2024年 日経新春杯・京成杯+京都10R+メインR以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.01.14
2024年 日経新春杯・京成杯+京都10R+メインR以降の予想

本日は下記の4レースで終了ですm(__)m。

■現4歳世代は低調か?

 昨年の牡馬クラシックで上位争いを演じたタスティエーラ、ソールオリエンスが有馬記念で6着、8着に惨敗。有馬記念前日のグレイトフルSでも菊花賞の2着馬リビアングラスが7着惨敗。相次ぐクラシック上位馬の惨敗で昨年のクラシックのレベルが疑問視されえちる。

 確かにここでもPP指数の上位馬に、4歳馬で能力値5位以内にランクインしているのは神戸新聞杯で展開ドンピシャで2着、菊花賞もやや展開がハマった感がある(13)サヴォーナのみである。

 しかし、今回はタフな馬場の芝2400m前後はベスト条件の(8)ブローザホーン、(6)ティアスティマ、(10)ヒンドゥタイムズなどの古馬勢は、前走で心房細動を発症、明確な調子落ち、タフな馬場で好走した後の一戦と死角がある。そのうえハンデも57Kg以上と課せられているので、ここはハンデも軽く勢いもある4歳馬を中心に予想を組み立てたい。

本日2番 京都11R 日経新春杯 芝2400m
 ◎ (4)リビアングラス
 ○ (7)ハーツコンチェルト
 ▲ (6)ティアスティマ
 △ (8)ブローザホーン
 △ (13)サヴォーナ
 △ (5)レッドバリエンテ
 △ (14)サトノグランツ
結論 馬連4-7,6,8,13,5,14 (17:9:9:9:3:3) 複勝4 (50)

■有力馬とその評価

◎ (4)リビアングラス

 菊花賞4着馬。同レースでは6番枠からまずまずのスタートを切って、押してハナを主張したが、パクスオトマニカが何が何でも逃げる姿勢を見せたので、無理をさせず2番手を追走した。その後、外からドゥレッツァに一気に来られてやや抵抗しながらも3番手。スタンド前では前2頭を見ながらコントロールして1~2角へ向かった。ただ1~2角でドゥレッツァが位置を下げてきたので、ここで前のパクスオトマニカの内からじわっと押し上げて3角で先頭列。3~4角では最短距離を通って先頭で直線へ。序盤はしぶとく粘っていたが、すぐにドゥレッツァに伸び負け、タスティエーラにも並ばれた。そこからは意外としぶとく、外からソールオリエンスに一気にかわされたものの4着を死守した。

 本馬はスタミナが不足する休養明けの阿賀野川Sで外からプレッシャーをかけられなも緩みないペースで逃げ、1馬身差で完勝しているように、前に行ってスタミナを生かしてこその馬。前記したように確かに現4歳世代はレベルに不安があるが、前走のグレイトフルSに関しては、ハナを主張できる状況下でありながら、好位の外に控えて後半勝負に持ち込んでしまったことが主な敗因だ。前々走の菊花賞も悪くはなかったが、もっと早い段階で動いていればもう少し走れていたはず。逃げ、先行馬が手薄のここで、上手くレースを作っていければここで通用すると見て、本命馬とした。

○ (7)ハーツコンチェルト

 芝2000m以下ではデビュー戦からテンが遅く流れに乗り切れない面を見せていたが、距離を延ばして大きく前進した馬。芝2400mの青葉賞では中団中目から最後の直線馬群を上手く捌いて、ラスト1Fで先頭に立ったところを、外からスキルヴィングにかわされたが、半馬身差の2着に好走。次走の日本ダービーでも接戦の3着と好走した。

 その日本ダービーでは11番枠から出遅れ、後方2番手からの追走。向正面で隊列が縦長になったが、コンクリート馬場で実質はかなりのスローペース。ここで外からじわっと位置を押し上げて、好位のタスティエーラの外まで進出した。3~4角では同馬をマークし、直線でも同馬を追いかけて進出。最後まで食らいついて前との差を詰めたが、クビ+ハナ差までだった。

 前走の菊花賞では12番枠から五分のスタートを切って、意識的にポジションを取って中団外目を追走。スタンド前では好位まで上がって2角まではスムーズだったが、ここで前が一気にペースダウンするとコントロールに苦労し、折り合い重視の競馬になった。我慢をさせているうちに外からトップナイフやサヴォーナらに捲られ、3~4角では前にトップナイフに入られてポジションを下げることに。そのまま内目で包まれ、4角でも窮屈で位置を下げて中団中目から直線へ。追い出されてもそこまで伸びなかったが、ラスト1Fで何とか粘って6着を死守した。

