2023年 AJCC・東海S+他メイン+最終12Rの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.01.22
2023年 AJCC・東海S+他メイン+最終12Rの予想

今年のAJCCは内からシャムロックヒルがハナを主張して、バビットが競って行くことも考えられるが、中山芝2200mは前半でスタンド前から1角に向かっての急坂を上って行くコース形態上、ペースがそこまで上がらない可能性が高い。しかし、本日は中山2連続開催の最終日、Cコース使用8日目。馬場が重くなってきているので、そこまで前が楽でもないはず。

このレースは過去10年で逃げ~好位が8勝、追い込みが1勝。2着まで広げると、先行~好位が6勝、追い込みが2勝している前有利のレースだが、外差しが決まりだしていることもあり、外からの差し込みも警戒しておきたい。

本日2番 中山11R AJCC 芝2200m
 ◎ (4)ノースブリッジ
 〇 (5)バビット
 ▲ (6)ユーバーレーベン
 注 (11)エピファニー
 △ (3)ブラックマジック
 △ (9)エヒト
 △ (10)ガイアフォース
結論 馬連4-5,6,11,3,9,10 (15:10:10:5:5:5) 複勝4 (50)

◎ (4)ノースブリッジ

 道悪で行われた昨年のエプソムCで初重賞制覇を達成した馬。同レースでは6番枠から五分のスタートだったが、二の脚ですっと前に出て3番手を追走。トーラスジェミニが行き切って後続を離して行ったが、道中は折り合い重視で乗られ、3~4角でも離れた3列目。4角で2列目のコルテジアに並びかけて直線序盤で交わし、ラスト2Fで先頭のトーラスジェミニに並びかけて交わすと、そこからしぶとく粘り、ラスト1Fでもうひと踏ん張りしてガロ―アクリークの追撃をクビ差振り切って優勝した。

 本馬は前に行って持久力を生かしてこその馬。超絶高速馬場だと前々走の毎日王冠のようにスピード不足で前の位置が取れないが、時計が掛かると楽に好位を取って自分の型に持ち込める。これまでの5勝中、稍重~重馬場で3勝、3角3番手以内というのが狙いのポイントだ。

〇 (5)バビット

 2020年のセントライト記念ではサトノフラッグを撃破して優勝した馬。中山芝2200mが得意で、昨秋のオールカマーでも屈腱炎による長期休養明けを克服し、大外13番枠からまずまずのスタートを切ると一気にハナを奪って逃げ、4着に粘った。同レースは前日の雨の影響を受け、馬場が内側から乾いて圧倒的に内と前が有利だったが、本馬がベストの走りをするには時計が速かった。セントライト記念時のように、時計の掛かる馬場での逃げならチャンスが広がる。

 また今回は(2)シャムロックヒルが逃げ、その2番手になる可能性もあるが、気性的に問題はなく、2歳時にそういう競馬にも対応できていることから問題ないと見ている。

▲ (6)ユーバーレーベン

 昨年のドバイCSで5着と好走した馬。同レースでは3番枠から五分のスタートを切ったが、包まれて窮屈になり位置を下げる形で1角へ。そこから後方外に出して向正面でじわじわ位置を上げ、3~4角でも大外を回るロスを作りながらも、直線序盤で追われるとジリジリと伸びた。ラスト1Fで外からYibirに差されたものの、それ以外の馬とは差を詰めての3着争いの5着だった。ドバイシーマクラシックは時計の掛かる馬場でややスローペース。同レースで勝ち馬シャフリヤールと0.2差のレースが出来たことは大きい。

 本馬は一昨年のオークス馬だが、当時は本馬も3~5着馬も外差し馬だったように、馬場に恵まれたもの。また3角手前でペースダウンしたところで外に出し、そこから位置を押し上げて優勝と、本馬の良い脚を長く使える長所を生かした最高の乗り方をしたことが好走要因でもあった。この勝ち方では「生涯馬券圏内に来れない可能性もある」と見ていたが、ドバイの走りは成長を感じさせるものだった。今のややタフな中山の芝なら通用しても不思議ない。

