2022年 チャンピオンズC+他メイン2R予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2022.12.04
2022年 チャンピオンズC+他メイン2R予想

前が壁になっても捌けるムーア騎手、最内に潜り込むのが上手いレーン騎手など、多くの外国人騎手が来日すると、騎手力に差が出るので正直、困ります。しかし、多少ロスを作ってもオーケーなダートはそこまで騎手力が問われないので、ここは大外れしないと思っています。

チャンピオンズCの予想他、中山、阪神のメイン予想もこちらで出します😊

本日2番 中京11R チャンピオンズC ダ1800m
 ◎ (5)ジュンライトボルト
 〇 (12)テーオーケインズ
 ▲ (7)オーヴェルニュ
 △ (1)グロリアムンディ
 △ (3)ハピ
 △ (4)スマッシングハーツ
 △ (9)ノットゥルノ
 △ (10)クラウンプライド

 ■JBCクラシックの勝ち馬は苦戦の舞台

 今年も昨年の当レースを6馬身差で圧勝し、今秋のJBCクラシックも優勝したテーオーケインズの断然1番人気が予想されます。しかし、前走で同レースを優勝した馬は、ほとんどが苦戦している。JBCクラシックは2001年に創設され今年で22回目となりますが、昨年まで16頭の勝ち馬が次走で当レース(JCダートを含む)に挑み、15頭が敗れている。

 唯一の連勝馬は2007年のヴァーミリアンのみ。同馬は3年連続でJBCクラシックを優勝した猛者ですが、その間の当レースは1勝2敗です。同じく3年連続で同レースを制したアドマイヤドンは、その3年間の次走JCダートでは全て敗れています。ハイレベルなGⅠを連勝するのは、簡単なことではないということです、

 特に休養明けのJBCクラシックで自己最高指数を記録した馬は苦戦必至。2021年のクリソベリルは同レースで自己最高タイの指数を記録、次走の当レースで断然の1番人気に支持されながらも4着に敗れました。しかし、テーオーケインズが昨年の当レースで記録した指数は「-39」。一方、前走JBCクラシックで記録した指数は平安Sを下回る「-36」。前走で能力を発揮したとは言い難く、ここが今回のポイントとなるでしょう。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)ジュンライトボルト

 デビューからしばらく芝を使われていましたが、長期休養明けの3走前からダート路線に転向し、上昇一途。上がり馬の立場でありながら、ここでは能力値1位となります。勝ってきたレースが格下のため、「レベルが高くなかった」という声もありますが、決してそんなことはありません。

 前走のシリウスSは、9番枠から五分のスタートを切り押して追走して好位を狙ったものの、内の馬が積極的にいく展開で中団中目からとなりました、3角で外に出し、3~4角ですっと位置を押し上げ、4角で2列目の外。ラスト1F手前で先頭に立つと、そのまま押し切っての優勝でした。3~4角から勝ちに行ったことで、4角ではかなり外を回るロスがありましたが、終始最短距離を立ち回った(3)ハピを撃破していることも評価できます。

 前々走のBSN賞でも前半4F48秒2-後半4F50秒9とかなり流れが速くなった中、6番枠からまずまずのスタートを切り、押して先行争いに加わわりました。そこから一旦2番手の好位から中目に控えていく競馬。ここでも3~4角の外からすっと位置を押し上げ、4角3列目から直線序盤で先頭に立って勝利しています。

 本馬はそこまで前の位置を取れる馬ではありませんが、道中でそれを挽回できる機動力があります。その強みを存分に生かすには中枠より外がベストでしたが、今回は5番枠。それでも距離が1800mあれば、どこかで外に出せるでしょう。また逃げ馬がしっかりとレースを引っ張って緩みない流れになれば、自身で動く必要もありません。

 シリウスSの勝ち馬はこのレースで苦戦傾向だが、先週のジャパンCを制したヴェラアズールのように天井が高ければ通用するでしょう。ヴェラアズールはデビューからしばらくダートを使われたが、芝路線で花開いた馬。デビューから不適条件を使われていると、その後に最適条件を使われた時の伸び代が大きい傾向があるので、本馬を本命としました。