 前走は6着ではあったが、ゲートを克服し、前半がそこまで遅い流れではなかったのにある程度の位置が取れた。そして道中では行きっぷりの良さを見せた辺りに成長を感じた。現4歳世代はややレベルに疑問があるが、能力値上位の古馬には死角があり、本馬の勢いにも期待したい。

▲ (6)ティアスティマ

 昨春の目黒記念の2着馬。同レースは7番枠からまずまずのスタート。内からトップスタートを決めたバーデンヴァイラーがハナを主張したが、押して1角までにハナを奪った。そこからはペースを超スローに落とし、特に動きがないまま一団で3角へ。3~4角でじわっとペースを引き上げ半馬身差のリードで直線を向いた。序盤でバラジに並ばれたが、しぶとく踏ん張ってラスト1Fで同馬を振り切った。しかし、最後は中目から馬群を捌いて強襲してきたヒートオンビートに差されてアタマ差の惜敗だった。

 超高速馬場で前半5F62秒0-後半5F57秒9の超スローペース。つまり、逃げて内目をロスなく立ち回った本馬は展開に恵まれての結果である。しかし、極悪馬場で行われた昨年の日経賞では、緩みないペースで逃げるタイトルホルダーに4角まで食らいついて3着と善戦しているように、スタミナの裏付けもある。

 前走のアルゼンチン共和国杯は前半が速い流れになったなか、13番枠からやや出遅れ、進みも悪くて前に行けなかったばかりではなく、ラスト2Fで追われても伸びずにジリジリ後退し、13着と大敗している。前走から立て直されているが、明確な調子落ちを感じさせる内容だっただけに、完全復活まではどうか。ただ今回は逃げ、先行馬が手薄。枠と斤量利のある(4)リビアングラスが逃げる可能性が高いが、その2番手でレースの流れに乗れる可能性が高い。前に行ける優位性を上手く生かせればチャンスがある。

△ (8)ブローザホーン

 タフな馬場で行われた昨夏の札幌日経OPの覇者。同レースでは6番枠から五分のスタートだったが、かなり押すとスピードが乗り、序盤は単独4番手を追走した。前3頭が飛ばして行ったが、1~2角でペースダウンすると、そこで一気に差を詰めて2列目の外を追走。向正面ではかなり掛かって単独2番手に上がったが、3角手前でアケルナルスターが捲ってきたのでそれに抵抗して動いた。3角ではもう先頭。4角で仕掛けてすっと後続を引き離し、ラスト1F地点では後続と4馬身差。ラスト1Fで突き抜けて6馬身差で圧勝と、かなりスタミナがあることを示した。

 先週の京都芝はややタフな馬場。2400mも本馬にはもって来いの条件だが、今回は前走の京都大賞典を心房細動で競走中止した後の一戦。心房細動は一過性のもので、大半は復活するが、心房細動明けで自己最高指数やそれに準ずる指数を記録する馬はまずいない。

 2022年のオールカマーで心房細動を発症して敗れたソーヴァリアントが次走のチャレンジCで復活Vを果たしているが、前年のチャレンジCほど鮮やかな勝ち方ではなかったように、ブローザホーンも前々走の札幌日経OP時の指数では走れない可能性が高いと見ている。しかし、ここでは能力値、最高値ともに1位の存在だけに警戒は必要だ。

△ (13)サヴォーナ

 前々走の神戸新聞杯の2着馬。神戸新聞杯では6番枠から五分のスタートだったが、そこからじわっと促して先行策。2列目の最内でレースを進めた。道中は超スローペースで逃げるファントムシーフをとにかくマーク。3~4角でも最短距離を通って同馬の後ろから直線に向いた。ファントムシーフが抜け出したところに食らいついて2番手に上がったが、手強くなかなかかわせない。それでも徐々に差を詰めて残り100m過ぎで捉えたが、外から(14)サトノグランツに差されてアタマ差の2着だった。

 レコード決着だったが、コンクリート馬場の影響によるもので、前半5F61秒2-後半5F57秒2の超絶スローペース。出遅れ癖のある馬だったが、ここではスタートを決めて2列目の最内と絶好位を取ったことが好走要因。完璧な騎乗だった。

