2023年 勝島王冠の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2023.12.07
2023年 勝島王冠の予想

■大井記念の再現のようなペースになる?

 カジノフォンテン、アナザートゥルース、ライトウォーリア、ランリョウオーと前に行きたい馬が揃っていた今年の大井記念では、カジノフォンテンがハナを主張。向正面からペースを引き上げ、前半5F61秒9-後半5F63秒3のかなりのハイペースとなり、セイカメテオポリスの好位からのイン差しが決まった。

 今回はアナザートゥルースこそ不在だが、代わりにデュードバンが加わる。ランリョウオーは当時のように控える選択をし、カジノフォンテンが逃げる形になると見ているが、揉まれる競馬が得意ではないライトウォーリアは流動的だ。大井記念時のように内枠でも逃げ馬からスペースを作って追走できれば問題はないが、外から被されるようであれば逃げ馬の外に出して行く可能性もあるし、最初から出して行く可能性もある。デュードヴァンもこの距離で内枠なら出していくだろうか? 

 カジノフォンテンが全盛期のテンのスピードがあれば、前半でリードを奪い切って、平均ペース前後でまとめてくる可能性もあるが、本馬は以前ほどのスピードはない。そうなると前半で競られなくても、大井記念時のように向正面からペースを引き上げていく必要がある。当時は高速馬場だったが、現在はタフな馬場。そうなると大井記念時ほどペースが上がらなかったとしても、差しが決まる可能性が高い。

 ただ大井記念時と違って、内が伸びない馬場なので、外から差す馬が有利だろう。ここはカジノフォンテンも捨てがたくはあったのだが、展開に恵まれる公算が高い外差し馬と本命馬とした。

大井11R 勝島王冠 ダ1800m
 ◎ (12)ロードレガリス
 ○ (11)カジノフォンテン
 ▲ (7)マンガン
 注 (4)ライトウォーリア
 △ (2)サヨノネイチャ
 △ (14)リベイクフルシティ
結論 馬連12-11,7,4,2,14 (14:14:14:4:4) 複勝12 (50)

■有力馬とそのコメント

◎ (12)ロードレガリス

 2020年の平安Sでは、現時点で2番人気の(10)スワーヴアラミスを撃破して優勝した馬。同レースでは、6番枠からまずまずのスタートを切って、好位の外目を追走。道中はペースが上がらずに団子気味だったが我慢し、3角では2列目の外。楽な手応えに前との差を詰め、4角では先頭列に並びかけて直線へ。序盤では内から抵抗するスワーヴアラミスとの一騎打ちになったが、早々と半馬身ほど前に出る。ラスト1Fで突き放しにかかったが、スワーヴアラミスが食らいついて半馬身差のままではあったが、しっかりと勝ち切った。

 このように本馬は揉まれない競馬で強い馬。さすがに全盛期の勢いはないが、長期休養後もプロキオンS4着、エルムS5着と善戦している。また、今年の東海Sでも6着と、今年の日本テレビ杯で3着のスワーヴアラミスとそれほど変わらない能力で走れている。その後の2戦は崩れたが、そこから立て直されて大井再移籍後の前走、フリオーソレジェンドCでは(6)ギガキングと3/4馬身差の2着に善戦。ここでは内枠で好位の最内を追走していたが、砂を被らない位置を追走できていた。

 今回は4ヵ月の休養明けにはなるが、近走の本馬はレース間隔を開けたほうが走れているし、この枠なら前記の平安S同様に、スワーヴアラミスの外から動いて行く競馬で揉まれない競馬ができるはず。また、スワーヴアラミスは前走が大目標でそこで結果を出していることから、今回で指数ダウンすると見ている。よって、本馬を◎とした。

○ (11)カジノフォンテン

 一昨年はJpnⅠ・川崎記念を逃げ切り、かしわ記念でも内の逃げ馬に行かせて、その外3番手を追走し、向正面でじわじわ位置を上げ、4角先頭から押し切って優勝した馬。本馬はその後にスランプになったが、昨年は強豪相手の川崎記念で5着、昨秋の勝島王冠でも3着、そして前走の大井記念では2着に好走するなど、ある程度は復調している。というよりは、かつてと比べるとテンのスピードに衰えを見せているが、現状の能力は出し切れる状態になっている。

