスキー
 △ (18)メイショウホシアイ
結論 馬連15-1,16,4,5,8,11,18 (5:10:5:5:5:5:5) 複勝15 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (15)ダノンティンパニー

 長期休養明けとなった前々走の六甲アイランドSを勝利した馬。前々走は14番枠から出遅れたが、二の脚で挽回して中団馬群の中目を追走。3~4角で徐々に前が失速していく展開で中団馬群の中目で包まれて仕掛けを待たされたが、直線序盤で馬群の間を割って鋭く伸び、ラスト1Fで先頭列。そのまま外から各馬の追撃を寄せつけず、すっと抜けて1馬身3/4差で完勝した。

 前走は前3頭が競り合って、阪神芝1400mで前半3F33秒1というスプリンターズSレベルの超絶ハイペース。ダノンティンパニーは展開に恵まれての勝利だったが、このレースでは(1)ウインマーベルが優勝した昨年暮れの阪神Cと同等の指数を記録している。

 前走のニューイヤーCは長期休養明けで好走した疲れで5着敗退。2番枠から出遅れて後方から、かなり押して中団の内まで挽回して追走。3~4角では前のリューベックが外に行ってくれたことで最内を通して直線で3列目まで押し上げることができたが、序盤で追われて最内を突こうとしたところで、先にパラレルヴィジョンに入られて窮屈になる場面。しかし、パラレルヴィジョンが抜け出して進路が開いてからも伸びて来れず、同馬に2馬身離されての5着となった。

 今回は休養明け3戦目。前走時、ラスト1Fで甘くなったことからも、前々走を勝った阪神芝1400mに変わるのは好ましく、ここは巻き返しが期待できる。また前記したように、ここは差し馬に有利な条件でもあり、本命馬とした。

○ (1)ウインマーベル

 一昨年のスプリンターズSでは、7番人気ながら2着と好走した馬。同レースでは、7番枠から五分のスタート切って、そこから軽く促されていったん好位の中目から位置を下げ、中団中目を追走。ダイアトニックを見ながらコントロールして乗られていたが、3~4角で同馬の外に誘導し、3列目で直線へ。そこから中目を捌いて2列目まで上がり、ラスト1Fで甘くなったジャンダルムにクビ差まで迫った。

 前記のスプリンターズSは、後方待機策のナランフラグが、直線一気に追い込み、3着に食い込んだように、前後半3F32秒7-35秒1のかなりのハイペース。実際にこのレースで押して序盤の先行争いに加わり、そのあと控えて好位の内目を追走して4着に敗れたダイアトニックがその後のスワンS、阪神Cを連勝している。つまり、ウインマーベルはやや展開に恵まれた面はあったが、それでもここでは出走馬中で最高指数を記録している。

 本馬はその後、不振となったが、昨秋の京王杯SCでは好位の外目でレースの流れに乗って2着に善戦。その後、再び休養し、昨秋初戦のキーンランドCこそタフな馬場で勝ちに行ったことが応えて16着と大敗したが、以降は順調にレースを使われ、前走の阪神Cでは完全復活を果たした。

 前走は4番枠からまずまずのスタートを切って、そこから促してある程度先行争いに加わっていったが、内と外の馬が速く、先行争いが激化すると、控えて好位の内目で進めていく。道中はコントロールしながら外目に誘導し、3~4角でも外目から楽な手応えで上がって3列目で直線へ。序盤で追われてしぶとく伸びて2列目に上がり、残り100mで内のアグリをかわすと、2着争いの2頭から1列の3/4差で勝利した。

 前走は前後半3F33秒1-後半35秒0のかなりのハイペース。先行争いが激化してペースが上がったところで控えたことが好走要因ではあるが、そこで難なく控えることができるのが本馬の優れた面である。重馬場の3走前、キンランドCでは大敗しているが、スタミナが不足しがちな休養明けで勝ち負けするのは、難しいもの。この一戦は度外視していいだろう。しかし、前走では自己最高指数と1pt差で好走しており、今回は疲労による指数ダウンの可能性が考えられる。それも踏まえて対抗評価までとした。

▲ (16)アサカラキング

 デビューからしばらく芝の中距離戦を使われていたが、3走前の1勝クラスで1600m戦に出走するとそこから目下3連勝を達成。京都芝1400mの前走、山城Sでは7番枠から好スタートを切って押してハナを主張。しかし、内からテイエムイダテンもハナを主張してきたので、これを制して内に切れ込む。3角手前の上り坂でペースを落とし、3~4角で息を入れて1馬身差のリードで直線へ。序盤で追われるとすっと後続を引き離し、リードを3馬身差に広げる。ラスト1Fで甘くなって、レベレンシアが詰め寄ったが、それでも2馬身半差をつけて完勝した。