 前走の菊花賞では8番枠からやや出遅れ。後方馬群の中で包まれ、位置を下げて外に出したが、1~2角のペースダウンで一気に動いて、2周目の3角手前で2列目の外まで上がった。3~4角では外目から前に食らいついて3列目で直線へ。追われてからの反応はやや地味で4着争いだったが、ラスト1Fで外からソールオリエンスに差され、前のリビアングラスにハナ差まで迫って5着でゴールした。

 京都外回りの長距離戦は3角の位置取りが最重要ポイント。早い段階から前の位置を取って内々で脚をタメて追走するのがベストではあるが、本馬は上手く捲れており、3角手前で2列目付近まで上がってこられたことが好走に繋がった面がある。神戸新聞杯は展開がドンピシャで、菊花賞もやや展開がハマった感がある。レベルに疑問がある現4歳世代の重賞路線で善戦止まりだった辺りが不安材料だが、4歳馬だけに成長力で通用する可能性はある。

△ (5)レッドバリエンテ

 かなりタフな馬場で行われた4走前の熊野特別を圧勝した馬。その熊野特別は五分のスタートを切って、中団中目を追走した。向正面でタイセイドリーマーが捲ってきたので、これを追いかけてじわっと進出。3~4角でペースが上がると、かなり押っつけていたが、直線ではじわじわ伸びてラスト1F地点で先頭に立った。そこからは後続を引き離す一方で、4馬身差で圧勝した。

 前々走のムーンライトHでも向正面で中団までじわっと進出し、しぶとく伸び続けてクビ差で勝利しているように、長くいい脚を使えることが長所。このタイプはキレる脚は使えないが、レース展開に応じて自由に動いて行けるので崩れにくい。

 3走前の府中Sのように極端に上がりの速い決着になるとやや崩れることもあるが、今の京都芝ならそこまで上がりの速い決着にならないはず。ここも崩れずに走ってくると見ているが、相手が強いので勝ち負けまではどうか。

△ (14)サトノグランツ

 前々走の神戸新聞杯の勝ち馬。前々走は3番枠から好スタートを切って、そこからコントロールしながら徐々に位置を下げて、中団の最内を追走。道中は前にスペースを作ってレースを進め、3角手前で軽く促して前との差を詰めて3角へ。3~4角では好位の内のスペースを拾って4角で中目。直線序盤で3列目付近から追い出されると馬群を捌きながらジリジリと伸び、ラスト1F標地点では4番手争い。ラスト1Fで先頭とは2馬身は差があったが、馬群を割ってグンと伸びてアタマ差で勝利した。

 前走はレコード決着だったが、コンクリート馬場の影響によるもので、前半5F61秒2-後半5F57秒2の超絶スローペース。本馬は高速馬場の後半勝負でキレを生かしたいタイプなので、ややタフな芝は合わない。前走の菊花賞は休養明け好走の反動で、万全の状態ではなかったことが主な敗因だが、距離が3000m→2400mと短くなる点は好ましい。また京都芝は外差しも利くようになってきているので、警戒はしておきたい。
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■先行馬多数も明確な逃げ馬が不在でスローが濃厚

過去10年でかなりのハイペースになったのは2018年のみ。当時はコスモイグナーツが大逃げを打って5F通過59秒7だったが、その他の年は5F60秒6よりも遅く、平均よりも遅いペースで決着している。今年は(1)ニシノフィアンス、(3)レイデラルース、(9)アスクナイスショー、(10)コスモブッドレア、(13)ドゥレイクパセージと先行馬が揃っているが、何が何でも逃げたい馬は不在。

また今朝ののクッション値や含水率を見る限り、昨日の雷雨や雪の影響をそこまで受けておらず、高速馬場で内有利が予想される。ここは決め手ある馬と先行馬が有利と見て予想を組み立てたい。

本日1番 中山11R 京成杯 芝2000m
 ◎ (15)ジュンゴールド
 〇 (13)ドゥレイクパセージ
 ▲ (8)ハヤテノフクノスケ
 △ (2)バードウォッチャー
 △ (3)レイデラルース
結論 馬連15-13,8,2,3 (15:15:10:10) 複勝15 (50)

■有力馬とその評価

◎ (15)ジュンゴールド

 8月の小倉芝1800mの新馬戦では中団からラスト2F12秒2-11秒7と急加速して勝利した馬。ラスト1Fの数字はそこまで驚くものではないが、映像の最後の加速感、ゴール板を過ぎてもさらに加速していくようなスピード感が素晴らしく、高評価した馬だ。

 デビュー2戦目の紫菊賞はまず負けないと見ていたが、レースでは3番枠からまずまずのスタートを切ってすぐに抑えたが、鞍上はペースが遅いと見たようで、向正面で一気に先頭に立って逃げる競馬。結果的にはこの判断が正解で、3馬身半差で圧勝した。新馬戦と全く違う内容で結果を残せたことも今後の収穫。