 ○ (12)テーオーケインズ

 昨年のチャンピオンズCは、戦慄の6馬身差で優勝。出遅れた前走から一転してスタートを決め、様子を窺いながらコントロールして好位の中目に収めて行く形。キックバックを受けて少し掛かり気味でしたが我慢させ、3~4角で2列目まで押し上げて直線へ。早め先頭に立ったインティを楽々と交わし、そこから一気に後続との差を広げて6馬身差。問答無用の勝ちっぷりで、当時の日本馬が相手なら二枚上を感じさせるものでした。

 本馬は勝つ時の破壊力は高いですが、負ける時は脆く、よく出遅れます。昨年の帝王賞は3馬身差の圧勝を飾り、その次走で出遅れて4着と凡走。今年の平安Sで強豪相手に優勝しましたが、その次走の帝王賞でも出遅れて4着と凡走しました。出遅れ自体が致命的ではありませんが、そこから挽回して好位を取りに行くことが、末脚不発に繋がっています。

 ただし、前走のJBCクラシックは帝王賞、チャンピオンズC、平安Sと比べると走っていません。前走は逃げたクラウンプライドの前半3Fが盛岡ダ2000mで35秒4であるように、今夏のマーキュリーCほどではありませんが、明確にハイペースでした。その流れを13番枠の好位外から1角のロスを嫌って中団まで位置を下げ、向正面では好位の外まで位置を押し上げました。そのことで終いに甘さを見せましたが、相手が楽だったため押し切れています。

 前走JBCクラシック勝ちの馬は苦戦傾向で、本馬も昨年のこのレースほど走れない公算が高いですが、まだ余力は残っているので今年の帝王賞よりは走れるでしょう。また私がこの馬のパターンを理解しているように、鞍上もそれ以上に理解していると思うので、今回は出遅れても帝王賞のようにポジションを取りに行かないと見ています。

 ▲ (7)オーヴェルニュ

 昨春の中京ダ1900m戦の平安Sを高指数勝ちした実績馬。本馬はそれが自己最高指数となります。昨年の平安Sは3番枠から好発を決めてすっと先頭、そこから控えて好位の内を追走しました。3~4角で2番手まで上がり、ラスト1F手前で抜け出すと、そこから突き抜けての6馬身差の圧勝でした。
 
 前記の平安Sがレコードタイムでの優勝だったように、本馬は馬場が高速化するほど走る傾向があります。また昨年の東海Sで1着、今年は2着と好走しているように中京ダ1800m適性が高いことも、穴馬に推すポイントです。

 今年の東海S2着後はややスランプでしたが、休養明けの前々走シリウスSでは3着と復調の兆しを見せました。前々走は3番枠からまずまずのスタートを切って、コントロールしながら外のクリノフラッシュを先に行かせて2列目の内を追走。キックバックが苦手なため、前にスペースを作って追走していましたが、3~4角でそのスペースを一気に詰めました。
 
 4角でクリノフラッシュ直後の2列目から、直線序盤で狭い内を突いて早め先頭の競馬。外から一気にジュンライトボルトと、ハピにも差されたが、前が厳しい流れだったことを考えれば上々の内容でした。シリウスSは2番手から3~4角でクリノフラッシュに並びかけに行ったサンライズホープが12着に失速し、その次走のみやこSで巻き返しVを決めているように、明確にハイペースです。

 前走のJBCクラシックは得意の高速ダートでしたが6着。これは明確なハイペースを好位の外と先行したこともありますが、休養明けで好走した反動によるものでしょう、完全な力負けではないので、得意のこの舞台で巻き返しの期待が高まります。

 △ (1)グロリアムンディ

 ダートでは5戦4勝2着1回と底を見せていない馬。ダート路線に転向し、上昇一途で前々走のアンタレスSで2着と好走しました。そのレースは13番枠からまずまずのスタートを切り、楽に先行して2列目の外。前2頭がペースを引き上げて行く中、1~2角の3頭分外を回ったことで、向正面ではやや離れた3列目の外を追走していました。しかし、そこから3角手前で再びじわっと差を詰め、3~4角でも緩みなくレースが流れる中で4頭分外を回り、ひとつ内のケイアイパープルとともに先頭列で直線に。ラスト1Fで抜け出したが、最後は外からオメガパフュームに差されました。

 前走は緩みない流れを終始外々の競馬。前へ行った2頭が2桁着順に沈む流れを、好位の外々から2着に粘った内容は評価できる。また本馬は出遅れることもありますが、二の脚が速く、楽に好位が取れます。ただこれまでのダート5戦が全て時計の掛かるレース。それを外目の枠からの逃げか、好位の外目というような大味な競馬で上位争いをしてきています。

