2022年 中山記念・阪急杯+阪神10R+メインR以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.02.26
2022年 中山記念・阪急杯+阪神10R+メインR以降の予想

本日は下記の計5レースの予想で終了ですm(__)m。

Cコース使用の1回中山から、Aコース替わりの開幕週で行われる中山記念。極端に内が有利な馬場状態ではないが、例年、好位の内を立ち回り経済コースの利を生かせる馬が活躍している。

今開催は昨年同様に時計を要しており、トーラスジェミニ、ショウナンマグマ、ドーブネと逃げ馬が多くなったここは、パンサラッサが逃げた昨年のようにペースが速くなり、外差しが届く可能性も考えた。

しかし、中山芝1800mはスタート後に坂を上るため、前述の逃げ馬ではそこまでペースを引き上げられないと見ている。やはり好位の内を立ち回れる馬が、上位争いの中心となりそうだ。

本日3番 中山11R 中山記念 芝1800m
 ◎ (5)シュネルマイスター
 〇 (4)ドーブネ
 ▲ (1)ダノンザキッド
 △ (3)イルーシヴパンサー
 △ (6)ソーヴァリアント
 △ (12)スタニングローズ
結論 馬連5-4,1,3,6,12 (10:10:10:10:10) 複勝5 (50)

■有力馬の紹介

◎ (5)シュネルマイスター

 芝マイルGⅠで1勝2着2回3着1回の実績馬だが、自己最高指数を記録したのは、2021年の毎日王冠という指数面から見ると中距離適性の馬。毎日王冠では1番枠から出遅れ、後方から道中包まれたままの競馬。後方外から向正面で位置を押し上げた、同年の安田記念の覇者ダノンキングリーに大きく差を広げられてしまった。3~4角でも後方2番手の中目だったが、直線序盤で外に出されるとすっと伸び、ラスト1Fで3馬身はあったダノンキングリーとの差を一気に詰めて、アタマ差で勝利した。

 昨秋のスプリンターズSでは9着に敗れたが、これは距離不足によるものが大きい。15番枠から外々を回ったにせよ、促されて中団の外を確保したが、徐々に位置が下がり後方外からというような追走に忙しい競馬になってしまっている。

 その次走のマイルCSでは、3~4角の中団中目で包まれて直線序盤で進路が作れず、仕掛けが遅れてしまったことを考えると5着でも上々。進路を作ってからの伸びは、さすがのものを見せていた。前走の香港マイルは調子落ちで大敗してしまったが、陣営の言うように遠征がダメなのだろう。昨年のドバイターフでも見せ場なく、9着に敗れている。立て直されての今回は、ドバイターフ大敗後の安田記念で2着に巻き返したような変わり身が期待できる。

○ (4)ドーブネ

 昨春のクラシックの出走は叶わなかったが、10月に戦列復帰すると阪神芝1800mの2勝クラスと3勝クラスを連勝した。東京芝2000mの前走、白富士Sでは1番枠から好スタートを切って、スピードにものを言わせてハナに立ち、後続を引き離して行く競馬。3~4角で脚をタメて直線で再加速したが、サリエラの決め手に屈して2着に敗れた。

 このことから瞬発力勝負になりがちな高速馬場の東京芝よりも、中山の持続力勝負の方が合っている感がある。今回はトーラスジェミニやショウナンマグマなど、逃げたい馬が揃っているが、前々走では折り合いもついていたので、2列目からの競馬でも問題はないはず。4番枠で好位の立ち回れる強みと4歳馬の勢いで、相手強化のここでも通用する可能性に懸けたい。

▲ (1)ダノンザキッド

 昨秋の毎日王冠の3着馬。同レースは緩みなく流れて、差し、追い込み馬有利の展開だったが、外枠発走から好位の外を追走。3角手前で外からじわっと2列目まで位置を押し上げて、0.2秒差に善戦した。もっと脚をタメていれば、勝ち負けまであったのではないかと感じさせる内容だった。

 本馬は昨年の中山記念では7着に敗れているが、パンサラッサが逃げて、中山記念としては珍しいほどのハイペースとなった中で、15番枠から出遅れ、後方から2番手を追走。向正面の下り坂で勢いに乗せて捲りを図ろうとしたが、結果、捲り切れずに3~4角で外を回らされる距離ロスが生じ、7着に敗れた。

