2024年 フェブラリーS・小倉大賞典+東京9R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.02.18
2024年 フェブラリーS・小倉大賞典+東京9R以降の予想

本日は下記の4レースで終了ですm(__)m。

■能力拮抗、展開の鍵を握るドンフランキーが勝敗を分ける

 フェブラリーSは過去10年で、かなりのハイペースが6回。一方、平均ペースだったことも3回ある。東京ダ1600mは最初のコーナーまで約500mと長いため、先行争いが激化するとペースが上がる。一方、逃げ馬が楽に逃げられればペースは落ち着く。

 過去10年でもっともペースが落ち着いた2019年はインティが逃げ切り勝ち。一方、もっともペースが速くなった2018年はノンコノユメが追い込み勝ちを決めている。つまり、逃げ馬の出方に左右されやすいということ。

 またこの時期は凍結防止の影響で、砂厚が9㎝(通常は8㎝)と深く、他の東京開催時よりも時計が掛かる傾向。今年は昨年の1回東京開催時と比較しても良馬場時はやや時計が掛かっている。このような状況下で先行争いが激化した場合には、中距離路線の差し、追込馬が上位独占という結果になりかねないが、今回は逃げ馬は前走でダ1200mでハナに行く競馬をしている(15)ドンフランキー1頭のみ。

 ドンフランキー1の陣営は「前々でレースをしたい」とコメントしているが、今回は外枠で骨折休養明け。また距離短縮の池添騎手は昨年の東京盃時のように、前後半3F34秒2-35秒8(レコードタイムを記録)のハイラップを刻む攻撃的な競馬をする一方で、距離延長では控えて、場合によっては逃げないパターンもある。今回は能力が拮抗したメンバー構成だけに、同馬が勝敗の鍵を握ると言っても過言ではない。

本日1番 東京11R フェブラリーS ダ1600m
 ◎ (5)オメガギネス
 ○ (4)ドゥラエレーデ
 ▲ (3)ミックファイア
 注 (14)ウィルソンテソーロ
 △ (9)ペプチドナイル
 △ (10)タガノビューティー
結論 馬連5-4,3,14,9,10 (20:10:10:5:5) 複勝5 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (5)オメガギネス

 デビュー2戦目で2勝クラス通用レベルの指数を記録し、3戦目のレパードSはクビ差の2着、そして4戦目の前々走グリーンチャンネルCでは今回のメンバーでも勝ち負けできる指数で圧勝した素質馬。同レースは9番枠からやや出遅れたが、二の脚ですっと先行。そこからはやや掛かり気味だったが、コントロールして2列目の外。3~4角でややペースが落ちても我慢させ、直線序盤に馬なりで先頭列に並びかける。ラスト1F手前で追われて先頭に立つと、そのまま突き抜けて3馬身半差で完勝した。

 前走の東海Sでは2着。スタミナが不足しがちな休養明けで、前々走から1Fの距離延長。10番枠からやや出遅れ、そこからじわっと出して行くと、1角から向上面半ばまで掛かり気味でコントロールに苦労。結果、3角で先頭に立ったウィリアムバローズと一緒に直線を迎えたが、最後に甘くなって1馬身差で敗れた。

 デビューから前々走までメンバー最速の上がり3Fタイムを記録しているように、末脚を生かしてこそ。また、折り合いに課題があるので1800mよりも前々走圧勝のマイルがベストだろう。ただ折り合い難タイプにルメール騎手が乗り、前がペースを上げて行かないと勝ちに行き過ぎる面があるので、そこは減点材料。上手く折り合いをつけて差す競馬なら上位争いが見込める。それでもキャリア5戦の4歳馬だけに、折り合い面も含めてさらなる成長が見込め、今回の本命馬とした。