注 (11)エピファニー

 成長期の4歳馬。未勝利時に3着と唯一連対を外しているが、1番枠でイン詰まりになったもの。その後、目下4連勝でオープン入りを達成した。前走のノベンバーS時も4番枠からまずまずのスタートを切って、押して逃げ馬の外まで持って行く形。そこからはコントロールしてしっかり2番手を追走。3~4角でじわじわ差を詰めて、直線序盤で先頭のノースザワールドに並びかけると、2頭の一騎打ちを半馬身差で制した。

 本馬はこれまで芝1800mを使われており、芝2200mは初距離。ややタフな馬場も未経験だが、前走を含め、引っ掛かりながらも勝ってしまうレースぶりから持久力はあると見ている。その持久力を無駄に消耗させないレースをさせられるかが課題となる。

△ (3)ブラックマジック

 2020年の南部特別(2勝クラス)では、昨秋のアルゼンチン共和国杯で2着のハーツイストワールを撃破して勝利した馬。同レースでは10番枠から好発を切って単独2番手を追走。このレースは東京芝2400mの高速馬場で5F通過62秒2とかなりスローペースだったこともあり、4角までほぼ隊列が変わらなかったが、最後の直線で追い出されるとグンと伸び、内から迫るハーツイストワールを1馬身1/4差捻じ伏せて勝利した。

 本馬は道悪の4走前、ケフェウスSでスタミナが不足する休養明けながら4着に善戦していることから時計の掛かる馬場もこなせるだろう。長期休養明けとなったカシオペアSでも勝ち馬と0.4秒差(7着)に善戦しているだけに、休養明け3戦目のここで変われても不思議ない。

△ (9)エヒト

 タフな馬場で行われた昨夏の七夕賞で初重賞制覇を達成した馬。同レースでは大外16番枠から五分のスタートを切って、そこからじわりとコントロールしながら楽に好位の直後の外まで上がり、1~2で外目を通すロスが生じて中団まで下がって追走。3角から仕掛けて4角では先頭列の直後から、直線序盤で並ぶ間もなく抜け出してリードを広げる。ラスト1Fでは差し勢が上がってきたが、本馬との差を詰めることが出来ず、2馬身半差の完勝だった。

 休養明けの前走、チャレンジCは前崩れの展開に恵まれながらも、先に抜け出したソーヴァリアントに最後に離されて3着に終わったが、休養明けのぶんもあったはず。ひと叩きされての前進に期待する。

△ (10)ガイアフォース

 昨年のセントライト記念の覇者。同レースでは9番枠から五分のスタートを切って、じわりとコントロールしながら位置を押し上げてアスクビクターモアの後ろの中団の外目を追走。向正面でアスクビクターモアの直後まで上がって、4角で仕掛けた同馬の外から仕掛けてマッチレースに持ち込み、ラスト1Fで同馬を捻じ伏せてアタマ差で優勝した。

 最後の直線でアスクビクターモアを負かしに行く姿勢に騎手の強気が溢れており、その相手は次走で菊花賞馬となった。この経緯が本馬を1番人気にしている面が大いにあるが、セントライト記念はアスクビクターモアにとっては叩き台で、本来の走りを見せていない。

 ○バビットが勝ったセントライト記念と指数比較をしてもそう変わらないこと(厳密には1pt、バビットが上回る)、大幅距離短縮となる菊花賞からの臨戦過程も好ましくないので狙い下げた。AJCCが重・不良馬場だった場合には、一昨年のアリストテレスの優勝や3年前のヴェルトライゼンテの2着など活躍していることが多いが、良馬場だと取りこぼしも多いのも事実だ。ただし、成長力で突破する可能性があることも視野に入れ、必ず押さえたい馬ではある。
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本日1番 中京11R 東海S ダ1800m
 ◎ (13)ハヤブサナンデクン
 〇 (4)ハギノアレグリアス
 ▲ (7)ウェルカムニュース
 △ (3)ロードレガリス
 △ (5)ヴァンヤール
 △ (10)プロミストウォリア
 △ (11)スマッシングハーツ
 △ (12)クリノドラゴン
結論 馬連13-4,7,3,5,10,11,12 (15:10:5:5:5:5:5) 複勝13 (50)