 一方、今回は一転して1番枠。3走前の名古屋城Sでは好位馬群の中目でレースを進めているものの、手応えが良く前との距離をコントロールされて乗られており、諸に砂を被るような競馬ではありませんでした。大味な競馬が目立つだけに、最内枠で揉まれた場合の不安はあります。

 ただ復帰戦で使えるレースがなく、芝を叩いてここまで出走を待ち、ムーア騎手を配してきたあたりに、陣営の勝負度合いの高さが窺えるのも確か。ダートでの強さは本物だけに、シリウスSのハピのような立ち回りで、さらに走りを上昇させる可能性も十分あるでしょう。

 △ (3)ハピ

 3歳馬ながら古馬相手の前々走シリウスSで2着。そのレースは8番枠からやや出遅れ、二の脚もひと息。それでも押して中団最内まで上がり、ジュンライトボルトの後ろを追走。3~4角で前の同馬が外に行ったことで内のスペースが広がり、そこを通って3列目で直線。4角で包まれたため直線序盤は前が壁になり追い出しがやや遅れましたが、進路を確保してからはラスト1Fで2馬身はあった勝ち馬との差を3/4差まで詰めてゴールしました。

 前々走はやや速い流れでラスト1Fが13秒3まで失速したことを考えれば、最短距離で脚をため、最後の直線で仕掛けがワンテンポ待たされた本馬はもっと伸びてきても良かったと見ている。つまり、上手く脚をためたことが最後の伸びに繋がったということ。

 前走のみやこSも8番枠からやや出遅れ。そこから押して前走よりも前を意識した競馬でしたが、結局、好位の後ろまでしか取れず前々走と似たような競馬になった。4角で中目に出して、ここでもワンテンポ追い出しを待たされました、そこから捌いて3列目まで上がり、直線序盤で内のスペースを拾って2列目まで上がりましたが、ラスト1Fで甘くなり外から差されての4着でした。

 本馬は勝ちに行く競馬をしないぶん善戦しますが、ワンパンチ足りない印象を受ける。こういった時の横山典騎手は秘策を打ち出してくることが多いもの。これが大舞台での活躍に繋がっている理由ですが、本馬は二の脚が明確に遅いので、前に行くことを諦めての最後方強襲でしょうか。ウェスタールンドが2着に好走した2018年のチャンピオンズCのように、内がガラリと開いた場合が怖く、その場合は自己最高指数を記録してくる可能性が高いと見ていますが、それでも3着、運が良くて2着くらいでしょう。

 △ (4)スマッシングハーツ

 今年2月の中京ダ1900m戦、アルデバランSを重賞通用級の指数で勝利した馬。そのアルデバランSでは、7番枠からゲート出たなりで中団中目を追走し、3~4角で動いて4角で3列目付近から、直線序盤でさらに外に出されると、グイグイ伸びてラスト1Fで先頭。そのまま押し切っての勝利でした。

 本馬は3走前の平安Sで4着に善戦しているように、1800m、1900mあたりがベストの馬。マイル戦だとテンに置かれて後方からの競馬になってしまうので、ペースが上がらないと上位争いに加わるのは難しい面があります。今回は休養明け3戦目で距離延長。一発あっても不思議ないでしょう。

 △ (9)ノットゥルノ

 今夏のジャパンダートダービーでは、兵庫チャンピオンシップで敗れたブリッツファングを3着に破り優勝した馬。同レースは大外14番枠からスタートで滑って出遅れたものの、大外枠の利を生かしてじわっと好位の外を追走。3角外から動き、最後の直線では早め先頭に立ったブリッツファングのすぐ外からラスト1Fで先頭に立ち、ペイシャエスの追撃を3/4馬身振り切って優勝しました。

 本馬は3走前に出遅れたように、ゲートや二の脚がひと息ながら、揉まれ弱い面があります。それゆえベストは外枠ですが前走は3番枠。そこからサルサディオーネの外を狙ったことでオーバーペースに巻き込まれて7着に失速しました。しかし、上手く好位の外に出していければチャンスがあるでしょう。