○ (4)ドゥラエレーデ

 初ダートの未勝利戦で2番手外から3角で先頭に立ち、3着馬に大差をつけて、1クラス上の指数で勝利。UAEダービーではダート2戦目ながら、内から楽々とハナを主張したデルマソトガケの外2番手を追走し、2着に善戦した。同レースでは3角過ぎから徐々にデルマソトガケに離され、5馬身半差の完敗だったが、同馬は後のBCクラシックで2着に入ったほどの馬。3着馬に4馬身半差、4着馬にはさらに3馬身半差をつける強い内容だった。その4着馬はオメガギネスが勝利した昨秋のグリーンチャンネルCの3着馬ペリエールである。

 昨年のチャンピオンズCでは、さらなる成長を見せて3着に好走。同レースでは5番枠から五分のスタートだったが、しっかり促されて先行策。外のレモンポップが内に切れ込むと、その外に誘導して2番手を確保。道中は同馬をマークし、3~4角で軽く仕掛けて同馬と半馬身差で直線へ。序盤でレモンポップに差を広げられたが、内から迫るテーオーケインズを退け、最後は外からウィルソンテソーロに差されて1馬身1/4差+クビ差となった。

 前走の東京大賞典では3着。ここでは休養明けのチャンピオンズCで好走した疲れが出ていたようで、スタート後にややのめってしまう。そこから立て直してハナを主張して行ったが、外からウィルソンテソーロを行かせて2番手の外を追走。3~4角のペースアップで置かれ、直線ではジリジリ差を詰めたが、外からウシュバテソーロに一気に交わされ、(14)ウィルソンテソーロにクビ差まで迫ったところでゴールだった。

 前走はウィルソンテソーロにクビ差で敗れたが、状態面が万全ではなかったせいか、道中でコントロールし過ぎた感がある。ウィルソンテソーロにもっとプレッシャーをかけて行けばまた違う結果になっていた可能性が高いが、当時の状態が、鞍上にそう判断させたのかもしれない。よって、今回は巻き返して来る可能性が高い。

 当初は本命予定だったが、今回は4番枠と内枠。勝負所ですっと動ける器用さがないだけに、この枠だと内目で包まれてしまう危険性がある。これまでのダートレースのように、上手く(15)ドンフランキーの外2番手に出していければベストだが、マイル戦だとその位置は楽に取れない。ならば逃げればという話もあるが、本馬は逃げる競馬では2歳時の東京スポーツ杯2歳Sや昨秋のセントライト記念のようにいい結果が出ていない。ドゥラエレーデがここで勝つ可能性もあるが、難しい競馬になるリスクも抱えているため、対抗評価とした。

▲ (3)ミックファイア

 デビューから無敗でダート三冠馬となった馬。3走前のジャパンダートダービーでは6番枠から好スタートを切ってそこから押して行ったが、外のミトノオーの方が速く、同馬を行かせてその外を取りに行く。しかし、内のテーオーリカードやユティタムらが速く、好位の外5番手を追走する形。道中のペースは速かったが、3角で3頭分外から位置を押し上げ、3番手で直線へ。ミトノオーとの差は大きかったが、ラスト1F手前でユティタムを交わし、最後ミトノオーを交わして2馬身半差で完勝した。

 本馬が当時に記録した指数は、◎(5)オメガギネスのグリーンチャンネルCや○(4)ドゥラエレーデのチャンピオンズC3着時と並ぶもの。前走の東京大賞典では8着に大敗したが、これは休養明けの前々走のダービーGPで好走した反動によるものが大きい。同レースでは逃げ馬不在で押し出されるようにして逃げ、終始マンダリンヒーローにプレッシャーをかけられ、3~4角では一旦前に出られる場面もある、死闘の競馬だった。今回は前走大敗から立て直されての一戦。ここで能力を発揮しても不思議ない。今年は古馬勢が手薄ということもあり、4歳の本馬に期待する。

注 (14)ウィルソンテソーロ

 地方交流重賞で地道に力をつけ、前々走のGⅠ・チャンピオンズCも2着と好走した馬。前々走は7番枠からアオって出遅れ、後方内目からの追走。道中でじわっと内目から進出して3角へ。3角で内目を通して4角で後方馬群の中目を通して出口で外に誘導。直線序盤で軽く追われてさらに外へ。ラスト1F手前で外に出し切るとグングン伸びて逃げ粘るレモンポップに1馬身1/4差まで迫った。