 今回は馬場は重いが、同型馬は手薄。ペースをスローまで落とせないにしても、ペースが上がらない可能性が高いだけに、ここは3番手評価とした。
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本日3番 中山9R デイジー賞 芝1800m
 ◎ (1)ティンク
 ○ (8)イゾラフェリーチェ
 ▲ (5)ウインデイジー
 注 (9)エリカリーシャン
 △ (2)スティックバイミー
 △ (4)ワンブランチ
 △ (7)グランカンタンテ
 △ (10)ザパリスマッチ
 △ (11)テリオスルル
結論 馬連1-8,5,9,2,4,7,10,11 (15:12:8:3:3:3:3:3) 複勝1 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にティンク(-6.7pt)、ウインデイジー、ミエノブラボー(ともに-5.7pt)、エルフストラック(-4.3pt)、ワンブランチ(-3.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (1)ティンク

 新馬戦では後に牝馬ながら札幌2歳S5着となるトレミニョンと接戦のハナ差2着。2番手の外でピッタリと折り合うレースぶりに、競馬センスを感じさせた。本馬はその次走で未勝利戦を勝ち上がるとその後に休養し、復帰戦の後芙蓉Sで4着。同レースでは大外9番枠でスタートでアオったが、すぐに立て直して先頭列まで挽回して行く。マテンロウゴールドが掛かり気味に前2頭の間を割って、3頭雁行状態の外。3~4角でも2頭分外を回り、直線序盤で外のから勝ち馬シリオスコルトに並びかけられると苦しくなり、最後の直線では逃げ馬をかわせず、外からキャントウェイトにも差されて勝ち馬と2馬身差の4着まで。

 しかし、芙蓉Sは勝ち馬が次走のホープフルSで0.6秒差の6着に善戦しているように、なかなかのハイレベル戦で、4着の本馬はここでは(5)ウインデイジーの前走と並ぶ、NO.1タイの指数を記録している。近2走は距離が短く、やや忙しい競馬となったこともあり、最後の直線で伸び切れていないが、今回は近2走から1F距離延長の芝1800m戦。中山開幕週の有利な内枠で、先行してレースの流れに乗り、ペースもある程度落ち着けばチャンスは十分ある。今回は (11)テリオスルルの逃げが予想されるが、何が何でも逃げたいタイプではないので、スローペースになる可能性が高いと見て、本馬を本命馬とした。
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本日4番 小倉11R 下関S 芝1200m
 ◎ (7)カフジテトラゴン
 ○ (13)エイシンフェンサー
 ▲ (3)グランテスト
 △ (1)ダンツイノーバ
 △ (2)ピンクマクフィー
 △ (6)メイショウツツジ
 △ (8)スリーアイランド
 △ (14)グランレイ
 △ (17)メイショウエニシア
結論 馬連7-13,3,1.2,6,8,14,17 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝7 (50)
※配分を追加しましたm(__)m。

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にグランテスト(-16.3pt)、ピンクマクフィー(-16.3pt)、メイショウツツジ(-15.3pt)、カフジテトラゴン、スリーアイランド、エイシンフェンサー(-15.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)カフジテトラゴン

 2~3走前にこのクラスで連続3着に好走するなど、昨夏の地力強化が著しかった馬。3走前のTVh杯では2番枠から五分のスタートだったが、かなり押して好位の最内を取り切る。3~4角で最内を通して残り100mで先頭に立ちかけたが、外から2頭に差されてクビ+3/4差の3着となった。

 3走前は前後半3F34秒0-後半35秒5のややハイペース。結果的に位置を取りに行ったことが仇となり、最後に甘くなったところを上位2頭に差されてしまった。上手く乗って行ければ、勝ち負けになっていたというのが山崎の評価だ。

 その次走のTVh杯では6着に敗れたが、押せ押せでTVh杯を使い、そこで好走した疲れもあったのだろう。休養明けの前走はダート。馬体重8Kg増という数字以上に緩さが残っており、体を絞るための出走だったのだろう。今回は馬体重12kg減とシェイプアップされている。また前走で芝よりもタフなダートで行き切らせたことで持久力も強化されるはず。小倉芝は開催14日目でタフな馬場だけに、前走で厳しい流れを経験したことが生きてくるだろう。

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