 この中山記念の前半4F46秒3-後半4F48秒8という、かなりのハイペースを考えれば、結果的には無謀な騎乗だったと言わざるを得ない。

 3走前から北村騎手に乗り替わり、差し競馬をするようになってから好転。マイルCSや香港Cでも脚をタメる競馬で2着と善戦している。今回は1番枠と枠順にも恵まれ、3~4角の内々で上手く脚をタメて行ければ、上位争いが期待できるはず。

△ (3)イルーシヴパンサー

 昨年の東京新聞杯の優勝馬。そして前走の京都金杯も優勝しているように、芝1600m戦に好走実績が集中している馬。しかし、5走前に芝1800mのノベンバーSでは、好位直後の中目で折り合って、最後の直線で狭いスペースを割って伸びて勝利したように、芝1800mもこなせる距離ではある。

 また休養明けの前走、京都金杯を優勝したことから、昨春以降のスランプ状態からは立ち直ったようだ。また前走の京都金杯は、自己最高指数を記録する走りだったわけではないことから、そこまで大きな疲労は残さず、体調面は順当に上向いてきそうだ。

 ただやはりマイルで脚をためて瞬発力を生かす競馬が身上の馬だけに、中山開幕週で勝ちを意識する競馬をするようだと、距離が響いて最後に伸びきれないかもしれない。今回も前走時同様、中団の内で脚をためたい。

△ (6)ソーヴァリアント

 一昨年と昨年のチャレンジCを連覇した馬。昨年のチャレンジCは前半5F62秒9-後半5F58秒1と極端なスローペース。11番枠からまずまずのスタートながら二の脚で楽にハナに立ってしまいそうな勢いだったが、マイネルフラップに行かせてその外2番手で折り合い重視の競馬。楽にマイネルフラップについて行って4角を回って直線序盤で先頭に立つと、そこから突き抜けて3馬身半差で快勝した。逃げ馬に並びかけて行く競馬で、メンバー最速の上がり3Fを記録しているように、前走内容は強いの一言だった。

 一方、前走となる昨年のチャレンジCは、前半5F57秒7-後半5F59秒8のかなりのハイペース。10番枠からまずまずのスタートを切ると、コントロールしながら楽に先行して3列目の中目くらいを追走。前2頭が飛ばして道中は離れた4番手で、3番手ビーアストニッシドから2馬身ほど後ろを追走。3~4角でビーアストニッシドの外からじわっと差を詰め、4角では同馬に並びかけ、4角では3列目の外。直線序盤で並ぶ間もなく一気に抜け出し、ラスト1Fでは1馬身半差最後は内から捌いたルビーカサブランカに食らいつかれたが、それでも1馬身3/4差で優勝した。

 本馬は幅広いペースに対応できる馬だが、高いレベルでは自己最高指数を記録した昨年のチャレンジCのようにスローぺースの好位で流れに乗る競馬がベスト。また前走では展開に恵まれながらも、格下のルビーカサブランカに差を詰められた辺りにやや物足りなさも感じた。本領発揮ならここも勝って当然の馬だが、休み休みレースを使われている辺りから、一昨年の状態まで持ってこれていないと推測される。

△ (12)スタニングローズ

 2歳時はマイル路線を使われていたが、中距離路線を使われて上昇し、春のオークスでは2着、そして秋華賞で初GⅠ制覇を達成した。前々走の秋華賞では10番枠からまずまずのスタートを切って、コントロールしながら先行したが、各馬がペースを上げていかないと判断すると、好位の中で折り合うことを選択。

 サウンドビバーチェを前に置いてスペースを維持しながら、内外、あるいは紫苑Sで追い比べをしたサウンドビバーチェの直後も狙える形でレースを進めて3角。4角で外を選択してアートハウスの後ろ、2列目の外に出されると、すっと伸びて先頭に並びかけ、ラスト1Fでしぶとく抜け出し、ナミュール、スターズオンアースの追撃を振り切って3/4差差で、最後の一冠を手にした。