 前記のチャンピオンズCはやや流れが速く、内が有利な馬場状態。後方の内目を上手く立ち回り、4角出口で上手く外に誘導したことが好走要因だ。直線序盤で反応が甘く、外に出すのがやや遅れたところはあったが、完璧に近いレースぶりだった。

 しかし、前走の東京大賞典では9番枠からまずまずのスタートだったが、じわっとハナを主張して奇襲の逃げ。ラスト1Fで甘くなったところをウシュバテソーロに交わされての2着だったが、逃げて結果を出したのは意外だった。前走は前が有利な流れではあったが、それまで逃げたことがない馬が逃げて善戦するのは簡単なことではない。また、本馬は1500mのかきつばた記念も優勝しており、マイル戦もこなせる。今回は中団からの追走になる可能性が高いが、最後の直線で上手く捌ければチャンスがある。

△ (9)ペプチドナイル

 ペプチドナイルは昨夏の大沼S、マリーンSを◎(5)オメガギネスのグリーンチャンネルCや○(4)ドゥラエレーデのチャンピオンズC3着時、▲(3)ミックファイアのジャパンダートダービーと同等の指数で勝利した馬だ。

 大沼Sは10番枠からまずまずのスタートだったが、そこから押して内に切れ込みながらハナを主張。2角過ぎで手綱を抑えてペースを落とすと、ここで外から一気にボイラーハウスに捲られたが、内から抵抗して同馬を交わす。すると今度は内からディアセオリーに前を取られてしまう。3~4角では楽な手応えで同馬と並走。直線序盤から2頭で後続を離し、ラスト1Fでクビ差ほど先頭に立つと、そこからしぶとく抜け出して3馬身で完勝した。

 その次走のマリーンSは、10番枠から五分のスタートを切って、かなり押して外から競ってくるウェルドーンを制してハナを取り切る。向正面ではコントロールしてややペースを落とし、2馬身のリードで3角へ。3~4角で外から各馬が上がってくると、そこで後続を引き離し、再び2馬身のリードで直線へ。序盤で3馬身ほど差を広げ、ラスト1Fでもしぶとく伸びて3馬身半差でゴールした。
 
 ペプチドナイルは前々走のベテルギウスSでも2列目の内でレースを進めて勝利しているように、復調気配を見せている。ペースが遅ければ自らレースが作ることができ、捲られても対応できる強さ、折り合う競馬にも対応できるのは強み。前走の東海Sは控えて行ったがペースが上がらず、好位の中目でコントロールに苦労して不発。今回はある程度、積極的な競馬をしてくると推測されるが、展開が噛み合えば馬券圏内突入まであると見る。

△ (10)タガノビューティー

 初めてのブリンカー着用で挑んだ昨年の根岸Sで4着と善戦すると次走のコーラルSで1着。続くJpnⅠ・かしわ記念でも2着と好走した。かしわ記念では13番枠から五分のスタートを切って、そこから押しながら中団外を追走。向正面では中目からハヤブサナンデクンの後ろまで押し上げ、3~4角では先頭にたったハヤブサナンデクンの直後から進出し、直線で外に誘導。外のメイショウハリオと併せて3番手まで上がる。ラスト1Fでハヤブサナンデクンを競り落として、メイショウハリオとはクビ差だった。

 その次走のプロキオンSは前々走を大目標にした後の一戦らしく、一昨年のマイルCS南部杯時のソリストサンダー(前走かしわ記念2着)のように崩れてしまった。またタガノビューティーはダ1400mだとテンに置かれすぎてしまう面があるので、展開に恵まれないと好走するのは難しい。本馬はその後のマイルCS4着、武蔵野S2着と善戦しているようにマイルがベスト。休養明けの前走、根岸Sはヘリオスが楽に逃げ切る展開を出遅れ。最後方からの追走で13着と大敗したが、マイル戦のここは見直したい。