■かなり時計が掛かるダートだが、ペースは落ち着きそう

 土曜の遠州灘S(3勝クラス)で1分54秒4も時計を要し、2勝クラスの中京ダ1900m戦でも2分を越える決着となったように、中京ダートはかなり時計が掛かっている。今回はサルサディオーネの回避により、逃げ馬はプロミストウォリア1頭となったが、前から押し切るのはそこまで楽ではなさそう。

 ただ10番枠から前走の摩耶Sのじわっと逃げたいプロミストウォリアに対して、内枠のオーヴェルニュ辺りが抵抗していかなければ、ペースが落ち着いて先行、好位勢が楽な展開になると見ている。オーヴェルニュはこれまで4度逃げて、全て4着以下、昨年の帝王賞に至っては最下位9着に敗れており、積極的な競馬は好ましくない。最序盤で抵抗する姿勢は見せても、最終的にプロミストウォリアに行かせてペースが落ち着く可能性が高いと見ている。

■有力馬の紹介

◎ (13)ハヤブサナンデクン

 中京ダ1800mで3戦1勝2着2回の実績馬。特に4走前の三宮S(OP)では、10番枠から五分のスタートを切り、外から内に切れ込む2頭を上手く行かせて好位の外を追走。このレースはトップウイナーが2角の内からハナを奪い緩みない流れになったが、本馬は向正面で徐々に位置を上げ3角では2列目の外。3~4角でも持ったまま先頭列に並びかけ、直線序盤で楽に先頭に立ち2着馬に6馬身差を付けるインパクト大の競馬だった。本馬が当時記録した指数が、今回の出走馬の近5走でNO.1となる。

 次走シリウスSでは三宮Sの走りが評価され1番人気だったが7着に敗退。4角で好位の中目で包まれ、直線ではしばらく前が壁になる場面があったが、進路を確保してからも伸びなかったあたりに物足りなさを感じた。激走の疲れが出たのだろう。しかし、その後は徐々に良化し、前走ベテルギウスSでは3着に善戦した。

 前走は12番枠だったが、わりと楽に2列目の外を取り、道中は逃げ馬からやや離れた3番手の外を追走。向正面で後続を離して前に接近し、3~4角では2列目の外。4角では前2頭を射程圏内に入れ、軽く促されると直線序盤ですっと伸びて一気に先頭に立った。しかし、ラスト1Fで甘くなり、外からサンライズウルスとフィロロッソに差され半馬身差の3着だった。

 ラスト1Fで甘さを見せたが、年末の時計の掛かるダートでレースも緩みなく流れていたことを考えれば、上々の内容。今回逃げたいのは(10)プロミストウォリアくらいで、前走と比べても先行勢が手薄。ここでの巻き返しが期待できる。

〇 (4)ハギノアレグリアス

 前々走の阪神ダ1800mの太秦Sを完勝し、屈腱炎による長期休養明けから復活を遂げた馬。同レースは10番人気のベルダーイメルが逃げて3着に粘ったように、オープンとしては遅い流れで前有利だった。その展開を中団中目から3~4角で外目に出されると、しぶとく伸び重賞通用レベルの指数で勝利した。

 本馬は前走のみやこSでも2着と好走。前走は12番枠から五分のスタートも二の脚が速く、先行争いに加われそうな手応えだったが、コントロールしながら好位の中目を追走。1~2角で前が急激に息を入れたため、ブレーキ気味になり、そこから前にスペースを作っての追走となった。