 秋華賞は完璧な立ち回りだったと見ている。だからこそエリザベス女王杯ではかなり疲れを残すと見て、無印としたが案の定の14着大敗。外差し馬場を10番枠から勝ちに行ったにせよ、馬場の悪い内を避けて乗られており、主な敗因は体調面以外に見当たらない。今回はそこから立て直されての一戦。今回で変わるとは見ているが、古馬トップクラスが相手となると、もう少し成長が欲しいところではある。
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本日4番 阪神11R 阪急杯 芝1200m
 ◎ (7)グレナディアガーズ
 〇 (5)ダディーズビビッド
 ▲ (4)ホープフルサイン
 注 (16)ルプリュフォール
 △ (12)ミッキーブリランテ
 △ (14)グレイイングリーン
 △ (8)ショウナンアレス
結論 馬連7-5,4,16,12,14,8 (17:10:10:5:5:3) 複勝7 (50)

■芝1400m重賞としては遅い流れが濃厚も…

 今回のメンバーでテンがもっとも速いのはアグリだが、大外からハナを狙ってくるであろうホウオウアマゾンに行かせて2番手か、それともアグリがハナを主張するか…。内からはメイショウチタンがハナを狙う可能性も十分あるが、何れにせよ、芝1400m戦としては逃げたい馬が手薄である。

 阪神芝は昨日の2勝クラスの1400m戦で1分20秒7(前半3F35秒2-後半3F33秒9)で決着したように、やや高速馬場といった程度だが、逃げたい馬が手薄であることを考えると、アグリが2番人気に支持されているのも頷ける。

 しかし、アグリが出走した前走の六甲アイランドSは、年末の時計の掛かる馬場で前半3F33秒7-後半3F35秒3の消耗戦。そこで2番手外から最後の直線早め先頭の競馬で、2着馬に1馬身半差の完勝と強い内容ではあったが、今回はその疲れが心配される。前走後は休養させて疲労回復に努めており、今回は展開にも恵まれる可能性が高いが、全幅の信頼は置けない。

 そんなこんなで結局、差し勢主体で予想を組み立てた。

■有力馬の紹介

◎ (7)グレナディアガーズ

 一昨年の阪神Cの覇者で、昨年は同レースで2着と阪神芝1400mで実績がある馬。一昨年の阪神Cは前半3F34秒3-後半3F35秒0の速い流れ。12番枠からやや出遅れ、そこから促されて中団の外目を追走。3~4角でも中団の中目で脚をため、4角でも外に出すのを待ち、出口でサウンドキララの外に持ち出されると、直線しぶとく伸びて、ラスト1Fで前が失速する中、突き抜けて1馬身半差で完勝した。

 前走である昨年の阪神Cは、前半3F33秒4-後半3F35秒5のかなりの消耗戦となった。本馬は18番枠から五分のスタートを切って、そこから軽く促されて中団の外目を追走。3~4角でも中団の外目を追走し、4角出口でキングオブコージの外に出されると、直線序盤でしぶとく伸びて2列目まで上がり、ラスト1Fでダイアトニックとの一騎打ちの形。一瞬、本馬が前に出たが、ダイアトニックに差し返されてのハナ差2着だった。

 前記したように前走は消耗度の高いレースになっている。しかし、本馬は昨年の阪神Cとの比較で指数をダウンさせているように、長期休養明けで本来の能力を出し切れていないことがポイント。差し馬の本馬にとって理想は前走の阪神Cのようなハイペースだが、今回は前走から前進があると見て本命馬とした。
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本日2番 阪神10R マーガレットS 芝1200m
 ◎ (4)ビッグシーザー
 〇 (6)エコロアイ
 ▲ (3)ブーケファロス
 △ (2)コーパスクリスティ
 △ (7)ミルトクレイモー
 △ (8)バレリーナ
結論 馬連4-6,3,2,7,8 (10:10:10:10:10) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にビッグシーザー(-14.3pt)、ミルトクレイモー(-11.3pt)、コーパスクリスティ(-8.7pt)、トールキン(-7.7pt)、バレリーナ(-6.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (4)ビッグシーザー

 デビューからの2戦は3着、2着だったが、未勝利クラスは勝てる指数を記録していた馬、それがデビュー3戦目の未勝利戦で化け、スタート直後は2番手もスピードの違いで早々と先頭に立ち、1クラス上で勝ち負けになる好指数でレコード勝ちした。