推定4~5番人気 (10)キングズソード

 デビューからダ1800mを2戦使われ、じわっと逃げる競馬。ところがデビュー3戦目のダ1400m・1勝クラスでは、テンに置かれて後方からの追走となってしまい、6着と崩れた。以降はダート中距離を使われ、着実に力をつけていくことになった。

 前々走のダ2000mのJBCクラシックは、自身にとって初距離だったが、JpnⅠの舞台で初重賞制覇を達成。同レースは9番枠から五分のスタートだったが、楽な手応えで先行策。道中は3列目の外を追走し、3~4角のペースダウンで外から押し上げ、4角で仕掛けながら3番手で直線へ。序盤ですっと加速して加速して残り300m付近で一気に先頭。そこからさらに差を広げて4馬身差で完勝した。

 前々走はとても強く、潜在的なスタミナの豊富さを感じさせる内容だった。前走の東京大賞典では、休養明けでJBCクラシックを激走した疲れが残って、最後の直線ではジリジリとしか伸びずに敗退したが、大きくは崩れなかったように能力は高い。ただ、今回はダ1600mが舞台。スタミナを生かし切るためになるべく前に行きたいところだが、そう簡単なことではない。今回は距離に対応できるかどうかがカギとなる。

推定4~5番人気 (13)レッドルゼル

 昨年のフェブラリーS2着馬。同レースでは15番枠から好スタートを切ったが後方待機。前半はかなりペースが速かったが、後方で脚を温存し、3~4角でペースが落ちたところで、コントロールして中目を通し、4角出口で外に誘導して勢いに乗せながら直線へ。序盤で中団まで上がり、ラスト2Fでは一気に2列目を交わし単独2番手に上がって、先頭のレモンポップとは1馬身3/4差。ラスト1Fで甘くなって最後は詰め切れず、結局、1馬身半差だった。

 2021年のフェブラリーSでは4着、22年は6着。過去2年は内有利が顕著な馬場を外から差す競馬で敗れた面がある。また、22年は好位のカフェファラオを目標に動いていく早仕掛の競馬であった。ちなみに、本馬は初ダートの未勝利戦で逃げて大差勝ちして以来、しばらく先行する競馬をしていたが、2020年のプロキオンSで8着に敗れ、そこから差す競馬で重賞を突破したという経緯がある。

 また、前走の武蔵野Sは3~4角で外を回るロスもあったが、出遅れを挽回するのに脚を使ったことが、最後の甘さに繋がっている。このことからも昨年のフェブラリーSは後方待機策で展開に恵まれ、最高の走りができたと言える。さらに今年は昨年よりも好メンバーが揃っている。レッドルゼルは私の出資馬であり(わりと適当に買ったら走った)、がんばって欲しい気持ちで一杯だが、今回は始動戦で、目標はドバイゴールデンシャヒーンであることから考えても、今回は割引が必要だ。
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本日5番 小倉11R 小倉大賞典 芝2000m
 ◎ (12)エピファニー
 ○ (14)ゴールドエクリプス
 ▲ (15)ホウオウアマゾン
 △ (7)アルナシーム
 △ (10)マイネルファンロン
 △ (3)ダンディズム
 △ (4)アサマノイタズラ
 △ (5)クリノプレミアム
結論 馬連12-14,15,7,10,3,4,5 (10:10:10:10:4:3:3) 複勝12 (50)

■内もがんばれる外差し有利の馬場

 昨年の小倉大賞典は道中、中団の内目で脚を温存し、最後の直線で馬場の良い外過ぎない外に出した2番人気のヒンドゥタイムズが優勝。2着は出遅れて、後方の内々で脚をため、最後の直線で進路を内に取って伸びた9番人気のカテドラルだった。