 レースは向正面でペースアップしたが、そこでも好位の中目をキープし、3~4角では前とのスペースを詰め2列目の内。ここでスペースを詰めたことで4角で進路がなくなり、3列目に下がってしまった。直線序盤で前にいたメイショウフンジンの外に出して伸びたが、4角外から勢いに乗せて先に仕掛けたサンライズホープを交わせずアタマ差の2着。

 福永騎手がレース後に「3角からの進路の取り方を間違えた。そのまま外で良かった」と語ったように、3~4角で内に入れなければ優勝していた可能性が高いレース内容だった。そもそもこの日のダートは時計を要していた。このレースは2角以降は緩みなく流れ、前に行った馬には厳しい展開だった。好位でレースを進めた本馬以外の馬が8着以下に敗れていることを考えれば、負けて強しの2着。強かったが今回はその疲れが気になるところでもあり、対抗評価とした。

▲ (7)ウェルカムニュース

 前走の竹田城S(3勝クラス)では、2着ハイエンドとクビ差も3着馬には8馬身差を付けて勝利した馬。前走は10番枠から五分のスタートからじわっと上がって好位の外を追走。3角では前2頭の外に出して2列目。3~4角で外からハイエンドが仕掛けて並びかけてきたが、それに抵抗して内から3頭目の先頭列で直線。直線序盤で本馬の外からハイエンドが半馬身ほど先頭に立ったが、ラスト1Fで差し返して勝利した。

 前走はラスト1Fで13秒6まで減速しているように、時計の掛かるダートでありながら仕掛けが高速時のように速く、前に厳しい流れ。それを好位から押し切って、重賞通用レベルの指数で勝利したことは評価できる。本馬は3走前の瀬浪温泉特別(2勝クラス)、前々走のJRAアニバーサリーS(3勝クラス)と軽いダートで1着、3着と結果を出してきたが、実は時計の掛かるダートのほうが得意のようだ。休養明けで好走した疲れが出なければ、ここで上位争いに加われても不思議ない。
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本日3番 中京12R 4歳上2勝クラス 芝1400m
 ◎ (7)ウルトラソニック
 〇 (5)ボルザコフスキー
 ▲ (8)セイイーグル
 △ (2)ケルンキングダム
 △ (3)アウトレイジング
 △ (4)シティレインボー
 △ (6)パンドレア
結論 馬連7-5,8,2,3,4,6 (20:10:5:5:5:5) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にウルトラソニック(-11.0pt)、ボルザコフスキー(-9.7pt)、ケルンキングダム、シティレインボー、セイイーグル(ともに-8.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録した馬で、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)ウルトラソニック

 5走前の栃尾特別では、初芝の一戦ながら1クラス上でも通用レベルの指数で1勝クラスを逃げ切った馬。その後は自分の競馬ができず成績が低迷したが、前走の猪名川特別では前半3F33秒6-後半3F35秒7の緩みない流れを、大外13番枠から好発を切って促すと加速が付いて2列目の外を追走。スタミナが不足する傾向の休養明けで、ペースが速かったために7着に敗れたが、スピード面での復活の兆しは見せられた。今回のメンバーならば、楽に先手を取って、マイペースに持ち込めそう。能力全開を期待する。
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本日4番 小倉12R 3歳上1勝クラス 芝1800m
 ◎ (3)ヘクトパスカル
 〇 (9)ロムネヤ
 ▲ (4)フォレスタ
 △ (1)ゴルトシュミーデ
 △ (6)バトルキャット
 △ (8)パープルグローリー
 △ (10)フェブサンカラ
 △ (13)スウィートスカー
 △ (15)ゴールドエクリプス
結論 馬連3-9,4,1,6,8,10,13,15 (10:10:5:5:5:5:5:5) 複勝3 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にフォレスタ(-10.3pt)、ゴルトシュミーデ(-5.7pt)、バトルキャット、スウィートスカー、ゴールドエクリプス(ともに-5.3pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録した馬で、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (3)ヘクトパスカル