 △ (10)クラウンプライド

 新馬戦、もちの木賞と連勝した馬。もちの木賞は3着馬には11馬身差をつけており、11月の2歳1勝クラスとしては高指数での勝利でした。当時の3馬身差の2着馬は、現在、準オープンのウェルカムニュースです。その次走のヒヤシンスSでは6着に敗れましたが、極端に内と前が有利な馬場を出遅れ、挟まれて後方外から追い上げる形となったもの。度外視できます。

 実際にヒアシンスSで後方外からの競馬となって敗れたブリッツファング、タイセイドレフォン、ウェルカムニュースは、その後のレースで活躍。このことから古馬相手の前々走の日本テレビ盃でも通用すると見て、重い印を打ったのですが2着と好走してくれました。

 それも前々走はサルサディオーネが逃げて、前半4F48秒5-後半4F52秒0の超ハイペースとなった中、3番手からしぶとく粘って好内容での2着でした。2番手のノットゥルノが7着に失速していることからも、いかに前が厳しい展開だったかがわかります。当日の船橋は外差し馬場でした。

 もちの木賞で見せた素質の高さ、3歳馬ながら前々走で見せた実力から何れこの路線の主役になっていくとは見ていましたが、前走はJBCクラシックで2着。それも厳しいペースで逃げての2着でした。

 前走はかなり強い内容でしたが、このレースではJBCクラシックの勝ち馬ばかりではなく、上位馬も苦戦の舞台。やはりと言うべきか、この中間の追い切りも良くなかったので(早くもムチが入ってラスト1Fをかなり落としてしまっている)、狙い下げました。本来なら無印のところを買い目に加えているのは、将来性のある馬だからです。

結論 馬連5-12,7,1,3,4,9,10 (20:5:5:5:5:5:5) 複勝5 (50)

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本日5番 中山11R ラピスラズリS 芝1200m
 ◎ (2)ハリーバローズ
 〇 (9)モントライゼ
 ▲ (11)シャインガーネット
 △ (13)スノーテーラー
 △ (3)オパールシャルム
 △ (4)ディヴィナシオン
 △ (6)フレッチア
 △ (7)ロードベイリーフ

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスノーテーラー(-18.0pt)、ハリーバローズ、ジャスパージャック(ともに-17.3pt)、シャインガーネット(-17.0pt)、モントライゼ(-16.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (2)ハリーバローズ

 3走前から芝に路線転向し、超高速馬場の前々走・佐世保Sでは2番枠からやや出遅れたものの、最内から挽回して3角2列目の内まで挽回していく競馬。3角出口で逃げ馬の外して並びかけ、4角出口で先頭。早め先頭に立ったぶん、後続の目標にされ、外から上がってきたディヴィナシオンにアタマ差敗れたものの、3着馬には2馬身半差を付けており、好内容&好指数の2着でした。

 前走の別府特別も超高速馬場を2列目の2頭分外から、最後の直線しぶとく伸び続けての勝利。現在の中山芝は近2走の小倉ほど高速馬場ではないものの、オパールシャルム、スティクス、アビッグチアなど、前に行きたい馬が揃ったここは、近2走の小倉戦と同じくらいのタイムが出るはず。その中で内枠で脚をタメられるのもいいし、芝のキャリアが浅い馬なので、まだまだ上昇力があると見て、中心視しました。

 〇 (9)モントライゼ

 デビュー2戦目の未勝利戦を破格の重賞レベルの指数で圧勝し、次走の小倉2歳Sでは重馬場で前半3F33秒9の超ハイペースで逃げるフリードを追いかけて2番手、最後の直線序盤で堂々先頭に立つと最後までしっかりと伸びて2着を死守した馬。結果は展開が向いたメイケイエールに差し切られましたが、立派な内容でした。

 そのわりに3歳になってからの活躍はひと息でしたが、前々走の北九州記念では5着に好走。前々走は9番枠からやや出遅れ、そこから促されて中団馬群の中目。道中も徐々に挽回して中団の内目。3~4角では脚色が良いボンボヤージの後ろという最高の位置を取って直線を迎えたものの、最内1頭分のスペースをタイセイビジョンに先に入られてしまい、ラスト1Fで進路がなく、ブレーキをかけての5着でした。前々走がゴール目前のブレーキなのでかなり痛手でした。

 前走のセントウルSは8番枠からまずまずのスタートを切って、中団中目でメイケイエールを徹底マークの競馬。最後の直線ではジリジリでメイケイエールに差を広げられましたが、1分06秒1も出るコンクリート馬場だったので、キレ負けしても仕方ありません。今回は前走ほど高速馬場ではないし、逃げ、先行馬が揃ったここは展開に恵まれる公算大。相手弱化のここは何とかして欲しいところです。