 今年も昨年同様に内から約4頭分を空けて走っているが、内(5頭目)からでもがんばれる馬場。今年も外過ぎない外から差せる馬を中心に、内を掬える馬も穴馬として仕込みたい。

■有力馬と評価ポイント

◎ (12)エピファニー

 3走前にOP・勝ち、前々走のチャレンジCでは4着と、近走は充実している馬。3走前は1番枠から好スタートを切って、外から前を主張する各馬を行かせて中団の最内を追走。マテンロウスカイとアルナシームの2頭がぶっ飛ばして前半5F通過57秒1のかなりの速い流れになったが、本馬は仕掛けを待って3角。3~4角では後方に近い最内からひとつ外に出して、直線序盤で追われるとすっと伸びて来る。しかし、先頭列3頭が壁となり、さらにその外に誘導。ラスト1Fで2列目からしぶとく抜け出して1馬身差で完勝した。

 3走前は8番人気のスタッドリーが大外一気で2着に食い込んだように、差し、追い込み馬有利の展開。3角で我慢して位置を下げたエピファニーも展開に恵まれた面はある。また3~4角のコーナーロスも1頭分外に出した程度で、ほとんどなかった。しかし、ここでハンデ重賞なら通用レベルの指数を記録している。

 前走のチャレンジCは8番枠からやや出遅れ、内の馬と少し接触してコントロールしながら中団の外を追走。3~4角で外を回って、4角で5頭分も外を回るロスを作った影響もあって、ラスト1Fで伸びを欠いて3着争いの4着に敗れた。スムーズならば3着はあったという内容だった。

 前走の中山金杯は、超高速馬場の中山芝2000mで前後半5F60秒5-58秒4のかなりのスローペース。エピファニーは4番枠からやや出遅れ、そこからじわっと出して行ったが、ここで掛かって狭いところに突っ込んで、好位まで上がる。道中も好位の中目で窮屈なところから押し上げながら3角へ。3~4角でも好位で促して4角で外に誘導したが、そこで甘くなって3列目に下がる。直線で追われてジリジリ後退し、11着に凡退した。

 前走は序盤から向正面半ばまで、かなり長い間、折り合いを欠いて窮屈な競馬を強いられ、能力を出し切れなかった。2~3走前は鞍上ルメールが上手く脚をタメていたが、ピーヒュレク騎手とは手が合わなかったようだ。今回は杉原騎手に乗り替わる。同騎手が折り合い上手とは言わないが、今回は前走から1Fの距離短縮で逃げ馬(9)セルバーグにそれに絡んでいく馬たちもいる。今回は前がある程度飛ばして、平均ペースくらいで流れる公算が高く、折り合いは楽になるだろう。反撃に期待。
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本日3番 東京9R ヒヤシンスS ダ1600m
 ◎ (2)バロンドール
 〇 (11)アンクエンチャブル
 ▲ (1)ラムジェット
 注 (8)ホルトバージ
 △ (10)ハビレ
結論 馬連2-11,1,8,10 (20:15:10:5) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にバロンドール(-15.0pt)、チカッパ(-13.7)、ロジアデレード、ワイワイレジェンド(ともに-13.0pt)、アンクエンチャブル(-12.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)バロンドール

 新馬戦では後にJBC2歳優駿を快勝するフォーエバーヤングの3着だった馬。次走の未勝利戦を中団からラスト2F13秒5-13秒2で6馬身差で圧勝すると、続く1勝クラスでも勝利した。

 前記の1勝クラスでは6番枠から五分のスタートを切って、無理をさせずに中団の最内を追走。前にスペースを作って、3角最内から前のスペースを潰して4角手前で外に出されると、勢い良く4角を回って直線大外へ。そこからフットワークの回転が上がってグングン伸び、ラスト1F地点ではもう先頭。外からモンブランミノルが迫ってきたが、余裕を持って1馬身3/4差で完勝した。