 4走前の未勝利戦ではトップスタートを切って大逃げを打ち、3着馬に3馬身、4着馬を8馬身引き離し、1クラス上の指数で勝利した馬。休養から復帰後の近3戦は成績が良くないが、前走は緩みないペースで逃げ、最後の直線ではいったん後続を引き離す、見せ場十分の走り。復調気配を感じさせた。そろそろ逃げ脚全開を期待する。
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本日5番 中山12R 4歳上1勝クラス 芝1800m
 ◎ (9)トップキャスト
 〇 (1)スリートップキズナ
 ▲ (4)ディオスバリエンテ
 △ (6)エンギダルマ
 △ (7)レーヴドゥラプレリ
 △ (3)コミカライズ
 △ (8)アップストリーム
結論 馬連9-1,4,6,7,3,8 (10:10:10:10:5:5) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスリートップキズナ(-13.3pt)、レーヴドゥラプレリ(-13.0pt)、コミカライズ(-11.3pt)、ディオスバリエンテ(-9.3pt)、アップストリーム(-6.7pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録した馬で、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (9)トップキャスト

 函館芝1800mの新馬戦を古馬の条件戦と似た、かなり厳しいペースで逃げ、2着馬には3馬身半差、3着馬には大差を付けて、好指数で圧勝した馬。本馬はその次走の札幌2歳Sで逃げて5着に敗れ、そこから距離を短くし、ずっとスプリント戦を使われているが、新馬戦の内容からスタミナがかなりあることは間違いない。

 今回はマイルに距離を延ばし、楽にハナが狙える組み合わせ。新馬戦時に見せた上質のスタミナが生きることに期待する。
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本日6番 小倉11R 豊前S ダ1800m
 ◎ (7)ゴールドティア
 〇 (1)モズマゾク
 ▲ (2)コパノニコルソン
 注 (11)サトノロイヤル
 △ (5)テイエムマグマ
 △ (8)ラボエーム
 △ (10)ロードインファイト
 △ (15)ハンディーズピーク
結論 馬連7-1,2,11,5,8,10,15 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝7 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にサトノロイヤル(-19.7pt)、コパノニコルソン、テイエムマグマ(ともに-19.3pt)、ハンディーズピーク(-18.7pt)、モズマゾク(-18.0pt)。

 能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録した馬で、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (7)ゴールドティア

 6走前からダートに路線転向して上昇した馬。5走前の小倉ダ1700mの響灘特別(2勝クラス)では、1クラス上で通用レベルの指数で勝利した。同レースでは6番枠から五分のスタートを切って中団中目で脚をため、向正面の外から位置を押し上げて行くファジェス、フラルらを追い駆け、その直後を追走。前記2頭のマクリは不発に終わり、直線序盤で失速したが、本馬はそこからじわじわ伸び、ラスト1F過ぎで一気に後続を引き離して、2着馬に3馬身差を付けて勝利した。

 当時、騎乗した鮫島騎手がレース後に「ペースが速く感じましたし、脚を温存して運びました。直線だけの競馬になってしまいましたが、こういう競馬が合っていますね」とコメントしていたが、まさにペースが速く、進路を確保して直線一気に懸けた選択が吉と出た結果だった。

 本馬は3走前の甲南S(3勝クラス)では、1Fの距離延長でダートが軽かったこともあり、7番枠から五分のスタートを切って、好位の中目を追走と、早めの競馬で2着している。案外と自在性があるようだが、ここは逃げ馬多数の組み合わせ。休養明けの前走・堺Sは大外14番枠から行き脚が付かず、終始中団の外々を回って13着大敗を喫したが、立て直されての今回は変わり身が見込める。

 逃げ馬の中では最内を引いた(4)レガーメペスカのテンがもっとも速いが、飛び抜けて速いわけではない。同馬が最初の1角でリードを取り切れなかった場合には競られて激流になる可能性が高い。そこで控えれば速い脚で上がってこられる本馬の一発に期待した。

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