 ここでは能力値1位、指数の最高値も(8)アンバージャックの百日草特別と並んで1位タイ(アンバージャックは前走の百日草特別の走破タイムがそれなりに速く、疲れが出る危険性もある)。まだまだ内有利の中山芝で大外15番枠に入ってしまった点はネックだが、本馬の素質の高さに期待する。

○ (13)ドゥレイクパセージ

 新馬戦は5頭立てだったが、逃げて2着馬に3馬身差をつけて圧勝した馬。同レースでは逃げて最速の上がり3Fタイム35秒3を記録しており、完勝だった。またこの上がり3Fは同日の札幌芝で古馬を含めてNO.2の数字で、素質の高さを感じさせた。

 前走の芙蓉Sは3番枠から五分のスタートだったが、押し出されるようにハナへ。序盤から2頭に外からプレッシャーをかけられ、馬場の悪化した内に閉じ込められる形。4角でペースを上げて振りかかって外目に出したが、スムーズではなかったぶん、最後に甘くなって3着に敗れた。負けて強しの内容。前走後、ひと息入れて成長を促していることにも好ましく、その効果に期待する。

▲ (8)ハヤテノフクノスケ

 ホープフルSでラスト1Fでも前が壁となり、5着に敗れたミスタージーティーが勝利した新馬戦の2着馬。当時は2番枠から出遅れたが、馬場の悪化した最内から好位まで挽回して追走。3~4角でも最内で外から蓋をされそうになり、それに抵抗してペースを引き上げて位置を取りに行ったため、馬場の良い外を走らせたミスタージーティーにクビ差で敗れた。

 前走の未勝利戦は4番枠からまずまずのスタートを切って好位の外目4番手を追走していたが、4角ではもう先頭。そこからもうひと伸びして5馬身差で圧勝した。前走は馬場の良い外を走らせていたが、記録した指数は1クラス上でも通用するもの。いきなり重賞でも通用の余地がある。

△ (2)バードウォッチャー

11月の東京芝1800mの新馬戦の勝ち馬。前走の新馬戦では6番枠から出遅れ。そこから促されてはいたが、そこまで挽回できず、中団外目からの追走となった。道中も積極的に促して進めて行くが、あまり進んで行かずに3~4角では後方の外。直線序盤でも後方4番手だったが、ラスト2Fで徐々に伸び始めてラスト1F標地点では3列目。そこからグイグイ伸びて1馬身1/4差で完勝した。

前走はゲートも二の脚も遅く、終始押っつけて行く形。本馬はキレる脚は使えないが、長くいい脚が使える点が魅力だ。今回は2番枠で内で包まれてしまう危険性もあるが、逃げ、先行馬が多数のでここでペースが上がれば、内枠の利が生かせるだろう。

△ (3)レイデラルース

前走の葉牡丹賞の3着馬。前走は7番枠から五分のスタート後、内にヨレて接触したがリズムを崩さずに二の脚で前へ。1~2角で単独2番手に上がり、3~4角でじわっと逃げ馬に並びかけ、逃げ馬と半馬身差で直線へ。ラスト1Fで逃げ馬を競り落として先頭に立ちかけたところで、外から一気にトロヴァトーレと(11)マイネルフランツに差され、2着マイネルフランツとクビ差の3着に敗れた。

前走は3角過ぎから長く良い脚を使い、最後までしっかりと加速したトロヴァトーレに完敗の内容だった。同馬は鞍上ルメールが本馬の父でもある「レイデオロに似ている」と評するだけの素質馬だけに、敗れたのは仕方ない。しかし、勝ちに行って終いが甘くなった本馬も休養中の成長を感じさせる内容だっただけに、ここは警戒しておきたい。

小倉11R 門司S ダ1700m
 ◎ (14)ブリッツファング
 〇 (12)スレイマン
 ▲ (3)スマートサニー
 △ (6)フルウ゛ォート
 △ (8)ペースセッティング
 △ (10)トウセツ
 △ (13)デリカダ
 △ (1)ライラボンド
 △ (11)カラフルキューブ
結論 馬連14-12,3,6,8,10,13,1,11 (16:10:5:5:5:5:2:2) 複勝14 (50)