 前走のブルーバードCは3番枠から五分のスタートを切って、そこからじわじわ進出して行く形。向上面では好位の外まで上がり、3~4角で仕掛けて4角では逃げ馬エコロガイアに並びかける。しかし、エコロガイアがしぶとくなかなか交わせない。ゴール寸前で外からしぶとく伸びたアンモシエラに差され、2着エコロガイアにハナ差に迫ったところがゴール線上だった。ここではわずかの差で羽田盃出走権を逃す形となったが、勝ちに行った内容は素晴らしく、着実な成長を感じさせた。ここは前々走同様に脚を溜めて、前進を期待する。___________________________________

本日2番 京都10R 斑鳩S 芝1600m
 ◎ (12)ショウナンアレクサ
 ○ (11)アイスグリーン
 ▲ (8)ロワンディシー
 △ (3)セオ
 △ (4)ディオ
 △ (1)バレエマスター
 △ (5)リッケンバッカー
結論 馬連12-11,8,3,4,1,5 (10:10:10:10:5:5) 複勝12 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にセオ、ディオ(ともに-16.0pt)、アイスグリーン、ショウナンアレクサ(-15.7pt)、ヴェールアンレーヴ(-14.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (12)ショウナンアレクサ

 4走前の中京芝1600m戦、2勝クラスの有松特別では、中団の外を追走し、3~4角の外から押し上げて、5馬身差の圧勝した馬。本馬が4走前に記録した指数は、オープン級のものだった。近3走はその疲れが抜けきらず、最後の直線で伸びきれていないが、立て直された今回は疲れも取れて能力発揮が期待できる。
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本日4番 東京10R コパノリッキーC 芝2000m
 ◎ (8)トーセンリョウ
 ○ (9)マイネルモーント
 ▲ (5)ワイドエンペラー
 △ (7)サザンナイツ
 △ (2)コスモサガルマータ
 △ (6)サウンドウォリアー
結論 馬連8-9,5,7,2,6 (17:13:10:5:5) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にレッドラディエンス(-17.0pt)、マイネルモーント(-15.7pt)、ワイドエンペラー(-15.0pt)、トーセンリョウ(-13.7pt)、サウンドウォリアー(-12.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (8)トーセンリョウ

 デビューから2連勝し、キャリア4戦目で古馬2勝クラス勝ちを決めた素質馬。同レースは昨年の高松宮記念当日のタフな馬場。3列目から馬場の悪化した内を避けて通り、最後の直線で馬場の良い外から差しての1馬身1/14差だった。当時の2着馬は現オープン馬のアドマイヤハレーである。

 前々走のノベンバーSは休養明けながら4着に善戦し、ここでも能力の高さを見せた。前走のウェルカムSはその疲れが出てしまったようだが、立て直された今回は能力発揮が期待できる。
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本日6番 京都11R 大和S ダ1200m
 ◎ (4)スズカコテキタイ
 ○ (5)イスラアネーロ
 ▲ (6)ベルダーイメル
 △ (1)パラシュラーマ
 △ (2)ゼットリヨン
 △ (3)チェイスザドリーム
 △ (7)メイショウミツヤス
 △ (11)オーヴェ―ネクサス
 △ (12)タイセイブレイズ
 △ (13)ヘラルドバローズ
結論 馬連4-5,6,1,2.3,7,11,12,13 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にベルダーイメル(-25.7pt)、タイセイブレイズ(-25.3pt)、メイショウミツヤス(-23.3pt)、イスラアネーロ(-22.7pt)、ヘラルドバローズ(-22.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)スズカコテキタイ

 4走前のダ1200mのOP・千葉Sの勝ち馬。4走前は脚抜きの良い超高速ダートながら、後にカペラSを圧勝するテイエムトッキュウを差し切った走りは見事だった。復帰初戦の前々走カペラSは出遅れて能力を出し切れなかったが、前走のジャニアリーSは差し馬台頭の流れ。ここで好位の外から逃げ馬を負かしに行く競馬で5着は内容がよく、復調気配を感じさせた。ここで本来の能力発揮を期待する。

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