 前走のフリオーソレジェンドCでは、タフな馬場の船橋で同型馬に競られ、オーバーペースの逃げ。結果、8着に失速したが、前走時よりはスムーズに逃げられそうなここは期待したい。大井記念でかなりのハイペースで逃げて2着に善戦しているように、高速馬場なら本馬を本命にしていたところだが、今の大井のタフな馬場を考慮すると、やや苦しいのではないかという見立てだ。

▲ (7)マンガン

 一昨年の金盃の覇者。同レースでは3番枠から五分のスタートを切って、外の各馬を行かせて、中団の最内を上手く立ち回り、2週目の3~4角で外に出されると、4角大外から一気に2列目に進出。直線序盤で先頭に立つと、そこから突き抜けて9馬身差で圧勝した。

 本馬はその後の東京記念TRで2度の優勝があるように、出遅れ癖やテンに置かれる面があるので、長距離がベストだが、昨年の埼玉栄冠賞(ダ2000m)でも2着の実績がある。1800mは距離が短いが、時計の掛かる馬場なら序盤後方でも道中で中団くらいまで挽回できる。ペースが上がった場合が怖い一頭だ。

注 (4)ライトウォーリア

 7走前の埼玉栄冠賞は逃げて3馬身差の圧勝、6走前の勝島王冠は大外16番枠から好位の外を追走して、2馬身差で完勝した馬。かつてよりはマシになってはいるが、中央所属時代から逃げか、好位の外と揉まれない競馬ならば好走する馬だ。

 5走前の東京大賞典は3番枠から好スタートを切って積極的に出して行ったが、外から被され、揉まれる競馬で5着。3走前の川崎記念では10番枠からじわっと出してハナを主張したものの、外からテリオスベルに捲られて苦しくなり、ここでも5着。前走の帝王賞でも9番枠から内から逃げるプロミストウォリアに競り掛けて、オーバーペースの競馬で6着。

 そして休養明けの前走白山大賞典では好位の外を追走と理想的な形ではあったが、相手が強くて5着に敗れた。しかし、後のチャンピオンズCで2着となるウィルソンテソーロにこそ離されているが、2着メイショウフンジンと4馬身差、4着ケイアイパープルとは2馬身差で、絶望的な敗戦でもない。スタミナが不足する休養明けだった影響もあったのだろう。今回はひと叩きされての前進が見込め、揉まれない競馬ならチャンスがある。

△ (2)サヨノネイチャ

 デビューから10戦8勝2着と連対率100%の馬。前走のA2スポーツニッポン賞でも13番枠から五分のスタートを切って、じわと位置を上げ、好位の外目から最後の直線でさらに外に出しての差し切り勝ち。4Kgの斤量差はあったが、前有利の展開に恵まれたオープンで上位常連のマッドルーレットに完勝したことは評価できる。前走からさらなる成長があれば、斤量54Kgを生かしての浮上があっても不思議ない。

△ (14)リベイクフルシティ

 4戦4勝で大井1200mのゴールドジュニアを優勝した馬。当時2着に下したポリゴンウェイウは次走のハイセイコー記念でマンダリンヒーローと差のない2着しているように、2歳時はトップクラスに準ずる実績を持っていた。

 ただゴールドジュニアは、前半3F34秒2-後半3F38秒6(ラスト2F12秒5-13秒3)の超絶ハイペース。4番枠からやや出遅れて中団中目を追走し、最後の直線で大外から差し切った本馬は展開に恵まれた面が強く、その後はやや苦戦するかもと見ていた。

 しかし、京浜盃4着、羽田盃4着と意外と好走。特に羽田盃は3番枠から好スタートから好位を追走し、3~4角で位置を押し上げて4角で先頭に立ったミックファイアを追いかけて行く競馬。直線序盤ではスパートする同馬について行く脚を見せながらも、ラスト1Fで甘くなったもの。なかなかの好内容だった。

 前々走の東京ダービーは先行馬手薄の状況下で好位の外でスムーズにレースの流れに乗れてはいたが、3角手前で外からヒーローコールが捲って来て、それに抵抗して早仕掛けをしたために9着に敗れた。内容は着順、着差ほど悪くない。前走の優駿スプリントでは、クラシック2戦で善戦した疲れもあって14着と崩れたが、立て直されたここは警戒しておきたい。休養中に成長していれば通用するだろう。

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