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本日4番 小倉11R 門司S ダ1700m
 ◎ (14)ブリッツファング
 ○ (12)スレイマン
 ▲ (3)スマートサニー
 △ (6)フルヴォート
 △ (8)ペースセッティング
 △ (10)トウセツ
 △ (13)デリカダ
 △ (1)ライラボンド
 △ (11)カラフルキューブ
結論 馬連14-12,3,6,8,10,13,1,11 (16:10:5:5:5:5:2:2) 複勝14 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にペースセッティング、スレイマン(ともに-27.3pt)、フルヴォート(-26.0pt)、トウセツ(-25.0pt)、ロッシュローブ(-23.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (14)ブリッツファング

 3歳時は強豪相手の兵庫CSで、驚愕の8馬身差で圧勝した馬。同レースでは7番枠から五分のスタートだったが、かなり押して好位の外3番手を追走。2周目の2角からペースが上がって向正面で逃げていたバウチェイサーが脱落。替わって先頭に立ったコンシリエーレに3角手前からプレッシャーをかけ、4角ではもう先頭。直線でどんどん差を広げて8馬身差の圧勝だった。

 古馬混合になってからは昨年のこのレースで3着。同レースでは高速ダートでテンが速く、7番枠から五分のスタートを切りながらもテンに置かれたが、1角で後方4番手まで上がり、そこからもじわじわ前との差を詰めていく形。4角では大外に張られたが、直線でもしぶとく伸び続けて早めに抜け出した勝ち馬ロッシュローブに2馬身差まで迫った。

 本馬はよほど前半が遅くない限り、テンに置かれて後方からの追走となるのが常だが、スタミナは豊富な馬。昨年のこのレース時のように、道中でペースが緩んで前に取り付いていくか、前走の福島民法杯時のように逃げ馬が大逃げを打って前が崩れればチャンスがある。今回は逃げ、先行馬が多数でペースが緩みそうもない組み合わせ。それならば本馬にチャンスが巡ってくると見て、本命馬とした。ここへ来て調子を上げている点も好ましい。

○ (12)スレイマン

 始めてプリンカーを着用した前々走の阿蘇Sで2着と好走した馬。前々走は6番枠からまずまずのスタートを切って、外からスピードの違いでハナに立ったメイショウテンスイの外の2番手を追走。3~4角で同馬に並びかけ、4角出口で先頭。そこからしぶとく粘っていたが、外からキングズソードに差されて2着敗れた。キングズソードはアンタレスSの3着馬であり、相手が強かっただけ。

 前々走はブリンカー効果を感じさせる内容で、スタミナが不足する休養明けの前走・福島民法杯でも前半4F46秒6-後半4F50秒0の超絶ハイペースを先行して3着に善戦。今回もハイペースになるとは見ているが、さすがに暴走逃げを打つような馬はいないので、前走よりはペースが落ち着く可能性が高い。ひと叩きされての前進があれば、通用すると見る。

▲ (3)スマートサニー

 上昇一途の明け4歳馬。前走の3勝クラス・尾頭橋Sは13番枠から好スタートを切って、スピードの違いでハナを主張。道中はラズルダズルがしつこくプレッシャーをかけてきたが、最後に直線では振り切ってリードを広げる。ラスト1Fで甘くなって後続に詰め寄られたが、余裕を持って1馬身3/4差で完勝した。

 本馬はスピードの違いで逃げてはいるが、前々走の奥羽Sでは逃げ馬の外2番手でレースを進めているように2番手でも問題なく、前走のように我慢も利く馬だ。揉まれる競馬にも対応できるようであれば、もっと上へ行けると見て、3番手評価とした。
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本日3番 京都10R 雅ステークス ダ1800m
 ◎ (6)ヤマニンウルス
 ○ (5)ミラクルティアラ
 ▲ (13)メテオリート
 △ (8)クレメダンジュ
 △ (12)セイクリッドゲイズ
 △ (1)メンアットワーク
 △ (11)プリモスペランツァ
結論 馬連6-5,13,8,12,1,11 (26:10:5:5:2:2) 複勝6 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にミラクルティアラ(-24.7pt)、ヤマニンウルス(-23.7pt)、バハルダール(-21.3pt)、キュールエフウジン(-20.3pt)、 メテオリート(-17.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (6)ヤマニンウルス

 デビューからダ1700m~ダ1800mで3戦3勝。新馬戦では3角で先頭に立って驚異の独走。同世代の2歳時では、最高指数を記録した馬だ。その後は母ヤマニンパピオネのように、新馬戦激走の疲労が溜まって能力を出し切れないということにならないように、大事に使われてきた。それが実って、大きな花を咲かせることを期待している。

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