2022年 ステイヤーズS・チャレンジCの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2022.12.03
2022年 ステイヤーズS・チャレンジCの予想

本日は重賞2本立て。両レースとも穴狙い予想になっていますm(__)m。自信はあまりありません。

中山11R ステイヤーズS 芝3200m
 ◎ (11)カウディーリョ
 〇 (1)ディアスティマ
 ▲ (2)ユーキャンスマイル
 △ (13)アイアンバローズ
 △ (4)メロディ-レーン
 △ (7)シルヴァーソニック
 △ (9)ディバインフォース
 △ (3)マンオブスピリット

 ■穴馬は芝3000m級が未経験の前に行ける馬

 ステイヤーズSは、芝3600mの日本最長距離戦。天皇賞(春)などのGⅠではやや能力が足りない長距離馬にとって、最終目標となるのがGⅡのこのレースです。重要なのは芝3000m級の距離実績。過去10年の優勝馬10頭中8頭が、芝3000m以上で3着以内の実績がありました。

 該当馬は2012年のトウカイトリック、2013年、2014年のデスペラード、2016年、2017年のアルバート、2018年のリッジマン、2020年のオセアグレイト。その他、2着馬6頭、3着馬3頭が前記項目に該当しています。

 しかし、芝3000m級の実績がないにも関わらず、通用しているのはどのようなタイプかというと前へ行けるタイプです。昨年のこのレースでもアイアンバローズが逃げて2着、一昨年のポンテザールも2列目の外から3着に好走しています。これは中山開幕日で高速馬場でありながら前へ行ける馬が少なく、レースが超絶スローペースになっているからです。

 今回は昨年2月の阪神芝3200m戦・松籟S(3勝クラス)を逃げ切り勝ちした1番枠のディアスティマの逃げが濃厚の組み合わせ。同馬はこの距離に自信を持っているので、本来であればある程度はペースを引き上げたいところですが、長期故障明けの前走・京都大賞典ではかなりのスローペースの2番手外でも失速してしまっているので、そこまでペースを引き上げる意識になるかどうか? そんなこんなで今年も前からの一発を狙いたいです。

 ■有力馬の紹介

 ◎ (11)カウディーリョ

 昨夏の札幌日経賞では8番枠からまずまずのスタートを切って先行争いに加わったものの、最終的には前3頭を行かせて4番手を追走。2週目の3~4角で前との差を詰めて、4角では先頭の(1)ディアスティマに並びかけて直線。同馬との差はなかなか詰められなかったものの、それでも最後まで食らいついて1馬身差の2着。3着馬に3馬身差をつけたことを考えれば強い内容でした。またその次走の丹頂Sでも2番手から4角先頭に立つ競馬で、ボスジラを2着に降して勝利しています。

 本馬は昨年のこのレースで1番人気に支持されたように、ここでも実力上位なのは明らか。昨年のこのレース以降は、夏の激戦の疲れが祟って本来の調子を取り戻せず、前走のダイヤモンドSでは14着に大敗しました。しかし、前走はレース後に剥離骨折が判明しているだけに、度外視できるもの。今回はそこからの始動戦になりますが、危険な人気馬に推した昨年のステイヤーズS時よりは走れる状態にあるはずなので、ここは期待しました。

結論 馬連11-1,2,13,4,7,9,3 (16:10:10:4:4:4;2) 複勝11 (50)

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阪神11R チャレンジC 芝2000m 
 ◎ (5)ビーアストニッシド
 〇 (10)ソーヴァリアント
 ▲ (12)ヒンドゥタイムズ
 △ (2)ルビーカサブランカ
 △ (1)レッドベルオーブ

 ■阪神芝2000mはスローペースになりやすい

 この時期の阪神ではかつて鳴尾記念(別定戦)が行われていましたが、10年前にハンデ戦芝1800mのチャレンジCに変更。さらに5年前から別定の芝2000mへ変更。目まぐるしく施行条件が変わるこのレースは、何にチャレンジしているかわかりませんが、阪神芝1800mから阪神芝2000mに変ったことで、前からでも押し切りやすくなりました。

 阪神芝1800mは最初の3角までの距離が約665mとストレートが長く、隊列形成が長引くため、何が何でもハナへ行きたい馬は、3膜(4F目あたり)まで息を入れられません。目下5連勝で挑んだあの逃げ馬エイシンヒカリに土が付いたのも、阪神芝1800m時のチャレンジCです。

 しかし、阪神芝2000mは、スタート直後に坂を上って約365mで最初の1角を迎えます。芝1800mよりも最初のコーナーまでの距離が約半分。つまり、早い時点で隊列が形成され、ペースが落ちつきやすいということ。

 実際に過去5年ともスローペースで、2017年はサトノクロニカル、2018年はエアウインザーが先行策から押し切り、2019年はトリオンフが逃げて2着に粘っています。一昨年はレイパパレが4角先頭から押しきりV。昨年はマイネルフラップを行かせてその外2番手から同馬を煽り、最後の直線序盤で先頭に立ったソーヴァリアントの圧勝でした。

 今年も何が何でも逃げたい馬は不在。明確な逃げ馬は不在ですが、今年の阪神芝は昨年と違って高速状態が維持できている上にテンが速くない馬が多いので、今回もペースが上がらず、前からの押し切りが決まる可能性が高いと見ました。 

 ■有力馬の紹介

 ◎ (5)ビーアストニッシド

 昨春のスプリングSで1番枠から躓いたものの、すぐに立て直し、そこから促されてハナに立ち、逃げ切った馬。本馬は当時に記録した指数が自己最高指数で、極端な高速芝ではない状況下の1800m戦で、前からの押し切りを狙うのがベストです。

 近走は距離が長く、折り合う競馬をしているために本来の能力を出し切れませんが、今回はハナ主張も可能なメンバー構成。内に前走の毎日王冠で逃げた(1)レッドベルオーブが出走していますが、今回は福永騎手への手替わりになるので折り合う可能性もあり、仮に逃げたとしても、ビーアストニッシドが同馬の進路をカットするようにして逃げる可能性が高いと見ています。

 本馬は前走の菊花賞でブリンカー利き過ぎのセイウンハーデスのオーバーペースに巻き込まれて失速と厳しい流れを経験しているので、今回でのスタミナ強化も見込めます。今回はスプリングS時と比べると、相手が手強いですが、本馬も不適条件を使われている間に成長していると見て、中心視しました。



結論 馬連5-10,12,2,1 (20:10:10:10) 複勝5 (50)

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