 ▲ (11)シャインガーネット

 一昨年のファルコンSを優勝して以来、勝利どころか馬券圏外にも敗れていましたが、5走前のオーロCで2着と久々に連対を果たすと、4走前のシルクロードSでは2着と復調を見せました。4走前は16番枠からやや出遅れたものの、そこから中団外まで位置を挽回しての2着。前半3F33秒6-後半34秒5のやや速い流れになったことで展開に恵まれた面はありますが、前半で無理な脚を使ったこと、コーナーの外々回るロスの大きい競馬になったことを考えれば上々でした。

 3ヵ月半の休養明けからの復帰戦となった前々走の朱鷺Sは見せ場のない13着でしたが、今回はそこから立て直されての一戦。シルクロードS時よりもハイペースが予想される今回は、展開を味方につけての再浮上に期待します。

結論 馬連2-9,11,13,3,4,6,7 (14:10:10:4:4:4:4) 複勝2 (50)

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本日4番 阪神11R ギャラクシーS 芝1200m
 ◎ (10)デンコウリジエール
 〇 (11)スマートダンディー
 ▲ (7)エイシンギアアップ
 △ (3)サンライズラポール
 △ (4)バトルクライ
 △ (8)ケイアイドリー
 △ (6)コパノマーキュリー

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にエイシンギアアップ(-25.0pt)、ケイアイドリー(-24.3pt)、デンコウリジエール(-24.7pt)、スマートダンディー(-24.0pt)、バトルクライ(-22.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 ◎ (10)デンコウリジエール

 昨秋の阪神ダ1400m、オータムリーフSを自己最高指数で勝利した馬。当時は前半3F34.3-後半3F36秒6でラスト1F13秒0まで減速するかなりのハイペース。この流れを14番枠からまずまずのスタートを切って中団で脚をため、最後の直線序盤でアヴァンティストが先頭に立ったところを(11)スマートダンディーが抜け出して先頭。その外から伸びて勝利しました。

 今秋の復帰2戦は距離が短かったこともあり、やや不振でしたが、前々走のオータムリーフSでは斤量59Kgを背負って3着。前走の霜月Sは2番枠から出して行ったら、掛かって先行したわりに5着と大崩れしませんでした。今回は得意舞台で、前が飛ばしてくれそうな条件でもあるので期待します。

 ○ (11)スマートダンディー

 8歳馬ながらブリンカー着用でレースに集中できるようになり、今年3月の千葉Sと4月のコーラルSを連勝した馬。3走前の北海道スプリントCも前半3F34秒3-後半3F36秒3のハイペースを中団外からリュウノユキナを差し切り、ダンシングプリンスに際どく迫っての2着と好走しました。

 休養明けの前々走・東京盃では本命に推したものの、1番枠で懸念していた嫌なパターン。出遅れてそこから追い上げたものの、ラスト100mまで十分な進路を確保できずに終わりました。また前走のJBCスプリントはペースが遅く前残りの流れとなったために、テンの遅い本馬はダンシングプリンスに1.3秒も離されての9着に終わりました。

 ペースが上がってくれればダ1200mも悪くないのですが、ベストは追走が楽なダ1400m。今回は斤量59Kgを背負うため、今回も中団からの競馬になると見ていますが、前が飛ばしてくれれば問題ないでしょう。

 ▲ (7)エイシンギアアップ

 今春の2勝クラス、3勝クラス・BSイレブン賞を連勝。BSイレブン賞は5番枠からトップスタートを切って控えて行く競馬。最終的には好位の内に入れて、3~4角では中目まで上がり、直線序盤でごちゃついたところで追い出しを待ち、しっかり進路を確保するとそこからグイグイ伸びての勝利でした。当時の指数はオープンでも通用するもの。

 休養明けの前走ペルセウスSは、勝ち馬レモンポップ(次走の武蔵野S・2着)だったこともあり、同馬には離されてしまいましたが、2着馬とは0.4秒差。ひと叩きされての上積みがあれば通用するでしょう。良化気配が窺えるだけに、3番手評価としました。

結論 馬連10-11,7,3,4,8,6 (12:12:8:8:8:2) 複勝10 (50)

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