 そこからはまさに快進撃。福島2歳Sを重賞勝ちレベルの指数で勝利すると、前走の中京2歳Sも3番手から最後の直線、楽な手応えで抜け出して朝日杯FSと同等の指数を記録して勝利。(7)ミルトクレイモーに4馬身差を付けていることから、短距離では世代トップクラスと言える。

 前年度の中京2歳S勝ち馬ジャングロも強かったが、本馬は指数上それを上回り、今回の本命馬とした。
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本日5番 小倉11R 下関S 芝1200m
 ◎ (2)オメガラヴィサン
 〇 (3)ビアイ
 ▲ (1)メイショウホシアイ
 注 (12)ルクルト
 △ (4)クリノマジン
 △ (8)グランレイ
 △ (9)インフィナイト
 △ (11)エナジーグラン
 △ (13)ブレスレスリー
 △ (15)ジャストザビアンカ
 △ (16)スイートクラウン
結論 馬連2-3,1,12,4,8,11,13,15,16 (10:10:10:5:5:2:2:2:2:2) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にオメガラヴィサン(-15.3pt)、メイショウホシアイ、エナジーグラン(ともに-14.7pt)、クリノマジン、ルクルト(ともに-14.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (2)オメガラヴィサン

 6走前、5走前でこのクラス2着に好走しているように、ここでは指数上位の馬。初めてブリンカーを着用した5走前の小倉芝1200m戦では、それまでのレースぶりから一転、4番枠から好スタートを切って逃げ馬の外2番手を追走。ラスト1Fで抜け出して一旦先頭に立ったところで差されての2着だった。

 早めのレースで結果を出したことは大きな収穫で、本馬はその次走の阪神芝1200m戦、淀屋橋Sでも2着と好走。2番枠から五分のスタートを切って、好位の中目を追走。ここでもラスト100mで先頭に立ったところで差されてしまったが、好位につけられるようにもなったことで、安定感が増した。

 休養明け好走後の一戦となった前走・南総Sは、2番枠から五分のスタートを切って、スタート直後に外に出そうとしたが、外の馬が内に寄せてきて外に出せず、好位直後の最内を追走。3~4角で包まれて直線序盤で進路がなく、仕掛けが遅れたために7着に敗れた。

 前走は上がりの速い決着だっただけに、この仕掛け遅れは痛かったはずだが、それでも強い勝ち馬カンティーユを相手に0.7秒差なら、上々と言える。今回もまた2番枠と内枠に入ったが、ここはペースが上がりそうなだけに、前走のようなことはないと見て本命馬とした。
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本日1番 中山12R 4歳上1勝クラス ダ1800m
 ◎ (12)ヴァーンフリート
 〇 (3)バーリンギャップ
 ▲ (2)アースライザー
 注 (5)ヨンク
 △ (6)サクセスエース
 △ (14)メイショウヨシテル
 △ (4)スクリーンプロセス
 △ (8)ヤウガウ
結論 馬連12-3,2,5,6,14,4,8 (18:10:10:4:4:2:2) 複勝12 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にブレイクフォース(-19.7pt)、ヴァーンフリート(-19.0pt)、サクセスエース(-16.3pt)、キタノセレナード(-15.3pt)、マブストーク(-14.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (12)ヴァーンフリート

 デビュー当初は芝を使われていたが、ダートで着実に上昇中の馬。特に前々走は15番枠から五分のスタートを切ったが、コントロールして後方の外を追走。向上面半ばから馬なりで上がって中団まで進出し、3~4角でさらに位置を上げて4角では好位の外。直線序盤で一気に伸びて先頭に立つと、そこから後続を7馬身引き離しての圧勝。1クラス上の指数を記録した。

 前走では3着に敗れたが、ここでも好位の外々からレースを進めていたが、4角で前にいたひとつ内の馬が下がって大外に避ける不利。そこから先頭に立って最後までまでしぶとく粘っていたが、外から(1)ブレイクフォースに差されての3着だった。

 しかし、5着馬を3馬身半差引き離しており、ここでも悪くない内容。当然、中山ダ1800mでも問題はない。今回も外々から流れに乗れる12番枠だけに、巻き返しに期待する。

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