本日の浦和のゴールドCは、配当妙味がないので予想をを出さない可能性があります。ご了承くださいm(__)m。
名古屋11R 名古屋グランプリ ダ2100m
◎ (4)ミトノオー
○ (6)グランブリッジ
▲ (1)テリオスベル
注 (11)メイショウフンジン
△ (10)セイカメテオポリス
△ (5)アナザートゥルース
結論 馬連4-6,1,11,10,5 (20:14:8:6:2) 複勝4 (50)
■有力馬とその評価
◎ (4)ミトノオー
デビュー2戦目、ダ1400mのオキザリス賞ではテンに置かれて前に行けず、キックバックを嫌がる素振りを見せて11着に大敗した。しかし、その次走の兵庫CSでは、前走で短距離戦を使われたことで6番枠からスッと加速して内に切り込みながら楽にハナを主張。ハナを取り切るとコントロールしてマイペースに持ち込み、3~4角でペースアップ。4角でGoサインが出されると、2着馬キリンジ(次走・ジャパンダートダービー2着)に6馬身差をつけて圧勝した。
その次走のジャパンダートダービーは、同型馬のテーオーリカードに絡まれ、オーバーペースで逃げて3着。その次走の日本テレビ盃もスワーヴアラミスに絡まれ、オーバーペースの逃げとなり、ここでは6着(1.9秒差)に失速した。日本テレビ盃はもう少し走れても良かったが、クラシック出走後の休養で楽をさせた影響もあったのだろう。
そして前走の浦和記念では巻き返して2着。ここでも2番枠から五分のスタートだったが、二の脚の速さと枠の並びでハナを取り切る。ここでも外からテイエムサウスダンに終始プレッシャーをかけられ、ペースを落とし切れなかったが、3角で外からディクシオンが捲って来ると、それに抵抗して仕掛け、食らいついていく。しかし、残り300mで甘くなって、2馬身半差で敗れた。
このレースは浦和記念で、3角2番手以内だった馬も活躍している舞台。浦和記念はコース形態上、例年ハイペースになるだけに、そこで前へ行った馬をペースに緩みが生じやすいこの舞台で狙うというのが有効策で、過去10年のこのレースでの成績は【3・2・1・1】。一方、浦和記念で捲り勝ちした馬はここで苦戦することが多く、前記データで唯一の4着馬ランフォルセ(2013年)は捲り勝ちだった。また昨年の浦和記念の覇者クリノドラゴンは、その後、大敗の連続である。よって、浦和記念で逃げて2着の本馬を本命馬とした。
○ (6)グランブリッジ
交流重賞で4勝、2着4回の実績馬。交流重賞で唯一、連対を外し、4着に敗れたのは1600m戦のスパーキングレディC。一方、2100mでは昨年の関東オークスと今年のエンプレス杯を優勝。今年のエンプレス杯では2番枠から出遅れ、中団やや後方を追走。向正面で外に誘導し、3角手前から進出開始。3~4角で3頭分外から位置を押し上げ、4角では先頭のサルサディオーネとは1馬身差。直線序盤で同馬を交わして先頭に立つと、じわじわ差を広げて2馬身半差で完勝した。
このように本馬は2015年、16年(当時は2500m)のこのレースの覇者アムールブリエのように、長距離がベスト。休養後の1800mの近2走でも連続2着に善戦しているように、調子落ちはないだろう。また現在の牝馬の交流重賞路線は強く、牡馬が相手でも指数面で見劣らないだけに、得意舞台のここは対抗馬とした。
▲ (1)テリオスベル
今夏のブリーダーズゴールドCで、昨秋のクイーン賞以来のグレードレース2勝を達成した馬。ブリーダーズゴールドCでは6番枠から五分のスタートを切って、かなり押して出鞭を入れてハナを主張。ハナを取り切ると後続との差を徐々に広げ、3角では2番手の(3)パライバトルマリンとは4馬身差。4角ではそれを6馬身差まで広げて直線へ。ラスト1Fでパライバトルマリンに4馬身差まで詰め寄られたが、余裕を持っての完勝だった。
本馬は逃げ、もしくは早め先頭から上がりの掛かる展開に持ち込んでこその馬。3走前のレディースプレリュードは、内のノーブルシルエットがしつこく抵抗したため、先手を取るのに苦労して4着敗退。近2走は2番手まで上がって5着、2着に善戦している。今回も前へ行く馬が手強いのでハナには行けない可能性が高いが、距離2000m以上では崩れずに走れることがアピールポイントだ。
注 (11)メイショウフンジン
前々走の白山大賞典で惜しい2着だった馬。前々走は8番枠から押してハナを主張。ケイアイパープルがピッタリ2番手とプレッシャーをかけてきたので、ペースを落とし切れないままの逃げ。2周目3角手前で外から同馬に並びかけられたが、交わされずに振り切って直線へ。ラスト1Fで外からウィルソンテソーロに差されたが、食らいついて1/2馬身に奮闘した。
本馬は3走前のマーキュリーCではウィルソンテソーロに4馬身差を付けられたが、前走では大きな差が付けられなかったように逃げがベストの馬。しかし、今回は◎(4ミトノオーのテンが速いので、前走の浦和記念のように逃げられない可能性が高い。それでもある程度前の位置が取れれば崩れない馬なので、警戒しておきたい。
△ (10)セイカメテオポリス
今年の大井記念と東京記念を連勝したステイヤー。大井記念では1番枠から五分のスタート後、やや積極的に出して3列目の最内を追走。4角で前のランリョウオーが外に出したので、直線でその内を突いてラスト1F手前で2番手に上がり、逃げていたカジノフォンテンの外へ出されると、残り100mで先頭。そこから伸びて2馬身差で勝利した。
本馬は休養明けで挑んだ3走前の東京記念でも勝利しているように、長距離カテゴリーでは南関東のトップクラスの存在だ。しかし、この路線は中央勢も層が厚いので、近2走の交流戦ではともに2秒以上離された2着に終わっている。先行馬総崩れの流れにならないと厳しいが、その可能性も少し残されているので買い目に加えた。
△ (5)アナザートゥルース
キックバックが苦手で揉まれないように厳しいペースで逃げ、先行しているうちに体力がついて強くなった馬。2020年のダイオライト記念では逃げて優勝し、2021年は3着している。また、一昨年秋のチャンピオンCでは好位の外3番手からしぶとく粘って3着に善戦しているように、揉まれなければどの位置からでも問題はない。
本馬は9歳となり、以前ほど楽に前に行けなくなり、それに伴って成績が下降線だが、それでも今年2月の報知グランプリCでは逃げて2着に粘っている。その後は完全に調子を落としていたが、今夏よりホッケイドウ競馬に移籍して復調気配。前走の道営記念はかなりの激流の中、先頭馬群からやや離れた好位の外を追走し、4角で前の馬が落馬して外に立て直すロスがありながらの2着に善戦。侮り切れない。